高校生の喫煙行動とその意義
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(2) . 高校生の喫煙行動とその意識. 上. 川. 1. は. 幸. じ. め. に. 喫煙の身体に及ぼす有害性が叫ばれてから久しいが, 最近, 嫌煙”禁煙運動と相ま って喫煙と健 康の問題が再び社会の話題としてクローズアッ プされてきた。 }は 1966年に開催された国際がん学会 我が国においては, その道の著名な研究者 である平山1 , , 日本肺がん学会の話題を中心に 「喫煙と健康問題の未来学 的展望」 の論文を発表し, 社会に大きな 反響を呼び起こした。 この論文は, 氏の疫学的研究に基づいて, 喫煙慣習を絶滅すべく方法論を願. いを交えて書かれたものである。 その後, 喫煙問題に対する国民の関心も次第に高まりを見せ, 喫煙を重要な健康問題の一つとし )を ピー クに 年 々 緩 て 意 識 す る よ う に な っ た。 そ の せ い か, 成 人男 子 の 喫 煙 者 率 も こ の 年 の 83.7%2. )ま で低下した しかし アメリカ29%( やかな減少傾向を示し, 1 98 1年には70. 8%3 1979年) , 。 ,イ ギリ ス 20% (1971 年), ス ェ ー デ ン 3 1% ( 1 980年) 等の先進国の激減に比べると, まだまだ高率を 維持しており, 我が国の喫煙対策の遅れが指摘されている。. 一方, 成人男子の喫煙者率の低下現象とは裏腹に, 喫煙開始年齢の若年化, 中o高校生喫煙者の 増加が問題となってきている。 未成年者の喫煙は,法律上の問題は別として,早期に喫煙 習慣を身に つけることにより, 将来, ヘビー スモーカーになりやすく, 肺がんはじめ虚血性心臓病 の擢患率・ 1 ) 5 )ことが明らかにされていることを考えると 年少時からの喫煙は極力禁止 死亡率が著しく高い1 ,. させなければならない。 喫煙者に対して喫煙習慣をやめさせること, また, 新しい喫煙者をつくら ないことをねらいとして, 青少年の喫煙防止教育を着実に進めていくこと が我が国における今後の 重要課題と考える。. そこで本研究は, 青少年の喫煙防止のために, 学校や家庭において, どのような保健教育的アプ ローチが必要であるかの検討資料を得ることを目的に, 高校生男子の喫煙行動とその意識を明らか にしようとするものである。. 1 1 調査対象並びに方法 1。 調査対象 北海道函館市内の公立普通高校, C 高校( 2 29名) 212名) 180名) 125 , H高校( , N高校( , K高校( 名) の3年男子, 計746名 である。. 81.
(3) . 川. 上. 幸. 三. 2. 調査期間と方法 調査は, 昭和56年11月中旬~下旬にかけて, 無記名質問紙調査票による集合調査法で実施した. 対象校に依頼し, ホームルームの時間に各学級担任の責任のもとに配付し回収した. 尚,調査に当っ. ては, 正直な回答を得るために, 個人の秘密は守ること, 学級・学校単位で集計し公表することは しないことを約束 し, 記入後は他人に見えないよう記載面を内側に二つ折りして提出させた. 回収 00%である. 率は, 当日の欠席者並びに明らかに虚偽の回答と 思われる者僅かを除いてはほぼ1 0型を使用した. 調査票からの結果の集計・ 整理は, TANAC CARD SELECTOR 62. 3. 調査項目 調査項目は次の15項目である. ( 1 ) 喫煙者率, 非喫煙者率 ( 2 ) 1日の喫煙量 3 ( ) 喫煙場所 4 ( ) 喫煙継続の理由 ( 5 ) 初回喫煙時期と喫煙開始時期 ( 6 ) 初回喫煙の動機 ( 7 ) 喫煙者の喫煙継続の有無とその理由 ( ) 喫煙の健康に対する有害性の認識 8 ( 9 ) 非喫煙者の過去の喫煙経験の有無とその理由 1 0 ) 非喫煙者の喫煙希望の有無とその理由 ( ◎ 回. 両親の喫煙状況, 家族の喫煙者数 高校生の喫煙に対する意見とその理由. ◎. 子どもの喫 煙に対する親の認知と態度. Q 4 ) タ バコ・喫煙に対する意識. Q 5 ) 喫煙による健康障害の理解度. 1 1 1 結果と考察 1. 喫煙状況 1.0%, 時々喫 喫煙状況は, 表1に示すように, 毎日喫煙する者 (以下 「毎日喫煙者」 という) 3 煙する者 (以下 「時々 喫煙者」 という) 8. 0%, 現在喫煙していない者 (以下 「非喫煙者」 という). 1.0%で, 喫煙者率は約40%であった. 6 この喫煙者率を本調査と同じ対象群である普通高校3年男子の他の調査と 比較すると, 伊藤・内 6 5 ) ) )の258% ( 19 75年) より高い値を示し 197 2年) 19 山4 71年) , 神谷 の34.3% ( , 田原 の26 .3% ( . 7 ) 0%は信頼さ ているが, 高校生の喫煙者率は, 年々増加傾向 にあることから, 本調査の喫煙者率4. れる数値と考えてもよい. しかし, この数値は, 都市部における公立普通高校生を対象とした結果 }伊藤・内山4 ) であっ て, 私立高校生, 職業高校生 ではさらに高い喫 煙者率を示していることを安栄8. が報告しており, 高校3年生男子全体では50~60%の喫煙者率と予想される. 0本」 毎日喫煙者の1日の喫煙量(タ バコの本数)は, 「11~20本」37.7%が最も多く, 以下「6~1 9 l o } ) ) 村松ら %の順とな ( 表2 の大学生を 「 ている 1本以上」11 35.1%, 「5本以内」16 っ .2 . .0%, 2 82.
