食品・栄養摂取状況に関する研究 ; 5 : 幼児栄養についての一考察 ; 2
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(2) 232 1). 食品・ 栄養摂取状況に関する研究 幼児 の食餌 と国民一般 の栄養水準 との類似点 ,な い しは相違点 を 明. 確 にす る。 これを 国民栄養調査 との比 1咬 において検討す る。 (前 報 ). 2). 幼児 の性 別 にみ られ る栄養摂取状況 を 明 らか にす る。 これを男女間. の栄養摂取量 な らび に食 品摂取傾 向か ら検討す る。. 3) 3∼. 6才 児 の年令別栄養摂取状況 を 明 らか にす る。 これ は, 3∼. 6. 才児 を年令別 ,さ らに同一 年令 を 0∼ 6ケ 月 , 6∼ 12ケ 月 に細分類 す る こと によって栄養摂取量 の検 討を お こな うっ. 3調. 査 方 法. 調査対象 栄養調査 にお け る Samplingは 家庭 の経済的要 因, 家庭構成員 , な らび に職業類型 な どに左右 され るため,で き うれば経済階層別 ,職 業 階層別 ,な らびに地 区別 な どでお こな う こ とが望 ま しい。 本調査 は,対 象地 区をひ とまず西宮市 に限定 し, 3∼ 5才 児 を収 容す る幼 稚 園を集落単位 と した。抽 出方法 は前報 の通 りで あ る。す なわち,昭 和40年 市 内幼稚 園 の構成 に もとづ き,信 頼度 ス=2(95%), 係数 CVX=0。 5, 材1本 誤差 η≧0.1(10%)と して標本数 mを 決定 した ものが第 1表 で あ る。 なお. ,. この場合 の標本誤差 は0。 12で あ り, したが って本調査 にお け る標本数 は分析 にたえ うる標本数 と考 えて さしつ かえない。 調査期 日 昭和41年 6月 13日 ∼ 16日 の 3日 間 とす る。幼児 には「 食 べ む ら」 があ り. ,. 短期 日の調査 で は 正確 を期 しが たい。 田村 らは,13)1日 , 3日 , 5日 間 の食 物摂取調査 の結果 ,調 査期 日 1日 と 3日 間 とで は栄養摂 取 量 において有 意差 を示すが, 3日 間 と 5日 間 で は有 意差 は認 め られな い と報 じてい る。 また,年 間 にお け る月差 につ いて は,国 民栄養調査. 14)に. お いて は年 間平均. 値 にほぼ 5月 が近 似 して お り,こ こで は調査 月を 6月 とす る。 調査方法.
(3) 奥田和子・ 豊島治男 第. に 母. 集. 1表. は 1,342 6,256. }と. 6。. 9. %. 標 本 数 解. 有効標本数. 93. 72. 5.7. 359. 239. 9。. 5. 91. 68. 2。. 5. 76. 49. 5。. 3. 95. 64. 3,210. 3。. 0. 97. 62. 7,598. 6.0. 452. 315. 学 校 法 人. 958. 財 団 法 人 宗 教 法 人. 310 1,778. 個. 人. 数. る 。 す ∫ 40の 率. 私立幼稚園. 計. 本. [露. 団. 公立幼稚園. 総. 標. ※「兵庫県教育関係職員録」 指定調査期 間 中 にお け る幼児 の食餌 を採取 法 によ り 秤取 し, 献 立 , 食 品名 (嗜 好 品,調 味料 な どす べ て 含む. ),な. らび に純摂取量を記入す る。 また. ,. 間食 の うち既製市販 品 に関 して は メー カー,品 質 ,価 格 な どの表示 を具体 的 に記 入 し,手 作 りの場合 は常食 に準 じて 記入す る。なお,記 入者 は幼児 の食 事 を つ くる担 当者 とす る。 集計方法 年令 を 3∼ 6才 ,男 女別 に分類 し,そ れを さ らにそれぞれ 0∼ 6ケ 月未満 と 6∼ 12ケ 月 に分類 し (た だ し, 6才 は 0∼ 6ケ 月未満 の み),あ わせ て14 分類 とな し これを集計 単位 とす る。 なお,調 査期 間 中食欲不振 ,病 的症状 な どの理 由で異 常 な食物摂 取 にあ るものは集計 か ら除外 し,健 康状態 にあ るも のの みを集計 の対象 とす る。 栄養摂取量 は,間 食 を もす べ て 含む総摂取量 を累計 し,素 材料 の栄養価算 出をお こな う。.
(4) 食品・ 栄養摂取状況 に関する研究. 2表. 第. 6 2 1 ” ”. 4Y女. :. ””. 5Y男 5Y女. 3∼ 6才 児 の栄養摂取量. L2574&2Z∝ J174d43島 il五. 酔. 計 Ⅲ. ラ. `ア 1,45354.322。. d. 6恩. (1人. 1日 当 り). 2L34J77ゴ L62赤 6お 8J65. 61工 こi:こ つ. L●. I乏. 要. p。. .4ラ 1璽 ―. こ. :「 託 5高 葛 褒].J面 ヽ.6丁 高T面 蔦 高蒜 乱 薫肝. `¬ 192.45477.31,452 881. l,40553.9‐ 38.51. :χ 31. 1,32447.142.11 1,36553.6146。. 189.614316.81,3011 829. 劉186。 14907。 41,473 953 491 9.1 1,6811 1,033 436 8。 3 1,2711. 第. 3表. 3∼ 6才 児 の栄養所要 量 に対す る充足 率 (%). 動引肺じゥ 貨 l g l g l mg mg. 113.81 67.31 189.2 86.3 99。 91 102.7 107.8 88.8. 3Y女 │:. ∼. 6 70.8. -12‐ 83。 0. 9 4Y男 :χ 島 81。 │ 91.8 89。. 9. 98。. 7. 93。. 7. 6. Y. 男. 2 1. “”. 司 瓦│ 5Y女. 894. 90.6. ∼ (' 94.5 : ∼ 121 98.2 6. 2 1. 一”. Y Y. 男女. 91.5 72。. 8. 100.01. 97.11. 60。. 7‐. 4(〕. .0. 85.6 110.0. 102.490.5 102.q107.Q. 138。. 41。. 92。 0. 127.8. 2‐. 5. 82。 5 92。 5. 106。 61 77。 146。 61 58。. 84.3 211。 01 65。 0 84.3 124.2i 180。 0. 9 4. 40.1121。 4. 34。. 57。 5. 9 90.11 52.7. 語i撒 1艦 :. 114。 71 64。. 100.0 137。 41 84.2 91.2 121。 0 73。 4. 94.2 108。 2 107.9 85。 0 108。 41 69。 1 119.11 118.7 125。 0 92.5 123。 11 79.4 112。 01 131。. 57.1. 87.3 108。 61 217.5. 跡 J撒 :離 :踪 :趾 J肱 う 98。 71 103。 8 137。 5 8 107.8‐ 89。 3 13(う 。. 31. 8 56.0. 93。. 7 122.8 113.8140.1186。. 110.01 134.7 109。 0 103.1105。. 例74。. 1. 5. 蹄 鍋附」 8. 90.01 114。 21 81。 6 85。. 7 144。 31 155。 0. 78。. 6 114。 3 137。 5. 92.8 128。 5 140。 0. 掃l]. 142。 81 165。 137。 11 137。. 0 5.
