低気圧空気中の一次ストリーマ
(昭和49牢4月11日 原稿受理)
電気工学教室 原 雅 則
安川電機飯盛憲一*
電気工学教室大 重 力
APositive Primary Streamer in Air at Low Pressure
by Masanori HARA Ken−ichi IIMORI Tsuyoshi OSHIGE Ap。、itive p・im・・y・tream・・i・ai・・口・w p・e・s・・e h…been。bse・ved by・・ing tw°ph°t°
m。ltipli。,、, P・・b…d・y・・h・…。pes. A di・・h・・g・m・d・1。f th・・t・・am・・・…p「°P°sed.°n th。 b、、i,。f,。p,・im・nt・1・e・ult・,・・d th・v・1・・ity,・urrenち6・1d i・t・n・ity・・d l・min°us「eg1°n
。f th。、tream,, w,,e。。1,。1、t・d by th・m・d・L Th・・e・ult・。btained gi…f・i・ly g・・d・g脚 m,。t with。。p,,im,nt・1・e・ult・. H・w・v・・, t。 exp1・i・th・・t…m・…1・・ity・f th・・「deT°f
・0・。mノ、, it i,・…ss・・y t・m・k・lh・・…mpti・・th・t th・mech・ni・皿・f・・a1・n・he d鵬1°pment i島not suecessive (or series)噛, but paralleL
り一マを光電子増倍管とプロープを用いて観測し,一次 1・ま え が き ストリ_マの放電モデルを提案して二,三の考察を行っ
最近の長大ギャップ放電の研究によれば,長大ギャッ た。
プ(ギャップの長さが約1[m]以上)の破壊電圧は・
2. 実験の装置と方法 放電がギャップを橋絡したときのストリーマとり一ダの
長さ,ならびにそれらの内部電位傾度で決まるとされて 2・1実験装置
いるn。とくに,ストリーマに関するそれらの値がり一 第1図は実験装置の全体図で・空気はシリカゲルを通 ダの値にくらべて大きいので,破壊電圧の決定にはスト して30[cm司×701cm】のパイレックスガラス管に入
リ_マの長さと電位傾度が重要になる。従来のストリー れた。放電が生じていないときの印加電圧波形は1X マに関す柵究を見ると,ストリーマ刎目始条件1・つい 150。・であるが,放電が現われるとR・による班降 てはストリ_マ理論としてかなり完成されたものがあ 下ならびにインパルス発生回路の等価抵抗の変化のため る2}が,その他の丑についての定量的解析は少ない。不 に若千の波形ひずみが現われた。電極は正針(直径1 平等電界を作る長ギャップの破壊理論を開発するために 【mm],先端半球状のタングステン製)対平板(直径 は,リ_ダに関する冊報とともに,ストリーマについて 261Cln]の黄銅製で,まわりに半径1・5[cm1の丸みを
もいま以上の定酬酬が躍であろう。 栂てある)であり・平板上蝿界測定のために・図の
ところで,大気中のストリーマは分技が多く,その進 ように平板中央に直径L2[¢皿]の黄銅円板(以下・こ 展路ならびに逮度の細部において再現性がないので,解 れをプロープと呼ぶ)を平板電極と同一面内に絶縁して 析困難な場合が多い。これに対し,低気圧空気中の一次 設けた。プロープならびに電流測定回路(図のR ・C ストリ_マは分枝が少なく(数Torr以下の気圧では一 を含む回路)は充分なシールドを行ったので静電誘導に 本になる訓),かつ,放電の細部まで再現性がある4,唱の よる雑音は無視してよい。
