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Fig.1 Refractive index measurement using optical fibers

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Academic year: 2021

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全文

(1)

FRP プリプレグ用硬化度測定システムの開発

論文要旨

機能性材料工学研究室 出口 洸二

1.

緒言

FRP

複合材料の最適な成形条件の探索には多くの試行回数 を必要とする.そこで,より効率的な最適成形条件の探索手 法が求められている.我々はこれまで,埋め込み光ファイバ センサを用いて熱硬化

FRP

プリプレグのその場硬化モニタリ ング手法に関して研究を行ってきた.その結果,材料内部の 硬化度曲線を得られることが示されている.しかしながら,

プリプレグの樹脂が溶融するまでに生じる大きなノイズの影 響によって,リアルタイムでの硬化度測定は行えていなかっ た.本研究では,ノイズの影響をフィルタリング処理によっ て取り除くことにより,硬化度のリアルタイム測定システム の構築を試みた.

2.

リアルタイム硬化度測定システムの構築

Fig.1 Refractive index measurement using optical fibers

1

に光ファイバ屈折率測定法の概略を示す.光源から出 た光は光ファイバを介して樹脂中に入射され,フレネル反射 光量より,光量を計測する.計測された光量より,屈折率変

∆ n

を算出し,式(1)を用いて硬化度

α

を算出する.

α ∆ , 0

∆ 1, 1 0 (1)

ここで,

n(

α

,T)は屈折率 α,温度 T

における屈折率,

dn/dT(

α

)

は硬化度αの樹脂屈折率の温度依存性,

T

sは基準温度,

T

0 各パラメータを求めた時の参照温度を示す.

硬化開始前の大きなノイズは,測定精度に大きな影響を与 える.よって,リアルタイム測定を行うためにはこのノイズ を除去しなくてはならない.図

2

に,本研究で提案するシス テムのブロック図を示す.まず,光出力

I

からカットオフ周 波数

f

Lのベッセルフィルタ(

LPF

)を使用してノイズを除去 した.実験より,低域カットオフ周波数

f

L

0.01Hz,時間幅

dt=2/f

Lとした.時刻

t=0

における光量から

I

airを,

T

sにお ける光量から

I

sをそれぞれ求めておく.成形温度が基準温度 に達した後,式(1)用いて硬化度を算出する.

n

effは光ファイバ の有効屈折率,

n

refは参照メディアの屈折率,

n

s

T

sでの屈折 率を示す.

Fig.2 System diagram for calculating degree of cure in real-time

3.

結果および考察

本研究では, GFRPプリプレグを一方向に

10枚積層し,

加熱 加圧プレス成形を行って試験片を作成した.

5°C/min, 3°C/min,

2°C/min

1°C/min

0.5°C/min

の温度パターンを用意し,初期

温度から

200°C

まで昇温させ,その後完全硬化させるために

1

時間の温度保持を行った.また,光ファイバセンサおよび 熱電対を繊維方向に埋め込んだ.得られたデータに対して,

リアルタイム硬化度測定プログラムを適用する.

3

にノイズフィルタを通さずに求めた硬化度曲線を,図

4

にリアルタイム測定プログラムを適用した硬化度曲線を成 形温度に対して示す.図

3,図 4

共に

90°C

T

sとして硬化度 を算出している.本研究で開発したリアルタイム硬化度測定 プログラムにより基準温度でのノイズが消去されたため,硬 化度にはノイズの影響は現れず硬化度の算出が行えた.

4

の結果を見ると,昇温速度

3°C/min

では,基準温度付 近でフィルタでも除去できない大きな変動が生じていること が分かる.基準温度付近で大きな変動が生じれば,それが精 度に大きな影響を与える.よって,ノイズフィルタではカッ トが困難な大きな変動をカットできる手法が必要である.

最終的な硬化度の値は

0.95-1.05

となっており,温度条件に よっては

1

となっていないものがある.これについては,反 射光量の測定手法の精度に依存するため,測定手法を工夫す ることによって,より精度を向上させていきたい.

Fig.3 Original degree-of-cure curves of GFRP laminates

Fig.4 Filtered degree-of-cure curves of GFRP laminates

4.

結言

本研究では,計測された光量にノイズカットを施すことに よって

T

sの値を定め,リアルタイムで硬化度を算出するプロ グラムを構築した.その結果,リアルタイム硬化度測定プロ グラムを用いることにより,リアルタイムで硬化度を算出で きることがわかった.

今後の改善点として,基準温度付近に生じた,フィルタで も除去できないノイズを除去する手法を導入したい.

- 0 .2 0 0 . 2 0 . 4 0 . 6 0 . 8 1 1 . 2

8 0 1 0 0 1 2 0 1 4 0 1 6 0 1 8 0 2 0 0

0 . 5 ° C / m i n 1 ° C / m i n 2 ° C / m i n 3 ° C / m i n 5 ° C / m i n

Degree-of-cure

T e m p e r a t u r e ( ° C )

- 0 .2 0 0 . 2 0 . 4 0 . 6 0 . 8 1 1 . 2

8 0 1 0 0 1 2 0 1 4 0 1 6 0 1 8 0 2 0 0

0 . 5 ° C / m i n 1 ° C / m i n 2 ° C / m i n 3 ° C / m i n 5 ° C / m i n

Degree-of-cure

T e m p e r a t u r e ( ° C )

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