(5) 奥 田和子・ 豊 島治男. 4. 調査結果 の概要. A.栄 養摂取状況 の概 略. :. 3∼ 6才 児 にお け る栄養 摂取 量 は第 2表 の通 りで あ る。 また,昭 和34年 栄 養審議会決定. 16)に. もとづ く栄養所要量 を100と し,各 年令別 , 性 別 に, それ. にたいす る対比 を求 め,そ れを充足率 として 示 した ものが第 3表 で あ る。 熱量 で は, 3∼ 6才 児 それぞれ の所要量 にたいす る平均充足率 は86。 あ る。 また,そ の栄養素別摂取構成 で は,糖 質 Cal.48。 Cal。. 8。. 0ハ V16。. 7%,脂 質. Cal。. 18.7͡ Ψ 34.8%と. 8%で. 9%∼ 65.5%,蛋 白. な り,脂 質. Cal。. が高 く,糖. 質 Caleの 低 い点 が幼児食 の特殊性 を示す。 蛋 白質 の摂取量 は,47.lg∼ 61。. lgで 所要量 にたいす る平均充足率 は107.1. 10)の. 報告 によ ると, 2年 6ケ 月∼ 4年 ケ 9月 児 の蛋 白質摂 %で あ る。武藤 ら 取 量 は35。 5∼ 50。 Ogで あ るとし,比 較 的低 い。 蛋 白質所要量 は,総 蛋 白質 にたいす る動物 性 蛋 白質 を約30%と し,か つ そ の蛋 白価 を70と して 算 出 された もので あ る。 したが って,量 的 に所要量 を下 廻 らな いに して も質 的 にア ミノ酸構成 が所要量 を下廻 るおそれ もあ りう る。 総 蛋 白質 に対す る動物 性蛋 白質 は,56.7∼ 65。 5%を 占め,所 要 量 の算定基準 6)に よ る都市幼児 の動物性蛋 白質 の総蛋 白質 を は るか に上廻 ってい る。 寿 円 に対 す る比 率 は55%で あ る。なお,国 民 一 般 の動物性蛋 白比 は39。. 2%で あ り. ,. 幼児食 にお け る蛋 白質 は量 的 に も質 的 に もす ぐれ てい る点 が指摘 され る。 脂質 の摂取 量 は23。 6∼ 56。. 10)に. 8gで あ る。武藤 ら. よ る脂質摂取 量 は27。 2∼. 8gで あ り,本 調査 において は最大値 がかな り上廻 ってい る。 また,所 要 熱量 の25%を g換 算 した値 をか りに基準 に定 め, これ に対す る充足率 を示す. 48。. と60.7∼ 134。 7%と な り,平 均充足率 は106。. 3%で あ る。幼児期 にお け る脂質. の摂取量 は極 めて 多 い。 10)の. 糖質摂取 量 は,145。 9∼ 219.8gで あ る。武藤 ら. 値 は140。 9∼ 264.7gで. あ り,本 調査結果 にほぼ類似す る。 カル シ ウ ム摂取量 は,184∼ 757mgと な り,平 均充足率 は131。. 8%を 示す 。.
(6) 食品・ 栄養摂取状況 に関する研究. 2θ δ. 10)の. 武藤 ら. 値228∼ 456mgに 比較 し,摂 取 量 は上廻 ってい る。 国民 一 般 の充. 足率 は62.0と 低 いのに対 し,幼 児食 のそれ は極 めて高 い点 が指摘 され る。 鉄 の摂取 量 は3.3∼ 9。. 6mgで あ る。充足率 は82。 5∼ 120。 0%の 範 囲 で あ り. ,. 6),武 10)の 藤ら 値 もほぼ同様 で あ る。 国民栄 平均充足率 95.1%を 示す。寿 円 養 調査 においては昭和45年 目標値 に対す る充足率 は130%を 示 し高 い。 ビ タ ミンA摂 取 量 は10821.U。 ∼ 17601.U.の 範 囲 にあ り,平 均充足率 は. 112.3%で あ る。 乳幼児 の場合 は,ビ タ ミンA所 要量 のほ とん ど全量をな るべ くビタ ミンA その もので とる こ とが望 ま しい。摂取 量 にたいす るビタ ミンAそ の もので摂 取 され た ものの比率 は,52。 7∼ 94。 2%と な り平均 69。 8%と な る。 い っぽ う国 民 一 般 の ビタ ミンA摂 取量 は76。 4%と 低 く,ま た ビタ ミンAそ の ものか らの 比率 は27.3%と 低 い。 ここに幼児 食 の特殊性 が指摘 され る。 ビタ ミンBl摂 取量 は0.55∼ 0.77mgで あ り,充 足率 は78。 6∼ 112.8%の 範 囲 に あ る。 調 理 によ る損失 を考慮 す ると,国 民一般 の水準 と同様 に不足状態 に あ る。 ビタ ミンB2摂 取量 は0。 76∼ 1.48mgで , 充 足率 は108。 6∼ 211。 0%と な る。 国民 一 般 において は,充 足率 65。. 8%を 示 し,幼 児食 に比 較 し低 い。幼児 に対. す る特殊 な栄養 的配 慮 によ る もの と考 え られ る。 ビタ ミン C摂 取 量 は57∼ 87mgで あ り,平 均充足率 は140.9%で あ る。 これ はお もに調理 品か らの摂取 による もので,調 理 による損失 を考慮す ると不足 10),寿 6)に よ る報告値 は これを下廻 る。 状 態 の もの が 多 い。 また,武 藤 円. C.年 令別 ,性 別栄養摂取量 栄養審議会 の 決定 した幼児 の栄養所要 量 によれば,熱 量 ,蛋 白質 において. 3∼ 5才 児男女 の栄養所要量 はそれぞれ異 な る。 また, 3∼ 5才 児 と 6才 児 で はいずれ の栄養所要量 もす べ て後者 が高 くな って い る。 と ころで, こ うした所要 量 にみあった摂取 が実際 にはな されて い るで あろ うか。 3∼ 6才 児 はす べ て一 定 の幼児食 の範疇 に包 摂 され ,む しろ年 令 が上.
(7) 237. 奥田和子・ 豊島治男. 昇す るに したがい,成 人 の食生活パ ター ンに近 似 し,栄 養 的 な配慮 が稀薄 に な るよ うに推察 され る。 10)は. これ までに も,武 藤 ら. 2∼ 4才 児 の栄養摂取 量 において年 令別 ,性 別. に差 は全 くみ られなか った と して い るが, この種 の報告 はあま り見 当 らな い。 そ こで,各 年令別 ,男 女別 に も検定 による有 意差 を求 め統計的な観察 をお こ な う。 熱量所要 量 は体位 に もとづ いて算 出 された もので ある。す なわ ち,昭 和 32 年度 日本人 の平均体位 は,3∼ 6才 児 で身長 ,男 予92∼ 11lcm,女 子91∼ 110. Cm,体 重 ,男 子 14。 Okg,女 子 13。 5∼ 18。 5kgで あ るっ. これ に比較 し,本 対象. 児 の身長 ,体 重 は と もに これを上廻 ってい る。 熱量所要 量は 3∼ 5才 児 で は男子 1,550 Cal.女 子 1,400 Cal。. ,6才 児 では. 男子 1,850 Cal.女 子 1,700 Cal.と な ってい る。 以上 よ り,熱 量摂取量 には 年令別 ,性 別 に差 が当然生 じなけれ ばな らな い。 年令別 ,性 別 に摂取 量の差 を示 した ものが第 4表 で あ る。 t検 定 の結果. 5%危 険率 で有意差 の認 め られ た ものは 6才 児. ,. (男 子 の み)に お いてで あ り. ,. 他 に有 意差 はみ られなか った。 また,男 女別 で は 5%危 険率 で有 意差 は認 め られなか った。 蛋 白質 の所要 量 は 3∼ 5才 男子 50g,女 子45g, 第. 4表. 年 令別 ,性 別摂取量. \ こ 、 、 │_熱. 令 区 年 >` [1 男 4ぜ. 量G→. 1. 女. 6才 では男子55g,女 子. ― 熱量 ,蛋 白質一. 1. 1. 蛋 白 質 (g). 男. 56.9 49.9. 女. (25。. 5). 43.7. 3 6. 48.2. 54。. 54。. 3. 53。. 9. 47.1 53.6. 61。. 6. 51。. ※. 1. t≧. 57。. 2. tO.05有 意差 あ り.
