Belle II 実験の
2019年春期運転データにおける
B 0 →J/ψ K* 0 (→K + π - )崩壊の再構成と 崩壊点位置分解能の評価
高エネルギー物理学研究室
藤井 美保
修士論文発表会 2020/02/14
目次
!2
• イントロダクション
ー Belle II 実験
ー 時間依存CP非保存を測定するには ー 研究動機
• B
0→ J/ψ K*
0(→K
+π
-) 崩壊の再構成 (モンテカルロシミュレーション)
• 崩壊点位置分解能の見積もり (モンテカルロシミュレーション)
• B
0→ J/ψ K*
0(→K
+π
-) 崩壊の再構成 (2.62 fb
-1の実データ)
• まとめ
修士論文発表会 2020/02/14
目次
!3
• イントロダクション
ー Belle II 実験
ー 時間依存CP非保存を測定するには ー 研究動機
• B 0 → J/ψ K* 0 (→K + π - ) 崩壊の再構成 (モンテカルロシミュレーション)
• 崩壊点位置分解能の見積もり (モンテカルロシミュレーション)
• B 0 → J/ψ K* 0 (→K + π - ) 崩壊の再構成 (2.62 fb -1 の実データ)
• まとめ
修士論文発表会 2020/02/14
Belle II 実験
!4
Belle II で目指す物理
B中間子崩壊の精密測定による 新物理探索
タウのLFV事象探索
ハドロンの物理 ・・・
SuperKEKB加速器 Belle II 測定器
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'(")*+"
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実験の初期段階なので
検出器の理解を進める研究が
} 重要。
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Belle II 測定器
!5
崩壊点検出器 PXD(Pixel Detector)・
SVD(Sillicon Vertex Detector)
…崩壊点の測定 中央飛跡検出器(CDC)
…荷電粒子の飛跡・運動量測定 粒子識別検出器(TOP・ARICH)
…K/π識別
電磁カロリメーター(ECL)
…電子・光子のエネルギー測定 μ粒子・K L0 粒子検出器(KLM)
…μ粒子・K L0 中間子の測定
!"!
#$%
&!$
'(")*+"
,-./!0 12'
PXD(2層) SVD(4層)
➡B中間子崩壊の精密測定(時間依存CP非保 存の測定)にはB中間子の崩壊点を測定する PXD・SVDの較正が重要
約1m
ビームパイプの半径:10mm
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時間依存CP非保存を測定するには
!6
解析手順
① CP固有状態(B
0からもB
0からも 崩壊可能)への崩壊を再構成
② ①の娘粒子を除いた残りが タグ側B中間子
③ ①②の崩壊点を再構成→Δzを 得て、
④ ②の娘粒子でB
0かB
0か フレーバー識別
A CP (t) = Γ(B 0 (Δt) → f CP ) − Γ(B 0 (Δt) → f CP )
Γ(B 0 (Δt) → f CP ) + Γ(B 0 (Δt) → f CP ) = S f CP sin(ΔmΔt) + A f CP cos(ΔmΔt)
e - e +
7GeV
4GeV
f CP
B 0
B 0
f tag
Δz~130μm z
ビーム衝突点(IP)
l +
l -
π - π +
βγ=0.28
時間依存CP非保存を表す パラメーター
直接的CP非保存を表す パラメーター
:2つの中性B中間子の質量固有状態の質量差 =0.5065/ps
Δm
Δt = Δz / cβγ
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研究動機①
時間依存CP非保存を測るには
① f
CPへの崩壊時刻をt
CP、f
tag(反対側のB、フレーバーを 識別する)への崩壊時刻をt
tagとしてΔt(=t
CP- t
tag)を得る。
→2つのB中間子崩壊点間のz方向の距離(Δz)からΔtを得る。
崩壊点を再構成した際の位置分解能の見積もりが重要。
!7
Δt = Δz cβγ
e - e +
7GeV
4GeV
f CP
B 0
B 0
f tag
Δz~130μm z
l +
l -
π -
π +
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研究動機②
!8
時間依存CP非保存を測るには
② 他方のB中間子(f tag )の娘粒子からフレーバーを識別す る。
→フレーバータグの性能評価を行いたい (フレーバー誤認率wrong-tag fractionの測定)。
e - e +
7GeV
4GeV
f CP
B 0
B 0
f tag
Δz~130μm ビーム衝突点(IP)
z
*レプトンタグ ーHigh-p l +
ーMedium-p l -
*ハドロンタグ ーHigh-p π +
ーMedium-p K +
