• 検索結果がありません。

助詞・助動詞索引助詞・助動詞索引助詞・助動詞索引

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "助詞・助動詞索引助詞・助動詞索引助詞・助動詞索引"

Copied!
61
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

助詞・助動詞索引

(2)
(3)

助詞・助動詞索引

か  

二 ⑭いかなりける御心のうちにかと哀に心ぼそけれ

=⑧別路に茂りもはてs葛のはのいかてかあらぬかたに返り

   し

一 九

③ 跡 は 千 年 と誰かいひ剣 二 二⑦いかなることにかありけん 二

二 ⑬

か sらむのちはなにsかはせん

二 五 ⑫いかなるゆへにかとおぼつかなし 二 五

⑭ 風 に た \よふ白雲を天津乙女の袖かとそみる 二

⑩ 八

唐 家 駿 山宮かとおどろかれ 三 二 ⑨権化力をくはふるかとありがたくおぼゆ が  

三 ⑩かの満誓沙弥が比叡山にて此海を望つsよめりけん歌   四⑨この宿にこそとまりけるが今はうちすぐる   六

⑦ 班 捷 好 が 団雪の扇   六

⑧ 西 行 が 道 の へ に 清 水 な か る〜柳かけ⁝⁝とよめるも

一 〇

⑬ 源 義 種 が 此 国のかみにてくだりける時

=③大江定基が家を出けるも哀に思ひいでられて

一 五

⑬ 御 前 に まいりたりけるがもしこの本意をとげて

一 八

⑩ 罪 ありて東へくだられけるに此宿にとまりけるが 二

〇 ④かの業平がす行者にことつてしけん程はいつくなるらん 二

〇 ⑭むかし叔斎が首陽の雲に入て

二 〇

⑭ 許 由が頴水の月にすみし 二

二 ①

人 に た つ ぬ れ ば 梶 原 が 墓 となむこたふ ニ

ニ ④

羊 太 傅 が 跡 に は あらねども 二 二 ⑩うたれにけりときsしがさはこsにて有けるよ 二 三 ⑧此関にいたりてとどまりけるが 二 三 ⑨つかさにて行けるが漁舟の火のかげは寒くして 二 五

⑪ 都 良 香 が 富 士 の 山の記に書たり 二 六

② 布 を ひ けるがごとし     . 二 七

⑭ 能因入道伊予守実綱が命によりて 二 九 ⑬あやしの賎が庵をかりてと貸まりぬ 三

二 ⑭

蘇 武 が 漢 を 別 し十九年の旅の愁 三 三 ① 李 陵が胡にいりし三千里のみちの思ひ   己  わー

  三 ⑤ふるき皇居の跡ぞかしとおぼえてあはれなり 一 六 ⑬しつかなる流ぞかしとおもふにも 二 四

⑨ 旅 の 空 ぞ か しなど打ながめられつs

か な

九 一

⑪ 日数ふる旅のあはれは大井河わたらぬ水も深き色かな 二 七

⑤ 見 渡 せ ば 千 本の松の末遠みみとりにつ〜く波のうへ哉 二 九

⑤ 涙 もよほす滝のをとかなといへる

二 九

夫ならぬたのみはなきを古郷の夢路ゆるさぬ滝の音哉

(4)

三 四

③ 都を急く今朝なれとさすかなこりのおしき宿哉

き囮 七 ⑬しらさりき秋の半の今宵しもかsる旅ねの月をみんとは

一 二

② 成 王 の 三 公として燕と云国をつかさどりき 五 一

③ 言のはの深き情は軒端もる月のかつらの色にみえにき

し園  一⑫十余の日数をへて鎌倉に下り着きし間

⑦ 大津の宮のあれしより名のみ残れるしかのふる郷 三 ⑬世中を漕行舟によそへつsなかめし跡を又そなかむる 四

⑫ 行 人 もとまらぬ里となりしより荒のみまさるのちの篠原 六

④ 音にきsしさめが井を見れば

② 後 京極摂政殿の荒にしのちはたs秋の風とよませ給へる

一 〇

⑪花ゆへにおちし涙のかたみとや稲葉の露を残しをくらん 一 一 ⑤ あかぬ別をおしみしまよひの心をしもしるべとし 一

一 ⑧

葛 の は の い か て か あらぬかたに返りし

一 二

② 陳 の に しのかたを治し時

二 一

⑤ 召公去にし跡までも

=二①植置しぬしなき跡の柳はら猶その陰を人やたのまん

一 三

④ 昔よりよくるかたなかりし程に 一 四 ②きsわたりしかひありてけしきいと心すごし

一 四

⑪ 此 宿に一夜とまりたりしやどあり

一 四

⑬ 君どもあまたみえし中に

一 四

⑭うち詠じたりしこそ心にくくおぼえしか

一 七

⑥ 名残おほかりし橋本の宿にぞ相似たる 一 七 ⑫いさ〜かおもひつ冥けられし

一 八

⑨ 中御門中納言宗行と聞えし人の 二

一 ①

許由が頴水の月にすみし 二 一 ⑪そのかたはらにかきつけし 二

⑩ 二 うたれにけりときsしがさはこsにて有けるよと 二 三

② あはれにも空にうかれし玉柞の道のへにしも名をと︑め

   けり

二 四 ⑨かけてもおもはざりし旅の空ぞかし 二 八 ④せきかけし苗代水の流きて又あまくたる神そこの神 三

〇 ⑤こしかたに名高く面白き所々にもをとらずおぼゆ 三

〇 ⑥過こしかたの浦々もひとつなかめの沖のつり舟

〇 三

⑪さりにし治承のすゑにあたりて

三一⑧道場のあらたなるをひらきしより

二 ①

過 に し延応の比より 三 二 ⑭ 帰べきほどとおもひしもむなしく過行て 三 三

① 李陵が胡にいりし三千里のみちの思ひ 三 三 ② 聞なれし虫の音もや〜よはりはてて 三 三 ⑦かへるへき春をたのむの雁かねもなきてや旅の空に出に

   し

しか日 一

① うち詠じたりしこそ心にくくおぼえしか

(5)

けむ けり 助詞・助動詞索引

  け む 囲   二 ④遊子猶残月に行けん函谷の有様   三 ⑩此海を望つsよめりけん歌おもひ出られて   五

⑨草の庵のねざめもかくや有けむと哀なり

一 一

⑤ 誠 の 道 に お もむきけんありがたくおぽゆ

一 二

⑨ 御 製 を た まはせたりけるも此こsうにや有けん

=一⑫かの召公を忍びけん国の民のごとくに

一 三

⑪ 覚 束 な い さ豊河のかはる瀬をいかなる人のわたりそめけ       ん

一 八

⑭ 今は限とてのこし置けむかたみさへ

一 九

③ 跡 は 千 年と誰かいひ剣

一 九

⑨ か の 紅 葉 み だ れ て な が れ けむ竜田川ならねども

二 〇

④ す 行 者にことつてしけん程はいつくなるらん 二 二

③ 口ずさみ給へりけん年々に春の草のみ生たりといへる詩 二 二 ⑦いかなることにかありけん 二 二 ⑨ひとまどものびんとやおもひけむ

二 五

⑦ 冴 る夜に誰こsにしもふしわひて高ねの雪を思ひやりけ       ん 二 七 ⑧かくやありけむとおぼゆ    けめ日 四

⑪ 成 行 など聞こそ⁝⁝飛鳥の河の淵瀬にはかぎらざりけめ      とおぽゆ

   けり囮

二 ⑦

大 和 歌 を 詠じておもひを述けり   三

⑤ 大 津の宮をつくられけりときくにも  

七 ①

萱 屋 の 板 庇 年 経 に けりとみゆるにも   八 ⑬はじめは出雲国に宮造りありけり  

八 ⑭

大 和 言 葉 も是よりはじまりけり

  九

④ 大 江 匡 衡といふ博士有けり 一 〇 ⑥玉くしけ二村山のほのくと明行末は波路なりけり 一 二 ⑤おもき罪をもなだめけり

= ⑥うたをなんつくりけり

一 四

① 岩つたひ駒うち渡す谷川の音もたかしの山にきにけり 一 五 ⑤まひざはの原と云所に来にけり 一 五 ⑬鎌倉へくだる筑紫人有けり 一 六 ①心のうちに申置て侍りけり 一 八 ⑫ある家の柱にか〜れたりけりと聞をきたれば 一 九 ②かきつくるかたみも今はなかりけり 二

