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路盤の安定処理工法に関する基礎的研究(1) -ソイルセメント工法-: University of the Ryukyus Repository

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(1)

Title

路盤の安定処理工法に関する基礎的研究(1) -ソイルセメ

ント工法-Author(s)

上原, 方成

Citation

琉球大学理工学部紀要. 工学篇 = Bulletin of Science &

Engineering Division, University of the Ryukyus.

Engineering(1): 25-39

Issue Date

1968-05

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12000/23749

(2)

25

路盤 の安定処理工法 に関す る基礎的研究 (

1)

ソ イ ル セ メ ン ト工 法

-上

方 成 *

ExperimentalStudiesonSoil-BaseStabilization (I)

-Soil-Cement

-HoseiUEHARA

SynopsIS

A seriesofthestudie3 0n soil-base stabilizationmethodswasbegun.Present paperdescribestheexperimentalstudyonthesoils of Okinawa lslandforthe developmentofthemethodofsoilstabilizationbyPortlandCement

Thesoilofthesuburbof lshikawacitywascJIelectedasarepresentativeafter physicaltestsonmanycoils Laboratory tests were performed on the cement treatedsoilsconcernlngthe compressive strength and C.B.R. From the test results the relationships between those valuesand cement contents,the rel lationshipofthosetwovaluesandotherfactswereexamined.

ThestudyshowsagoodproSPeCt30fthesoil・cement constructiononOkinawa lsland

I

まえが き

吾 々が道路 を建設す る際には、常 に、地盤 が良好であるとは限 らないので、 これ を改良す ることを考えなければならない。一方、近年、急激 に増加 した 自動車交通量お よび大型化 し た重車輪 によって、既設道路 が破壊 され る傾向にある。 これ ら破壊 された道路 の補修 にあた って、現路床、路盤 の不良、不適格性が しば しば指摘 されている。また、破壊にいた らない まで も、将来 の交通事情 に対処 して、その路床 、路盤 の再検討 を必要 とす る道路 は多いか と 思 う。 このようなことか ら、路盤お よび基層材料である土 に、特定の添加材 を加 えて混合 し、必 要 な耐水性 と抵抗性 (支持力) な どを与 えて安定 させ る、いわゆる、安定処理工法が研究開 発 され、発展 してきた。広義の安定処理工法 には、深 い層の処理 もふ くまれ、その工法 も数

*

理工学部土木工学科

(3)

26 上原 :路盤の安定処理工法に関する基礎的研究 (I)

多 あ るが、 ここでは 、浅 い層 の、いわ ゆる、狭義 の安定処理 工法 につ いて考 え る。 本 研 究 は、沖縄 の土質事情 を考慮 して、路盤 や基 層 の安定処理 法 に関す る一連 の基礎 的研 究 を行 な お うとす るもので あ る。 まず は じめに

、 Ce

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す なわ ち、 ソイ ル セ メ ン ト

工法

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を指 す) について と りあげ、 その沖縄 の土 - の 適 用 性

(

L∝a

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)

を検討 してみ たいo今 回 の報 告 は、 沖縄本 島中南部 の土 につ いて調査 し、その中か ら、代 表的 な土 を一種 (以後試料 土 と称す る) え らび、その土 につ い ての基礎 実験 を行 な った結果 に検討 を加 えた もので あ る。

予 備 調 査

l 各種土試料 の採取 今 回 の試料採取 は、本 島 中南部 にて行 ない,代 表的 で しか も量的 に広 く分布 した土 壌 をめ あて とし、原則 的 に、原 野地域 をえ らんだ。採取方法 は、シ ョベル で、地表面下30-60糎 の 深 さにお いて、約1.5Kgずつ採取 して、 ビニール袋 につ めて もちかえ った。 これ ら採取地 は 試 料番号 を付 して、図- 1に示 す.