で.モの漸繊鮪容易であると考えられる。 PMT. PMSはモれぞれシンク・ス・一プト1]ガー用 ここでは,数TOTr以下の空気中に置かれた針対平板 と光信号検出用の光電子増倍管(1 P 21形で・以下・
電極の針に正インパルス電圧を印加したときの一次スト PMと記す)で,前面に幅0・6【mmL長さ25[mm】
・本学大端肚囎在学中、,行。珊究である。 のス1,・トが・・【・m1離して2鯉力・れている・PMS
78
「一 一 :(:轡されたとするとゴ゜一プ上の槻界強
E=ρ(∫)ノεo∫ (1)
=C四♪(のノε05 (2)
ただし, Clプロープに直列に接続されたコンデン サの容正
恥(「):Cの端子電圧
; S:プローブの放電ギヤップに面した側の {亘]i 面積
;シ r:時間
ζ已 となる.したがって,・,口を測定すればプ・一プ上の
引ド 融E蝶まる。
i ところで,第2図に示した回路の応答を悶べるため 口 に,プ。_ブ上に波高値ロ.の次式で示されるような インパルス電荷ρ(Dが誘導された場合を考えよう。
Cシンク。ヘ ロ(り=Aロ.(ザ即一ε一β2り,
一〒 カー1/{・xp(一β1加色β一β2β2)
ε言鵠R鷲㌫2;三b三㌫r 鴫 一・・p(一β望一,n且1β1一β3β2)}
PMT:シンクロスコープトリガー用光電子増倍管
(3)
(1P2D この場合、 Eの真値(原波形と呼ぶことにする)五、(∫)
PMS:光佃号検山用光電子増倍管(IP21) は 電圧波形:IX150μs
第1図実験装置 醐一鵠(岳一βユ∫−e一β2「) ω
の位置は,図のように針電極先端からの距離工で示す。 となる。また.」Eの実測値E訂(「)は・第2図のプロー なお,PMの出力波形は岩通SS−212形シンクロヌ、コ プ上に(3)式のρ( )を与えてρ♪(r)について解き,
一プ(周波数帯域200MHz)とテクトロ519(周波数 これを(2)式に代入することによって求まる。その結 帯域1000MHのを用いて観測したが,ここでは前者に 果を示すと
讐竺竺芸棚艦 』(。一劉轟竺β〔轟r 測瓢ぷ三㌶二;:婿:璽驚 +{☆+轟同(5)
への一次ストリーマの接近によって,プロープ上に電荷 ただし, β=1/CR となる。
♀皐プ・一ブ 第3章で述べるEの観測結果からわかるよ弧E
c R
の立ち上り時間(口(のの大きさが最大値の0・3倍から 0.9倍になるまでの時間をTとすると,T/0・6を立ち 郁{t) 上り時間と定義する)は10ヰ秒程度であるのでβ2=
10 【sec−1】とおき,電圧波尾長が約150[μs]であるこ z とからβ1=104【se¢F1]として((3)式の口(r)の波頭 C=C1◆C2◆C3,Rン〃・の入力抵抗q辿} はβ2で,波尾はβ1で決まる。第3章で述べるζとか
1;:∵蒜;ぷ認., ら明らかなように・ここでは一次ストリーマが平晒 c、・艦量価・・ するまでの現象を問題にしている聴β・》β1端せ 第2図プ。_プ上の電界強馴定のため ぱβ・{ま適当で良い)洛⑳β剛するE・・ωに関
の等価回路 する特性を調ぺてみよう。
1 79
1 1.。
i
O.8
i o.6
l Eme(t)
= 0.4 i
O.2
O
\、{当 ㌔蕊鼻リーマの進展過程とそれ1こ伴う
\
グ㌧Bヨ♂ ぴぺ :1㍍ぽ讐三鷲気圧を3
