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康 家兎 骨 髄組 織 培 養 に及 ぼ すパ ロチ ン添

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Academic year: 2022

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(1)611.. 唾 液 腺. ホ ル モ ‑骨. 018.. 46:. 578.. 085.. 23:. 612.. 018.. 2. ン の 骨 髄 造 血 機 能 に 及 ば す 影 響 髄 体 外 組 織 培 養 法 に よ る‑ 第1編. 健 康 人及 び家兎骨 髄組織 培養 に就 いて 岡山大学医学部平木内科教室(主任:平木潔教授) 宇. 垣. 公. 晟. 〔 昭和37年3月2日 受稿〕 内 I.緒. 容. 言. 目. 次 1.健. II.実 験 材 料 並 び に実 験 方 法 1.実. 験材料. 2.実. 験方法. 3.観. 察方 法. 康 家兎 骨 髄組 織 培 養 に及 ぼ すパ ロチ ン添. 加 の影 響 2.健. 康 人骨 髄 組織 培 養 に 及 ぼすパ ロ チ ン添加. の 影響 IV.総 括 並 び に考 按. III.実 験 成 績. V.結 I.緒. 言. 論. に よる唾 液腺 ホル モ ンその もので あ るか,あ るい は 耳 下 腺組 織 よ り得 た 単 な る蛋 白性 物 質 に過 ぎな い も. 元 来,唾 液 腺 は その 発 生起 源 お よ び そ の過 程 に於 いて,内 分 泌臓 器 と甚 だ 密接 な る関 係 を有 す る もの で あ る こ とは既 に成 書 に 詳 らか な所 で あ り,又 臨床 的 に も内 分 泌腺 との関 連 性 を想 像 せ しめ る数 々の事 実 を 認 め得 る こ とが 出来 る. 例 え ば 流 行性 耳 下 腺 炎 に際 して屡 々睾 丸炎,膵 臓 炎,脳 膜 炎 等 を 合併 す る こ とや,逆 に糖 尿 病,甲 状 腺腫,月 経,妊 娠,分 娩,性 機 能 減 退,更 年 期 等各 種 内分 泌 性 疾 患 時 に耳 下 腺 腫 脹 を来 たす こ と等 も, 唾液 腺 の 内 分 泌性 を示 す もの と して屡 々指摘 され る 所 で あ る.し か しな が ら この 方 面 の 従来 の 諸説 は, 部 分的 な論 議 が 多 く唾液 腺 内 分 泌 の一 面 を の み と ら え て その 総 合 的 把握 が行 なわ れ な か つ たた め,多 く. のか に つ いて そ の後 基礎,臨 床 の全 医学 分 野 に亘 つ て多 角 的 な研 究 が行 な わ れて 来 た28).そ の結 果パ ロ チ ンに は唾 液 腺 内分 泌学 説 で 特 に強 調 されて い る歯 芽,骨 等の 硬 組織 の 発育 を促 進す る特異 作 用 の あ る ことが,多. くの学 者 に よ り形 態学 的 に も生 化学 的 に. も証 明 され る に 至 つ た6)7)20)38).又,パ. ロ チ ンを正. 常 動 物 に投 与 した場 合 には実 験 的過 唾 液 腺症 の 像 を, 又 唾液 腺 を剔 出 して無 唾 液腺 症 に罹 らせ た動 物 に投 与 した場 合 に はそ の欠 落 症状 を 補償 す る こ と も証 明 され34)36)50)51),更 に単 に硬組 織 に於 い ての み な らず, 家兎 血 清 カ ル シュ ウ ム量 減 少反 応20)85)並 び に 家 兎 循璟 白血 球 数増 多 反応9)16)52)58)59)等 が パ ロ チ ン の 一 つ のBioassayl5) 16)と して 採 り上 げ られ る に 至 つ. の人 を 納 得 せ しめ 得 る定 説 が 存 在 しな か つ た.こ こ に 於 い て,緒 方 知 三 郎 教 授(1939〜1943)31)‑37)に よ つて 提 起 せ られ た 唾液 腺 内 分 泌学 説 は特 筆大 書 す べ き所 論 で あ り,又 大 い に注 目 され る に至 つ た.こ こで その 詳 細 を 記 述 し得 ない が 緒方(知)に よ る唾液 腺 内分 泌 説 は,第 一 に唾 液 腺 内分 泌 の機 構 を 明 らか. た.斯 くして唾 液 腺 ホ ルモ ンは先 づ骨,軟 骨疾 患 と の関係 で注 目を あび て来 たが,更 にパ ロチ ンが 蛋 白 代 謝 ホ ル モ ン として これ らの 疾 患 に関 与 して も不思 議 で な い こ とが わか り,な お 又 この蛋 白代 謝 の研究 が更 に造 血 臓 器 えの 影 響 に まで 進 んで 来 た わ けで あ. に し,次 には そ の 欠落 症 状 を 補 償 す る単 一 物 質 とし. る.即 ち田坂 はパ ロ チ ンが 骨 代 謝 に対 して積 極 的 に. て の ホ ル モ ン(パ ロチ ン)の 抽 出 に成 功(1944年)35). 作働 して い る こ とを動 的 に把 握 し,更 に骨 髄 像 に於. した と云 う2つ の 事柄 に於 いて この 方面 の 研 究 の統 合 を な し た.斯. くして 得 られ たパ ロチ ンが 緒 方学 説. いて 実験 的並 び に 臨床 的 に顆 粒 球 系,赤 芽球 系 等 に パ ロ チ ンが動 的 影響 を与 え る ことを 認 めた19).末 梢.

