青年期・成人期の高機能広汎性発達障害者の対人関係認知に関する研究 [ PDF
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(2) られた。4 項目の合計得点をそれぞれ「現在の対人関係. 〈方法〉. 認知得点」 「過去の対人関係認知得点」とした。合計得点. 1)対象者:第一研究と同じ対象者に実施した。. が大きいほどネガティブ認知であることを示す。. 2)課題・調査内容:石坂ら(1997)や田辺ら(1999)の. 〈結果と考察〉. PF スタディを用いた研究の方法論を元に筆者が独自に. 1)分析 1 2 群の「現在の対人関係認知」の違い. 設定した条件のうち,予備調査で得られた図版 6 枚〔場. 2 群の「現在の対人関係認知得点」の差の有無を検討. 面(3:ポジティブ・ネガティブ・ニュートラル)×条件(2:. するために群を独立変数, 「現在の対人関係認知得点」を. 吹き出しのみ〈吹条件〉 ・吹き出しと表情(吹+表条件))〕. 従属変数としたt検定を行った結果,両群間に有意な差. を対象者 1 人ずつへの課題として設定した。ポジティブ. が見られ(t(23)=3.18,p<.01),HFPDD 者は現在の自分の. 場面は 「プレゼントをもらう場面」 , ネガティブ場面は 「一. 周囲の人間関係に対して健常者よりもネガティブな思い. 方的に怒られる場面」 ,ニュートラル場面は「相手に『ど. を抱いていることが明らかとなった(Table2) 。対人関. うした?』と尋ねられる場面」である。課題の提示順序. 係・社会性の問題は彼らにとって長く続く,深刻な問題. は,循環法によってカウンターバランスされた。その結. であるため(栗田ら,1999) ,現在の生活状況の中でも周. 果,全部で 9 通りの提示順序が用意され,被験者ごとに. 囲とのうまくいかなさを強く感じているのだと思われる。. 振り分けられた。. 3)分析 2 2 群の「抑うつ感」の違い 2 群の「抑うつ感得点」の差の有無を検討するために 群を独立変数, 「抑うつ感得点」を従属変数としたt検定. 6 図版で,①台詞の記述,②場面の内容,③台詞に対 する理由,④登場人物の気持ちの 4 項目が質問された。 3)手続き. を行った結果,両群間に有意な差が見られ. 臨床群:対象者に対し,筆者が面接者として面接を行. ,HFPDD 者は健常者よりも強く抑う (t(52)=2.36,p<.05). った。冒頭に簡単に調査内容を説明し,以下のように教. つ感を感じながら日常生活を送っていることが明らかと. 示した。 「今から○○さんに絵を見せます。 そこには二人. なった(Table3) 。HFPDD 者は高い頻度で気分障害を持ち. の人物が登場していて,一人の人物がもう一人に話しか. 合わせることも指摘されており(太田,1999), 彼らへの抑. けています。その場面について私がいくつか質問をしま. うつ感に対する援助は重要なものであろう。. すので,思ったこと,感じたことをありのまま答えてく. Table 2. Table 3 抑 うつ感 得 点 の 平 均 値 の 比 較. 現在の対人関係認知得点の平均値の比較. 群 (N) M(カッコ内 は SD) t値 臨 床 群 (18) 10.83 (4.00) 3.18 * * 統 制 群 (36) 7.58 (2.34) ** . 群 (N) M(カッコ内 は SD) t値 臨 床 群 (18) 49.06 (9..87) 2.36 * 統 制 群 (36) 43.19 (7.92) * . p<.01. p<.05. 4)分析 3 「対人関係認知」と「抑うつ感」の関連. ださい。 」その後,2)で示した 4 項目について回答を求め た。各項目についての質問教示は①台詞の内容「この人 は何と答えたでしょうか。吹き出しの中に書いてくださ い。 」 ,②場面の内容「今この場面は何をしているところ. 