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Systemwalker Operation Manager V12.0L10/12.1 クラスタ適用ガイド UNIX編

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(1)

Systemwalker

Operation Manager

V12.0L10/12.1

クラスタ適用ガイド

UNIX編

J2X1-2270-03Z2(00)

SolarisTM オペレーティングシステム

(2)

まえがき

本書の目的

本書は、Systemwalker Operation Managerを、クラスタシステムに適用する 場合の概要、設定、運用について説明しています。

なお、本書は、Solaris版/Linux版/Linux for Itanium版を対象としていま す。

本書の読者

本書は、Systemwalker Operation Managerを以下のクラスタシステムに導入 する方、以下のクラスタシステムでSystemwalker Operation Managerを運用管 理する方を対象としています。

● SafeCLUSTER

● PRIMECLUSTER Solaris版 ● PRIMECLUSTER Linux版

● PRIMECLUSTER Linux for Itanium版

● Sun(TM) Cluster 3.0(以降、Sun Clusterと略しています)

本書を読む場合、Systemwalker Operation Managerおよびクラスタシステム の一般的な知識をご理解の上でお読みください。

本書の構成

本書は、1章~8章の構成となっています。

第1章 概要

Systemwalker Operation Managerをクラスタシステムへ適用する形態、構成 など概要について説明しています。

第2章 導入

Systemwalker Operation Managerをクラスタシステムへ導入する手順を説明 しています。

第3章 運用

Systemwalker Operation Managerをクラスタシステムで運用する方法を説明 しています。

第4章 SafeCLUSTERシステム固有の手順

SafeCLUSTERシステム固有の手順を説明しています。

第5章 PRIMECLUSTER Solaris版システム固有の手順

PRIMECLUSTER Solaris版システム固有の手順を説明しています。

第6章 PRIMECLUSTER Linux版システム固有の手順

PRIMECLUSTER Linux版システム固有の手順を説明しています。

第7章 PRIMECLUSTER Linux for Itanium版システム固有の手順

PRIMECLUSTER Linux for Itanium版システム固有の手順を説明しています。

(3)

第8章 Sun Clusterシステム固有の手順

Sun Clusterシステム固有の手順を説明しています。

略語表記について

● Microsoft(R) Windows NT(R) Server network operating system Version4.0 以 降 、 お よ び Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation operating system Version4.0以降をまとめて、“Windows NT(R)”と略 しています。

● Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server operating system、Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server operating system、Microsoft(R) Windows(R) 2000 Datacenter Server operating system、Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional operating system を ま と め て 、 “Windows(R) 2000”と略しています。

● Microsoft(R) Windows(R) XP Professional、Microsoft(R) Windows(R) XP Home Editionをまとめて、“Windows(R) XP”と略しています。 ● Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003, Standard Edition 、

Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003, Enterprise Edition 、 Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003, Datacenter Editionをまとめ て、“Windows Server(TM) 2003”と略しています。

● Microsoft(R) Windows(R) 98 operating systemを“Windows(R) 98”と 略しています。

● Microsoft(R) Windows(R) Millennium Editionを“Windows(R) Me”と 略しています。

● Windows NT(R)、Windows(R) 2000、およびWindows Server(TM) 2003を、 “Windowsサーバ”と略している箇所があります。

● ARCserve for Windows NT(R)、ARCserveIT for Windows NT(R)、ARCserve 2000 およびBrightStor(R) ARCserve(R) Backup for Windows Japanese をまとめて、ARCserveと略しています。

● Systemwalker Operation Manager Standard Editionを“SE版”と略し ている箇所があります。

● Systemwalker Operation Manager Enterprise Editionを“EE版”と略 している箇所があります。

● Systemwalker Operation Manager Global Enterprise Editionを“GEE 版”と略している箇所があります。

● Standard EditionをSE、Enterprise EditionをEE、Global Enterprise EditionをGEEと略している箇所があります。

● Windows NT(R)、Windows(R) 2000およびWindows Server(TM) 2003上で 動作するSystemwalker Operation Managerを“Windows版 Systemwalker Operation Manager”または“Windows版”と略しています。

● Solaris™ オペレーティングシステムを “Solaris”と略しています。

(4)

● Solaris、HP-UX、AIX、Linux、およびUXP/DSを、“UNIXサーバ”と略し ている箇所があります。

● Systemwalker Operation Manager for Solaris™ オペレーティングシ ステムを“Solaris版 Systemwalker Operation Manager”または“Solaris 版”と略しています。