(4) . 高校生の喫煙行動とその意識 表/. 喫 煙 者. 陳 喫煙} 1短兄. 毎日喫煙者. 時々喫煙者 喫煙経馬 尖有り 非喫煙者 喫煙経験無し 無回答(NA). N=74 6 3 /( 31 .0). 夕 /(30,o). 6 ◇( 8 .0) 0 0(26 .8). 寺J(33 .9) ” ‘ (. 表之. /日の喫煙量. =2 3,. ‘ 本 以 上- J 7( 16.0) 6~/ ,0本. 8 /(35.1). / / ~ 之 0本. 87( 37 ,7). /本 以上. 6( =.2) ( )は %. (61.0). ( 0.3) )は %. 表J 主な喫煙場所 N=29, 宅. 学 ○(82,5). 喫茶店. /0 0(34.4). 自. 友人宅 戸. タト. 学. 校. タ 学(32.3). (14.4) /”( 4 .8). ”. ( 4 ,1). / そ の他. よ( 1 よ 。7). 重複回答,(. )は%. 対象とした調査では, 1日21本以上の喫煙者は, 新入生の19,1%, 大学生全体の27.4%を占める ことから, 高校卒業後はさらに増加するものと思われる。. 主な喫 煙場所は, 「自宅」 が82.5%と圧倒的に多く, 以下 「喫茶店」3 4.4%, 「友人宅」32 .3%, 「戸外」14.4%の順であり, 「学校」 ( 4.8%) や 「乗物」 ( 4 .1%) での喫煙は極めて少ない (表3) 。 高校生の喫煙場所は 「自宅」 が中心となっ ているが, 大学生の喫煙場所と最も顕著な違 いを示して 0 )の調査では 大学生は 「学校」「下宿 (寮)」 「喫茶店」と特定の場所での喫煙傾 いる。 即ち, 村松1 , 向はなく, 毎日, 生活する場 での喫煙が多い。 それに対して高校生は, 喫煙に対する学校や社会の 規則はきびしく, 人目を避けた場所での喫煙が多い. 高校生にとっ ては, 自宅や友人宅の勉強部屋 が絶好の喫煙場所となっ ていることから, 親は子どもの部屋をよく監視し, 吸い殻や灰皿の有無を 確認し, 早期に指導の手を差しのべることが必要と考える。 喫煙継続の主な理由は, 「いらいら解消」34 1%, 「お .7%, 「気分転換」32.6%, 「何となく」26. いしい」23 .4%, 「頭をすっきりさせる」10 ,0%をあげている (表4) . 本当にタバコが好きで喫煙. している者は少なく, 喫煙者の大部分は, 精神的緊張の解消や気分転換など精神的安定・鎮静を目 l l )も同様の結果を報告している また 「頭をすっきり 的として喫煙している場合が多い。 Thoma s 。 , 2は「確かに脳 させる」と言う覚醒効果を理由にあげた者もいたが, 喫煙の覚醒効果について, 浅野1 波所見からは覚醒レベルの高まりは認められるが, 作業効率や記憶力は軽度の障害が起こる」 と指 摘しており, 精神作業には決してプラスの効果をもたらすもの でないことを喫煙者は認識すべきで あ る。. r. 次に, 非喫煙者の過去の喫煙経験の有無とその理由は, 表5に示すように, 非喫煙者のうち現在 は喫煙していないが過去の喫煙経験者は, そのうちの約半数 ( 44. 0%) を占める。 タ バ コをやめた 理由として, 「健康的理由」62 .5%が最も多く, 以下 「暗好的理由」46.0%, 「社会的理由」17 .5%, 「経済的理由」15.6%をあげている。 また, 全く喫煙経験のない者は55.6%で全体の僅か1/3で. ある。 喫煙しない理由として, 「健康的理由」6 9. 9%, 「暗好的理由」37.5%, 「社会的理由」35 .2%, 「経済的理由」17.4%をあげており, 過去の喫煙経験者のタバコをやめた理由と全く同じである.. 非喫煙者の喫煙しない理由, 喫煙経験者のタバコをやめた理由の第1位は, ともに「健康的理由」 83.
(5) . 川. 上. 幸. 三. をあ げていることから, タ バ コに 対 して 嫌煙的態度を. 表” 喫煙継続の理由. 持っている小学生のうちから, 強く喫煙の有害性を認識. い らい ら解 消. させることができれば, 将来少しでも喫煙人口を抑制す ることができるし, 禁煙者も徐々に増えていくものと思. 夕 よ(32.6). 気 分 転換. われる. また, 「経済的理由」 も見逃すことはできない. 1 箱 を 1 ~ 2 日 で喫煙する者が約5 0%もおり, 月額3,. 000~6 ,000円の財源が必要となることから, 高校生にタ バコを購入する経済的余裕を与えないことも喫煙習慣を 存続させない方策の一つと考える.. N=29-. /○ /(34 .7). 何 と な く. 7 6(26 .1). お い し い. 6 8( 23.4). 頭 を すっ きり させ る. 之 夕( lo,0). 友人との付合い. / 夕( 6 .5). \ し、 力・ つ こ し や せ る た め. /. /( 3.8) 7( 2.4). 大人の仲間入り. 寺( 1.7) 学( ー .4). 親や教師への反抗. 重複回答,( 表寺 非喫煙者の過去の喫煙経験の有無とその理 由. :455 N=. 断煙・禁煙の理由. 過去の喫煙経験の有無 <. タ バコ を や め た 理 由 〉. 健康的理由 /. (62.5) 健康に悪い. 8学(42,0) せ きや 息 切 れ 之 ( ー2,0) の 肺 が ん 心 配 / 7( 8.5). 夕 (46,0) お い しく な い 6 (32,0) 煙が 嫌 い 8( -4 .0) 社会的理由 J S( -7 (11,0) .5) 未成年 親・教 師 の 反 対 /J( 6.5) J /(15 経済的理由 J /( -5,6) 金 が か か る .6) 〈 喫煙しない理由 〉 健康的理由 / 7 7(69.9) 健 康 に 悪 い /“ J(56,5) 肺 が ん の 心配 j ( ー3.4) 3 タ 寺(37.5) 噌好的理由 夕よ( 7.5) 煙 が 嫌 い 喫煙の経験はない 社会的理由 8夕(35.2) 未成年 寺 (20.6) s 3( 55,6) 他 人 へ の 迷 惑 之 6( lo,3) 親・教 師 の 忠 告 / /( 4,3) が か かる 学 卒( 17 経済的理由 ) 金 .4) 7 4”(- .4 個人的理由 ぶ( 9.9) 吸 い たく ない / 6( 6 .3) ?( 3.6) が ま ん し てる 無 回 答 之( 0,4) 重複回答,( )は% 過去に喫煙経験がある 噌好的理由 0 0(44.0). 2. 初回喫煙の動機 初めての喫煙の動機は表6に示すように,「吸っ 7.4%と圧倒 的に 多 てみたいと 言う 好奇心」 が6. く, 以下 「クラスの友人に 勧められて」14.8%, 「寂しさやいや な気分を紛らわす」7.9%, 「友人 や先輩の真似」7,2%, 「クラ ブの友人・先輩に勧 め ら れ て」6.9% の 順 であ る. 吸 っ て み た い と 言 う. 好奇心とクラス・クラ ブの友人・先輩の誘いが主 な喫煙動機 である. 青少年の初回喫煙動機には, 好奇心の他に先輩・友人等の人間関係が強く影響 して い る こ と が わ か る. 喫 煙 して い る 先 輩 ・ 友 人 84. 表6. 初回喫煙の動機. 吸ってみたいと言う好奇心 ク ラ ス の友 人 に 勧め られ て. N=291 /夕6(67 .4) 学 3(14.8). い や な 気分 を紛らわす. 3( 7。9). 友人・先輩の真似をしたかった クラブの友人・先輩に勧められ 大人の気分を味わいたかった. /( 7 .2) ○( 6 .9) /. 兄・姉に勧められて そ. の. 無. 回 答. 他. ( 4,i) 6( 2 .1) ( 4.1). /. 学( ー .4). 重複回答,(. )は%.