二 ②

道 の か た は らの土と成にけりと見ゆるにも 二 二

⑩ 駿 河 国きかはといふ所にてうたれにけりときsしが 二 三

③ 空 に うかれし玉梓の道のへにしも名をとsめけり

二 三

⑦ 東にて謀反おこしたりけり 二 四

④ 清 見かた磯へに近きたひ枕かけぬ浪にも袖はぬれけり 二 五

朝 簾をあげて峯の雪を望けり

(6)

二 八

⑦ 筥根の山にもつきにけり   ける囲  

二 ⑤

む か し蝉丸といひける世捨人

 二⑦嵐のかぜはげしきをわびつsぞすぐしける

 二⑧蝉丸は延喜第四の宮にておはしけるゆへに

 二⑫東三条院石山に詣て還御ありけるに

 二⑬関の清水を過させ給ふとてよませ給ひける御歌

 二⑭いかなりける御心のうちにかと哀に心ぼそけれ

  四 ⑨この宿にこそとまりけるが

  五

① 老 を い とひてよみける歌の中に

  九

⑤ 当国の守にて下りけるに 九

⑥ 此 宮 に て 供 養 を とげける願文に

一 〇

⑧ 在 原 業 平 か きつばたの歌よみたりけるに 一 〇⑧かれいゐのうへになみだおとしける所よと

一 〇

⑬ 源 義 種 が 此 国のかみにてくだりける時 一 〇 ⑬とまりける女のもとにつかはしける歌に

一 〇

⑭ 女のもとにつかはしける歌に 一

一 ①

恋しとのみや思ひわたらんとよめりけるこそ 一

一 ③こsにありける女ゆへに

一 ③

大 江 定 基 が 家 を出けるも哀に思ひいでられて

=一⑦後三条天皇東宮にておはしましけるに

=一⑨御製をたまはせたりけるも此こsうにや有けん

一 五

⑪ 御 堂など朽あれにけるにや

一 五

⑬ 此 観 音の御前にまいりたりけるが

一 六

① 鎌 倉にて望むことかなひけるによりて

一 六

① 御堂を造けるより 一 八 ⑩罪ありて東へくだられけるに此宿にとまりけるが

一 八

⑩ 罪 ありて東へくだられけるに此宿にとまりけるが 一 八 ⑭かたみさへあとなくなりにけるこそはかなき世のならひ 二 一 ⑨おほきなる卒都婆の年経にけると見ゆるに 二 二 ⑦かたはらに人なくそみえける 二 二

⑨都のかたへはせのぼりけるほどに 二 二

⑩ さはこsにて有けるよと哀に思ひあはせらる 二 二 ⑫かの志戸と云処にてかくれさせ御座しける御跡を 二 二 ⑭なにsかはせんとよめりけるなどうけ給はるに 二

⑧ 三

民 部卿忠文をつかはしける 二 三

⑧ 此関にいたりてとどまりけるが 二 三

⑨ 軍 監 と云つかさにて行けるが 二 三 ⑪民部卿泪をながしけると聞にもあはれなり 二

五 ②

心 ありけるたび人のしわざにやあるらん

二 六

⑧ 蓬 莱の三の嶋のごとくに有けるによりて 二

八 ①

命 に よりて歌よみて奉りけるに 二 八 ②たちまちに緑にかへりけるあら人神の御なごりなれば  けれ回  

五 ③

宿もからまほしく覚えけれども 二 二 ⑧ 身をほろぼすべきになりにければ 二 三

⑪ よる山をすぐと云唐の歌を詠じければ

(7)

助詞・助動詞索引

169

こそ

  二 ⑭きこゆるこそいかなりける御心のうちにかと哀に心ぼそ    

  けれ

  四 ⑨この宿にこそとまりけるが   四

⑩ 成 行 な ど聞こそかはりゆく世のならひ飛鳥の河の淵瀬に       は か ぎらざりけめとおぼゆ   六

⑨ 道 の へ に 清 水 な か るs柳かけしはしとてこそたちとまり      つれ   九 ⑦かきたるこそ哀に心ぼそく聞ゆれ 一 一①よめりけるこそおもひ出られてあはれなれ

=一⑭その本意はさだめてたがはじとこそおぼゆれ

=二⑧ゐうかれんこそかの伏見の里ならねどもあれまくおしく

   

  覚

ゆ れ 一 四 ⑭うち詠じたりしこそ心にくくおぼえしか 一 六

⑪ 多かりと聞こそ彼巫峡の水の流おもひよせられていと危       き心ちすれ 一 八 ⑭あとなくなりにけるこそはかなき世のならひいと貸あは       れ に か なしけれ

二 九

⑩ うち過ぬるこそいと心ならずおぼゆれ 三 二

⑥ た ぐひなき仏像とこそきこゆれ 三

二 ⑧

金 銅 木 像のかはりめこそあれども

    ご とし ごとし田 一 六 ⑤弘誓のふかき事うみのごとしといへるも

二 六

② 布 を ひ けるがごとし     ご とくなり ご とくに囲

一 二

⑫ 国の民のごとくにおしみそだてて

二 六

⑧ 蓬 莱の三の嶋のごとくに有けるによりて  

  さす

 二⑫関の清水を過させ給ふとて  させ囲 ニ ニ ⑫かの志戸と云処にてかくれさせ御座しける御跡を 二 八 ⑫うき身の行衛しるべせさせ給へなど    さへ

=二⑤その宿は人の家居をさへ外にのみうつすなど

一 八 ⑭今は限とてのこし置けむかたみさへあとなくなりにける し 六

我 もとゆひに置霜も名にしおいその杜の下草

七 ⑬しらさりき秋の半の今宵しもかかる旅ねの月をみんとは

(8)

=⑤まよひの心をしもしるべとし誠の道におもむきけん

一 四

⑫ 月のかげ曇なくさし入たる折しも君どもあまたみえし中

   に

一 七

⑦ 是も心とまらずしもあらざらましなどはおぼえて 二 三 ③あはれにも空にうかれし玉枠の道のへにしも名をとsめ

   けり

二 五

⑥ 冴 る夜に誰こsにしもふしわひて 三

二 ⑪

心 とまらずしもはなけれども 三 三

④ 都のかたをながめやる折しも一行の雁がね空に消ゆく

  六

② か は らしな我もとゆひに置霜も 一 二⑬その本意はさだめてたがはじとこそおぼゆれ 二 二 ④ふるきつかとなりなば名だにも残らじとあはれ也 二 八 ⑭今よりは思ひ乱し盧の海の深きめくみを神にまかせて

して

 一②なすことなくして徒にあかしくらすのみにあらず

 三⑭草の原露しげくして旅衣いつしか袖のしつくところせし

  四 ⑦南山の影ひたさねども青くして滉潅たり   四

⑩ 今はうちすぐるたぐひのみ多くして家居もまばらに成行 一 一 ⑨よもの望かすかにして山なく岡なし 一 五 ⑤北南は砂々とはるかにして西は海の渚近し 二 二⑦かたへの憤ふかくしてたちまちに身をほろぼすべき

二 三

⑩漁舟の火のかげは寒くして浪を焼 二 五 ⑨青して天によれるすがた絵の山よりもこよなくみゆ 二 七⑦夜のやどりありかことにして床のさむしろもかけるばか

   りなり

二 九 ⑭うしろは山ちかくして窓にのぞむ

しむ

しめ圃 七

⑪ 幽吟を中秋三五夜の月にいたましめ

一 四

⑥ 行 人 心 をいたましめとまるたぐひ夢をさまさず

しむ囮 一

七 ⑥北には長松の風心をいたましむ す   せ 圃

 二⑬関の清水を過させ給ふとてよませ給ひける御歌

  七 ②たs秋の風とよませ給へる歌

一 二

⑨ 風 月の遊びといふ御製をたまはせたりけるも 二

二 ⑪

讃 岐の法皇配所へおもむかせ給ひて

ず ざ ら困

一 七

是も心とまらずしもあらざらましなど

(9)

