川 崎 医 療 短 期 大 学 紀 要 第
6号
73短期大学学生の食生活について
(
第
2報)加工食品の摂取状況などについて
川崎医療短期大学栄蓑科 医療秘書科*
藤 井 俊 子 山 田 佳世子 大 森 健 = *
(
昭 和
61年
8月
22日受 理
)Surveys on the Dietary Life in the College Students
(Part 2) A Questionnaire Survey on the Intake of Processed Food Stuffs in the College Students
Toshiko FUJII, Kayoko YAMADA and Kenzo OMORI*
Department of Nutrition, Department of Medical Secretarial Science*, Kawasaki College of Allied Health Professions,
Kurashiki 701‑01, Japan (Received on Aug. 22. 1986) Key words:食 品 の 安 全 性 , 加 工 食 品 , 摂 取 度 , 入 手 方 法
概 要
短期大学の健康な男女学生
276名を対象として
,食品の安全性についての関心度を知る目的て ,加工食品の摂取 状況調査を主とする食生活調査を行った。
調査の結果
,加工食品の安全性についての問題意識は本調査対象ては高くなく
,このことは加工食品摂取状況調査の結果からも衷づけられた
。また
,調査結果を多変量解析することにより
,生活形態別
,性別の加工食品摂取状況を明確に出来たのて,今後 の食生活調査研究に役立つ資料になると考えられる
。1.
緒 巨
近 年
,食生活における加工食品への依存度は急速に高まり
,これを飲食費の支出構成の面か ら見ると
,昭和50 年代は加工食品費率(除外食)
が50 %を 超え以後漸増の傾 向が見 られる。
I)一方 ,食品 の安全性についての国民の関心が,
ヒ
素ミ)レク事件や油症事件を契機として強くな り , 最近 では加工食品に使用されてい る食品添 加物の安全性について危惧する消費者が多くな
ってきた 。
このような現状から, 厚生省 は消費者が食品 を選ぶときの判断材料として食品 添加物の表示
を現行より大幅に増加することに決定し
,早ければ昭和
62年春に新表示制度の実施に踏み切る 方針を 打ち出している 。
2)筆者らは ,本学学生の食生活について ,第
1報 で は 食 事 摂 取 状 況や摂食意識などに開する報 告を行ったが
,日常の食事 で配慮する事項につ いての調査から ,調査対象が食事と健康との関 係についてあまり積極的に意識していないので はないかと推察される結果を得 た。
今回は
,食品の安全性についての意識を知る目的で,加工食品の摂取状況などについての調
査 を 行 い , 若干の知見を得たので報告する。
74
藤井俊子 ・ 山田佳世子 ・ 大森健三
2.
方 法
1)
調 査 対 象
川 崎 医 療 短 期 大学学生(放射線技術科, 栄 養 科
1,2, 3年 ) 男 女
2)
調 査 時 期 と 方 法
昭 和
60年
12月 に 質 問 紙 に よ る 自 己 記 入 式 で 教 室で一斉に調査し
た。3)
調査項目
(A)基 礎調査:(1)
専 攻 学 科
(2)自宅生,下 宿 生,
寮生の別
(3)住所
(4)年 齢
(5)性 別
(6)健 康 状 態 の 良 否
(7)食事療法の有無
(8)食事を自分で 作 る か 否 か
(9)食事材料を自分で購入するか否 か ( 1 0 ) 食 品 購 入 時 に表示 事 項 を 見 る 度 合 ( 1 l ) 最 もよく見る表示事項
(13食 品 添 加 物 に 関 す る 記 事 な ど 読 む 度 合 い
調 査 lI
次の表は
,食品について,摂取状況,入手方法,自宅でつくる理由,市販品を購入する理由について 調査する表です。
各食品について,調査項目ととにあてはまる欄に
0印を記入して下さい。
入手方法,自宅でつくる理由,市販品を購入する 理由については,
1つまたは2つ〇印を記入して下さ し
oただし,食べない食品については,入手方法,自 宅でつくる理由
,市販品を購入する理由の記入は必要ありません。
調査項目
1摂取 状況
測 さ れ る も の で,かつ
,自宅での加工も可能で あると考えるものを選定した。(表
5参照)
4)
調査結果の分析
加工食品の摂取状況に関する結果について
,多 変 呈 解 析 法
4)の手法の
1つである 主 成 分 分 析 法 を 用 い , 入 手 方 法 に つ い て は 数 屋 化
III類
5)を 用いて検討 し
tふ 分 析の実行にあたっては,田中
6) 7)
ら の方法を参考にした 。
3.