〆 \ \ [T°「「LR・を゜{Ω]1・したときのPMSの
〜 \ 各位置に対するPM出力(以下,光パルスと \ _:1;ぽ形 \ いう)の一・例で,どの場合も同じ光感度であ \一一:肋琵(泊め〜 る.図から明らかなように,…レス状発光を伴
\ 、 う放電ps拠女空間・噛1トから・1板噛に向 \、 1 って進展し,この発光が平板{・蜘すると剛
l
i 1.0
1
OB
0.6 Em師ぽ l Et・max
l o 4
1
0.2
耐1が1ピ評1°で戸)1〆
f㌶葦鷲蕊⊇ぽ
第3図E・・ωの応答波形 燗すると1反定される場合が多い一),また,
1 ・
にギャップ中に新たな発光現象が生じている。
1−一次ストリー・マが針電極を出発したll与刻 針電極からの距離(cm)
0 (針電眉)
2.5
剛麗彊5・
1σ・10410弓10つ1σ11.0 已■隆翌貞輻 a°
} n∫D2, (02.1♂虻1) 臨ロ圃_
第…一/一寸β/ 性 睡幽量曇一
1こ1・2×1°4に対するE−(「)/E・・…を・第4図は 匡玉豆 1ユ
E厨,.m。/E,.m、対β/β2(β2=10Ssec−1)特{生を示した図 ■団■
1である.これらの図から明らカ・なように,βぐo・跳 ぱ■,榎一
にすればE(「)の波頭部ならびにEr.ma、は正確に測定 H。湿
2.6kV,3Torr, R∫==0Ω, O.5μs/div,
PS:一次ストリーマ
第5図光パルス
}
80
光パルスの形状から,この姓初に現われる発光はノこ気巾 の荷電:lr
の一 次ストリーマに対応するものであると考えられる。 で喪わされる。電子温度は E!P=401V cm・Torr】付 すなわち,数Torrの圧力を持つ空気中で安定に存在し 近では
得る放電は知一とアークである n〕が,インパルス過電 丁.=0.6ゾEP=3.81,Vl
圧が印加され酬合 こ 却宝;蹄の半任卵」の拡散∫虫度よ =2.94.」〔}・rKl (]1)1・・
㌶漂頬鷲㌶=1二1繋:} (8)式とE・P−・恥m・T・rr]・P−3
[Torr】より る。このことを確かめるために,放電路の拡散半往を推
定㌫こ1_一欄するリ、テンベル酬 ・・蹄許α4[㎡唱 V]㈹
によれば,ストリ_マの太さ1まストリ_マ先端で生じて となる。故に・3To「「空気中の電子の拡散係数D・は
いる電子なだれの直径搬である・掘すれば・ストl」 D,_旦%=2田輌。]
一マの太さは,ストリーマ先端の電子なだれがストリー e
マ1こ融するまでに}継したときの電子なだれ端の電 =2・63×1°5[cm2/sl (13)
子の拡散半径の2倍程度である。この考え方が低気圧中 となる白したがって,電子なだれがストリーマに転換す でもあてはまるとして,低気圧中で最初に現われる発光 るil!1:前の電子なだれ先端半径rは
波に対する放電路の半径を推定する。電子なだれ先端の r=〆6D.「二=0.711cm] (14)
継「は・よく知られているよう1こ となる。鋤には。,は位置の関数碗るので第剛こ
r=〆6D己. (6)1:} おけるような取扱いが必要であるが,オーダとしてスト ただし,D、:電子の拡散揺数, り一マの半径を(14)式程度と見て良いだろう。この値 r,:電子なだれの進展時間 はギ午ップの長さ25[cm]にくらべて充分狭いので・
で表わされる一珊なだれの蹴輌進晋慧瓢ン1;ノ圏竃隠『㌶、
展長を工とすると
る。
「・=エ /叫 (7) 以上のことより,最初に現われる発光波をこれまで⇔
