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日本児童文学学会会報

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日本児童文学学会会報

№60

2008.12..

Japan Society for Children’s Literature 〒567-8578 大阪府茨木市宿久庄 2-19-5 梅花女子大学畠山兆子研究室気付 日本児童文学学会 電話・FAX(072)-643-6221(代表) 郵便振替 00860-3-74651 学会のホームページ http://jscl.internet.ne.jp E-mail:office@jscl.internet.ne.jp

47 回研究大会を終えて

47 回研究大会実行委員会事務局

酒井晶代(愛知淑徳大学)

第 47 回研究大会は、2008 年 10 月 11 日(土)~13 日(月/祝日)に名古屋市内で開催さ れました。11 日~12 日の会場は愛知淑徳大学星が丘キャンパス、13 日のエクスカーションは 文化のみち二葉館でした。 実行委員会ではおよそ一年半前から準備に着手し、大会テーマや企画を検討してきました。 テーマとして掲げた「リアリティのありか」に関連する催しとしては、2日目午後の東浩紀氏 の講演「ゲーム的リアリズムのゆくえ」とシンポジウム「メディア多様化時代の物語受容」が あります。また、同じく2日目には名古屋ゆかりの童謡を生演奏で聴いていただくコンサート を、3日目にはエクスカーションとして川上貞奴の名古屋旧宅である二葉館とその周辺をめぐ る文学散歩をそれぞれ行い、開催地の文化を紹介することにも努めました。このように振り返 りますといささか欲張り過ぎた感はありますが、実行委員が協力してそれぞれの企画を準備し 実現できたこと、そして多くの参加者に恵まれたことはうれしいことでした。 研究発表28 件、ラウンドテーブル2件と、会員から多数の申し込みがあったことも何より でした。別掲のプログラムのとおり、児童文学、児童文化、絵本、アニメーション、国語教育 などテーマは多岐にわたり、いずれの会場も盛況でした。そのなかで、2日目に研究発表を予 定されていた岩崎真理子氏のご逝去は大変つらい出来事です。急報を受けて、実行委員会では 司会者とも相談のうえ、ご遺志に尐しでも添うことができればという願いのもと、発表時間に ・第47 回総会報告(5頁) ・第47 回研究大会について(1頁) ・第32 回学会賞決定(9~10 頁) ・紀要41 号投稿規定(21~22 頁) 主要 目次

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要旨集の文章を代読させていただきました。 参加者は会員・一般(学生を含む)をあわせて3日間でのべ272 名でした。ご協力ください ました方々、ご参加くださいました皆さまに、心よりお礼申し上げます。なかでも、開催校の 事情で学外施設を利用した懇親会(於ホテル・ルブラ王山)では、地下鉄での移動でお手数を おかけすることとなりましたが、さいわい多くの方々にお集まりいただいて感激しました。 本大会の実行委員は委員長の戸苅恭紀をはじめ、青木文美、浅野俊和、阿部紀子、幾本幸代、 今井美都子、内ケ崎有里子、川端有子、黒澤ひとみ、齋木喜美子、墨功恵、朋部裕子、林美千 代、牧恵子と、事務局・酒井晶代の計15 名でした。中部地区では毎回、実行委員会方式で大 会を運営していますが、今回も委員会結成から当日まで、それぞれの智恵と力を出しあって進 めてきました。なお、大会の様子は、10 月 22 日付「朝日新聞」(名古屋版夕刉)に写真入りで 紹介されました。この場を借りてご報告いたします。

日本児童文学学会第 47 回研究大会会計報告

【収入】 【支出】 学会本部からの開催補助金 200,000 印刷製本代 146,845 愛知淑徳大学からの補助金 150,000 通信運搬費 67,175 大幸財団からの助成金 50,000 講師等謝礼(交通費を含む) 300,000 大会参加費(懇親会費、12 日弁当代を 含む) 710,000 人件費 150,000 消耗品費 24,655 合計 1,110,000 懇親会経費 375,220 12 日弁当代 40,840 会議費および雑費 5,265 【収入-支出】 1,110,000-1,100,000=0 合計 1,110,000

日本児童文学学会第

47 回研究大会の記録

◆10月11日(土) □受付開始 12:30~ □研究発表Ⅰ 13:00~16:20(14:30~14:40 休憩) A会場:5階 15A教室 司会:大藤幹夫、中 地文 ⅠA-1 13:00~ 近代日本児童文学の起点を めぐって 府川源一郎(横浜国立大学) ⅠA-2 13:30~ 愛知が生んだ児童文学の礎 -40 年間にわたる『尐年之玉』三輪弘忠の

