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Stationenlernen : 自立的学習を促すドイツ語授業の実験的試みとして

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全文

(1)

Stationenlernen : 自立的学習を促すドイツ語授業

の実験的試みとして

著者

池田 遊魚

雑誌名

研究論集

88

ページ

261-279

発行年

2008-09

URL

http://doi.org/10.18956/00006206

(2)

Stationenlernen

自律 的 学 習 を 促 す ドイ ツ語 授 業 の 実 験 的試 み と して

池  田  遊 魚

要   旨   今 日大 学 の リメ デ ィア ル教 育 に お い て 、 入 学 生 の 全 般 的 な 基 礎 学 力 の低 下 お よび学 力差 が 問 題 視 され て い るが 、 一 般 教 養 の知 的 背 景 に もぼ らつ きが 見 られ 、 そ の影 響 は初 修 外 国語 で あ る第 二 外 国 語 の 学 習 に も及 ぼ し、 初 期 の段 階 で す で に 習 熟 度 に 大 き な差 が 見 受 け られ る よ うに な って き た 。 また 学 習 者 個 人 の学 習 方 法 の傾 向 や 好 み 、 また 授 業 へ 関 わ り方 や 参 加 の程 度 等 、 様 々 な タイ プの 学 習 者 が 一 つ の 教 室 に 会 す る状 況 が 生 まれ て い る。   第 二 外 国 語 教 育 に お い て は、 そ の導 入 時期 に い か に 目標 言 語 に興 味 を 持 たせ 関心 を持 続 させ る こ とが で き るか 、 また 学 習 へ の動 機 付 け を どの よ うに 高 め てい くか が 重 要 な モ ー メ ン トとな る 。 本 稿 で は 、 学 習 者 の習 熟 度 の差 や学 習 タイ プの違 い に 対 応 し、 学 習 者 の主 体 性 や 自律 的態 度 を 引 き出 す こ と の で き る よ うな 開 か れ た 学 習 形 態Stationenlernenを 取 り上 げ 、 そ の具 体 的方 法 論 お よび 実 際 の ドイ ツ語 授 業 で の 実 践 例 を 紹 介 し検 証 す る。 キ ー ワ ー ド=Stationenlernen、 ドイ ツ 語 教 育 、 外 国 語 教 授 法 、 開 か れ た 授 業 形 態 、 自 律 的 学 習 1.は じ め に

  外 国 語 教 育 に お い て 、 学 習 対 象 言 語 、 学 習 者 グル ー プ、 学 習 目標 に 相 応 しい 教 授 法 が 議論 さ

れ 試 行 され る べ きで あ る こ とは言 う まで もな い 。 「何 を 」(内 容)、 「いか に」(方 法)、 「い つ 」

(時期)、 「どの 程 度 」(量)教

授 し、 そ の た め に 授 業 を ど う運 営 して い くか は 、 学 習 者 の 置 か

れ て い る状 況 や 学 習 の 動 機 を 前 提 と して い る。 す な わ ち、 教 授 者 は 学 習 者 の そ れ まで の 外 国 語

との 接 触 経 験 や 学 習 履 歴 、 母 語 お よび 既 習 外 国 語 に お け る言 語 能 力 や 知 識 量 、 教 養 的 背 景 等 に

よ って 、 臨機 応 変 に 対 応 す る こ とが 当 然 求 め られ る。

  今 日大 学 で は 学 生 の 全 般 的 な 基 礎 学 力 の 低 下 が 問 題 視 され て い るが 、 同 時 に 入 試 の 多様 化 に

伴 い 入 学 時 に お け る学 力 差 が 年 々広 が って い る こ と も無 視 で きな い 。 さ らに 、 一 般 教 養 に お け

る知 的 背 景 とい った 「世 界 知 」 に もか な りの ば らつ きが 見 られ る よ うに な って きた 。 初 修 外 国

(3)

語 で あ る第 二 外 国 語 の 学 習 に お い て は 、 学 習 者 の ほ ぼ 全 員 が ゼ ロか らの ス タ ー トで あ るに もか

か わ らず 、 そ の 前 提 条 件 は もは や 均 一 とは 言 い 難 く、 出発 地 点 で の 基礎 学 力 差 は 広 が る傾 向 に

あ る。 一 年 生 一 学 期 末 に は 、 同 じク ラ ス 内で 既 に 習 熟 度 に 大 きな 差 が 存 在 す るの は 否 め な い 事

実 とな りつ つ あ る。 こ う した 現 状 に ど う対 応 す れ ば よい の か 、 ど こに 照 準 を 定 め て 授 業 を デ ザ

イ ンす れ ば よい の か は 、 教 授 者 に と って 喫 緊 の 課 題 で あ る。

  論 者 は 、 担 当 す る ドイ ツ語 の 授 業 に お い て 、 習 熟 度 の 差 や 様 々な タイ プの 学 習 者 を 考 慮 し、

自律 的 態 度 を 促 しな が ら学 習 へ の 動 機 付 け を 図 る こ とを 狙 い と した 授 業 形 態 を 実 験 的 に 試 み て

きた 。 いわ ゆ るStationenlernen1)と

呼 ば れ る学 習 法 を 採 り入 れ た 開 か れ た 授 業 形 態 で、2006

年 度2学 期 以 降 、 関 西 外 国 語 大 学 国 際 言 語 学 部 ドイ ツ語 コ ミュ ニ ケ ー シ ョン コ ース1年 生 の ド

イ ツ語 ク ラ ス で4回

、 穂 谷 短 期 大 学 部2年

生 で1回

、 計5回

に わ た っ て試 み た 。 以 下 で は

Stationenlernenの

具 体 的 な 形 態 と方 法 論 、 な らび に ドイ ツ語 授 業 で の 実 践 例 を 紹 介 し、 そ の

教 育 的 効 果 に つ い て 検 証 す る。

2.Stationenlernenと は2   ま ずStationenlernenに つ い て 、 そ の 歴 史 的 背 景 な ら び に 定 義 、 特 徴 に つ い て 概 観 し た うえ で 、 準 備 と 授 業 方 法 、 学 習 形 態 等 に つ い て 具 体 的 に 詳 述 す る(Wicke  2006,5-ll参 照)。   本 来 そ の 語 源 は ス ポ ー ツ の 分 野 で の 概 念 を 示 し 、 い わ ゆ る 「サ ー キ ッ ト ト レ ー ニ ン グ 」 (Zirkeltraining)を 指 す 。 野 外 運 動 コ ー ス な ど に あ る ト レ ー ニ ン グ 用 の サ ー キ ッ トで 、 ウ ォ ー キ ン グ や ジ ョギ ン グ を しな が ら 、 要 所 要 所 に 設 置 さ れ て い る 器 具 で 運 動 を す る 方 式 の こ と を い う。 ドイ ツ で は 特 に 改 革 教 育(Reformpadagogik)の 一 環 と し て 、 学 校 教 育 の 現 場 で 外 国 語 以 外 の 様 々 な 科 目 の 新 しい 学 習 形 態 と して 授 業 に 転 用 さ れ て き た 。 場 合 に よ っ て はLernen/Ar-beit an Stationen、  Stationenarbeit、  Lern-und Ubungszirkel、  Lernparcour、  Stationenbetrieb

と い っ た 呼 称 で 表 現 さ れ る こ と が あ る が 、 全 て 同 じ意 味 で 用 い ら れ て い る 。

2.1歴

史 的 背 景

  20世 紀 初 頭 、 ア メ リカの 教 育 学 者Helen ParkhurstがMoria Montessori)に

依 拠 して この

学 習 方 法 を 実 践 した と され る 。 自 由 で 開 か れ た こ の学 習 形 態 は 、 改 革 教 育 を す す め るPeter

Petersen

やC.Freinetら

の 教 育 シ ス テ ムに 基 づ く授 業 や 学 校 に お い て 、 また そ の学 習理 論

お よ び 認 識 理 論 確 立 の う え で 特 に 強 調 さ れ た 。 ドイ ツ で は1980年

夏 、Aidlingenの

Grundschuleで

導 入 され て 以来 、 常 に新 しい形 で授 業 内容 や 科 目で実 践 され て い る。

(4)

2.2定 義   あ る 一 定 の 学 習 内 容 を い くつ か の 領 域 に 分 け 、 そ れ ぞ れ の 領 域 で 、 学 習 者 が 自 主 的 に 取 り組 む こ と が で き る よ うな 教 材 を 作 成 準 備 す る 。 学 習 者 に 課 題 が 分 か る よ う指 示 文 を 作 成 す る 。 ⇒ 課 題 教 材 と指 示 文 を 教 室 内(も し くは 教 室 外)に 設 置 し た い くつ か のStationen(机 上)に 並 べ る 。 ⇒  学 習 者 は 一 人 、 ペ ア ま た は グ ル ー プ で 、Stationか らStationへ と 移 動 し 、 ラ リ ー式 に そ れ ぞ れ の 机 の 上 に 置 か れ た 課 題 に 自 発 的 に 取 り組 む 。 ⇒   解 答 の 置 か れ たStationで 結 果 を 自 主 的 に チ ェ ッ ク し、 学 習 内 容 を コ ン ト ロ ー ル す る 。 2.3特 徴 Lernen  mit allen       Simen