ーLow-p π -
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B 0 →J/ψ K* 0 による較正
!9
CP固有状態でなくても、高統計の崩壊モードならΔt分布から崩壊点分 解能を評価できる。
Br(B 0 →J/ψ K* 0 )=1.27 10 -3 :J/ψを含む崩壊モード中最大。
K* 0 の娘粒子の電荷で親のB中間子のフレーバーがわかる。
B 0 →f flv (フレーバーが明らかな状態)なので、フレーバータグの較正もで きる。
e - e +
7GeV
4GeV f flv
B 0
B 0
f tag
Δz~130μm ビーム衝突点(IP)
z
K + π - → B 0 K - π + → B 0
l +
l -
π -
K +
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フレーバーの同定を間違ってしまう割合、フレーバー誤認率を (wrong-tag fraction = )を実データから測定するには、
B
0→J/ψ K*
0のように、B
0とB
0が明らかに区別できるモードを用いる。
→N OF (Opposite Flavor)、N SF (Same Flavor)の時間発展
により を求めるのにB
0→J/ψ K*
0崩壊は役にたつ。
フレーバー誤認率の測定
!10
N OF (Δt) − N SF (Δt)
N OF (Δt) + N SF (Δt) = (1 − 2w)cos(ΔmΔt)
w
1 − 2w
w
e -
f flv
B 0
B 0
f tag
e + B 0 Δz
… l + l -
K +
π -
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目次
!11
• イントロダクション
ー Belle II 実験
ー 時間依存CP非保存を測定するには ー 研究動機
• B
0→ J/ψ K*
0(→K
+π
-) 崩壊の再構成 (モンテカルロシミュレーション)
• 崩壊点位置分解能の見積もり (モンテカルロシミュレーション)
• B 0 → J/ψ K* 0 (→K + π - ) 崩壊の再構成 (2.62 fb -1 の実データ)
• まとめ
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2.8 2.9 3 3.1 3.2 3.3 3.4
2] [GeV/c
e-
e+
M 0
10000 20000 30000 40000 50000
2 Events / 0.006 GeV/c
Belle II MC12
!12
0.7 0.75 0.8 0.85 0.9 0.95 1
2] [GeV/c
Kπ
M 0
5000 10000 15000 20000 25000 30000 35000 40000
2 Events / 0.006 GeV/c
Belle II MC12
2.8 2.9 3 3.1 3.2 3.3 3.4
2] [GeV/c
µ-
µ+
M 0
20 40 60 80 100
103 2 Events / 0.006 GeV/c ×
Belle II MC12
• 縦赤点線の範囲
(3.05GeV/c
2< M(μμ) < 3.15GeV/c
2、 2.95GeV/c
2< M(ee) < 3.15GeV/c
2、 0.817GeV/c
2< M(Kπ) < 0.967GeV/c
2) を、J/ψとK*
0候補の選別条件とした。
K* 0 →K
+π
-J/ψ→μ
+μ
-J/ψ→e
+e
-J/ψ, K* 0 候補の選別条件
signal MC
signal MC signal MC
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2020/02/14
!13
• 重心系では対でできる2つのB中間子がエネルギーを等分してい る(E beam =重心系エネルギーの半分)。
信号事象はM bc :5.28 GeV/c 2 、ΔE:0 GeVにピーク
• 図示した信号領域に見出された事象数から、
B 0 → J/ψ(→μ + μ - ) K* 0 (→K + π - ) モードでは再構成効率22.3%
5.2 5.21 5.22 5.23 5.24 5.25 5.26 5.27 5.28 5.29 5.3
2
] [GeV/c M
bc0 2000 4000 6000 8000 10000 12000 14000 ]
2Entries/0.001[GeV/c
Belle II MC12b
− 0.2 − 0.15 − 0.1 − 0.05 0 0.05 0.1 0.15 0.2 E[GeV]
∆ 0
2000 4000 6000 8000 10000 12000 14000
Entries/0.004[GeV]
Belle II MC12b
B 0 → J/ψ(→μ + μ - ) K* 0
ΔE M
bcsignal MC signal MC
ΔE = E B − E beam
M bc = E beam 2 − P B 2
B中間子候補再構成