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研究― 堀尾幸平(愛知淑徳大学) ⅠA-3 14:00~ 巌谷小波のお伽噺から方定 煥の近代童話へ 李姃炫(イ・ジョンヒョン) (梅花女子大学大学院) ⅠA-4 14:40~ 大正期における新聞連載子 ども漫画 徐園(同志社大学大学院) ⅠA-5 15:10~ 賢治「イーハトヴ童話」と は何か 井上寿彦 15:40~ 全体質問 B会場:5階 15B教室 司会:藤本恵、宮川 健郎 ⅠB-1 13:00~ 「尐年尐女」の時代―戦後 における「教養形成」の対象―佐藤宗子(千葉 大学) ⅠB-2 13:30~ 佐藤さとる「コロボックル 物語」シリーズの研究─場所・空間を中心に─ ― 内藤智津(梅花女子大学大学院) ⅠB-3 14:00~ 「保育文化財」としての“か るた”――五味太郎制作による3作品を手がか りとして―池田邦子(奈良文化女子短期大学) ⅠB-4 14:40~ 広がっていく、「絵本」とい う名の「雑種本」 永田桂子(武蔵野大学兼任講師) ⅠB-5 15:10~ 現代日本の絵本に読む絵本 と男たちの饗宴の所在――『どんどんどんど ん』から『ぼくがうまれた音』への流れの中で 石井光恵(日本女子大学) ⅠB-6 15:40~ 絵本を論じることば―評論 の基盤にあるもの―高橋久子(梅光学院大学) 16:10~ 全体質問 C 会場:5階 15C教室 司会:酒井敏、竹内 オサム ⅠC-1 13:00~ 放送形態にみる名作再話の 研究①――「小公女セーラ」(1985)のばあい ― 畠山兆子(梅花女子大学) ⅠC-2 13:30~ 放送形態にみる名作再話の 研究②――「ピーターパンの冒険」(1989)の ばあい― 松山雅子(大阪教育大学) ⅠC-3 14:00~ 「異界」を生きる子どもた ち―テレビ・アニメーション『電脳コイル』論 ― 浅野俊和(中部学院大学) ⅠC-4 14:40~ ライトノベルにおける、ヤ ングアダルトの不安と社会――麻生俊平作品 における個と枠組 高木聡司(立命館大学大学院) ⅠC-5 15:10~ J.K.ローリングの半生とハ リー・ポッター竹田伸一(名古屋大学大学院) 15:40~ 全体質問 □学会賞授賞式・総会 16:30~18:00 3 階 13 C教室 □懇親会 18:30~20:30 ルブラ王山 ◆10月12日(日) □受付開始 9:00~ □研究発表Ⅱ 9:30~11:40 A会場:5階 15A教室 司会:遠藤純、川勝 泰介 ⅡA-1 9:30~ 満州児童雑誌「新童話」につ いて 柴村紀代(藤女子大学) ⅡA-2 10:00~ 日本児童文化協会の歴史的 意義─もう一つの戦中期官民合同児童文化運 動─ 浅岡靖央(日本児童教育専門学校) ⅡA-3 10:30~ 占領下の紙芝居検閲―北海 道における検閲の諸相― 谷暎子(日本児童文学学会北海道支部) ⅡA-4 11:00~ 伊波南哲作品の戦前・戦中・ 戦後―雑誌掲載作品を手がかりとして― 齋木喜美子(中京女子大学) 11:30~ 全体質問 B会場:5階 15B教室 司会:河野孝之、川

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端有子 ⅡB-1 9:30~ 『青い鳥』に潜む民間メルヒ ェン―生成過程での仙女を中心に― 内田智秀(名古屋大学大学院) ⅡB-2 10:00~ 「ナルニア国ものがたり」 に見る音楽――角笛を中心に 大沼郁子(日本 女子大学大学院/宮城学院女子大学〔非〕) ⅡB-3 10:30~ 近代中国における「童話」 ――『無猫國』とWhittington and His Cat

成實朊子(大阪教育大学) ⅡB-4 11:00 ~ 中 国 に お け る Alice’s Adventures in Wonderland の受容――1922 年上海商務印書館発行『阿麗思漫遊奇境記(不 思議の国のアリス)』を中心に 浅野法子(中国児童文学研究者) 11:30~ 全体質問 C会場:5階15C教室 司会:内ケ崎有里子、 藤本芳則 ⅡC-1 9:30~ 工藤直子「のはらうた」にお ける擬人法の効果 小浦啓子(岩手大学) ⅡC-2 10:00~ たまごやきの好きな王さま とマーマレード好きのクマ―シリーズを考え る― 佐々木由美子(鶴川女子短期大学) ⅡC-4 11:00~ エルサ・ベスコフの絵本研究 ―エルサ・ベスコフの絵本における母子像と父 子像― 美谷島いく子(松本短期大学) 11:30~ 全体質問 □童謡コンサート 12:30~13:00 3 階 13C 教室 歌:田代和子 ピアノ伴奏:松尾章子 解説:戸苅恭紀 □講演 13:00~14:20 3 階 13C教室 ゲーム的リアリズムのゆくえ 東浩紀(哲学者・批評家) □シンポジウム 14:30~16:20 3 階 13C 教室 メディア多様化時代の物語受容 総合司会:戸苅恭紀 進行役:浅野俊和 登壇者:陶山 恵(アニメーション)、灰島か り(海外児童文学)、酒井敏(日本近代文学)、 目黒強(日本児童文学、ライトノベル) □ラウンドテーブル 16:30~17:50 ラウンドテーブルA:3 階 13A 教室 ノンフィクション研究の可能性 司会:林美千代(愛知県立大学〔非〕) 話題提供者:うみのしほ(作家/中部児童文学 会)、奥山 恵(都立高校教員/白百合女子大 学〔非〕)、武藤清吾(広島経済大学) ラウンドテーブルB:3 階 13E 教室 教育の動向と児童文学 司会:難波博孝(広島大学) 話題提供者:幾本幸代(小学校教員)、今井美 都子(子どもの本屋店主)、戸苅恭紀(愛知県 立大学) □解散 18:00 ◆10月13日(月/祝日) エクスカーション 10:00~12:00「文化のみち 二葉館」とその周辺の見学会 ※なお、12 日に予定されていた岩崎真理子氏 ( 日本児童教育専門学校 )の研究発表「絵本の 擬人化についての一考察――たとえば‘くま’ の場合――」(ⅡC-3 10:30~)は、急逝のた め、司会者が発表要旨(要旨集収録)を代読し た。また、ラウンドテーブルBは話題提供者(大 塚リエ氏)欠席のため、レジュメでの報告があ った。