(6) . 高校生の喫煙行動とその意識. 0 )の大学生を対象とした調査も同様の結果を報告して との付合いも十分な注意が必要となる。 村松1 い る.. 3。 初回喫煙時期と喫煙開始時期. 図 1 は, 喫 煙 者 (毎 日 喫 煙 者と 時々 喫 煙 者) の. 図/. 初回喫煙時期と喫煙開始時期の度数分布並びも こ累. 謡. 積 度 数 分布 曲 線 を 示 した も の であ る 。. 9. 喫煙者が初めてタバコを口に した時期は, 小学 校低学年から始まり, 学年進行に伴っ て徐々に増 加し, 小学校6年生 (以下 「小6」 という) の終 りま でには22 .7%が経験者となる。 その後, 中学. 生になると経験者も急増し, 高Iのピーク時には. 初回喫煙時期と喫煙開始時期の度数分布 □o ‐4 初回喫煙時期 園 』- ◎喫煙開始時期. 7 o 6 0. ′ ′ ′ ′ ′ ′ ′ ′ ′ ′ ′ ′ ′ ′ ′ ′ ▲ 妙 ′ ′. 88.1% を 占 め る。. 一方, 喫煙開始は, 中1から現れ始め 学年進 , 行に伴って直線的に急増し, 高1のピーク時には 6 2.8%を占める。 特に, 中 3 か ら 高 1に か け て 顕 30 著な増加を示し, 高1では, 初回喫煙時期ととも 2 0 にその頻度は最も高い。 o 初回喫煙, 常習的喫煙 が高校に入ると急増する l ことについては, 高校受験勉強か らの開放感とク 0. ラブ。クラスの友人関係の拡大が原因と考えられ. . - - ▼ ′ ▼ ′ ′ ′ ′ ′ ′ ▼ - ′ - . ′ ′ ′ ▲. 小 学 校. る。 本 格 的に 喫 煙 を 始 め る の は 中 学 校 に 入 っ て か. 縫 針. 毎馬. (年). Aを除く N=28 N 7. らが多く, 喫煙防止教育 の指導時期としては, 小学校高 学年から中学校の初めにかけて実施するこ とが最も効果が期待 できるものと思われる 次に, 小6以降 で初回喫煙から常習的喫煙になるまで 。 の期間を調べてみると, 1年以内が6 4. 2%と最も多く, 次いで, 2年は1 9.0%, 3年は12 .1%と期 3 4 )安栄1 )も一致した 見解を示しており 初めてタバコを口に 間が隔たるにつれて低率となる。 大山1 , した後1~2年以内で常習的喫煙となる者が多いこと を示している 。 4。 喫煙開始時期と喫煙量との関連 喫煙開始時期と 1日の喫煙量との関連は, 図2に示すよう に 1日5本以内の喫煙者は高2で喫 , 煙を始めた者が最も多く, 喫煙量が増加するに伴っ て喫煙開始時期は若年層に移動しており 1日 , 2 1本以上の喫煙者のピーク時期は中2 である。 この結果, 早い時期から喫煙を始めた者ほ ど現在の 喫 煙 量 が 多 い こ と が明 ら か と な っ た 。. 5 )は 喫煙と健康に関する疫学的研究の中 で 喫煙開始年齢 が早いほど 平山1 , , , また, 喫煙量が多 図 寺本 以 内. 小 学 校 中学校ー 年. 喫煙開始時期と/日の喫煙量との関連 6 ~/ ○本 / / ~o20本 0 30 40 0 10 ′o. o. /本以上 oo. (%). . 高 校1年. 85.
(7) . 川. 上. 幸. いほど, 肺がんや虚血性心臓病 (急性心筋梗塞など) 死亡率が高くなることを報告している. 特に, 0歳以降の 喫煙開始者の3.2倍も高く, 喫煙開始 高校期から喫 煙を開始した者の肺がん死亡率は, 3 年齢が早いほど肺がんのリスクは高くなることは疑いのない事実である. したがって, 年少時から の喫煙は絶対に禁止させなければならない.. 5. 喫煙者の喫煙継続の有無とその理由 ) の意思の有 無とその主な 「少なく したい」 「やめたい」 ) 表7は, 喫煙者に対して, 断煙 ( , 節煙 ( 理由をまとめたもの である.. 「やめたい」「少なく したい」 「やめる意志はない」 の比率に, 毎日喫煙者と時々喫煙者の間には 有意差は見られなかった. 現在の喫煙に対して は, 両者とも「やめる意志はない」が最も 多く, 各々 37.7%, 38.3%である. 喫煙者全体の40%弱はタバコをやめようとする意志は持っていないが, 残 りの60%強は, 断煙・節煙の希望 を持っており, 機会があればやめる意志があることがうかがえる. 2.5%, 「おいしくない」 )の主な理由は, 「健康に悪い」61.3%, 「金がか・る」3 「やめたい」 断煙 (. )の主な理由では, 「金がか)る」51 「少なく したい」 5 . .5%, 「健康に悪い」45 .0%を, また, 節煙( %以上を占めている 0 済上の理由で9 両者とも健康上と経 %をあげており 2 % 「 肺がんの心配 」 6 4, . , . 「やめる意志はない」 の理由は, 「特別理由はない」42.7%が最も多く, 「おいしい」22.7%, 「すっ きりする」14 .5%の順となっている. .5%, 「友達との付合い」5 次に, 身近 の 人 か ら タ バ コ を や め よ る う に 忠 告 さ れ た 場 合, や め ら れ. るか どう か の意 思 を図 3 に 示 す. 時々喫煙者と毎日喫煙者, 喫煙量に よって も 断 煙 の 意 思 は 異 なって い. る. 即ち, 時々 喫煙者より毎日喫 煙 者が, また, 毎日喫煙者では喫 煙量 “ い者“ど バコは. 図i. 断煙意思の有無 {%). 50 : : … ※ ≦ ; … 26 モ ネ*※ : ; ; キ 美樹…53 時 々喫煙者 ※※※≦ .3※. 毎. … 本以内繋ぎだぶ#. .6 扉 21. 膨諺ル↓. 2 .7. 一- 醐 瑠 罰扉 欄 1 曇 6~ “ 本: 1 -, 1沖2 1憂1 1 1 瞳違 - - . 軽 ー 馨 謹圏1 … 者//~ o鯉義. る 賜れ な 物体鱈遷欄蟹需欄鰯瓢謝. 表7 卿 架煙者の喫煙継続の有無とその理由. 毎B喫煙者. r 23- n- ぶ ?(25 ,5). 時々零響嘉. 健2 - 9. /(35.0) 8 0(27.5) /ぶ( 25.0) 夕7(33.3) ( 3 5 5 少 な く した い ) 8 . 3 之J( 8,3)/ / ○(37.8) 7 7 8 7(3 ) 志はない やめる意 . 1 学( ー /( 3) ぎ( 1 .4) 答 無 ,7) 回 . でき れ ばや め た い. 塑由 主な王. やめる意志はない 少 な く した い で きれ ばや め た い r I= ”O ニ80 n=97 nニ ” 7(4 2.7) は 理 由 な い 特 に 1 5 5 ) ○ ( 6 1 3 ) 金がかかる . “夕( 健康に悪い . ぶ(22.7) 学“(45.4) お い しい 6( 32,5) 健康に悪い 金がかかる / 6( -4.5) 6( 6.2) す っ き り する お い しく な い ”( 5.0) 肺 が ん の 心 配 友人との付合い. 86. 6( 5 .5). (. は.