である。ところで,ひ,は処女空間中での電子の駆動連 札と同様に一一次ストリーマと呼ぶことにする・
度に等しいから,Raetherの実験式12〕より 第6図は・第5岡ならびにこれと同様なオシログラフ
叫一t25・:1伊胤[一ノ・ユ (8);璽麟蒜㍊㌫囑欝呈;|1:㌫
ただしE、電界工W。m], P、気rE[T。,r] わかるように発光の立ち」・り点と消滅点は1撒でないの で,第6図(a)では最大発光強度の80〜90[%】と思わ
と置ける・電刊だれが生ずるた跳{まE/P≧4°[v! れ砧を発光領」1肋境界として示してある.図から・り]ら
・m・T・rrl醐の電界が存在しな【ナればならないカ}ら・ かなよう1、..一,次ストリーマの進展」蝦は㌃E駈腋大 E/P=4°【V/・m T°「「]と仮定して・描を勘よう・こ きく酷1、,平板から約5[。m]離れ〔=2・【,m用 のとき (8)式より叫は ・=1・25×107[cm/s]とな 近まで_次ストリ_マが接近したとき,モの速度が急に る・また・第4章の考察から1電子な自1がストリーマ 上}ける.第6図で1ま印加電圧P鴫6[剛の齢の に転換するまでに進展する距離は4[°m]程度であるか みを示しているが,γニ2.6〜31kV]で行ったすべての
らx・=4[cm1となり・ 実験日、いて同様なζとが言える。
r・=4∬125託107=32Xユ0−7[se司 (9) 3.2 放電に伴う電流と電界
となる。ところで 電子の拡散係数D は・アインシユ 第7図は平板近傍の光パルスと放電電流第8図(のは タィンの関係式より 光ノぐルスとプローブ」この平均電界強度の測定例である。
D.一旦。. (]・) 献 第8図(b)はシンク゜スコープの遅延掃引を用い
e て,…次ストリーマが平板に到逮する直前の第8図(の ただし,rボ:電子温度,おボルッマン定数(=・1.38 を拡大した図である。これらの図に針近岱の光パルスは Xユ0蔀J/°K),■:電子の移動度,ε:電子 示していないが,電流は針から一次ストリーマが開始さ
1 0
} _ ・ 3T°「r
i5 ・、 ㌻器
1 5 i
1 81 1
1
一次ストリーマがξ卜電極を出発した時刻 ロ
1 「一{三窪㌶τ三認板
} R
1川。1
電 極 か} ら
1
215 距
20
25
2.6kV,3Torr, R¶=O.ρ, O.5μs/div 上ピーム:光パルス(平i5乏電極上の光)
PMT:エ=Ocm PMS:x=25cm 下ピーム:電流パルス 201nA/div
第7図 電流パルスと光パルス
0 1 2三奄たピーク伍
時 間t(ド) の酬 一・・ス川一マ・・wミ電鱒1遮し・、劇
ハll1♂
l 一
{ 次 1 ト1 リ
: 1
1 マ107
} ○
1 ;イ↓
1 ; .
} ヨと
迅i
; 1住
1 106
(a) 放電過程 ・
Y:1ETなだれの出完点
X十Z:α=ηを満デこす点
3Tbrr Rsニ0Ω V=2.6kV qニ3.15x1(∫8 C/m
∴ぱ伍
Y;)(+工
.X+工
=X+ヱ
(a) 2.6kV. .・Tt〕‖:)r, R5==Oρ, 0.5/」s/d{v
上ピー∴:光パルス(平繧電極上の光)
PNrr: X二=Ocnl
i P、lS:W==25cn】
1ごピー∴:プ9一プ上の電界強度
i 引{Wcm/di・
∵次ス @ニ∵:随極 こ到肌塒:刻
(b)」い:川と…・ピニムCD光パルスの条件は (a:)に1司じ
1CO ns,〜div
下ピ…☆1 1:〜一プ上の巡界
1.195k、♪ノCln/div ・ 一...