(4)

琉球大学理工学部紀要 (工学篇) 27

2

試 壌

試験は土質工学全発行 の 「土質試験法」 の諸規定 にもとづいて行 なった。粒度、比重 、液 性限界、塑性限界 の各試験お よび土 の分類 の結果 は表

- 1

の とお りであ る。

Tab]e】.PropertiesofSoi】Sam p】es※

):i 安定処理に使用した試料については別に示す。

試 験 基 準 、 項 目お よ び 方 法 予備調査 の結果、現在 、明 らかにな っているソイル セメン ト適用土の判定基準 と、運搬 お よび量的 な面か ら、更 には、分類上 、粘土 とローム系 の中間的存在の ものであ るこ と を 考 慮に入れて、沖縄本島中部石川市 のはずれ にある土 (石川 ビーチの埋立 てに使用 さ れ て い る) を試料土 として選定 した。 なお、試料土 は、一時期 に大量 に実験室-搬入 し、空気乾燥 させた。 I 試 験 基 準 ソイルセメン トの試験 については、 アメ リカ

(

AS

TM、AAS

HO、PCA

等)、 イギ リス

(5)

28 上原 :路盤の安定処理工法に関する基礎的研究 ( (BS)お よび ドイツ (DIN)な どでは、試験方法が規格化 されているが、わが国では、試験 方法が確立 されていないよ うである。 しかし、土質工学全発行の土質試験法第は章 に 「締固 (1) めて作 る安定処理土の一軸圧縮試験方法」-JIS原案- があるので、 これに準拠 して試験 を 行 ない、貫入試験 (CBR試験) もあわせて行 なった。

2

試験項 目 試料土,セ メン ト添加土 (以後 この混合物 をソイルセメン トと称する)、粗骨材混入 ソイ ルセメン トお よび粗骨材 について、次のよ うな試験 を実施 した。 (1) 試 料 土 a)基本的性質に関す る試験 比 重 試 験 含 水 量 試 験 粒 度 試 験 液性限界試験 塑性限界試験 収縮常数試験

J

I

S A

1202 JIS A 1203 JIS A1204 JIS A 1205 JIS A 1206 JIS A1209 b)締固め試験お よび強 さ試験 突 固 め 試 験

J

I

S A

1210

、A

1211 CB R試 験 JIS A 1211 (2) 処理土 (試料土+セメン トお よび試料土+セメン ト+粗骨材) 突 固 め 試 験 JIS A1210お よび 「土質試験法」第12章 一軸圧縮試験 「土質試験法」第12章 CB R試 験 JIS A 1211 (3) 粗骨材お よびセメン ト 粗骨材 については土木学会基準 に準拠 して、その粒度、比重、吸水量等の試験 を行 な った。 なお、粗骨材 としては、沖縄本島砕石の うち、原石 の分類上最 も代表的なもの 二種 (以後砕石A、砕石Bと称す る) を採用 したが、 試験結果 を表- 3中に示 してあ るoセメン トについては、特別 に試験 を行 なわず、′ト野 田普通 ポ/レトラン ドセメン ト 市販品 を使用 した。

3

試験方法 今回の試験では、セメン ト添加量 を原則的に、試料土の乾燥重量に対 して、重量 百 分 率 で、 2、4、 6、 8、10、12、14、16%とし、また、砕石 と試料土の混合割合 は、共 に乾燥 重量で40% :60%とした (この ことについては後 に述べる)0 (1) 突固め試験 a)試料土お よび ソイルセメン ト 試料土は含水比が1-2%になるまで気乾 した ものを使用 し、セメン トを混入する場 合は、 これに所定の割合で添加 し、よ く混合 して、規定 にしたがって突固め試験 を行

(6)

琉球大学理工学部紀要 (工学篇) 29 なった。同一試料の くり返 し使用はさけた。突固めには、米国Soi1Test社製 Mech・ anicalCompactor(CN-424) を使用 した。 なお、本機 の規格は、標準突固め試験 に はランマー重量2.51bs.、落下高12吋、 CBR試験 にはランマー重量 10bls.、落下高18 吋 となってお り、写真

1

に示 してある。 b)砕 石 混 入 ソイル セ メ ン ト 砕 石 混 合 割 合 は 「ア ス フ ァル ト舗 装 要 綱 」 の ソイ ル セ メ ン (2) トにおける標準粒度 に近づけるた め、 Rothfuchsの 方 法 (3) お よ び Driscollの方法で粒度調整 し た 結 果 とH.氏.B. (High wayResearchBoard)捷案 の経済的 に安定処理で きる土の粒度範囲 (

義-2

参照) をかん案 して決定 したも ので表- 3にこれ を示 してある。 Rothfuchsの方法等 によ ると砕石Aの場合が60%、 砕石Bの場合が58となって、 採 用配合比 とは逆の割合 となってい る。

Table2.ProposedLimitationsfcrSoilCement,byHRB

粒 度 分 布 l コンシステンシー 最大粒経 75m 4.76mmフルイ通過量 >50% 0.42mmフルイ通過量 >15% 0.074mmフルイ通過量 <50% I LiquidLimit <40% PJasticityhdex <18% Picture1 MecrLanical Compactor

(7)

30 上原 :路盤の安定処理工法に関する基礎的研究 (I)

Table3.PropertiesOfAggregatesands°i)AggregateMixtures

粒 度 ( フ ル イ 通 過 量 % ) 藍 ⋮ 1 。 -≡ 砕 石 混 合 土 粒 度 (%)

ス ファル ト舗装要絹頗

艶 1-I㌃ 「 妄- #

;

1

)

60 ∼ 1

40 ・) 88 30

}

76 20

-

60 10

,

36 3

.