結 果 と 考 察
A)
基 礎 調 査
有効回収率は
93.8%であっ た。 調 査対 象 の 概 要 を 表
1に示す 。
加 工 食 品 の 容 器 や 包 装 に 記 入 さ れ て い る 表 示 事 項 の 見 方 に つ い て の 結 果 を 表
2に,最もよく
表l
調査対象の概要
(1)調査対象数
男 女
A
有 効 回 答 数
90 198 B健 康 で な い 数
6 4 C食事療法中の数
183 I 193
D
調 査 対 象 数
計
276注 )
D=A‑CB+C) (2)調査グループ
入手
1自宅でつ
1市販品を購 方法 くる理由入する理由
︒ ︳
o‑図
1 調査用紙と記入例(B)加工
食 品 摂取 状 況 調査
:(1)摂取状況 (2)入 手 方法 ( 3 ) 自宅で作る理由 ( 4 ) 市販品を購入する 理由
記 入 例 を 図
1に示す。
40種 類 の 加 工 食 品 は , 加工に際して少なくと
も
1種 類 以 上 の 食 品 添 加 物 を 使 用 し て い る と 推
口 グルーガi) 材料を 購 自分で 作 入 る
a、し 購入し 作る 自分で 材料を なしヽが b 材料を 材料を睛 購入す 自分で 自分では るが作 らない
C 入しない し し作らな
d
1自宅生 37 1 1
゜
35男2
下宿生
46 33゜
5 8小
計 83 34 1 5 43 3自宅生
125 3 1 2 119女
4下宿生
7 7゜ ゜ ゜
5
寮 生
61 29゜
1 31小 計 193 39 1 3 150
(数字は人数)
見る表示事項についての結果を表 3 に示す。 「製
造 年 月 日 」 や 「 品 質 保 持
期間」について「いつ
も見る」率が高く,これらが最もよく見る表示
事項であり ,そ の他の表示事項はあまり見ら
れ ていない。
「短期大学学生の食生活について」
(第 2 報) 加工食品摂取状況調査
75表
2表示事項の見方 ( 彩 )
\ 性 別 男 女
表 こ い
し 時 見 し 時 見
つ見 々見 な つ見 々見 な もる る し もる る し 製 造 年 月 日
53.0 36 1 10.8 86.0 14.0゜
品質保持期間
43 4 38.6 18 1 60. 6 37 8 1 6保 存 方 法
12.0 43 4 44.6 11 9 59 1 29 0原 材 料
8.4 43 4 48 2 17. 1 64.2 18 l添加物の有無
9 6 31 3 59. 0 15. 0 65.3 19 7製 造 元
10. 8 27 7 61 4 6 2 55 4 38 3表
3最もよく見る表示事項について
( 彩 )
> 製年 造日 月 質間 品保 持 期 り 法 保 原 材 料 添有 加 物 の無 製 造 元
男
66 7 18 91 . 1
5.6 1 1゜
女
90.4 6.6 0.5 0.5 2 0食品添加物に関する 記事の読み方についての ゜
結果は表 4に示す通りである。女子群の方が男 子群より食品添加物についての関心がやや高く ,
3 年生は 1, 2 年生より男女共に関心が高い。
本調査と同時に行った
40 50代 女 性 ( 母 親 群 ) の調査結果
8)では,母親群は学生群より表示事 項をよく見ており,食品添加物についても関心 が高かった。これは食事作りにあたっての責任 感によるものではないかと考えられた。
表
4食品添加物に関する記事の
読み方について ( 彩 )
I ~ 注意深く 読む さっと 目を通す ほとんど 読まない
l
年
゜
43 2 56 8男
2年
3.8 30. 8 65.4 3年
3 8 42.3 53 8 1年
6. 6 67. 2 26 2女
2年
1.5 68 2 30 3 3年
9 9 70.4 19 7B
) 加 工 食 品 の 摂 取 状 況 調 査 ( 1 ) 摂 取 度 に つ い て の 主 成 分 分 析
図
1の摂取状況の「ほとんど毎日食べる」か ら「食べない」の摂取尺度に対し ,順 に
7, 5, 3, 1の評点を与えて集計した。集計に あたっ ては表
1(2)のグループ (
i) の
1 5のグル ープに
ついて平均点を求め た。表
5にその結果を示す。
調 査 した加工食品の平均摂取度は,自宅生群が 他群より大であった。