(2) 282. 宇. 垣. 公. 晟. 血 液 像 で はパ ロ チ ンが 白血 球 増 多 作 用 を有 す る こ と. 加 した時 のpH濃. を 早 くか ら高 岡53),原9),伊. て 実験 に供 した.. 藤16)及 び 田坂58)59)等. が 報 告 して お り,又 滝 沢50)は 実験 的 に 無唾 液 腺 症. 2.実. 度 が7.4〜7.6な. る こ とを 確め. 験方法. 並 び に過 唾 液腺 症 を起 しパ ロチ ンの 影響 を検 討 し,. (1)被 覆 培 養 法(懸 滴 法)に. パ ロ チ ンが 造 血組 織 の 血 球 生成 に対 して成 熟 促 進 作. ス にヘパ リン加 血 漿1滴 を 拡 げ,培 養 組 織 片 を入 れ,. 用 を有 す る こ とを追 証 した.一 方 パ ロチ ンの造 血 臓. 鶏 胎 圧搾 液 とパ ロチ ン溶 解 液 を それ ぞれ1滴 宛 加 え,. 器 に対 す る生 化学 的影 響 に 関 し て 高 岡55)56)は パ ロ. 硝 子棒 に て よ く混 じ,パ ラフ ィンで 封 入 し37〜38℃. よ り,先 づ カバ ー グ ラ. チ ン投 与 が 白鼠 肝 の リボ 核酸 燐 の 交代 率 を促 進 させ. の孵 卵 器 中 に入 れ る.対 照 に は リンゲ ル 氏 液 を用 い,. る と し,更. 同 様 の 操 作 で添 加 した.. DNA燐. に 家 兎 骨 髄 の リボ核 酸 燐 の み な らず. の 交 代 率 も著 明 に促 進 され る と した.. 以上 の 如 き研 究 報告 よ りパ ロチ ンが 造 血臓 器 に対. (2)健 康 人骨 髄 組織 培 養 は教 室 考案 の簡 易組 織 培養 法13)64)に 従 つ た.即 ち予 め 滅 菌 し た 深 さ0.4mm. して も積 極 的 に 関 与 して い る こ とが充 分 推定 され得. の特 製 培 養用 載 物 硝 子 の 中央 円形 部 に健 康 人血 清 を. るが,こ れ らの 報告 は生 体 内を 介 して の 作 用結 果 で. 1/3皮 下 針 付1ccツ. あ り,多 くは静 止 像 が 報告 され て い る に過 ぎ な い.. し,硝 子棒 に て直 径15mmの. 従 つ てパ ロチ ンの直 接 造 血 機 能 に 及 ぼす 影響 に 関 し. その 中央 に0.5mm3大. て は未 だ他 に報 告 が見 当 らない よ うで あ る.. 上 にパ ロチ ン溶 解液 を1滴 添加 す る.対 照 に は リン. こ こに於 いて 私 は,造 血 臓 器 と して の骨 髄 組織 に. ベ ル ク リン注 射 器 に て1滴 添加 円 形 に 拡 げ る.次 に. の 骨 髄 組織 片 を 置い て その. ゲ ル 氏 液 を1滴 添加 し,然 る後 に被 覆 硝子 で覆 い,. 対 し唾液 腺 ホル モ ン と しての パ ロチ ンが如 何 な る影. 周囲 を パ ラフ ィンで 完 全 に密 封 し, 37℃. 響 を 与 え るか に興 味 を も ち, 1956年 以 来 教 室 に於 け. に入 れ て お く.. る骨 髄 研究 の一璟 と して と り上 げ られ て来 た骨 髄 体 外 組織 培 養法 を応 用 し,パ ロ チ ンを直 接 培地 に添 加 し骨 髄組 織 え の 影 響 を動 的 に観 察 把握 す る こと が 出 来 た.. 作 り,発 育 条 件の. 