• 検索結果がありません。

台所用洗剤の使用状況調査

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "台所用洗剤の使用状況調査"

Copied!
11
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)Title. 台所用洗剤の使用状況調査. Author(s). 上野, 洋子. Citation. 北海道教育大学紀要. 第二部. C, 家庭・養護・体育編, 31(2): 33-42. Issue Date. 1981-03. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/6606. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 北海道教育大学紀要 (第2部C) 第3 1巻 第2号. lofHokka i do Un i i i Se i l journa t t t IC)Vo ve r s on( c onl yofEduca .31 .2 ,No. Ma h r c ,1981 昭和56年3月. 台所用洗剤の使用状況調査. 上. 洋. 野. 子. 北海道教育大学函館分校家政学教室. An Actual tchen Detergents -Finding Survey of Ki Yoko UENO H0me Economi 1 1 1 d。 Uni i i ty ofEducat c Laboratory く。dat e Co ege (ai vers on , 日a ,H0k1 , Hakodate040. Sum mary. Wi inding outhow muchki th a view tof t l ly chen detergenti suseddai yin an averagefami. ,. 工 made a fact f i ts consumption and safety among the peopl ‐ nding survey ofi i el ving i n the f Hakodate city. prefecturalresidences o. 工sent out questionnaireto loofami l i es tchen ,and 84ofthem answered thatthey used ki. detergents hen tr i ed to undertake a survey as to the i r consumption of detergents and . lt. succeededi n getting moredatef l i rom 45ofthese84fami l lowi s ng . Thesurveyrevealedthefo informat ion:. 1, The safety 1 i a)3呼6ofthe detergentusersofthese84fami imebeen esansweredthatthey hadatsomet hurtbyt hem.. l i b) The housewives of these fami es also told methatthe detergent brand they used was t℃HERRINAをlnfactt tCHRRINA“ wasthe mos l iarbrand tfami .. l c) 1 guessthereason whytheyhavebeen hurtbythei r detergentsi s asfol ows e .Asa whol , ’ these womend idn lythed i in treadcareful ionspr tedondetergentboxesespec ia l l th rect y wi. he standard quant i imi regard to t ty( t )to beused and also took no notice ofthe saf etyl lowingthe di i usufulhint s given on each box fol rect ons .. ides d) Bes i l esusedthesamedetergentto wash ,14% to21% ofthesamenumberofthe84fami f i t ru sand vegetables.. i f i l l iar wi e) Moreover t ew ofthese house keepers were suf thinstruction forthe c en y fami ,f fthe detergentsthey used l t ofthose cou d on ly rememberthe proper usage o . And mos ion aboutinfants caut .. 1 1, The Consumption Astotheconsumption ofki t tudi chen detergentsforeveryday needs,thissurveys edthe45 ) ( 33.

(3) . 上. 野. 洋. 子. fami l i ioned for 4 months. t es above me l tchen detergents perfami a) The consumption ofki y was on 273 grams a month average. luteddetergents were however usedinlessquantitythanthesameonesthatwere b) Twi cedi he market. ont l i l i ly ofa couple used much more detergestthan otherfami c) Fami es esconsisting on . Thi tchen detergentspresentsseveralproblemsto do wi i th purchasecho ssurvey ofki ceand. ia lofd i luted detergents revealed an actual decrease in quantity, but safety i r n usage. The t. i i l lhave to bes i th detergent vi ty tudi em in connection wi ndi cated another probl scos s wi ed ;th f rom now on.. 工. 序. さきに実施した各家庭の台所用洗剤の使用状況調査 では, 使用する 洗剤の濃度が高い 洗剤使用 . 後のすすぎ時間が短かく, とりわけ食物洗浄のすす ぎが不充分であることが指摘さ れた (4 5 , , 6) ,. 各家庭の台所用洗剤 の使用は, 「衛生上の効果が大きい」 とした厚生省の指導の下にあり (1) 台 , 所洗剤の容器に貼布さ れている使用基準(1)の記載内容が, し・まだ使用者に定着していないよう であ る.. ,. 一方 で台所用洗剤の主成分である ABS が, 人体に悪影響を及ぼすという実証例(2)に示 されてい るように, 台所用洗剤の使用上の問題を解決するには, 使用量を出来るだけ押さえることが重要な 課題と なって いる .. 今回は, より一層各家庭の台 所用洗剤の使用量の軽減をはかるた めの資料を得たく 市販の台所 , 用洗剤をあらかじめ稀釈した ものを1 か月間使用させ,市販品のまま使用した 1カ月間とを比較し , 稀釈液の使用をどれだけ定着させ得るかをねらって実験した なお, このくり返しはそれぞれ2カ . 月間づつ行った. 1 1 調査対象と方法 調査対 象:函館市内道営住宅の居住者1 00世帯の家事担当者. 調査期間:台所用洗剤の使用状況に関するアンケート調査は 昭和54年6月17日から同年月 2 , 4 日まで, 台所用洗剤の使用量調査は昭和5 4年7月1日か ら同年11月 30 日 ま での 4 ヶ月間 , 調査方法:①アンケー トによる調査は第 1表-1)に示したような質問用紙を直接各家庭 に配布. し, 家事担当者に記入させ5日後に 回収した . ② 各家庭 の洗剤使用量調査は, 調査対象1 00世帯中,45世帯について4ヶ月間実施した, なお45 世帯には,家族構成が1人から5人の世帯が含まれること 家事担当者の年令が2 0才から6 0才 で構 , 成される ことを条件とした. 調査のため に使用した洗剤は,花王石鹸kk 製チェリーナ である この洗剤を使用したのは使用率 . が最も高かっ たこと による. 調査対象45世帯の家事担当者には, これま で使っていた台所用洗剤の使用を中止させ 供試用洗 , 剤を指定した 日から, 日常使っている場合と同様の方法 で使用してもらった . ( 3 4 ).