15 1

0

0

80 64 53 40 23 9 注 砕石A 沖縄本島北部本部半島産古生代結晶質石灰岩 砕石B 沖縄本 島南部玉城村産第四紀 サンゴ石灰岩 つ一 6 0 0 6 9 8 ︻-J 6 5 5 4 この砕石混入 ソイル セ メン トの突 固 め試験 については、その均等 な含水 比お よび乾燥 密度 の測定 は非常 に困難 で あ り、現 にバ ラツキが多 か った。 したが って、 ここでは、 (4) 値宜 的 に、Walker-HoltZ:の理 論 を適 用 し、 セ メン ト+試料土 の突固 め試 験 の結果 か ら算定 した最 大乾燥密度 お よび最適含水 比 を採用 す るこ とに した。粗骨材 混入率 を40 (4) % とすれ ば、 この方 法 を適用 して もよい と言 われてお り、念 のた めに砕石混入 ソイル セ メン トの突固 め試験 を試 み、土 +セ メン ト部 分 のみ の含水 比 をチェ ックレ、 また、 測定 され た湿潤密度 と、注水 量 (倉水 比) か ら逆算 した混潤密度 を比較 した結果 な ど か らも、適用 して よい と判断 された。 (2) 一軸圧 縮試験 供試体作製 は前記 「土質試験 法」第12章作製 方 法 Ⅰに準拠 した。 その際 の注水畳 は、試 料土 +セ メン トにつ いては、(1)-a) によって得た最適含水 比になるよ う、蒸発量 な ど を考慮 して決 めた。砕石 混入 の場合 は(1)- a) の最適含水 比か ら砕石混合物全体 の最適 含水 比 を算定 し、 これ に砕石 の攻水量 (骨材試 験 の吸水量 の約 1/2を採用) と蒸 発量 を考 慮 して、注水量 を決定 した。 なお 、蒸 発量 はその 日の温度 、湿度 をみて判定 した。注水 量 は、実際 には、わずかの ちがいは無視 して、た とえば、表

-6

の よ うに、セ メン ト量 2- 6%まで と8-10%まで の2段 階 にわ けて計量 し、注水 した。次 に、含 水比お よび (4) 乾燥密度 の算 定式 をあげてお く。 W - w l (1-p)+ W2P

γ

d

= 」 ユニ吐 - + γdl

(

1+W

2

G

s

2

)

p Gs2

γ

W

(8)

琉球大学理工学部紀要 (工学篇) ここに、 wl-試料土+セメン トの

0.

M.

C

w2 -砕石の含水量

G

.・2-砕石の比重 γdl-試料土 +セメン トのγdmax. p -砕石混合割合

γ

W -水の単体重量 圧縮試験は、供試体作製直後 にパ ラフィンで包み、 6日湿気 箱で養生 した後、パ ラフィンをはがして (前後の重量測定結 定はほ とん ど変化 がなか った)、24時間水浸 して行 なった。 ただし、セメン ト量

2%

のものについては、供試体 の状鰻 に よって非水浸7日養生 した ものもある。圧縮試験機 は 米 国 SoilTest社製電動式一軸圧縮試験 機 (Cap.10.0001bs.) で、写真2に示 してある。

(3) C.B.R試験

供試体作製は、JISA1211にしたがい、一軸圧縮試験 の場 合 と同様にして注水量 (義- 6参照)を決 め、Mechanical Compactorで突き固めてつ くった。各 々について吸水膨蘇 試験 と貫入試験 を実施 した。吸水膨張が止 ま りしだい貫入 試験 を行 なったが、その時の押 え荷重は 5Kgとした。貫入 試験には、米国SoilTest社製Versa-Testerに貫入 ピス ト

ンを取 りつけて使用 したので写実- 3に これ を示す。 31 Picture2Unconfined Com:)roS二omTest Pich1re3 CB】王Test Ⅳ 試 験 結 果 1 試料土の性質 粒度、比重および コンシステンシー試験の結果 を表

