南伊豆町石廊崎付近の地質考察
著者 村山 武仁
雑誌名 静岡地学
巻 23
ページ 17‑19
発行年 1972‑11‑05
出版者 静岡県地学会
URL http://doi.org/10.14945/00025784
静 開 地 学 第
23
号 (1972 )
廊
う キ
村 山 武
自 伊 豆 町 の 理 科 担 当 教 員 の な か に , 地 学 専 攻 者 が い な い こ と が き っ か け と な り , 南 伊 豆 の 岩 石 。 地 質 に つ い て , 学 習 会 を も つ こ と に し たO し か し , 仲 間 だ け の 学 習 会 で は , 百 科 全 書 的 知 識 し か 得 ら れ な い た め , 高 橋 事 先 牛 を 招 き , 南 伊 豆 町 の 地 学 的 考 察 を 試 み たO
この計
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両 は , 理 科 部 会 し事南伊豆町の く り , 継 続 し て 実 施 し よ う と す る も の で , 参 加 の 車 に 分 乗 し て 巡 回 す る こ と に し , コ ー ス は9‑ 仲 木 一 二 条 一 下 賀 茂 と , 伊 豆 半 島 の 先 端 を 高 伊 豆 町 の 地 質
入岩類、 案内図 ① ②
に 呼 び か けp 全 く の 自 由 参 加 で 研 究 メ ン バ } を つ は
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名O この地域は,交通の便が惑いため, 参 加 か ら 県 道 沿 い に 聖 大 瀬 一 石 廊 崎 一 奥 石 廊 す る 行 程 で 実 施 し たO その研究概要を報告する。須 崎 安 山 岩 類 の 生 成 以 後 に 貫 入 し た と れるO ①の場所は,あこ浦と大瀬の!ロj参
校、を過ぎた県道沿いの
え ら れ る も の で , 関 緑 玲 宍 , 普 涌 輝 右 石 英 安 山 岩 と し て み ら い で 閃 緑 玲 持 の 貫 入 が み ら れ るO ② の 場 所 は9 南 崎 小 学
の 宮 入 が み ら れ るO
石 廊 崎 安 山 岩 類 案 内 閣 ③ ④
普 通 輝 石 紫 蘇 締 石 安 山 岩 で 雪 南 伊 豆 町 の ほ と ん ど 全 域 に 下 賀 茂 層 を 覆 う よ う に 分 布 し て い るO 溶 岩 又 は 火 山 角 磯 岩 と し て み ら れ るO 奥 石 廊 の 大 根 島 を 見 お ろ す 間 近 に , 露 頭 が み ら れ るO
茂 砂 岩 層 案 内 図 ⑤ 高 伊 豆 町 全 域 に 広 が っ て い る
で, の が著しし1 0
須 崎 安 山 岩 類 案 内 図 ⑥
O 淡 褐 色 中 粒 砂 岩 茂・上賀茂・石井・
で量灰白色シノレト岩を伴う O 一 般 に 凝 灰 質 に 多 く 見 ら れ るO
に 紫 蘇 輝 石 安 山 岩 か ら な り , ほ と ん ど の 地 域 で 石 廊 崎 安 山 岩 類 が , 下 賀 茂 層 を 覆 っ て い るO また,
須崎安山岩類、に属する岩脈が各地でみられるO 溶 岩 は 柱 状 節 理 の 発 達 し た も の で あ る が , 多 く の 火 山 角 諜 岩 , 凝 灰 角 探 岩 と し て 露 頭 が み ら れ るO
一 色 凝 灰 岩 案 内 図 ⑦
山岩質軽石凝灰岩で,
間 @ 仲 木 @ 子 浦 で み ら れ るO 特に た 状 態 が み ら れ , 下 の 山 岩 類 案 内 図 ⑧
山 岩 の 上 位 の 層O ほ と ん ど と弟田の間では,一千
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疑灰県が 中 の あ る 時 期 に9であるO 上 小 野 . 一 色 ・ 入 に 上 下 か ら は さ ま れ われるO
こ の 地 域 で は , 最 下 部 の 火 山 噴 出 物 と し て 溶 岩 流 曹 角 閃 石 石 英 安 山 岩 , 凝 灰 角 磯 岩 がp 各 地 に み ら れ るO 露 頭 の よ う す か ら み て , 下 賀 茂 砂 岩 層 の 堆 積 中 に 海 中 に 流 れ 出 し た も の と 忠 わ れ るO この安山岩は 斜 長 石F 石 英 の 斑 品 の 大 き い こ と が め だ っO
う + 河 津 間 中
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安条
密 ⑨
の上部にあるO 一条では,
としてみられるO
および火山角 無斑品安山岩としてみられ,一
市では,火山角穣岩,上小野では,
図 ⑬
として,菅市から に分布しているO
にかけての いにみられるO の ,石蕗椅安山岩類の
荒井沢と のノミス停の間の に赤茶けた山肌が出ていて,その中に砕けた去がころ がっている。
南伊豆町のほとんど全域が,中新世から鮮新世にかけての火山噴出物から成り,これらはト官茂
j
替の にできたものであるO 火山噴出物は二条石英安山岩類,一条安山岩,一色凝灰岩君大賀茂流紋岩,石廊崎安山岩類および須崎安山岩類に分けられ,ほぼこの顕序で重なっているO また,
これらと同期あるいは後期にできたと思われる石英安山岩および関緑玲岩の貫入がみられたO
以上,南伊豆町の地質を要約し2 私たちなりに次のようにまとめてみたO
1. 時代別として
一………火山角磯岩量角関石石英安山岩,凝灰質砂岩及びシノレト f討, 山岩 第四紀……磯,砂書 でできている
2 .
崇石の種類別として火成宥……玄武岩,安山岩,流紋岩,関
‑…砂襟層,凝灰質砂岩及びシルト
3 .
呼び名として角関石石英安山岩………二条石英安山岩 普通輝石繁蘇輝石安山岩………石廊崎安山 凝灰質砂岩およびシルト四…
無斑品玄武岩…・‑
輝石石英安山岩質軽石凝灰岩………一色凝灰岩
私たちは以上述べた岩石のうち
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ケ所の岩石を採集してきたO 下流の安山岩は多分に同化されてい て採集が国難である。南崎小学校附近の石英安山岩は県道沿いのため,危険で採集にてまどったO 石廊 崎(奥石廊〉の石廊崎安山岩,イ中木の下賀茂砂岩と凝灰岩,一色の一色凝灰岩,二条の二条安山岩は,場所的に県道から入った所で手のとどくところに露頭があるのでF 採集が容易であるO 青市の玄武岩は 安山岩の中に玄武岩がある程度で見分けが難しし¥ 0 なお,道路工事等で山をけずっている所や,分譲地
をつくっている所などへ行ってみると,比較的風化されていない岩右が採集できるO
あ と が き
この研究は,不完全な点が多くあろうが,今後,更に研究を加えてゆきたいと考えているO 今回の学 習会での収穫といえば,地学への関心が高まってきたことと言えようO おわりにあたって,御援助をい ただいた三島北高校の高橋豊先生に感謝をささげたい。
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入 院i
伊豆半岳地質
巡 回 案 内 図
柱 状 節 理 下賀茂砂岩層(仲木〉