● UXP/DS 上 で 動 作 す る Systemwalker Operation Manager を “ DS 版 Systemwalker Operation Manager”または“DS版”と略しています。 ● HP-UX 上 で 動 作 す る Systemwalker Operation Manager を “ HP 版

Systemwalker Operation Manager”または“HP版”と略しています。 ● AIX 上 で 動 作 す る Systemwalker Operation Manager を “ AIX 版

Systemwalker Operation Manager”または“AIX版”と略しています。 ● Linux 上 で 動 作 す る Systemwalker Operation Manager を “ Linux 版 Systemwalker Operation Manager”または“Linux版”と略しています。 ● Itaniumアーキテクチャに対応したLinux上で動作するSystemwalker

Operation Managerを“Linux for Itanium版”と略しています。

● Solaris版、DS版、HP版、AIX版、Linux版およびLinux for Itanium版の Systemwalker Operation Managerを包括して、“UNIX版 Systemwalker Operation Manager”または“UNIX版”と略しています。

● Windows NT(R)で標準に提供されているMicrosoft(R)-MailをMS-Mailと 略しています。

商標について

Microsoft、Windows、Windows NTは、米国Microsoft Corporationの米国お よびその他の国における登録商標です。

UNIXは、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。 Sun、Sun Microsystems、Sunロゴ、Solaris およびすべてのSolarisに関連 する商標及びロゴ、JavaおよびすべてのJava関連の商標およびロゴは、米国お よびその他の国における米国Sun Microsystems, Inc.の商標または登録商標で あり、同社のライセンスを受けて使用しています。

HP-UX、MC/ServiceGuardは、Hewlett-Packard Companyの商標です。 AIXは、IBM Corp.の商標です。

Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標また は商標です。

Red HatおよびRed Hatをベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc. の米国およびその他の国における登録商標または商標です。

Itaniumは、米国およびその他の国におけるIntel Corporationまたはその子 会社の登録商標または商標です。

BrightStor、ARCserve、ARCserveITは、Computer Associates International, Inc.またはその関連会社の登録商標または商標です。

PowerChuteおよびAPCは、AMERICAN POWER CONVERSION社の登録商標です。 R/3およびSAPは、SAP AGの登録商標です。

ORACLEは、米国Oracle Corporationの登録商標です。

(5)

iv Tcl/Tkは、カリフォルニア大学、Sun Microsystems,Inc.、Scriptics社他が 作成したフリーソフトです。 UXP、Systemwalker、Interstage、GLOVIAは富士通株式会社の登録商標です。 その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。 平成17年 8月 平成17年 5月 初版 平成17年 7月 第2版 平成17年 8月 第3版

All Rights Reserved,Copyright (C) 富士通株式会社 1995-2005

音 声 合 成 ラ イ ブ ラ リ COPYRIGHT(C)FUJITSU LIMITED,1996 All Rights Reserved

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マニュアル体系と読み方

マニュアル体系

Systemwalker Operation Managerのマニュアルには、以下のものがあります。

Systemwalkerのホームページ

Systemwalkerのホームページでは、最新のSystemwalker Operation Manager のマニュアルを公開しています。クラスタ運用など、特殊な運用方法やマニュ アルの補足情報も公開しています。以下のURLからご参照ください。 http://systemwalker.fujitsu.com/jp/man/

製品添付オンラインマニュアル

以下のマニュアルは、製品CD-ROMにHTML形式で格納されています。インスト ールするか、CD-ROMから直接参照する、またはディスクにコピーしてご参照く ださい。 ● 解説書 ● 導入手引書 ● 使用手引書 ● メッセージ説明書 ● バージョンアップガイド ● リファレンスマニュアル

● ス ケ ジ ュ ー ル 分 散 機 能 説 明 書 (Solaris 版 Systemwalker Operation Manager Enterprise Edition/Global Enterprise Edition、およびLinux 版/Linux for Itanium版 Systemwalker Operation Manager Enterprise Editionのみ)

● Global Enterprise Edition説明書(Solaris版 Systemwalker Operation Manager Global Enterprise Editionのみ)

製品添付オンラインヘルプ

以下のマニュアルは、製品CD-ROMに格納されています。インストールしてご 参照ください。オンラインヘルプについては、Systemwalker Operation Manager Standard Edition/Enterprise Editionと共通です。

● オンラインヘルプ

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読者の作業と対象マニュアル

読者の作業と、対象マニュアルは以下のとおりです。 読者の作業 対象マニュアル - 基本用語を知る - 機能の概要を知る - 必要ソフトウェア、ハードウェアを知る - 運用イメージを知る - バージョンの組合せを確認する - 制限値を確認する 解説書 - インストール方法を知る - 動作環境の設定方法を知る - 動作環境バックアップ方法を知る - 保守情報の収集方法を知る - 動作環境のファイル構成を知る 導入手引書