表
5 40種の加工食品に対する摂取度
` プ
1 2 3 4 5 l食
Ifン
4.3 4.7 3 6 5 3 4 9 2葵 干
Iゞ ン
3.9 4.0 3.0 3 9 3.7 3赤 飯
2. 7 3.0 1 2 1.3 2.2 4ク
•‘9キ
3 4 3.9 2.7 3.3 4.0 5こ ん に ゃ く
3 3 3 9 2.0 2.1 3 2 6あ ん 入 り 菓 子
3.0 3 0 1. 7 2 1 2.8 7煮 豆
2.7 3 1 1.5 1.3 2.8 8豆 腐
4.0 5.1 3 4 4.1 3.9, 卵 豆 腐
3 0 2 3 1.6 1. 6 24 10み そ
5 0 5 9 3.7 3.6 4.71 1 み
hん 干 し
2.8 2.8 1.4 1 3 1. 9 12かまほ℃ ・ ちくわ
3 8 4.2 3.0 2 1 34 13ハ ン パ ー グ
4.4 4.0 3.7 3 3 3 9 14ハム ・ ソーセージ
4.4 4.1 3.7 3.0 4 0 15アイスクリ ー ム
3.9 4 0 3 3 5.3 4 0 16_布泊 ・ 即庶消
3 1 3 7 1. 7 1. 6 2.7 17梅 干
3.7 3.7 2.0 2.4 2. 6 18奈 良 洒
2.5 2.4 1 6 1.0 1. 7 19尚菜活 ・ 野沢菜泊
2.8 2.6l . 7 1
.0l
9 20た く あ ん 洒
3.9 3.6 2 6 1. 9 3.4 21キ ム チ
2.9l
9 2.0 1. 3 1 6 22ぬ か み そ 洒
2.4 2.1 1.4 1.0 1.6 23白 屯 洒
3 2 3.5 1 6l . 3
2.4 24ヒ
°ク レ ) ス
1 7 1.4 1 4 1 0 1.3 25塩 神 浩
2. 7 2.9 2.0 1. 6 2.6 26紅 し ょ う が
2.4 2. 7 1 7 1 0 2 0 27べ っ た ら 洒 l . 9 2
.11 . 1
1. 3 1 8 28ら っ 六 上 う 洒
2.4 2.0 1 3 1.0 1.5 29ジ
ャム
3.2 3 1 2 2 2.4 3 8 30マ ー マ レ ード
2.6l . 9 1
.4 1. 6 2.3 31ジ ユ ス
5 3 4 4 5 0 4.1 4 2 32昆 布 巻
2.2 2.3 1.4 1.0 1. 8 33佃 煮
2.4 2 8 1.5 1.3 2 5 34醤 油
5.3 6. 7 4.6 5.6 5.7 35トマトケチャップ
4.6 3 9 3.4 2.7 3.8 36サラダドレッシング
4.1 3 5 2 7 3 3 3.4 37マ ヨ ネ ー ズ
5.3 4.5 4.3 4.1 4.5 38め ん つ ゆ
3.3 3 1 2.1 1. 6 2 6 39カ レ ー ル ウ
3.8 3.8 3.4 3.3 3 6 40焼 肉 の た れ
4.0 3.4 3.0 1. 9 2.8半 均
3.4 3.4 2 4 2.3 3 0分 散
0.9 1. 2 1.1 1. 8 1. 1
つ ぎ に 男 女 別,生活形態別の摂取状況を見る ために主成分分析法を用いた。表
5の
5グルー プの平均摂取度を
5個 の 変 温 と 考 え た と き の 変 量 間 の 相 関 行 列 を 表
6に示す。この相関行列の 固有値と固有ベク トル を求めると表 7 が得られる。
表
7から ,① 第
1主成分の分散は
4.51,寄 与
率は
90.2%,係数はいずれも 0.4前 後 の 値 で ある。このことから,第
1主成分は生活形態,男
女 を 通 じ て 全 般 的 な 摂 取 度 を 表 し て い る と 解 釈
できる。
76
藤井俊子 ・ 山 田 佳世子 ・ 大森健三
表
6 5グループの平均摂取度間の相関行列
1 2 3 4 5 1 1. 0002 0. 871 1. 000 3 0. 943 0.827 1 000 4 0. 824 0. 826 0.867 I. 000 5 0. 892 0. 917 0. 887 0 912 1. 000
表
7相関行列の固有値および固有ベク ト レ ) 主成分
Il I