(8) . 高校生の喫煙行動とその意識. める意志はない」 の喫煙継続の意識の面では, 毎日喫煙者と時々 喫煙者には違いは見られないが , タバコをやめられるかどうかの意思では, 毎日喫煙者は 「やめられない」 と答えている者 が圧倒的 に多く, 明らかに両者に有意差 が認められた。 時々あるいは1日に2~3本程度の軽度喫煙者 であ れば断煙の可能性も 残されているが, 常習的に毎日喫煙す る, しかも1~2日に1箱以上の喫煙者 になると 「やめる意志はない」 , 「やめられない」 と言う意識を強く持っており, 断煙させることは 至難のわ ざであることがこの結果からも明らか である 6。 喫煙の健康に対する有害性の認. 識. 図 4 は, 喫 煙 者 が 健 康 に 対 す る 喫. 図“. 煙 の 有 害 性 を どの 程 度 認 識 して い る. かを示したものであろ。 「害はない」「たいしたことはない」 と 喫煙の 有 害性を 否 定する 者は,. 将来の健康に対する有害性の る有害性の認識 ,. 時加奥煙者. ,. ,. ある 反. に. .. らか.は る・. 変害はある」 と肯定する者は’ 時々. ,. ,. (%) , 5.0. ぶ本以内 灘 ぎ き撚る薄謝 き き ま ま ま ! ー 総 ョ ま ま ≦ ! ぎ. ね. . ,. 厳選登臨霊園騒キ ー 鰹. . る 総 : 易 電 馨 交 至 難 昌 喜 界 裏 徴寵 繁 径 製材課 毎. 50. ,. 37 ‐1. 懲 罰 露麹 , - , 賑 - ,蔓露韮ぎ 詠 お1象. 9。6. 1,2 2,5. . --「「 お.8. 工 2 , P 〈 0.01 。;77 .372 , df=1. 圏圏 圏 この程度であれば害はない ,. 圏 圏 多 少 あ る と 思 うがた い した こ と は ない. 圏圏 何らか害はある 圏圃 大変害はある. □ NA. 特 に, 1 日 2 1本以上の喫煙者の. 約6 0%は, 「何らか害はある」「大変害はある」と喫煙の有害性を卒直に認めており, 喫煙の有害性 を認 知 し つ つ, タ バ コ を 吸 い 続 け て い る 。. 7. 非喫煙者の喫煙希望の有無とその理由 非喫煙者に対する最近の喫煙希望の有無は, 表8に示すように, 「喫煙してみたい」と 思 っ て いる 者は21.3%, 「喫煙したいと思わない」 は78. 0%であり, 非喫煙者の喫煙希望は比較的少なく, 望 ましい傾向 である. 「喫煙してみたい」と思っている者の過去の喫煙経験の有無を調べてみると そ , のうちの約70%は喫煙者であり, 喫煙希望の有無と喫煙経験の有無とは明らかに有意差が認められ た。 非喫煙者でも過去に喫煙経験のある者は喫煙したいと思うことが多いよう である . 喫煙したいと思っ ている者に対して, 「どんな時に喫煙したいと思う か」の質問に対しては 表9 , に示すように, 「いらいら解消」2 2.7%が最も多く, 以下 「暇な時」16 .5%, 「1人になった時」15. 5%, 「友達が吸っ ている時」14 .4%, 「疲れている時」14 .4%, 「何となく」11 .3%, 「友達に勧めら れた 時」 8.2% の 順 と な っ て いる .. 次に, 「将来, 喫煙したいと思う か」 の質問に対しては, 表1 0に示すように, 「わからない」50. 3%が最も多く, 以下 「絶対喫煙しない」34.7%, 「喫煙したい」14 .5%の順になっている。 「将来, 絶対喫煙しない」 と言う強い禁煙意思を持っ ている者は比較的少なく, 2/3は, 将来 喫煙者と , なる可能性も持っ ており, 極めて不安定な状態と言えよう 。. 87.