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日本児童文学学会第

47 回総会報告

2008 年 10 月 11 日 於 愛知淑徳大学 物故者のための黙祷 1.開会挨拶 2.会長挨拶 3.議長選出 ・理事会より推薦の大藤幹夫会員、三宅興子会員 が選出された。 4.議題 (1)2007 年度事業報告 事務局長より、(6頁)の通り報告された。 (2)2007 年度決算報告 例会開催費の 10,000 円増は、東京例会費 20,000 円を、一律 30,000 円としたためで、2009 年度で調節するとの説明つきで、前事務局長より、 (7頁)の通り報告。 (3)監事報告 成実朋子監事より、適正に処理されている旨報 告。 (4)決算報告に関する質疑 上記、事業報告および決算報告を承認。 (5)2008 年度事業計画(案) 事務局長より、(6頁)の通り提案された。 (6)2008 年度予算(案) 事務局長より、(8頁)の通り提案された。 (7)予算案に対する質疑 前年度決算を参考に予算を立てると、予備費、 人件費が多すぎるのではないか、との指摘があ った。前者は未納入の年度会費保全のため、 後者は事務局移転にともないアルバイト費が増 える見通しとの説明があった。 上記、事業計画および予算案を承認。 (8)「会報」投稿欄「会員の声」設置と投稿規程 学会運営について、意見を述べる場がないと の会員の意見書(配布)に関して、現会長、前 会長から事情説明があり、了解を得た。 「会員の声」欄の設置が承認された。投稿規程 は理事会で検討し、「会報」に原案を掲載、会 員の意見を聞く。 (9)日本児童文学学会賞選考規程内規の改正 事務局長より、(10 頁)の通り提案され、承認 された。 (10)紀要投稿規定の改正 事務局長より、(11頁)の通り提案され、承認 された。 (11)その他 ① 名簿作成、発送の報告(事務局) ② 第 48 回研究大会について報告(北星学園 大学) ③ 大阪国際児童文学館の存続についての 報告(大阪国際児童文学館、大阪国際児 童文学館を育てる会) 館長から、お礼と引き続き支援のお願い、育 てる会常任委員長から、経過報告と支援の お礼があった。 5.議長解任 6.次期大会開催担当校あいさつ 7,閉会挨拶

48 回研究大会について(お知らせ)

48 回研究大会の開催は、北星学園大学(北海道札幌)にて、10 月 24 日(土)、

25 日(日)に、開催されることになりました。

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2007 年度日本児童文学学会事業報告

(2007 年 4 月 1 日~2008 年 3 月 31 日) 1 第46 回研究大会の開催 2007 年 10 月 20~21 日 於:仙台市繊細復興記念館 2 第31 回日本児童文学学会賞・同奨励賞・特別賞の選考報告と表彰 第31 回日本児童文学学会賞 畑中圭一『日本の童謡-誕生から九〇年の歩み-』平凡社 2007 年6月 第31 回日本児童文学学会奨励賞 尾崎るみ『若松賤子-黎明期を駆け抜けた女性-』港の人 2007 年6月 今田絵里香『「尐女」の社会史』勁草書房 2007 年 2 月 第31 回日本児童文学学会特別賞 私市保彦『名編集者エッツエルと巨匠たち-フランス文学秘史-』新曜社 2007 年 3 月 3 紀要『児童文学研究』(40 号)の発行 4 理事選挙の実施と新役員の決定(2007-2008 年度) 5 機関誌「日本児童文学学会会報」(第58 号・59 号)の発行 6 研究例会の開催・補助 例会(東京)の開催、北海道例会・中部例会・関西例会の開催補助 7 第18 回国際児童文学研究学会日本大会の共催 8 2008 年度版会員名簿作成に伴うアンケートの実施と会員名簿の作成 9 会則の改定の検討 10 文部科学大臣要請書の提出 11 大阪国際児童文学館存続署名等の協力 12 会員の拡大・充実 13 事務局移転と体制の改善強化 2008 年度日本児童文学学会事業計画(案) (2008 年 4 月 1 日~2009 年 3 月 31 日) 1 第47 回研究大会の開催 2008 年 10 月 11 日~12 日 於:愛知淑徳大学星が丘キャンパス 2 第32 回日本児童文学学会賞・同奨励賞・特別賞の選考と表彰 3 紀要『児童文学研究』(41 号)の発行 4 機関誌「日本児童文学学会会報」(第60 号・61 号)の発行 5 研究例会の開催・補助 例会(東京)の開催、北海道例会・中部例会・関西例会の補助 6 2008 年度名簿発送 7 会則の検討と改正 8 事務局体制の改善強化 9 会員の拡大・充実 10 大阪国際児童文学館存続への協力(請願) 11 50 周年記念事業の検討

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2008 年度予算案(2008 年 4 月 1 日~2009 年 3 月 31 日)

一般会計 A.収入の部(見込み) 前年度繰越金 4,953,449 会費:入会金 20 人×2,000 円 40,000 会費:2008 年度会費 380 人×7,000 円 2,660,000 雑収入 2,000 合 計 7,655,449 B.支出の部 紀要制作費 650,000 会議費 30,000 例会開催費 10,000 (2008 年度のみ) 北海道・中部・関西例会補助費 90,000 研究大会補助費 200,000 学会賞経費 150,000 印刷費 500,000 (名簿作成準備あり) 通信費 500,000 事務用品費 150,000 人件費 300,000 交通費 1,000,000 事務局運営費 100,000 雑費 100,000 予備費 3,875,449 合 計 7,655,449 特別会計 (A)収入 前年度より繰越 5,594,900 500,000 合 計 6,094,900 (B)支出 0 合 計 0