(4) . 台所用洗剤の使用状況調査. 台所用 洗剤に 関するアンケート調査項 目. 第1表-1) 質. 才. 年令. 問. 事. 項. A 台所用洗剤を使用していますか. 回. 性別. 答. 家族数 内. 人. 容. 1 使用している 2. 使用 して い な い. B 台所用洗剤を使用したことによって被害を受け 1 被害を受けたことがある た経験がありますか、 その被害内容と使用して ア 被害内容 1) 手荒れ 2) 皮膚炎 いた洗剤名を記入して下さい。 3) ひび割れ 4) 水虫のようになった イ 使用していた商品名 1) マ マレ モ ン 2) チェリーナ. 3) フ ァ ミ リ ー 4) レ モンエ ー ス 5) ライポンF 6) ワンタイム 7) ライオンの製品 8) 無記名の商品 2 被害を受けたことがない. C 現在i使用している台所用洗剤の商品名を記入し 1 て下 さ い. チ ェ リ ーナ. 2. ママ レ モン. 3. フ ァ ミリ ー. 4. ダイエー食器洗い. 5. レ モ ン エー ス. 6. ワ ン タイ ム. 7. C O O P一 Kソフ ト. 8. ダイ エ ーレ モン. 9. ダイエー台所用洗剤. 10 ライ ポン F II. L. C. 12 ジ ュ ン セ ン. 13 無記名の商品 D 現在使用している台所用洗剤を購入する際の選 1 今までの経験から汚れがおちる 定理由 (※) 2 安価である 3. メー カ ー 品な の で安心 であ る. 4 5 6 7 8. 色、 容器が気に入った 家族、 友人のすすめ テレビ、 新聞、 雑誌等から得た情報 安全な製品だと思われる 使用感がよい. 9. た だな んと なく. 10 そ の他 ア 他のものより臭いがない イ. どのメ ーカ ー も差 がな い. ウ. そ の時によ っ て選 ぶ. エ 新製品は多少とも安全性、 性能について研究さ E 台所用洗剤の購入先は主にどこですか。. れて いる。. 1 デパート 2. ( 3 ) 5. ス ー パー ストア.