m IV V1 0.450 ‑0. 548 ‑0.187 0.025 0. 680 2 0.441 0.353 ‑0. 685 ‑0 423 ‑0 181 3 0.450 ‑0. 538 0.256 ‑0. 116 ‑0 656 4 0.439 0.440 0.655 ‑0 345 0 256 5 0.457 0.305 ‑0. 036 0.829 ‑0 097
固有値
4. 51 0.208 0.188 0 054 0.042寄与率
0. 902 0 042 0.038 0. 011 0 008累栢寄与率
0. 902 0.943 0 981 0 992 1. 000② 第
2主成分の分散は
0.21,寄与率は
4.2%,係数 は男子群で負 ,女子群で正の値をとってい
ることに よ り,第
2主成 分は性に よる摂取度の 違 いを表 してい る と解釈できる 。
③ 第
3主成分の分散は
0.19,寄与率は
3.8%,係数は自宅生と寮生で負,下宿生で正の値を と
っている こと により ,第 3 主成分は生活形態 に よ る摂取度の違 い を表すもの と 解釈できる。
これ ら第
1 3主成分の累積寄与率 は
98.1%である。第
2 3主成分に対する固有値も
1よ り小さいが固有値の
3番目 と
4番目に落差があ り ,第
2 3主成分は上述の よ うな明確な解釈 をもつので第
3主成分までをとりあげて ,
3次 元空間に各食品を位箇づける ための各食品につ いての主成分得点を求めた 。第
1主成分と第
2主成分の平面に各食品をプ ロ ッ ト したものを図
2とし , 第 2 主成分と第 3 主成分の平面に各食 品をプ ロ ッ トしたも のを図 3 とした 。
図
2の第
1象限の食品は女子が ,第
4象限の 食品は男子が多く摂取する食品群であり ,第
2象限には女子の ,第 3 象限には男子の摂取度が 少ない食品群がプ ロ ッ トされて い る。図 3 では , 第
1象限は下宿生の女子 ,第
2象限は下宿生の 男子,第
3象限は自宅生の男子 ,第
4象限は自 宅生と寮生の女子の摂取度が高い食品群である 。
(2)
入手方法の数盤化
m類による分析 個体( 対象 )を表
1(2)の( i i )の
aグ )レー プに属 す る
73人 と し,カ テ ゴリー は加工食品
9種類
( 入手方法の単純集計結果から選定)の各
4つ
赤 飯 こんに ゃく あん入り菓子 煮 豆 みりん干 一夜 淡 梅 干 白菜 漬 べった ら淡 マーマレード 品布巻 つ く だ 惹
3
56 7 1 6
7
37 3
0 3
2 3
3
1
11
22
I l
1.0
1 食 パ ン
2菓 子 パン
4クッキー
8豆 厖
10味 咽
I 5アイス クリーム
29ジャム 3 4 しょうゆ
.1 3 4 .
2 7 . . 4 炉
• 829
.
2‑4.0
3-•24
C
5 6
~
. 6 ・
7・ 3
. .
ー3 3 1
0
.
3 2 ・ 3
23 17
゜
1.0 . 2 036・ •
• 39 12
. , o
2.0 3.0 4.0 5.0
6 . 0
9
1 8
1 9
2 1
2 2
2 4
2 5
2 6
2 8
3 8
卵豆腐 奈 良決 甜菜 漬 キムチ ぬかみそ決 ピクルス 福 神 汝 紅 し ょ う が
らっ きょ う漬 めんつゆ
. 3 8
5 ゜
1 2
. ︐ -•
︐
● ー
6 2
•お
2 2.
•8 .•21 .40
‑1.2
3 4
1 g
ー
5 3 .
.37•31
l2
か ま ぽ こ 、 ち く わ
13ハ ン パ ー グ
14ハ ム 、 ソ ー セ ー ジ
20たくあん漬
31ジ
35
トマトケチャップ
36
サ ラ ダ ド レ ッ シ ン グ
37マヨネーズ
39
カ レ ー ル ウ
40焼 肉 の た れ
図
2第
1主成分と第
2主成分平面における食品 の位置
「短期大学学生の食生活について」
(第
2報
)加工食品摂取状況調査
779
卵豆屈 1 3 ハンパーグ
21キムチ
22ぬ か み そ 決
24ヒ ゜ ク ルス
28ら っ き ょ う 決 3 1 ジュース
36サラダドレッシング
37マ ヨ ネ ー ズ
39カレ ールウ
•31 •21
•37 .13 •4
‑1.2 ‑1.0 ‑08
¥o
‑0.6 14 ‑0.4
•35
39
•i6
28
‑o
つ ゞ
181 .
