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日本経済における企業物流改革の構図 昭和40年代の物流体制の克服

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日本 物 流 学 会 ジ ャ ー ナ ル 第3号 (1994) PP13-20

日本 経 済 に お け る 企 業 物 流

改 革 の 構 図

― 昭和40年 代 の物流体 制 の克服―

菊 池 康 也 キ リ ン ビ ー ル(株) 要 旨 今 、 わが 国 の 企 業 は 、 ロ ジ ス テ ィ ク ス の 実 践 が 急 務 に な っ て い る の に か か わ らず 、 企 業 の 物 流 は 多 くの課 題 をか か え て い る 。 この 物 流 の 課 題 は 、企 業 が 昭和40年 代 の 物 流 体 制 す な わ ち物 流 を 「第3の 利 潤 源 」 とす る考 え か ら脱 皮 で きて い な い こ とに起 因 して い る 。 この 「物 流 は第3の 利 潤 源 」論 を克 服 す る に は 「顧 客 サ ー ビス の 戦 略 的 展 開 」 「部 門 間 統 合 シス テ ム の構築 」 「企 業 間 統 合 シス テ ム の構 築 」が 必 要 不 可 欠 で あ る 。

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The Framework of the Physical Distribution Revolution

among Enterprises in the Japanese Economy

-To Break away from the Showa 40's Physical Distribution

Structure-KOya Kikuchi

Kirin Brewery

Co. , Ltd.

ABSTRACT

Application of logistics is now urgently required among Japanese enterprises,

which

are preoccupied with various problems to be solved in the area of physical

distribu-tion.

These problems stem from the enterprises

aiming that physical distribution ought to

be the 3rd source of corporate profit. This belief is rooted in the physical

distribu-tion stucture in the Showa 40's, and the enterprises should get rid of the purposes

mentioned above.

To overcome the situation

affected by the above purposes,

the introduction

of

concepts such as

"Strategic

development of customer service"

"Structuring

of

integrated system among related departments" and "Structuring of integrated system

among companies concerned" is particularly

needed and indispensable.

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1. 物 流 か ら ロ ジ ス テ ィ ク スへ 21世 紀 を 間 近 に ひ か え て 、90年 代 は20世 紀 か ら21世 紀 へ の 大 き な 転 換 点 に あ る よ う に 思 う 。 来 る 世 紀 が 、 物 流 に と っ て ど の よ う な 世 紀 に な る か は 誰 に と っ て も 定 か で は な い が 、 私 は 物 流 か ら ロ ジ ス テ ィ ク ス へ と 大 き く変 革 し て い く も の と考 え る 。 で は 、 ロ ジ ス テ ィ ク ス と は 何 か 。 こ れ に つ い て は 、 い ろ い ろ な 人 が 定 義 を 試 み て い る が 、 最 も代 表 的 な 全 米 ロ ジ ス テ ィ ク ス 管 理 協 議 会( CLM ) は 「ロ ジ ス テ ィ ク ス と は 、 顧 客 の 要 求 に 適 合 す る こ と を 目 的 と し て 、 原 材 料 、 仕 掛 り品 、 製 品 お よ び そ れ に 関 連 す る 情 報 を 対 象 に 産 出 地 か ら消 費 地 に 至 る ま で の 流 れ と 保 管 を効 率 的 か つ 最 大 の 費 用 効 果 に お い て 計 画 、 実 行 、 管 理 す る 一連 の プ ロ セ ス を 言 う 」 と 定 義 し て い る 。 私 は ロ ジ ス テ ィ ク ス の 本 来 の 意 味 が 、 現 に 闘 っ て い る ま た は 闘 お う と し て い る 第 一 線 に 対 し 、 兵 員 、 食 糧 、 部 品 、 武 器 、 弾 薬 な ど を 適 時 に 適 量 を 適 所 に 補 給 す る こ と か ら ロ ジ ス テ ィ ク ス は 、 「顧 客 の 満 足 を 得 る た め に 、 調 達 か ら販 売 競 争 の 第 一 線 ま で モ ノ を 効 率 的 、 効 果 的 、 か つ ス ピ ー デ ィ に 供 給 す る こ と で あ る 」 と 考 え る 。