悪 い 標 本 や,雑 菌 の混 入 せ る もの は全 て 除外 した. 3.観. 察方 法. 培 養 した骨 髄 組織 の 計 測 に は,ア ツベ の描 画 器で. 以 下私 は本 編 に於 い て は,パ ロチ ンの骨 髄 白血 球 系 に及 ぼ す 影響,就. 中健 康家 兎 並 び に健 康 人 の 骨髄. 白血 球 系 に 及 ぼす 影 響 に つ い て興 味 あ る知見 を 得 た の で 報告 す る.. 原 組 織 及 び増 生 組織 を描 画 し,面 積 を ブ ラ ニ メー タ ー にて 測 り,実 面 積 に換 算 し,増 生 前 後 の差 の原面 積 に対 す る比 率 を 比較 成 長 価 と した. 細 胞 密 度 の測 定 に は倍 率500倍 で,増 生 帯 の周辺, 中心,中 間 の3部 で そ れぞ れ一 視野 の細 胞 数 を計算. II.実 験 材 料 な らび に 実 験 方法 1.実. なお,同 一 濃 度 の もの4〜5枚. の 孵 卵器. し,そ の 和 を密 度 指 数 と した.. 験 材料. 偽 好 酸 球及 び好 中球 の 遊 走速 度 の 測 定 は 教 室亘 後 の健. 理64)の考 案 に よ り倍 率1000倍 で30秒 毎 に偽 好酸 球及. 康 な成 熟 雄性 白色 家 兎 を 使 用 した.大 腿 骨 骨 髄 を速. び 好 中球 の 形態 を描 画 し細 胞 中心 の移 動 距離 を測定. や か に 取 出 し,リ ンゲ ル 氏液 中 にて 眼 科用 グ レー フ. した.各 々2分 間毎5個 を数 え1分 間毎 の 平均 値 を. ェ氏 刀 に て均 一 な約1mm3の. 求 め た.. (1)‑実. 験 動 物 と して全 て 体 重1.5kg前. 細 片 と して 培 養 材料. と した.培 地 の支 持 体 に は実 験 の都 度 調 整 した 家兎. 墨粒 貪 喰能 は教 室 角 南47)の 方 法 に よ り観 察 した.. ヘ パ リン加 血 漿 を用 い 発育 促 進 物 質 に は9日 目孵 化. 家 兎 の場 合 に は海 野 氏 抜 載物 硝 子 を 用 い,墨 汁 は滅. 鶏 卵 よ り得 た家 鶏胎 児 圧 搾 液 を,可 及 的 新鮮 な時期. 菌 せ る紅 花 墨 を リンゲ ル氏 液 にて 磨 り濾過 後 使用 し. に用 い た.. た.濃 度 は墨 汁 液柱5mmで. (2)‑人. 骨 髄 組 織 培 養 に は健 康 人 の 胸骨 骨 髄 穿刺. に よつ て 得 た骨 髄 組 織 片 を リンゲ ル氏 液 にて 充 分 洗 い 直 ちに実 験 に用 いた. 実 験 に 使 用せ るパ ロチ ンは リンゲ ル氏 液 を 溶 媒 と. 下 に お い た 白紙上 の. 墨 が見 え始 め る所 を とつ た. 墨 汁,鶏 胎圧 搾 液 及 び添 加 液(パ ロチ ン溶 解液, 或 い は リンゲ ル 氏液)を 予 め 同率 に混 じ,人 の場 合 は簡易 法 にて 墨 汁,及 び 添加 液 を1:2の. 率 に混 じ. し,こ れ を各 濃 度 に稀 釈 し,対 照 には リンゲ ル 氏 液. て そ れ ぞれ 添 加 した.貪 喰 度 は 谷63)の 方 法 で0〜. を もつ て 直接 点 加 し比 較 検討 した.な お,パ ロチ ン. 4度 に分 け,細 胞100に. 及 び リンゲ ル氏 液 は新鮮 な る もの を 用 い,培 地 に点. 1個 の 平均 貪 喰度 を 算 出 した.. つ き総 度 数 を 計算 し,細 胞.

