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静的コーン貫入試験による有明粘土地盤の原位置強度について

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(1)

佐大J:I!~記 50: 55-61 (1981)

静的コーン貫入試験による有明粘土地盤の

原位置強度について

甲 本 達 也 ・ 加 来

(農業法係学教室主) i昭和 55年11月10臼 受理

Measurement of In-situ Shearing Strength of Ariake Clay Ground by Static Cone Penetration Test

Tatsuya KOUMOTO and Ken KAKU (Laboratory of Construction Enginecring)

Received November10

1980

Sunlllnary

The applicability of the static cone penetration test to the measur官 ncntof th巴in-situ

shearing strcngth of the Ariake clay grouncl was investigatecl. Thc bearing capacity factor

(N

cra) of the usual cone whose semi 齢angle was 15

0 a

叩nclSl山1沼r[仏;ac印e¥干へv'出asconsiclerecl

a出sr叩ough

was calculatecl u吋 erthe conclition of cleep penetration (the clepthfwiclth ratio

of cone

Dpf2R~

1

.3

3

)

a凶 theconclition that the angle of internal [riction

(

c

t

)

was equal to

zero. It was 1

1

.

5 when the intermediat巴principalstress was equal to the mean principal

stress

and it was 12.0 when the int巴rmecliateprincipal stress was equal to the minor principal strcss. Using the average valu巴ofthem as the bearing capacity [actor

the unclrainecl sheari時 stre時th

(

c

u) of the Ariake clay grouncl will be calculatecl by the following equation

in which

I

c

is the cone inclcx.

L

1

C

=

N

c

τ

=

(

D

ρ R

註1.3

3

)

Using the values of cone inclex which werc obtainccl by thc static cone penetration test on th巴Ariakeclay grouncl

the values ofらwerecalculated. These values were smaller than

the values of in-situ vane strength

(

τ

.

)

ancl larger than the half values o[ unco凶 neclcom岨

p陀sSlve抑 ength

(

q

"

j

2

)

.

The static cone penetration test may be usecl as a convenient measuring methocl of the shearing str巴ngtho[ such sensitive clay grouncl as the Ariake clay

i[ the in同situvane

strength is consiclerecl to represent the real valuc o[ shearing strcngth of it. 緒 言 務的コーン貫入試験(以下単に貫入試験と呼ぶ〕法とは先端角 (2α〉が主に300600の鉄製 コーンを 1cm/sの速度で土中へ貫入したときの貫入抵抗Pをコーンj長官官民

r

r

面積

A

c

で徐した値 をコーン指数

I

c

(口

P

/

A

c

)

で表わし

L

でもって地強の硬軟を表示する方法である. 既ζ ,l

1

党乱粘土については

L

から粘土の非排水セン断強度 C"を算定できることを理論的に, また実験的(室内)に切らかにした1l本論では粘土の原位置強度測定法としての貫入試験法の

(2)

55 佐賀大学f史学公平星 第50号 (1981) 適用性を有明粘土地盤について調安解析したものである. コーン支持カ係数

N

,γαの算定

L

とふるとの間にはコーン支持カ係数民ムαを介して次の関係がある. 地表濁貫入の場合:

I

c

之 江C"

N

地盤内貫入の場合:

I

c

= c,,

"N

CQ1α

=C"

N

c問(コーン先端のスベワ線が 貫入墜に達する場合) -・一

(

1

)

(1)式中の

N

,rγα や 机qγα の{I!

1

が計算されておれば

L

の儲から容易に Cuを求めることができ る.以下l乙

N

cγα 及び

N

,pγα の算定法と算定結果について述べる. 三次元i

l

!

i

l

l対称の場合 ,(r, z)平市における

S

l

スベリ紋と

r

取JIとのなす

5

i]を

0

とするとが

=0

では特性1

1

l

J総の方向は次式

4

=tan

fJ

o

r

-cot

fJ

αr

で与えられ,基礎方程式は次式で与えられる. d(σ ,~LC)_

_

2 d

fJ

=_I

一 可 1

…一一一'-

s

i

n

fJ十 αSl aS1 c r

五〈

d L + 2 1 ι =

c

o

s

fJ+互 aS2 aS2 c r

-

(

2

)

.