最 近 ア メ リ カ で はECR ( Efficient consumer Response = 効 率 的 消 費 者 対 応)、Q R ( Quick Response= 短 納 期 生 産 供 給)、ER ( Efficient Replenishment= 効 果 的 補 充)、CRP ( Continuous Replenishment Program= 継 続 的 補 充 計 画)が 叫 ば れ て い る 。 こ れ ら は 、 消 費 者 が 求 め る 商 品 を 切 ら ず に 如 何 に 効 率 的 に 店 頭 に 供 給 す る か 、 あ る い は 、 サ プ ラ イ ヤ ー か ら 得 意 先 の 物 流 セ ン タ ー に 如 何 に 効 率 的 に 商 品 を供 給 す る か と い う こ と で あ る 。 こ れ こ そ ま さ に ロ ジ ス テ ィ ク ス 実 践 の 一 つ の 方 法 と い え る 。 そ し て ロ ジ ス テ ィ ク ス の 特 徴 は (ィ) 顧 客 サ ー ビ ス 目 標 の 設 定 が 核 に な っ て い る 。 (ロ) 調 達 物 流 を 含 め る と と も に 全 流 通 チ ャ ネ ル の 物 流 活 動 を 含 め る 。 (ハ) 「部 門 最 適 」 か ら 「全 体 最 適 」 を 目 的 と す る 。 (ニ) 効 率 よ り成 果(売 上 増 大 、 利 益 拡 大)を 重 視 す る 。 (ホ) 実 需 に 応 じて 製 品 を供 給 す る 。 (ヘ) 「物 の 動 き 」 を 一 元 管 理 す る 。 (ト) 情 報 を軸 に して い る 。 (チ) 企 業 の 中 で 生 産 と販 売 と と も に 極 め て 高 い レベ ル の 機 能 で あ る 。 な ど で あ る 。 こ れ ら か ら ロ ジ ス テ ィ ク ス の 本 質 は 、 顧 客 変 化 へ の 対 応 、 市 場 変 化 へ の 即 応 性 、 競 争 優 位 性 、 JIT性 、 トー タ ル 思 考 、 成 果(Value)概 念 な ど を 基 本 に し た 戦 略 性 と 統 合 性 に あ る と 考 え る 。

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2. 企 業 物 流 の 課 題 現 在 、 わ が 国 の経 済 は 、 若 干 回復 の き ざ しが み え て きた と は い え い ま だ厳 しい 状 況 に あ り、 企 業 は 、需 要 ギ ャ ップ や競 争 の 激 化 に よ る 売 上 低 迷 、 さ らに は 「物 の 動 き」 に要 す る コ ス トア ッ プ な ど経 営 上 大 きな 問題 をか か え て い る 。 物 流 部 門 と して は 、 これ らの 問題 を解 決 す る に は ロ ジス テ ィ クス の実 践 が急 務 に な っ て い る 。 しか しな が ら わ が 国 の 企 業 の 物 流 は次 の よ う な課 題 を か か え て い る と い わ ざる を得 な い 。 (ィ) 物 流 部 門 の コ ス ト低 減 の み に終 始 (ロ) マ ー ケ テ ィ ン グ意 識 の 欠如 (ハ) 他 部 門 との 連 携 の悪 さ (ニ) 卸 、小 売 な ど流 通 との 連 絡 、 協 調 の 悪 さ (ホ) 物 流 部 門(人 や 組 織)の パ ワ ー不 足 (ヘ) 物 流 業 務 の 後 進 性 と前 近 代 性 こ れ らの 課 題 は先 に 述 べ た ロ ジ ス テ ィク ス の 本 質 とマ ッチ して い な い た め 、 ロ ジス テ ィク ス 実 践 へ の 障 害 に な っ て い る と い っ て も過 言 で は な い。 3. 昭 和40年 代 の 物 流 体 制 で は 、 こ の よ う な物 流 部 門 の 障 害 は どこ か ら生 ま れ て き た か 。 そ れ を考 え る前 に わ が 国 の 戦 後 の企 業 の物 流 活 動 へ の 取 り組 み や考 え方 の変 化 につ い て み る。 昭 和30年 代 は 輸 送 力確 保 の 時 代 。 この 時 代 は 需 要 に供 給 が 追 い つ か な い 時 代 。 急 激 な経 済 成 長 に よ っ て企 業 は必 要 な輸 送 力 の確 保 を最 大 の任 務 と した 。 当 時 は (ィ) 物 流 とい う包 括 的 概 念 もな く重 要視 さ れ て い なか っ た こ と。 (ロ) 物 流 機 能 が 本 社 で も現 場 で も他 の機 能 の 中 に 分 散 して い た こ と、 (ハ) 物 流 全 体 を担 当 す る 部 門 は な く、 ご く一 部 を専 門 的 に担 当 して い た こ と。 な どで あ っ た 。 そ の 後 、 わ が 国 に物 流 概 念 が 導 入 され たの は 昭和30年 代 の 末 か ら40年 代 に か け て で あ る 。 昭 和40年 代 は物 流 コ ス ト管 理 の 時 代 。 物 流 は 「第3の 利 潤 源 」 と して 重 要性 が 認 識 さ れ る よ う に な っ た 。 生 産 の 合 理 化 に よ る コ ス ト引 き下 げ は 軌 道 に の っ た が 、 市 場 に お け る 販 売 競 争 の 激 化 に よ っ て 利 益 の確 保 が む ず か し くな り、 そ こで 物 流 を 「第3の