(8) 食品・ 栄養摂取状況 に関す る研究. 2θ 8. 50gと な ってい る。年令別 ,性 別摂取量 は第 4表 の通 りで あ る。年令別 ,各 年令 男女 いず れ に も t検 定 の結果有意 の差 は認 め られな か った。 つ ま り, 3 ∼ 6才 児 の蛋 白質摂取 は,年 令 ,男 女 に差 はな く各所要量 にみあった栄養摂 取 はな されて いない。 脂質所要 量 は,熱 量所要量 の25%を ∼ 5才 児 男子41。. g換 算 した値 を仮 に基準量 と定 め, 3. 3g, 女子38.9g, 6才 児 男子46.3g, 女子 42。 5gと す る。. しか るに,年 令別 ,各 年令 男女別 のいず れ に も t検 定 の結果 ,. 5%危 険率 で. 有 意差 は認 め られなか った。脂質 は年令 ,性 に関係な く一 様 に摂取 され てい る。 第. 5表. ` ` \ ` \、 性別 、 ` \ヽ 年令 区分. 年令別 ,性 別摂取量 ―脂質 ,カ ルシウムー 質. (g). カル シ ウ ム 男. 女 23。. 女. 757 431. 6. 33.3. (mg). 1. 431 586 431 490. ※. t≧. tO.05有 意差 あ り. カル シ ウ ム所要 量 は,幼 児期1に おけ る もので はまず平衡維持量 に要 す る量. kg,さ らに骨 の発育 に必要 な Ca量 が考慮 されなければな ら 者 は年間 の体重増 加 量 , 発育期 にお け る体 内 の Ca合 有率 および. と して 10mgノ 17)後. な い。. 発育期]に おけ る Ca利 用率 な どか ら求 め られ る。年 間体重増加量 は , 3∼ 4 才児 に比 較 し 5∼ 6才 児 が多 く,体 内の. Ca合 有率 は年 令 がすすむ に したが. って 増大す る。 したが って ,厳 密 には,総. Ca量 は年令 が多 くな るに したが. って大 とな る。 また,男 児 は女児 に比 較 し体重 が大 で あ るか ら,男 子 の必要 量 は多 くな る。第 5表 の ごと く,. 5%危 険率 で 男女間 に有 意差 は認 め られな.
(9) 2θ θ. 奥 田和子・ 豊 島治男. か った。 また, 3才 児 で は離乳期 の食 習慣 が残存 して い るためか牛乳 の摂取量 が多 く,そ のため他年令 に比 較 し摂取量 が多 い。年令 の多 い ものにおいて 摂取量 が減 少す るとい う逆 の傾 向を示 して い るか の よ うで あ る。 t検 定 の結果 , 6 才男子 において 5%危 険率 で有 意差 が認 め られ た。 つ ま り, 6才 男子 で は 3 ∼才 児男子 に比 較 し,Ca摂 取 量 はす くな い といえ る。 鉄 の所要 量 は, 3∼ 5才 男女 ともに 8mg,. 6才 児 で は男女 ともに 9. mgで. あ る。第 6表 の ごと く鉄 の摂取量 は低 く,実 際 に有効 な鉄 量 はよ り低 い もの 18)は. となろ う。 なぜ な ら,乳 幼児 の鉄 の 出納試験成績 について 田村 ら. 以下 の. よ うに報告 して い る。す なわ ち,鉄 摂取量 の実測値 と計算値 とで はかな り大 きな開 きを示 し,計 算値 は実測値 よ りも 3∼ 4倍 高 い。 t検 定 の結果 4才 女 児 と 5才 女児 の間 に 5%危 険率 で有 意差 が認 め られ た。 これが いかな る理 由 によ る ものか は判 然 としがた い。他 のいず れ の年令 において も有 意差 は認 め られなか った。 したが って, 6才 児 は 3∼ 5才 児 に比 較 しよ り多 くの鉄 を要 求 して い るに もかかわ らず ,そ れ にみ あった栄養摂取 はな され ていない。 ま た,男 女別 で は, 4才 児 において男子 よ りも女子 の摂収 量 が多 く, t検 定 の 結果 5%有 意水準 で有 意差 が認 め られ た。 ビタ ミンAの 所要 量 は, 第. 6表. 3∼ 5才 児 で は ビタ ミンAの み による 場合 1200. 年令別 ,性 別栄養摂取量 一鉄 ,ビ タ ミンA効 カ ー ビタ ミンA効 力 (I.U。 ). (mg). 鉄. 男. 女. 953 701 779 633 8。. 0. 7.3. 6Y lo∼. 8. 1,011. 7.4. 881. 6。. 女. (257). 672. 771 1,131. 6. ※. t≧. tO.05有 意 差あ り.
(10) 食品・栄養摂取状況に関する研究. 24θ. I.U。. ,カ ロチ ンの み によ る場 合36001.U.,ま た 6才 児 ではそれぞれ 1500. 1.U.,45001.U。 ,と 定 め られ てい る。青少年期 では男女 の所要量 に差 が示 されて い るが,小 児 で はそ の差 はな く同一 で あ る。 3∼ 6才 児 の年令 ,性 別 による摂 l又 量 の差 は第 6表 の通 りで ある。 3∼ 6才 児 間 の摂 l又 量 の相違 は 5. %危 険率 で有 意ノ11は み られなか った。 ビタ ミンA所 要量 は体重 を基準 に して 定 め られ て お り,体 重増加 に と もな い摂 l反 量が増大す る。 したが って,厳 密 には年令 ,性 別 によ りその差 がみ られ るはず で あ るが,そ の 傾向 はみ られな か った。 ビタ ミンAの み による摂 収 は,第 7表 に示す 通 りで ある。 これ によると. ,. 年令 ,性 別 ともに 5%危 険率 で有 意差 は認 め られなか った。 第 7表. 年令別 ,性 別栄養授取量 一 ビタ ミンAと して摂取 ,カ ロチ ンと して摂取一 カ ロチ ンと して摂取 (I.U。 ). 725 3,080. 625 1,258. 1,6(56. 1,177. 1,622 1,291. ※l11::. 5Y. :χ 31. 1,649 1,452. 1,301 1,479. ※. l::::. 6Y I. 0∼ 61. 1,681. 1,271. 》(. 1,854. ※. t≧. 1,028. tO.05有 意差あり. カ ロ チ ンの み に よ る摂 取 は ,男 女 い ず れ も 6才 児 に お い て 意差 が認 め られ る。 す な わ ち,. 〉(. 5%危 険率 で 有. 3∼ 5才 児 に比 較 し, 6才 児 男 子 で は 多 く. ,. 女 子 は 少 な く摂 取 して い る。 ま た ,同 年 令 に お け る男 女 間 の 差 で は ,. 5才 児. で は男 子 は女子 に比 較 し摂 l反 量 が 多 い 。 これ は 5%危 険率 で 有 意差 が認 め ら れ た。 ビ タ ミンBlの 所 要 量 は ,. 3∼ 5才 児 で は男 女 と もに 7mg, 6才 児 で は男 O。. 女 と もに0.9mgと な っ て い る。 ビ タ ミンBlは 合水 炭 素 の 代 謝 に 関 係 す るの で ,そ の 所 要 量 は摂 取 熱 量 と比 り1す るぅ した が っ て ,Cal摂. 1又. 量 は女児 に比.