(3) 唾 液 腺 ホ ル モ ンの骨 髄 造 血 機能 に及 ぼ す影 響 III.実 験 成 績. 第2表. 283. パ ロチ ン添加 細 胞 密度 指 数. 健康 家 兎 に於 い て は12例 に つ き実 験 を行 ない 以下 その平 均 例 を 示 した. 1.健. 康 家兎 骨髄 組 織 培 養 に 及 ほす パ ロチ ン添 加. の影響 (1)組 織 増 生(表1.図1) 図 に示 す 如 くパ ロチ ン(以 下 パ)1.0mg/cc添. 加. で は骨 髄 増 生 が著 明 に抑 制 され,比 較 成 価 は3,. 6,. 12, 24, 48時 間 共 に10以 下 を 示 し,パ0.1mg/ccに. (3)偽. 於 いて も3時 間 に の み対 照 と略 々同 じ値 を示 す が 以. パ1.0mg/cc添. 好 酸 球 遊 走 速 度(表3,図2) 加 で は3時. 間 で8.6μ/mと. 梢 々. 後 の増 生 は可成 り抑 制 され, 48時 間 で 対 照 の約1/2. 低 値 を 示 し,. 12時 間 以 後 は 対 照 に 比 し 著 し く 遊 走 速. 倍 の比 較 成 長 価 を 示 した.パ0.01mg/ccで. 度 低 下 し,形. 態 的 に も殆 ん ど 静 止 形 を と る の を 認 め. 時 間が12,. 24, 48時 間 と経 つ につ れ 著 明 に組 織増. 生亢 進 し,対 照 の19.9, 58.4, 59.2と. 37.2, 41.0に. 対 し30.9,. 比較 成 長 価 の 著 し い 高値 を示 した.. パ0.001mg/ccで. は 同様 に 対 照 よ り高 い 比 較 成長. 価 を示 した が,パ0.01mg/cc程 々対 照 とパ0.01mg/ccと 第1表. は培養. の 値 は示 さず,略. の 中 間値 を示 した .. パ ロチ ン添 加 比較 成 長 価(健. 康 家兎). た.パ0.1mg/ccで 8.2μ/mと. は3時. 間,. 6時 間 で10.1μ/m,. 梢 々低 値 を 示 し た が12時 間 以 後 は や は り. 著 し い 遊 走 速 度 の 低 下 を 示 し た.パ0.01mg/ccで は3時. 間 で17.0μ/mと. 対 照 の12.2μ/mに. し い 高 値 を 示 し,以 μ/m,. 5.1μ/mと. μ/m,. 4.8μ/mに. 0.001mg/ccで. 11.0μ/m,. 9.2. 対 照 の11.3μ/m,. 9.1μ/m,. 8.3. 次 第 に 接 近 す る 値 を 示 し た.パ は3時. 14.7μ/mを. 比 し著. 後12.5μ/m,. 間 目 に の み 対 照 よ り 梢 々高 い. 示 し た が,以. 後 対 照 と 略 々同 じ値 を 示. し た.. 第3表. 第1図. パ ロチ ン添 加 偽好 酸球 遊 走速 度(μ/m). パ ロチ ン添 加 比 較成 長 価. 第2図. パ ロチ ン添加 偽 好 酸球 遊 走 速度. (2)細. 胞 密 度(表2). 表 に 示 す 如 く,パ1.0mg/cc添 稍 々 低 値 を 示 し た.即. 加 で は対照 より. ち この 場 合比 較成 長価 とは平. 行 関 係 を 示 さ な か つ た.パ0.01mg/ccで 3,. 6, 12, 24, 48時. で あ る の に 対 し, し,パ0.001mg/ccに を 示 し た.. 間 に 於 け る値 が68,. は 対 照の 55, 68, 79, 75. 98, 79, 90, 108, 115と 著 し い 差 を 示 於 い て は 対 照 と 略 々同 じ値. (4)偽. 好 酸 球 墨 粒 貪 喰 能(表4,図3). パ1.0mg/cc添 時 間 で 各 々0.20,. 加 で は 墨 粒 貪 喰 度 が3, 0.47,. よ り示 し た.パ0.1mg/ccで. 0.31,. 0.26と. は6時. 6, 12, 24 低 値 を 初期. 間 で0.80と. 対.