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利 潤 源 」 と して物 流 コ ス ト低 減 の た め あ らゆ る合 理 化 を進 め た 。 そ の経 緯 をみ る と以 下 の 通 りで あ る。 ア メ リ カで は1962年(昭 和37年)に 経 営 学 者 の ピー ター ・ドラ ッガ ーが 「フ ォー チ ュ ン誌 」 に 「今 日、 わ れ わ れ は 、 ナ ポ レ オ ン と同 時 代 の 人 々 が ア フ リ カ大 陸 の 内 部 につ い て知 っ て い た程 度 しか流 通 機 構 に つ い て知 ら ない 」 と述 べ た こ と は あ ま りに も有 名 で あ る。 こ れ らの 考 え方 が わ が 国 で も普 及 し、 トップ マ ネ ジ メ ン トの 問 に物 流 へ の認 識 が 高 ま る と と も に昭 和40年 頃 よ り物 流 コ ス ト削 減 に 挑 戦 す る よ う に な る 。 特 に 昭和40年 代 中 頃 の 高 度 経 済 成 長 時代 に物 流 を ア ピー ルす る キ ャ ッチ フ レー ズ と して大 きな 話 題 とな った 言 葉 「物 流 は 第3の 利 潤 源 」が 普 及 した 。 これ は早 稲 田大 学 の 西 澤 脩 教 授 の 提 唱 に よ る もの で 売 上 増 大 と製 造 原 価 低 減 につ ぐ第3番 目 の利 潤 源 が 物 流 費 の低 減 と い うわ け で あ る 。 この 「物 流 は第3の 利 潤 源 」論 に よ っ て企 業 は物 流 に本 格 的 に取 り組 む よ う にな る。 す な わ ち 、 (ィ) 企 業 内 で物 流 へ の 関 心 が 高 ま った こ と。 (ロ) 物 流 とい う包 括 的 概 念 が 生 まれ 、 他 の機 能 と併 立 の 独 立 機 能 と して認 め ら れ る よ う に な っ た こ と。 (ハ) 物 流 コス ト削 減 の た め 、 全 社 的 に 管 理 す る体 制 が で き た こ と。 (ニ) 全 社 的 な 物 流 シ ス テ ム を構築 す る よ う に な っ た こ と。 (ホ) 全 社 的 な 物 流 管 理 組 織 が 整 備 され る よ う に な っ た こ と。 な どで あ る 。 以 上 の よ う に物 流 を 「第3の 利 潤 源 」 とす る考 え方 は物 流 コス ト低 減 な どの 物 流 合 理 化 や 物 流 シ ス テ ム の構 築 さ らに物 流 管 理 組 織 の 整 備 な ど大 きな 成 果 を上 げ た功 績 は 計 り知 れ な い もの が あ る 。 これ に よ って 戦 後 の わ が 国 の企 業 物 流 の 基 本 的枠 組 み が で きた とい っ て も過 言 で は な い 。 しか し、 物 流 を 「第3の 利 潤 源 」 とす る考 え 方 は 、物 流 を物 流 部 門 の 効 率 とい う視 点 つ ま りコ ス ト低 減 と い う視 点 で 評 価 して い る た め 次 の よ う な 問題 をか か え て い た と い え る。 (ィ) 物 流 が販 売 成 果 に寄 与 す る とい う視 点 にか け て い た こ と (ロ) 物 流 が経 営 トー タル コ ス トを低 減 す る とい う視 点 に か け て い た こ と な どで あ る。 これ ら を 要 約 す れ ば 、 顧 客 思 考 、 競 争 優 位 思 考 、 トー タ ル 思 考 、 成 果 (Value)思 考 な ど戦 略 性 、 統 合 性 が 欠 如 して い た と い え る 。 私 は 、以 上 か ら先 述 した 物 流 部 門 の 障 害 を生 ん だ 最 大 の原 因 は企 業 が 物 流 を 「第3 の 利 潤 源 」 とす る考 え 方 を克 服 で き な い こ と に よる の で は な い か と考 え る。 つ ま り、