(5) . 上 野. 洋. 子. 3 小売店 4 その他 F 台所用洗剤を使用する際の使用量はどのように 1 計量して表示どおり していますか。 2 目分量で表示どおり 3 適当な量 4 その他 G 台所用洗剤はどのようなものに使用しています 1 茶わん、 皿などの食器洗い か (※) 2 なべ、 ボールなどの調理器洗い 3 野菜洗い 4 果物洗い 5 手を洗う 6 その他のものを洗う H 台所用洗剤の 「使用上の注意」 を知っています 1 知 っ て いる か (※) その内容 1-ア 幼児のシャボン玉遊びやいたずらに注意し手の 届 か な い 所に おく. 1-イ 1-ウ 1-エ 1-オ 1-力 1-キ 2. 荒矛じ性、 荒れる人は脂肪酸系洗剤を使うこと 使用後は手を洗ってクリームで手入れする 食器、 食品の洗い方、 すすぎ方 万一飲みこんだ場合水をのませる 規準量を守る 原液を使う場合は ゴム手袋をつける. 知らない. 3 忘れた (※) は複数項目の解答. 供試用洗剤は, 800ml用チェ リーナの容器に洗剤を 450g 入 れ た. 7 月と10月には, 市販洗剤 (チェ リーナ)をそのまま入れ, 8月と11月には市販洗剤を蒸留水で2倍に稀釈したものを入れて, 各家庭に配布した. 使用を開始した日から1ヶ月後に回収し, 残余量から逆算し, 洗剤の使用量と し た.. 1 1 1 調査結果と考察 1. アンケート調査による台所用洗剤の使用状況 調査対象100世帯の回収率は94%であった.94世帯の家事担当者は男子1名, 女子9 3名 であり, 年令は2 0才代19名, 30才代48名, 40才代12名, 50才代9名, 6 0才代5名, 7 0才代1名 であっ た. また家族構成は1人世帯 7, 2人世帯7, 3人世帯31 , 4人世帯36 , 5人世帯2, 7人世帯1 であ る.. アンケート調査の 回答結果を第1表-2)に示した.. 調査対象9 4世帯のうち, 台所用洗剤を使 っていたのは8 4世帯, 使わないのは10世帯であった, この10世帯は1人世帯3, 2人世帯3, 3人世帯3. 5人世帯1であり家族数が比較的少ない世帯 であ っ た.. 台所用洗剤によ る被害状況では, 被害を受けたことがある者28名 で, およそ30%を占めていた . 被 害 者2 8名 の う ち, 年 令 が30才 代 の 者17名 で全 体 の61% であ り, 被 害 内 容 は 主 に 手 荒 れ で ) ( 3 6.

(6) . 台所用洗剤の使用状況調査. あっ た. 被害を受けた時使用 していた洗剤名をあげさせたところ B-イー1)~8)までに みられ , るように, 6種の洗剤と会社名そのものが付してあっ た 最も多か たのはチ リーナ であり っ 11名 ェ . であ る. つ づ い て マ マ レ モ ン フ ァ ミ リ ー の 順 であ っ た , .. 1) 台所用洗剤 購入時の状況 台所用洗剤の購入状況を調査するため 使用中の洗剤名をあ げてもら た チ リーナ 3 , っ . ェ 7世帯, マ マ レモ ン 2 1世帯, ファミリー9世帯の順に多く その他ダイ エー食器洗い レモンエー スなど計 , , 9種類であった.また,この洗剤を購入する際の選定基準には 「今ま での経験から汚れがおち る」 と 第1表-2) 質問事項 A B. ′. C. D. 台所用洗剤のアンケート調査結果一 覧. 回 答 内 容 回 答 数 回 答 率 質問事項. (調査 対 象 100 回収 率 9 4%). 回 答 内 容. 回答数 回 答 率. l. 84. 89,4. 5. 5. 2. lo. 10,6. 6. 14. 6,O 16.7. I. 28. 29.8. 7. 12. 14,3. 1 一 ア ー1). 23. 82.I. 8. 20. 1 一 ア ー2). 23,8. l. 9. 19. 1 - ア ー3). 22,6. 3. 10- ア. l. 1 - ア ー4). 3.6 lo.7. 1.2. l. 3.6. 10‐イ. l. 1,2. 1-イー1). 7. 10一ウ. l. 1 -イ ー2). 25.O. 11. lo-ェ. l. 1 -イ ー3). 39.3. 1.2 1ニ2. 2. 1 ‐一イ ー4) 1 ‐イ ー5). 7,l. l. 1 一イ ー 6). ,. E. l. 3. 3.6. 3,6. 2. 76. 90.5. l. 3,6. 3. 3. 3.6. l. 4. 2. 1 一イ ー 7). 3,6. 2.4. l. 3. 4. 3,6 14,3. I. 1 ーイ ー8). 2. 6. 3.6 7.l 88.I. F. 2. 66. 70.2. 3. 74. I. 37. 44.O. 4. l. 1,2. 2. 21. 25.O. l. 84. 100,0. 3. 9. lo・7. 2. 66. 78.6. 4. 3. 3.6. 3. 18. 21,4. 5. 2. 2,4. 4. 12. 14.3. 6. 2. 5. 4. 7. 2. 2.4 2,4. 6. 2. 4.8 2.4. 8. l. 1,2. l. 53. 63,1. 9. l. 1-ア. 37. 69.8. lo. l. 1.2 1.2. 11. l. 12. l. 13. 3. l 2. G. H. 1ーイ. 15. 28.3. 1.2 1,2. 1-ウ. 12. 22.6. 1 -コ [. 20. 37.7. 1-ォ. lo. 18.9. 23. 3.6 27.4. 1 -ヵ. 6. 11,3. 9. lo.7. 1-キ. lo. 18,9. 3. 22. 26.2. 2. 21. 25,O. 4. 0. 3. lo. 11,9. 0. ) ( 3 7.

