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磯部 由香

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Academic year: 2021

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三重大学教育学部 附属教育実践総合 セ ンター紀要 2 0 0 9 , 第 2 9 号, 7 5‑ 7 8 頁

中学校の家庭科担当教員 による 食 に関する指導 についての意識 と実態

磯部 由香

l)

・村上 陽子

2)

・杉 山 綾子

3)

・長野 宏子

4)

中学校 家庭科 の食物分野 を担 当 して い る教員 を対象 に、食 に関す る指導 に対す る意識 と実態 につ いて調査 を行 っ た。 食 に関す る指導 の全体 計画 の主 た る作 成者 と して関 わ って い る教 員 は、 30% 程 度 と少 なか った。 文部 科学省 が示 して い る食 に関す る指導 の 6つ の 目標 の うち、 「食事 の重 要性 」、 「心 身 の健 康」、 「食 品選 択 能 力」 につ いて は、 ほ とん どの教 員 が家庭 科 の学 習 目標 と重 な って い る と と らえ、授 業 で扱 って いた。 これ と比 較 して 「感謝 の 心 」、 「 社 会性」、 「食文化」 につ いて は、 家庭 科 の学 習 目標 と重 な って い る とと らえ る人 が、 やや少 な く、授業 で の扱 う程度 も低 か った。

キ ー ワー ド :食 に関す る指導 ・中学校 ・家庭 科

1 .日 的

現在、 日本 で は、食 を大切 にす る心 の欠如、栄養摂取 のバ ラ ンスの くずれによる健康 障害、食文化 の伝承や食 に対す る感謝 の念 の衰退 な ど、食 をめ ぐる数多 くの課題 が生 じてお り、本来、食が持 ってい る様 々な機能 が十分 に果 た され な い状態 にあ る

1'

。 そ こで、 これ を国民 的課 題 と して と らえ、家庭 だけで はな く、幼稚 園 ・保育所、

学校 お よび地域 において、食青 を推進 してい こうとす る 動 きが あ る2 ) 。 中学校 にお ける食 に関す る指導 につ いて は、技術 ・家庭科 ( 以下、家庭科) の食物分野 がその主 な役割 を担 って い ると考 え られ る。 そ こで、 中学校 の家 庭科 にお ける食 に関す る指導 につ いての実態 を調 べ る と と もに、食 に関す る指導 の 目標 を家庭科担 当教員 が どの よ うに と らえ、位置づ けているか につ いて も併せて調査 を行 った。

2. 調査の概要

三重県、静 岡県 および岐阜県の中学校 で家庭科 を担 当 す る教 員 を調 査 対 象 と した。 平 成 1 9 年 1 0 月 〜平 成 2 0 年 3 月 に、質 問紙調査 によ り実施 した。対象者 の年齢、

家庭科教員免許状 の所有状況 および給食実施状況 につ い て表 1 ‑3に示 した。給食 の実施状 況 につ いて は、 県 に よ る違 いが み られ、静 岡、 岐阜 で はほぼ 1 0 0% 実施 され て い るの に対 し、三重 で は実施 が 3 割 であ った。

ア ンケー トで は、食 に関す る指導 の全体計画 の作成へ の関与、文部科学省 によ り作成 された 「食 に由す る指導

1 ) 三 重 大 学教 育 学部 2) 静 岡大 学教 育 学部

3) 岐阜 大 学教 育 学部 附属 中学校 4) 岐阜 大 学教 育 学部

の手 引 き 」 3 ) に示 され て い る食 に関す る指導 の 6 つ の 目 標 と中学校家庭科食物分野 の 目標

4)

との重 な り及 び授業 での扱 いにつ いて質 問 した。 また、 中学校 の食 に関す る 指導 における家庭科教育 の果 たす役割 につ いて 自由記述 での回答 を得 た。