(

3

)

ただし

σ

m

(ま平均主応カ

(

=

(

σ

γ

σ

3

)/

2

σ

1

(ま最大3:応力,

σ

3

は最小主

I

Z

カを表わす), c は粘着 カ,

r

は土の単位体積重量 ,Aおよび

B

は次のように与えられる.

σ2=σm

の場合:

A

=

s

i

n

,Jf

B

= -c

o

s

fJ

1

σ2=σ3

の場合:

A

=

B

S

i

l

l

fJ -

c

o

s

fJ

.

(

4

)

(2)式及び (3)式を差分化し下記の境界条件を用いて数値積分するとコーン周辺のスベリ線網 とコーン表百五の綾地

E

E

及びセン断応カが得られる.境界条件は Fig.1 (と示す土中へ良ー入され

f

こコーン周辺の塑性域間において次のように与えられる. i)

AB

J

:

:

:θ= -(

{-+ω

一 汁,

z=

一(r-1.

0

)tanw

σ

m

/

C口

σ

OS/C +

2

,可ii)

A:

点 Aの分割数を

N

,コ ー ン 先 端 半 角 を

α

と す る と , コ ー ン 表 部 が 滑 な 場 合 ← - ( 号

+

ω

一方)+(7r

+α+ω

η

)

川 粗 な 場 合 Oi=

-(十 ω ーす十(~十 α ト日)川 (σm/ふはいずれの場合も川

ω一 リ

i

i

ω

i

)A

E

上乞

:0

ω

'

A

(い口

=R

舟)=凶=1.

0

,z戸

=

(

ω

1

ω

O

r)

c

∞倒O山

t

α

θl

h

h

コ一ン沈表細原耐カが宝滞

f

滑母附な場合

θ=

一一?七十

α

1

f

?

?

,粗な場合

θ

=

α

,1;

=

0

.

ただし ω は

ABl

蕊がr

q

i

a

l

となす角, σ03及びS03は

AB

1

萄より上部の土塊iとより引き起こされる 三次元状態における応力でそれぞれ次式で与えられる.

(3)

月3/jζ・力日米:J'知的コーン貫入試験によ

-z

B

z Fig. 1. Shape of Plastic rcgion around thc cone whcn thc

pcnetration depth is D1.,

_ r

(

3

t

a

n

ω

+Dp)

~^n2ι

c

-

c

-

'

-

S

f

2

n

ω

D

ρ

'-'V,;:) t.V

~iLL=

ci旦.L

t

a

n

ω

c c

.

.

.

(

5

)

また ηはFig.lの BC及 び ACを直線と仮定するとムABCについての応力のつり合いより容 易に次式から求められる. 1 τ す

=-2-cos-'m

-・・

(

6

)

ただし m はMeyerho

f

2

lIとより AB部(等価自由表部)上におけるセン断強度の稼働率と定義さ れたもので次式より決定される. m=~OJ 一 一c

.

.

.

(

7

)

またコーン表面のセン能

r

r

応力(てrz/C)は

c

(コーン表面の粗皮lこ関係する角度〉を用いて, =COS 2(

-

-

-

(

8

)

C で与えられるので, コーン表衝が治な場合はじ

Z

I

OS2(

~

)=0

,粗な場合はじz/C=C叫

0

)

=1.

0

となる. コーン支持カ係数

N

crα 及び

N

cqγα はコーン表部の接地庄の平均値 σ(z/c)menn とセン新応力 τ

T

Z

/

Cを用いて次式により算定される.

N

N

N

=

(

~叶

十 三 江

c

o

一 ¥ C/mean C

-

-

(

9

)

(4)

58 佐焚大学長草学祭報 第50号 (1981) Fig.2は貫入試験に用いられる α口 15 0 コーンについて, コーン表簡を粗と仮定した場合の計 算結果を示したものである.いずれも閣の左側は (]2口 σmの場合,右側は σ2=σ3の場合のもので ある.これらによれば貫入が進むにつれ (ω が取大するにつれ)てコーン周辺の泌性域が拡大し てゆき,コーン表部の接地圧が増大してゆく様子がよく分る. C α,c

ルふ

'

"

局 二 偽 6, ^"'(ら 11,/C 1

1ω==60

-品

じ ら2仇 めな定的 {ωω:::090・ h

日 本 山

Fig. 2. Calculated slip line nets around cones and contact pressure (σ

/c)on cone surfaces. 実際 lζはコーン畏・入の進行は貫入深さ

C

D

p

)