助詞・助動詞索引

 一⑤金帳七葉のさかへをこのまずたs陶潜五柳のすみかを

 一⑭わすれず忍ぶ人もあらば

  五 ⑤しらぬ翁のかけはみすとも   六 ①はかなく移る月日なれば遠からずおぼゆ  

⑪ 八

鷺 む らのかずもしらず梢にきゐるさま   九

⑳法の形見をたむけをかすは

=一④そのもとをうしなはずあまねく又人の患をことはり

=一⑥彼木を敬て敢てきらずうたをなんつくりけり

一 五 ⑥錦花繍草のたぐひはいともみえず白き真砂のみ 一 五 ⑩いつのころよりとはしらず此原に木像の観音

一 五

⑫草の庵のうちに雨露もたまらず年月を送るほどに

一 六

② 聞あへずその御堂へ参りたれば

一 七

⑦ 昨 日のめうつりなからずは

一 七

⑦ 是も心とまらずしもあらざらまし 一 九 ⑥一すちならず流わかれたる川瀬ども

二 一

② 煙 た て た るよすがもみえず柴折くぶるなぐさめまでも こ 一 ⑧此庵のあたり幾程遠からず峠と云所にいたりて

= 五 ⑨いまだ白妙にはあらず青して天によれるすがた

二 六

⑬ 海 の 渚 遠 か らず松はるかに生わたりて 三

〇 ⑤名高く面白き所々にもをとらずおぼゆ

三一②四季の御かぐらをこたらず職掌に仰せて

三 二 ⑪心とまらずしもはなけれども ざ り圃   四

⑪ 飛鳥の河の淵瀬にはかぎらざりけめとおぼゆ

  七 ⑬しらさりき秋の半の今宵しもかかる旅ねの月をみんとは 二 四

⑨ 袖 の しつくまではかけてもおもはざりし旅の空   ず 凪

 一②徒にあかしくらすのみにはあらず

  三③いまだ夜のうちなればさだかにも見わからず   六 ⑧立さらん事はものうくて更にいそがれず 一 四 ⑥とまるたぐひ夢をさまさずといふ事なし

一 七

② 世中の人の心のたくひとは見す

一 八

⑬ 火 の た めにやけてかの言のはものこらすと申ものあり 二 〇 ③つたかえではしげりてむかしのあとはたえず 二 四

② 夜もすがらいねられず 二 七 ②一葉の舟中万里身とつくれるに彼も是もはつれず

三一③崇神のいつくしみ本社にかはらずと聞ゆ

  ぬ 囲

 一③住みはつべしともおもひさだめぬありさまなれど

 一⑩まだしらぬ道の空山かさなり江かさなりて

  四⑫行人もとまらぬ里となりしより   五 ⑤けふは過なん鏡山しらぬ翁のかけはみすとも   五

⑪ 都出ていくかもあらぬこよひたに  

六 ⑫しはしすsまぬ旅人そなき

  六

⑭日影もみえぬ木の下道あはれに心ぼそし   八

③ 往 還 の た ぐひ手毎にむなしからぬ家つとも   八

⑤ 花 ならぬ色香もしらぬ市人の徒ならてかへる家つと

  八

な らぬ色香もしらぬ市人の徒ならてかへる家つと

(10)

一 〇

⑭もろともにゆかぬ三河の八はしを 一 一④あかぬ別をおしみしまよひの心をしもしるべとし

一 九

⑪ 大 井河わたらぬ水も深き色かな

二 〇

⑩さしておもひはなれたる道心も侍らぬうへ 二 三 ⑭この関遠からぬほどに興津といふ浦あり 二 四 ④たひ枕かけぬ浪にも袖はぬれけり 二 五 ⑧ふじの高ねを見れば時わかぬゆきなれども 二 九 ⑥夫ならぬたのみはなきを古郷の 二 九⑦古郷の夢路ゆるさぬ滝の音哉

二 九

⑨ 雨 俄にふりてみかさもとりあへぬほど也   ざ る園   六

余 熱

い まだつきざる程なれば 三 三⑧はからざるにとみの事ありて都へかへるべきになりぬ   ね 圖   四

⑥ 南山の影をひたさねども青くして滉漬たり 一

一 ④

人 の 発 心 す る道その縁⁝にあらねども

一 三

⑨ か の 伏 見 の 里 な らねどもあれまくおしく覚ゆれ

一 四

⑨ 行 とまる旅ねはいつもかはらねと

一 九

⑨ 紅 葉みだれてながれけむ竜田川ならねども 二 一 ④いはねどしるくみえて中々あはれに心にくし ニ

ニ ⑤

羊 太 傅 が 跡 に はあらねども 二 三 ①しもざまのものの事は申にをよばねども 三

三 ⑩

錦 を きるさかひはもとよりのぞむ処にあらねども   己 いくばくならー・かずならー・こころならー・しかのみ

ならー・おもはぬほかに

ぞ   二 ⑦ 嵐のかぜはげしきをわびつ〜ぞすぐしける   二 ⑭ゆきあふ坂の関水にけふをかきりの影そかなしき   三

⑤ 此 ほ どはふるき皇居の跡ぞかしとおぼえて   三 ⑬なかめし跡を又そなかむる   六

⑫ 木 陰の清水むすふとてしはしすsまぬ旅人そなき   八 ②けふは市の日になむあたりたるとそいふなる 一 〇 ①いそく汐干の道そくるしき 一 〇 ⑩かの草とおぼしき物はなくていねのみぞおほくみゆる

=二⑥人の家居をさへ外にのみうつすなどぞいふなる

=二⑬境川とそ云

一 四

⑩ 旅ねはいつもかはらねとわきて浜名の橋そ過うき

一 六

② 入 多くまいるなんどぞいふなる

一 六

⑬ 人 の 心 に くらぶればしつかなる流ぞかし

一 七

⑥ 名残おほかりし橋本の宿にぞ相似たる 一 七 ⑩いまの浦に昨日の里の名残をそきく 一 七 ⇔ゆふたすきかけてそ頼む 一 九 ④こはまとそいふなる 二 二⑦かたはらに人なくそみえける 二 四 ⑨かけてもおもはざりし旅の空ぞかしなど 二

四 ⑫岩つたひ浪わけ衣ぬれくそ行

二 五

⑭白雲を天津乙女の袖かとそみる

(11)

助詞・助動詞索引

八 ⑤

又 あ まくたる神そこの神 三 二 ⑬日をふるまsにはたゴ都のみぞこひしき 三 三

③ 峯のあらしのみぞいとゴはげしくなりまされる   吐  これーこの だ に   五

⑪ 都 出ていくかもあらぬこよひたにかたしきわひぬ床の秋  

   風

二 二 ④ふるきつかとなりなば名だにも残らじと 二 四 ⑤まどろむ間だになかりつる草の枕のまうぶしなれば た り   た ら困 一 一 ⑩一千余里を見わたしたらんこsちして た り囲

一 〇

⑧ 在 原 業 平 か きつばたの歌よみたりけるに 一 二

⑨ 風 月の遊びといふ御製をたまはせたりけるも

一 四

⑪ 此 宿に一夜とまりたりしやどあり

一 四

⑭ 忍 び や か に うち詠じたりしこそ心にくくおぼえしか 一 五

⑬ 此 観 音の御前にまいりたりけるが

一 八

⑫ ある家の柱にかsれたりけりと

二 三

⑦ 将門と云もの束にて謀反おこしたりけり   た り凪

 一③身は浮雲に似たり首は霜ににたりと書給へる  一④身は浮雲に似たり首は霜ににたりと書給へる  二⑨此関のあたりを四宮河原と名付たりといへり

⑥ 任 限 又 み ちたり

一 五

⑦ 白き真砂のみありて雪の積れるに似たり

一 九

⑧ す な が しといふ物をしたるににたり

二 〇

⑪ 難 行 苦 行の二の道ともにかけたりといへども 二 一①をのずから一瓢の器をかけたりといへり 二 二 ③春の草のみ生たりといへる詩思ひいでられて ニ

⑥ ニ

武 勇三略の名を得たり 二

五 ⑪

都 良 香 が 富士の山の記に書たり 二 六

④ む れ た る鳥おほくさはぎたり 二 六

⑨ 浮 嶋となん名付たりと聞にも 二 七

③ 眺 望 い つ くにもまさりたり 二 九

④ 暢

臥 房のよるのきsにもすぎたり

〇 ⑬九の世のはつえをたけき人にうけたり 三

⑬ 跡 を つ ぎて将軍のめしをえたり 三 二

② 仏像をつくり堂舎を建たり   た る囲   五

⑧ 都にはいつしか引かへたるこsちす

  八

② 市の日になむあたりたるとそいふなる   八

⑧ 木 立 年 ふ りたる杜の木の間より   八 ⑨あけの玉垣色をかへたるに   八

⑩ 木 綿四手風にみだれたることがら

  八

⑩ 物にふれて神さびたる中にも

(12)