臨床群の「現在の対人関係認知」 「過去の対人関係認. でしょうか。 」 ,③台詞に対する理由「なぜこの人はこの. 知」「抑うつ感」の関連を見るため,各得点間において. ように答えたのでしょうか。 」 ,④登場人物の気持ち「こ. Pearson の積率相関係数を算出した。 「現在の対人関係認. の人はどんな気持ちだと思いますか。 」とした。. 知」と「抑うつ感」との間に強い正の相関(r=.722 ,p<.01). 統制群:臨床群に対して行った面接調査と同様の内容. が認められ,両者には何らかの関連があることが示唆さ. の質問紙を作成し,集団で一斉に実施した。. れた。分析 1,2 で明らかになったように臨床群の「現在. 〈結果と考察〉. の対人関係認知」と「抑うつ感」が統制群に比べ有意に. ○対人関係認知の側面に関するカテゴリ分類. 高いものであったことを考慮に入れると,今回示された. 「登場人物の台詞」 「台詞に対する理由」 「登場人物の気. 「現在の対人関係認知」と「抑うつ感」の強い関連性は,. 持ち」の質的内容に関して群・場面・条件ごとにカテゴ. 今後彼らへの臨床心理学的援助を考えていくに当たって. リ分類を行った。分類は臨床心理士 2 名と筆者の 3 名で. 重要な結果であると考える。. 行い,意見が一致しない場合は,協議の上決定した。分 類に関しては, 「ポジティブ」 「ニュートラル」 「アンビバ. 【第二研究】 〈目的〉 HFPDD 者の対人関係認知について質的側面から検討を 行う。また,臨床群の中から一事例を取りあげ,対人関 係認知の特徴と日常生活の対人関係のエピソードとを比 較しながら両者の関連を事例的に見ていく。. レント」 「ネガティブ」という軸と「個人的文脈」という 二軸においてカテゴリを作成した(Table4)。 Table4 各カテゴリの定義 ポジティブ 相手に対する好意的な印象が受け取れる反応内容 ニュートラル 相手に対する好意的な印象も嫌悪的な印象も受け取れない反応内容 アンビバレント相手に対する好意的な部分と嫌悪的な部分の両者が受け取れる反応内容 ネガティブ 相手に対する嫌悪的な印象や好意的でない印象が受け取れる反応内容 個人的文脈 場面の状況にそぐわない回答者独自の意味づけが受け取れる反応内容.
(3) 1)分析 1 2 群の場面・図版・条件ごとの各カテゴリー. ③気持ち. の人数比較(ポジティブ場面のみの抜粋). 群×カテゴリ (4)のχ2検定を行った結果,人数の偏りに. Ⅰ吹き出しのみ条件. 。残差分析 有意な傾向が見られた(χ2(3)=6.35,p<.10). ①台詞の内容. を行った結果,臨床群の「ポジティブ」な気持ちが統制. 群×カテゴリ(3:ポジティブ/アンビバレント/ネ. , 「アンビバレン 群よりも有意に少なく(z=-2.22,p<.05). ガティブ)のχ2検定を行った結果,人数の偏りに有意な. ト」な気持ちが多い傾向にあった(z=1.90,p<.10)。. 差は見られなかった(χ2(2)=0.15,ns) 。. (Table8) Table 8 ポジティブ場面吹き出しと表情条件における気持ちのカテゴリ度数の比較. ②台詞に対する理由. ポジティブ. 群×カテゴリ(4)のχ2検定を行った結果,人数の偏りは有 臨床群. 。残差分析の結果, 意であった(χ2(3)=10.83,p<.05) 臨床群の「ポジティブ」な理由が統制群より有意に少な 「個人的文脈での理由」が有意に多 く(z=-2.12,p<.05) , いことが示された(z=2.94,p<.01)。(Table5). 臨床群. 統制群. 度数 期待度数 8 . 調整された残差 - 2 . 度数 期待度数 17 . 2 . 調整された残差. ネガティブ. 5 66 12 * 21 33 12 *. 5 . . 10 . .. ニュートラル. 5 00 00 10 00 00 -. 個人的文脈での 理由. 4 00 77 5 00 77 -. 3 . . 