表 1 対 象者 の年 齢

人 %

35 1 3. 7 45 1 7. 6

111

43. 3 57 22. 3

計 256 1 00

表 2 家 庭科教 員 免許 状 の所 有 状況

人 %

21 2 82. 8 42 1 6 . 4 2 0. 8 256 1 00

表 3 給 食 の実施 状況

三 重 岐阜 静 岡 合計

人 % 人 % 人 % 人 %

あ り 1 7 32. 1 65 95. 6 1 30 96. 3 21 2 82. 8 な し 36 67. 9 1 1 . 5 4 3. 0 41 1 6. 0 無 回答 0 0. 0 2 2. 9 1 0. 7 3 1 . 2

‑ 7 5‑

(2)

磯部 由香 ・村上 陽子 ・杉山 綾子 ・長野 宏子

3. 結 果

( 1 ) 食 に関する指導の全体計画の作成への関与

食育基本法 を運用 してい くために作成 された食育推進 基本計画では、小 ・中学校 において、学校 ごとに 「 食 に 関す る指導 に係 る全体計画」 を作成 し、学校全体での取 り組 みを推進す ることが示 されている5 ' 。 そ こで、勤務 校での全体計画の作成への関与の仕方 についてたずねた。

勤務校での全体計画 の作成を把握 している人 は 25 6 人 中 1 08 人 と約 40% であ った。調査 を実施 した平成 1 9 年 度 の時点では食 に関す る指導の推進がまだ学校全体 に浸 透 していなか った ことを示す結果 と推察 され る。 また、

全体計画の作成 を把握 している人 の内訳 を表 4 に示 した が、 主 た る作成者 と して関与 してい る人 はわず か約 30

%であ り、主 た る作成者ではないが作成 グループのメ ン バ ーであ る人 が約 40% 、参画 していない人 が約 30% で あ った。 ア ンケー ト調査全体の把握 していない人 を入れ ると、 さ らに割合 は下が る。今後 は、家庭科 の学習 内容 か ら考 えて も、家庭科担 当教員が必ず食 に関す る指導 の 全体計画 に参画 し、できれば主 たる作成者 と して学校全 体 の指導 を推進 してい く役割を担 うことが期待 され る。

表 4 食 に関 す る指 導 の全体計画 の作成 へ のか かわ り方

人 %

主 た る作 成 者

作 成 グル ー プの メ ンバ ー 参画 して い な い

3 3 3 0. 6 43 3 9. 8 3 2 2 9. 6 1 0 8 1 0 0

( 2) 食 に関する指導 と家庭科 における食物分野の学習 平成 1 9 年 3 月 に文部科学省か ら出 された 「食 に関す る指導 の手 引」 は、小 ・中学校、特別支援学校 において 食 に関す る指導 を推進す るための手引きである

この中 で、 6 つの項 目が食 に関す る指導 の 目標 と して挙 げ られ ている

その内容 は下記の とお りである。

・食事 の重要性 :食事 の重要性、食事 の喜 び、楽 しさを 理解す る

・心身の健康 :心身 の成長や健康 の保持増進 の上で望 ま しい栄養 や食事 の とり方を理解 し、 自ら管理 してい く 能力 を身 に付 ける

・食品を選択す る能力 :正 しい知識 ・情報 に基づいて、

食物 の品質及 び安全性等 について 自ら判断できる能力 を身 に付 ける

・感謝 の心 :食物 を大事 に し、食物の生産等 にかかわ る 人 々へ感謝す る心 を もつ

・社会性 :食事 のマナーや食事 を通 じた人間関係形成能 力 を身 に付 ける

・食文化 :各地域 の産物、食文化や食 にかかわ る歴史等

を理解 し、尊重す る心 を もつ

上記 の 目標 を果たすためには、学校全体の食 に関す る 指導 の年間計画 を作成 し、学校給食 を中心 と して、様 々 な科 目、総合的な学習の時間、特別活動 および学校行事 のなかで、系統的、総合的 に食 に関す る指導 に取 り組む ことが望 ま しい とされている。 しか し、今回のア ンケー ト結果 によると、多 くの学校 では、家庭科や保健体育以 外 の授業では、実施 されていないのが現状であ り、先 に 述べた全体計画作成の認識 の程度か らも、学校全体での 取 り組みの難 しさが推察 され る。 また、給食の未実施校 があることも、 中学校での食 に関す る指導 の困難 さを増 長 していると思われ る。今後、学校給食 を中心 と した取