九 ⑦いまだい︑ばξらずとかきたるこそ由展に心ぼそく聞ゆ

 一〇④波も空もひとつにて山路につsきたるやうに見ゆ

  =⑫原の中にあまたふみわけたる道ありて   一一⑬植をかれたる柳もいまだ陰とたのむまでは   一二⑪往還の陰までも思ひよりて植をかれたる柳なれば   =二⑧昔より住つきたる里人の

  西⑪軒ふりたるわらやのところぐ

  一四⑫月のかげ曇なくさし入たる折しも

 一四⑬すこしおとなびたるけはひにて

 一五⑨うちつれたる旅人のかたるをきけば

 一六⑧天竜と名付たるわたりあり

 一七③宿かりて一日二日とSまりたるほど

 一七⑥名残おほかりし橋本の宿にぞ相似たる

 一九⑥一すちならず流わかれたる川瀬ども

 一九⑦川瀬どもとかく入ちがひたる様にて

 一九⑦すながしといふ物をしたるににたり

 一九⑬かれいゐなど取出たるに嵐冷しく梢にひsきわたりて

  二

〇 ⑤道のほとりに札をたてたるをみれば   二

〇 ⑨さしておもひはなれたる道心も侍らぬうへ  

二 〇

⑩ 其 身 堪 た るかたなければ理を観ずるに心くらく  

二 〇

⑫ 山の中に眠れるは里にありて勤たるにまされるよし   二

一 ②

此 庵 の あたりには殊更煙たてたるよすがもみえず   二 一③なぐさめまでも思ひたえたるさまなり

二 一 ⑨歌どもあまた書付たる中に 二 三 ⑭海に向ひたる家にやどりて侍れば 二 四 ⑬をくれたる者まちつけんとてある家に立入たるに 二 四

⑭ を くれたる者まちつけんとてある家に立入たるに 二 四

⑭障子に物をかきたるをみれば 二 六 ③むれたる鳥おほくさはぎたり 二 八

② 枯 た る稲葉もたちまちに緑にかへりける 三

〇 ⑨三浦かさきの波まより出たる月の影のさやけさ

三一⑤二階堂はことにすぐれたる寺也

三一⑩代々の将軍以下つくりそへられたる松の社蓬の寺

三 三 ⑪よろこびは朱買臣にあひにたるこsちす   た れ 圓 一 一 ⑨ほむの川原にうち出たればよもの望かすかにして

一 六

② 御 堂へ参りたれば不断香の煙風にさそはれ

一 六

④ 紐 に 結びつけたれば弘誓のふかき事うみのごとし 一 八 ①よまれたれば名高き名所なりとは聞をきたれども

一 八

② 名高き名所なりとは聞をきたれども

一 八

⑫ か sれたりけりと聞をきたればいとあはれにて

一 九

⑥ 大 井川を見渡したれば遥々とひろき河原の中に

二 七

⑥ 或 家 に や どりたれば網つりなどいとなむ賎しきもののす       み か

二 九

② 湯 本と云所にとまりたれば太山おろしはげしく

三一⑬いざなひてまいりたればたふとくありがたし

(13)

て   つ 囮 二 八

⑪ 銭 塘 の 水 心 寺ともいひつべし 三 二 ⑨これも不思議といひっべし  つる囲 二 四 ⑤さらにまどろむ間だになかりつる草の枕

 つれ固

六 ⑨しはしとてこそたちとまりつれとよめるも つ つ

 一⑦都のほとりに住居つ︑人並に世にふる道になんつらなれ

   り

 一⑪雲をしのぎ霧を分つ〜しばしば前途の極なきにすsむ

  二

⑦ 嵐 の か ぜ はげしきをわびつ︑ぞすぐしける  

三 ⑩

比 叡 山にて此海を望つ︑よめりけん歌   三

⑫ 世中を漕行舟によそへつ︑なかめし跡を又そなかむる   四 ⑭昔なsの翁のよりあひつ︑老をいとひて   七 ⑨ 月のかげに筆を染つ︑花洛を出て三日 一 七

④ あまの小舟に樟さしつ︑浦の有さま見めぐれば 一 八

⑧ 此 山もこえつ︑猶過行ほどに菊川といふ所あり 二

〇 ⑬此山に庵を結っ︑あまたの年月ををくるよしをこたふ 二 四

⑩ 旅の空ぞかしなど打ながめられつ︑いと心ぼそし 三

③ か くしつ︑あかしくらすほどに

一 ①

齢 は 百 とせの半に近づきて髪の霜漸冷しといへども 一 ⑧ 是 即 身 は朝市にありて心は隠遁にあるいはれなり

一 ⑩

都 を出て東へ赴く事あり 一 ⑪ 山かさなり江かさなりてはるぐ遠き旅なれども 一 ⑫ 終に十余の日数をへて鎌倉に下り着きし間 一 ⑭ 目にたつ所々心とまるふしρ\をかき置て

② 二

東山の辺なる住家を出て相坂の関うち過るほどに 二

③ 秋ぎり立わたりてふかき夜の月かげほのかなり 二

④ 木 綿 付鳥かすかにをとつれて 二 ⑥此関の辺にわらやの床を結びて 二 ⑥ 常は琵琶をひきて心をすまし 二 ⑦大和歌を詠じておもひを述けり 二 ⑧ 蝉 丸 は 延 喜 第 四 の 宮にておはしけるゆへに

⑫ 二 東三条院石山に詣て還御ありけるに 三

④ 近 江 の 志 賀の郡に都うつりありて大津の宮をつくられけ   り 三

⑤ 此 ほ どはふるき皇居の跡ぞかしとおぼえてあはれなり 三

⑨ 曙の空になりてせたの長橋うち渡すほどに 三

⑩ 湖はるかにあらはれて

三 ⑪此海を望つsよめりけん歌おもひ出られて

三 ⑭このほどをも行過て野路と云所にいたりぬ

四 ⑦洲崎所々に入ちがひてあしかつみなどおひわたれる中に

(14)

