教育さいたま30号 37
トピックス
インターナショナルセーフスクールの認証取得
~学校における子どもの安全を一層確保するために~
健康教育課
1 インターナショナルセーフスクール
教育委員会では、学校における子どもの安全 を一層確保するため、WHOの推進する国際認 証であるインターナショナルセーフスクールの 研究を平成27・28年度にわたり、慈恩寺小 学校に委嘱した。
そして、平成29年1月20日の認証式にお いて、慈恩寺小学校が、正式にインターナショ
ナルセーフスクールの認証を取得した。
2 慈恩寺小学校の認証取得までの 軌跡
慈恩寺小学校では、平成27年5月に認証取得 宣言をしてから、平成28年12月までの約18 か月間にわたり、より安全な教育環境づくりを目 指して様々な取組を継続的に行ってきた。今回 は、その中の特徴的な取組について紹介する。
(1)児童ISS委員会の設置
児童ISS委員会とは、児童の安全に対する 意識の向上を目指した委員会であり、各委員会 の委員長が、委員となっている。月に2回(月 初めと月末)、児童ISS委員会を開き、安全に 関しての取組について検討する。
(成果)
児童自身の安全に対する意識が高まり、自主 的に行動するなどの姿が見られるようになった。
(2)学校の指導体制
教職員の研究組織を調査統計部と環境整備部 に分け、組織的・継続的に予防対策を実行して いけるような体制を整えた。
具体的な取組としては、安全調査を基に事故
やけがの原因分析や考察を行い、予防対策を立 案し、実行した。
① 安全調査 「保健室の来室記録」
けがをした児童が、養護教諭とともに、「保 健室来室記録」にけがの状況について記録 をした。特徴として、「発生時刻」と「原因」
をより詳しく記述するようにした。
ナルセーフスクールの認証を取得した。
場 所
発生時刻 原 因
② 予防対策
記録したデータを基に、調査統計部の教 職員が、原因分析と考察を行い、予防対策 を考えた。また、環境整備部の教職員は、
校内の環境整備を進めるとともに、安全に 対する児童の意識を高めるための掲示物を 作成した。
カーブミラーの設置
廊下歩行の矢印表示
(成果)
けがの件数が減少した。(4~12月の件数比 較では平成28年度は、前年度比154件減と なった。)
3 市立学校全体の安全性の向上
健康教育課では、市立学校全体の安全性をよ り一層高められるよう、慈恩寺小学校の実践と 成果を市立学校へ、各研修会等を通して、広め ていく。