/

Handlung5・ orientierung

/

Selbstst員ndigkeit der  Lernenden

aus:Wicke(2006):Fremdsprache  Deutsch,  Heft  35  S.5

・学 習 者 は 開 か れ た 授 業 形 態 の 中 で 、 教 師 の 指 示 に 拘 束 され ず 、 自 由か つ 自主 的 な 学 習 へ 導 か れ る 。 〈Offener Unterricht,  Selbststandigkeit  der Lernenden>

・課 題 へ の 主 体 的 な 取 り組 み が 学 習 へ の 関 心 ・注 意 、 ひ い て は 責 任 感 を 喚 起 し、 学 習 の 動 機 付 け を 促 す 。 〈Verantwortung  fnr das Lernen,  Motivation>

・コ ミ ュ ニ カ テ ィ ヴ ・ア プ ロ ー チ に 基 づ く授 業 に 適 した 、 行 動 中 心 の 教 材 を 提 供 す る こ とが で き る 。 〈Handlungsorientierung>

・学 習 者 の 知 識 、 能 力 、 技 能(熟 達 度)を 考 慮 し、 学 習 者 の 経 験 を 取 り入 れ る。 〈Berticksichtigung  individueller Fahigkeit/der  Vorkenntnisse  der Lernenden>

・難 度 に 差 を つ く る こ と で 、 習 熟 度 の 異 な る学 習 者 そ れ ぞ れ に 学 習 意 欲 が 湧 くよ うな 課 題 や 練 習 問 題 を 提 供 す る こ と が で き る 。 〈Binnendifferenzierung  in der Klasse>

・人 間 の 五 感 か ら で き る だ け 多 くの 感 覚 を 用 い た 新 しい 学 習 の 筋 道 を 提 供 す る こ と が で き る 。 四 技 能 以 外 に も 、 嗅 覚 、 味 覚 、 触 覚 、 ゲ ー ム や 想 像 力 な ど を 取 り入 れ る こ と が 可 能 で あ り、

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  「専 ら 頭 で 学 ぶ 」 こ と を 意 識 的 に 拒 絶 す る 。 〈Lernen mit allen Sinnen, neue Lernzugange> ・授 業 が ル ー テ ィ ン 化 せ ず 、 学 習 者 を 驚 か せ 、 普 段 と異 な る学 習 態 度 や 行 動 を 促 す こ とが で き

る 。 提 供 す る 課 題 や 練 習 問 題 に つ い て は 、 学 習 者 の 好 奇 心 や 注 意 を 呼 び 起 こ し 自 発 的 に 取 り 組 む こ と を 強 く動 機 付 け る よ うな 工 夫 が 重 視 さ れ る 。

〈Uberraschungen,  Lernanreiz,  abwechselungsreicher  Unterricht>

・問 題 解 決 を 巡 っ て オ ー タ ナ テ ィ ヴ な 可 能 性 が い くつ も 存 在 す る よ うな 課 題 も 提 供 で き る 。 〈verschiedene  L6sungsm6glichkeiten> ・個 人 ワ ー ク 、 ペ ア ワー ク、 グル ー プ ワー ク等 様 々な 作 業 形 態 が 可 能 で あ る。 〈verschiedene  Sozialformen> 2.4準 備 1.ま ず 教 材 を 集 め る 。 そ の 教 材 が 使 え る か ど うか 、 チ ェ ッ ク し、 場 合 に よ っ て は テ キ ス トを     簡 単 に す る な ど 、 書 き 変 え る 。 準 備 した 教 材 に 課 題 の 指 示 文 を 付 け 、 個 々 のStationに 分     類 し振 り分 け る 。 2.課 題 の 指 示 文 カ ー ドと 使 用 す る す べ て の 教 材 を 、 何 度 も 使 え る よ う加 工 して お く。 全 て の     カ ー ドに 番 号 ・色 ・記 号 等 で 印 を し、 各 々 のStationに カ ー ドと 教 材 を 分 類 し易 くす る 。     教 材 の 裏 側 に 、 そ の 教 材 の 指 示 文 カ ー ドと 同 じ印 を つ け て お く。 3.教 材 は 持 ち 運 び で き る よ う、 フ ァイ リ ン グ して 保 管 して お く。 迅 速 にStationが 設 置 で き     る よ う、Station別 に カ ー ド と教 材 の 番 号 ・色 ・記 号 等 が 一 致 し て い る か 注 意 す る 。 4.教 室 の 端 に 順 番 に 机 を 配 置 して い く。 そ れ ぞ れ の カ ー ドや 教 材 が 置 け る よ う、 机 に 同 じ番     号 や 色 分 け を して 、ど のStationか が 分 か る よ う に し て お く。各Stationで の 作 業 が ス ム ー     ズ に 捗 る よ う、 十 分 に 間 隔 を あ け る 。 5.学 習 者 が 途 中 で 息 抜 き の で き るErholstation、 辞 書 や 教 科 書 、 参 考 書 な ど が 使 え るInfor-  るInfor-  mationsstation、 自分 の 学 習 作 業 を 管 理 し評 価 で き る よ う なKontrollstationを 設 置 す る 。     (後 の2.7で 詳 述 。) 6.学 習 者 に そ れ ぞ れ のStationを 紹 介 す る 。 学 習 者 の 質 問 に 答 え る 。 7.Stationで の 具 体 的 作 業 を 始 め る 前 に 、 学 習 者 に 自 己 管 理 用 の 「チ ェ ッ ク シ ー ト」(Lauf-  ト」(Lauf-  zettel)を 渡 し、 そ の 使 い 方 を 全 体 の 前 で 詳 し く説 明 す る 。(後 の2.6で 詳 述 。) 8.場 合 に よ っ て は 、 ハ ン ドベ ル な ど を 用 い て 、 音 でStation交 代 の 合 図 を 送 る こ と も 可 能 で     あ る 。 学 習 者 全 員 が 全 て のStationを 回 る こ と が で き な い 場 合 も あ る が 、 い っ た ん 始 め た     Stationは 原 則 と し て で き る だ け 最 後 ま で 終 え る こ とが 望 ま し い 。

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2.5作 業 形 態(Sozialformen)   個 人 ワ ー ク、 ペ ア ワ ー ク 、 グ ル ー プ ワ ー ク な ど 全 て の 形 態 が 可 能 で あ り、 学 習 者 も 形 態 を 選 び 、Stationご と に 異 な る 形 態 で 取 り組 む こ と も で き る 。 学 習 者 が 相 互 協 力 し話 し合 っ て 結 果 を 導 く よ うな 社 会 性 が 重 視 さ れ る 課 題 に は 、 ペ ア ワ ー ク や グ ル ー プ ワ ー ク が 推 奨 さ れ る 。 ペ ア ワ ー ク や グ ル ー プ ワ ー ク の 場 合 に は 、 作 業 が ル ー テ ィ ン 化 しな い よ う、 構 成 員 が 常 に 交 代 す る こ と が 望 ま しい 。 グ ル ー プ の 構 成 方 法 に つ い て は 教 師 が 指 導 しな くて は な ら な い が 、 そ の 内 容 に つ い て は 干 渉 す べ き で は な い 。 学 習 者 の 主 体 的 な 取 り組 み を 阻 止 しな い よ う注 意 を 払 う。 2.6  チ ェ ッ ク シ ー ト、 学 習 日 記 、 順 番 Nr. Stationsname gemacht    ゾ Bemerkungen 1 2 3 4 5 Laufzettel(図1)   全 体 の 見 通 しが 分 か る よ う な 「チ ェ ッ ク シ ー ト」(Laufzettel図1)を 用 意 し、 学 習 者 は や り終 え たStationの 課 題 の 名 前 を 記 入 し、 印 を つ け 、 必 要 に 応 じて 重 要 事 項 を メ モ す る 。 こ れ に よ り学 習 者 は 自 分 が ど のStationを 終 え て 、 ど のStationを ま だ 終 え て い な い か を 容 易 に 把 握 す る こ とが で き る 。 個 人 の ポ ー ト フ ォ リ オ と し て 学 習 の 進 み 具 合 を 記 録 す る 、 い わ ゆ る 「学 習 日記 」(Lerntagebuch)を 書 く こ と も 可 能 で あ ろ う。   Stationの 「順 番 」 は 予 め 学 習 者 に 周 知 し て お く。 例 え ば 時 計 回 り(図2)に 順 番 が 決 め ら れ て い る の か 、 そ れ と も 縦 横 に ア ト ・ラ ン ダ ム(図3)で も 良 い の か 等 で あ る 。 学 習 者 が 初 め て こ の 作 業 形 態 を 経 験 す る 場 合 に は 、 要 領 を つ か む た め に も 時 計 回 りに 順 序 が 決 め ら れ て い る 方 が 分 か りや す い か も しれ な い 。 ア ト ・ラ ン ダ ム にStationを 回 る 場 合 、 順 番 は 学 習 者 に 委 ね る 。 こ れ に は 、 学 習 者 個 々 の タ イ プ や 作 業 の ス ピ ー ドを 考 慮 し選 択 の 自 由 を 確 保 す る と い う意 味 付 け が あ る 。 い ず れ に せ よ 、 学 習 者 が ど の 課 題 や 作 業 内 容 に 取 り組 ん で い る の か が 分 か る よ う、Stationご と に 課 題 シ ー ト、 教 材 、 解 答 に 番 号 や 記 号 等 で 印 を つ け て お く。