、° 5、,㌫卵ζノ゜(,m)25 第8図プ・一プ上碑均電界強度と光パルス
、瓢㌶畿琶慧㌫;㌶議れたと響r、宏ち些その進展≧ともにほと竺
… 似した。 ロまで減衰した後に呂び上昇し・一 次ストリーマが半寂
{ 第6図一次スlbl一彗麟過程と進展速度 漂:㌫1::蕊ヱ:蕊建三蕊
{
1
82
とともに除々に.L昇し,・』次ストリーマが平板に到辻iす るilli前に最尺の変化率を示す□ ・次ストリーマがブロー
ブに酎るどプ・一プに導醜流∫.が流入するので・ は極
欄しそれ以後の放電がプーブ方1自雌展する・と Gl←v(x) 醐
を抑制されるために,プローブ上の電界..ヒ昇は一一次スト 〜ノ(x)
リーマのマイラフィルムへの到達によって第8図のよう
に急に変わる。なお,マィラフィ・・ムの一一 次ストリーマ トーw 進展に対する影響は,マイラフィルム中での電圧降下が へ
小さい({胴ま,マィラフ.・レム砒蹴キ・を3コとし 欄極
て,エ=24.9[cmlまで一一次ストlj一マが近づいたとす , ると.24.9〜25[cml間の電圧の0.〔}73倍以下の電位降 (a〕加電モデル 下がマィラプ・ルユで生ずる1こすぎない)ので 少な
@撚触 噌
いと考えられる。
4・考 察 1 1 1
1 1 1 4.1放電モデル l l l
空姫を下げると正鮒一次ストリーマ醐撒ま次 l L ・・子趨
吊に少なくなり,数Torr程度では一一本になることがリ 叫Il− チー和 i
ヒテンベルグ像によってすでに確かめられている3}。こ . l l…l l の搬{・〕、Eついて,3T・rr空気・1・の一一i)・スト11一マを 1 }1 {
第9図ωのように縄齢度・を持つチ・ンネルで 1 ,山 1匡
:;㍑ まご駕嘉㌶灘竃慧織裟 lli/つ11岬閂由
とし,ギ+ップ内の点を(1呪均で表わす。放電が生じ )(苫 X+Z
ていないときの(・剛、おける電髄胴鵡界を ㍍。。、一→疋一嚇一平醐蒜
Eo(訂とする。さらに,ストリーマ先端頓域は第9図 (b)一次ストリーマ先端付近の状態
(b)のようになっていると考えよう・すなわち・ストリ 第9図放電モデル
㌶:當㌶鞭憩ぎ㍗二㌶る蹄・・肝なだれは∫(一,)ゴ剛力澗度に
ωとの間ではα〉,であるから,これを聯可能領 なるとス同一マ1こ転換することが知られているz カ ら
域と叉この領域内のある点・ における発光剛∫:1.(口)ゴ周5撒す・1になると⊇柵 呵工(α一のゴ・砒例すると考える・α+咄なだれが刑一マ嚇し謝電極からのスト1トマ 発しごi個の電子が・ まで進んだときの電子数は チャネルと齢してパ点までスト 一叶ヤネルが r∫1、(α一・)一るから」巴光量がこの電ご数に成霊電モデ、レと電界強度
比例すると考えている。発光は電子によってもたりされ
るのであるからこの考え腰当であろう).このように いま・蝿極が融しなL として(0,エ」)疏荷・・を
:考えると,発光のピーク点はストリーマチャネルの先端 置いたときの平板上の電界分布は
㌶≧i㌫も蕪宝ご レ内に入ると 己σγ)−2両[高三』 (ユ5)
このモデルによるストリーマの成長は次のように考え となる。ところで,プロープ直径を2膨。とすると,プ
ロープが検出するE」は,プロープ上の電界強度の平均 ⌒
であるから ξ24
エ
局一蹴鵬(の〃 :1.8
ロ ー。,影1[・−f(G壬皇苛』・] (・6) 1 の1.2 となる。針電極が存在する場合も拘≧G/2程度になる 藁
ど穿 とE の関係は近蹴(・6)式一いてもさ曇。6
しつかえない。したがって、第9図(a)に示すように 度 1卓、が(0,x)上に分布しているとき,プローブに検出さ
3T。rr _次スト可「:=
Rs=0Ω 平極忙到違し允点
∨=2.6kV
−:実 験 値 o:計 算 値
れる電界Eは t2 1、3 1.4 15 1丘 1, 1B
∫ご (・7) σ一_㌧濃]._1;kml声)
ただい〉泊(−G/2)の聯みを考慮する・輌 第1°図 l㌶謝界強度噸