(7) . 上 野. 洋. 子. /3であり, 「メーカー品なので安心 である」 が22名あった. このことから, 汚れが 回答したのは1 落ちることや, メーカー品であることが主な選定理由となっている. 「安全な製品だと 思われる」 と回答した12名 が選んだ商品名は, ママレモン4,チェリーナ3, COOP-k ソフ ト 2, フ ァ ミ リ ー 1, ダイ エ ー レ モ ン 1, ライ ポン F I である. これら台所用洗剤の 購入先は主にスー パーマーケッ トであっ た, 2) 台所用洗剤の使用状況と使用量. 食物洗浄に台所用洗剤を使用する場合, 野菜洗浄に21.4%, 果物洗浄に14.3%であった. 2年前 /2に減少してい 3%であっ たのに比較すると,今回は約1 0.6%果物いに32. の調査では野菜洗いに4 た. これは台所用洗剤の食生活に与える影響や,食品への浸透作用の実験結果(3)の知見によるもの. か, いずれにせよ, 食物洗浄に, 洗剤を使った場合のすすぎ時間調査では (5, 6) どの場合でも 使用基準以下であり, すす ぎは不充分 であっ た. この状況からとくに食物への使用は健康上さけた い と 考 え て い る.. 3) 台所用洗剤の 「使用上の注意」 に対する認識. 台所用洗剤を使用する際の注意事項は使用者にとって重要なことである. 使用上の注意がどの程 1%, 「忘れた」25. 度認識されているかを調査したところ, 注意を 「知 っ ている」 と回答した者63. 0%, 「知らない」11 .9%であっ た. 使用上の注意を知 っていると回答した者に対して, その内容を 記憶している範囲内で記述してもらっ た. 記述内容はH-1-ア)~キ)までの項目に要約される. 最も回答率の多か っ たのは 「幼児のいたずらに注意し, 手の届くところに置かない」 であり, 知 っ. 0%はこの項目をあげていた. つづいてすすぎに関すること, 手荒れについ ていると回答した者の7 ての処置の順に 多か っ た. 台所用洗剤は誤飲することなどないように注意することは, 最も重要で あるが, 洗剤容器に貼布してある使用 上の注意事項などは, 使用者に定着させるための努力が必要 である,. 以上, アンケート調査の結果は次のようになろう. 台所用洗剤の使用率は90%で依然として高い, 洗剤使用者のうち, 手荒れなど何らかの被害経験 者は全体の1 /3であった. 被害を受けた時使 っていた洗剤は, チェリーナが最も多かった. しかし. ながら, 使用中の洗剤名もチェ リーナであるとの回答数が多か っ たことから, 台所用洗剤は, 受け た被害とは無関係に, 経験上使う例が多いとみられる, 野菜・果物洗浄に台所用洗剤を使っ ているのは, それぞれ14%~20%の世帯であっ たが, 食物洗 浄に対する注意が定着していなかったので, 野菜や果物洗浄に台所用洗剤を使用することには問題 が あ る.. 2. 台所洗剤の使用量調査の結果 アンケート調査の結果, 台所用洗剤をしていた世帯から45世帯を選び, 洗剤の使用量調査を 4 ケ 1月) 0月, 1 月間にわたって実施した. (昭和54年7月, 8月, 1. 調査対象4 5世帯が4 ケ月間に使用した洗剤の使用量を各自別に第2表に示した. 0月には, 市販洗剤(チェリーナ)をそのまま使用 した場合の結果であり, 8月と11月に 7月と1 /2量が, 実際に 1月の実測値の1 は洗剤を 蒸留水で2倍に稀釈した際の結果である. 従って8月と1. 使 った量として換算される. 表中でも明らかなように, 7月使用量は1世帯316,2g 8月には247g 2.4g(原液換算量) 0月には1世帯 平均315.3g (原液換算量)で8月の量が少ない,また1 ,11月 が21 で11月の使用量が少ない. このことから稀釈 洗剤液の使用量が, 原液洗剤使用時より少なくなるこ と が わ か っ た.. ) ( 38.