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第 32 回日本児童文学学会賞の決定について

日本児童文学学会賞、同奨励賞および同特別賞は、わが国の児童文学・児童文化研究の発展に 寄与する、年度ごとの優れた業績や新人による意欲的な労作に贈られます。 このほど、二〇〇八年六月までの一年間に発表された児童文学・児童文化分野に関する研究・ 評論の中から、日本児童文学学会会員の推薦をもとに、日本児童文学学会賞選考委員会(浅岡靖 央委員長・戸苅恭紀・酒井晶代・内藤知美・川端有子の各委員)による選考の結果、次のとおり 決定しました。 なお、授賞式は十月十一日(土)午後四時三十分より愛知淑徳大学星が丘キャンパス(名古屋 市)で開催される当学会、第47 回総会の席上にて行います。 二〇〇八年十月 日本児童文学学会会長 向川 幹雄 第32 回日本児童文学学会賞 ◇該当作なし 第32 回日本児童文学学会奨励賞 ◇石原剛『マーク・トウェインと日本―変貌するアメリカの象徴―』彩流社 二〇〇八年三月 【贈賞の理由】本書は、明治期から現代のアニメーションに至るまで、日本におけるトウェイン の子ども向けの小説がどう受容され、文化変容をとげてきたかを丹念に追った労作である。その 受容の変化は、日本の児童文学の変容を物語る流れでもあると同時に、日本における「アメリカ たるもの」の象徴の変化の歴史でもあり、比較文学研究のひとつのあり方を示したともいえる。 博士論文が基となっているため手堅い論証が基本にありつつ、日本での出版の意義を加味するた めの加筆も行われており、読み応えのある内容になっている。今後の活躍を期待したい気鋭の研 究者といえよう。 【受賞者の略歴】一九七一年生。テキサス大学オースティン校アメリカ研究科博士課程修了 (Ph.D.)。アメリカ文学・アメリカ文化専攻。現在、早稲田大学教育学部英語英文学科准教授。 第32 回日本児童文学学会奨励賞 ◇石山幸弘『紙芝居文化史―資料で読み解く紙芝居の歴史―』萌文書林 二〇〇八年一月 【贈賞の理由】本書は、日本で独自に発展した児童文化財である紙芝居の歴史を、資料に基づい た詳細な年表形式によって明らかにしたものである。その内容は、紙芝居の源流を求めて平安時 代に始まり、昭和初期における平絵紙芝居の誕生からその全盛期を経て、現在における国内外の 動向にまで至っている。紙芝居史研究における基本文献として高い意義が認められるとともに、

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児童文化史全般にとっても見のがすことのできない成果である。紙芝居に関わる新しい知見も随 所に盛り込まれており、今後さらに紙芝居通史の執筆が期待される。 【受賞者の略歴】一九四七年生。放送大学卒業。群馬県立土屋文明記念文学館主席専門員を経て、 現在、茨城大学ならびに群馬県立女子大学非常勤講師。 第32 回日本児童文学学会特別賞 ◇加藤暁子『日本の人形劇 一八六七―二〇〇七』法政大学出版局 二〇〇七年十二月 【贈賞の理由】本書は近代日本における人形劇の歴史を、現在までの本格的な通史としてまとめ あげた労作である。日本の人形劇の歴史を、世界との関係の中で捉えることで、背景にある近代 化の問題に肉薄している。人形劇の実作に身を置く著者によって語られる史実は、劇表現の詳細 に踏み込むものであり、人形劇とそれに魅了された当時の人々の「時代性」を如実に描きだして いる。明治以降の人形劇の歴史をひもとくことは、児童文化の成立の過程を明らかにする研究と 交錯する点が多く、今後の児童文化研究に多くの示唆を与え厚みをもたらすものであると考える。 【受賞者の略歴】一九三三年生。東京大学文学部美学・美術史科卒業。人形劇団「人形座」入団 以来、人形劇の美術、演出、劇作などに従事するとともに、埼玉県立衛生短期大学、聖徳大学な どで非常勤講師を勤める。一九七〇年に日本児童演劇協会賞を、一九七九年に日本演劇教育連盟 演劇教育賞を受賞。国際人形劇連盟会員、日本演劇教育連盟顧問、「人形劇を読み解く会」主宰。

学会賞・特別賞の選考基準(学会会則第

4 条第6号に関わる内規)の改正

2008.10.11 改定 旧 基 準 新 基 準 <学会賞> 児童文学・児童文化領域の研究で、独創性と 系統性を有し、執筆者にとり永年にわたる研究 (ライフワーク) <奨励賞> 斬新で独創性があり、将来期待される研究 <特別賞> 児童文学・児童文化そのものからはややはずれ るも、接点を有した周辺領域の研究。永年にわ たり研究活動等に功績のあった人 <学会賞> 児童文学・児童文化領域で、独創性と系統性 を有した研究 <奨励賞> 斬新な独創性があり、将来期待される研究 <特別賞> 児童文学・児童文化に永年にわたり研究活動 等に功績のあった人。または児童文学・児童 文化に接点を有した周辺領域の研究。その他、 特別に意義が認められる研究

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紀要投稿規程の改正

2008.10.11 改定 41 号投稿規定 変更後(42 号) <投稿の資格> 2. 2008年度までの会費を2008年5月10日ま でに納入していること <原稿の内容> 3. 学術論文または研究報告のいずれかであ ること。 <原稿の枚数および書式> 1. 400字詰め原稿用紙40枚以内とする。(以 下、略) <提出上の諸注意> 1.(略) (5)種別(論文・報告のいずれか) <締切> 2008年5月10日(水)必着 <投稿の資格> 2. 2008 年度までの会費を 2009 年 3 月 31 日までに納入していること <原稿の内容> 3. 学術論文または研究ノートのいずれか であること。なお、研究ノートは、資料の紹 介や研究の現段階の成果をまとめた論考と する。 <原稿の枚数および書式> 1. 学術論文については、400 字詰め原稿 用紙 40 枚以内とする。研究ノートについて は、400 字詰め原稿用紙 20 枚以上 40 枚以 内とする。(以下、略) <提出上の諸注意> 1.(略) (5)種別(学術論文・研究ノートのいずれか) <締切> 2009 年 3 月 31 日(火)必着

「日本児童文学学会会報」投稿規程

1 日本児童文学学会員は、「日本児童文学学会会報」に挟み込む、「会員の声」に投稿することが できる 2 掲載の諾否は、理事会が委託する会報編集委員会がおこなう 3 投稿の内容は、会員の親睦や学会の発展に寄与する意見であること 4 プライバシーへの配慮のない投稿は、書き直しを依頼する場合がある 5 字数は、1200字(400字×3枚)以内とし、編集の都合上、できる限り手書きではな くテキストファイルにする 6 送り先は、事務局会報編集委員会宛とし、「会員の声」への投稿であることを明記する 投稿規定に従って事務局まで「会員の声」をお寄せ下さい。