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物 流 は 物 流 コ ス ト削 減 だ け を重 点 課 題 とす る 「コ ス トセ ン ター機 能 」か ら脱 皮 で きて い な い か らで あ る 。 そ の 後 、 昭 和48年 の オ イ ル シ ョ ッ ク を契 機 と して物 流 の 役 割 が 大 き く変 化 す る こ と に な る。 昭 和50年 代 は戦 略 的 物 流 の 時 代 。 低 経 済 成 長 時 代 に入 り、 販 売 競 争 が 激 化 した 結 果 、 商 品 の差 別 化 だ け で な く物 流 の 差 別 化 を進 め た 。 物 流 を販 売 競 争 の 一 手 段 と して 使 っ た 時 代 。 つ ま り物 流 を販 売 戦 略 の 一 環 と して位 置 づ け た 。 さ ら に60年 代 に 入 って ロ ジス テ ィ ク ス 時 代 。 物 流 を生 産 、 販 売 の 要 望 を充 足 す る だ け の機 能 で は な く、生 販 を統 合 す る機 能 な ど 物 流 を企 業 の 経 営 戦 略 の 一 環 と して 位 置 づ け る 。 つ ま り、 物 流 の経 営 に対 す る効 果 と い う視 点 へ 変 わ っ て き て い る。 に もか か わ らず 、 多 くの 企 業 は 、 相 変 わ らず 物 流 を 「第3の 利 潤 源 」 とす る考 え方 を 克 服 で きて い な い の で は な い か と考 え る 。 4. 昭 和40年 代 の 物 流 体 制 の 克 服 物 流 を 「第3の 利 潤 源 」 と した 昭 和40年 代 の物 流 体 制 を克 服 す る に は ロ ジ ス テ ィク ス に よる解 決 、 つ ま り 「顧 客 サ ー ビ ス の戦 略 的 展 開 」 、 「部 門 間統 合 シス テ ムの 構 築 」 及 び 「企 業 間 統 合 シス テ ム 」が ど う して も必 要 で あ る(図 表1参 照)。 そ れ ぞ れ に つ い て み る と、 (ィ) 顧 客 サ ー ビス の 戦 略 的 展 開 ロ ジ ス テ ィク ス は 企 業 の 経 営 戦 略 に 基 づ い た 顧 客 サ ー ビス の 目標 の 設 定 か ら始 ま り、 ま さ に顧 客 サ ー ビ ス に よ る 差 別 化 戦 略 で あ る。 顧 客 へ の サ ー ビス を如 何 な る水 準 で提 供 す れ ば顧 客 が 満 足 し、 自社 の 取 引 を拡 大 して くれ る か積 極 的 に追 求 す る 。 ま た 、 顧 客 サ ー ビス につ い て ラ イバ ル 企 業 との 差 別 化 を ど う実 現 す るか とい う こ と が 大 事 で あ る。 大 切 な こ と は 、 相 対 的 な ロ ジ ス テ ィ クス 差 別 化 ク ォ リテ ィー(顧 客 サ ー ビ ス の 質)の 視 点 で あ る。 顧 客 サ ー ビス設 定 に あ た っ て は供 給 側 の 論 理 に 陥 ら ず 、競 合 相 手 の動 向 を見 極 め 、 そ の うえ で顧 客 の 満 足 度 を高 め る努 力 が必 要 で あ る。 (ロ) 部 門 間 統 合(生 販 統 合)シ ス テ ム の 構築 生 産 と販 売 の 要 請 をバ ラ ン ス させ て 「全 体 最 適 」 を求 め る こ と こそ ロ ジ ス テ ィク ス の 中心 的命 題 で あ る。 部 門 間 統 合 シ ス テ ムで あ る生 販 統 合 をぬ きに した ロ ジ ス テ ィ ク ス は 存 在 しな い 。 ロ ジス テ ィ ク ス は 、 「部 門 最 適 」 か ら 「全 体 最 適(ト ー タ ル思 考)」 を 目的 とす