(8) . 台所用洗剤の使用状況調査. 第2表 台所用洗剤の月別使用量調査の結果 世帯番号 7 月使用量 50 20. 180 150. 90. 3 4. 30. 35. 130. 70 225. 360 350. 480 300. 75 112. 考. 家族数(人 妻認耕者. 110 50. 320 loo. 160 50. 20 140. 50. 25 loo. l. 30. l. 60. 2. 20 40. 200. 240 150 180. 400. 300 210. 350. l l. 50 50. 7. 350. 360. 300. 8. 280. 280. 150 105 140. 200. 3. 220. 50. 250. 125. 3. 30. 6. 2. 9. 140. 400 350. 175. 180. lo. 340. 250. 420. 210. 30. 11. 220. 340. 360. 170 170. 3. 250. 180. 3. 200. 30. 12. 360. 320. 510. 2. 720. 360. 275. 500 400. 20. 13 14. 1,020 550. 160. 2. 20. 260. 350. 380. 175. 3. 250. 20. 15. 70. 760 190. 660. 3. 220. 16. 400. 95 200. 3. 20 30. 17 18. 260. 300 420. 330 150. 165 285. 210. 180 370. 3. 30. 3. 440. 30. 250. 190 220. 3 3. 30. 3. 19 20 21. 30. 480 240 250. 400 330 570 500. 290. 380. 400. 200. ZOO 280. 190 230. 540. 270. 95 115. 180. 750. 375 10 2. 225. 3. 770. 450 660. 50 50. 330. 3. 310. 30. 420. 3. 1lo. 20. 250. 210 125. 3. 500. 30. 720. 360. 4. 20. 560 430. 280. 4. 40. 215. 4. 30. 720. 360. 4. 720 680. 360 340. 4. 30 30. 4. 30. 150 350. 4 4. 30. 4. 30 30. 420. 130 300 210 340 360. 4. 30 30. 4. 30. loo 150. 4 4. 30. 210 180. 4. 30. 4. 30. 210. 4 4. 30 20. 4. 20. 5. 30. 22. 260 800. 23. 300. 24. 270. 420 400. 25. 680. 900. 200 450. 26. 300. 770. 385. 320. 27. 230. 420. 210. 28 29. 670 410. 680 900. 340. Z30 560. 450. 30. 350. 400. 900. 450. 400. 31. 290. 32. 400. 500 800. 250 400. 300. 33 34. 270 440. 225. 380. 190. 190. 200 400 740. 800. 400. 450. 225. 150 400. 260 600. 650. 325. 560. 275 420. 830. 415 1lo. 400. 680 720. 450. 400. 200. 310. 300. 370 400. 300. 320. 155 160. 35 36 37 38 39 40. 合. 8月使用量→原液換算量 1 0月使用量 1 1月使用量→原液使用量. l 2. 5. (単位g) 備. 220. 700. 420. 41 ‐ 42. 230. 400. 200. 400. 225. 43. 390. 450 490. 330 400. 245. 44. 340. 390. 420 430. 590. 295. 400. 45. 320. 600. 430. 215 300. 215. 450. 700. 350. 計. 14,230. 22,315. 11,157. 14,190. 19,120. 9,560. 316.2. 495.8. 247.9. 315,3. 424.8. 212.4. 1世帯当り使用量1. 1 世帯 当 り1 ヶ月 の使 用 量. 272,9. ( ) 3 9. 360. 4 4. 30. 30. 50.