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理事会・評議員会議事録抄(2007 年 12 月~2008 年 10 月)

12 月理事会 2007 年 12 月 15 日(土)13 時~16 時 於:大阪国際児童文学館 【報告事項】 1.出版社からの学会名簿入手希望 ・今後ともこの種の要請に対しては、原則として断る方針が確認された。 【審議事項】 1.新理事役割分担 2.入会・退会(一覧18 頁) 3.今後の検討事項 1 会則改正・事務局長問題(申し送り事項) 2 学会賞の規定の見直し 3 大会開催期日の検討 4 理事会の任期発行日の確認 ・大会後から新理事会の任期となることが確認された。 5 紀要の発行日の確認 ・大会前の発行となるよう、紀要委員会で検討することが確認された。 6 事務局引継ぎ期日、会計年度との関係の確認 7 紀要編集委員会の提案の検討 ・編集方針や査読のあり方について、新委員で検討することが確認された。 8 50 周年事業(申し送り事項) ・出版も含めて担当委員で検討することが確認された、 9 2009 年度大会開催校の選定(申し送り事項) 10 設置要請(申し送り事項) ・保留となっていることが確認された。 4.上笙一郎著『日本児童文学学会40 年史』(港の人 2007.11) ・会員から、本の内容に一部問題があるとの指摘があったことが報告された。 3 月理事会 2008 年 3 月 29 日(土)13 時~16 時 於:名古屋市公会堂 第1 集会室 【報告事項】 1.会員からの問い合わせ ・役員の年齢制限(本学会会則第6 条 4 のウ)がある一方で、年齢に配慮した会費の減免が設定さ れていないとの問い合わせがあった。今後の検討課題として扱うことが確認された。 2.『児童文学学会四十年史』寄贈について

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・アメリカ州立ハワイ大学ハミルトン図書館の日本コレクション担当者から『児童文学学会四十年 史』の寄贈依頼があった。類題の単著との誤認が予測されるため確認することになった。 【審議事項】 1.入・退会(一覧18 頁) 2.2009 年度大会開催校について ・内藤知美理事より、検討中との報告があり了承された。 3.会則・各種規定の見直し予定 ・事務局長と理事の兼務における任期の問題(本学会会則第6 条) ・ 会員より問い合わせがあった年齢の扱いの問題 ・ 学会賞・特別賞の選考基準(本学会会則第4 条第 6 号に関わる内規) 4.理事の被選挙権が問われることから、名簿作成の際には、生年月日の記入を徹底する(名簿へ の公表は任意とする)との方針が了承された。 5.学会の今後のあり方 ・戸苅代表理事より、大会発表件数に関する資料(別紙)が提出され、学会のあり方を継続審議 していく方針が示され了承された。 6.大阪府立国際児童文学館存続をめぐっての要望書・署名 ・児童文学館存続の要望書提出と署名に関する提案がなされ、了承された。要望書は、会長の責 任の下、理事会で作成したものを学会名で府知事に提出すること、署名については、メールの 添付ファイルの形で協力を仰ぎ、4 月 10 日までに「育てる会事務局」に郵送(切手代は自己 負担)する。 5 月理事会 2008 年 5 月 24 日(土) 13 時~16 時 於:日本児童教育専門学校 【報告事項】 1.理事役割分担の追加 ・50 周年記念事業、佐藤宗子氏。学会賞、川端有子氏。50 周年記念事業に、児童文化領域を一 名増員との提案があり、川勝泰介氏に打診することを決定した。 2.大阪府立国際児童文学館存続経過報告 ・4 月 17 日に、会長名で「大阪府立国際児童文学館の存続に関する要望書」(平成 20 年 3 月 29 日付)を提出した。 ・育てる会の署名は第一次、第二次で約 79000 人分を提出済。第三次を現在続行中。大阪府は 「財政再建プログラム試案」に対するパブリック・コメントを募集中であり、署名の呼びかけ と並んで協力を依頼。 【審議事項】 1.入・退会(一覧18 頁) 2.会則改正の検討

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・役員の年齢制限については、検討の結果継続審議することになった。 ・事務局長と理事の兼務による任期の問題については、半専従の事務職員雇用や事務センター的 な機関の利用など、並行して事務局長の負担軽減も進める必要ありとの意見が出された。次回 理事会で継続審議する。 3.2008 年度大会開催 ・実行委員会より、会場が愛知淑徳大学に正式決定し学会ホームページ上で告知済との報告があ り、大会要項と行事原案の提示と説明があった。 会費は、実行委員会案(会員参加費 2000 円、懇親会費 6000 円)が承認された。また、会員外と 学生の会費は実行委員会に一任。 4.紀要編集委員会の提案の検討 ・紀要編集担当理事より、次回紀要の内容について投稿論文のほか、邦文・英米・アジアの論文 解題や第 46 回研究大会シンポジウムのまとめを掲載予定であり、研究大会までに完成したい との提案があった。 ・発行日は、投稿論文が多い場合には時間がかかる。また、外部査読を導入すれば、時間的余裕 が必要。投稿論文の締切を、研究の活性化の観点から、大会までに発行することが提案された。 会則等と照らし合わせ、次回理事会で締切の見直しを検討することになった。 5.上笙一郎著『日本児童文学学会四十年史』 ・審議の結果、学会の公式刉行物との誤解を避けるため、理事会名で「当学会が編纂した刉行物 ではない」旨を学会ホームページと会報に掲載することが承認された。 8月理事会 2008 年 8 月 31 日(日) 13 時~16 時 於:高槻総合市民交流センター 【報告事項】 1.前回議事録確認 2.紀要編集委員会 ・6本の研究論文の応募があった。1本の論考を修正の上で採用との結論に達したが、応募者よ り掲載辞退の申し出があり、掲載論文無しとなった。 ・紀要の活性化をめざし、以下の提案が委員会よりなされた。 1「研究ノート」部門の新設、依頼論文もしくは特集論文の新設 「研究ノート」部門の新設については、現行の「研究報告」部門を「研究ノート」と改 称し、投稿規定を20~40 枚とすることで承認された。 2 公募締切の時期を、3 月末日に繰り上げることを提案事項に挙げる旨、確認された。 3 学会賞受賞研究書の書評を掲載、依頼原稿の新設が認められた。 4 編集委員会委員選出について 一人は、二年目の理事が残る人選が好ましいとの提案は、申し送り事項とされた。 3.学会賞選考委員会