-4

に示 し、粒経加積曲線 を図

-2

に示 してある。

(9)

32 上原 :路盤の安定処理工法に関する基礎的研究 (I)

Tab]e4. Properties0fミbilSamp一eUsedforCementStabi]iCation

% 称 虫 桓 鋼 叫 073▲6985200000000 ,iq 全試料 2 m 以下 ■一 100 05 0.1 0.2 0.5 1.0 2.0 5.0 10.0 20.0 50 (mm) 粒 往 Fig.2GrainSiSeDistribution

2

試料土お よび ソイルセメン トの締固め試験結果 一軸圧縮試験お よび

CBR

試験のための突固め試験結果 を表

-5

に示 す。

Table5.CompactionTestResu一ts

一 軸 圧 縮 試 験 用 最*(言渡 芳 度 t 最 適 Fyo㌢ 比 1.720 1.725 1.730 1.740 1.747 18.5 18.3 18.0 17.7 17.5 i.760 1 17.2 C B R 試 験 用 画 T i 面 比

(10)

琉球大学理工学部紀要 (工学篇) Tab一e6EstimatedOptimum Moisture 3 一軸圧縮試験結果 ContentandMax.DryDensity forCBRTest

T

i

l

L

l

l

(

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/

a

)

(

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/

c

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B

)

メント砕石A混入

ソイルセ

メン

砕石

B 混 入 ソ イル セ -互 1 Wa】ker-HoJtzの理論適用によって 算 定した

33 試料 土 +セ メ ン ト、試 料土 +セ メ ン ト+ 砕石

A

お よび

B

につ いて、各 セ メン ト量 ご とに供試体 を3個ずつ作 って得た結果の平 均値 を表- 7に示 す。

Table7.UnconfinedComperssionTestResulJs.

(11)

34 上原 :路盤の安定処理工法に関する基礎的研究 (I)

4 CBR

試験結果

各セメン ト量について、軟水膨張および貫入試験結果の平均値 を表- 8に 示 す。た だ し、修正

CBR

は表

-5

中の最大乾燥密度 または表

-6

中の算定 された最大乾燥 密 度 の

95%に相 当す る値 を採用 した。

Table8.CBR TesJL.Resll】ts

備考 水浸 日数2- 3日

γtl供試体作製時湿潤密度

γd

供試体作製時乾燥密度

(12)

琉球大学理工学部紀要 (工学篇) 35

試験結果 の検討

1

セ メン ト量 と最大乾燥密度 、最適含水 比 の関係 図- 3お よび4は、セ メン ト量 と最大乾燥密度 、最適含水比 の関係 を示 した もので あ る。締 固 め効果 は、従来知 られ てい るよ うに、セ メン ト量 が増加 すれ ば、最大乾燥密度 5 4 3

つ4

7 ・ nJ 7 7 1 1 1 1 B .大 蛇 燥 密 度 ∧ 1 軸 用 ∨ I

I

I

I

1

…●..ll.C.・.-.一-軸一・.B....●lJ=R.E縮試験について魂験はついてt l 2 4 6 8 10 12 14 16 最 大

乾燥

(

c B

R用

) 89 88

87

85

85

1 1

1

1

1

セメン ト量 (%)

Fig.3Re】ationshipbetweenMaximLlm DryDensityandCementContent

つ ︼ 0 8 8 1 1 8 6 4 2 17 17 17 17 最 適 含 水 比 ∧ 山 紬 は .舶 用 ∨ ( % ) Ll l 片---一●.-.

-●

式 CBR-_F.軸「試験についてについてlT1品試験 I I 0 2 4 6 8 10 12 14 16 浸 透 含 水 比 <

G

R

用 ∨ (% ) 2 ∩) 8 ごU 4 2 4 4 つJ 3 3 3 1 1 1 1 1 1 セメン ト量 (%)

(13)

36 上原 :路盤の安定処理工法に関する基礎的研究 (I) は増加 し、最適含水比は減少す る傾向にある。 ただ し、セ メン トの同量増加 に対す る最 大乾燥密度 の増加 の度合 と最適含水比の減少 の度合 を くらべ ると、後者 が大 きい。 た と えば、セ メン ト量2%か ら10%と5倍増 に対 して、標準突 き固め試験では最大乾燥密度 の増 が2%、最適含水比の減 が約6%であ り、 CBR試験では最大乾燥密度 の増 が約0.6 %、最適含水比の減 は約

