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工夫して豆を食べよう

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Academic year: 2021

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第3学年 学級活動指導案 指導者 T1:教諭 T2:栄養教諭 1. 題材名 工夫して豆を食べよう (2)‐キ「食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい食習慣の形成」 2. 題材設定の理由 ○ 本学級の児童は、給食時間を楽しい雰囲気で過ごすことができており、残食もほとんどない。しかし、現 在、食の欧米化や簡便化が進み、家庭で食べられる食材は限られている。そこで本学級の児童を対象に食べ 物アンケートを行い、家で食べる食べ物の頻度について尋ねたところ、豆を食べる頻度については〇名中〇 名がほとんど食べないと答えた。また、苦手な食べものについても豆をあげていた児童が〇名と多かった。 その理由として、味が苦手、食べるのに時間がかかる、かたい、食感が苦手といった声があげられた。ま た、給食で残菜はないものの、豆がでたときに時々減らしているという児童は〇名いた。この結果から豆が 苦手な児童が多く、調理の手間がかかり、料理にとりいれづらいイメージのある豆類は家庭での摂取が少な くなっていることが明らかになった。 ○ 生涯にわたって健康な心身を培い、豊かな人間性を育むために、健全な食生活は欠かせないものである。 しかし、現在、食生活が豊かになり、わたしたちのまわりには多種多様な食品があふれ、食べたいものをい つでも簡単に手に入れることができる。それゆえ、食事内容は偏ったり、栄養バランスがくずれたりしてき ている。こうした食生活は、高血圧、脂質異常症、糖尿病といった生活習慣病の発症につながりかねない。 このような中、生活習慣病を予防する食材として豆類があげられるが、国民の1日の豆類の摂取量は不足の 傾向にある。そこで、豆のよさとその食べ方を学習することで、豆を食べようとする意欲を高めることは、 子どもたちが生涯にわたって心身ともに健康に過ごすために重要であると考え、この題材を設定した。 ○ 本題材の指導にあたっては、豆についての関心を高め、豆の入った料理を積極的に食べようとする意欲を 育てることをねらいとする。つかむ段階では、アンケート結果から豆に注目させ、給食では豆がよくでてい るが、家で食べている人が少なく、苦手としている人も多いことに気付かせる。つくる段階では、豆に多く 含まれる栄養素であるたんぱく質と食物繊維について理解させる。豆は、肉や魚に多く含まれる栄養素と野 菜に多く含まれる栄養素の両方を持ち合わせており、給食で豆が抜けると栄養が不足することに気付かせ る。ふかめる段階では、給食の献立を参考に、どのようにして豆を食べたらよいか考えさせる。いかす段階 では、豆のよさをふまえ、おうちの人へ向けた自分が選んだ豆の入った料理についての手紙を書き、実践に つなげる。 3. 目標 ○ 豆に関心をもち、豆の入った料理を食べようとする意欲をもつ。【関心・意欲・態度】 ○ いろいろな豆の入った料理を知り、自分が食べられる豆料理を決めることができる。【思考・判断・実践】 ○ 豆にはたんぱく質や食物繊維といった栄養素が多く入っていることを理解することができる。 【知識・理解】 4. 食育の視点 ・ 豆はたんぱく質や食物繊維を多く含み、それらには健康になる働きがあること…【心身の健康】 ・ いろいろな種類の豆があることを知り、豆の入った料理を積極的に食べようとすること …【食品を選択する能力】 5. 指導計画(1時間) 【事前】たべものアンケートの実施 課外 【本時】学級活動「豆のえいようを知り、自分なりの豆の食べ方をみつけよう。」 本時① 【事後】給食時間の指導(家庭での実践、冬休みの実践について) 課外

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6. 本時 平成29年11月〇日 7. 本時の主眼 ○ 豆を食べることの大切さに気付くことができる。 ○ 自分の課題に応じて自分が食べる豆料理を決定することができる。 8. 準備 学習プリント、アンケート結果のグラフ、豆料理の写真 9. 本時の展開 段階 学 習 活 動 と 内 容 主 な 支 援 つ か む (10) / つ く る (10) / ふ か め る (15) / い か す (10) 1.アンケート結果から、豆を家であまり食べていないこ とに気付き、その理由について考える。 ・すきな食べもの 野菜:9 人 肉:7 人 ごはん:5 人 豆:0 人 ・ 家で豆をどのくらい食べるか 毎日:1人 週に 4~6 回:3 人 週に 2~3 回:9 人 ほとんど食べない:16 人 2. 豆の栄養について理解する。 【豆に入っている栄養素】 ・ 皮ふや血をつくるもと(たんぱく質) ・ おなかの調子を整える(食物せんい) → 豆1つで2つの栄養がとれる。 【豆がある給食とない給食のちがい】 ・ 豆がある給食のほうが栄養バランスがよい 3. 給食を参考にし、自分が食べる豆料理を決める。 (1) どのようにして豆を食べるか考える。 ・ 小さくして食べる。 ・ 好きな料理に入れて食べる。 (2) 自分が食べたい豆料理を決める。 ・ 好きなカレーに豆を入れて食べたい。 ・ スープだったら早く食べられそう。 4. 豆のよさをふまえて、おうちの人へ向けた自分が選ん だ豆料理についての手紙を書く。 ・豆にはたんぱく質が入っているので、豆の入った スープをいっしょに作りたいです。 ・豆にはおなかの調子を整える食物せんいが入って いるので、カレーに豆をいれて食べたいです。 ○ アンケート結果を提示すること で、それぞれの課題に気付くことが できるようにする。(T1) ○ 豆には肉と魚と同じたんぱく質が 入っていることを、グラフで示す。 また、食物繊維のおなかの中での働 きを、パワーポイントを使って理解 させる。(T2) ○ 豆がある給食とない給食の栄養バ ランスの違いを、レーダーチャート を用いて示す。(T2) ○ 食べやすさ、おいしさなどの視点 で考えられるように、給食の豆料理 を紹介する。(T2) ○ 豆が好きな児童、苦手な児童、そ れぞれにあった手紙が書けるよう に実態に応じた支援をする。(T1、 T2) ◎ 豆を食べることの大切さをふま え、自分が食べる豆料理を決めてい るか。 めあて 豆のえいようを知り、自分なりの豆の食べ方をみつけよう。 まとめ 豆にはたんぱく質や食物せんいなどのえいようがつまっているので、 たくさん食べよう。

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参照

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