(9) . 川. 幸. 上. 表8 非喫煙者の喫煙希望と喫煙経験との関連 喫煙経験有り. ’ 20o r l-. 喫煙してみたいと思う 喫 煙 したいと思わ ない. 無. 回. 喫煙経験無し. n:253. 答. ○(. n=2. 5 N=45. タ 7(21 ,3). 7( lo.7). 68(34.0) / J 之(66 .0). 計. N A -. J( 88.1) D J よ よ( 78.0) j( 0。7) 3( 1.2) o o) 踏=35.909 , df=2 , P〈 0,01. 表/○ 将来の喫煙希望の意思 - -. 表タ 喫煙希望者の喫煙機. 455 N,. 絶対喫煙しない. (22,7). /寺 8(34.7). い らい ら した 時. 之. 暇になった時 一人になった時 友達が吸っている時 疲れている時. / 6( 16.5). 喫煙したい. 6 6(14 .5). ( ー5.5). わ か らな い. 夕(50.3) ( 0.5). /. 回 答. 無. /”(14.4) / 学( ー4.4). (. )は %. 何となく 8( 8.2) 友達に勧められた時 重複回答,( )は% . 8. 両親の喫煙状況, 家族の喫煙者 数との関連 喫煙の関連要因と思われる子ども. 図ぶ. 50 喫 父 熊. 喫煙 親 非0. 6, 図 7に 示 す.. 母 喫. 両親の喫煙との関連では, 喫煙す る父親, 母親の家族に子どもの喫煙. 親非喫煙 圏露国璽 園「 ‐572 “=ー2 圏圏 毎日喫煙者 園劃 時々喫煙者. 両素 見共o喫煙 壱 両案 喫煙 児共 非0. 有無や家族の喫煙者数によっ て強く 影響されると言える. 88. … : 28. 45 .ー. (%) l n=5,. n=225 71 22 07 」2 : 。l Z = =1 = 〈 2 5 9 d P 0 0 2 f 2 1 - , 。 . ,. [コ 非喫煙者. 上の子どもの喫煙者率は, それぞれ. 有意に高くなっ ていく傾向が見られ た. 高校生の喫煙は, 父母の喫煙の. 47 .1. 圏圃 毎日喫煙者 霊園 時々喫煙者. 24.9%, 39.9%, 46.5%, 57,4% で. の多い家庭ほど子どもの喫煙者率は. 。01 , df=2 , P< ○. 50. 者 数 が, 0 人, 1 人, 2 人, 3 人 以. 場合の約半分以下 である. 喫煙者数. .. N=7ー4. ÷ 「i. 64.0. 両親の喫煙状況との関連. 図6. ない家庭の子どもの喫煙者率は, そ. あり, 家庭内に喫 煙者が一人もいな い場合の喫煙者率は, 3人以上いる. N=727. [コ 非喫煙者. 両親とも喫煙している家庭とそうで. て顕著な違いが見られた. また, 両親を含めて家庭内の喫煙. 56.7. 70・7 2 Z : … 22.1 … ご=13 .… ・572 , df:2 , P < 0 1 圏醐醐闘醐ぬ ョ 圏 9 4 煙 園臓圏圃 47 9 5 2 . .. 者率が高く, 父親, 母親とも1%有 意水準で関連が認められた. 特に,. れ ぞれ 54.9%, 28.9% であ り, 極 め. (%). : … 8 … … ; : 煙 圏圃醐 34.6 園鰯鰯: a7. の喫煙と両親の喫 煙状況との関連,. 家族の喫煙者数との関連を図5, 図. 父親・母親の喫煙状況との関連. 家族の喫煙者数との関連. 図7. (%). 50 75.l. ○. 人. / . 人 . . 人. 46.5. 暁 契 義 父. 24,9. 60 .l 53 .5. 3人以上 嬬=26 .01 。086 , df=3 , P < ○. 璽圏 喫煙者 喫煙者 [=] 非D.
(10) . 高校生の喫煙行動とその意識. )安栄8 )福田1 6 父母の喫煙の有無が子 どもの喫煙習慣に強く影響を及 ぼしていることは 村松9 )の , 報告からも明らか である。 その原因としては, 子どもがタバコを容易に入手できる環境にあること , また, 親が喫煙者 である場合, どうしても喫煙に対して黙認, 許容的態度をとりやすいことなどが あげられる。 子どもに喫煙させないためには, まず家庭における両親の喫煙自粛が必要 である 。 9。 未成年者 (高校生) の喫煙に対する意見とその理由 未成年者 である高校生が喫煙す ることに対する意見とその理由を表 1 1に示す。 高校生の喫煙に 対しては, 毎日喫煙者, 時々 喫煙者, 非喫煙者の順に 喫煙を肯定( 「吸っ てもよ , い」 ) する者が減少す るとともに否定 ( 「吸ってはいけない」 ) する者が増加し, 三者には明らかに意 見の違いが見られた。 表//. 高校生の喫煙に対する意見とその理由 喫. 毎日喫煙者. 煙. n=231. 者. 時々喫煙者 -. n-60. 吸っ て も よ い. / / 6( 5C,3) c 23( 38.4) な るべく 吸 わ な い 方 が よ い 夕 ( 39 8 ) 之夕( 48.3) 。. 吸 っ ては い け な い 無. 回. 答. 主な理由 吸 っ ても よ い r l=236. ( 9,5) /( 0,4). 非 喫 煙 者 n=455 夕 7(21,3). 計 N=746 J 6(31,6). ○/(44,2) J 之(43 ,2) 8(13.3) /寺 学(33.8) / 84(24.7). ○( 0) J( 0.7) 飴=7? =6 0 4 3 d p , , f , 〈 0.01 , (. 個 人の 自 由 /7/ い ず れ喫 煙 す る. ”( 0,5) )は;彩. 72。5. なるべく吸わない方 健康に悪い がよ い. r 1=322. 吸ってはいけない. ニ184 nニ. 金 の浪 費. 未成年. 健 康 に悪 い. ・ 未成 年. 金の浪費. 喫煙者は肯定的意見, 非喫煙者は否定的意見を持っ ていることについては Fe i t nge rの「認知的 , s 1 7 )で説明するとよく理解できる 即ち 喫煙者の約6 不協和の理論」 %は断煙 0 o 節煙の意思を持 って , 。 いることから, 本来ならばもう少し否定的意 見 ( 「吸ってはいけない」 ) が多くなるはず であるが, 結果はわずか10 %である 3 もし 喫煙者が 「 吸 てはいけない と考えると 」 っ . , 。 , 自分の喫煙行動と 現状認識の間には矛盾が生じ, 心理的に不快な状態におかれる。 したがっ て 自分の喫煙行動を正 ,. 当化するための回答( 「吸っ てもよい」 ) が多くなるのは当然の結果と言える。 全体として, 「なるべ く吸わない方がよい」43 4. .2%が最も多く, 以下 「吸ってもよい」31.6%, 「吸ってはいけない」2 7%の順であり, 対象者の約2/3は, 高校生の喫煙に対して否定的 である 。 「吸ってもよい」 と考えている者の理由としては, 「個人の自由」725% 「いずれ喫煙する」1 7. . , 4%の2つをあ げている。 また, 「なるべく吸わない方がよい」 「吸ってはいけない」と喫煙に否定的 意見を持っ ている者は, 「健康に 悪い」「未成年」「金の浪費」の健康的 社会的 経済的の3つの理 , , 由をあげて いる。 「吸っ てもよい」の理由で最も多かったのは, “喫煙は個人の自由”とする考え方で ある。 喫煙は喫煙者個人の 問題なの で, 吸おうと吸うまいと他人の干渉すべきことではなく 個人 , の自由ま で奪う 必要はないと考えている者が多い。 現代の高校生気質の一 端がよく現われている 。 1 0 。 子どもの喫煙に対する親 の認知と態度 子どもの喫煙を親が知っ ているかどうかを, 子どもに質問した結果を表12に示す 。 89.