6 . .. *. . . . .. 8 67 22 * 27 33 22 *. アンビバレント. 2 . 1 .. -. 5 . 1 .. 5 67 90 + 3 33 90 +. ネガティブ. 2 . .. -. 5 . .. ニュートラル. 3 67 27 5 33 27 -. 1 . 1 . 2 . 1 .. 2 00 26 1 00 26. p<.05. P 場面において「吹条件」では,HFPDD 者は相手への. Table 5 ポジティブ場面吹き出しのみ条件における台詞に対する理由のカテゴリ度数の比較 ポジティブ. 統制群. 度数 期待度数 11 調整された残差 - 2 度数 期待度数 23 2 調整された残差. 4 1 . 33 2. 94 * * 0 2 . 67 2. 94 * *. 言動や気持ちに関しては健常者と変わらないが,台詞の 背後にある理由として「ポジティブな理由」をあげにく く, 「個人的文脈での理由」を挙げやすいことが明らかと なった。 「個人的文脈での理由」の中身は「ワイロをもら. * * p<.01 * p<.05. ってはいけないと日ごろから思っているから」など独自. ③気持ち. の意味づけをしていることがうかがえる。 「吹+表条件」. 群×カテゴリ(4:ポジティブ/ニュートラル/アンビバ. においても,HFPDD 者が台詞に対しては「ポジティブな. レント/ネガティブ)のχ2検定を行った結果,人数の偏. 理由」は少なく, 「ニュートラルな理由」を多くあげるこ. りは有意でなかった(χ2(3)=4.76,ns) 。. とが明らかとなった。「ニュートラルな理由」の中で HFPDD 者が多くを占めるのは相手へのお礼や社交辞令で. Ⅱ吹き出しと表情条件. あり,笑顔を前にすると相手との関係の中でパターン化. ①台詞の内容. したやりとりを重要視することが示唆される。また有意. 群×カテゴリ(4)のχ2検定を行った結果,人数の偏り. 傾向であったものの HFPDD 者は健常者よりも「ポジティ. 。残差分 に有意な傾向が見られた(χ2(3)=6.43,p<.10). ブな気持ち」ではなく, 「アンビバレントな気持ち」を抱. 析の結果,臨床群の「ニュートラル」な台詞が統制群よ. く傾向があり,彼らの表情に対する意味づけの仕方に健. 。(Table6) りも有意に多かった(z=2.04,p<.05). 常者とは異なるプロセスが存在する可能性がある。. Table 6 ポジティブ場 面 吹 き出 しと表 情 条 件 における台 詞 の 内 容 の カテゴリ度 数 の 比 較 ポジティブ. 臨床群. 統制群 *. 度数 期待度数 14 . 調 整 され た残 差 - 1 . 度数 期待度数 28 . 1 . 調 整 され た残 差. 12 00 39 30 00 39. アンビバ レント. 0 . 67 1 02 2 1 . 33 1 . 02. -. ネガティブ. -. ニュートラル 2 . 67 2 . 04 * 0 1 . 33 2 . 04 *. 4 2 . 67 1 . 08 4 5 . 33 1 . 08 −. p<.05. ②台詞に対する理由. 2)分析 2 ポジティブ場面の図版条件の違いによる対人 関係認知の違いについて 人物の「気持ち」の反応において「吹+表条件」の気 持ちが「吹条件」の気持ちよりも「ポジティブな方向に 変化している人」 「ネガティブな方向に変化している人」 「変化のない人」の人数に関して,群×変化パターンの. 群×カテゴリ (3)のχ2検定を行った結果,人数の偏りは. χ2 検定を行った。その結果,人数の偏りに有意な差が見. 。 残差分析の結果, 有意であった (χ2(2)=7.76,p<.05). 。残差分析の結果,臨床群 られた(χ2(2)=7.34,p<.05). 臨床群の「ポジティブ」な理由が統制群よりも有意に少. の「ネガティブ変化」が有意に多く,HFPDD 者はポジテ. 