(7)

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  Platz fOr Apsstellεgen auf wascheleinen zur Dokumentation der Ergebnisse lnformation55tation= Wδ 慮erb萌こher usw. 順 番:時 計 回 り(図2)      順 番:ア ト ・ラ ン ダ ム   開 か れ た 形 式(図3)       aus:Wicke(2006}:Fremdsprache  Deutsch,  Heft  35 S.7

2.7  1nformationsstation、  Kontrollstation、  Puffer-und  Erholstation

  学 習 課 題 の 並 べ ら れ たStation以 外 に も 、 以 下 のStationを 設 置 す る こ と が 求 め ら れ る 。 ・Informationsstation   作 業 途 中 で 学 習 者 が 辞 書 や 参 考 書 そ の 他 教 科 書 等 を 自 発 的 に 調 べ 、 課 題 解 決 へ の 手 助 け と す   る こ と の で き る 場 所 を 確 保 す る 。 ・Kontrollstation   Stationで 取 り組 ん だ 課 題 に 対 し て 、 作 業 結 果 を 学 習 者 自 ら が チ ェ ッ ク し、 コ ン トロ ー ル で   き る 場 所 を 確 保 す る 。 黒 板 や ホ ワイ トボ ー ド、 壁 等 に 解 答 を 裏 向 け て 取 り外 しが で き る よ う   掲 示 す る 方 法 が 考 え ら れ る 。 そ れ ぞ れ のStationの 机 上 に 、 解 答 を 封 筒 に 入 れ て 置 い て お く   こ と も で き る が 、 そ の 場 合 学 習 者 は 課 題 に 取 り組 ん だ 後 で 封 筒 を 開 け 、 解 答 を 見 て チ ェ ッ ク   す る 。 ・Puffer-und  Erholstation   一 つ のStationに 同 時 に 複 数 の 学 習 者(も し くは 複 数 の 学 習 グ ル ー プ)が 集 中 した 場 合 に 、       バンパ    衝 突 を 回 避 し学 習 者 が 分 散 し て 課 題 に 取 り組 め る よ う、 緩 衝 器(Puffer)と し て の 機 能 を も   つ 「寄 り道Station」(Pufferstation)を 設 置 す る と よ い 。 学 習 者(も し くは 学 習 グ ル ー プ)   に よ っ て は 、 課 題 に 取 り組 む 速 さ に 違 い が 当 然 で て く る の で 、 よ り速 くで き た 学 習 者 が 立 ち   寄 れ る 気 軽 なStationと し て も活 用 で き る 。 ま た 、 各Stationの 課 題 レベ ル に 難 易 度 を つ け る   意 味 で も 、 あ る い は 学 習 者 が 息 抜 き で き る よ うな 機 会 を 作 る と い う意 味 で も 、 ゲ ー ム 的 要 素   を 取 り入 れ た 「リ フ レ ッ シ ュStation」(Erholstation)と して 設 置 す る こ と も 可 能 で あ る 。

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2.8時

間 制 限 とStationの

交 代

  一 定 の 時 間 内に 全 て のStationを

回 る こ とが で き る よ うに す るた め に 、 ひ とつ のStationで

時 間 制 限 を 設 け る こ と もで き る。 しか しそ の 場 合 、 時 間 に 迫 られ るあ ま り学 習 者 は 十 分 に 考 え

納 得 す る余 裕 が な い ま ま、 た だ 表 面 的 に 取 り組 ん だ だ け とい った 事 態 が 生 じか ね な い 。 そ の 点

に 留 意 して 問 題 作 成 の 難 度 を 考 え 、 制 限 時 間 を 設 定 す る こ とが 必 要 で あ る。

2.9誤 りの 訂 正(Fehlerkorrektur)   自 律 的 な 学 習 形 態 で あ るStationenlernenに お い て は 、 教 師 が ず っ と学 習 者 に 付 き添 い 解 答 結 果 を チ ェ ッ ク す る こ と は 不 可 能 で あ り、 ま た 望 ま し く も な い 。 絶 え ず 誤 りが 訂 正 さ れ る と 、 間 違 い を 恐 れ る あ ま り、 大 胆 か つ 実 験 的 に 問 題 に 取 り組 む と い う学 習 者 に 与 え ら れ た 自 由 な 領 域 を 最 大 限 に 活 用 で き ず に 終 わ っ て し ま う。 こ こ で は 、 学 習 者 自 ら が 結 果 を チ ェ ッ ク し コ ン ト ロ ー ル す る こ と が 重 視 され る(Selbstkontrolle)。 学 習 管 理 が 、 教 師 で は な く学 習 者 当 人 に 任 せ ら れ る こ と に よ っ て 、 ま さ に 学 習 プ ロ セ ス の 中 に 位 置 づ け ら れ て い る と い え る 。 課 題 に よ っ て は 、 最 終 的 にKontrollstationで 確 か め る 以 前 に 、 学 習 者 同 士 で 議 論 しチ ェ ッ クす る な か で 自 ず と 確 認 で き る 場 合 も あ る 。 ま た 答 え を 誤 っ た り導 き 出 せ な か っ た 場 合 は 、 必 ず 作 業 終 了 後 全 体 の 話 し合 い の 中 で 、 な ぜ 間 違 っ た の か 、 ど こ が 解 ら な か っ た の か 等 を 分 析 す る こ と が 重 要 で あ る 。 2.10省 察 と プ レゼ ン テ ー シ ョ ン   Stationenlernenの 学 習 内 容 や 方 法 、 結 果 に つ い て は 、 一 連 の 作 業 終 了 後 学 習 者 が 自 ら振 り 返 り検 討 し評 価 す る こ と(Auswertung)が フ ォ ロ ー ・ア ッ プ と し て 重 要 な 意 味 を も つ 。  Dia-logやRollenspiel、  kleiner Sketchな ど に 取 り組 ん だ 場 合 に は そ れ ら を 全 体 の 前 で 発 表 す る 。 練 習 問 題 等 は そ の 内 容 や 学 習 結 果 に つ い て ク ラ ス 全 体 で 話 し合 う。 学 習 者 は こ の よ うな 話 し合 い の な か か ら 相 互 間 で 学 習 の 道 筋 を よ り意 識 的 に 形 成 し、 支 え 合 う こ と が で き る で あ ろ う。 (Schwerdtfeger  2001,73参 照) 3.教 師 の 役 割 一"Kontrolleur"か ら"Monitor"へ

  教 師 は 学 習 者 に 知 識 を 伝 達 し学 習 成 果 を 管 理 す る とい う立 場 か らい った ん 退 き、 学 習 者 の 学

習 プ ロセ スを 観 察 し、 学 習 作 業 に 付 き添 い 、 学 習 作 業 を 補 助 し、 学 習 者 の 導 き 出す 解 答 を 肯 定

的 に 認 め る。 伝 統 的 な 一 斉 授 業 に お け る よ うな ク ラ ス全 体 に 対 して で は な く、 個 々 の学 習 者

(学習 グル ー プ)に 対 して そ の 自主 性 を 促 し助 言 す る ア ドバ イ ザ ーの 役 目を 果 た す 。 共 同 作 業

へ の 励 ま し、 ポ ジ テ ィヴな 学 習 態 度 の 強 化 、 達 成 感 を 得 る喜 び の 伝 達 等 、 学 習 の 動機 付 け を 高

(9)