(4) 284. 宇. 第4表. 垣. 公. 晟. パ ロチ ン添 加 偽 好 酸球 墨 粒 貪 喰能. 第3図. 第5表. パ ロチ ン添 加. パ ロチ ン添 加 比 較 成 長 価(健 康 人). 第4図. パ ロチ ン添 加比 較 成 長 価. 偽 好 酸球 墨 粒 貪 喰能. 照 に 稍 々近 い 貪 喰 度 を 示 し た が,以. 後0.38,. 0.28. 第6表. パ ロチ ン添 加 細胞 密度 指 数. と低 い 貪 喰 度 を 示 し た. パ0.01mg/ccで. は3,. 6時 間 の 初 期 に0.45,. 1.20. と 対 照 の0.25,. 0.97に. 比 し著 し く 高 い 貪 喰 度 を 示. し,以. 0.52と. 対 照 の0.60,. 後0.66,. 0.40と. 略 々. 同 じ 値 を 示 し た. 即 ち パ0.01mg/ccで く且,比. は早 期 に 墨 粒 貪喰 度 が 高. 較 的 早 く貪 喰 度 が 低 下 し,貪. 喰能 の亢 進 せ. る 状 態 を 示 し た. 2.健. 康人 骨髄 組 織 培 養 に及 ほ すパ ロチ ン添 加の. 81を. 示 し た.パ0.01mg/ccで. で34,. 48,. 78,. は3,. 対 照 の26,. 6, 12, 24時 間. 39,. 62, 74よ. り高. 値 を 示 し た. 影響 健 康 人 と し て 健 康 壮 年 男 子3名,女 胸 骨 骨 髄 組 織 培 養 を 行 な い,そ (1)組. 子2名. につ き. の 平 均 値 を と つ た.. 織 増 生(表5,図4). 図 に 示 す 如 くパ1.0mg/cc添 抑 制 さ れ,比. 加 で は組織増生が. 較 成 長 価 は3,. 大 差 な い が 以 後 対 照 の11.0,. 6時 間 目 に て は 対 照 と 13.8に. と低 値 を 示 し,パ0.1mg/ccで. 比 し, 6.7,. 9.2. (3)好. 中 球 遊 走 速 度(表7,図5). パ1.0mg/ccで 7.8μ/m,. は3,. 5.4μ/m,. 値 を 示 し, 13.4,. 3,. 16.9と. の2.3, 20.5と. 5.2,. 11.0,. に パ0.01mg/ccで 13.8に. 対 し5.0,. 著 し い 高 値 を 示 し た.な. は 健 康 人 の 場 合,低. 0.1mg/ccで. 7.6,. 8.5,. 15.8,. お パ0.001mg/cc. 濃 度 と な り対 照 と 有 意 の 差 を 認. 胞 密 度(表6). 表 に 示 す 如 く,パ0.1mg/ccで を 示 し,パ0.1mg/ccで 3,. 6, 12, 24時. 1.0μ/mと. 対照 よ り. 遊 走 速 度 の 低 下 が 早 い が,パ. は9.6μ/m,. 13.8μ/m,. 8.6μ/m,. μ/mと 対 照 と 大 差 な く,パ0.01mg/ccで 10.8μ/m,. 12.5μ/m,. 8.1μ/m,. 4.8. は対照の. 5.2μ/mに. 15.2μ/m,. 11.6μ/m,. 比 しそ. と著 しい 高 値 を 培 養 初 期 に 示 し,且. 7.1μ/m. 培養 後 期 に於 い. は 対照. め な い の で 以 下 省 略 し た. (2)細. 3.2μ/m,. 間 で それ ぞ れ. は対 照 よ り 稍 々高. 6, 12, 24時 間 で そ れ ぞ れ4.1, な り,更. 6, 12, 24時. 著 明 に 低 値 を 示 し,且. れ ぞ れ15.6μ/m,. り,. 83と. は対 照 よ り低 値. は 対 照 よ り 稍 々高 値 を と 間 で 細 胞 密 度 指 数 は29,. 45, 72,. て も比 較 的 高 値 を 示 し た.. 第7表. パ ロチ ン 添 加好 中球 遊 走 速度(μ/m).

