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色名の和語・外来語同義語の使用傾向(二〇一五年度卒業論文要旨集)

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Academic year: 2021

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(1)Title. 色名の和語・外来語同義語の使用傾向(二〇一五年度卒業論文要旨集). Author(s). 中野, 智佳子. Citation. 札幌国語研究, 21: 99-99. Issue Date. 2016. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/8082. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) 色名の和語・外来語同義語の使用傾向 日本語学研究室 二五〇五 中野智佳子. 教材研究としての井伏鱒二論. 国語科教育学研究室1 二四三五 野原陽菜子. と試みている。他にも井伏のユーモアに言及した先行研究は多. 本研究では、井伏鱒二の作品を高校生に指導するために、作 品の表現方法や人物の描き方に着目して考察した。. くあるが、指摘されているのとは別のユーモアの要素があるの. 本研究では、同一の色を表す日本語の色名(和語色名)と英 語の色名(外来語色名)の使い分けを共起語の違いに基づいて 」を用いて十一色の共起語( 「色 「 NINJAL-LWP for BCCWJ 名+の+名詞」 で用いられている被修飾名詞) の調査を行った。. ではないかと考えた。そこで、本研究では井伏の作品のユーモ. 明らかにした。対象とした色名は後述の十一色である。. 得られた共起語を「和語色名のみとの共起語」 「外来語色名の. ア は 哀 愁・ 滑 稽・ 皮 肉 と い う 要 素 か ら 成 り 立 っ て い る と 想 定. 「笑い」が起きる表 中村明は、井伏の作品の文体に着目し、 現方法について考察することで、井伏のユーモアを解明しよう. みとの共起語」 「両方の色名との共起語」の三タイプに分類し、. また、和語色名が一般的に用いられるグループの色でも「化 粧品」に関わる共起語には外来語色名が多く用いられ、外来語. (ピンク、オレンジ)の三グループに分かれることを示した。. 色)/グリーン) 、「外来語色名が一般的に用いられるグループ」. いられるグループ」 (灰色/グレー、 青(青色)/ブルー、 緑(緑. 紫(紫色) 、茶色(茶) ) 、 「和語色名も外来語色名も一般的に用. は 哀 愁・ 滑 稽・ 皮 肉 の 要 素 が 集 約 さ れ て い る と 考 え、 井 伏 の. 『山椒魚』は、高等学校国語科教科書に一九五一(昭和二十 六)年から現在に至るまで掲載され続けている。『山椒魚』に. ることによって描き出しているといえよう。. から描くのではなく、哀愁や滑稽、皮肉という要素を取り入れ. 愚かであるという真理を描いている。しかし、それらを真正面. 井伏の作品は、他者の存在があって初めて孤独を知るという 人間の本質や、愚かな自分自身を自覚していない人間こそ最も. し、作品内の記述を基に分析した。. それぞれのタイプに属する異なり語数や意味の特徴を比較した。. 色名が一般的に用いられるグループの色でも「身体」等に関わ. ユーモアの集大成となる作品であるとした。. その結果、十一色の色名は「和語色名が一般的に用いられる グループ」 (白(白色) 、黒(黒色) 、赤(赤色) 、黄色(黄) 、. る共起語には和語色名が多く用いられるなど、共起語の意味的. 井伏の作品を生徒に指導する際は、作品の中の表現から主人 公の哀れな姿や皮肉を示す表現などを読み取らせることに重点 をおきたい。. なカテゴリによって色名が使い分けられていることも示した。 さらに、日本語の基本色とされる青、赤、黄、白、黒の五色 の内、青だけに外来語色名の使用が多く見られることも示した。. - 99 -.

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