9・
3812
かま ぽこ、 ち く わ
Mハム、ソーセージ 1 8 奈良淡
1 9 ば
g菜 決
20た く あ ん
26紅 し ょ う が
35トマ トケチャッ
プ 38めんつ ゆ
40焼 肉 の た れ
図3
3.0
8
゜
? 3
0 0
゜
62 8 t )
^ ︼
6^ ︼
︐ロ
^ 3‑1.0 20
・20
.
12の 入手 方 法 の 計
36個 と し た
。各 個 体 の カテゴリ
ーヘの反応パタ ーンをダミ
ー変 数 を 用 い てデー タ 表 ( 数 表 省 略 ) に し
,固有値〔 辞 =
0.4730,入 名
=0.4435, 入~=0. 3385 (4番目以下省略)〕
と固 有 ベ クトル( 数 表 省 略 ) を 求 め る こ と に よ りカテ
ゴリーと 個 体 に 付 与 す る 数 量 を 導 き 得 た
(数表省略)。これらカ
テゴリーの 数 量 お よび 個 体 の 数 量 を
2次 元 平 面 上 に プ
ロッ
トしたものを図
4, 5に 示 す 。 図
4におけるカ テ ゴ リ ー 数
I l
I I I
' '
I I l
吋
'‑ I0l
l l
l ・'
0 I‑ー―
‑‑‑‑
‑‑‑‑
‑‑‑‑
‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑̲_ _ ‑‑‑_ __ _8 □ 卜
6
口
3ロ ロ
9 d ?泊
5 ムロ
D•5
5
︐
ぶ 一
ム
図4
数星化
皿類における分析結果ーカテゴリーに 与
える数星の散布図〔注)
1.赤飯
2.煮豆
3.味噌
4.ハンパーク
5梅 干 6. tこ く あん
7.ジ ャ ム
8昆 布 巻 9 .
サラダドレッシング〕
2
皿
︐
1
2 4•
•15
1 食パン
2菜子パン
4 クッキー6 あ ん 入 り 菓 子
15 こんにゃく
27べ っ た ら 漬
29ジャ ム
30マー マレード
32 昆布巻
2 ni
詑
3 2 3 27
•9
.3 2 4
. ‑ o
. .
6 57
..
36
●
.
ー.
34. ,
.30
.2
•80.6 0.8 ー C I I
•23
‑1.ゥ
10
< F
党ゆ
ゃ飯に 豆
腐 そ ん 凍 干 汝
潰
だ う ん り 夜
菜 神 く よ 赤こ衣.兄みみ 一 海 白 幅 つ し 3 5 7 8 0 1 6 7 3 5 3 4 1 1
1 12 2 3 3
第
2主成分と第
3主成分平面における食品の位置
量 の 配 置 図 で は ,市 販 品 , 自 家 製 品
,寮 食・外食 の
3つのクラスタ
ーが 形 成 さ れ て お り,2軸の 正 は 自 家 製 造 , 負 は 市 販 品 と外 食
・寮 食 に な る。 図 5におけ る 個 体 に 与 え る 数 量 の 配 置 図 で は第
3象 限 に 個 体 の 大 半 が 集 ま っ て い る 。 図
4と図
5を 対 照 し て み る と
,男 女 学 生 の 大 半 が 加 工 食 品 の 市 販 品 を 用 い て い る こと,自 家 製 品 を 用 い て い る 個 体 は 女 子 が 多 く男 子 が 少 な い が,
外 食 を 用 い る の は 男 子 に 多 い こ と な ど が 読 み と れる 。
3 ・ 5 n
' ' ' l
l
゜' '
i
l.
し°
' ' ' 0 l
..'0
l 0 0
9 0
, °。
゜
~ o l •0 トー一―_姿
-}----
--
--ー---―-—→一
ふ..88
ヤ
:・・ヘ:°
•。°8 ̀ '.