(11) . 上 幸. 川. 三. 子どもの脚 男煙に対する親の認知. 表/. 毎日喫煙者. 知っ ている. =231 n= / ” ”( 62.3). /. ニ ニ60 r l (20.0). 知 らな い. 寺7(24.7) ( 9,5). ○(33.3) 之7(45.0). 無 回 答. 8( 3.5). /( ー .7). 多分 知 っ て い る. 計 , N=29. 時々喫煙者. /. 6(53.6) 7 7(26.5) 学 タ(16.8) 夕( 3.1). ( 表/J. )は%. 子どもの喫煙に対する親の態度. 特 に何 も 言 わ な い. 者 非喫 煙 者 喫 煙 計 時々喫煙 者 毎日 喫 煙 者 ニ455 N=746 ; ;231 ニ60 nニ 1 1 nニ 6 寺(28.-) 夕(48.3) J / ?( 70.1) ”/J(55.4). 喫煙を時々注意する. 寺(23.8) /?(31.7). 喫煙を厳しく注意する. /( 9,1). β( ー3,3). S夕(13.0) /3 3( ー7.8) 寺 ぶ(12.1) 8学(1ー,3) 6 7( 9.0) 1) 寺( 1 , ,. 吸 い 過 ぎを 注 意 す る. 6 0(26,0). ( 3.3). トの喫煙を注意 自宅タ. 学( ー0,4). /( 1,7) /( 1 .7). ”( 0,9). ○(. 6( 1 ,3). そ. の. 他. 無. 回. 答. 寺( 2,2) /( 0.4). 0). 7( 1.5). ヲ( 3.9) / 3( 1,7) (. 7( 0,9) )は %. 毎日喫煙者の場合は, 確実に 「知 っ ている」 と答えた者は62 .3%, 「多分知 っている」 は24.7% であり, 87.0%の親は子どもの 喫煙を認知している. それに対して, 時々 喫煙者の場合は, 子ども 45.0%) を占めており, 毎日喫煙者より親の認知は低い. の喫 煙を全く知らない親が約半数 ( 次に, 子どもの喫煙に対する親の態度は, 表13に示すように, 非喫煙者の親は「特に何も言わな い」70 .1%であり, 喫煙し .0%, 「厳しく 注意する」12 .1%が最も多く, 次いで 「時々 注意する」13 ないように教育的指導をしているのは僅か1/4である. それに対して 時々 喫煙者の親は, 喫煙禁 45 ) が約半数 ( 「時々 注意する」「厳しく 注意する」 止の教育的指導 ( .0%) を占めるが, 毎日喫煙者. 「吸いすぎに注 32.9%) の親は, そのような指導が少なく ( , やむを得ず喫 煙を認めた上での注意 ( ) が多くなり, 両者で36.4%である. 意」 「自宅以外での喫煙に注意」 以上, 子どもの喫煙に対する親の態度は, 子どもの喫煙状況によっ ても異なってくることが明 ら かとなっ た. 時々喫煙者に対しては, 常習的喫煙にならないように指導することが多いが, 毎日喫 煙者に対しては, 注意しても禁煙・断煙の効果が期待でき ないためか, せめて, 吸い過ぎや自宅以 外での喫煙を注意すること で責 任を回避しているようである. 子どもの喫煙習慣に対する親の果た. すべき役割は大きく, 子どもの将来の健 康を考えるならば, 黙認, 許容的態度をとるべきではなく, . 厳しい態度 で望むべきである. タ バコに対してだけは, 物わかりの良い親であってはいけないと考 え る.. 11 . タ バ コ o喫煙に対する意識. 表14は, 調査票に喫煙を肯定・否定する各々3項目を設け, その中から自分の考 えに該当する項 目を自由選択させたものをまとめ たもの である. 「タバコは, 健康に悪いので吸う べき ではない」55 .0%が最も多く, 以下 「他人に迷惑をかけな. 0.6%, 「公共の場では禁煙にすべきである」46.3%の順である. 選択 いので吸っ てもかまわない」5 3.3%, 「社会生活上必要なも 率の低い項目としては, 「他人に迷惑をかけるので吸うべき でない」2 90.