め る役 割 な ど も 同時 に 担 う。 そ の た め に は まず 学 習 者 の 様 子 を 注 意 深 く観 察 して 回 る こ とが 求

め られ る。

4.学

習 者 の 役 割

  伝 統 的 な 外 国 語 授 業 に お い て は 、 学 習 者 は 専 ら教 師 が 定 め た 学 習 目標 ・内 容 ・方 法 ・媒 体 ・

進 行 ・管 理 な どに 従 い 、 一 斉 にそ れ らを遂 行 す る よ う求 め られ るが 、Stationenlernenで

は 学

習 者 は そ の よ うな 態 度 か ら解 放 され 、 む しろ 同 じク ラ スの 学 習 仲 間 が 提 案 す る学 習 方 法 や 問 題

解 決 の た め の ス トラ テ ジ ーに 導 か れ る。 また 、 学 習 者 は 課 題 に 取 り組 む 際 の 順 番 や 速 度 を 自 ら

決 め る こ とが で き る。 結 果 を チ ェ ック し、 コ ン トロール す る こ とで 主 体 的 に 課 題 に 取 り組 み 、

学 習 自体 へ の 責 任 を 担 う。

  学 習 お よび 作 業 態 度 の 変 更 を 受 け 入 れ る こ とは 学 習 者 に と って 必 ず しも容 易 な こ とで は な く、

戸 惑 い が 生 じる こ と も大 い に 考 え られ る。 教 師 は そ の こ とに 配 慮 しつ つ 、 個 々の 学 習 者 に 対 し

て 学 習 お よび 作 業 態 度 の 変 更 を 丁 寧 に 説 明 し、 学 習 環 境 を 準 備 しな け れ ぽ な らな い 。

5.ド

イ ツ 語 授 業 へ の 導 入 、 実 践 例

  関 西 外 国 語 大 学 で は こ れ ま で 国 際 言 語 学 部 一 年 生 の ドイ ツ 語 の 授 業 に お い て 、1)2006年ll 月 「ドイ ツ語 会 話1」 、2)同 年12.月 「ドイ ツ語 会 話1」 、3)2007年7月 「ドイ ツ 語 演 習1」 、 4)同 年10月 「 ドイ ツ 語 会 話1」 の 担 当 ク ラ ス で 、 ま た 穂 谷 短 大2年 生 の ドイ ツ 語 の 授 業 で は 、 5)2008年1月 「言 語 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 演 習(ド イ ツ 語)」 の 担 当 ク ラ ス で 、 合 計5回 Stationenlernenの 導 入 を 試 み た 。1)、2)、3)お よ び5)で は 学 期 末 に 近 い 時 期 に 主 と し て 既 習 文 法 事 項 の 復 習 に こ の 授 業 形 態 を 利 用 した 。4)で は2学 期 開 始 後 最 初 の 授 業 に お い て 1学 期 の 復 習 を 学 習 対 象 と し、 ウ ォ ー ミ ン グ ・ア ッ プ を 兼 ね て 実 施 した 。 ど の ク ラ ス も コ ミ ュ ニ カ テ ィ ヴ ・ア プ ロ ー チ に 基 づ く授 業 で 、1)、2)、3)、4)の ク ラ ス で は ドイ ツ語 ネ イ テ ィ ヴ 教 員 と の ペ ア 授 業 形 式 を と っ て い る6)。 通 常 の 授 業 に お け る 使 用 テ キ ス トは1)、2)で はBerliner  Platz 1(Langenscheidt  2002)、3)、4)で はSchritte  international  1(Hueber 2006)、5)で はrMeine  Deutschstundeド イ ツ語 の 時 間 〔ビ デ オ 教 材 恋 す る ベ ル リ ン 〕』(清 野 智 昭 朝 日 出 版2005年)で あ る 。 そ れ ぞ れ の 授 業 内 容 や 進 度 に 応 じ て 、 手 作 業 を 必 要 と す る 教 材(カ ー ドを 選 ん だ り組 み 合 わ せ た りす る 等)を 作 成 した が 、 教 科 書 の 副 教 材 を 利 用 した り 一 度 作 っ た 教 材 を 単 語 だ け 変 え て 再 度 用 い た り も した。 紙 面 の 都 合 上 こ の 中 か ら3)の ク ラ ス

(10)

Station  1疑 問 詞 を 補 う(Fragew6rter  erganzen) Partner-oder  Gruppenarbeit (パ ー ト ナ ー あ る い は グ ル ー プ で 行 う) 1)封 筒 を 開 け 、 疑 問 詞 の カ ー ドを 出 し ます 。 疑 問   文1)∼10)の 下 線 部 に 合 う疑 問 詞 を 選 ん で 並   べ て くだ さ い 。   意 味 も 確 認 し ま し ょ う。 2)代 表 者 が 黒 板 に 貼 っ て あ る 解 答 を 見 に 行 っ て く   だ さ い 。   代 表 者 は も う一 度 机 に 戻 り、 並 べ 方 を 確 認 し て   くだ さ い 。 3)終 わ っ た ら 、 で き た も の 、 で き な か っ た も の 、   あ る い は 感 想 をBemerkungenの 欄 に 書 い て くだ   さ い 。 4)カ ー ドを 元 の 封 筒 に 戻 して くだ さ い 。

Station  2  動 詞 を 補 う(Verben  erg5nzen) Partner-oder  Gruppenarbeit (パ ー ト ナ ー あ る い は グ ル ー プ で 行 う) 1)下 線 部 に 、 選 択 肢 の 中 か ら 正 し い 動 詞 を 選 ん で   補 っ て くだ さ い 。 2)代 表 者 が 黒 板 に 貼 っ て あ る 解 答 を 見 に 行 っ て く   だ さ い 。 3)代 表 者 は も う一 度 机 に 戻 り、 動 詞 を 確 認 して く   だ さ い 。   テ キ ス トの意 味 も確 認 し ま し ょ う。 4)終 わ っ た ら 、 で き た も の 、 で き な か っ た も の 、   あ る い は 感 想 をBemerkungenの 欄 に 書 い て くだ   さ い 。 Station  3  単 語 の 綴 り を 言 う(Buchstabieren) Partnerarbeit(パ ー トナ ー と 行 う) 1)各 人 が 封 筒 か ら カ ー ドを3枚 ず つ 出 し ます 。 カ ー     ドに は あ る 単 語 が 書 か れ て い ま す 。 相 手 に 単 語   が 見 え な い よ うに し て 、 綴 りを 言 い ます 。 相 手   は そ の 綴 りを 書 き と め ま す 。 正 し く書 け た か チ   ェ ッ ク が で き れ ば 、 立 場 を 入 れ 替 わ りま す 。 最   後 に 単 語 の 意 味 も確 認 し ま し ょ う。 2)終 わ っ た ら 、 で き た も の 、 で き な か っ た も の 、   あ る い は 感 想 をBemerkungenの 欄 に 書 い て くだ   さ い 。 3)最 後 に 、 カ ー ドを 元 の 封 筒 に 戻 して くだ さ い 。

Station  4  ド イ ツ 語 の 動 詞 を 言 う(Verben  nennen) Partner-oder  Gruppenarbeit (パ ー ト ナ ー あ る い は グ ル ー プ で 行 う) 1)封 筒 を 開 け 、 絵 カ ー ド と ドイ ツ語 の 動 詞 カ ー ド   を 出 し ま す 。 絵 に 合 う動 詞(不 定 形)を 選 び 、   組 み 合 わ せ ま す 。 終 わ っ た ら 、 で き た も の 、 で   き な か った も の 、 あ る い は 感 想 をBemerkungen   の欄 に 書 い て くだ さ い 。 2)代 表 者 が 黒 板 に 貼 っ て あ る 解 答 を 見 に 行 っ て く   だ さ い 。 3)代 表 者 は も う一 度 机 に 戻 り、 組 み 合 わ せ 方 を 確   認 し て くだ さ い 。 4)終 わ っ た ら 、 で き た も の 、 で き な か っ た も の 、   あ る い は 感 想 をBemerkungenの 欄 に 書 い て くだ   さ い 。 5)最 後 に 、 カ ー ドを 元 の 封 筒 に 戻 して くだ さ い 。

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Station  5動 詞 の 人 称 変 化(Konjugation) Partner-oder  Gruppenarbeit (パ ー トナ ー あ る い は グ ル ー プ で 行 う) 1)三 つ の 封 筒(A)、   (B)、   (C)が あ り ます 。 封 筒     (A)を 開 け て 、 人 称 代 名 詞(黄 色 の カ ー ド)に 合     う動 詞 の 形(赤 の カ ー ド)を 探 し て 、 封 筒 の 中     の カ ー ドを 正 し く並 べ て くだ さ い 。 パ ー トナ ー    や グ ル ー プ の 人 と 相 談 し て 、 全 て の カ ー ドを 使     い き っ て くだ さ い 。 2)代 表 者 が 黒 板 に 貼 っ て あ る 解 答 を 見 に 行 っ て く    だ さ い 。 3)代 表 者 は も う一 度 机 に 戻 り、 並 べ 方 を 確 認 し て     くだ さ い 。     で き た も の 、 で き な か っ た も の 、 あ る い は 感 想    をBemerkungenの 欄 に 書 い て くだ さ い 。 4)終 わ っ た ら 、 カ ー ドを ぼ ら ぼ ら に 混 ぜ 、 封 筒 に   戻 し て くだ さい 。 5)封 筒(B)、(C)に つ い て も 同 様 に 行 っ て く だ さ い 。