又はコーンの貫入幅比

CD

p

/

2

R)で表示されるの で

Dp

又は

Dp/2R

ωとの関係を知る必要がある.Fig.3は

Dp/2R

と加との関係を示したも のであるがこれによれば 00ω く900

1

百四においては中間主応力σ2を σ2=σmと仮定して得ら れる

Dp

/2R

の伎はσ2出向と仮定して得られる

Dp/2R

の値より大き目であるζとが分る. いまコーン表面を粗と仮定した場合について

(

9

)

式を用いて算定したコーン支持カ係数

C

N

c

r的

N

cqγα〉を

Dp/2RI

乙対して示したものがFig.4である.図において

N

e,αは削

=0

0

CDp/2R

0

)

と剖 900 1乙対するもので ,

N

,qγα は00く的く900ζI対するものである. ζれによれば

N

cq川 は 貫入が進むにつれ (ω が増大するにつれ)地大してゆき,いずれのI令部主応力の場合も

Dp/2R

約1.33で一定値 (σ2=σm…

N

cγα口 11ムσ2=σ3

"N

cγα =12ム 平 均 値 …Ncγα =11.8)Iと達する.従っ て Dp

/

2

R

;

;

;

;

1.

3

3

の深さでは粘土の非排水セン断強度 C"は次式より求められる.

(5)

59 目・ー

.

(

1

0

)

[戸本・力日米:

l

f

i

>

(jゴコーン;筒入試験による有明ねi土:li凶定の原fi'Li閉会皮について

(会一孟1.

3

3)

C 0 3

I

l

一 1 1 ︽

一 一

﹂ ん

一 一

p u 9ゆ・ 6・ 、 : 一、句、、.-ペプ

¥ J

六/て¥、)<"^,

i / . ペ ‘ 、 . " ω 誌叶:町5'/¥ ¥ ν 〆 、 , 〆 ‘ . "'. Y 〆 1 〆、 〆、 ‘ " 〉〆 "‘ 〆 ‘ 8f

っ/

偽記"'ら a=15・ 同 問 (roughsurface) 12 lt 0 9 e L ω 沼 d E z v h σ=lS'co悶 (rough surfacel ぬ f a .

-L

/ / / / A d 2.0 1.8 1.6 1A 1.2 号

.

ω Q 0.8 0.6 0.4 0.2 0 o 0.8 1.0 Dr/2R Fig. 4. Calculated values of the bcaring capacity factor of conc forゆ口O 1.8 1.6 lA 1 .2 0.6 0.4 0.2 7 0 ω刊 Fig. 3. Relation between thc valucs ofDpj2R and the values of印 .

75 60 30 15 実 験 及 び 結 果 貫入試験は佐賀県内の南川

i

部, 'i

ut

,牛津の各地

i

ま ( い ず れ も 有 明 粘 土 地 帯 ) で 実 施 し た . 災 験 に は α

=15

0

Ac=6

.4

5

cm2の コ ー ン を 用 い , 貫 入 速 皮 は

v.=O

.4cm/sの定速とした.南川副, 3.0 2.3 1, (kgjcm') 1 .0 1.5 2.0 M N ¥ C 6

0 γ

0.6

.7 S E 0.8 2.5 I~ (kw'cm'l 1 .0 1.5 2.0 0.5 0.5TO 2 4

'

"

6

立 8 10 12 6 7 8 3 0 0 0 0 ( E 高 f s n ℃詰宮吉弘 5 2 0.9 3.0 (b)Kohoku.S 2.5 Ic (kgJcm:) 1.0 1.5 2.0 1.0 5 0 白 川 町 、 L Q 0 2 0 2 4 6 8 2 1

0 γ 。

0.6 0.7 (a) Kohoktl.N 1, (kg/cmつ 1.0 1.5 2.0 1.0 0.5

MγO

M 6

t! 8 10 12 0.6

7 2.0 1.5 1.0 0.5 0 2 4 M 6

~, 8 10 12 0.8 1.0 百 1.2 1.I 0.9 1 ,5 1 .0 g E ~ 0.9 E 1 11.0 5 包 5 1 1 ~

!

1.2 1.3 1.5..J (c) Minami Kawa::o<ε 1.5 Results of thc static cone penetration test on the Ariakec1ay ground. (d) Ushizu 1.< 1 .3 lA Fig.5.