5%

となってい る。 また、標準突固め試験 の場合は、最大乾燥 密度、最適含水比 ともに、ほぼ直線的 に増加 または減少 してい るが、CBR試験では、明 確 な直線関係 はみ られ ない。 2 セメン ト量 と-軸圧縮強度 の関係 セ メン ト量 と-軸圧縮強度 の関係 を図- 5に示 してあ る。 セメン ト量 が増加 すれば ソイ ル セメン トお よび砕石混入 ソイル セメン トの強度 が増加 してお り、 これ もすでに知 られ CO

6

4 2 0 CO 6 4 1▲

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七月

U 3 ' ‰ ) 音24 qu kgT 弓\禦2

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l 20 - 1ユ1110642886 試料土十 セ メ ン ト

J

非水授

I J試料LG,ノン 卜JrLl++や二L.. 非水声 'mもL七 メ ンノトl;-試料十1+_P.I-_ ccmentcontent(9.I,) CementContent(tI。) CementContかnt(%)

Fig.5RelationsナipbetweenUnconfinedCcmpressiveStrengtt.-andCementContent

てい るとお りであるO ソイル セメン トとこれ に砕石 を混入 した場合の強 さ増の度合 は、 セ メン ト量 が少 ない うちはあま りちがいが ないが、セ メン ト量 が増 えるにつれてそのひ らきは大 き くなってい る。 セ メン ト畳 が2%の砕石混入 ソイルセ メン トの強 さが低 いの は、砕石 と土 の密着 がセ メン ト量 がわずかな場合 は堅 くないためで、む しろ接触面か ら 破 壊 をひ きお こす のではないか と思 われ る。 セメン ト畳 が

4%

以上では砕石混入 ソイル セ メン トの方 が よ り直線的 な関係 を示 してい る。 3 セ メン ト量 とCBRの関係 セ メン ト量 が増 えればCBRも増加す ることはすでにわか ってい るが、図- 6も同様 な候

(14)

球球大学理工学部紀要 (工学篇) 37 C

B ・ 択 ・ ( % ) )0 I) 〕0

5

0

I

】 I CB3(∼)2R400〔

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0

l

1

t拭料」.. セ メ ' ト≡.拭料+.1.. セ ノ ン ト;試料 .E.. 十 セ メ ン トl l 10C〉 .砕イ+i/升 .砕+甲 02cc4meGntnt三S.E2ntl4(o:,.) 0 2ceヱent8ontc8nt(,tO) 0 2 ce4ment6cOn8bnt.10

Fig.6 Re】ationsbipI)et∇eenCBR andCementContent

向 を示 してい る。一軸圧縮試験 の結果 で臥 砕石混入 ソイルセメン トの方 がやや直線的 な関係 を示 しているけれ ども、CBR試験 では、 ンイルセ メン トにお けるセ メン ト 量 と cI∋Rの関係 の方がほぼ直線的であ る。試料土 +セ メン トに砕石 が混入 され る と、突 固め 作業中いかに注意 して も、その詰 ま り具合 が一定 とはな らず、貫入抵抗 もおのず と変動 がある。たまたま貫入表面 に砕石 がか な り詰 まっている と、初期 の荷重値 は大 き くでて くる。一方、-軸圧縮供試体では、セ メン ト量 が増 えるにつれて、砕石混入 に よ りコン ク リ- ト的 な性質 を示 し、 コンス タン トな関係 がセ メン ト量 と強 さの間 に生ず るもの と 思 われ る。 4 -軸圧縮強度 とCBRの関係 一軸圧縮強度 とCBRの関係 を図- 7に示す。 この図か らも、 これ まで明 らかになってい 如 拙 ∞ C ・

B

・ R ( % ) % 2430

C

0

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00

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0

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4

6

6

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2

l

試料 土+ セ メ ン ト

十車

4

セ メ ン ト試 料 ]二十 2 セメ ン ト 10(、 砕石

+

A 1

) 砕石

+

B qu(kg/与,′i) qu (kg/C.;f) qu(kg/C'd)

(15)