Station  6  電 話 番 号 を 言 う(Telefonnummer  sagen) Partnerarbeit(パ ー ト ナ ー で 行 う) 1)各 人 が 封 筒 か ら カ ー ドを3枚 ず つ 出 し ます 。 カ ー     ドに は 電 話 番 号 が 書 か れ て い ま す 。 相 手 に 番 号   が 見 え な い よ うに し て 、 番 号 を ドイ ツ語 で 読 み   上 げ ま す 。 相 手 は そ の 番 号 を 書 き と め ま す 。 正   し く書 け た か チ ェ ッ ク が で き れ ば 、 立 場 を 入 れ   替 わ りま す 。 2)終 わ っ た ら 、 で き た も の 、 で き な か っ た も の 、   あ る い は 感 想 をBemerkungenの 欄 に 書 い て くだ   さ い 。 3)最 後 に 、 カ ー ドを 元 の 封 筒 に 戻 して くだ さ い 。 Station  7  神 経 衰 弱 ゲ ー ム(Memoryspiel):正 し い 組 み合 わせ を見 つ ける Partner-oder  Gruppenarbeit (パ ー ト ナ ー あ る い は グ ル ー プ で 行 う) 1)封 筒 か ら カ ー ドを 出 し、 裏 向 け に 並 べ て くだ さ   い 。 質 問 と答 え が 一 致 す る よ う、 正 し い 組 み 合   わ せ の ペ ア カ ー ドを 見 つ け ま す 。 2)全 て の 組 み 合 わ せ が 明 らか に な っ た ら、 代 表 者   が 黒 板 に 貼 っ て あ る解 答 を 見 に 行 っ て くだ さ い 。 3)代 表 者 は も う一 度 机 に 戻 り、 組 み 合 わ せ を 確 認   して くだ さ い 。 4)終 わ っ た ら 、 で き た も の 、 で き な か っ た も の 、   あ る い は 感 想 をBemerkungenの 欄 に 書 い て くだ   さ い 。 5)最 後 に 、 カ ー ドを 元 の 封 筒 に 戻 して くだ さ い 。

Station  8  テ キ ス ト理 解(Text  lesen  und  verstehen) Partnerarbeit(パ ー ト ナ ー で 行 う) (テ キ ス ト シ ー トー 枚 、 内 容 理 解 チ ェ ッ ク シ ー ト は グ ル ー プ 数 の 枚 数 を 用 意) 1)封 筒 を 開 け 、 テ キ ス トシ ー ト と 内 容 理 解 チ ェ ッ   ク シ ー トを 出 し ま す 。 テ キ ス ト1∼4ま で を 読   ん で 、 チ ェ ッ ク シ ー トa,bに 答 え て くだ さい 。   チ ェ ッ ク シ ー トに 直 接 記 入 して くだ さ い 。 2)代 表 者 が 黒 板 に 貼 っ て あ る 解 答 を 見 に 行 っ て く   だ さ い 。 3)代 表 者 は も う一 度 机 に 戻 り、 チ ェ ッ ク シ ー トを   確 認 して くだ さ い 。 4)終 わ っ た ら 、 で き た も の 、 で き な か っ た も の 、   あ る い は 感 想 をBemerkungenの 欄 に 書 い て くだ   さ い 。 5)最 後 に 、 テ キ ス トシ ー トを 元 の 封 筒 に 戻 して く   だ さ い 。

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Station  9  動 詞 の 活 用(人 称 変 化)を 言 う (サ イ コ ロ ゲ ー ム)(WUrfelspiel) Partnerarbeit(パ ー ト ナ ー で 行 う) 1)一 枚 の 紙 シ ー トと サ イ コ ロ が あ り ま す 。 サ イ コ   ロを 振 っ て 出 た 目 の 数 だ け[Starl](ス タ ー ト)   か ら 進 み 、 そ の 動 詞 を 目 の 数 に 応 じ て 人 称 変 化   さ せ ま す 。(ich/du/Sie) 2)お 互 い に 確 認 しあ い な が ら[圃(ゴ ー ル)ま で   進 み ま す 。 3)終 わ っ た ら 、 で き た も の 、 で き な か っ た も の 、   あ る い は 感 想 をBemerkungenの 欄 に 書 い て くだ   さ い 。 Station  10  ゲ ー ム で 単 語 を 学 ぼ う!一 ドイ ツ 語 の

名 詞 を い う(W6rter  Iernen  mit SpielspaB)

Gruppenarbeit(グ ル ー プで 行 う) 1)封 筒 を 開 け 、 絵 シ ー ト と 小 さ い 封 筒Aの 単 語     カ ー ドを 出 し ま す 。 そ れ ぞ れ の 絵 に 合 う名 詞 を   見 つ け て 、 絵 シ ー ト上 に並 べ て くだ さ い 。 2)代 表 者 が 黒 板 に 貼 っ て あ る 解 答 を 見 に 行 っ て く   だ さ い 。 3)代 表 者 は も う一 度 机 に 戻 り、 並 べ 方 を 確 認 し て     くだ さ い 。 全 て の 単 語 を 発 音 し て み ま し ょ う。   終 わ っ た ら、 で き た も の 、 で き な か っ た も の 、   あ る い は 感 想 をBemerkungenの 欄 に 書 い て くだ     さ い 。 4)次 に 、 小 さ い 封 筒Aと 小 さ い 封 筒Bを 開 け て 、   Aか ら は 単 語 カ ー ドを 、Bか ら は 絵 カ ー ドを 出     し ま す 。 全 て の カ ー ドを 裏 向 け て 、 絵 と 単 語 が   一 致 す る よ うに 、 「神 経 衰 弱 」 ゲ ー ム を し て くだ     さ い 。 正 解 は 全 員 で 確 認 し合 っ て くだ さ い 。 5)こ の ゲ ー ム で 初 め て 覚 え た 単 語 をBemerkungen   の欄 に 書 い て くだ さ い 。   10のStationを 用 意 した が90分 の 授 業 時 間 内 に 取 り組 む に は 少 し量 が 多 い と 判 断 し、 最 終 的 にStation10は 省 い た 。 学 生 は 初 め て こ の 学 習 形 態 を 経 験 す る た め 、 個 人 ワ ー クは 避 け 、 ペ ア も し くは グ ル ー プ に よ る 共 同 作 業 と し、 学 習 者 同 士 で 協 力 で き る よ うに した 。 グ ル ー プ 構 成 は 予 め 決 め ず 学 生 た ち に 任 せ た が 、 ず っ と 同 じペ ア/グ ル ー プ の ま ま で は な く、 で き る だ け 入 れ 替 わ る よ う促 した 。 順 番 に つ い て は 、 好 き なStationか ら 始 め ア ト ・ラ ン ダ ム に 自 由 に 選 ば せ た 。 一 つ のStationに は 制 限 時 間 を 設 け ず 、 必 ず し も 全 て のStationを 回 り切 ら な くて も よ い が 、 一 度 取 り掛 か っ た 課 題 は 途 中 で 放 棄 せ ず 最 後 ま で や り遂 げ な くて は な ら な い 旨 を 伝 え た 。 単 語 等 ど う し て も分 か ら な い 時 の た め に 辞 書 数 冊 と教 科 書 を 置 い たInformationsstationを 設 け 、 そ こ で 自 主 的 に 調 べ ら れ る よ う に し た 。Station  7と9は ゲ ー ム 的 要 素 を 取 り入 れ 「寄 り 道/リ フ レ ッ シ ュStation」 を 兼 ね た 。 そ れ ぞ れ のStationを 紹 介 し た 後 チ ェ ッ ク シ ー トを 配 り、 解 か ら な か っ た 単 語 や 文 法 項 目を 後 で 復 習 で き る よ う記 入 した り率 直 な 感 想 な ど を 書 き 留 め る よ う指 示 した 。 作 業 を 始 め る 前 に は 、 こ う した 方 法 や ル ー ル 、 要 領 に つ い て 誤 解 が な い よ う詳 し く説 明 し、 ま た 質 問 に も 応 じた 。

(13)

