数理物理及び演習
III( 量子力学)
2004.6.245 3
次元井戸型ポテンシャル
1【球対称の井戸(s状態)】中心力場V(r)中の粒子の動径部分のSchrodinger方程式
1
r d2
dr2(rR(r))+
2
h2(E;V(r)); l(l+1) r2
!
R(r)=0
を用いて,球対称井戸型ポテンシャル
V(r)=
(
;V0 (r < a)
0 (r > a)
の中の質量,s状態(l=0)の粒子の束縛状態(E <0)を考える。
(1)波動関数を求めよ。
(2)束縛状態が存在しないための条件を求めよ。
(3)束縛状態が2つ存在するときの条件を求めよ。また,このときの波動関数の概形を 図示せよ。
(4)井戸が無限に深いとき,エネルギー準位を求めよ。
2【球対称の井戸(p状態)】一般のlに対する問1の解は Rl(r)=
8
>
>
<
>
>
:
Ajlq2m(E+V0)=h2r (r < a) Bh(1)l iq;2mE=h2r (r > a)
と表される(A Bは定数)。ただし jl(x)=(;x)l
1
x d dx
!
l
sinx
x nl(x)=;(;x)l
1
x d dx
!
l
cosx x h(1)l (x)=jl(x)+inl(x) h(2)l (x)=jl(x);inl(x)
である。
(1)l=0のときの解が問1の結果と一致することを確かめよ。
(2)l=1のとき,E =0でも束縛状態が存在することを示せ。