(9) . 上. 野. 洋. 子. 7月と8月の平均使用量は1世帯当り294.9g であり,10月と11月の使用量は263 .8g で, 7月 と8月の使用量が多い, これは液体洗剤の性 質が, 気温によって変化しているため ではないかと考 え, 測定に使っ たチェリーナに ついて調べてみた.. 調査時におけ る平均気温は, 7月 1 8.7℃, 8月 21.3℃, 10月 13.3℃, 11 月 5,4℃ であ っ た. 洗 剤の温度を平均気温にあわ度に設定し, オストワルド粘度計 No .4の測時球の沈降時間を測っ たと こ ろ, 以 下 の よ う に な っ た.. 洗剤の温度によっ て沈降時間に差のあることが明か である. 温度が上昇するに従い粘度が低くな. る こ と を 意 味 し て い る. こ れ が, 7 月, 8 月 と 10 月 1 , 1月の使用量に差を与えたものと思われる.. また洗剤を蒸留水で稀釈す ると原液の場合とは大差のあることがわかった 稀釈洗剤を使用した8 . 月の使用量は7月の 量(実測値)より 1世帯当り179.6g 09.5g それぞれ多く , 11月は10月よ り1 なっ た, この理由は洗剤を稀釈することによ っ て粘度が著しく低下したためであろう , 第3 表. 温度差によるチ ェ リーナの沈降 時間の結果. ′分 ″秒. 温度(℃) チェリーナの沈降時間 チェリーナを蒸留水で2倍に稀釈した時の沈降時間 備考 (平均気温) 5 lo 15 20. ′57″ 23 ′21″ 14. ″4 26. 11月 5℃. ″1 22. ′22″ 12 ′49″ 8. 18″9. 10月13.3℃. g. g 1 0 8. 1 80. 籍 便 用 ;. 8月18,7℃ 7月21.3℃. ″5 15. 洗 済. 7月. . 1 6 o. 量. 1 40. 1 40. ‘/ \. 〃 \. 1 2 0. l oo. 0 1 2. \ ′ へ ‘ ′ , , ノ 、 、 \ 、 、. 、\. 80. …… ~~ 月 8. 8 0 、. 、. 60. 40. 1. 人 . 2. 参 “ . 3. 金 . l o o. 4. 金 . /\. \ 、 、 、. 7月. 40. 5. 金 図2. 月 別 家 族 構成 数別 洗 剤 の 1 人 当り使 用量. 図1. ) ( 40. \/. 、 ,. ′、 、、. ,. 1月 ノ //1. . 20. . . \ \″ , 8月 . ′. /. \ ・ . 、. 60. \ 、 , 。月. ′ グ. / \ /. \ \. 1月 ′1. /′. 1 0月 / , /. 3 0. . 40. . 50. . 月別 家事担当者の年 令別 洗剤 の1人当り使 用 量. 60. .

(10) . 台所用洗剤の使用状況調査. 今回使用した稀釈洗剤液の粘度を市販品と 同程度にま で調整した場合には, さらに多くの使用量 軽減に役立ったものと思われる が, この点は今後の検討課題としたい.. 次に, 家族構成数, 家事担当者の年令別 洗剤使用量は図1, 図2のようになっ た. これはIA当 りの使用量に 換算したもの である. 使用量が多いのは2 人の世帯であっ た.2人家族の4世帯中, 3 世帯は家事担当者の年令 が20才代であっ た.また調査対象者の台所用洗剤 の使用量と家族数とに対 して一定の傾向はみられない.. 0才代, 30才代の順に 0才代の使用量が一番多く, 20才代, 40才代, 5 家事担当者の年令では, 6. 少 なく な っ て い た.. 5世帯の日常使っていた洗剤の種 類に影響があると考え, 調査対象者の使用 つづいて÷ 調査対象4 中の洗剤名別に 整理した. 原液使用時と稀釈液使用時の 量から, 減少量を換算した, 結果は第4表 の と お り であ る.. 第4表. 使用 していた 洗剤名別、 洗剤使用 の減少量. 使用していた洗剤名. (g). 稀釈液洗剤使用時の減少量. 世 帯 数. チェ リ ー ナ. 21. 19.O. ママレモン. lo. ファミリー. 5. 17.5 23,5. ダイエー食器洗い. 2. 76.7. ワ ン タイ ム. 2. C OO P 一 Kソフ ト. 2. 16,4 18.2. レ モンエ ー ス. l. 31.7. その他. l. 41.2. 使用率の高いチェリーナ, ママレモン等の 量は, 同程度である. ダイエー食器洗いを使 っている 世帯が他と著しく異っ ており, 使用量が多い. ダイエー食器洗いを使っている世帯について, その 使用量をみたところ, 稀釈洗剤液は他の世帯と同程度であったが, 8月の洗剤使用量が1世帯当り. 72 0g , 9月の使用量385g で原液使用時の量が非常に 多か ったためである. このように差があるの は, 各家庭で日常使用 している台所用洗剤の種類と関連しているようにみられたが, この点では, 洗剤使用時の濃度から再度追求する必要があろう.. 以上, 台所用洗剤の使用量調査結果から, 市販洗剤の原液をそのまま使用した場合より, あらか じめ稀釈したものを使うことが, 使用量の軽減に役立つことが明かとなっ た. このことは, 食生活 ● の安全を考慮した場合の一方策と考えてよいのであろう . また, 台所用洗剤の購入時において, 単. に汚れがおちる, メーカー品であることを理由に洗剤を選定している点を改めさせ, 安全なものを 選ぶ権利意識に立っ て, 台所用洗剤の使用実態を改善して ゆきたいと考えている.. lv. 要. 約. 台所用洗剤の使用 状況を知るため, 前報にひきつづき, 函館市内 道営住宅の居住者を対象に実態. 調査した. 00世帯 であり. このうち台所用洗剤を使用してい たのは84世帯 であっ アンケート調 査対象は1 ) ( 41.