り組み もさらに検討す る必要 がある。

以上 の ことか ら考えて、家庭科 は中学校 における食 に 関す る指導 において、非常 に重要 な役割 を果たす といえ る。つ ま り、 中学校で食 に関す る指導 を進 めてい くため には、家庭科の食物分野 において、本来、家庭科の果た すべ き目標 に加えて、食 に関す る指導 の視点を盛 り込む 必要があると考 え られ る。 そ こで、上記 の 「食 に関す る 指導 の 目標」 と 「 家庭科の食物分野の学習の 目標」 の重 な りについて、家庭科を担 当す る教諭 にたずねた。 図 1 に示す とお り、「食事 の重要性」、「 心身 の健康」、「食品 選択能力」 の項 目につ いて は、 「かな り重 な る」 と 「や や重 な る」 を合 わせて 90% 以上 で あ り、 ほぼ家庭科 の 目標 と一致 しているといえ る。 これ と比較 して、「感謝 の心」、「 社会性」、「 食文化」 につ いては 「あま り重な ら ない」 または 「ほとん ど重 な らない」 と考え る教員 も約 20% 程度、存在 していた。

次 に、担 当 している家庭科 の授業 における 「 6 つの内 容」 の扱 い方 につ いてたず ね た。 図 2に示す とお り、

「目標」 の重な りと同 じような傾 向がみ られた。「 食事 の 重要性」、「 心身の健康」、「 食品選択能力」の項 目につ い ては、 ほとん どの人が授業で扱 っていた。 これに対 して、

「 感謝 の心」、「社会性」、 「食文化」 につ いては、 20‑30

%の人 が 「あま り扱 っていない」 と回答 し、 「ほとん ど

食事 の重要性 心 身の健 康 食 品選 択能 力 感謝 の心 社 会性 食 文化

0% 2 0 % 4 0 % 6 0 % 8 0 % 1 0 0 % 口かなり重なる E Z ) やや重なる

田あまり重ならない J Lほとんど重ならない 図 1 食 に関する指導の 目標 と家 庭科 の学習 目標 との重 な り

‑ 7 6‑

(3)

中学校の家庭科担 当教員 による食 に関す る指導 についての意識 と実態

食事の重要性 心身の健 康 食 品選択能 力 感謝 の心 社会性 食 文化

: i

* . S ゞ 紫 i : : . :

i ‑ : ‑ : .

i : : : : : ■ 、 ー ' ‑ = ' : : : ; : モ : . : : ミ S , = . = . : ; i t ; : ; : = . S ‑ = i ; : : ? . . 禅 . . . . . く . : . 紳 宗 漣 さ 1 . i , ' こ 説 L . :

∴ > : . ■ . ソ , : . : . : . ( . . . 、 . . . : ‑ : , ㌔ . : . : . : : : ● : ' : ミ . ヽ ニ ー ・ ' . I . L ‑ ' {

0 % 2 0 % 4 0 % 6 0 % 8 0 % 1 0 0 % ロかな り扱 っている 囚やや扱 っている 田あま り扱 っていない ■ほとんど扱 っていない

図 2 家庭科 での扱 い

感謝 の心 (目標 ) 感謝 の心 ( 授 業) 社会性 (目標 ) 社会性 ( 授 業) 食文化 (目標 ) 食文化 ( 授 業)

‑ ■ ‑ ■ ■ ‑l l l l l l l ■ l l l l l l l l l l l ■ l ‑ ‑ : : 〜 ド : : ◆ . . : i , > : : ∴ ヽ ヽ ・ ∴ 十

{ < . : . :、 ; ン ≡ . I 法 . ≡ i . ; ≡ 二 、 … . ∃ . 群 壬 : i P l 三 洋 " . … 一 . . . . + : ( / . , : .