- Systemwalker Operation Managerの使用方法を知る - ウィンドウ体系を知る - 運用上の留意事項を知る 使用手引書 - メッセージの意味と対処方法を知る メッセージ説明書 - 旧製品からの移行方法を知る - バージョンアップ時の注意事項を知る - 非互換項目を知る バージョンアップ ガイド - コマンド、JCL、Systemwalkerスクリプトの文法を知る - API情報、出口情報を利用する - 情報ファイルの出力形式を知る - ジョブの終了コードを知る リファレンスマニ ュアル - スケジュール分散機能の概要を知る - スケジュール分散機能の導入方法を知る - スケジュール分散機能の運用方法やコマンドの文法を知る - スケジュール分散機能のバージョンの組合せ、制限値を確認す る スケジュール分散 機能説明書

- Systemwalker Operation Manager Global Enterprise Edition の機能概要を知る

- Systemwalker Operation Manager Global Enterprise Edition の動作環境の設定方法を知る

- Systemwalker Operation Manager Global Enterprise Edition の操作方法やコマンドの文法を知る

Global Enterprise Edition説明書

- クラスタシステムでSystemwalker Operation Managerを運用す る - トラブルの原因を知り、対処する - NAT環境で運用する - Firewall環境で運用する Systemwalker 技 術 情報ホームページ - ウィンドウの指定項目を知る オンラインヘルプ vi

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関連マニュアル

本書を読むにあたり、下記のマニュアルも併せて参照してください。

Systemwalker Centric Managerと連携する場合には、Systemwalker Centric Managerの関連マニュアルも併せて参照してください。

電源制御を利用する場合は、下記製品の関連マニュアルを参照してください。 ● “Power MANagement for Windows”

● “PowerChute(R) plus”

● “PowerChute(R) Business Edition” ● “NetpowerView F”

● “Systemwalker Enabled”で認定された電源制御装置、および電源制御 装置に対応する電源制御ソフトウェア製品

他の製品と連携する場合は、下記製品の関連マニュアルも併せて参照してく ださい。

● “Interstage Application Server” ● “GLOVIA-C(販売情報システム)” ● “SAP R/3(R)”

● “Oracle E-Business Suite”

クラスタシステムで運用する場合は、クラスタシステムのマニュアルも併せ て参照してください。

バックアップ連携を利用する場合には、下記のマニュアルも併せて参照して ください。

● “ARCserve for Windows NT(R) USER GUIDE 日本語版” ● “ARCserveIT 導入ガイド”

● “ARCserveIT 管理者ガイド”

● “ARCserveIT for Windows NT(R) オンラインヘルプ” ● “ARCserve 2000オンラインヘルプ”

● “BrightStor(R) ARCserve(R) Backup for Windows 導入ガイド” ● “BrightStor(R) ARCserve(R) Backup for Windows 管理者ガイド”

グローバルサーバ(OSIV/MSPまたはOSIV/XSP)と連携する場合は、下記の関連 マニュアルも併せて参照してください。 ● “OSIV SymfoNET/基本運用説明書 V10L30” ● “OSIV SymfoNET/基本運用説明書 V11L10” ● “OSIV APS説明書” MSPと連携する場合は、下記の関連マニュアルも併せて参照してください。 ● “OSIV/MSP 運用手引書 JES編 AFII10用”

● “OSIV/MSP AOF説明書 AFII V10用”

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XSPと連携する場合は、下記の関連マニュアルも併せて参照してください。 ● “OSIV/XSP ジョブ管理解説書” ● “OSIV/XSP システム編集手引書 AFII V10用”

本書の表記について

● 2001年1月からNTTドコモのポケットベルは、“クイックキャスト”に名 称が変わりましたが、本書では、“ポケットベル”と表記しています。

Systemwalker Operation Managerの製品名について

Systemwalker Operation Managerの製品名は、バージョンによって違います。 本書では、製品名をSystemwalker Operation Managerと表記していますが、バ ージョンが特定される場合は、バージョンごとの製品名を記載しています。

バージョン 製品名

V11.0L10/11.0以降 Systemwalker Operation Manager V10.0L20/V10.0L21/10.1 Systemwalker OperationMGR V10.0L10/10.0まで SystemWalker/OperationMGR