(11) . 上. 野. 洋. 子. た. 84世帯のうち, 45世帯には台所用洗剤の使用量調査 をも実施した . 調査結果は次のようにまとめられる.. 1, アンケート調査の結果, 洗剤を使用 したことによ って 「被害を受けたことがある」 と回答した 者は, 使用者の30%を占めていた. この際使っていた洗剤名は, チェ リーナが一番多かった また . 各家庭における使用 率の高い洗剤もチェリーナ であっ た . 野菜・果物洗浄に台所用洗剤を使っ ていたのは, それぞれ1 4~21%であり前報より使用 率が低い. 洗剤容器の裏に貼布 してある 「使用上の注意」 については, 幼児のいたずらに注意させ ることは よく知られていたが使い方に ついての回答は少なかっ た.. 2,4ヶ月間にわたって実施した洗剤使 用量の調査結果により,1世帯1ケ月間の使用量は 273g で あった. 市販の台所用洗剤を原液のまま使用 した場合と洗剤を2倍に稀釈した場合とでは 稀釈液 , 使用量の方が少なくなり, 家族数別の使用量では, 2人世帯の量が他の世帯と比較して著く 多かっ た.. 以上の調査結果か ら, 台所用洗剤の使用にあたり, 洗剤選択の基準など改善すべ き点がいくつか あった. また台所用洗剤をあらかじめ稀釈しておいたものを使う ことは 使用量の軽減に役立つこ , とが明らかとなったが, 液体洗剤の粘度との関係から, 今後さらに検討されなければならないと考 え る.. 文. 献. 1) 厚生省環境衛生局食品化学課( 1 )食品添加物の改正について. 食品衛生研究, 2 97 3 4 99胴72 2 ,6 . 2) 三上美樹( )合成洗剤の催寄性について. 三重大学医学解剖学教室業績集 21 1-2 1 97 3 0 . , . 3) 東京都衛生局( 1 )中性洗剤に関する調査研究結果について, 2-54 97 3 4) 上野洋子( 197 6 )食器用中性洗剤の水洗条件による残存量について, 北海道教亡大学紀要1 工C. 2 7 4 , 17一2 . 5) 上野洋子( 1 )台所用洗剤の使用量とすすぎ方について, 北海道教育大学紀要1 97 3 工C, 30 1 , 1-1 , 6) 上野づ羊子( )台所用洗剤の使用量とすすぎ方について, 大学生の場合 北海道教育大学紀要1 19 80 IC, 31 1-3 2 . . ,2. ) ( 42.

(12)

参照

関連したドキュメント

(2)工場等廃止時の調査  ア  調査報告期限  イ  調査義務者  ウ  調査対象地  エ  汚染状況調査の方法  オ 

(約40%) 上部架構 ボックスリング ガレキ撤去⽤ 可動屋根

4⽉ 5⽉ 6⽉ 7⽉ 8⽉ 9⽉ 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 燃料取り出し.

1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 1 2

③規定荷重で取 解除 り出せない変 形の無い燃料 の対応. ④

 記録映像を確認したところ, 2/24夜間〜2/25早朝の作業において,複数回コネクタ部が⼿摺に

取組状況の程度・取組状況の評価点 取組状況 採用 採用無し. 評価点 1

(4) その他、運用管理条件とその実施状況がわかるもの. ※