㍗ : ヽ

、 + ÷ 、 ・ , 、 = ; . 1 : 簿 : : ' . : : … ; . t . H { 詳 A i j : f * ; i = ≡ 芋 ‑ = . 茎 と : , : = 損宕 ; = ; : ; : : ≒ : = : . ◆ i l : 幸 、 、 浦 ' ‑ L R l i : : ' T 3 = : : . . : 〜 : . . : : 三 : 二 モ : : : > ' ; l < : : : : : ; : T i . : ミ ミ I 、 ! :

・ . : = = : 辞 : モ : : : : 1 . . . . . . : . : . ,

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0 % 2 0 % 4 0 % 6 0 % 8 0 % 1 0 0 % ロかな り重なる又はかな り扱っている

田やや重なる又はやや扱 っている

田あま り重ならない又はあま り扱っていない

■ほとん ど重ならない又はほとんど扱 っていない 図 3 目標 の重 な りと授業 での扱 いの比較

扱 っていない」 と回答す る人 は 1 0% 近 くいた。

授業 において扱 いの少 ない 「 感謝 の心」、「社会性」、

「食文化」 の 3 つ の項 目につ いて、 目標の重 な りと授業 での扱 いを比較 した結果を図 3 に示 した。家庭科の 目標 の重 な りがあるととらえていて も、実際で授業で扱 う程 度 は、 それ よ りもやや軽 くな っていると見受 け られた。

この ことは授業 で扱 いたい と思 っていて も授業時間等 の 制約 を受 けてい るため と考 え られ る。

( 3) 中学校 の食 に関する指導 における家庭科教育の果 た す役割

「中学校 の食 に関す る指導 における家庭科教育 の果 た す役割 につ いて どう考えますか」 という質問に対 して 自 由記述での回答を得 た。 その中の一部 を紹介す る

まず は、家庭科 における食 に関す る重要性 につ いての 記述 を挙 げる。

・人間が生活を営む上で食 に関す ることはとて も重要 な事柄 である

生活その ものを学習 内容 とす る家庭 科教育 にとって、 これ まで もこれか らもとて も大切 な内容であ り、生徒の幸せな人生 の基礎 とな る欠か せない学習 として大切 に していきたい。

・中学校 に於 いては、時間数、 内容 とも、家庭科が食 教育の中心 を担 っている。生徒の心身 の健康、生活 実態か ら、望 ま しい食生活 までが、週 に一 回 とはい え、半年間継続 して学習で き、知識 と実習 ( 実践) の両面か ら学べ る

日常生活へ反映 しやす い内容を 扱 っているので、生徒の興味 ・関心 をひきやす い

・食青 に関わ っては家庭生活や食生活 との関連が深 く、

食青 の内容 はほぼ系統的 に指導 している

科学的根 拠 を持 って、発達 を考えて指導で きる。

上記 のよ うに、食 に関す る指導 を重要 と考 え、生徒の 心身の健康 や生活実態を継続的 にとらえて指導す る実態 を考 え ると、家庭科教育が担 う役割 は非常 に重要でかつ 大 きい ととらえ られていた。 しか し、下記 のよ うに、指 導 のため授業時間数が少ない ことに対す る不満の意見 も 多か った。

・食 に関す る指導 は、以前か ら家庭科教育 の中で扱 っ て きているので、 中学校 において、家庭科教師が中 心 とな って進 めてい くべ きだ と考えている。家庭科 の授業時数 が年 々減少 している一方、食青 の重要性 が叫ばれていることに矛盾 を感 じる

・系統立てた指導 を、家庭科教育 で行 っている

した が って、食 に対 し、家庭科 の占める役割 は大 きいと 思 う。家庭科の授業が減 らされて久 しいが、食の重 要性 を指摘す るのであれば、家庭科 の授業数確保 に

目を向けるべ きだ と考 え る。

次 に、家庭科教育 における具体的な 目標 な内容 につい ての記述 も多か った。

・食の大切 さに気づかせたい。

・自分の食生活を振 り返 らせ る機会である

・自分の生活 に生 かす

・栄養 ・食品選択 ・食の安全性 についての知識 を身 に つ ける

・調理な どの技能 を身 につ ける

・心 の健康 を育て る

・会食を通 して人 とのかかわ りを持つ

・命 ・生 きることの大切 さを考 え る

・家族や他 の人へ感謝す る

‑ 7 7‑

(4)