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2020/02/14
!14
5.2 5.21 5.22 5.23 5.24 5.25 5.26 5.27 5.28 5.29 5.3
2
] [GeV/c M
bc0 2000 4000 6000 8000 10000 12000 ]
2Entries/0.001[GeV/c
Belle II MC12b
− 0.2 − 0.15 − 0.1 − 0.05 0 0.05 0.1 0.15 0.2 E[GeV]
∆ 0
1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000 8000 9000
Entries/0.004[GeV]
Belle II MC12b
B 0 → J/ψ(→e + e - ) K* 0
ΔE M
bc• B 0 → J/ψ(→e + e - ) K* 0 モードでは、電子または陽電子が制動放射した光 子を検出できない場合があり、ΔE分布の低い方にTailが出る。そこで、
ΔEの下限を-0.03 GeV(μ + μ - )から-0.07 GeVに変更した。
• 図示した信号領域に見出された事象数から、
B 0 → J/ψ(→e + e - ) K* 0 (→K + π - ) モードでは再構成効率20.4%
signal MC signal MC
ΔE = E B − E beam
M bc = E beam 2 − P B 2
B中間子候補再構成
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目次
!15
• イントロダクション
ー Belle II 実験
ー 時間依存CP非保存を測定するには ー 研究動機
• B 0 → J/ψ K* 0 (→K + π - ) 崩壊の再構成 (モンテカルロシミュレーション)
• 崩壊点位置分解能の見積もり (モンテカルロシミュレーション)
• B 0 → J/ψ K* 0 (→K + π - ) 崩壊の再構成 (2.62 fb -1 の実データ)
• まとめ
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目次
!16
• イントロダクション
ー Belle II 実験
ー 時間依存CP非保存を測定するには ー 研究動機
• B 0 → J/ψ K* 0 (→K + π - ) 崩壊の再構成 (モンテカルロシミュレーション)
• 崩壊点位置分解能の見積もり (モンテカルロシミュレーション(MC))
• B 0 → J/ψ K* 0 (→K + π - ) 崩壊の再構成 (2.62 fb -1 の実データ)
• まとめ
1.B
0→J/ψK*
0(→K
+π
-)の 真の崩壊点(MC)と再構成 された崩壊点の位置の違 いで見積もる。
2. 同一事象でJ/ψとK*
0でそ れぞれ崩壊点を再構成し、
その位置の差により見積 もる。
3. ビームバックグラウンド の増加に対してPXD1層 と2層の場合で崩壊点位置 分解能の変化を見積もる。
時間依存CP非保存を測定するためには
2つのB中間子の崩壊点の差が必要
修士論文発表会 2020/02/14
1.崩壊点位置分解能 (MC)
!17
• μ + μ - でB 0 の崩壊点を再構成すると位置分解能は33.7 1.1 um。
• タグ側のB 0 の位置分解能は、95.2 2.3 um。
• Δz分解能はタグ側の寄与が支配的であることがわかる。
−0.02 −0.015 −0.01 −0.005 0 0.005 0.01 0.015 0.02
residualz[cm]
0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000
Entries/0.0004cm
B0_z residual
−0.02 −0.015 −0.01 −0.005 0 0.005 0.01 0.015 0.02
residualTagVz[cm]
0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500
Entries/0.0004cm
B0_TagVz residual
μ
+μ
-で再構成したB
0の崩壊点z座標の残差の分布 (MC:再構成されたz - 真のz)
タグ側のB
0の崩壊点z座標の残差の分布 (MC:再構成されたz - 真のz)
residual z [cm] residual z [cm]
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2020/02/14
!18
• B 0 →J/ψK* 0 崩壊では、同一事象でJ/ψとK* 0 の崩壊点を それぞれ再構成すると、位置の違いは検出器の崩壊点分 解能を表す。
• K* 0 とJ/ψの崩壊点のz座標の差の分布の標準偏差は、
109.1 4.0 umであった。
−0.02 −0.015 −0.01 −0.005 0 0.005 0.01 0.015 0.02
z[cm]
- J/ψ
z
K*0
0 500 1000 1500 2000 2500