(5) 唾 液腺 ホ ルモ ンの骨 髄 造血 機能 に及 ぼ す影 響 第5図. パ ロチ ン添加 好 中球 遊 走速 度. 伊藤17)18)は パ ロチ ン25mg家. 285. 兎 静 注 の場 合,白. 血 球 が一 過 性 に減 少 の 後著 明 に 増加 し,増 大 の 最大 が8〜10時. 間 附近 にあ る事 を認 め,且 つ この 白血 球. 増 多反 応 を パ ロ チ ンの特 異 反応 と して認 めて い る. そ こで私 の 行 なつ た健 康 家 兎骨 髄 組織 培 養 に於 け る パ ロチ ン直 接 添加 の影 響 を み る に,対 照 の リンゲ ル 氏液 添 加 に比 し,有 意 の差 を もつ て組織 増 生 面 積 の 増大 を 認 め た.即 ちパ ロチ ン0.01mg/cc添. 加 では. 培養 後12時 間 目よ り明 らか に対 照 に比 し組 織 増生 の (4)好. 増 大 を 示 し, 48時 間 目で は対 照 の約1.5倍 の 比較 成. 中 球 墨 粒 貪 喰 能(表8,図6). 好 中 球 墨 粒 貪 喰 能 で は パ1.0mg/ceで 度 が3,. 6時 間 に 於 い て,. り低 値 を 示 し,以 示 し た.即 mg/ccで 3,. 長 価 を 示 した.細 胞 密度 は数量 的 に必 ず しも比 較 成. 対照よ. 長 価 と平 行 した増 加 を認 め られな い が, 48時 間 目で. び0.92と. 0.74と. 対 照 よ り高 値 を. は. の 高値 を 示 し,且 培 養 後 期 に於 い て も比較 的 遊 走形. び. 態 を維持 す る ものが 多 い のを 認 め た.さ らに偽好 酸. 間で は対照 と略. 球 墨 粒 貪 喰能 で は6時 間 目で 対 照 の約1.3倍 の値 を. は 対 照 と 大 差 な く,パ0.01mg/ccで び1.52と. 対 照 の1.46及. り高 値 を 示 し た が12,. 24時. 示 し,何 れ も偽好 酸球 機 能 の亢 進 せ る値 を 認 め た.. 々 同 じ 値 を 示 し た.. 第8表. は対 照 の75に 対 し115の 細 胞密 度指 数 を示 した.偽 好 酸球 遊 走 速度 で は培 養3時 間 目で対 照 の約1.4倍. ち 著 明 な 貪 喰 能 の 低 下 を 認 め た.パ0.1. 6時 間 で1.78及. 1.02よ. 0.86及. 後0.88,. 墨粒貪喰. パ ロチ ン添加 好 中 球墨 粒 貪 喰能. 即 ち,本 実 験 に関 す る限 りパ ロチ ンの至適 濃度 で は 直 接骨 髄 細 胞 に作 用 し,白 血 球 増血 並 び に 白血 球機 能 を 亢進 せ しめ る作用 の あ る ことが充 分推 定 され る. 一 方パ ロチ ン高 濃 度添 加 で は組織 増 生 極 め て悪 く, 比 較成 長 価,細 胞密 度,偽 好 酸球 遊 走 速 度,並 び に 偽 好 酸 球墨 粒 貪 喰能 に於 い て 対照 に比 し全 て低 値 を 示 した.即 ち,パ ロ チ ン高 濃 度 で は骨髄 に於 け る 白 血 球 増 血及 び 白血 球 機能 に対 し抑 制 的 に作 用 す る こ. 第6図. パ ロチ ン添 加 好 中 球墨 粒 貪 喰 能. とが 認 め られ た. 次 に健 康 人 に於 け るパ ロチ ンの 影響 に関 して,赤 須1)は 健 康人12例 にパ ロチ ン5〜10mgを. 投与 し. 白血球 数 は12例 中7例 に増加 を認 め 減少 は2例 で, 3例 は著 変 を認 め な かつ た と報 告 して お り,吉 村67) は同 じ く健 康人2例 に パ ロチ ン20mg/日. を10日 間. 連続 注 射 した結 果, 2例 と も注 射期 間 中 に 白血球 及 び血 小 板 の著 明 な増 加 を認 め,且 白血 球 の増 加 は主 と して 好 中球 で あ る と した. そ こで私 の 行 なつ た健康 人5例 に於 け る骨 髄組 織 IV総. 括 並び に考 按. 培 養 に及 ぼ すパ ロチ ン直 接 添加 の 影響 を検 討 してみ る と,パ ロチ ンの 至適 濃 度 で は家 兎 に於 け ると同 様. 健 康 家 兎 及 び 健 康人 に於 け る骨髄 組 織 培養 を 行 な. に骨 髄 白血球 増 血並 び に白血 球 機能 に対 して促 進 的. い各 濃 度 の パ ロチ ンを直 接 培地 に添 加 し,家 兎 で は. 