(12) . 高校生の喫煙行動とその意識 タバコ・喫煙に対する意識. 表/”. 喫 煙 者. r l=280. 非喫煙者. r l=437. 計. N=717. 他人に迷惑をかけないの 之 の (7,4考※/ ” (37 o ・3) j6j(5 ,6) . で 吸 っ て も かま わ な い ※※ 社会生活上,必要なもの l o 6) 7J( ○( 4 9 8 .2) . よJ( 1. ) であ る. 喫煙している人を見ると か っ こ い い と思 う. 磐塵云襲いので吸ぅべき / 公共の場での喫煙は禁止 す べ き であ る. 他人に迷惑をかけるので 吸 う べき て は な い NAを 除 く ,. ( 5 J( 5,3) ,9) ※※ 学(44.3) 70(61.8) j?“(55.o) ※※ 6/(59 7 /( 25.4) ,7) 33 (46 .3) ※※ 6( 9.3) / /(32.3) / 6 7(23.3) /?( 6.8). ※※ /%有意水準. ※よ%有意水準 , 重複o. の」10 9%である。 .2%, 「喫煙者を見るとかっ こいい」5,. 各項目の選択率を喫煙者と非喫煙者で比較すると, 「喫煙者を見るとかっ こいい」を除くすべての 項目に, 喫煙者は好煙的意識, 非喫煙者は嫌煙的意識の割合いが有意に高いことが認められた.「タ バコは健康に悪いので吸うべきではない」 と言う意識は, 喫煙者44.3%, 非喫煙者61. 8%であり, 喫煙の健康に対する有害性はまだまだ十分に理解されて いないよう である。 また,「タバ コは他人に 迷惑をかけないの で吸っ てもかまわない」は, 喫煙者の中 で最も高い選択率を占め71.4%である.. 非喫煙者の選択率も37 .3%と比較的高い. これと裏腹の質問項目である「タバコは他人に迷惑をか. けるので吸うべき ではない」は, 喫煙者は8.2%と極めて低いことは当然の結果と思われるが, 非喫. 煙者の選択率も3 2.3%と意外に低いことは予想外 であった。 このことは, 喫煙者はもちろん非喫煙 者も”喫煙は他人に迷惑をかけるもの ではない”と言う意識を強く持っていることを示しているもの 8 〉は 換気不良の列車 と思われる. 果たしてタバコは他人に迷惑をかけていないだろうか。 神山1 , , 事務室, 会議室での喫煙は, C02・Coo浮遊粉塵を増加させ非喫煙者にも影響を及ぼしていること, 2 )は 換気不良な室内での長時間の喫煙は ノ 浅野1 ・臓機能の冗進, 血中 Co‐Hb の上昇, 心筋酸素需 , ,じ 9 1 } ~ 2 )は 周囲での喫煙に対して心 要の高まりなど生体機能に影響を及ぼしていること, また, 村松1 , 理的不快感や眼.鼻。咽頭に症状を訴える者が多いことを報告している。 喫煙の害は喫煙者のみな iveSmok らず, 受 動 的 喫 煙 (Pass i ) を介して周囲の非喫煙者にま でも少なからず被害を与えて ng いることを十分理解させることが必要である.. 1 2 。 喫煙による健康障害の理解度 表15は, 喫煙の健康に及ぼす害o健康障害の理解度を示す。 これは選択肢13項目の中から, 明 らかに喫 煙による健康障害 と思われるものを選択させた正解答率である。. 正解答5項目のうち, 正解答率5 0%以上の項目は, 「妊娠中の胎児への影響」73. 5%, 「血液の酸 素運搬能力の低下, 激しい運動が困難」66.0%, 「肺がん死亡 率が高くなる」54.7%である。 「心臓 病に催患しやすくなる」「皮膚の老化現象」は, それぞれ14 .2%, 10,6%と極めて低い値であり, タ バコ煙に含まれるニコチンの循環器系に及ぼす影響を十分に理解していないよう である . 次に, 項目ごとの正解答率を喫煙者と非喫煙者 で比較すると, 5項目のうち 「肺がん死亡率が高 くなる」 のみに非喫 煙者の正解率が有意に高く, 他の項目は差は認められなかった。 この正解率が 非喫煙者に高いと言う結果については, 図8の 「喫煙による肺がん説信用の有無」 からも明らかな ように, 非喫煙者は喫煙者よりタバコの肺がん説を肯定する割合が有意に高いことからもそれがう 7 )で述 べ て いる よ う に 喫 煙 者 は 知 識 inger が「認 知 的 不 協 和 の 理 論」1 t な づ け る. こ の こ と は, Fes , 91.
(13) . 川. 上. 幸. 三. を知らないというより, 喫煙による肺がん説を否定しょうとする傾向にあることからも明 らかであ る. したがって, 喫煙による健康障害の理解度には 喫煙者と非喫煙者にはあまり差はないと言える. 表/寺. 喫煙による健康障害の理解度 ( 正解答率 ) 喫 煙 者. 1 1=291. 妊婦の喫煙は胎児に悪 い影響を及ぼす. 機雫 襲撃衰運鰍箔髭 ; 肺がん死亡率が高くな る. 心臓病に権患しやすく. 農看のあれ しわなど老 , 化現象を起こす. 非卿 夷煙者. 計 46 Nニ7. ・ 455 r l-. / 寺( 73.9) 333(73 .2) ( 69.4). 0 /. 7(43,6). 寺 “ 8( 73.5). 夕○(63,7) 学 夕 ( 66 .0) ※※ 0 B( 54.7) 8/(61 .8). J 学( =.7). 7之(15 ,8). / 0 6( 14,2). 6( 8.9). 寺3( ーー,6). ク タ( lo .6). ※※/%有意水準 米寺%有意水準,. IV. 要. (. )は%. 約. 本研究は, 青少年の喫煙防止のために, 学校や家庭においてどのような保健教育的ア プローチが 必要であるかの検討資料を得ることを目的に, 函館市内の公立普通高校4校の3年生男子746名を 対象に, 彼らの喫煙行動とその意識について質問紙調査を実施した. その結果, 次のような成績を 得た.. 1) 高校3年生の男子の毎日喫煙者率は31 .0%, 時々喫煙者率8 .0%, 非喫煙者率は61.0%である. 非喫煙者のうちの44.0%(全体の26.8%)は喫煙経験者であり, 全く喫煙経験のない者は僅か33 . 9% であ る.. 0本」35 2) 毎日喫煙者の1日の喫煙量は, タ バ コ 「11~20本」37.7%が最も多く, 以下 「6~1 . 「 % %の順 1%, 「5本以内」16 2 1本以上 1 2 である 」1. .0 , . 3) 主な喫煙場所は, 「自宅」82.5%が圧倒的に多く, 「喫茶店」34.4%, 「友人宅」32.3%, 「戸外」 14.4% の 順 で あ る.. 4) 喫煙継続の主な理由は, 「いらいら解消」34.7%, 「気分転換」32.6%, 「何となく」26 .1%, 「お いしい」23.4%, 「頭をすっきりさせる」10.0%をあげている.. 5) 非喫煙者の喫煙しない理由は, 「健康的理由」69 .9%, 「噌好的理由」37 .5%, 「社会的理由」35 . 2%, 「経済的理由」17 .4%をあげている. 過去に喫煙経験がある者で現在喫煙していない理由も これと全く同じである. 6) 初回喫煙動機は, 「吸ってみたいと言う好奇心」67 .4%, 「クラス・クラ ブの友人・先輩に勧め られて」28.9%が主な理由である.. 7) 喫煙者の初回喫煙時期と喫煙開始時期のピークは, ともに高校1年 である. また, 初回喫煙は 小学校低学年から始まるが, 喫煙開始時期は中学校1年からである. 小学校6年以降で初回喫煙 の場合, 大部分 ( 7 3.2%) は1~2年以内で常習的喫煙者となる. 8) 早い時期から喫 煙開始した者ほど現在の喫 煙量は多い.. 9) 喫煙者の約 60%は, 断煙・節煙の意思を持っ ているが, 他の者はタバコをやめようとする意思 はない. 断煙・節煙の主な理由は, 「健康に悪い」「金がか・る」 など健康上, 経済上の理由であ る. タバコをやめられるかの意思では, 時々喫煙者より毎日喫煙者が, 毎日喫煙者では喫煙量の. 92.