のq」は線電荷密度とする。
となる。駒がxに関して一定(ニφのときは,
E=σ〔(x一工o)十〆(G一工)2+昭 30
−〆(G−xo)2十H/1ユ/πεoHロ』 (18)
となる。いま,凡=0[皇1,γ=2・6[kV]のときの一次ス トリーマ(以下の考察は,この放電条件を中心に進め
る)に対して,仮りにq=3.15×ユ0一旦【c/m]として, 20
(・8)式よりEを勅第6図(・)加一1雌を用い 羊
てE− 特性を求めると第10図のO印のようになる。
図の計算では為=12[cm工としている。図の実線は第
8図(b)に示したシンクロスコープによる実測値で。 10 両者は比較的良い一致を示している。図はプロープ上の
平均電界強度であるが,一・次ストリーマが工点まで成 長したときの平均電界強度Eとプロープ上の最大電界 強度五m真江の間には
12 16 20 24246 248 250 旦⊇=.甦 (エーx。) 一次ストリー㊥の針竃極ズ(㎝)
E 2 (GLxXG一ズo) ・からの道展長
x{⌒w〜拒晶1一字語司 緬㌶當霊慧1盟
(19)
蠣係があり,図砺すと第・・図のようになる.例え 43一次ストリーマによる賠
ぱ,.−24.95[、mはで_次ストリーマが耀したとき 第9図(・)のようなモデルの一次『一報よ」る のプ。一プ上のEは郷図(。)と第・・図より約L7 蹴は呼板髄で曙位電流肪でありぷ髄では
[蹴mlであるが,第・・図よりζの点におけるE⇒ 変位蹴と糎蹴の和で・両都当然等しい・乙?よ 五は6.64硝るから.E_一、、.4[kW、ml喘る。 う雄電による外醐路蹴は次の禦して求め抽 本研究の気圧は3[T・司であるから,一次ストリーマ る。
雌近し坪魁の聯は数+〜4鍋[V/・m・T。・・] 第卿ωの(0声)点の点電荷・・が疏(エ)方向 にな鵬て一….,触作用力・瀧に生じ得るように に運肌てL・るとき・鞭に齢踏位蹴をらとす なる…。この撚癖曙しい上昇 ま次の蝿のトリガ ると,髄で順するエネ・・ギー曙界蝿荷・ にな 一要因となり得るものと考えられる。 すエネルギーに等しいから
84
γら一・、E,ω書 (2・)−8° 罵
苦まで分布させるとき,平板に流入する電荷ρは,各 点の電荷σ(幻をエ=0からその点まで運ぶときの平板
に流入する電荷の和に等しい。ゆえに
20
・一轣F・・ゴ苦一∫:4ω{γ一γ(・)}階(22) メ
ところで,可(X)が時間の閥数にならない(ス.トリーマ
チャネル中のある点の電荷密度が一度決まれぱ,ストリ .0
0 0.5 1.0 1.5 ZO
一措展中のその点の鮪韻畷らな・・)と仮定する 埼間 t坤
と、ストリー魂展中の外部回醜流fは 9−3・15×1°−BI°/m]
輌+{ユーγ芸)},(一(23) 鋼講㌫轟による電流の実験値
となる.(付録参照) 第咽(b)モデルで・α一・醐立するx÷zを蹄
いま,・(・)一σ一3・ユ5×・・一・[・/m1とし・針対平板電し蝿一・が∫x1(α一・)ゴーユ5端たす・・ま
極の麟を臨醐醜極(細氏のコノ2近似法によ で雌したとき1、ス㍍一マに融すると考えはと
る15り,または鯛荷対平板(球対平板)電極で近似し 珊にプラズマチヤネルカ・形成される時間・・ 蝿子 て{レγωノのを求め・第6図(・)ならび嗣図(b) な肋が.÷。から.ほで進塒間・1砒べて醐て の・(x)を使って(23)式よりi一塒性越めると第 短か、、と仮定する.(γ一2.6kV,,−3.・5×・・一・[・/m]
・2図のよう1・なる・図の実融第7図{こ示した ク゜ @の条件で,.=・・【、m]のときの(・1−・)ノ(・+・−x1)を
スコープによる実測値・○印は醜を回融物疏極で 求めると約卿となり,カ、つEω》E(エ+・)であ 近似.X印は球対平板で近似したときの値である・この るから電子の駆動速度も(8)式よりり。(エ)》u、(x十z)
場合も○印の計鮪と実験値はよく一致している・ となり,上記の仮定は充分成立していると考えられる).