⑧ を しかものうちむれてとびちがふさま 五 ①老をいとひてよみける歌の中に 五

① 鏡 山いさたちよりてみてゆかむ 五

① 鏡 山いさたちよりてみてゆかむ 五 ②此山の事にやとおぼえて宿もからまほしく覚えけれども 五

③ 猶 お くざまにとふべき所ありてうち過ぬ 五 ⑦とこの秋かぜ夜ふくるままに身にしみて 五 ⑧枕にちかきかねの声暁の空にをとつれて 五

⑩ 行 末 とをきたびの空思ひつゴけられていといたう物がな   し 五

⑪ 都 出ていくかもあらぬこよひたに 五 ⑬この宿をいでて笠原の野原うちとをるほどに 六

⑤ 清 水 余 り涼しきまですみわたりて実に身にしむばかりな   り 六

⑥ 往・︒遍の旅人多く立よりてすゴみあへり 六

⑧ 立 さらん事はものうくて更にいそがれず 六 ⑬かしは原と云所をたちて美濃国関山にもかsりぬ 六

⑭山風松の梢に時雨わたりて 七

③ 秋 の 風 とよませ給へる歌おもひ出られて 七 ④いやしきことの葉をのこさんも中中におぼえて愛をばむ     な しくうち過ぬ 七

⑥くゐぜ川と云所にとまりて 七

⑥ 夜 更るほどに川端に立出てみれば 七

⑦ 晴天清き河瀬にうつろひて照月なみも数みゆばかりすみ

    渡 れ り 七

⑧ 古人の心遠く思ひやられて旅のおもひいとsをさへがた     くおぼゆれば 七

⑨ 花 洛を出て三日株瀬川に宿して一宵 七

⑩ 株 瀬 川に宿して 宵   り 八 ①そこらの人あつまりて里もひゴくばかりにの\しりあへ 八 ③かのみてのみや人にかたらんとよめる花のかたみには 八

④ 花 の か た み に は や うかはりておぼゆ 八 ⑧やがてまいりておがみ奉るに 八 ⑨夕日のかげたえだえさし入てあけの玉垣色をかへたるに 八

⑩ み だ れ た ることがら物にふれて神さびたる中にも 八

⑪ 雪 の つ もれるやうに見えて遠く白きものから 九

③ 夷をたいらげて帰り給ふ時 九

③ 尊 は 白鳥となりて去給ふ 九

⑤ 長 保のすゑにあたりて当国の守にて下りけるに 九

⑤ 大 般 若 を 書 て 此 宮 に て 供 養 を とげける願文に 九

⑨ 思 ひ 出のなくてや人のかへらまし 九

⑪   る 有 明の月かげふけて友なし千鳥ときρ\をとつれわたれ 九 ⑬旅の空のうれへすゴうに催して哀かたρ\ふかし 九

⑭ 古 郷は日をへて遠くなるみかた 一 〇②二村山にかSりて山中などをこえ過るほどに

一 〇

東 漸しらみて海の面はるかにあらはれわたれり

(15)

助詞・助動詞索引

一 〇

④ 波も空もひとつにて山路につ冥きたるやうに見ゆ 一 〇 ⑦ゆきくて三河国八橋のわたりをみれば 一 〇 ⑨おもひ出られてそのあたりをみれども 一 〇 ⑩かの草とおぼしき物はなくていねのみぞおほくみゆる 一 一①おもひ出られてあはれなれ 一 一 ②やはぎといふ所をいでてみやぢ山こえ過るほどに 一

一 ④

哀 に 思 ひ い で られて過がたし

=⑩一千余里を見わたしたらんこsちして

一 一 ⑫あまたふみわけたる道ありて行末もまよひぬべきに

=⑬たよりの輩に仰て植をかれたる柳も

一 二

② ひ とつの甘業のもとをしあて政ををこなふ時 一 二 ③つかさ人よりはじめてもろーの民にいたるまで

一 二

⑤ 国民挙りて其徳政を忍ぶ故に

一 二

⑥ 彼 木 を 敬 て 敢 て きらず 一 二 ⑩此召公の跡を追て人をはぐくみ物を憐むあまり

=一⑪思ひよりて植をかれたる柳なれば

一 二

⇔ 国の民のごとくにおしみそだてて

=二⑥ふるきをすててあたらしきにつくならひ

=二⑬谷河のながれ落て岩瀬の波ことρ\しくきこゆ ︑一四②きsわたりしかひありてけしきいと心すごし

一 四

④ 其 間 に 洲 崎

遠 くさし出て松きびしく生つSき

一 四

⑬ す

しおとなびたるけはひにて

一 五

④ 此 宿 を もうち出て行過るほどに

一 五

⑥白き真砂のみありて雪の積れるに似たり

一 五

⑦ 其 間に松たえρ\生渡りて塩かぜ梢に音信 一 五 ⑫一とせ望むことありて鎌倉へくだる筑紫人有けり

一 五

⑭もしこの本意をとげて古郷へむかは冥

一 六

① 御 堂 を つ くるべきよし心のうちに申置て侍りけり

一 六

① 望 む ことかなひけるによりて御堂を造けるより 一 六 ⑤うみのごとしといへるもたのもしくおぼえて

一 六

⑨ 秋 の 水 み なぎり来て舟のさること速なれば

一 六

⑪ をのつからくつがへりて底のみくつとなるたぐひ

一 六

⑫ 彼 巫 峡の水の流おもひよせられていと危き心ちすれ

一 七

③ 愛に宿かりて一日二日とゾまりたるほど 一 七

⑤ 洲 崎遠くへだたりて南には極浦の波袖を湿し

一 七

⑧ 是 も心とまらずしもあらざらましなどはおぼえて 一 七 ⑬ゆふたすきかけてそ頼む今思ふ 一 八

③ 北 は 深 山にて松杉嵐はげしく 一 八 ③南は野山にて秋の花露しげし

一 八

④ 谷 より嶺にうつるみち雲に分入心地して 一 八

⑥ 踏 か よふ峯の梯とたえして雲にあとsふ佐夜の中山

一 八

⑨中御門中納言宗行と聞えし人の罪ありて東へくだられけ

  るに 一

⑩ 昔は南陽県の菊水下流を汲て齢をのぶ

一 八

⑪ 今 は 東 海 道 の 菊 川西岸に宿して命をうしなふと 一 八 ⑫いとあはれにて其家を尋るに 一 八 ⑬火のためにやけてかの言のはものこらず

一 九

菊 川をわたりていくほどもなく一村の里あり

(16)

一 九

⑧中々わたりてみむよりもよそめおもしろくおぼゆれば

一 九

⑨ か の 紅 葉 み だ れ て ながれけむ竜田川ならねども

一 九

⑫ まへ嶋の宿をたちて岡部のいまずくをうち過るほど 一 九 ⑬かた山の松のかげに立よりてかれいゐなど取出たるに

一 九 ⑭嵐冷しく梢にひsきわたりて

② 松の嵐に心してふけ 二 〇 ③つたかえではしげりてむかしのあとたえず 二

⑥ み ちより近きあたりなれば少打入てみるに 二

〇 ⑦画像の阿弥陀仏をかけ奉て浄土の法もんなどをかけり 二 〇⑫山の中に眠れるは里にありて勤たるにまされるよし 二

⑬ある人のをしへにつきて此山に庵を結つs

二 〇

⑭ む か し叔斎が首陽の雲に入て猶三春の蕨をとり 二

一 ③

身 を 孤 山の嵐の底にやどして心を浄域の雲の外にすませ    る 二 一④いはねどしるくみえて中々あはれに心にくし 二

一 ⑧

峠 と云所にいたりて 二

一 ⑩

心 とまりておぼゆればそのかたはらにかきつけし 二

一 ⑭

石 を た か くつみあげてめにたつさまなる塚あり 二 二③春の草のみ生たりといへる詩思ひいでられて 二 二

⑩ さはこsにて有けるよと哀に思ひあはせらる 二 二

⑪ 配 所へおもむかせ給ひて 二

二 ⑬

西 行 修行のついでにみまいらせて 二

④ 三

清 見 が 関も過うくてしばしやすらへば 二 三

⑤ 沖の石村々塩干にあらはれて波に咽び

二 三

⑤磯の塩屋ところρ\風にさそはれて煙たなびけり 二 三 ⑧此関にいたりてとどまりけるが 二 三 ⑨民部卿にともなひで軍監と云つかさにて行けるが 二 四

① 海 に 向ひたる家にやどりて侍れば 二 四②波の音も身のうへにかsるやうにおぼえて 二 四 ⑧かひなき心ちしてほすまもなき袖のしつくまでは 二 五

③ 冬 の 朝 簾 を あげて峯の雪を望けり 二 五

④ さゆる夜衣をかたしきて山の雪をおもへる 二 五 ⑤かれもこれもともに心すみておぼゆ 二 五

⑥ 冴 る夜に誰こsにしもふしわひて高ねの雪を思ひやりけ       ん 二 五

⑧ 田子の浦にうち出てふじの高ねを見れば 二 五

⑩ 白衣の美女二人ありて山の頂にならび舞と

二 六

① 浮 嶋 が 原 は い つ くよりもまさりてみゆ

二 六

① 北 は ふ じの麓にて西東へはるρ\とながき沼あり

二 六

③ 山のみどり影を浸して空も水もひとつ也

二 六

③ 盧 か り小舟所々に樟さして

二 六

④ 南は海のおもて遠くみわたされて 二 六 ⑦煙たえρ\立わたりて浦かぜ松の梢にむせぶ

二 六

⑧ 此 原 昔は海の上にうかびて蓬莱の三の嶋のごとくに有け       るによりて 二 六

⑨ 蓬 莱 の 三 の 嶋 の ご とくに有けるによりて浮嶋となん名付       た り 二 六

つ きて千本の松原といふ所あり

(17)