役割 を 果 してい る ことが 窺 い知 れ た.即 ち,骨 髄 組. 増 生 面 積,細 胞密 度,偽 好酸 球 遊 走 速 度及 び 偽 好酸. 織 増 生 で は比 較成 長 価 に於 い て 培養12〜24時 間 目に. 球 墨 粒 貪 喰能 を測 定 し,健 康 人 に於 い て も増 生面 積,. 対 照 の 約1.4〜1.5倍 の 値 を示 し,細 胞 密 度 は24時 間. 細 胞 密度,好. 中球 遊 走速 度 及 び 好 中球 墨 貪 喰能 を測. 定 した結 果,パ. ロチ ン の直 接 添加 に よ る影響 を窺 い. 得 たの で そ れ ぞ れ につ い て 考按 を加 え る.. 目で 対照 の51に 対 し63を 示 し,好 中球 遊 走速 度 は3 時 間 目で 対 照 の約1.3倍 の 値 を認 め,更 に好 中球 墨 粒 貪 喰能 に於 い て も3, 6時 間 目に対 照 の 約1.2〜.

(6) 286. 宇. 垣. 1.5倍 の 値 を示 し た.. 公. 晟. る.私 の行 な つ た実 験 に於 い て もパ ロチ ンの直 接添. 抑 々パ ロチ ンが 白血 球 増 多 作 用を 有 す る こと は多. 加 に よ り培 養6時 間 後 に於 い て骨 髄 細 胞 の増 血 友 び. くの人 々の 認 め る所 で あ るが,こ れ が 骨 髄 に対 す る. 機能 が最 も著 明 に亢 進 す る ことを 認 め た こと は興 味. 直 接 作 用 によ る もの か,或 い は他 の 臓 器 を介 して の. 深 い所 と考 え られ る.即 ち,私 の 行 な つ た本 実験 に. 間接 作 用 に基 づ く もので あ るか は種 々議 論 の あ る所. 於 い てパ ロチ ンが直 接 骨髄 造 血 機 能 を 亢進 せ しめ る. で あ る.高 岡52)は 白鼠実 験 で パ ロチ ン 注射 に よ る. 作 用 が 認 め られ た事 と,高 岡 の い うパ ロチ ンの骨 髄. 最 初 の減 少 反 応 は 副 腎存 在 時 の み に認 め られ,次 の. 核 酸 燐交 代 率 の亢 進 作 用 との 間 に密 接 な 関係 が あ る. 増 加反 応 は副 腎 剔 除 に於 いて も認 め られ る こ とよ り,. と考 え たい.. パ ロチ ンの 白血 球 増 多反 応 は副 腎 に は無 関 係 で あ る. V結. 論. とな し,原9)も 家 兎 に於 いて 同 様 の見 解 を 述 べ て い る.一 方 田坂58)59)は 血 中好 酸 球 数 に 於 い て パ ロチ ン投 与 に よ り減 少 し,副 腎 ア ス コル ビン酸 含 量 の低 下, 17‑KSの. 尿 中 排 泄増 加, 17‑OHCSの. 増 加 等 が 認 め られ,一 見ACTH様. 尿 中排 泄. の作 用 が み られ. る と し,又 赤 須1)も 健 康 人12例 につ き淋 巴 球 が半 数 以 上 に於 い て増 加 し た点 を 除 け ばパ ロチ ン1回 投 与 で の好 酸球 減少,白 血 球 増加 がACTH投. 与の 場合. に似 て い る と述 べ て い るが,こ れ は直 接パ ロ チ ンが 副 腎 を 刺 戟 して の作 用 か 或 い は下 垂 体 前葉 と刺 戟 し て の作 用 か は不 明で あ る と して い る.私 の 行 な つ た 本 実 験 で は,パ ロチ ン に対 す る好 酸 球 の態 度 を 実験 の性 質 上 詳 か に検 討 し得 な かつ たが,少 な くと もパ. 以 上,私 は骨 髄体 外 組織 培 養 法 を 用 い てパ ロチ ン を直 接培 地 に添 加 し,次 の結 果 を 得 た. (1)健 康 家 兎 骨髄 組 織培 養(被 覆 法)に 於 い て は, 骨 髄 組織 増 生,細 胞密 度,偽 好 酸 球 遊 走速 度 及 び偽 好 酸 球 墨粒 貪 喰 能 に対 しそ れ ぞれ に直接 促 進 的影 響 を与 え た. (2)健 康 人 骨 髄 組織 培 養(簡 易 法)に 於 いて も骨 髄組 織 増 生,細 胞 密度,好 中球 遊 走 速 度 及 び好 中球 墨 粒貪 喰能 に対 しそ れぞ れ直 接 促 進 的 影響 を与 え た. (3)以 上 二 つの 実験 に よ りパ ロチ ンは培 養 後6時 間 目 に於 い て最 も著 明 に白 血球 増 血 並 び に 白血球 機 能 を亢 進 せ しめ る こと を認 め た.. ロチ ン は直 接骨 髄 組 織 増 生 を促 進 し,同 時 に 白血球 機 能 を 亢 進 せ しめ る作 用 の あ る事 が 認 め られ た.