(14) . 高校生の喫煙行動とその意識. 多い者ほど 「やめられない」 と答えている者が多かっ た。. 10 ) 喫煙の健康に対する有害性の認識では, 喫煙量の増加に伴って喫煙の有害性を肯定する者が増 加し, 否定する者が減少す る傾向を示している。. ) 非喫煙者は, 現在喫煙したいと思っている者は比較的少ないが, 将来の喫煙に対しては, 強い 11 禁煙意思を持っている者が少なく, 2/3は喫煙者となる可能性を持っ ていると言える . 12 ) 高校生の喫煙は, 両親の喫煙の有無や家族 の喫煙者数の多少との関連が認められた 家族の喫 。 煙環境 が子どもの喫煙習慣に大きく影響している 。. 1 ) 高校生が喫煙することに 対しては, 喫煙者は肯定的意 見( 3 「吸っ てもよい」 ) , 非喫煙者は否定的 「吸っ てはいけない」 意見 ( ) が多い。 全体として2/3は, 「健康に悪い」「未成年」「金の浪費」. を理由に喫煙に 対して否定的な考えを持っ ている。 14 ) 毎日喫煙者の87.0%, 時々喫煙者の5 3 .0%の親は, 子どもの喫煙を知っている。 しかし, 喫煙 禁止の教育的指導をす る親は少なく, 2/3は黙認, 無関心, 許容的態度 である 。 15 ) ”タ バコは他人に迷惑をかける”と言う意識は, 喫煙者, 非喫煙者ともまだまだ低いようである 。 16 ) 喫煙による健康障害の理解度は, 「妊娠中の胎児への影響」「血液の酸素運搬能力の低下 激し , い運動が困難」「肺がん死亡率が高くなる」は比較的よく理解しているが, 心臓病や皮膚への影響 などは極めて理解度は低い。. 参考 (引用) 文献 1) 平山雄:喫煙 と健康問題の未来学的展望 - 健康を目指す社会への離陸 --, 自然, VO 1 2 2 3 5 , . , No ,17~2 , 1967 . l 2) 林 高 春也 : 喫 煙 の 動 向, 公衆 衛生, Vo 43 11 . . , No , 776~785 , 1979 ,. 3) 日本専売公社:昭和5 6年度全国たばこ喫煙者率調査, 1 9 82年2月. 4) 伊藤俊子・内山源:高校生の喫煙に関する調査研究, 小倉・内山編, 養護教諭の職務研究(第5集) 05~21 2 ,2 , 東山書房, 1 2 97 . l 5) 田 原 広枝 :高 校 生 を 喫煙か ら守る ために, 保 健の 科 学, Vo 17 12 . . , No , 765~771 , 1975 .. 6) 神谷恭子:生徒保健委員会活動の一端から -- 喫煙のアンケート調査 --, 保健の科学, Vo l 1 4 8 , . , No , 237~242 , 1976 .. 7) 内山源:中学・高校生の喫煙行動と保健教材における喫煙害の構造, 健康教室,Vo l 32 4 27 3~1 981 . . ,No ,11 ,1 , 8) 安栄鉄男:中学生,高校生ならびに非行少年についての喫煙に関する調査研究,学校保健研究,Vo l 1 2 1 0 , . ,No , 465~474 , 1970 .. 9) 村松常司他:喫煙の経験, 習慣に影響を及ぼす諸要因の研究, 第2報, 男子大学新入生について, 学校保健研 l 18 1 究 」 ・ . , Vo , No , 34一39 , 1976 ・. 1 ) 村松常司也:喫煙の経験, 習慣に影響を及ぼす諸要因の研究, 第1報, 大学生に関する基礎的研究, 学校保健 0. l 17 11 研究, Vo . . , No , 539~544 , 1975 . C B 11 ) Thomas :精 l l iam.L 神 緊張時 の 習慣 と喫 煙の関係, Wi ives ior - - mot , . , ,Dunn .:Smokingbehav ,Jr i t andi nc en ve s(広田君美他監訳 たばこ総合研究センター訳:喫煙行動 -- その動機と誘因 --)2 13~2 3 0 人間 の 科 学 社, 1975 ,. ,. ,. 12 ) 浅 野牧 茂: 喫 煙の 生理 衛生 学, 公衆 衛生, VOL43 11 . , No , 765~775 , 1979 . ) 大 山 昭 男 : 未成年 者 の 喫 煙調 査, 公衆 衛生, Vo l 4 11 13 3 N ., o . , 820~823 , 1979 . l 14 ) 安 栄 鉄 男 :大 学生 の 喫 煙につ いて, 学校 保健 研 究, Vo 11 7 , . , No , 317~321 , 1969 ,. 1 5 ) 平山雄:タバコ病とその疫学, 喫煙の医学, 講談社, 7 3~1 1 7 8 2 , 19 . 1 ) 福田勝洋:喫煙と学校教育, 喫煙の医学, 講談社, 2 6 0 25 8~2 1 9 8 2 , . inger t i ) Fes ive d 17 t i 9 57(末永俊郎訳:認知的不協和の理論, 誠信書房, s s onance ,L.: A theory of congn ,1 146~148 , 1965 .). 93.
(15) . 川. 上. 幸. 三. 98 2 1~70 1 ) 神山桂一:喫煙と換気,.喫煙の医学, 講談社, 5 8 ,1 , cond ‐Hand 19 ) 村松常司他:喫煙の経験,習慣に影響を及ぼす諸要因の研究,第3報,両親の喫煙と中・高校生の Se 12 I 19 Tobacco Smokeにつ い て, 学校 保健 研 究, VO . . , 1977 , 88~95 . , No. ‐Hand cond 2 0 ) 村松常司他:喫煙の経験, 習慣に影響を及ぼす諸要因の研究, 第4報, 両親の喫煙と小学生の Se. 8 l 19 Tobacco Smokeにつ い て, 学校 保 健 研 究, Vo . . , 1977 . , No , 382~389 ‐ ‐HandTobac cond 21 ) 村松園江他:喫煙の経験と習慣に影響を及ぼす諸要因の研究, 第5報, 大学生の喫煙とSe N 8 l 20 1~ 9 6 1 9 7 8 3 9 3 o co Smoke に つ いて, 学校 保 健 研 究, Vo . . , , , .. 付 記 稿を終えるに当り, 本研究のため調査にご協力下さいました函館市内公立普通高校 (C, H, N, K高校) の諸先 す. 生方に深謝致しま・ (本学助教授・函館分校). 94.
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