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・8 月 30 日の委員会で決定した受賞者が報告された。受賞者には、委員長が連絡すること。 4.第47 回研究大会実行委員会 ・9 月 5 日に案内を送付予定、学会のホームページにプログラム等掲載する。 5.大阪国際児童文学館存続に関する経過報告 ・存続のための請願依頼文の中に、団体として日本児童文学学会の名を連ねることが了承され た。 【審議事項】 1.2008 年度研究大会及び総会関連資料の承認 ・2007 年度決算監査報告 ・2008 年度予算案 ・事業報告・事業計画 2.入・退会(一覧18 頁) 3.依頼の承認 ・刈谷市美術館配布物依頼 ・ノンニ展示会協力依頼 ・大阪国際児童文学館請願依頼 4.規約改正 ・事務局長の任期については、継続審議となった。 ・理事の70 歳定年問題 理事の若返りが定年制の基であり、また定年制を決めて間もないこともあり、来年の選挙に ついてはこのまま進めることが確認された。 会費の減額については、70 歳以上の会員数を確認し、継続して審議されることとなった。 5.会員の投稿 ・ 会員が意見を述べる機会に制約があるとの意見に対して、投稿規定を作った上で意見投稿の スペースを「会報」につくってはどうかと提案され、総会で「声」欄の新設について提案す ることになった。理事会において以上のように話し合われた旨、投稿会員に返答する。 10 月評議員会 2008 年 10 月 11 日(土) 10 時~11 時 於:愛知淑徳大学星が丘キャンパス 1.2007 年度事業報告(6頁) 2.2007 年度決算報告(7頁) 3.2008 年度事業計画案(6頁) 4.2008 年度予算案(8頁) 現在登録人数が430 名であるが、会費の支払い状況などから、380 名分の会費収入になっている こと、東京例会開催費は本来2 万円であるが、2007 年度に 3 万円が支払われたため今年度は 1 万円になることが説明された。

(16)

50 周年の事業の予算について質問があり、事務局長から予備費で対応すると回答があった。 代表理事から研究大会の補助費値上げを検討することが報告された。事務局運営費も10 万円で は難しいとの意見が出された。前事務局長からアルバイトを雇う人件費として事務局運営費以外 に人件費が設定されていると説明された。事務局の負担軽減では、発送を外注できるが、情報の 流出に注意が必要との意見が出された。 5.投稿文章の公開について経過報告 学会運営に関する意見の公開を希望する文章が、会員から届いたのを受けて、会員の意見を「日 本児童文学学会会報」に掲載するため、投稿欄を設けること、意見文は総会時に会員に配布、「会 報」投稿規程を総会で提案したいと説明された。 6.「会報」投稿欄「会員の声」設置と投稿規程(11 頁) 議事5を受け、「日本児童文学学会会報」投稿規程(案)が示された。投稿が多数の場合、すべ て掲載できなとの意見が出され、理事会が委託する会報編集委員会が諾否を決定することを規程 に入れることを確認した。 7.日本児童文学学会賞の報告(9~10 頁) 8.日本児童文学学会賞選考基準内規の改正の報告(10 頁) 9.紀要投稿規程の改正の報告(11 頁) 10.名簿発送について 11.第 48 回研究大会開催校決定(北星学園大学)報告 12.大阪国際児童文学館の存続についての報告 10 月理事会 2008 年 10 月 11 日(土) 11 時~12 時 於:愛知淑徳大学星が丘キャンパス 【報告事項】 1.2007 年度事業報告(前傾) 2.2007 年度決算報告(前傾) 3.2008 年度事業計画案(前傾) 4.2008 年度予算案(前傾) 5.会員からの投稿文公開についての経過報告 投稿文のコピーを総会で配布する。「会報」投稿規程を総会で提案することを改めて確認。 6.「会報」投稿欄「会員の声」設置と投稿規程案(前傾) 「日本児童文学学会会報」投稿規程案(前傾)が出された。評議委員会の意見が報告され、理事 会が委託する会報編集委員会が諾否を決定することを規程に入れることを確認した。 7.日本児童文学学会賞の決定 「第32 回日本児童文学学会賞の決定について」(前傾)の報告がなされた。 8.名簿発送について 「日本児童文学学会会員名簿」が、研究大会で配布されることが報告された。

(17)

9.大阪国際児童文学館の存続についての報告 「大阪国際児童文学館の存続についての報告」がなされた。館長が総会でお礼の言葉を述べる。 【審議事項】 1.日本児童文学学会賞選考基準内規の改正案(前傾) 「学会賞・特別賞の選考基準(本学会会則第4 条第 6 号に関わる内規)の改正の説明がなされた。 2.紀要投稿規程の改正案(前傾) 外部査読に時間が必要なこと、研究大会の日程が以前より早くなっているため締め切りを早める 必要があることが説明された。 3.入・退会(一覧18 頁) 4.第48 回研究大会開催校(北星学園大学)について 次回研究大会を10 月 24 日,25 日に北星学園大学(札幌市)で開催することが報告された。 5.前会長依頼の『はじめて学ぶ 世界児童文学史』構成案が配布され検討されることとなった。 6.総会の議長候補者として、三宅興子理事、大藤幹夫評議委員を推薦する。 7.逝去された会員(逝去が判明しておられる方 砂田弘氏、岩崎真理子氏)への哀悼の黙祷を総 会で行うことを確認した。ご冥福をお祈り申し上げます。