38 上原 :路盤の安定処理工法に関する基礎的研究 (I) るよ うに、両者 の関係 がほぼ直線的 な ものであることが うかがわれ る。一軸圧 縮 強 度 が、10Kg/Cナげの ときはCBRは50-170%、、20Kg/cmJの ときには120-250%くらいの ソイル セメン トが多い と言われ、本 ソイル セメン ト試験結果 も、それ にあてはまるよ う であ る。 ただ、砕石混入 ソイル セメン トについては、一軸圧縮強度 に対 して、かな り大 きなCBR値 を発揮 してい る。 5 一 軸圧縮試験供試体 の教水量 とセ メン ト量 の関係 この関係は図- 8 に示 し

てあ

る。 セ メ ント量 が増加 す る と、吸水量

(

24時間水浸)は比 較 的急激 に減少 してい る。 また 、セ メ ン ト量 が あ る程 度増加 す る と、 ソイル セ メ ン トも砕石混入 ソイル セ メン トも 同程度 の攻水 量 を示す よ うである。 た だ、セ メン ト量

8% と10% に お い て 、砕石A混入 ンイル セ メン トの吸水 量 が他 に比 して大 きいのは、平均値 を もって示 したためであ ろ う。 実際 、そ の二 つ の% においては、吸水 量 のバ ラ ツキが大 き く、その中で最小 の政水量 は他 の場合 のそれ よ り小 さい値 を示 し てい る。 ●`〉0 2 4 6 8 10 12 セメン ト盈 (%) Fig.8 ReJationsITipbetvgeenScaledt7ater ContentandCementContent(Unconfined Ccm:)ressivcTestPieces)

む す び 以上 は石川市はずれ の試料士 を用 いて、セ メン ト安定処理 の効果 を検討 した もの で あ る が、試験量が充分 とは言 えないか もしれ ない。 しか し、沖縄 において未 だその よ うな試 みが ないので、今後 の研究指針 を示す もの と思 われ、 ここに、結論的 な事項 をあげてお く。 1)本 試料土は ソイル セ メン ト工法 に適用 して有効であ る。 2)必要 とされ るセ メン ト量 は、一般 に設計圧縮強度 に相 当す るものであるが、 「アス フ ァル ト舗装要綱」や建設省土木研究所案 に準 じれば (義- 9参照)12-15%は必要のよ

(16)

琉球大学理工学部紀要 (工学篇)

Tab!C9.DesignCritetria

___ _M- __- ー 】 39

うである。米国のPCA、CorpsofEngineer,California州 の設計圧縮強度や、沖縄 の 気象条件 な どを考慮すれば、セ メン ト量 は10%以下で もよいか と思 われ る。

3)

修 正

CBR

(

義-9

参照) の規準か らみれば、セ メン ト量 はかな り少 な くして もよい よ うである。 4)吸水量お よび膨張比は、かな り′トさいので有効 であ る。

5)

砕石量が増加す ると、-軸圧縮強度や

CBR

が増大す るので、本件 において も、砕石量 を50-60%にすれば、比較 的少量 のセ メン トで処理 が可能 か と思 う。 しかしなが ら、締固めの問題 、特 に砕石 を混入す る場合の最適含水 比、最大乾燥密度 の判 定、 ソイルセ メン トの コンシステ ンシ-、乾燥収縮 、強度お よび変形特性、セ メン トに対 す る他 の添加材等、今後更 に検討すべ き事柄 が多いので、その辺 を確 めてい きたい。 最後 に、本研究に何 か と便宜 をはか り、激励 して下 さった本学科具志助教授 と、卒業研究 テーマとして、実験 に協力 して くれた学生諸君 に謝意 を表 します。 参 考 文 献 1)土質工学会 :土質試験法 土質工学会PP・477-494(昭39) 2)日本道路協会 :アスフ7ル ト舗装要綱 (改訂版)、日本道路協会、P・24(暗36) 3)高橋召一郎 :安定処理工法、理工図書、PP・21-27(晒36) 4)土質工学会 :土質試験法、土質工学会、PP・140-144(晒39) 5)竹下春見 :ソイルセメン ト(コンクリー トパンフレット第171号)、 日本セメント技術払会、P・21 (昭38) 6)高橋

司一

郎:

安定処理=法、理工図書,PP・41-44(暗36)

Tabl e8.CBR Te s J L .Re s l l 】 t s

参照

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熱が異品である場合(?)それの働きがあるから展体性にとっては遅充の破壊があることに基づいて妥当とさ  

あれば、その逸脱に対しては N400 が惹起され、 ELAN や P600 は惹起しないと 考えられる。もし、シカの認可処理に統語的処理と意味的処理の両方が関わっ

遮音壁の色については工夫する余地 があると思うが、一般的な工業製品