6.ド

イ ツ 語 授 業 へ の 導 入 、 実 践 結 果

  最 も危 惧 され た の は 、 途 中 で この 作 業 か ら外 れ て 私 語 に 乗 じ、 そ の うち作 業 そ の もの を 放 棄

し授 業 に 参 加 しな い 学 生 が 少 な か らず い るの で は な い か 、 とい うこ とで あ った 。 と ころ が 現 実

に は 作 業 が 始 ま るや 否 や 、 ほ とん どの 学 生 は 作 業 に 没 頭 し出 した 。 また 、 リー ダ ー シ ップを 発

揮 す る少 数 の 学 生 に 他 の 学 生 が つ い て 行 くだ け の 受 身 の 作 業 に な るの で は とい う懸 念 もあ った 。

実 際 に は 、 そ れ ぞ れ のStationで

イ ニ シ ア テ ィヴを 取 る学 生 が い る もの の 、 答 え を 出す プ ロセ

スの 中 で お 互 い に 刺 激 を 受 け て い た 。 直 ぐに 答 え を 出 した 学 生 に 対 して な ぜ そ うな の か を 尋 ね

た り、 他 の 答 え の 可 能 性 は な い の か な ど話 し合 う様 子 も頻 繁 に 見 られ た 。 取 り組 む 課 題 の 難 易

に よ って は 、 す ぐに 答 え を 出す こ とが で きず 一 つ のStationに

長 くか か って しま うグル ー プ も

何 組 か 見 られ た 。 日本 語 の 指 示 文 を よ く読 ん で い な い 為 に 、 課 題 を 理 解 で きず に い る姿 も見 受

け られ た 。 ほ ぼ 全 員 が 全 て のStationを

回 り終 え た が 、 な か に は 終 え る こ とが で きな い 学 生 も

い た 。 逆 に 作 業 ス ピ ー ドの 早 い 学 生 は 、 取 り掛 か って い な いStationで

次 の 作 業 を 始 め よ うと

す るが 、 す で に 他 の グル ー プで 塞 が って い るた め 、 仕 方 な くそ の グル ー プが 終 わ るの を 手 持 ち

無 沙 汰 に 待 って い る とい う場 面 もあ った 。(作 業 開 始 直 前 に省 いたStation  10は そ の ま ま残 し

て も よか った と思 わ れ る。)そ の影 響 で、 グル ー プ構 成 員 が 固 定 化 して しま い、Stationご とに

入 れ 替 わ る こ とが 難 しい 状 況 が 生 じて しま う結 果 とな った 。 この 点 に つ い て は 、 他 の クラス で

の 実 践 の 場 合 で も改 善 す る こ とが で きな か った の で 、 そ の 調 整 方 法 に つ い て は 課 題 が 残 った 。

また 、 作 業 終 了 後 ク ラ ス全 体 で 振 り返 る時 間 が 十 分 に 取 れ な か った こ と も反 省 点 と して 挙 げ ら

れ る。 や は り他 の ク ラ スの 場 合 で も時 間 配 分 を うま く予 測 で きず 、 最 後 に 学 習 内 容 や 結 果 に つ

い て じっ く り話 し合 う時 間 が とれ な か った 。 た だ 学 習 作 業 の 経 過 に お い て は 、 途 中 で 退 屈 し学

習 意 欲 が 削 が れ る とい うこ と もな く、 ク ラ スの 全 員 が 作 業 に 集 中 す る こ とが で きた と言 え る。

  作 業 中 の 学 生 の 様 子 や チ ェ ック シ ー トに 書 か れ た 感 想 な どか ら、 この 学 習(授 業)形 態 が 一

定 の 機 能 を果 た した 理 由 と して考 え られ るの は 次 の 点 で あ る。1)「

ラ リー」 に似 て い るた め 、

一 つ のStationで

一 つ の 課 題 に 取 り組 む 方 式 に よ り

、 課 題 を こなす 度 に 「で きた!」 とい う達

成 感 が 味 わ え る。2)次

のStationで

は どの よ うな 課 題 が 提 示 され るの か 、 あ る種 の 好 奇 心 が

掻 き立 て られ る。3)学

習 者 同士 で 自 由に 考 え を 述 べ 合 い 相 談 す る こ とが で き る(こ れ に は 普

段 の コ ミ ュニ カ テ ィヴ ・ア プ ローチ に 基 づ く授 業 で 、 ペ ア ワー クや グル ー プ ワー クに 慣 れ て い

る こ と に 由 る と ころ が 大 き い)。4)自

分 の ドイ ツ語 能 力 が 否 応 な く試 され 、 ど こが 解 って い

て ど こが 解 って い な い の か が 分 か って くる。5)教

師 に 指 示 され て 始 め るの で は な く自発 的 に

学 習 に 取 り組 み 、 そ の 結 果 も 自主 的 に コ ン トロール す る とい う形 態 の 性 格 上 、 常 に 能 動 的 に 行

動 して い る。 さ らに 大 きな 理 由 と して 挙 げ られ るの は   6)学

習 プ ロセ スを 楽 しむ 、 とい う要

素 が この 学 習(授 業)形

態 に 見 受 け られ る こ とで あ る 。 チ ェ ッ ク シ ー トの コ メ ン ト欄(Be一

(14)

merkungen)に

書 か れ た 感 想 か ら も窺 い知 る こ とが で き るが 、 学 習 者 は この 作 業 を 通 じて 少

な か らず 「ドイ ツ語 が で きた/解

った 」 こ と の喜 び を体 験 す る と 同時 に、 「ど こが ま だ解 って

い な い の か 、 具 体 的 に 何 を 学 習 す れ ば よい の か 」 に つ い て の 自己 省 察 及 び 気 づ きを 経 て 、 学 習

へ の 動 機 付 け を 高 め て い る。 この 形 態 が い わ ば 学 び そ の もの を 意 識 化 す る メ タ認知 能 力 を 発 揮

させ 、 自律 的 な 学 習 へ の 一 歩 を 後 押 し して い る と も言 え る。 以 下 に 学 生 の 感 想 記 述 を 紹 介 す る。

(単語 や 文 法 事 項 の 羅 列 等 に つ い て は 省 略 し、 実 際 の 表 記 を そ の ま ま掲 載 。 学 生 に よ るチ ェ ッ

クシ ー ト記 入 例 は 本 稿 末 の 「資 料 」 を 参 照 の こ と。)

Station 1:疑 問 詞 を 補 う ・      wohnt  in Osaka?にWoを 入 れ て し ま っ た。 主 語 が 無 い の に 気 づ か な か っ た 。 ・WerとWieとWasの 意 味 が 混 ざ っ て 分 か ら な か っ た 。  ・い い 練 習 に な りま した 。 ・主 語 と 動 詞 を 見 つ け る こ と!  ・こ れ が 一 番 難 しか っ た ・3こ ま ち が え た   や ぽ い Station 2:動 詞 を 補 う ・全 問 正 解 で した!!  ・一 番 か ん た ん   ・少 し簡 単 で し た 。  ・補 うの簡 単 や った ・ス ム ー ズ に 出 来 ま した 。  ・理 解 で き た 。 易 しい 文 だ っ た 。  ・全 部 あ っ て た ・よ く理 解 で き て い た 。 しか し、 まだ まだ と思 うの で 勉 強 す る。 ・100%で き ま した。 僕 もけ っ こ う こた え られ ま した 。 基 本 が 大 切 で す ね 。 Station 3:単 語 の 綴 りを 言 う ・rと1を 聞 き 間 違 え ま した 。・み ん な全 問正 解 で した。  ・ち ょ っ と忘 れ て い た 。 ・w 、y、 vを 読 む と きに忘 れ て し ま って、 何 とい え ば い いか 迷 い ま した。・少 し忘 れ て い た ・瞬 時 に ア ル フ ァベ ッ トを 思 い 出 す の が 難 しか っ た で す。"r"の 発 音 が 苦 手 で す 。 ・忘 れ て い る ア ル フ ァベ ッ トも あ っ た か ら 、 や り直 そ うと思 った 。(r/aな ど …  ) ・数 字 の や つ と 同 様 楽 しか っ た 。a/aの 違 い を 聞 き取 る のが 難 しい。 Station 4:ド イ ツ語 の 動 詞 を 言 う ・全 問 正 解 で した 。  ・全 体 的 に 難 しい 。 よ くみ た ら 分 か っ た 。 ・全 問 正 解 で と っ て も 嬉 しか っ た で す。 知 ら な い 単 語 も あ っ た け ど 、 英 語 と 雰 囲 気 が 似 て い た   の で 解 き や す か っ た で す 。 ・全 問 正 解 で め っ ち ゃ うれ し か っ た で す!!知 ら な い 単 語 が い っ ぱ い あ っ た け ど、 いけ そ うな   気 が し ま した 。 ・感 想   と て も 勉 強 に な り、 よか った 。 次 回 は 家 で トライ して み ます 。 ・英 語 と ち ょ っ と に て い る 単 語 も あ り ま した 。 単 語 力 は とて も大 切 な の で しっか り します 。 Station 5:動 詞 の 人 称 変 化 ・c)が 難 しか っ た 。  ・少 し難 しか っ た で す 。