磯部 由香 ・村上 陽子 ・杉山 綾子 ・長野 宏子

このよ うに、家庭科教育 の食物分野で中心的に扱われ てきた内容 だけでな く、心、社会性、感謝 の念を育 て る 内容 につ いての少数意見 も見 られた。

そのほか、連携 に関わ る記述 も見 られた。

・日々の生活の基本 を作 るうえで食が与える影響が大 きいので、家庭科 は もちろん学校全体 の役割 は大 き いと感 じる

・真 に生徒 に力 をつ けるためには他教科や特別活動 の 時間 との連携が必要 と考 えますが、学校現場が食 に 関す る指導 を多大 に任 され ることには疑問を感 じま す。

・食教育 は大切ですが、 中学校 で教科以外の時間で設 定す るのは難 しく、家庭科教育 の果たす役割 は大 き い と考 えている

・他教科での指導 はあま り期待できない。給食の時間、

栄養職員が年 3 回 ( 各 クラス) の計画で食を前 に指 導 して くだ さる。

このよ うに、給食指導や他教科、他の教員 との連携 の 重要性 につ いて も述べ られてお り、学校全体の取 り組み を重要 ととらえているが、困難 に感 じている様子 も伺 え

4. さいごに

食 に関す る指導 につ いてのア ンケー ト結果よ り、家庭 科担 当教員 は食 に関す る指導 を重要な もの として とらえ ていることが明 らか とな った。文部科学省が提示 してい る食 に関す る指導 の 6 つの 目標の うち、「 食事の重要性」、

「 心身 の健康」、 「食品選択能力」 につ いては、教員 が特 に食 に関す る指導 を意識 していな くて も、家庭科の学習 目標 を達成す るよ うに授業 を実践 していれば、食 に関す る指導 の 目標 も既 に果 た してお り、 また これか らも果た せ ると考 え られ る。 しか し、授業で扱 う割合が低か った

「 感謝 の心」、 「社会性」、「 食文化」 につ いて は、家庭科 の 目標 とあま り重 な らないとい うとらえ方 もみ られた。

学校 における食 に関す る指導 を様 々な角度か ら実施す る ためには、 この 3 項 目について も、 目標 と して とらえ る 必要 があ ると考え られ る。 そのためには、家庭科教員が 家庭科の中で この 3 項 目を意識 して取 り組 む ことが大切 であ る。 特 に、 「食文化」 につ いて は、今 回の学習指導 要領 の改訂

6'

において、 「 地域 の食材 を生 か した調理、

地域 の食文化」 の項 目が追加 されてお り、郷土料理 な ど の地域 の食文化や地域 の食材 を扱 うな ど、家庭科の学習 内容 として も、見直すべ き分野であろ う。特別活動 の時 間を利用 した学校給食を通 した指導や栄養教諭 との連携、

地域 との連携 も望 まれている。

また、他 の教員 を巻 き込み、連携 して他教科や学級活 動、行事 な どを通 して学校全体 での取 り組みにす るとい う方策 もある。 その場合、家庭科担 当教員がその要 にな り、他教科 の教員 に も食の重要性 に対す る認識 を広 め、

推進 してい くことが望 まれ る。 中学校 における食 に関す る指導 につ いては、家庭科の授業時数、他教員 ・他教科 との連携 の難 しさな ど、課題 は多 いが、家庭科 の重要 な 役割 を認識 し、家庭科担当教諭が食 に関す る指導 を推進

してい くことが期待 され る。

参考文献

1 . 「 食生活論 」: 福 田靖子 ら、朝倉書店、 2 0 0 6 . 2 . 「 食 に関す る指導参考資料 」: 文部科学省、東 山書房、

2 0 0 0.

3 . 「 食 に関す る指導 の手引き 」: 文部科学省、 2 0 07 . 4. 「中学校学習指導要領 ( 平成 1 0 年 1 2 月)解説一技

術 ・家庭編」:文部省、東京書籍、 1 999.

5. 食育推進基本計画 :内閣府、 2 0 0 6

6 . 「 学習指導要領改訂のポイ ン ト 」: 文部科学省 ホーム ヽ 〜

ベー ン、 2 0 0 8 .

‑ 7 8‑

参照

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