Systemwalker Operation Manager Enterprise Editionの記事について

本書では、標準仕様である“Systemwalker Operation Manager Standard Edition ” の 記 事 と 区 別 す る た め 、“ Systemwalker Operation Manager Enterprise Edition”の固有記事に対して“EE”という記号をタイトルまたは 本文に付けています。“Systemwalker Operation Manager Enterprise Edition” の固有記事の範囲は、タイトルまたは本文に付いた場合で以下のように異なり ます。

タイトルに付いている場合

章/節/項などのタイトルに付いている場合、タイトルの説明部分全体が、 “Systemwalker Operation Manager Enterprise Edition”の固有記事である ことを示します。この場合、タイトルに対して、オンラインマニュアルの場合 は色が付き、Systemwalkerのホームページで提供するマニュアルの場合は[EE] の記号が付きます。

本文に付いている場合

“Systemwalker Operation Manager Enterprise Edition”の固有記事であ る本文に付いている場合、対象記事全体に対して、オンラインマニュアルの場 合は色が付き、Systemwalkerのホームページで提供するマニュアルの場合は [EE→][←EE]の記号で囲まれます。

本書では“Systemwalker Operation Manager Global Enterprise Edition” に つ い ては 記載 し て いま せん 。“ Systemwalker Operation Manager Global Enterprise Edition”については“Systemwalker Operation Manager Global Enterprise Edition 説明書”を参照してください。

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ix

Windows版とUNIX版の固有記事について

本書は、Windows版、UNIX版共通に記事を掲載しています。Windows版のみの 記事、UNIX版のみの記事は、以下のように記号をつけて共通の記事と区別して います。

タイトル【Windows】

タイトル、小見出しの説明部分全体が、Windows版固有の記事です。

タイトル【UNIX】

タイトル、小見出しの説明部分全体が、UNIX版固有の記事です。 本文中でWindows版とUNIX版の記載が分かれる場合は、“Windows版の場合は ~”“UNIX版の場合は~”のように場合分けして説明しています。

コマンド/JCLで使う記号について

コマンド、JCLの例で使用している記号について以下に説明します。

記述例

[PARA={a|b|c}…]

記号の意味

記 号 意 味 [ ] この記号で囲まれた項目を省略できることを示します。 ただし、“Systemwalkerスクリプト”の説明箇所では、“[ ]”はスクリプ ト文法上特別な意味をもつため代わりに“【 】”を使用しています。 { } この記号で囲まれた項目の中から、どれか1つを選択することを示しま す。 _ 省略可能記号“[ ]”内の項目をすべて省略したときの省略値が、下線で 示された項目であることを示します。 | この記号を区切りとして並べられた項目の中から、どれか1つを選択す ることを示します。 … この記号の直前の項目を繰り返して指定できることを示します。

コマンド入力例のプロンプトについて

#

システム管理者の権限で実行するコマンドです。

%または$

システム管理者以外の権限で実行するコマンドです。

(11)

目次

第1章 概要... 1 1.1 サポートするクラスタシステム... 2 1.2 サポートするクラスタシステムの形態... 4 1.2.1 1:1運用待機... 4 1.2.2 N:1運用待機... 5 1.2.3 2ノード相互待機... 6 1.2.4 カスケード... 7

1.3 クラスタシステムでのSystemwalker Operation Managerの構成... 8

1.3.1 Systemwalker Operation Managerサーバ全体をクラスタ構成にした場合 ... 8

1.3.2 スケジュールサーバのみをクラスタ構成にした場合... 12 1.4 クラスタシステムで引き継がれる業務... 17 1.5 クラスタシステム運用上の留意事項... 18 第2章 導入... 21 2.1 導入手順... 22 2.2 インストール... 25 2.2.1 クラスタシステムの構築... 25

2.2.2 Systemwalker Operation Managerのインストール... 26

2.2.3 デーモンの自動起動・停止設定の解除... 27 2.2.4 クラスタ情報の登録... 30 2.3 クラスタシステムからネットワークジョブを投入する場合の設定... 31 2.3.1 jmmodeコマンドによる実行継続モードの指定... 31 2.3.2 ジョブ実行制御への論理IPアドレスの設定... 33 2.4 スケジュール分散機能を使用する場合の設定... 36 2.5 IPアドレスの設定... 39 2.6 資源の共有ディスクへの移動... 40 2.6.1 1:1運用待機、N:1運用待機、カスケードの場合の資源の移動... 40 2.6.2 2ノード相互待機の場合の資源の移動... 43 2.7 自動反映の設定... 47 2.8 クラスタシステムへの登録... 51 2.9 各ノードで管理される情報の統一... 52 2.9.1 OS情報の統一... 52