4・4一次ストリーマ醗光領域造展速度・ならび このように考えると,電子な斑力・エ+・から・は に進展機構 で進む時間4rにストリーマはxから泊まで進展し
第姻の蠕モデルは・一次ストリーマの発光領域と たこと1、なる.ここで、,は次式より決定できる。
慧≡露蕊:蕊霊:㌶ξ』・一隠)剛 (24)
㌶㌶㌶芸野㌫纏;:㍍二Lただし…(κ )は(8)式で与えられる電子の駆動速
誉㌫蕊竺鷲璽㌶一!リーマの進展速度咽は
嶽芒㌫麗㌶艦芸議: 〃ωギ[cm/s] (25)
る場合を・直列的・ということにする)に生ずる場合を より求まる・計算機を使って・(25)式より・ω一x特 調べ,それをもとに並鋤(ユ個の電子なだれ彬成中 性を求めると第6図(b)のγ一培(電子なだれの出 に,ζ碗燃からの光によ砒電子力・いくつかの電子 発点を示す記号をγとする)の綱のようになる・な 結れを新たに開始し,麟個の解なだれ鍋時に進 お・・ωの計算におし・て 一次ストリーマが平板に接 展す瑚合を・雌的・というごとにする)醜だれが 近したときの電子なだれの蟻点は平板とした・また・
成討る場台を考財る。 第9図(b)脳とx+珊溺肘醗光醐伝挿
へ§
) 5
針
極 から15
の 距 魁
25
,■ 前の 議論に矛盾するものではない。
}1 .1、 電子なだれが直列的に齪すると畦した第・3図と
|II 第6図(a)の発光波頭とを比較すると,第13図の方が
il 約5倍広くなっている。しかし,ストリーマ進蹴度に
甦鷹一・享㌃巖灘}鷲鷲㌫1
唱\ 、 この場合が実験値に近いので,こう仮定する)と,第13
』t \. 図の発光波頭の空恥領域は約1μ倍になり・電子なだ
\ぺ、 ㌶灘警灘議蕊竺と第6図(a)と
\\ 貼完全とはいえないが.第9図噸モデルに電
、、 \ 子なだれが並進的忙進展するという条件を付けると,ス 、 トリーマの進展速度ならびに発光波頭の伝播の様子を説 1 明できる。
時 間 t個 4・5一次ストリーマ醜部インピーダンス
γ=Z6kV,ワ=3.15×10−B[c/m]. 一次ストリーマがギ+ップの途中まで進展している状 外部電界は回転放物面電極で近似した。 態では,変位電流と導電電流が存在するから,本研究の 第13図 電子なだれが直列的に進展すると 実験データからこの状態での一次ストリーマの内部イン
仮定したときの1次ストリーマの ピーダンスを求めることはむずかしい。しかし,σ(泊=
発光獺の酷 一定の場合には,一次ストリーマが平板に接し耀間の の様子を求めると第13図のようになる。 電流を輌とすると・輌は導電電流のみであるから一次ス 第6図(b)で,ストリーマの進展速度の実験値と計 トリーマの内部インピーダンスR佃は・R ・=γ/∫と 算値を比較すると,計算結果は電極近傍で速度が上昇し してよい。このようにして・第6剛ヨ降の実験条件にお ている実験結果の傾向をよく説明しているが,実験値よ ける一次ストリーマの内部インピーダンスを求めると・
り一桁以上小さい値{.なっている.これは,暗{,電刊 第7図よ =2・6[w]のとき −6°[mAlであるカ・
だれが避的1ζなることを意味して、・る.すなわち,実 ら・R『3・3[kρ1(1・73kρノcm)となる・P・γ・R・(第
際には・つ蝿子なだれがストリーマに融する諏, 1図参照)を翫てR・・欄べ砧一般1・Pの減少 この電子なだれからの光が光電子を生成し,これがトリ γの増大・ならびに晃の減少とともにR佃は減少す ガー電子となって次の電子なだれが形成されるために, る。また・凡が一次ストリーマの内部インピーダンス