◆ 寄贈本一覧(著者・書名・発行所・発行日)

・ 上笙一郎 『港の人 児童文化研究叢書 002 日本児童文学学会四十年史』 港の人 2007/11/1 ・ 現代尐年誌の会 『尐年詩の学校Ⅰ』 てらいんく 2008/3/1 ・ 東京大学児童文学を読む会編 『小径から見る青空』 てらいんく 2008/3/10 ・ 神田琴二 『青春の道標―リンドウの風に吹かれて―』 ほおずき書籍 2008/4/20 ・ 日本児童文学学科北海道支部 『ヘカッチ 3』 同会 2008/5 ・ 平倫子 『ルイス・キャロル 身体医文化の実相』 英宝社 2008/5/15 ・ イ・サンべ作 高橋宣壽訳 『韓国人気童話シリーズ1 チャリンコ・ヒコーキ・ジャージャ ー麺』 現文メディア 2008/7 ・ ファン・ソンミ作 高橋宣壽訳 『韓国人気童話シリーズ2 心に刺さったガラスの破片』 現文メディア 2008/7 ・ まりな 『マリナのゆめ』 ホーム教師の会 2008/8/15 ・ ソン・ジェチャン作 榊原咲月訳 『韓国人気童話シリーズ3 帰ってきた珍島犬ペッタ』 現文メディア 2008/10 ・ ペ・イクチョン作 吉田昌喜訳 『韓国人気童話シリーズ4 星と話す尐年』 現文メディア 2008/10 ・ シャルル・ペロー作 末松氷海子訳 『ペロー昔話・寓話集』 西村書店 2008/11/10 ・ 多田幸正 『宮沢賢治とベートーベン ―病と恋―』 洋々社 2008/10/25 ・ コ・ジョンウク作 吉田昌喜訳 『韓国人気童話シリーズ5 ぼくのすてきなお兄ちゃん』 現文メディア 2008/11 ・ コ・スサンナ作 榊原咲月訳 『韓国人気童話シリーズ6 世界で一番小さないもうと』 現

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文メディア 2008/11

◆新入会員(入会申込み書受付順)

氏名 所属機関 住所 専攻分野 推薦者 高橋一元 名簿に記載 名簿に記載 名簿に記載 省略 伊藤かおり 同上 同上 同上 同上 竹内美紀 同上 同上 同上 同上 佐藤恵美子 同上 同上 同上 同上 内藤智津 同上 同上 同上 同上 朴鍾振 同上 同上 同上 同上 生駒幸子 同上 同上 同上 同上 福井善子 同上 同上 同上 同上 清水弥子 同上 同上 同上 同上 三浦正雄 同上 同上 同上 同上

(19)

三澤裕見子 同上 同上 同上 同上 髙木聡司 同上 同上 同上 同上 菊池圭子 同上 同上 同上 同上 佐藤愛子 八戸短期大学 同上 藤村純子 日本子どもの本 研究会・東海児 童文化協会 児童文学・児童文 化 向川幹 雄・堀尾 幸平 王 瑜 同志社大学大学 院文学研究科国 文学専攻 明治大正期の日 本児童文学 竹内長 武・徐園

◆退会者

沈慧敏、吉田純子、矢崎節夫、宮本大人、船越晴美、定松正

◆会員名簿の訂正

2008 年度に発行された最新の会員名簿に、すでに退会された以下の方々のお名前が誤って 掲載されておりました。謹んでお詫び申し上げます。 大井田義彰氏、岡田純也氏、柴田奈美氏、高山智津子氏(逝去)、沼賀美奈子氏、平岩定法氏、 森下真理氏、八木幾子氏、山本隆春氏、吉田正信氏、眞有澄香氏、桑原三郎氏、数藤ゆきえ氏

◆記載事項の訂正

竹田伸一 E-mail:誤 staked@kinjo-u.ac.jp →正 takeda.shinichi@e.mbox.nagoya-u.ac.jp

所属:名古屋大学大学院 橋本紀美代 所属:誤 聖和大学大学院 →正 武庫川女子大学 根本正義 根本氏の姓が根元となっておりました。謹んでお詫び申し上げます。 花輪充 所属:誤 東京家政大学家政学部児童学科助教授 →正 同准教授 金永順 住所:誤 丹月同 →正 丹月洞

例会(東京)に関するお知らせ

◆2009 年度の例会(東京)について

2008年度は、5月、7月、9月、12月の全4回を開催し、研究発表・シンポジウム・講 演などを行い、盛会のうちに終わりました。

(20)

2009年度の開催予定は、以下の通りです。今年度の学会奨励賞を受賞された石原剛氏、石 上幸弘氏のご発表はじめ、内容については現在検討中です。 2009年度開催予定 ・第1回 5月9日(土) 14時~16時 日本フラワーデザイン専門学校(高田馬場) ・第2回 7月11日(土) 14時~16時 日本女子大学(目白) ・第3回 9月12日 14時~16時 日本フラワーデザイン専門学校(高田馬場) ・第4回12月12日 14時~16時 日本フラワーデザイン専門学校(高田馬場)

◆例会(東京)発表者の募集について

東京例会は、全ての学会員を対象に開催されていますので、どなたでも研究発表をすることが できます。発表者も募集していますので、発表を希望する方は学会事務局まで申し出てください。 日本児童文学学会事務局 〒567-8578 大阪府茨木市宿久庄 2-19-5 梅花女子大学畠山兆子研究室気付 E-mail:office@jscl.internet.ne.jp