「ニュートラル」な理由が有意に なく(z=-2.74,p<.01),. ィブな場面であっても相手の笑顔に影響されて気持ちを. (Table7) 多いことが示された(z=1.98,p<.05)。. ネガティブに変化させやすいことが示唆された (Table9) 。. Table 7 ポ ジティブ場 面 吹 き出 しと表 情 条 件 にお け る台 詞 に対 す る理 由 の カテゴリ度 数 の 比 較. ポ ジティブ. 臨床群. 統制群 **. p <.01 * p <.05. 度数 期待度数 調 整 され た残 差 度数 期待度数 調 整 され た残 差. -. 10 . 2 . 21 . 2 .. 6 67 74 * * 26 33 74 * *. ネガティブ. 4 . 1 .. -. 8. 1 .. 6 00 39 6 00 39 -. Table9 ポ ジティブ場 面 に お け る条 件 の 違 い に よる気 持 ちの 変 化 の 仕 方 の 度 数 比 較 ポ ジティブ変 化. ニュー トラル. 3 . 1 . 6 . 1 .. 6 33 98 * 4 67 98 *. 臨床群. 度数 期待度数 調 整 され た残 差. 度数 統制群 期待度数 調 整 され た残 差 ** p<.01 + p<.10. -. 変 化 なし. 2 2 . 67 . 50. 10 12 . 67 - 1 . 69 +. 6 5 . 33 . 54. 28 25 . 33 1 . 69 +. ネ ガ ティブ変 化 6 2 . 67 2 . 71 * *. -. 2 5 . 33 2 . 71 * *.
(4) 3)分析 3 対人関係認知と日常生活の対人関係上のエピ ソードの関連∼一事例からの検討∼. 【総合考察】 1.HFPDD 者の対人関係認知. 臨床群の中から分析 2 において,気持ちにネガティブ. 第一研究において HFPDD 者は自分の周囲の対人関係を. 変化の反応特徴が見られた A 氏の事例を取り出した。そ. ネガティブに認知していること,第二研究においては一. の背後にあるものについて対人関係上のエピソードと図. 般的にポジティブに感じられる場面や人との関係に対し. 版の反応内容を比較しながら検討した(Table10) 。以下. てポジティブには認知しにくいことが明らかとなった。. に A 氏の事例の概要を簡略化して示す。. これらの要因の一つとして HFPDD 者は他者との関係の中. 《事例の概要》23 歳男性。18 歳時に初めて AS 診断。A. でポジティブな体験を積み重ねるという基本的社会経験. 病院来談時の主訴は過去の体験のフラッシュバック。2. が不足していることがあるのではないかと思われる。彼. 歳までに文字,英文字が読める。長期間ひどいいじめを. らは学童期より「対人的孤立」が長く続き(杉山,2001) ,. 受ける。高卒後県外の大学に進学,1 人暮らしを始める. 学童期にいじめの被害者になることも少なくないため. が,人間関係の行き詰まりから退学。周囲からの無理解. (杉山,2000) ,彼らが積み重ねてきた対人関係は情緒的. などの体験を積み重ね,それらが原因で抑うつ感,緊張. 関係とはかけ離れたものである可能性がある。このよう. 等二次障害に悩まされる。親の薦めもあり B センターに. な偏った対人関係の中では,他者に対するポジティブな. 通所を始めるが,しばらくして中断。. 認知は育まれにくいと推測される。彼ら自身が人との関. ●考察 A 氏の P 場面の「吹条件」の反応を見てみると,. 係の中でポジティブな体験を積み重ね,それを自己の中. 相手の好意をありのままに受け取り,ポジティブな気持. に内在化していけることが大切なのではないかと考える。. ちが述べられている。情緒的結びつきが感じられ,A 氏. 喜びなどの明確な表情に対しては,彼らなりの方略で. の対人的関心の高さもうかがえる。しかし表情が加わる. 独特な意味付けが行われていることが示唆された。