(11) 241. 奥田和子 0豊 島治男. 較 し男 児 が多 いので,ビ タ ミンBl所 要量 も当然多 くな らねばな らな い。第 8 表 の ご と く,男 児 の ビ タ ミンBl摂 取量 はかな らず しも女児 に比 較 して 多 くな って お らず ,ま た年令 区分 において も 5%危 険率 で有 意差 は認 め られ なか っ た。 さきにみたよ うに, 6才 児 の Cal摂 取量 は他 の年令 に比 較 し高 く, これ にみ あ った ビタ ミンBlの 摂取量 がな されねばな らない。 ビ タ ミンB2の 所要量 も同様 に 3∼ 5才 児 では0.7mg,. 6∼ 8才 児 では0.9. mgと な り,lC00Calあ た り 0.5mgと して定 め られ てい る。 したが って,厳 密 には年令別 ,性 別 に差 が認 め られ るはず で あ る。 3才 児 女子 におい て他 の 年令 との間 に 5%危 険率 で有 意差 が認 め られ る。他 の年令 ,性 別 において有 第. 8表 ビ タ ミ ン C(mg) 男. 女 ] 申 5 6. ︲ ﹁ . 5 5 6 5. ※. t≧. tO.05有 意差あ り. 意差 は認 め られ なか っ た 。 ビ タ ミン C所 要 量 は ,男 女 と もに 3∼ 5才 児 で は40mg, で あ る。 第. 6才 児 で は50mg. 8表 の ご と く年令 別 ,男 女別 いず れ も 5%危 険率 で 有 意差 は認 め. られ なか った。. B.食 品群 別 摂 取 量 の概 略 3∼ 6才 児 に お け る食 品群 別 摂 取 量 の 目安 は ,昭 和 34年 資 源 調 査 会 か らの 栄 養 所 要 量 に も と づ いて 新 し く改 定 され た もの で あ る。19)ひ とまず ,こ の 目安.
(12) 食品・ 栄養摂取状況 に関す る研究. 242. に もとづ いて 幼児 食 の食糧消費 構造 の特色 を指摘す る。 (第 9表 ) 穀類 の摂取 目安 は,総 摂取熱 量 中 に 占 め る穀 類 よ りの比率 を65%と して 算 づ 出 され た もので あ る。前述 の糖質 よ りの Cal.摂 I又 量が低 い点 か らも裏 け られ ると ころ で あ るが,全 般 に穀類摂取量 は低 い。 い も類 は,そ の摂取 に季節変動 の大 きい食 品 であ り,11月 , 2月 , 8月 14)調. 5月 の 四期 にわ けて 摂 I反 量を 比較 した ものでは 5月 に最 も少 な い。. ,. 査期. サ ]に 該 当 して いた。 目安 を下廻 り50%未 満 の もの は比較的摂取 量 の少 な い時 リ が 多 く,そ の90%は 馬 れ い し ょで 占め られ る。. 9表. 第. 年令 別・ 性別・ 食 品群別摂取 量. (1人 1日 当 り g). 曇 曇 羅 墨 鷺言 圏 臓 誦 lli躍里 ‖ 貴 僣 置 贔 ユ 」 解 :t社 ■ 1`. [11穀. 1籍 1憎. 3Y月 にJ徹 織. リ エ “ “υV‐. V. υV…. lli悟. :言. 龍 乳識 艦 論. V‐. :跳. ‖. υ ――. l____ │ _. 1曇. :網. 量│五1藻 鵜≡ 妻募轟基:募 蔑覇苺│= │―. │―. ―. 一. ―. 一. 二│͡ ^__1^͡. │. 一. frII ^^^ ^^^. 覆 1 葬 瑳茸 ま 一. :夢. 髪. 器. 1811塑 1委 1髪 1斐 :器 神冒15Yl翻 器 捏 :器 雰 量 針 瑚 爺 髭1翌. 1」. Zそ. 品. `譴. FJ淵. │´. v夕]. 16Y姿. 320. 1掟. 60. 20. 10. 50. 69. 26. 」 高 亮 蒟発 多 6る. I. 26. I. 180. 48. Iこ 6. 32 う 基 こ. 1委 1爺. 102 1 48 102 1 48.
(13) 奥 田和子 ・ 豊 島治男. 24θ. 砂糖 も同様 に 目安 に比 較 して低 い。 一 般 家庭 にお け る砂糖 の消費 の主 な も のは,嗜 好飲料 に入 れ て 使用 され る もので あ り,そ れが消費料 の大半 を 占 め 20)幼. る。. 児 で は嗜 好飲料 として の摂取 量 がす くな い。 また, 手 づ くり以外 の. 間食 では数字 として 出 に くいため,実 質摂取 量 は これを上廻 るで あろ う。 油脂 はす べ て 目安 を上廻 り,摂 取 量 は多 い。 その多 くは植物性 油,バ ター と して摂 取 され ,マ ヨネー ズの使用量 も多 い。す で に,総 脂質. Cal。. Cal。. 中を 占 め る. の比率 の高 い点 を指摘 したが,油 脂類 の摂取量 の多 い点 が これを 21)に. 裏 づ け る。礎部 ら. よると, 日本 人 の摂取 脂肪 の質 は植物性 油脂 が67%,. 動物性 油脂 が19%,マ ー ガ リン14%で あ り,植 物性 油脂 が多 い と指摘 して い る。幼児 で は逆 にバ ターか らの比率 が高 く,植 物性 油脂 か らの比率 が低 い。 豆類 は大豆 製 品 (主 として豆 腐 および味噌 )と して摂 取 され ,摂 取量 は19。 3 ∼40。. 8gで 低 い。 これ は摂取 目安 量 の57。 6%に あた る。. 動物性食 品 の摂 取 目安 は,魚 ,肉 ,卵 として 算 出 され て い る。 これ は,国 民栄養調査 の結果 に もとづ いて 鮮魚介類 80g,肉 類 30g(豚 肉18g,牛 肉12. g)お よび鶏 卵30gと. して算定 され た もので あ る。 この比率 で幼児 の 目安 を. 算定 し比 較す ると,獣 鳥 肉類 ,卵 類 と もに目安 を上廻 って お り,動 物性食 品 全体 と して の 目安 もまた上廻 って い る。魚介類 の摂取量 は 目安 を下廻 って い る。魚介類 で は生物 として の摂取比率 が高 く,練 製 品 その他 の食 品はあま り 使用 されて いない。獣鳥肉類 では,一 般 に牛 肉,豚 肉 の使用量 が 多 く,つ い で ウイ ンナ ー ソーセー ジ,ハ ム な どの加工 品 が摂 取 され る。 乳製 品 の摂取量 は, 3才 児 女子 を除 きす べ て 目安 を上廻 り,市 乳 のほか ヨ ー グル ト,チ ーズな どの加 工 品 も多 い。 緑黄色野菜 と柑 橘類 , トマ トで は,そ の 目安 は国民栄養調査 に もとづ き. ,. 100gの 場合 , 緑黄色野菜 を60g,. 柑橘類 および トマ トをそれぞれ20g加 え. て算 出 した もので あ る。幼児 の 目安 か らそれぞれ算 出 し仮 の 目安 を定 め これ と比較検討す ると,緑 黄色野菜 の摂取量 は極 めて乏 し くわず か62.1%の 充足 度 を示す にす ぎな い。 柑橘類 , トマ トの摂取量 は, 3才 児 28g,. 4∼ 6才 児 32gの それぞれの 目.