高 岡55)56)は,パ. ロチ ンの 静 注 に よ り 骨 髄 のRNA燐. の みな らずDNA燐 と を認 め,更 にC14を. の交代率 も著明に促進す るこ. 擱 筆す るに 当 り,終 始御 懇 篤 な御 指 導 及 び御校 閲 を 賜 わつ た 恩 師平 木 教授 並 び に大 藤 助 教授 に深 甚な る謝意 を 表 す.. 利 用 して注 射 後6時 間 でC14. の取 入 れ(蛋 白 合成)が 最高 に な る ことを 認 め て, 先 の骨 髄 に於 け る核 酸 燐 代 謝 の亢 進 の裏 付 けを な し, そ の一 つ の現 わ れが 白血球 増 加 で あ ると推 定 して い. (本文 の 要 旨は 第20回 日本 血液 学 会 総会 及 び第4 回 唾液 腺 シ ン ポシ ウム に於 い て発 表 した).

(7) 唾 液 腺 ホル モ ンの骨 髄 造 血機 能 に及 ぼす 影響. The Influences. 287. of Salivary Gland Hormone on the Hematopoiesis of Bone Marrow. (by means of bone-marrow Part 1.. tissue culture). On the Bone-Marrow Tissue Culture. of Normal Rabbits and Normal Persons by Masaaki Ugaki Departmentof Internal MedicineOkayamaUniversityMedicalSchool (Director: Prof KiyoshiHiraki) With. the. purpose. function. of. medium. of bone. results. bone. were. 1.. In. marrow,. as compared. 3. ted. most. the. the. increased. wandering. on the. culture. the. tissue. of salivary. leucoyte. of normal. wandering. tissue. remarkably. culture. velocity those. bone-marrow. as compared In. tissue. bone-marrow. the. growth,. influences. gland. series,. rabbits. hormone. Parotin. and. on the. was. normal. added. hematopoietic directly. persons,. and. in the. following. obtained. the. increased In. the. especially. marrow. growth,. 2.. to clarify. tissue. verocity with culture at. and. of the. the. of normal carbon-particle. and. added 6-hour. by hangingdrop. phagocytosis. of. method,. the. pseudoeosinphils. tissue were. control. culture. those. rabbits. of normal. carbon-particle. of the. persons. by. our simple. phagocytosis. of. mature. method,. the. neutrophils. tissue were. control.. Parotin, culture.. the growth. and. function. of leucocyte. was accelera.

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参照

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