Entries/0.0004cm
B0_z residual
z(K* 0 ) - z(J/ψ) = z difference [cm]
l +
l - K +
π -
z Vertex by J/ψ
Vertex by K *
z difference l +
l - K +
π -
True B decay vertex z
2.J/ψ vertexとK* 0 vertex ①
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h_pi
Entries 85839 Mean 0.7673 Std Dev 0.3502
0 0.5 1 1.5 2 2.5 3
0 500 1000 1500 2000 2500 3000
h_pi
Entries 85839 Mean 0.7673 Std Dev 0.3502
KST0_pi_p {KST0_pi_isSignal==1}
h_K
Entries 86082 Mean 0.9846 Std Dev 0.4148
h_K
Entries 86082 Mean 0.9846 Std Dev 0.4148
h_mu Entries 86220 Mean 1.79 Std Dev 0.502
h_mu Entries 86220 Mean 1.79 Std Dev 0.502
2.J/ψ vertexとK* 0 vertex ②
!19
• z difference分解能はK* 0 の寄与が支配的:93.7 2.4 um (K + やπ - の方が運動量が低い)
• J/ψとK* 0 の崩壊点のz座標の差の分布はデータのみで求めることができるので、そ の分布をMCの結果と比較することにより、MCシミュレーションで得られる崩壊点 分解能(p.17)の信頼性をデータで確認することができる。
ー π ー K ー μ
−0.02 −0.015 −0.01 −0.005 0 0.005 0.01 0.015 0.02
residualz[cm]
0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500
Entries/0.0004cm
B0_z residual
residual z [cm]
K
+π
-で再構成したB
0の崩壊点z座標の残差の分布 (MC:再構成されたz - 真のz)
p[GeV/c]
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3.ビームバックグラウンド増加時(PXD1層orPXD2層)
!20
PXDが1層のみインストールされている現在のジオメトリと、近い将来実現するPXDが 2層の場合で、MC事象中に埋め込むシミュレーションしたビームバックグラウンドの量 を変化させて影響を調べた。
PXDが1層:現状
• ビームバックグラウンドなし(x0)
• ビームバックグラウンドあり(L=1 10
34cm
-2s
-1)
• 2倍のビームバックグラウンド(x2)
• 5倍のビームバックグラウンド(x5)
PXDが2層:1〜2年以内に実現
• ビームバックグラウンドなし(x0)
• ビームバックグラウンドあり(L=8 10
35cm
-2s
-1)
• 2倍のビームバックグラウンド(x2)
• 5倍のビームバックグラウンド(x5)
PXD(2層、現在は1層のみ インストールされている) SVD(4層)
崩壊点位置検出器(Vertex Detector)
約1m
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崩壊点位置分解能 (MC,μμ)
!21
• PXDが1層では、現状よりもビームバックグラウンドが増えると崩壊点位置分解能が悪化 する。
• PXDが2層では、ビームバックグラウンドが設計値ルミノシティで想定される量を上回る と飛跡の再構成効率の低下が顕著である。再構成された崩壊点の位置分解能は変わらない。
x5
x5
Entries 103660
Entries 5867 σ=40.6um
σ=30.7um PXD:1 layer
L=1 10
34cm
-2s
-1PXD:2 layers L=8 10
35cm
-2s
-1BG
ありEntries
112693 σ=33.0um
BG
ありEntries
100726
σ=31.4um
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崩壊点位置分解能まとめ
!22
• PXD1層では、現状の数倍のビームバックグラウンド量になると崩壊点位置分解能の 悪化がある。PXD2層なら、そのどちらかに飛跡とマッチするヒット点が見つかれば よいので、設計ルミノシティでも崩壊点位置分解能は悪化しない。
x0 x2 x5
σ [µ m ]
L=1 10
34cm
-2s
-1x0 x2 x5
σ [µ m ]
L=8 10
35cm
-2s
-1PXD:1 layer
BG:lum.=1 10 34 cm -2 s -1
PXD:2 layers
BG:lum.=8 10 35 cm -2 s -1