(14) 食品 0栄 養摂取状況 に関す る研究. 244. 安 を大 巾に上廻 る。 また,本 調査期 は,国 民栄養調査 において最低位 を示す. 5月 に接近 して い るため,他 の月 においてはよ り多 くな る可能性 が あ る。 淡色野菜 , 果実類 の 目安 は250gの 場合 , 新鮮 な野菜 120g,. 4∼ 6才 児. 150gの 場合 にあて は めて換算 し, 摂取量 と比 較す る。 淡色野菜 はほぼ 目安 付近 にあ り,果 実 は 目安 をは るか に上廻 る。 嗜好 品は主 と して間食 と して摂取 され ,栄 養給源 と して好 ま しい食 品が多 い。 D。. 速水. 年令別 ,性 別 にみた食 品群摂 I又 量. 22)の. 食 品群別摂取 量 目安 に もとづ いて,年 令別 ,性 別 にその摂取状態. の差 を t検 定 によ り求 め検討す る。 穀類 の摂取 量 は,年 令 が 多 くな るに したがい,ま た男子 は女 子 よ りも多 く の摂取 目安 が定 め られ てい る。本調 査 によ ると,第 10表 の ご と く年 令別 ,男 女別 に 6才 女子 を のぞ き t検 定 の結果 5%危 険率 で有 意差 は認 め られ なか っ た。 い も類 ,砂 糖 は と もに年令 ,性 別 にみて 5%危 険率 で有 意差 は認 め られ な か った。 油 脂 は,速 水 によ ると, 3才 児 , 4∼ 5才 児 , 6才 児 へ と年令 の上昇 に し 第 10表. ‐ 三1量 上 1郷 4J:χ 3雛 31揚 う. 脂 一 女. 類. 油 一男. 1 穀. 類 一女. 食 品群. 年令別・性別・食品群別摂取量 (1人 1日 当 りg). 男. 女. _. 33。. 3. 16。. 6. 48.6. `;:::. 245.3 261.2. 6 Ylo∼ 6 337.3. │※ 103。 9. 5 YI:χ 3. 37。. 3. 32。. 7 7. 38。. 26.3. 2a81Z8 36。 51 5。 2■. 916。. 6 2. ※. 鴇卜 躍1図 _. │. │. 7.1 1※ 15.4 1 14.4. t≧ t005有 意差 あ り.
(15) 245. 奥田和子・豊島治男. たがい摂取量 は多 くな る。 また,男 女 の差 はな い。本調 査 によ ると, t検 定 の結果 4∼ 6才 児 は 3才 児 よ りも男子 の み摂取量 が多 くな って い る。性 別 に は 5%危 険率 で有 意差 はみ られなか った。 大豆 および豆 製 品は,目 安 によ ると 3才 児 と 4∼ 6才 児間 には差 がみ られ る。 t検 定 の結果 5才 男子 の摂取 量が 5%危 険率 で 多 い。 魚介類 の摂取 量 は,目 安 によると年令 の上昇 に したが い多 くな る。 t検 定 の結果 4才 児男子 は 3才 児男子 に比較 し摂取量 が多 い (第 11表 )。 他 の年令 , 性 別 において は差 は認 め られ ない。 第 11表. 年令別,性 別,食 品群別摂取量 (1人 1日 当りg). 隣. t≧. 2. ※. 2. 司. 0. 瓢. . 2 4 2. 44。 3. 一. 01. . . 7 6 7 3 2 2. 34。. 一. 1瓦 弓. ※. 0∼ 6藁 高. :. 0 。 一5 9 ※ 9 。 0 一8. 百. 五轟I. 一 淵. 8. 端. 7 0 4 . 。 。 。.。 2 6‰ 7.5 一 5 5. 7 一 3 3 ︶ 5 0 3 5 。 。 。 2 0. 一 7 4 5. 一 瑯 鶴 5 9. 喘J■ 倒 れ 徴馴》. tO.05有 意差あ り. 獣 鳥 肉類 は , 目安 に よ る と年 令 がす す み に した が い摂 取 量 が 多 くな る。 ま. 6才 児 にお い て の み男 子 は女 子 に比 較 し多 い。 t検 定 の結 果 , 3才 児 と 6 才 児 , 4∼ 5才 児 と 6才 児 い ず れ も男 子 にの み 5%危 険率 で 有 意差 が認 め ら た. れ た 。 これ らの 年 令 間 で は年 令 の 多 い もの が摂 取 量 が 高 くな って い る。 い っ ぽ う,女 子 で は い ず れ の年 令 に お いて も差 は認 め られ なか っ た 。 また ,男 女 間 に は差 は認 め られ なか っ た 。 卵類 は , 目安 で は年 令 の 上 昇 に した が って 多 く, 子 よ り も多 い 。 t検 定 の 結 果 , て も摂 取 量 が 多 い 。. 6才 児 にお いて 男 子 は女. 6才 児 は 5才 児 に比 較 し,男 女 い ず れ にお い.
(16) 食品・ 栄養摂取状況 に関す る研究. 24δ. 乳 ・乳製 品 は,目 安 によ ると 3才 児 は 4∼ 6才 児 よ りも多 い。年 令別比較. 5%危 険率 で 3才 児男子 は 4才 児男子 よ り多 く, 4 才児女子 は 3才 児女子 よ りも多 く,ま た 3, 5才 児女子 は 6才 児女子 よ りも において t検 定 の結果 ,. 多 い。 また,男 女別 で は 3才 児男子 は 3才 児女子 に比 較 し多 く摂取 してい る. 第. 12表. 年 ム`. 年令 別 ,性 別 ,食 品群別摂取量. 緑黄色野菜. 男. 柑橘類 トマ ト. │. (1人 1日 当 り g). その他 の野菜. 果. 実. 類. 1女. 女. │. ■ い 9021?Q・ 妥L受 ※ ■ ■ 二 `卜 芳'1舞 三壁 ※ ≧歴■1望 5ザ :=二 3湯 RI治 ;■ ;黒 撮81淮 │^. ^│. 193.3 65.0. OQ. 3Y19∼ :χ. 8. l」. ^_ _. │. __. │. 103.4. '■ 9∼. 0. 90。. 3. ^. 9. 生. 138。. 61可 丁 1郎 ・. 藁9561個 '. 115.5. 93.41※ 31.5' 73.7 ※. t≧. 50.8. to.05有 意差あり. こ とが認 め られた。 3才 児 と 6才 児 では 3才 児 において乳 および乳製 品 の多 い こ とが伺 え る。 緑黄色野菜 では第 ]_2表 の ごと く, 3才 児 に比 較 し 4∼ 6才 児 の摂取 目安 は 多 くな る。 と ころで, t検 定 の結果男子 で は 3才 児 と 4才 児 に 5%危 険率 で 有 意差 が認 め られ,4才 児 の摂取量 は多 くな って い る。 い っぽ う女 子 におい てはその差 は認 め られ ない。 また,性 別 には 4才 児男子 と女子 の間 に有意差 がみ られ,男 子 の摂取 量が 多 くな ってい る。 つ ぎに柑 橘類 , トマ トで は同様 に 3才 児 と 4∼ 6才 児 間 に摂取 目安 区分 が あ る。 t検 定 の結果 ,男 子 において のみ 3才 児 と 4才 児 , 5才 児 と 6才 児 間 に有意差 が認 め られた。年令 の上 昇 に したがい摂取量 の増加 が認 め られ る。 また,性 別 で は 3才 児 において 5%危 険率 で男子 に比 較 して女子 の摂取量 が 多 くな って い る。 その他 の野菜 は, 3才 児 と 4∼ 6才 児 間 に摂取 目安 区分 があ る。 t検 定 の.
