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RDFを利用した生産工程管理支援システム

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Academic year: 2021

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(1)情報処理学会第 76 回全国大会. 5B-7 RDF を利用した生産工程管理支援システム 越田 高志†. 山品 壮隆†. 松江工業高等専門学校 情報工学科† 1. はじめに 我々は地元の金属加工会社 A 社と共同で MZPlatform[1]をベースにした生産工程管理シス テムの開発,及びセマンテック Web を利用したそ の支援システムの開発に取り組んでいる[2-7]. 我々の目標は次の 3 点 ① 各ロットのリアルタイム進捗管理の実現, ② ロット毎の加工工程決定支援の自動化, ③ ロット毎の工程機器の自動割付最適化 である.①に関しては既に報告している.②に関 しては,指定した任意のロットに対する加工工程 順データを検索・表示することは既に実現済みで ある[4].更に,過去の実作業データを「品名」, 「加工図番」,「加工特徴」,「ロット」などの データと関連づけて分類・解析することで,新規 受注品やリピート品に対して,これらの受注デー タと連動した,より正確な加工工程決定支援の実 現に取り組んでいる.またこれらの抽出データを RDF としてデータベース(以下 RDB)に格納・蓄 積することで,有効かつ効率的な再利用を可能に する.また,加工工程順が決まれば,対応する工 程機械の割付は素材形状や加工特徴,数量,①に よる各機械の稼働状況などを考慮して,③の実現 に向けて開発を進めることができる.. 図 1 DB に格納された RDF データ(一部). 図 2 加工指示の RDF データ. 2. 生産工程管理データの 生産工程管理データの RDF 化 生産工程管理で利用されるデータは,①受注 データ(品名,加工図番,ロット番号などを指定), ②加工指示データ(加工図番,材質,形状,数 量,工程など),③各種加工機械の固有情報(ID, 名称,優先順位,加工仕様など),④各ロットの 加工工程順データ(過去の実作業データから解 析・抽出[6])であり,これらは RDF に自動変換 して RDB に格納している.RDF 化するためのク ラスとプロパティのスキーマ設計については前 回報告した[7].これらのスキーマに基づいてプ ログラムを用いて自動作成した各 RDF データは 全て MySQL RDB に格納してあり(図 1),それら のデータ具体例を図 2~図 4 に示す.. 「A Production Process Management system using RDF」 † 「 Takashi KOSHIDA and Masataka YAMASHINA ・ Department of Information Engineering, Matsue National College of Technology」. 図 3 加工機械固有情報の RDF データ. 図 4 ロット G0344 の加工工程順 RDF データ(一部). 1-477. Copyright 2014 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..

(2) 情報処理学会第 76 回全国大会. これらの RDF データは全て RDF Validator[8]で 検証している.次に,これらの RDF データを利 用して,過去のロットの加工工程順データを検 索・表示する SPARQL[9]プログラムについて説 明する. 3. SPARQL による検索 による検索 現在 A 社では,受注製品の加工工程は管理監 督者が作業経験に基づき決定し,指示している 状態であり,それらの経験知が電子化されてい ない.そこで我々は過去の作業データを分析し, 品名-加工図番-ロットの対応表を自動抽出するプ ログラムを作成し,a.品名-加工図番 が同じあ るロットの工程順を比較して,標準の加工工程 順を提示,RDF データとして RDB に格納する支 援システムを Web サービスとして作成した.そ の実行結果と RDF データを図 5-6 に示す.. 図 7 SPARQL 検索表示(ロット M1041 の加工工程順). 4.おわりに 生産工程管理に必要なデータが事務所や工場な ど,どこでも手軽にかつ容易に得られ,活用で きることを目標に IT 化とシステム開発を行って いる.今回は,新規受注やリピート品に対して 加工工程決定を支援する RDF データの利用とそ のシステムについて説明した.加工特徴と加工 図番,過去のロットデータをリンクし,新規受 注品の加工特徴などから工程を提示可能にする ことが次の目標である.見やすい GUI 化も必要 である.今後は OWL データも組み込み,より高 度な検索・推論ができるように進めて行きたい.. 図 5 Web サービス実行結果 (品名-加工図番-ロット対応表抽出). 参考文献. 図 6 品名-加工図番-ロット対応表の RDF データ(一部). a.が同じでも加工数量が異なる場合や作業時に利 用できる加工機械が異なる場合もあるので,全 く同一の工程順にならない場合もあるが,デー タとして提示・確認できるようになり,判断ミ スの減少が期待できる.このシステムをベース に,品名-加工図番毎の標準加工工程順を決める ことで,監督者の作業負荷とミスの軽減が期待 できる.これらの RDF データを検索・提示する SPARQL 検索システムの実行例を図 7 に示す.. [1]MZPlatform:http://www.monozukuri.org/mzpf/mz_top .html [2]越田高志,牧 聡史:"加工工程決定支援に対する自動 化",電子情報通信学会 2008 年総合大会論文集 CD-ROM, D-9-4, 2008 年 3 月. [3]清水邦宏,石田知寛,越田高志:"MZPlatform を利用 した生産工程管理システムの開発 -リアルタイム進捗 管理と可視化技術-",情報処理学会第 71 回全国大会論 文集 CD-ROM,ZB-7,2009 年 3 月. [4]越田高志:"加工工程決定支援システム",電子情報通 信学会 2010 年総合大会論文集 CD-ROM,論文番号 D-9-3, 2010 年 3 月. [5]越田高志:"セマンテック Web による生産工程管理シ ステム",電子情報通信学会 2011 年総合大会論文集 CD-ROM,論文番号 D-9-25, 2011 年 3 月. [6]越田高志:"Web サービスによる加工工程決定支援シ ステム",情報処理学会第 73 回全国大会論文集 CD-ROM, 論文番号 1C-1, 2011 年 3 月. [7]越田高志:"RDF の生産工程管理システムへの適用", 情報処理学会第 74 回全国大会論文集 CD-ROM,論文番 号 2C-5, 2012 年 3 月. [8]RDFValidator:http://www.w3.org/RDF/Validator/ [9]SPARQL:http://www.w3.org/TR/rdf-sparql-query/. 1-478. Copyright 2014 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..

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