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・べ ん き ょ うの せ い か が 出 た!  ・活 用 は 大 切 で す。 法 そ くを つ か め 。 Station 6:電 話 番 号 を 言 う ・数 字 を 正 確 に 聞 き 取 り書 く こ と は 楽 しか っ た。 家 で や ろ う と 思 っ た 。 ・数 字 は 言 う よ り聞 き 取 る 方 が む ず か しい と 思 っ た 。  ・数 字 は 問 題 な か っ た 。 ・全 問 正 解 で した。 数 字 が だ い ぶ 分 か る よ うに な っ て き ま した 。 ・数 字 は も う読 め る か ら 分 か っ た 。  ・ し っ か り と で き て い ま した 。 ・数 字 意 外 と で き る な あ と 思 っ た     ・お も ろ い     ・お も し ろ か っ た ・数 字 は か な り覚 え ら れ た と 思 い ま す ・や っ ぱ りす ら す ら と 言 え ま せ ん で した 。 Station 7:神 経 衰 弱 ・楽 しか っ た で す。 神 経 衰 弱 の ル ー ル を 忘 れ て い た の で 焦 り ま した 。 ・と て も 楽 しか っ た 。 す ご く盛 り上 が った 。  ・楽 し くで き ま した 。 ・楽 しか っ た。 け っ こ う早 くで き た 。  ・ ドイ ツ 語 の 疑 問 文 を 覚 え る こ と が で き た 。 ・神 経 衰 弱 に よ っ て ドイ ツ 語 の 会 話 を 思 い 出 す こ と が で き た 。 家 で 一 人 で や ろ うと思 う。 ・時 間 は か か っ て し ま っ た け ど 、 全 て 合 った 。  ・ トラ ン プ み た い で 覚 え や す か っ た 。 ・お も し ろ か っ た 。 また や って み た い で す 。  ・難 しか っ た で す 。 ・ しん け 一 す い じ ゃ くは 苦 手 で す 。 け どお も しろか った で す 。 Station 8:テ キ ス ト理 解 ・思 っ た よ り簡 単 に 解 く こ と が で き ま した 。  ・全 部 あ っ て た 、 簡 単 だ っ た ・内 容 が 理 解 で き ま した 。  ・読 み や す い 文 だ っ た 。  ・ス ム ー ズ に で き ま した 。 ・結 構 思 っ た よ りで き ま した 。  ・大 人 数 で で き た の で 楽 しか っ た ・い ろ ん な 職 業 の 単 語 が わ か っ た ・ ドイ ツ 語 は つ づ りが 難 しい と 思 っ た ・最 後 だ っ た の で 時 間 が あ ま りな か っ た け れ ど 、 が ん ば って や りま した 。 ・今 ま で や っ た 中 で 一 番 ム ズ か しか っ た 。Verkauferinが わ か っ た 。 ・Verkauferin店 員 さ ん   新 し い 単 語 が 出 て き 、 難 しさを 感 じつ つ もで きた 俺 。 Station 9:動 詞 の 活 用 を 言 う(サ イ コ ロ ゲ ー ム) ・サ イ コ ロ ゲ ー ム が す ご ろ くみ た い で 楽 しか っ た で す。  ・楽 しか っ た で す ・活 用 の 復 習 に な り ま した 。  ・活 用 が ま だ 覚 え れ て な い 。  ・seinが 難 しい ・サ イ コ ロ ゲ ー ム 楽 しか っ た で す 。 苦 手 分 野 の 勉 強 に な りま した 。 ・Zielは 私 で し た 。  ・ま だ ま だ 分 か ら な い 事 が あ る  ・と て も む ず か し か っ た 。 ・活 用 を 楽 し く勉 強 で き た 。  ・ぱ っ と 活 用 を だ せ な い と 言 語 と して い み が な い の で す ・活 用 ひ ょ うを 覚 え き れ て な い の が よ く分 か っ た 。  ・こ ん が ら が っ て 大 変 だ っ た ・seinの 変 化 が 難 しか っ た 。 きの う偶 然 動 詞 の 変 化 を 勉 強 して い て よか った!

(16)

7.可

能 性 と 限 界

全 て の 学 習 形 態 と 同 様 、Stationenlernenに も 長 所(可 能 性)と 短 所(限 界)が 見 ら れ る 。 7.1  Stationenlernenの 長 所 一個 々 の 学 習 者 の 能 力 へ の 配 慮 が 可 能 で あ る 一様 々 な 学 習 者 が 同 じ グ ル ー プ で 課 題 に 取 り組 む こ と で 、 「互 い に学 ぶ 」 態 度 や 社 会 性 が形 成   さ れ る 。 〈soziales Lernen> 一作 業 結 果 は プ ロ セ ス の な か に 統 合 さ れ 、 他 の 学 習 者 に も共 有 され る。 グル ー プ ダイ ナ ミズ ム が 形 成 さ れ る 。 〈Gruppendynamik> 一自 律 的 ・主 体 的 学 習 態 度 〈autonomes  Lernen> 、 並 び に 学 習 へ の 責 任 感 が 形 成 さ れ る 。 一直 接 的 に 学 習 行 動 を 拘 束 し、 そ の 成 果 を 強 要 す る教 授 者 中 心 の 授 業 とは 異 な り、 学 習 者 中 心 の こ の 形 態 で は 、 学 習 者 は 定 め ら れ た 目標 を 見 失 う こ と な く学 習 テ ン ポ を 自 ら 決 め る こ と が で き る 。 〈lernerorientierter Unterricht> 一人 間 の あ ら ゆ る 感 覚 を 用 い る こ と が 可 能 な 学 習 で あ る 。 一高 い 学 習 効 果 と モ チ ベ ー シ ョ ン ア ッ プ が 見 込 ま れ る 。 7.2  Stationenlernenの 短 所 一教 材 の 準 備 に 多 大 な 手 間 と 時 間 が か か る 。 一学 習 作 業 の ス テ ッ プ や 結 果 は 学 習 者/グ ル ー プ 自 身 に 委 ね ら れ て い る た め 、 学 習 結 果 の 客 観 的 評 価 が 簡 単 で は な い 。 8.ま と め

  Stationenlernenを

ドイ ツ語 授 業 で試 み た結 果 、 第 二 外 国語 の導 入 期 に 少 な く と も 目標 言 語

へ の 興 味 ・関 心 を 持 続 させ 、 学 習 へ の 動 機 付 け を 高 め る こ とが で きた とは い え 、 上 に 述 べ た 本

来 の 特 徴(2.3)や

長 所(7.1)を

全 て 発 揮 で きた とは 言 い 難 い 。 教 材 内 容 は お もに 基礎 的 な 文

法 や 発 音 な らび に 語 彙 の 復 習 に 限 定 した もの で あ った 。 教 材 内 容 に は まだ まだ 工 夫 の 余 地 が あ

り、 ドイ ツ語 授 業 へ の 応 用 の 可 能 性 は 他 に数 限 りな くあ る こ と は 間違 い な い7)。1時 間 の授 業

に 限 定 せ ず ワー ク シ ョ ップや プ ロジ ェ ク ト授 業 とい った 形 で の 実 施 も考 え られ るで あ ろ う。 学

習 者 に よっ て は ラ リー式 要 素 を 強 め て も い いか も しれ な い 。Stationが 他 の学 習 者 で塞 が って

い るた め 、 た だ 空 くの を 手 持 ち無 沙 汰 に 待 って い た りす る こ とが な い よ うに 、 簡 単 な 「寄 り道

Station」 の数 を増 や した り、 学 習 グル ー プの構 成 員 が で きる だけStationご

とに 入 れ 替 わ れ る

よ うな 調 整 方 法 を 検 討 す るな ど、 これ らの 点 に つ い て は 今 後 の 課 題 と した い 。 また 、 作 業 終 了

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後 ク ラ ス全 体 で 振 り返 る時 間 が 十 分 に 取 れ な か った こ と も大 きな 反 省 点 で あ る。 時 間 配 分 を 予