(17) 247. 奥田和子・豊島治男. 結果 , 3才 児 男子 に比 較 し 4才 児男子 の摂取量 が多 い。 また, 5才 児女子 は. 6才 児女子 に比 較 し,摂 取 量 が多 い。 果実類 も同様 に, 3才 児 に比 較 し 4∼ 6才 児 の 目安 はやや多 い。 t検 定 の 結果年令別 ,性 別 に有 意差 は認 め られなか った。. E。. 年令別 ,性 別 にみた食 品群別栄養構成. これ まで に,各 栄養 素 とそ の供給源 な る食 品 の摂取 量 につ いて述 べ た。本 項 において は, この両 者 の 関係 ,す なわ ち各栄養素 がいかな る食 品 か ら摂取 され るかそ の構成 内容 を検討せ ん とす るもので あ る。 熱量 の摂取構成 は第 13表 に示す通 りで あ る。す なわ ち, これ によると穀類 よ りの比率 が低 く,反 面動物性食 品,野 菜 ,果 実等 によ る構成 比率 の高 い こ とが幼児食 の特殊性 として あ らわれ て い る。 そ こで,こ れ ら構成比率 におけ る年令 ,性 別比較 を t検 定 によ り試 み ると,動 物性食 品 な らび に野菜 ,呆 実 類 に有 意差 があ らわれ て い る。 まず ,動 物性食 品 で は女子 において 3才 児 よ 第 13 表. 熱量 の摂取構成 (%) 菜実. 3Y男. :覇 =髯 │. 1雲. 36。. 糖類 その他. 112.6 ♀ │&:118諸 睦 :38 012012916.61諄. 冊 81諸 1賀. 司1言 1市 │=「 藻 1市 1萌. 壬 廿「 #廿. 士 廿 揃‖葉 ‖I. 71編 象【│■. ,. 21■ : 夕. 麟J薫 1。. 3114。 9. L61)8. 可 │百1需 躊 ITI可 7腰 1瓢 「 t≧ ※. 響 │=:. to.o5有 意差あ り.
(18) 248. 食品 0栄 養摂取状況に関する研究. りも 4才 児 が多 く, 5才 児 よ りも 6才 児 が多 くな って い る。 また,野 菜 ,果 実類 において は,女 子 3才 児 は 4才 児 に比 較 し多 く,男 子 5才 児 は 6才 児 に 比較 し多 い比率 とな ってい る。 その他年 令,性 別 に有意差 は認 め られ なか っ た。 蛋 白質 の摂取構成 は第 14表 の通 りであ る。 蛋 白質 の主 要給源 が動 物性 食品. 14表. 第 総. 数. 100。. 蛋白質 の摂取構成 (%) 類. 0. 100.0 6 2 1 ” ”. 0∼ 6 6∼ 12. Y男. 女. │ :Ξ lち. │. 5Y男. │ :χ 3. 女│ 女. ””. 6Y男. :■ 2. 100。. 0. 100.0 0 0. 100。. 0. 20。. 100。. 0. 16。. 100.0 100.0 100。. 0. 1__■. 1塁 _f_ヒ. 生 ■_1上 :ま ら1璃. 100。. 100。. 童劣. 竺 上 1土 1土 │三 諄 三 i_JII≡ III蔦 [翌. 3 6. ≡ IIIIIIIT. 2 2. 1.3 2. 4.9. 18.4. ※l:3. 7.0 5.5. 20。 20。. 100.0. 20。. 0. 100。. 0. 22。. 100。. 0. 15。. 9 2. 1。. 5。. 0。. 9. 5。. 2。. 1. 5。. ※. t≧. 8. 0 4. tO.05有 意差 あ り. で あ る点 に も幼児食 の特殊性 が示 され る。動物性食 品 よ りの比率 は 3∼ 6才 児 で56.7∼ 65。 5%と 極 めて高 い。 そ こで, これ ら比 率 を年 令別 ,性 別 に比 較 す ると,動 物性食 品,い も類 において わずか に有 意差 が認 め られ るにす ぎな い。 ほ とん どの比 率 はいずれ の性 ,年 令 において も近 似 して い る。 い も類 に お いて 4才 児 , 5才 児女子 に比 1咬 し 6才 児女子 が高 くな って い る。 また,動 物性 食品 では 3才 児男 子の方 が 6才 児男子 よ り高 く,ま た性 別 では 3才 児男 子 は 3才 児 女子 よ り高 い比率 を示 してい る。 脂肪 の摂取構成 は第 15表 に示す通 りで あ る。.
(19) 奥 田和子 0豊 島治男 第. 脂肪 の摂取構成. (%). 数. 野果. 性品 物 動食. 総. 15表. 他 羹の │そ. 6 3Y男 0∼ 6∼ 12. 女. 4Y男. 0∼ 6. 100.0 100。. 0. 5.3 4.5. 100。. 0 0. 2.8 3.6. 100。. 5Y男. 100。. 62。. 1. 2。. 7. 3。. 3.1. 68。. 0. 1。. 8. 3。. 4。. 2. 53。. 3. 1.4. 3。. 3 6. 4。. 6. 6。. 5. 9。. 3. 5。. 7. 2. 20.9 14.7. 6.4. 61.6 63.9. 5。. 6 6. 60.8 59.5. 18.7 20.6. 5。. 2. 30.2. 4。. 7. 24。. 2. 3。. 9. ※::三 :. 16。. 6 2. 6。. 0. 64。. 4。. 6. 59。. 3.0. 100。. 0. 3。. 6. 100.0. 3。. 7. 0. 3。. 2. 2.1. 1. 1. 6 9. 0 0. 100.0. 0.7. 2。. 5。. 100。. 100。. 7.1. 26.9 7. 〇. 女. 4. 33。. 一 3 一〇 ・. 6Y男. ・. 0 0. 0。. 20。. 1。. 100。. 8. 7。. 3. 0.3. 100。. 68。. 4. 0. 100。. 女. 女. 0。. 100.0. 0 ※ :!:. 0. 11。. 21。. 20。. 20。. 7。. 2.8 4.1. 0 5. ※. t≧. 8 6. 57.2 64.4. 8 1.7. 1。. 1。 6 2.1. ※. l三. :. 9.3 6。. 1. 11。. 6. 6 1.7. 7.4. ※ ::9. 7.8. 1。. 8。. 7。. 9. 2. tO.05有 意差 あ り. 脂肪 において も同様 に,油 脂 な らび に動物性食 品 よ りの比 率 の高 い点 が幼 児食 の特色 をな して い る。 これ ら比率 にみ られ る年令別 ,性 別差 は次 の もの にみ られ る。す なわ ち,穀 類 で は 3才 児男子 は 4才 児男子 よ りも高 く,動 物 性食 品 で は, 4才 児 男子 は 5才 児男子 よ りも高 い比率 を示 して い る。 また. ,. 野菜 ,果 実類 で は 6才 児男子 は 5才 児 男子 に比 較 し高 い比率 を示 し,他 の食 品群 においては有意 の差 は全 くみ られなか った。 カル シ ウム の摂取構成 は第 16表 に示す通 りで あ る。 カル シ ウ ムの主要給 源 は動 物性食 品 で あ り,そ の比率 は59.3∼ 85.7%に および,幼 児食 の特殊性 が あ らわれ てい る。年令 的 に構成比率 をみ ると,ま ず穀類 で は 3才 児 と 6才 児 女子 に 5%危 険率 で 有意差 がみ られ る。 い も類 で は, 5才 女子 に比 較 し 6才 女子 は高率 を示 す。 また豆類 は, 3才 児男子 , 5才 児男子 に比 較 し 4才 児男 子 の比率 が高 い。 また女子で は 6才 児 は 5才 児 よ り比率 が高 い。動物性食 品 で は,男 子 において,. 4, 6才 児 と 5才 児 では 5%危 険率 で 5才 児 が高率 を.
