• 検索結果がありません。

職業の可視化による高校生の進路選択支援システムの提案

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "職業の可視化による高校生の進路選択支援システムの提案"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)情報処理学会第 82 回全国大会. 7ZA-03. 職業の可視化による高校生の進路選択支援システムの提案 久保田 龍平† 専修大学 経営学部 経営学科†. 植竹 朋文‡ 専修大学 経営学部 経営学科‡. 【1.研究背景】 文部科学省では、キャリア教育の推進と充実 を目指すように呼び掛けている。しかし、キャ リア教育を受けるだけで、高校生が真に望む進 路を見つけるというのは難しい。. 【5.現状分析と先行事例の分析のまとめ】 現状分析と先行事例の分析のまとめた結果、 キャリア教育を受けている高校生の要望と学校 側の提示する職業情報がミスマッチしている可 能性があることが明らかになった(図 1)。. 【2.研究対象・目的】 本研究では、進路選択を控える高校生を対象 とし、高校生のニーズを考慮した上で多くの職 業を提示し、進路選択をサポートするシステム を提案することを目的とする。 【3.現状分析】 まず、高校生が職業選択時に重視することに 関して、Big Life21 [1]の記事にあるアンケー ト結果を分析したところ、以下の点が明らかに なった。 ⚫ 業務や仕事内容が最も重視されている ⚫ 安定性や先輩の有無は重視していない ⚫ やりがいに結びつきやすいような項目が上位 を占めている 次に、職業を知るための既存サービス [2][3][4]を分析した結果、以下の点が明らかに なった。 ⚫ 職業は分類ごとに表示されるため、十分に活 用するには事前知識が必要 ⚫ 職業名や関連ワードから検索をしなければ興 味のある職業にたどり着きにくい 【4.先行事例の分析】 次にキャリア教育・職業教育を行う高校 [5][6]の取り組みについて分析し、以下のこと が分かった。 ⚫ 実社会や職業に触れる機会をカリキュラムに 組み込んでいる ⚫ 生徒の興味や関心が、取り組みに十分反映さ れていない Proposal of career selection support system for high school students by visualization of occupation †Ryuhei Kubota, School of Business Administration, Senshu University ‡Tomofumi Uetake, School of Business Administration, Senshu University. 4-17. 図 1:現状分析と先行事例の分析のまとめ 【6.高校生の進路選択支援システム提案】 ユーザ(高校生)のニーズを考慮した職業を 幅広く可視化することでき、またその職業に関 する情報を提示するシステムを提案する。具体 的には以下の 3 つの機能を提案した。 ① ユーザの多様なニーズを考慮したフィルタ機 能 ユーザが入力した職業やキーワード、エリ アをもとに、職業情報 DB を用いて、関係する 職業やキーワード、エリアを抽出する(図 2)。. 図 2:ユーザの多様なニーズに合った検索機能. ② 職業間の関連可視化機能 ①で抽出された情報を、力学モデルに基づ き、NodeXL[7]を用いてネットワーク図で可視 化する(図 3)。 ③ 仕事内容の比較支援機能 各職業の説明文で作成したワードクラウド を表示することで、業務・仕事内容の視覚的 な把握と比較を容易にする(図 4)。. Copyright 2020 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..

(2) 情報処理学会第 82 回全国大会. 図 5:システム概要. 図 3:職業間の関連. 【9.結論と今後の課題】 本研究で提案した、高校生の興味の視点で検 索可能なシステムを利用することで、「興味」 と「職業」とのサイクル(図 6)を回すことがで き、新たに多くの職業を知ることができると考 えられる。. 図 4:職業の説明. ★職業情報 DB 13 歳のハローワーク[3]の各職業データに以 下の項目を追加したものを作成。 ・ 分野:13 歳のハローワーク[3]にて使用され ている 13 分野 ・ キーワード:各職業の説明文で頻繁に使われ る名詞上位 10 個 ・ エリア:キャリマガ[4]に掲載された勤務地 エリア情報 【7.高校生の進路選択支援システム概要】 提案したシステム概要を図 5 に示す。 【8.効果検証】 提案システムの有効性を検証するため、高校 生 2 名を対象に提案システムを 30 分利用しても ら い 、 参与 観 察 とイ ンタ ビ ュ ー調 査 を 行っ た (表 1)。 (表1:効果検証の結果) A さん(高 2 女子) B さん(高 2 女子). 既知の職業数 / 新知の職業数 10 個 / 31 個 13 個 / 29 個. 検証の結果、ユーザのニーズに関連した職業 の知識を増やすことが確認された。さらに、提 案システムを対話的に利用することで、幅広い 多くの職業を認知することが可能であることが 明らかになった。. 4-18. 図 6:職業認知における理想のサイクル しかし、参与観察とインタビュー調査から、 エリアに関する情報の有効性について改善の余 地があることや可視化するキーワード等の情報 量については調整が必要であることが明らかと なった。 今後は、ユーザと職業を結び付ける多面的な 切り口について再検討し、よりユーザのニーズ を考慮した職業情報の提示を目指したい。 ◆参考文献 [1] Big Life21:http://www.biglife21.com/ [2] 総務省:http://www.soumu.go.jp/ [3] 13 歳のハローワーク: https://www.13hw.com/home/index.html [4] キャリマガ: https://www.nikki.ne.jp/magazine/ [5] Will Project:秋田県立能代高等学校 [6] デュアルシステム:大阪府立布施北高等学 校 [7] NodeXL:https://www.smrfoundation.org/. Copyright 2020 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..

(3)

図 3:職業間の関連    図 4:職業の説明  ★職業情報 DB    13 歳のハローワーク[3]の各職業データに以 下の項目を追加したものを作成。  ・ 分野:13 歳のハローワーク[3]にて使用され ている 13 分野  ・ キーワード:各職業の説明文で頻繁に使われ る名詞上位 10 個  ・ エリア:キャリマガ[4]に掲載された勤務地 エリア情報  【7.高校生の進路選択支援システム概要】  提案したシステム概要を図 5 に示す。  【8.効果検証】  提案システムの有効性を検証するため、高校 生

参照

関連したドキュメント

以上のような背景の中で、本研究は計画に基づく戦

本研究で は,ケ ーソ ン護岸連結 目地内へ不規則波が入射 する場合を対象 と して,目 地内での流体運動特性,特 に,流 体共 振現象 の発生 の有無,発 生条件お

にしたいか考える機会が設けられているものである。 「②とさっ子タウン」 (小学校 4 年 生~中学校 3 年生) 、 「④なごや★こども City」 (小学校 5 年生~高校 3 年生)

以上を踏まえ,日本人女性の海外就職を対象とし

以上,本研究で対象とする比較的空気を多く 含む湿り蒸気の熱・物質移動の促進において,こ

 調査の対象とした小学校は,金沢市の中心部 の1校と,金沢市から車で約60分の距離にある

 高校生の英語力到達目標は、CEFR A2レベルの割合を全国で50%にするこ とである。これに対して、2018年でCEFR

拠点校、連携校生徒のWWLCリーディングプロジェクト “AI活用 for SDGs” の拠 点校、連携校の高校生を中心に、“AI活用 for