助詞・助動詞索引

179

二 六

⑭ 松 は るかに生わたりてみどりの陰きはもなし 二 七 ① 沖には舟ども行ちがひて木のはのうけるやうにみゆ 二 七 ⑬ 松の嵐木ぐらくをとつれて庭の気色も神さびわたれり 二 八 ①能因入道伊予守実綱が命によりて歌よみて奉りけるに 二

八 ①

能因入道伊予守実綱が命によりて歌よみて奉りけるに 二 八

① あめにはかにふりて枯たる稲葉もたちまちに緑にかへり

   ける

二 八 ④せきかけし苗代水の流きて又あまくたる神そこの神 二 八⑥この瑚をも立出て猶ゆきすぐるほどに 二 八

⑦ 岩 が ね た か くかさなりて駒もなつむばかり也

二 八

⑧ 山のなかにいたりて水うみ広くたsへり 二 八 ⑫行衛しるべせさせ給へなどいのりて法施奉るついでに 二 九 ①深きめくみを神にまかせて 二 九

② 此山もこえおりて湯本と云所にとまりたれば 二 九

③ 太 山おろしはげしくうちしぐれて谷川みなぎりまさり

二 九

⑤ 思 ひ よられてあはれなり

二 九

⑧ 此 宿 を もたちて鎌倉につく日の夕つかた

二 九

⑧ 雨俄にふりてみかさもとりあへぬほど也 二 九 ⑨いそぐ心にのみすsめられて大磯江嶋もろこしが原など 二 九

⑩ 見とジむるひまもなくてうち過ぬるこそ 二 九

⑬ あやしの賎が庵をかりてとゴまりぬ 二 九 ⑬前は道にむかひて門なし 三

② 旅 店の都にζとなるさまかはりて心すごし 三

④ 浦々を行てみれば海上の眺望哀を催して

⑤ 海 上 の 眺 望 哀 を

して

三 〇

⑫ さりにし治承のすゑにあたりて義兵をあげて 三

⑫ 義 兵 を あげて朝敵をなびかすより 三

〇 ⑬恩賞しきりに朧山の跡をつぎて将軍のめしをえたり

三一②陪従をさだめて四季の御かぐらをこたらず

三一③職掌に仰て八月の放生会ををこなはる

三一⑥楼台の荘厳よりはじめて林池のありとにいたるまで

三一⑦殊に心とまりてみゆ

三一⑦石巌のきびしきをきりて道場のあらたなるをひらきしよ

   り 三一⑬やがていざなひてまいりたれば

三 二 ①関東のたかきいやしきをすすめて仏像をつくり堂舎を建

   たり

三 二

③ 烏麸たかくあらはれて半天の雲にいり 三 二 ③ 白毫あらたにみがきて満月の光りをかゴやかす 三 二 ⑨仏法東漸の瑚にあたりて 三

二 ⑫

文 に もくらく武にもかけて 三 二 ⑭ 帰べきほどとおもひしもむなしく過行て秋より冬にもな       りぬ 三 三

② 聞なれし虫の音もやsよはりはてて 三 三

懐 古のこsうに催されて

三 三 ⑦なきてや旅の空に出にし 三 三

⑨ とみの事ありて都へかへるべきになりぬ

三 ⑭すでに鎌倉をたちて都へおもむくに

(18)

で 五 ④たちよらてけふは過なん鏡山  

八 ⑥

徒 ならてかへる家つと

=⑦別路に茂りもはて︑葛のはの

一 ⑦かsる山辺の住居ならては

二 三

⑫ 清 見 か た 関とはしらて行人も と 一

①髪の霜漸冷しといへども 一 ③いつこに住はつべしともおもひさだめぬありさまなれば

一 ④

彼白楽天の身は浮雲に似たり首は霜ににたりと書給へる

二 ⑤

む か し蝉丸といひける世捨入

二 ⑨

此 関のあたりを四宮河原と名付たりといへり 二

⑨ 此 関のあたりを四宮河原と名付たりといへり 二 ⑭けふをかきりの影そかなしきときこゆるこそ 二 ⑭いかなりける御心のうちにかと哀に心ぽそけれ 三

⑤ 大 津の宮をつくられけりときくにも 三

⑤ 此 ほ どはふるき皇居の跡ぞかしとおぼえてあはれなり 三 ⑭野路と云所にいたりぬ 四 ④しの原と云所をみれば 四

⑪ 飛 鳥 の 河の淵瀬にはかぎらざりけめとおぼゆ 四

⑫ 行 人もとまらぬ里となりしより 五 ②年へぬる身は老やしぬるとといへるは

② 年へぬる身は老やしぬるとといへるは 五

② 此山の事にやとおぼえて 五

⑥ む さ寺と云山寺のあたりにとまりぬ

五 ⑨

草 の 庵 の ね ざめもかくや有けむと哀なり 五 ⑬おいその杜と云杉むらあり 六

⑨ しはしとてこそたちとまりつれとよめるもかやうの所に     や 六

⑬ か しは原と云所をたちて美濃国関山にもかsりぬ 七

② 萱 屋 の 板 庇 年経にけりとみゆるにも 七 ②たs秋の風とよませ給へる歌おもひ出られて 七

⑥ くゐぜ川と云所にとまりて 七 ⑭しらさりき秋の半の今宵しもかsる旅ねの月をみんとは 八

②けふは市の日になむあたりたるとそいふなる 八 ④かのみてのみや人にかたらんとよめる花のかたみには 八 ⑭八雲たつといへる大和言葉も是よりはじまりけり 九

① 其 後 景 行 天 皇 の 御 代にこの砂に跡をたれ給へりといへり

九 ②

此 宮 の

本 体

は 草 薙 と号し奉る神剣也 九

② 景 行 の 御 子 日本武尊と申夷をたいらげて帰り給ふ時 九

③ 尊 は 白鳥となりて去給ふ 九

④ 劒 は 熱 田 に とまり給ふともいへり 九 ④一条院の御時大江匡衡といふ博士有けり 九

⑦ 古 郷 に か へ らんとする期いまだいくばくならず 九⑦いまだいくばくならずとかきたるこそ

一 〇

お としける所よとおもひ出られて

(19)

助詞・助動詞索引

一 〇 ⑨かの草とおぼしき物はなくて

一 〇

⑪ 花ゆへにおちし涙のかたみとや 一 〇⑭三河の八はしを恋しとのみや思ひわたらんと 一

一 ①

恋しとのみや思ひわたらんとよめりけるこそ

=②やはぎといふ所をいでて

一 ②

赤 坂 と云宿あり

=⑤あかぬ別をおしみしまよひの心をしもしるべとし

一 一 ⑪ 月の夜の望いかならんと床しくおぼゆ 一

一 ⑬

植 を か れ た る柳もいまだ陰とたのむまではなけれども 一 一 ⑭かつくまつ道のしるべとなれるもあはれなり 一 二 ①成王の三公として燕と云国をつかさどりき   も 一 二 ⑧おほくの年の風月の遊びといふ御製をたまはせたりける