(20) 食 品・ 栄 養摂取状況 に関 す る研究 第 総. 2 1. 100。 0 looo o. カル シ ウ ムのよ 取構成 ;〔. 灯. 数. 6. ””. Y. 男. 女│:χ 3. 16表 i. 動物性 食 品. い も力1. *&`. 85.7 74.5. 1 2.5 - 1 10。 6. 75.0. 3。 3 4。 2 一. 188181※. :三. 3. (%). 58。. ※ま,│&31を 8. 7. 4J」 幽 1土 1上1土 量 姜:χ 31冊 81ま :1麗. 颯. :Ξ. 31胴 1発. 1急 :1鰍 :1朧 1鑢 lχ. 1躍 颯. 協. ※. t≧. 盤. tO.05イ. 1賀 1属. ]‐. 意差あ り. 示 す。 ま た,女 子 において も 5才 児 は 6才 児 に比 較 し高率 を示 して い る。 ま た,性 別 にみ ると 5才 児男子 は 5%危 険率 で 女子 よ り高率 を示す。野菜 ,果 実類 で は, 3才 児 に比 較 し 4才 児 が, 5才 児 に比 較 し 6才 児 が男子 において 高率 を示 して い る。 また女子 で は 5才 児 に 比較 し 6才 児 が 高率 を示 してい る。 ビタ ミンAの 摂取構 成は第 17表 に示す通 りであ る。 ビ タ ミンAそ の もの と して の供給 湯1で あ る動物性食 品な らびに油 脂 と,カ ロチ ン と しての供給 源 で あ る植物性食 品 に 分 けて その 比率 をみ る。 動物性食品 か らの 比率 が40.6∼. 76.5%と 高 く,油 脂 か ら摂取 した ものをあわせ ると,58.8∼ 84。 6%で ビタ ミ ンAそ の もの と して摂 取 され てい る。 ここに も幼児食 の特殊性 がみ られ る。 )別 ,性 別 に構成比 をみ ると,油 脂 か らの摂取比率 ,植 物性食 品 よ そ こで年 イ. りの摂取比率 に有 意差 がみ られ る。 つ ま り, 3才 児女子 は 4,. 6才 児女子 に. 比較 し動物性 食品 よ りの比 率 が高 い。 また性 別 で は 3才 児女子 は男子 に比 較.
(21) 奥 田和子・ 豊島治男 ビタ ミンAの 摂取構成 (%). 第 17表. 成. 構. 給. 供. VA効 力. 100。. 0. 100.0 100。. 0. 0. 34.6. 100.0. 胴 1親 重 5Y男 │:■ 2 _│ _. 女:χ 3 6Y晏 181::. 100。 100。 100。 100。. 0.2. 30。. 0。. 7. 0。. 1. 14。. 8. 12。. 3. ※:8:9. 9。. 2. 0 0. 52。. 2. 56.8. 1胴. 1. 9. 14。. 7. 0.2. 35。. 21.7. 52.7 66.9. 55。. 3. 11.3. 0 0. 63.5. 37.9. 12.5. 0。. 7. 〉( 11。 2. ※. 〉(. t≧. 35.1 25.2. 0. 0.2 0 0。. 7. to.o5有 意差 あ り. し高 い。 また植物性食 品 か ら摂取 した比率 で は, 5才 児女子 と 6才 児女子 に 有 意差 が認 め られた。 ビタ ミン Blの 摂取構成 は第 18表 に示す 通 りで あ る。 ビタ ミン Blの 主要給 源 は動物性食 品 で あ り,幼 児食 の特色 をなす。穀類 で は 5∼ 6才 男子 , 3∼. 4才 女子 に有意差 が認 め られ る。 また,い も類 で は 4∼ 5才 女子 , 5∼ 6才 女子 に有 意差 が あ り年令 の上昇 に ともな い高率 とな る。 ま た,豆 類 では 4∼. 5才 女子 , 5∼ 6才 女子 に 有意差 があ り, 年令 の 上昇 に と もな い低率 とな る。動物性 食 品 で は年令 ,性 によ る有意差 は認 め られな い。 ビタ ミンB2の 摂取構成 は第 19表 に示す通 りで あ る。 ビ タ ミン B2の 主要給 源 は動物性食 品 で あ り, それが高 い 率 を示 して い る 点 に幼児食 の 特色 があ.
(22) 食品・ 栄養摂取状況 に関す る研究 第 18表 穀. 数. 総. ビタ ミンBlの 摂取構成 (%) 類. も類 │い. 6 2 1 ” ”. 3Y男 女. 0∼ 6 6∼ 12. 4Y男. 0∼ 6 6∼ 12. 女. 0∼ 6 6∼ 12. 100.0. 19。. 0. 14。. 100。. 100.0 100。. 0. 9 8. 10。. 6 6. 6。. 1. 5。. ※:::l. 3.3 1. の 豆類 物肇 羹 他 ヨそ 1黎 1彙 8。. 3. 51.4. 11。. 1。. 0. 39。. 7. 28。. 45。. 8. 32。. 6. 18.7 45.1. 0. 1.6. 1竹. 女 一 女 岬 一. 5Y男. 0∼ 6 6∼ 12. l. 5。. 2 8. 2。. 9. 4。. 1. 3。. 1 26.1. 2.4. 1 19。 1. 2。. 19.3 22.2. 9. 0.8 3.3. 0∼ 6 6∼ 12. 3.2 3.6. 0∼ 6 0∼ 6. 4。 2。. ※. 女│ :χ £ 6Y男 1 0∼ 6 1 0∼. 6. ビタ ミンB2の 摂取構成 (%). 一8 1 一3 3. 5Y男 │ :χ 3. tO.05有 意差あ り. 類. 女│ :χ 3. t≧. ︰ ⋮ 一 辟 ︰ 口 雰. 4Y男 │ :χ 3. 19表. ︲ O O O 。O 0O OO oO 0 o o o 。 o 。 o o o o o . 0 0 Ш 0 m 0 融 一 一 0 0 0 0 0 0 0 0 0 o 0 0 ・ ・一 ・ ・一 ・一 ・ ・ ・一 ・ ・一 ・ ・. 第. 女. 6 7. ※. t≧. tO.05有 意差 あ り. 3 3.