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る もの で 、 今 や 「部 門 最 適 」 の ア プ ロ ー チ で は厳 しい 企 業 間競 争 に勝 て な い 時代 に 入 っ て い る。 原 材 料 の 調 達 か ら最 終 の 消 費 に至 る まで の 物 の 動 きに 関 す る多 くの 活 動 を部 分 の 活 動 と して で な く、 効 果 的 に組 み 合 わせ た トー タル な活 動 と して相 乗 効 果 を上 げ て い く。 す な わ ち、 ロ ジス テ ィク ス は 、 費 用 対 効 果 とい う点 で 調 達 、 生 産 、 販 売 、物 流 を 含 め て 「全 体 最 適 」 を 目指 す 。 (ハ) 企 業 間 統 合 シ ス テ ム(サ プ ラ イチ ェ ー ンマ ネ ジ メ ン ト)の 構 築 生 販 統 合 シ ス テ ム は 社 内 の部 門 間 統 合 で あ り、 この 統 合 の概 念 を さ ら に社 外 の 取 引 先 を含 め た企 業 間 統 合 シ ス テ ム へ と拡 張 す る必 要 が あ る(図 表2参 照)。 つ ま り、企 業 内 に とど ま らず 最 終顧 客 ニ ーズ を基 本 と して サ プ ライ ヤ ー、 メー カー、 物 流 専 業 者 、 流 通 業 者 等 の異 な った 組 織 間 で パ ー トナ ー シ ッ プ に 基づ く企 業 間統 合 シ ス テ ム を構 築 す る必 要 が あ る 。 この 企 業 間 統 合 シ ス テ ム こ そ サ プ ラ イチ ェ ー ンマ ネ ジ メ ン ト(供 給 連 鎖 管 理)と い わ れ る もの で あ る 。 サ プ ラ イチ ェ ー ンマ ネ ジ メ ン トは 、 サ プ ラ イ ヤ ー か ら最 終 顧 客 に至 る まで の 全 体 的 な 「物 の 動 き 」 を統 合 的 に管 理 す る こ とで 、生 販 統 合 シ ス テ ム が 社 内 の「物 の動 き」の 「全 体 最 適 」 を求 め る も の で あ る とす る な ら 、 サ プ ラ イ ヤ ー か ら最 終 顧 客 に至 る まで の 各 チ ャ ネ ル 全 体 の 「物 の 動 き」 の 「全 体 最 適 」 を求 め る もの とい え る 。 そ して 、 こ れ ら を構 築 す る に は 、 そ の イ ン フ ラ と して ロ ジ ス テ ィ ク ス拠 点 の再 編 成 が 必 要 で あ り、 さ ら にそ れ らを支 援 す る た め ロ ジ ス テ ィ ク ス情 報 シス テ ム の 構築 や ロ ジス テ イ ク ス組織 編 成 が 必 要 不 可 欠 で あ る。 最 後 に これ らを成 功 させ る に は 、 トップ マ ネ ジ メ ン トの ロ ジ ス テ ィ ク ス へ の 理 解 と 強 力 な支 援 、 生 産 、販 売 部 門 の理 解 と協 力 、物 流 部 門 の 地 位 向 上 へ の 努 力 、 物 流 人材 の確 保 と育 成 が ど う して も必 要 で あ る。

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【企 業 の課 題 】 【物 流 の 課 題 】 【解 決 の ア プ ロー チ 】

図 表1 売 上 げ 減 ・ロ ジ ス テ イ ク ス コ ス トア ッ プ の 解 決 の ア プ ロ ー チ

図 表2  部 門 間統 合 と企 業 間統 合 の違 い

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