=一⑬行すゑのかげとたのまむこと

一 二⑬その本意はさだめてたがはじとこそおぼゆれ

=二③豊河と云宿の前をうち過るに

一 三

④ わたふ津の今道と云かたに旅人おほくかsる間

一 三

⑦ さだまれることといひながら

二二⑦いかなるゆへならんとおぼつかなし

( 一

三 ⑩︶覚束ないさ豊河のかはる瀬を

二二⑫参河遠江のさかひに高師の山と聞ゆるあり

二二⑬境川とそ云

一 四

② 橋 本 と云所に行つきぬれば

一 四

⑤ 松のひゴき波のをといつれときsわきがたし

一 四 ⑥とまるたぐひ夢をさまさずといふ事なし

一 四

⑦ み つ うみにわたせる橋を浜名となつく

一 四

⑭ 床 の 下 に 晴天をみると忍びやかにうち詠じたりしこそ 一 五⑤まひざはの原と云所に来にけり

} 五 ⑩いつのころよりとはしらず此原に木像の観音おはします

一 六

④ 願 書とおぼしき物計帳の紐に結びつけたれば

一 六

⑤ うみのごとしといへるもたのもしくおぼえて 一 六 ⑦深き験の有と聞にも

⑧ 天 竜 と名付たるわたりあり

一 六

⑪ 底のみくつとなるたぐひ多かりと聞こそ 一 六 ⑪底のみくつとなるたぐひ多かりと聞こそ

=ハ⑬しつかなる流ぞかしとおもふにも

一 七

② 人 の 心 の たくひとは見す 一 七⑪ことのま〜と聞ゆる社おはします

一 八

① 古今集の歌によこほりふせるとよまれたれば 一 八 ②名高き名所なりとは聞をきたれども 一 八 ⑧此山をもこえつs猶過行ほどに菊川といふ所あり

一 八

⑨ 中御門中納言宗行と聞えし人の罪ありて東へくだられけ    

るに

一 八

⑪   りけり 菊 川西岸に宿して命をうしなふとある家の柱にかsれた 一 八 ⑫ある家の柱にかsれたりけりと聞をきたれば 一 八 ⑬かの言のはものこらずと申ものあり

一 九

年 と誰かいひ剣

(20)

一 九 ④こはまとそいふなる

一 九

⑦ す な が しといふ物をしたるににたり 二 〇 ④いつくなるらんと見行ほどに

二 〇

⑪ 難 行 苦 行 の 二 の 道 ともにかけたりといへども 二

① 一

を の つ か ら一瓢の器をかけたりといへり

二 一

⑧ 峠 と云所にいたりて 二 一 ⑨おほきなる卒都婆の年経にけると見ゆるに 二 一 ⑩宇津の山哀もふかし蔦のした道とよめる 二

二 ①

人 に た つ ぬ れ ば 梶 原 が 墓 となむこたふ 二 二

② 道 の か た は らの土と成にけりと見ゆるにも 二 二

② 道 の か た は らの土と成にけりと見ゆるにも 二 二

③ 年々に春の草のみ生たりといへる詩思ひいでられて 二 二 ④ふるきつかとなりなば名だにも残らじ 二 二 ④ 名だにも残らじとあはれ也 二 二 ⑧ひとまどものびんとやおもひけむ 二

二 ⑨

駿 河 国 きかはといふ所にてうたれにけりときsしが 二

二 ⑩ うたれにけりときsしが

二 二 ⑩さはこsにて有けるよと哀に思ひあはせらる 二

二 ⑪

か の 志 戸と云処にてかくれさせ御座しける御跡を 二 二 ⑬ なにsかはせんとよめりけるなどうけ給はるに 二 三

⑥ 東 路のおもひ出ともなりぬべきわたり也 二

三 ⑦

将 門と云もの東にて謀反おこしたりけり 二

三 ⑨

清 原 滋 藤 といふ者 二

三 ⑨

軍 監 と云つかさにて行けるが

二 三 ⑩駅路の鈴の声はよる山をすぐと云唐の歌を詠じければ 二 三

⑪ 民 部 卿泪をながしけると聞にもあはれなり

二 三

⑫ 清 見 か た 関とはしらて行人も 二 三 ⑭この関遠からぬほどに興津といふ浦あり 二 四

⑥ 寝 覚ともなき暁の空に出ぬ 二 四

⑥くきが崎と云なるあら磯の岩のはざまを 二 四

⑬ 神原といふ宿のまへをうちとをるほどに 二 五 ①旅衣すそのの庵のさむしろにつもるもしるきふしのしら       雪 といふ歌なり 二 五

⑪ 山の頂にならび舞と都良香が富士の山の記に書たり 二 五⑫いかなるゆへにかとおぼつかなし 二 五

⑭ 天 津乙女の袖かとそみる 二 六

⑨ 浮 嶋 となん名付たりと聞にも 二 六

⑨ 浮 嶋 となん名付たりと聞にも

二 六

⑬ 千 本の松原といふ所あり 二 七②一葉の舟中万里身とつくれるに 二 七

⑥ 車 返しと云里あり 二 七 ⑨かくやありけむとおぽゆ 二 七

⑭ 伊予の国三嶋大明神をうつし奉ると聞にも

二 八

⑧ 箱 根 の 湖 となつく

二 八

⑨ 薩の海といふもあり

二 八

⑩ 唐 家 騒山宮かとおどろかれ 二 八 ⑪銭塘の水心寺ともいひつべし 二 九

本 と云所にとまりたれば

(21)

助詞・助動詞索引

二 九

⑤ 涙もよほす滝のをとかなといへる 三 〇⑩故右大将家と聞え給ふ 三

⑭ 今 繁昌の地となれり

三一③崇神のいつくしみ本社にかはらずと聞ゆ

三一⑦大御堂ときこゆるは

三一⑫そのほか由比の浦と云所に

三一⑭本は遠江の国の人定光上人といふものあり

⑥ 二

天 竺 震 旦 に もたぐひなき仏像とこそきこゆれ 三 二 ⑧これも不思議といひつべし 三

二 ⑨

権 化 力 を くはふるかとありがたくおぽゆ 三 二 ⑭帰べきほどとおもひしもむなしく過行て

一 四

⑨ 行とまる旅ねはいつもかはらねとわきて浜名の橋そ過う

   き

④いはねどしるくみえて 三 四②都を急く今朝なれとさすかなこりのおしき宿哉

とかや

二 九 ⑫なにがしのいりとかやいふ所に

として

一 二

① 成 王 の 三 公として燕と云国をつかさどりき

とて

  二 ①をのつから後のかたみにもなれとてなり

  二

⑫ 関の清水を過させ給ふとてよませ給ひける御歌

  六

⑨ 清 水 なかるs柳かけしはしとてこそたちとまりつれ

  六

⑪ 木 陰の清水むすふとてしはしす\まぬ旅人そなき 一 七 ⑪その御前をすぐとていさsかおもひつsけられし 一 八 ⑬今は限とてのこし置けむかたみさへあとなくなりにける ニ ニ ⑬よしや君昔の玉の床とてもかsらむのちはなにsかはせ      ん 二 四 ⑭をくれたる者まちつけんとてある家に立入たるに 三

〇 ③つれぐもなぐさむやとて和賀江のつき嶋⁝⁝行てみれ       ば とも 五 ⑤たちよらてけふは過なん鏡山しらぬ翁のかけはみすとも

一 二 ⑧たとひ甘巣の詠をなすとも忘るsことなかれ ど も 一 ①髪の霜漸冷しといへどもなすことなくして 一 ⑪はるぐ遠き旅なれども雲をしのぎ霧を分つs 三

② 打 出の浜粟津の原なんどきけどもいまだ夜のうちなれば 四

⑥ 南山の影をひたさねども青くして滉潅たり

五 ③

宿 もからまほしく覚えけれども猶おくざまにとふべき所

(22)

   ありて   六 ⑧すゑ遠き道なれども立さらん事はものうくて 一 〇⑨そのあたりをみれどもかの草とおぼしき物はなくて

=④その縁一にあらねどもあかぬ別をおしみしまよひの心を

   しもしるべとし

一 一 ⑭いまだ陰とたのむまではなけれどもかつくまつ道のし       るべとなれるもあはれなり

=二⑨かの伏見の里ならねどもあれまくおしく覚ゆれ

一 八

② 名高き名所なりとは聞をきたれどもみるにいよく心ぼ

   そし

一 九

⑨ か の 紅 葉 み だ れ て ながれけむ竜田川ならねどもしばしや       す らはる

二 〇

⑫ ともにかけたりといへども山の中に眠れるは 二

二 ⑤

羊 太 傅 が 跡 に は あらねども心ある旅人はこsにもなみだ       を や おとすらむ 二 三 ① 申にをよばねどもさしあたりてみるにはいと哀におぼゆ 二 五 ⑧時わかぬゆきなれどもなべていまだ白砂にはあらず 三