(23) 奥 田和子・豊島治男. 25θ. る。年令別 ,性 別 に比 率 の相違 をみ ると,豆 類 ,動 物性食 品,野 菜 ,果 実類 に一 部有 意差 がみ られ る。 まず ,豆 類 では 3∼ 4才 男子 , 5∼ 6才 男子 に有 意 差 がみ られ る。 また,動 物性食 品 で は 5∼ 6才 女子 に有 意差 がみ られ , 5 才児 に比 較 し 6才 児女子 の摂取比率 が高 い。 また,野 菜果実類 で は 5才 女子 と 6才 女子 に有 意差 がみ られ る。. 第. 1総 3Y男. 0∼ 6. 6∼ 12. 20表. ビタ ミンCの 摂取構成. 数. も 類. 100。. │い. 菜. 1野. (%). ※:. 0. 100.0. 実. 1果 16。. :3三. 18。 ] [8 .. 女. 0∼ 6 6∼ 12. 100.0 100.0. 4Y男. 0∼ 6 6∼ 12. 100。. 女. 0∼ 6 6∼ 12. 5Y男. 0∼ 6 6∼ 12. 女. 0∼ 6 6∼ 12. 100.0. 6Y男 女. 0∼ 6 0∼ 6. 71。. ※子 1::. 0. ※. ::;. 5 0. 4 9. 0. 0。. 8. 13。. ※子 3!:. 13.1. 100。. 0. ※18:3 9. )(83.8 69.8. 7。. 1。. 32.3. 12.2. 〉 (18。 1. 3. 9. 0 0. 3. 1。. 14。. 0. 100。. 10。. 10.7. 79。. 100。. 0. 1. 60。. 0. 100.0. 5. 4. 100。. 100。. 0 1 2.7 4 1 6。. 89.6. 100.0 100.0. の 他. │そ. 15。. 9. 76.5. 13。. 6. 14。. 2 8. 7。. 73。. 11。. ※. t≧. 1。 1. 0.9 1.5. 1。. 4 4. 7. 0。. 6. 1. 1.0. 1。. tO.o5有 意差 あ り. ビ タ ミン Cの 摂取構成 は第20表 に示 す通 りで あ る。年令別 ,性 別摂取構成 の相違 は,い も類 で は 4∼ 5才 児 女子 , 5∼ 6才 児女子 の間 に 5%危 険率 で 有 意差 が認 め られた。 つ ま り年令 の上昇 に したが い比率 が多 くな る。 また. ,. 性 別 には 4才 児男子 と 4才 児 女子 に有意差 がみ られ,男 子 が女子 に比 較 し多 い。 また,野 菜 ,果 実類 で は, 3∼ 4才 児男子 , 5∼ 6才 児 男子 に有意差 が み られ,年 令 が上 昇す るに したが い高率 とな る。.
(24) 食品・ 栄養摂取状況 に関す る研究. 5総. 括. 西宮市 にお け る 3∼ 6才 児 313名 を対象 に, 栄養摂取 調査 をお こない, 幼 児期栄養 の実態 を把握 し,さ らに年令別 ,性 別栄養摂取状況 を栄養摂取量 な らび に食 品摂取傾 向 よ り検討 し,つ ぎのよ うな結果 をえた。. 1.幼 児期 においては,熱 量,蛋 白質 ,脂 質 ,カ ル シ ウ ム,ビ タ ミンA, ビ タ ミン B2は 所要量を上廻 り, ことに栄養素 の供給構成 に特殊性 がみ られ る。す なわ ち,動 物性食 品,油 脂類 の摂取量 が多 いため,各 栄養素 とも これ ら食 品 よ り 供給 され る比 率 が高 ま り, 質 的 に優 れた 栄養摂取状況 にあ る。 鉄 ,ビ タ ミン Bl,ビ タ ミン Cに おいてはか な らず しも良好 で はない。. 2.食 品摂取状況 は,油 脂類 ,動 物性食 品,乳 類 ,果 実類 の摂取 が 目安 を 上 まわ り, この こ とが栄養摂取 を質的 に高 め る原 因 とな る。 い っぽ う,緑 黄 色野菜 ,淡 色野菜 ,豆 類 ,い も類 の摂取 は少 な い。. 3.性 別 ,年 令別 に,栄 養摂取状況 を栄 養審議会決定 による所要 量 と比較 す ると,か な らず しも栄養所要量 にみ あ った摂取 がな され ていない 。 つ ま り. ,. t検 定 の結果 3∼ 6才 児 ,男 女間 に 5%危 険率 で有意差 が認 め られた もの は 部分的 な少数 例 にす ぎず ,総 括 的 には認 め られ なか った。 この ことは,. 3∼. 6才 児 男女 の栄養摂取量 にほ とん ど相違 のない ことを示す 。. 4.年 令別 ,性 別 に食 品群別摂取 目安 に もとず いて食 品摂取状況 を比較す ると,一 部 の食 品群 を除 き,か な らず しも目安 にみあ った摂取 はな され て い な い。 t検 定 の結果 ,穀 類 ,砂 糖類 ,大 豆 およびそ の製 品,魚 介類 ,果 実類 で は 3∼ 6才 児 男女間 に 5%危 険率 で,有 意差 は総括 的 にみ とめ られ なか っ た。 ただ,油 脂 ,獣 鳥 肉類 , トマ トと柑橘類 において 3∼ 6才 児 男子 に年令 が上昇す るに したが い,摂 取 g数 も増大す る こ とが認 め られ た。 また,部 分 的 には 3才 児 と 4才 児男子 に有 意差 が認 め られ たにす ぎな い。 また男女間 に おけ る有意差 は部分 的 に少数 み られたにす ぎな い。 5。. 年令別 ,性 別 に栄養素摂取構成 を比較す ると,女 子 では熱量 にお け る. 動 4勿 性食 品,VBl,VCに おけ るい も類 の比率 が,ま た男子 で は,VCに お け る野菜類 ,果 実類 の比率 が,年 令 の上昇 に ともな い増大す る。 その他 の栄.
(25) 255. 奥田和子・ 豊島治男. 養素 につ いて は,部 分的 に有意差 がみ られたにす ぎず ,総 括 的な相異 はみ ら れなか った。 本研究 にたい し,種 々ご助言 を いただいた神戸女学院大学教授雀部猛利博 士 に深謝 いた します 。 また 実地調 査 に つ いて は 宮本志津子助手 の ご協 力を え, ここに謝意を表 す る。 献. 文. 1)武 藤静子 :栄 養 と食糧 2170(1950) 2)武 藤静子 :栄 養 と食糧 360(1950) 3)武 藤静子 :栄 養 と食糧 4218(1951) 4)武 藤静子他 :栄 養 と食糧 967(1956) 5)瀬 之ロス ミ他 :小 児保健研究 1883(1959) 6)寿 円梅子 :小 児保健研究 19114(1960) 7)寿 円梅子 :小 児保健研究 19162(1960) 8)寿 円梅子 :小 児保健研究 20190(1961) 9)武 藤静子他 :栄 養 と食糧 1479(1961) 10)武 藤静子他 :栄 養 と食糧 14218(1961) 11)武 藤静子他 :栄 養 と食糧 15403(1962) 12)豊 島治男 ,奥 田和子 :甲 南家政 219(1967) 13)田 村,池 田 :栄 養研究所報告 60(1953) 14)厚 生省公衆衛生局栄養課編 :国 民栄養の現状 (1965) 15)科 学技術庁資源局 :三 訂 日本食品標準成分表 (1963) 16)厚 生省公衆衛生局栄養課編 :新 しく採用 された 日本人 の栄養所要量. (1960). 17)速 水決 :栄 養学雑誌 2271(1964) 18)田 村盈之輔 :栄 養学雑誌 137(1955) 19)厚 生省公衆衛生局栄養課編 :昭 和45年 を目途 とした栄養基準量および食糧構成基 準 につい て (1961) 豊 島治男 ,奥 田和子 :甲 南家政. 110(1966). 磯部 しづ子 ,長 嶺 晋吉 :栄 養学雑 誌 磯部 しづ 子 :栄 養学雑誌. 9187(1961). 9187(1961).
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