これ. と反応が一転し,相手の笑顔に過度の警戒心を持ち,相. はこれまでの人間関係の中で彼らが自分の身を守るため. 手の気持ちの裏にある真意を探ろうとしている。杉山. に身につけてきた対処法として捉えることもできそうで. (1999)は,AS の児童は心の理論通過時期に他者の考えが. ある。今後はこのような彼らの認知パターンをより詳細. 読めるようになるが,このとき独特な戦略を使って推論. に検討していく必要があるだろう。. を重ね苦労して読んでいること,そのような時期にいじ. 2.HFPDD 者の対人関係認知と抑うつ感の関連. めなどを受けてきた症例は対人関係のあり方を被害的に. 第一研究において HFPDD 者の現在の対人関係認知がネ. 読み取るようになる可能性もあると指摘している。A 氏. ガティブな人ほど抑うつ感が高いことが示唆されたが,. の場合も長期間にわたりいじめや周囲からの理解のない. 本研究のみでは対人関係認知が抑うつ感に及ぼす影響ま. 対応を受け,それがトラウマとして残っている。A 氏の. では明らかにできなかった。しかし,第二研究の分析 3. 図版反応に表れたような過度の警戒心の強さには少なか. で考察したように過去の対人関係の中で形成された認知. らずこのような過去の迫害体験が影響を及ぼしているの. と現在の彼らの対人関係認知は関連性があると思われる. ではないか。また,杉山の言う「推論」のため情報源の. ことから,このような過去の体験が抑うつ感に影響を及. 一つに相手の「表情」がある可能性が示唆される。笑顔. ぼしている可能性も示唆される。. というインパクトのある表情に隠れた心理を読み取ろう. 【本研究の問題点と今後の課題】. として自分なりの推測をするあまり独特な意味づけが行. 本研究では HFPDD 者の対人関係認知に関して抑うつ感. われたのではないだろうか。さらに B センターのスタッ. との関連から検討を行うことが目的であったが,抑うつ. フへの被害的感情の強まりのエピソードにも見られるよ. 感そのものを取り上げて詳細には検討を行うことができ. うに,本調査に反映された A 氏の対人関係認知特徴. なかったことが問題点としてあげられる。今後方法論を. は実際の対人関係上の問題とも関連が認められる。. 改めて,さらに検討を重ねていくことが求められる。. Table10 A氏のこれまでの対人関係上のエピソードと図版の反応内容との比較 図版の反応内容 ポジティブ場面 台詞の内容 「本当にありがとう。今日が誕生日だってこと覚えていてくれたんだ。」 ・小学校、中学校、高校と長期にわたり、ひどいいじめを受ける。 吹 き 場面の内容 右の人が左の人に誕生日プレゼントをあげているところ。 出 台詞に対する理由 相手がプレゼント ・障害や本人自身に対する周囲からの無理解などの体験 をくれたことが嬉しかったから。 し ・他の健常者を見ては、うらやみ、落ち込む。 気持ち 嬉しくて、いつか相手にもそれ相応のものを返してあげたくなるような気持ち。 吹 ・同年代の人や下級生が怖いと言って、関わりを拒絶する。 台詞の内容 「そんなに笑いながら渡されると、何か裏があるとしか思えないけど。」 き 場面の内容 プレゼントを渡している場面だが、渡す側が見返りを求めていそうな場面。 ・Bセンターのスタッフに、「自分の全てをアスペルガー扱いしや 出 し がって。」「自分も差別されてきたのだから、自分にも他人(セン 台詞に対する理由 満面の笑みを出しているから、ただ単に純粋にお祝いしようとしているとは思えないから。 と ター内の他の知的障害者)を差別する権利がある。」など他者に 表 相手が何を考えているのかよく分からない。いつもはこんなことする間柄ではないのに、何か変だな 気持ち 対する被害的感情を強める。 という気持ち。 情 対人関係上のエピソード.
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