測 ・計 画 し、 最 後 に 学 習 内容 や 結 果 に つ い て じっ く り話 し合 う時 間 を 設 け る こ とが で きれ ぽ 、

よ り充 実 した フ ォ ロー ・ア ップ効 果 が 期 待 で きた で あ ろ う。

  上 の7.2Stationenlernenの

短 所 で も述 べ た よ うに 、 学 習 結 果 の 客 観 的 評 価 は この 学 習 形 態

の 性 格 上 簡 単 で は な い 。 これ で 具 体 的 に 学 生 の 成 績 を つ け る こ とは 不 可 能 で あ る し、 逆 に 言 え

ば そ の こ とを 目的 と も して い な い 。 また 、 この 学 習 方 法 に よ って 実 際 に ドイ ツ語 能 力 が どれ だ

け 上 が った の か とい う客 観 的 判 断 に は 、 さ らに 踏 み 込 ん だ 学 生 へ の ア ン ケ ー ト調 査 や 、 学 習 形

態 と語 学 力 向上 との 相 関 関 係 に つ い て の 分 析 ・研 究 等 が 必 要 とな るで あ ろ う。

  Bimmel(2000,33-34)に

代 表 され る よ うな ドイ ツ語 学 習 に お け る 自律 性 とい う考 え方 は 、

単 に 自学 自習 す る とい うこ とで は な い 。 学 習 者 自身 が 学 習 プ ロセ スを コ ン トロ ール し評 価 す る、

つ ま り学 習 活 動 の 計 画 、 遂 行 、 管 理 に 学 習 者 自身 が 責 任 を 持 つ こ とを 指 して い る。 この 意 味 で

捉 え るな らば 、 ドイ ツ語 授 業 で試 み たStationenlernenは90分

とい う一 定 の 時 間 内及 び 限 定 さ

れ た 空 間 内で の 学 習 作 業 で は あ るが 、 そ の プ ロセ スの な か で 自律 的 学 習 の 一 端 を 体 験 す る とい

う機 会 を 提 供 した とい え る。 そ こか ら学 習 者 が 自分 に 合 った 学 習 ス トラ テ ジ ーを 見 出 し、 教 室

や 授 業 時 間 とい う枠 組 を 越 え て 自律 的 に 学 ぶ 方 法 を 獲 得 す る こ とが で きれ ぽ 、 教 師 の 役 目は 大

方 果 た され た とい って も過 言 で は な い 。 さ らに 大 学(一 教 育 機 関)と い う場 所 を 離 れ て も、 現

在 か ら未 来 に 向け て 生 涯 に わ た り自律 的 に 学 ぶ 習 慣 や 技 の 体 得 へ と繋 げ て い くこ と も可 能 で あ

ろ う し、 生 涯 学 習 とい う点 に お い て そ の 意 義 は 大 きい とい え るの で は な い だ ろ うか 。

9.Stationenlernenの チ ェ ッ ク リ ス ト   こ の 授 業 形 態 の 導 入 を 試 み る に あ た り、 計 画 的 な 準 備 と ス ム ー ズ な 授 業 運 営 の た め の 指 針 を 最 後 に 紹 介 す る 。(Wicke  2006,12参 照) 一選 ん だ テ ー マ がStationで の 作 業 に 適 し て い る か? 一教 室 がStationを 設 置 す る の に 十 分 な 広 さ が あ る か? 一計 画 したStationenlernenの 構 造 が 学 習 者 に は っ き り と認 識 さ れ う る か?始 め る 前 に 説 明 す   る 必 要 が あ る か? 一学 習 者 はStationenlernenと い う形 態 の 授 業 の 進 行 に つ い て ル ー ル を 把 握 して い る か? 一学 習 目的 が 周 知 さ れ て い る か?そ の 結 果、 学 習 者 が な ぜ 、 そ して 何 を しな け れ ぽ な ら な い か   を 知 っ て い る か? 一全 て のStationに は 十 分 な 教 材 が 用 意 さ れ て い る か? 一課 題 を 作 成 す る 際 に 、 様 々な 異 な った 方 法 を 取 り入 れ て 変 化 を つ け て い るか? 一学 習 者 は 個 々 のStationで 何 を す べ き か が 分 か っ て い る か 、 また 課 題 や 評 価 基 準 が 明 確 に 分

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か りや す く提 示 さ れ て い る か? 一課 題 が 学 習 者 の 年 齢 や 能 力 レベ ル に 合 っ た も の で あ る か? 一学 習 者 が 各Stationの 課 題 に じ っ く り取 り組 め る だ け の 十 分 な 時 間 が 確 保 さ れ て い る か? -Stationを 作 る 際 に 学 習 者 の 提 案 を 取 り入 れ 、 そ れ を反 映 させ る こ とが で き て い るか? 一ク ラ ス 内 で の レベ ル の 細 分 化 を 図 る 目的 に 相 応 し く、 学 習 者 の 様 々な 能 力 が 考 慮 され 、 異 な っ た 能 力 に 対 応 で き て い る か? 一課 題 を 作 成 す る に あ た り、 様 々な 学 習 タイ プに 対 応 で きて い るか?そ の 結 果 、 どの 学 習 者 も 達 成 感 を 得 ら れ る よ うに 作 ら れ て い る か? -Stationenlernenは 「頭 、 心 、 手 」 を 用 い て 教 科 横 断 的 に 学 ぶ 可 能 性 を 提 供 して い るか? -Informationsstationに は 辞 書 、 参 考 書 、 教 科 書 等 、 十 分 な補 助 教 材 が あ るか? -Stationenlernen終 了 後 、 最 後 に 全 体 で 話 し合 う時 間 が 十 分 に 用 意 され て い るか? 一最 後 に 締 め く る プ レゼ ン テ ー シ ョ ン の 形 態 は 、 学 習 者 中 心 の 作 業 に 相 応 しい か?

1)(シ ュタ ツ ィオ ー ネ ン ・レル ネ ン)日 本 語 へ の 適 訳 は な く翻 訳 は 困 難 を 極 め る。 一 見 「ラ リー式 学 習   法 」 に 近 い よ うだ が 、 競 争 して勝 者 を決 め る こ とが 目的 で は な い の で 、 厳 密 に は これ に 相 当 しな い 。   い うな れ ぽ 「周 遊 式 学 習 法 」 とで もい うべ き学 習 形 態 を い う。 2)Helen  Parkhurst【 ヘ レン ・パ ー カス ト  1887-1973】 ア メ リカ合 衆 国 の 改 革 教 育 学 者 。 ドル トン ・    プ ラ ンの 創 案 者 。1914年 イ タ リア へ渡 り、 モ ンテ ッソ ー リの も とで 研 究 。 帰 国後 マ サ チ ュー セ ッ ツ州     ドル トン市 の ハ イ ス ク ール で 教 育 実 験 室 に よ る個 別 学 習 方 式 を 展 開 した 。 3)Maria  Montessori【 マ リア ・モ ン テ ッ ソー リ  1870-1952】 イ タ リア の 医 師 ・教 育 者 。 国 際 的 な 新 教   育 運 動 の 指 導 者 。 障 害 児 研 究 か ら出発 し、 医 学 と教 育 の 結 合 の 必 要 性 を 痛 感 。 心 理 学 と教 育 学 の 研 究   か ら 自然 主 義 的 自 由主 義 に立 つ 教 育 方 法 改革 を提 唱 した 。1907年 ロー マ に設 立 され た保 育 施設 く子 供   の 家 〉で 、 独 自 の教 具 を 用 い て 、子 供 の 自発 性 を 基 本 と しつ つ 感 覚 か ら観 念 へ と発 展 させ る モ ンテ ッ    ソ リ教 育 法 を 実 施 、 各 国 に 影 響 を 与 え た 。 4)Peter  Petersen【 ペ ー タ ー ・ペ ー タ ーゼ ン  1884-1952】 イ エ ナ プ ラ ンを 提 唱 した ドイ ツの教 育 学 者 。   イ エ ナ プ ラ ンは 一 人 ひ と りの子 供 の発 達 に 主 眼 を 置 い た 自律 学 習 が 特 徴 で、 個 人 の適 性 や学 び の 速 度   を 考 慮 し、3学 年 の 異 な る年 齢 で つ くる 「フ ァ ミ リー グル ー プ」 が 学 校 活 動 の基 本 単 位 と な る。50年   代 ∼60年 代 に オ ラ ン ダに 紹 介 され 、 現 在 で もオ ラ ン ダで220以 上 の 小 学 校 が 導 入 。 5)C61estin  Freinet【 セ レス タ ン ・フ レネ  1896-1966】 フ ラ ンス の 教 育 家 。 個 々の 子 供 が 自主 的 に 学 習   計 画 を 立 て る 自主 カ リキ ュ ラム や 、 用意 され た 学 習 素 材 を 自 由に 選 んで 学 習 す る個 別 化 学 習 、 新 聞 発   行 や 共 同 作 業 な どを 学 校 教 育 に 採 り入 れ る フ レネ 式 教 育 法 に よ って 知 られ る。 6)週2回90分 授 業 で、1回 を ネ イ テ ィ ヴ教 員 が 担 当 し、 も う1回 を 日本 人 教 員 が担 当。 統 一 教 科 書 を 使   用 し、 役 割 分 担 を 決 め ず リ レー式 に 順 番 に 授 業 を 行 う。

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7)論 者 は 日 本 独 文 学 会 とGoethe-Institut  Japanの 共 催 で2007年9月 に 開 催 さ れ た 「夏 期 ドイ ツ 語 教 育 研    修 会 」(テ ー マ:Systematische  Wortschatzerweiterung  mit allen Sinnen五 感 を 用 い た 体 系 的 語 彙 習 得)    に 参 加 す る機 会 を 得 た が 、 招 待 講 師 のBernadett  Veress(Goethe-Institut  Budapest)に よ っ て 紹 介 さ    れ たStationenlernenで は 、 嗅 覚 、 味 覚 、 触 覚 な ど 人 間 の 五 感 や 様 々 な ゲ ー ム や 想 像 力 な ど を 取 り入    れ た 内 容 の も の が あ り、 ま た そ の い く つ か が 実 践 さ れ た 。 特 に 語 彙 習 得 に 求 め ら れ る 記 憶 力 に つ い て    は 、 で き る だ け 多 く の 感 覚 や 知 覚 チ ャ ン ネ ル を 使 う こ と で 記 憶 の 定 着 度 が 高 ま る と さ れ て い る 。

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板 山 眞 由 美/森 田昌 美 編(2004):r学 習 者 中 心 の 外 国 語 教 育 を め ざ して 』(三 修 社)

〔付 記 〕 拙 論 は 、2007年10月7日(日)に 大 阪市 立 大 学 で 開 催 さ れ た 日本 独 文 学 会 秋 季 研 究 発 表 会 に て共 同 研 究 で ポ ス タ ー発 表 した 内容 の うち 、発 表 担 当部 分 お よび ドイ ツ語 授 業 で の具 体 的 実 践 例 を論 文 に ま とめ た もの で あ る。

(20)

資料

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国際言語学部 准教授)

参照

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