(6)

災~50号 (1981) 牛津地認では貫入試験機の貫入深さに制限があるため, 0.5m毎p::1.0 mの深さまでゴニ腐を繍削 し,各間について貫入試験を行った.同時l乙原位置ベーンセン断試験と不撹乱試料のサンプりン グを行い,サンプリング試料については室内でー純正続試験を行った. Fig.5は各地底において符-られた貫・入試験結;誌を示したものである.南

J

I¥副,牛津地誌におい ては 0.5m

m

K

土層を掘削して貫入試験を行っているので

Ic-

D

関係l乙不述絞な領域が生じて いるが,これは外栂補間lとより述続することが容易に確認できょう. 佐賀大学農学公報 60 考察及び結論 Fig.6は 側 式 よ り 求 め れsの 舗 と 原 崎 ベ ー ン セ ン 斯 強 度 九 及 び ーiト血圧縮強度q"の ÷ との対比を行ったものである.これによれば (10)式 よ り 求 め た ら は ら よ り は 小 さ 自 の ( 安 全側の), q,j2よりは大き自の(危険'ffiIJの)俗であることが分る. し か し 九 の 大 き い 地 披 ほ ど C"も大きくなっているのに対し ,qul2は 九 ゃ ら に 対 し て 比 例 的 に 増 大 し て い な い . こ れ は 有 明粘土が鋭敏な粘土であり quを求める際の試料の乱れによる強度低下が原因しているとも考 えられる.これにより quを求める際にはどうしても試料は乱れを受けるものであり,九が現在 のところ粘土地盤の原位援強度を代表するものと考えるならば貫入試験法は有明粘土のような鋭 敏な粘土地盤の原位置強度測定法として巡しているといえよう. 盛山一・@

!ロニ│

0.3 0.2 r H H M υ ¥ 可 ぷ } N ¥ 訪 問 M d 0-山由。 F

0.1 0.1 0.2 , ,1口1.,/11.8)(kg/cm勺 Fig. 6. Comparison of the values of-;:-旬 以Idq,,

/

2

with the values of cu obtaincd frorn the static cone penetration test. 0.3 要 本研究は静的コーン貫入試験法の原位殿強度測定法としての適用性を有明粘土地盤について検 討したものである. 通常用いられるコーン先端半角が

1

5

0 でコーン表而が粗とみなされるコーン の支持力係数

(N

cγα)を 内 部 燦 擦 角 ( が を

O

とし深い宮入状態(コーンの貫入幅比

Dp/2R

ミ2 1.33)~と対して算定した.これによれば、ヰI 問主応力が王子均主応カに等しい場合 ,

N

α=11.5であ り,中間主応力が最小主応カl乙等しい場合Ncγα口 12.0であった.従ってこれらの平均依N

α Z 11.8を用いると粘土地殺の非排水セン断強度C"は次式より算定される. 摘

CDp/2R

,;?1.

3

3

)

文 δ

L

L

干 上

一 一

L

川 一 一

N

一 一

p u

(7)

IfI本・力日米

:

i

A

i

命的コーン:箆入試験による有明粘土地挫の原位[段強度について 61 ただし

L

はコーン指数である. 有 明 粘 土 地 躍 に お い て 静 的 コ ー ン 貫 入 試 験 よ り 求 め た コ ー ン 指 数 の 値 か ら 上 式 を 用 い て ら の 彼を算定した.算定伎は原位置ベーンセン新強度(九)より小さく,一指iJ圧縮強さの半分 (q,j2) より大きかった.これより ,

:

g

-

l

夜のところ掠位

i

泣ベーンセン断強度が粘土地盤の原位践における 真の強度を代表するものと考えるならば静的コーン投入試験法は有明粘土のような鋭敏な粘土地 般の原位置強度測定法として越しているといえよう. 謝 辞 現地試験ζlど協力

m

いた九州農政局筑後

J

I

I

下流農業7./CFU事業所,石炭鉱努事業関佐賀事業所ζl謝意を表し ます.なお木研究は文部省科学研究資(総合(A),代表者藤川武信教授)の布IiJl})を受けて行ったものであ る. 引 用 文 献 1) 月1本:I1是也(1980). 粘性土地般におけるコーンの

f

l

r

c

関する銀役論的研究. 佐賀大政殺48.1-63. 2) Meyerhof, G. G. (1951). The Ultimate Bearing Capacity of Foundations. Geotechnique II-4: 301

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