事務局よりのお知らせ

◆会費未納会員の扱いについて 学会費が過去に 2 年以上滞納されている場合、3 年目の 9 月までに納入されないと「退会扱い」にな りますのでご注意ください。該当する会員には、退会か継続かの確認を事務局よりしております。 ◆所属変更や住所に変更があった場合は、事務局まで速やかにお知らせください。また、郵便物が届か ない場合には、お手数ですが事務局までお問い合わせ下さい。

日本児童文学学会紀要「児童文学研究」第

42 号投稿規定

(21)

日本児童文学学会紀要「児童文学研究」第42 号の原稿を募集します。 下記の要領にしたがって、 ふるってご投稿ください。

〈投稿の資格〉

1. 本学会会員であること。 2. 2008 年度までの会費を 2009 年 3 月 31 日までに納入していること。

〈原稿の内容〉

1. 児童文学・児童文化に関するものであること。 2. 日本語で書かれていること。 3. 「学術論文」または「研究ノート」のいずれかであること。 4. 本誌の発表が最初であること。 5. 1 回の掲載で完結していること。 6. 完成原稿であること。

〈原稿の枚数および書式〉

1. 「学術論文」は、400 字詰め原稿用紙 40 枚以内、「研究ノート」は、20 枚以上 40 枚以内とする。(注 記および図版・資料などは、この枚数に含む) ワープロ、パソコンを使用する場合、これに準ずる枚数とする。その場合は、1 頁あたり 「40 字×35 行」とする。 2. 注記は後注とし、論文の末尾に付ける。 3. 縦書を原則とし、内容に即して横書も可とする。 4. 用紙はA4判を原則とし、各頁に頁番号を明記すること。 5. 注記・数字の表記について別に「付」を参照のこと。

〈提出上の諸注意〉

1. 原稿は、5部提出すること。そのうちの1部にのみ 表紙を付け、下記の(1)~(6) を記すこと。 (1)氏名(共同執筆の場合は代表者を明示) (2)連絡先(郵便番号・住所) (3)TEL・FAX (4)論文表題 (5)種別(論文・報告のいずれか) (6)原稿の枚数(400 字詰め原稿用紙換算) 2. 原稿の本文は題名から始め、氏名や肩書・所属を書かないこと。 3. 論文要旨(200 字以内)を記した別紙を添付すること。

(22)

4. 図版などの使用については、著作権に充分配慮すること。 5. 原稿は返却しない。

〈採否および編集の手順〉

1. 原稿の受付(資格の確認)後、受領書(はがき)を送付する。 2. 編集委員会(ただし内容によっては委員会が外部の査読者を依頼することができる)において採否 の検討を行い、その結果を通知する(掲載、一部修正後再度検討、不掲載など)。 3. 掲載が決定したものについて、(1)英文タイトル、(2)本文の電子データ(ワープロ、パソコンを使用 の場合)、(3)抜刷の希望部数(最低 30 部、費用は執筆者負担)を送付して もらうなど、編集・製作上必要な点について編集委員会が執筆者に依頼する。 4. 著者校正は、初校の 1 回とする。校正は、誤記・誤字等の訂正とし、書き直し(加筆・削除)を行わな いことを原則とする。 5. 写真版・図版の印刷費用は、執筆者の負担とし、これを請求する。 その他(注の記載について等) 末尾(次頁)に掲載

〈送付〉

1. 簡易書留にすること。 2. 「児童文学研究」原稿在中と封筒に明記すること。

〈宛先〉

〒567-8578 大阪府茨木市宿久庄 2-19-5 梅花女子大学畠山兆子研究室気付 日本児童文学学会事務局

〈締切〉

2009 年 3 月 31 日(火)必着

(23)

その他(「注」の記入方法等

付 ① 注 の 入 れ 方 や 数 字 の 表 記 ( 縦 書 ) に つ い て は 、 原 則 と し て 次 の よ う に 統 一 し て く だ さ い 。 ② 表 紙 の 記 載 事 項 は 、 次 の 通 り で す 。 ( 一 部 の み 提 出 ) 氏 名 郵 便 番 号 ・ 住 所 T E L ・ F A X 論 文 表 題 種 別 原 稿 の 枚 数 ( 四 百 字 詰 め 原 稿 用 紙 換 算 ) ※ 論 文 要 旨 ( 二 百 字 以 内 ) は 別 紙 に 註 は 注 と す る 。 〃 〄 に 入 れ 、 〃 注 〄 と す る 。 注 は 、 原 則 と し て 後 注 と し 、 一 括 し て 論 文 の 末 尾 に 付 け る 。 本 文 中 に は 、 い ち い ち 注 と い う 文 字 を 入 れ ず 、 該 当 箇 所 の 右 下 に ( 1 ) の よ う に 括 弧 付 き の 数 字 の み を 入 れ る 。 注 番 号 は 、 ア ラ ビ ア 数 字 を 用 い る が 、 そ の 他 の 数 字 の 表 記 は 、 原 則 と し て 左 記 の 通 り と す る 。 西 暦 年 一 七 九 〇 年 、 八 〇 年 代 元 号 明 治 三 十 八 年 、 昭 和 五 十 年 世 紀 十 八 世 紀 、 二 十 一 世 紀 日 付 四 月 二 十 五 日 、 十 月 二 十 七 日 そ の 他 二 十 八 歳 、 五 十 歳 、 三 十 年 間 、 二 百 五 十 年 本 文 と 注 の 間 は 一 行 あ け 、 注 の 文 頭 は 括 弧 付 き 数 字 の あ と 一 字 あ け て 始 め る 。 引 用 文 献 に つ い て は 、 原 則 と し て 、 左 記 の 各 項 を 明 記 す る 。 著 者 名 訳 者 名 書 名 出 版 地 ま た は 出 版 社 名 出 版 年 ペ ー ジ 数 著 者 名 論 文 名 誌 名 と 巻 号 出 版 地 ま た は 出 版 社 名 ペ ー ジ 数

(24)

参照

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