直列的に電子なだれが形成されるとした上紀の計算より 職になるとR・掬の{直幽都踏すること臓
もストリーマの進展速度が上昇しているものと考えられ かめられた。
る。もう1つのストリーマ進展速度上昇に寄与する要因 5.む す び がある。それは,第13図にも簡単に示されているが,
ストリーマに接近するにしたがって,ストリ_マ中の空 3T°「「空気中の針対平板電極の針に1×150μsのイ 間電荷による電界上昇のために進展速度を増すζとにも ンパルス電圧を印加し・このとき現われる一次ストリー とつくものである。例えば,電子なだれの出発点をスト マの伝播現娘を光電子増倍管とプロープで観測するとと
リーマに近づけてやると・第6図(b)中のγ一・弓㌫哩蕊鑑麗麟:㌫㌫
(n=2・3・4)の曲線のようにストリーマの進蹴度が上 た。その結果一次ストリーマは編荷離一定のチ.
昇する。すなわち・ストリーマの進展速度の考察結果か ネルで摸擬でき,ストリ_?先端頓域で生じる電子なだ ら言えば・ストリーマ先端の電子なだれは並進的に形成 れは並進的に進展することがわかった。
され(直列的と仮定すると1桁速度が低いことから,10
個以下の電子が並進していると推定される),ζの場合, 参 考 文 献
電離可能領域の中央付近から多数の電子なだれが出発し 1) 赤麟・原:放電研究No.55,60(昭和49年)に ていると推論できる。もちろん,この推論は第4・4節以 文献蘭査の結果がまとめられている。
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2) 大重・原:高電庄現象,第2章,森北出版(昭和 十∫(rl物(r))擁(r) (付1)
相年),にまとめられている。 を用いる。すなわち,(付1)式で
1;(よ竃㌶㌶㌶㌶鷲;1 耐一・副一∫:頑一・
5) i㌻田 大重:櫟会論蹴…・ 97 ∫⇔十雫)}・(x) ㈹
の 原・飯盛 大重:放電研究会資料・ED−73□3 と置くと(23)式が求まる。なお,(23)式が針電極で
7)(1 ?麺聴趣放電聯資料,Eレ7声の蹴流と姻流の和になることは次のよう}・証明
24(1973) される。
8)M.Akazaki, M. Hara and T.05hige:Xlth 針電極に静電誘導される電荷口1は
運竃竃鶯欝ごα+・一∫:・幽 ㈹
Physical Mecha皿ics, Uuiv. of Calif. Press, より
蝿霊蕊=蒜麟二α一∫1−)肋 ㈹
sc三印ce,(197D. 故に,針電極の変位電流ねは
11)oよ1㌶ma;5㌫ 旦C°nd 叫D°ve「 ㌔一一亭一・(エy(エγ)・ω (付5)
ユ2) H.Raetheτ:Z、 Phys.107,91(1937).
13)V加Eロge1:Ionized Gases,2nd Edition, Ox一 一方,導電電流匡 は次のようになる。一次ストリー fo「d UDiv・P「ess(1965)・ マは,電気的中性の処女空間に毎秒ロ(x)ロ(泊の電荷を
,14)電気学会:放電ハンドブブク(昭和36年)・ 残して進展しているのであるから,針電極にはそれだけ 15) 角田:電気学会雑誌,80,301(昭和35年).
の導電電流が流れる。故に
lr =9(x)り(工) (イ寸 6)
付 録 したがって,蝿極での鋼流∫は
…一∫::::一のとき 軍↓9)}_,(付の
Pω一∫1::1姻ば鞠甲1(・脚 となり,(23)式1・一致する.