二 ⑧

金 銅 木 像のかはりめこそあれども末代にとりてはこれも    

  不

議 と

二 ⑪

心 とまらずしもはなけれども文にもくらく武にもかけて 三 三

⑩もとよりのぞむ処にあらねども故郷にかへるよろこびは  

吐  しかはあれー

② か は らしな我もとゆひに置霜も名にしおいその杜の下草 一 六 ⑥たのもしな入江に立るみをつくし深き験の有と聞にも

ながら

一 三 ⑦さだまれることといひながらいかなるゆへならんと

一 五

④ な ごりおほくおぼえながら此宿をもうち出て

など

  四

⑦ あしかつみなどおひわたれる中に  四⑩家居もまばらに成行など聞こそ   七 ⑪雲にをくるなどある家の障子に書つくる

一 〇

②山中などをこえ過るほどに

=二⑥家居をさへ外にのみうつすなどぞいふなる

一 五

⑧ 漁 入 釣 客 な ど の 栖にやあるらん 一 五 ⑪御堂など朽あれにけるにや 一 六⑩ふねなどもをのつからくつがへりて

一 七

⑦ 是 も心とまらずしもあらざらましなどはおぼえて

一 九

⑬ か れ い ゐなど取出たるに

二 〇

⑧ 浄 土 の 法もんなどをかけり 二 二 ⑭なにsかはせんとよめりけるなどうけ給はるに 二 四 ⑨かけてもおもはざりし旅の空ぞかしなど打ながめられつ

   S

(23)

助詞・助動詞索引

二 七

⑥ 網つりなどいとなむ賎しきもののすみかにや 二 八 ⑫ うき身の行衛しるべせさせ給へなどいのりて

二 九

⑩ 大 磯 江 嶋 もろこしが原など聞ゆる所々 三

〇④三浦のみさきなどいふ浦々を行てみれば な む

( 係

詞︶

 一⑦人並に世にふる道になんつらなれり

  八

② けふは市の日になむあたりたるとそいふなる

=一⑥うたをなんつくりけり

二 ①

人 に た つ ぬ れ ば 梶 原 が 墓 となむこたふ

二 六

⑨ 浮嶋となん名付たりと聞にも な り︵断定︶

  な ら困   八 ⑤花ならぬ色香もしらぬ市人の徒ならてかへる家つと

=二⑦いかなるゆへならんとおぼつかなし

=二⑨かの伏見の里ならねども

一 九 ⑥一すじならず流わかれたる川瀬ども

一 九

⑨ 紅 葉 み だ れ て ながれけむ竜田川ならねども 二

一 ⑦

世をいとふ心のおくや濁らましかsる山辺の住居ならて    は 二 九

⑥ 夫 ならぬたのみはなきを古郷の夢路ゆるさぬ滝の音哉   なり囲 一 〇 ⑥玉くしけ二村山のほのくと明行末は波路なりけり

  に 囲

 一②徒にあかしくらすのみにあらず

  二

⑧ 蝉 丸は延喜第四の宮にておはしけるゆへに   二 ⑭いかなりける御心のうちにかと哀に心ぼそけれ   五

② 此 山の事にやとおぼえて   六

⑩ た ちとまりつれとよめるもかやうの所にや

一 〇

③ 波 も空もひとつにて山路につsきたるやうに見ゆ 一

一 ④

入 の 発 心 す る道その縁一にあらねども

一 二

此 こsうにや有けん

一 五

⑧ 漁 人 釣 客などの栖にやあるらん 一 五 ⑪御堂など朽あれにけるにや 一 八 ③北は深山にて松杉嵐はげしく 一 八 ③南は野山にて秋の花露しげし 二

二 ④

羊 太 傅 が 跡 に は あらねども 二 二 ⑦いかなることにかありけん 二 二 ⑩さはここにてありけるよ 二 五 ②たび人のしわざにやあるらん 二 五

⑨なべていまだ白砂にはあらず 二 五⑪いかなるゆへにかとおぼつかなし 二 六 ①北はふじの麓にて西東へはるぐとながき沼あり 二 六

⑨ 神仙のすみかにもやあらん 二 七

⑦ 賎しきもののすみかにや

三 ⑩のぞむ処にあらねども

な り凪

(24)

 一⑧心は隠遁にあるいはれなり

 二①後のかたみにもなれとてなり

  六

⑤ 実に身にしむばかりなり   七 ①こえはてぬれば不破の関屋なり   八 ⑬此宮は素蓋烏尊なり

  九

② 草 薙 と号し奉る神剣也

=一①召公爽は周の武王の弟也

一 四 ⑦ふるき名所也

一 六

⑭ 世 に ふ る道のけはしき習ひ也 一 八 ②名高き名所なりとは聞をきたれども 二 〇 ⑨わが身はもと此国のものなり

③ 思 ひ た えたるさまなり 二 三 ⑥おもひ出ともなりぬべきわたり也 二

五 ①

ふ しのしら雪といふ歌なり

二 六

③ 空 も水もひとつ也 二 六 ⑤煙の浪いとふかきながめなり 二 七 ⑧床のさむしろもかけるばかりなり 二

八 ⑧

駒もなつむばかり也

二 九

⑨ み か さもとりあへぬほど也

三一⑤二階堂はことにすぐれたる寺也

二 ⑥

金 銅 十 丈 余の盧舎那仏なり   な る囲  

二 ②

東 山の辺なる住家を出て   四

③ 車 路 の 野 ちの朝露けふやさは挟にかsるはしめ成覧

一 七

⑭ ゆふたすきかけてそ頼む今思ふことのまsなる神のしる

   しを

一 九

⑭ 夏のまsなる旅ごろも

① 是 そ このたのむの木のもと岡へなる松の嵐に心してふけ 二 〇④ことつてしけん程はいつくなるらん 二 二

① めにたつさまなる塚あり  一③おもひさだめぬありさまなれば  なれ劃

 一⑦思ひやすらふ程なれば

 一⑪はるぐ遠き旅なれども雲をしのぎ

 二③駒引わたる望月の比も漸近き空なれば

  三 ③いまだ夜のうちなればさだかにも見わからず 六 ①はかなく移る月日なれば遠からずおぼゆ   六

⑥ 余 熱いまだつきざる程なれば 六

⑦ す ゑ 遠き道なれども立さらん事はものうくて

一 二

⑪ 植 を か れ た る柳なれば

一 五

⑨ す ゑ 遠き野原なればつくρ\とながめゆくほどに

二 〇

⑥ み ちより近きあたりなれば少打入てみるに 二 四

⑤草の枕のまうぶしなれば寝覚ともなき暁の空に出ぬ 二 五

⑧ 時 わかぬゆきなれどもなべていまだ白妙にはあらず

二 八

② あら人神の御なごりなれば

八 ⑥かぎりある道なればこの砂をも立出て

八 ⑪うれしき便なればうき身の行衛しるべせさせ給へ

二 ⑦ 阿弥陀は八丈の御長なれば

参照

関連したドキュメント

  Part1 救難所NEWS  海難救助訓練ほか/水難救助等活動報告   Part2 洋上救急NEWS  

[r]

・補助 73 号線、補助 83 号線、鉄道付属街路、補助 85 号線、補助 87

訪日代表団 団長 団長 団長 団長 佳木斯大学外国語学院 佳木斯大学外国語学院 佳木斯大学外国語学院 佳木斯大学外国語学院 院長 院長 院長 院長 張 張 張 張

The author is going to discuss on morphological and phonological properties of, in traditional Japanese study KOKUGOGAKU, so-called auxiliary verb RAMU and related some

  Part1 救難所NEWS Part1 救難所NEWS  海難救助訓練ほか/水難救助等活動報告  海難救助訓練ほか/水難救助等活動報告   Part2 洋上救急NEWS

・補助 73 号線、補助 83 号線、補助 85 号線、補助 87

・補助 73 号線、補助 83 号線、鉄道付属街路、補助 85 号線、補助 87