[ビームバックグラウンド量] [ビームバックグラウンド量]
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再構成効率 まとめ
!23
• 設計されたルミノシティまでは再構成効率の低下は見られない。
• しかし設計されたルミノシティを超えると 再構成効率の低下が深刻になる。
x0 x2 x5 x0 x2 x5
effi ci en cy [% ] effi ci en cy [% ]
PXD:1 layer
BG:lum.=1 10 34 cm -2 s -1
PXD:2 layers
BG:lum.=8 10 35 cm -2 s -1
L=1 10
34cm
-2s
-1 [ビームバックグラウンド量]L=8 10
35cm
-2s
-1 [ビームバックグラウンド量]修士論文発表会 2020/02/14
目次
!24
• イントロダクション
ー Belle II 実験
ー 時間依存CP非保存を測定するには ー 研究動機
• B 0 → J/ψ K* 0 (→K + π - ) 崩壊の再構成 (モンテカルロシミュレーション)
• 崩壊点位置分解能の見積もり (モンテカルロシミュレーション)
• B
0→ J/ψ K*
0(→K
+π
-) 崩壊の再構成 (2.62 fb
-1の実データ)
• まとめ
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実データでのμ + μ - , e + e - , Kπ の不変質量分布
!25
0.7 0.75 0.8 0.85 0.9 0.95 1
2] [GeV/c
Kπ
M 0
20 40 60 80 100 120 140
103 2 Events / 0.006 GeV/c ×
Belle II
2019 preliminary L dt = 2.62 fb-1
∫
• 設定した不変質量の領域(縦赤 点線)にJ/ψとK* 0 のピークが 見えている。
J/ψ→μ
+μ
-J/ψ→e
+e
-K*
0→K
+π
-修士論文発表会
2020/02/14
!26
• B 0 → J/ψ(→μ + μ - ) K* 0 と B 0 → J/ψ(→e + e - ) K* 0 モードを合わせて、
M bc 分布のフィット(信号=Gaussian、バック グラウンド=Argus:位相空間に従うバックグ
ラウンド分布)により、
信号=48.6 7.0事象(μ + μ - :25.1 5.2事
象、e + e - :23.7 4.9事象)を得た。
(バックグラウンド=2.4 1.7事象) 5.2 5.21 5.22 5.23 5.24 5.25 5.26 5.27 5.28 5.29 5.3
2
] [GeV/c M
bc0 5 10 15 20 25 )
2Events / (0.002 GeV/c
Belle II
2019 preliminary L dt = 2.62 fb
-1∫
−0.2 −0.15 −0.1 −0.05 0 0.05 0.1 0.15 0.2 E [GeV]
∆ 0
2 4 6 8 10 12 14
Events / (0.008 GeV)
Belle II
2019 preliminary L dt = 2.62 fb-1
∫
5.2 5.21 5.22 5.23 5.24 5.25 5.26 5.27 5.28 5.29 5.3
2
] [GeV/c M
bc−
0.2
−
0.15
−
0.1
−
0.05 0 0.05 0.1 0.15
0.2
E [GeV]
∆Belle II
2019 preliminary L dt = 2.62 fb
-1∫
実データでのB 0 →J/ψ(→l + l - )K* 0 事象
ΔE
ΔE vs M
bcM
bcGaussian
Argus
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目次
!27
• イントロダクション
ー Belle II 実験
ー 時間依存CP非保存を測定するには ー 研究動機
• B 0 → J/ψ K* 0 (→K + π - ) 崩壊の再構成 (モンテカルロシミュレーション)
• 崩壊点位置分解能の見積もり (モンテカルロシミュレーション)
• B 0 → J/ψ K* 0 (→K + π - ) 崩壊の再構成 (2.62 fb -1 の実データ)
• まとめ
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まとめ (B 0 →J/ψK* 0 (→K + π - )の再構成)
!28
• 2.62 fb -1 の実データを解析した結果
ーB 0 →J/ψ(→l + l - )K* 0 では 信号=48.6 7.0事象が得られ、
信号事象の期待値61事象と無矛盾であった。
• 背景事象が極めて少ないことが確認できた(Belle実験や BaBar実験における先行研究に基づいた期待と無矛盾)。
• 崩壊点位置分解能やフレーバータグ誤認率の較正にはさら
に高統計データ蓄積が必要。
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