' ' l l
゜
m
‑1.0‑1‑.5
図5
5.0
数塁化皿類 における分析結果
一個体に与える数量の散布図
78
藤井俊子 ・山田佳世子・ 大森健三
(3)
自 宅 で 作 る 理 由 お よ び 市 販 品 を 購 入 す る
理 由 に つ い て調 査 した加工食品 の う ち 自 宅 で 作 る 率 と 市 販 品 を 睛 入 す る 率 が ほ ゞ 同 率 の
3種 類 の 食 品
について aグループ
73人 を 対 象 と し て 調 査 し た 結 果 を表
6 ・ 7に示す。
表
6 自宅で作る理由(%)
理 五 ‑ ‑ ‑ ‑ ‑竺屈名 煮 豆 ハンパー グ 梅 干
おし
し さ 66. 7 52.4 47. 9安 全
性 5 7 14. 3 30. 5経 済 性
11. 0 11. 8 13. 0栄 養 面
11. 0 11.8゜
趣 味 ・ 楽 し み
5.7 9. 6 8. 6表
7市 販 品 を 購 入 す る 理 由
(%)
理 届 ‑ ‑ 色 芭 芦 煮 豆 ハンパーグ 梅 干 お し
しさ
19. 2 14. 1 10. 7時 間 が な い
23 7 28.0 10 7面
倒 33.4 42. 1 32. 1作 り 方 を 知 ら な い
9 4 7. 0 17. 8食べる 盤 が少ない
14.3 8. 7 28 7自 宅 で 作 る 理 由 で は 「 お い し さ 」 を あ げ る 率
は高 い が,他は概して低い。 「 安 全 性 」 を あ げ る率では,
40食 品 中 最 も 高 率 な の が 梅 干 で あ っ
た が , 他 の 食 品 で は 安 全 性 を 考 慮 し て 自宅 で 作 ることが少いのではと考えられる。
要 約
短 期 大 学 男 女 学 生 を 調 査 対 象 と し て , 加 工 食 品 の 摂 取 状 況 , 入 手 方 法 な ど に つ い て 昭 和
60年
12月 に 質 問 紙 に よ る 調 査 を 行 い , 以 下 の 結 果 を得た。
1)
加 工 食 品 に 対 す る 意 識 調 査 の 結 果 , 表 示 事 項 の う ち 「 裂 造 年 月 日 」 や 「 品 質 保 持 期 間 」 は
見る率も高く,最もよく見る表示事項であった。食品添加物 に 関 す る 記 事 の 読 み 方 で は 「 ほ とん
ど読まない」の率が男子は50%以 上 で あ る の に 対 し 女 子 で は30%以 下 で あ っ た。2)
対象 を 性 別 , 生活 形 態 別 にグル ープ分けし
て40種 の 加 工食品の摂取度をみ る と , 自 宅 生 群 は 平 均 摂 取 度 が 他 群 よ り 高 か っ た
。
グループ間 の 相 関 行 列 か ら 主 成 分 分 析 を 行 っ た 結 果 , 加 工食 品 摂 取 状 況 の 性 別 ,生活形態別の区別が明ら かになった 。
3) 9
種 の 加 工 食 品 の 入手 方 法 に つ い て数 量 化
l11類 に よ る 分 類 を 行 っ た 。 得 ら れ た 数 星 の 散 布 図から ,入 手 方 法 と と の ク ラ ス タ ー 形 成 が 認 め られ,また,対象学生の大半が市販品を購入し
て い る こ と , 自 分 で 加 工 す る の は 女 子 が多く,
外 食 利 用 は 男 子 が 多 い こ と な ど が わ かった。
4)
自宅で作る理由については , 「おいしさ」
をあげる率が高く, 「安全性」についてはあま り考慮していないと推測された。
謝 辞
多 変置 解析 法 に つ い て の 有 益 な 御 教 示 を い た
だいた岡山大学 教 荏 部 垂 水 共 之 助 教 授 に 感 謝 い たします。
文 献
l)
総理府統計局:家計調査年報,飲食費の支出構成 の変遷(全世帯平均),
5660,19842)朝日(
毎日
,読売その他)新聞:記事, 1月24日号 ,
19863)藤井俊子,大森健三:短期大学学生の食生活につ
いて(第
1報),川崎医療短期大学紀要,
4,3341, 1984
4)
奥野忠一ほか : 多変星解析法,日科技連,
159 257, 19715)林知己夫
: 数醤化の方法,東洋経済新聞社 ,
19746)田中豊,脇本和昌:多変星解析法,現代数学社,
53 99, 161 171, 1983
7)田中豊,垂水共之,脇本和昌:
パソ コン統計解析 ハンドプック
2(多変蘊解析編),共立出版,
160
175, 296 313, 1984 8)