2.9.2 Systemwalker Operation Managerの環境定義の統一... 52

2.10 ジョブを再起動させる設定... 54

2.11 クラスタシステムからのアンインストール... 55

第3章 運用... 57

3.1 クラスタシステムにおけるSystemwalker Operation Managerの運用... 58

3.1.1 クライアントからのクラスタシステムへの接続... 58 3.1.2 運用で変更した定義の設定... 59 3.2 クラスタシステムにおけるデーモンの起動/停止... 60 3.3 クラスタシステム運用時のポリシーの配付/適用 ... 61 3.4 クラスタシステム運用時のバックアップ/リストア... 63 x

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3.4.1 クラスタシステム運用時のバックアップ手順 ... 63 3.4.2 クラスタシステム運用時のリストア手順 ... 65 3.5 スケジュール分散機能のスケジュールモード変更 ... 69 第4章 SafeCLUSTERシステム固有の手順 ... 71 4.1 SafeCLUSTERシステムへの登録 ... 72 4.1.1 状態遷移プロシジャの作成 ... 72 4.1.1.1 デーモンの動作を制御する状態遷移プロシジャの作成 ... 72 4.1.1.2 監視スクリプトの作成 ... 80 4.1.1.3 デーモンを監視する状態遷移プロシジャの作成 ... 82 4.1.2 状態遷移プロシジャの登録 ... 84 4.1.3 リソースの登録 ... 85 4.1.4 サービスの登録 ... 86 4.2 SafeCLUSTERシステムからのアンインストール ... 87 4.3 SafeCLUSTERシステムにおけるデーモンの起動/停止 ... 90 第5章 PRIMECLUSTER Solaris版システム固有の手順 ... 93 5.1 PRIMECLUSTERシステムへの登録 ... 94 5.1.1 状態遷移プロシジャの作成 ... 94 5.1.1.1 デーモンの動作を制御する状態遷移プロシジャファイルの作成 ... 94 5.1.1.2 監視スクリプトの作成 ... 102 5.1.1.3 デーモンを監視する状態遷移プロシジャの作成 ... 104 5.1.2 状態遷移プロシジャの登録 ... 106 5.1.3 状態遷移プロシジャを使用するリソースの登録 ... 107 5.1.4 クラスタアプリケーションおよびリソースの登録 ... 108 5.2 PRIMECLUSTERシステムからのアンインストール ... 112 5.3 PRIMECLUSTERシステムにおけるデーモンの起動/停止 ... 116 第6章 PRIMECLUSTER Linux版システム固有の手順 ... 119 6.1 PRIMECLUSTERシステムへの登録 ... 120 6.1.1 状態遷移プロシジャの作成 ... 120 6.1.1.1 デーモンの動作を制御する状態遷移プロシジャファイルの作成 ... 120 6.1.1.2 監視スクリプトの作成 ... 128 6.1.1.3 デーモンを監視する状態遷移プロシジャの作成 ... 130 6.1.2 状態遷移プロシジャの登録 ... 132 6.1.3 状態遷移プロシジャを使用するリソースの登録 ... 133 6.1.4 クラスタアプリケーションおよびリソースの登録 ... 134 6.2 PRIMECLUSTERシステムからのアンインストール ... 145 6.3 PRIMECLUSTERシステムにおけるデーモンの起動/停止 ... 153

第7章 PRIMECLUSTER Linux for Itanium版システム固有の手順 ... 155

7.1 PRIMECLUSTERシステムへの登録 ... 156 7.1.1 状態遷移プロシジャの作成 ... 156 7.1.1.1 デーモンの動作を制御する状態遷移プロシジャファイルの作成 ... 156 7.1.1.2 監視スクリプトの作成 ... 164 7.1.1.3 デーモンを監視する状態遷移プロシジャの作成 ... 166 7.1.2 状態遷移プロシジャの登録 ... 168 7.1.3 状態遷移プロシジャを使用するリソースの登録 ... 169 xi

(13)

xii 7.1.4 クラスタアプリケーションおよびリソースの登録... 170 7.2 PRIMECLUSTERシステムからのアンインストール... 184 7.3 PRIMECLUSTERシステムにおけるデーモンの起動/停止... 193 第8章 Sun Clusterシステム固有の手順... 195 8.1 Sun Clusterシステムへの登録... 196 8.1.1 アプリケーションの作成... 196 8.1.1.1 リソースタイプ登録ファイルの作成... 196 8.1.1.2 STARTコールバックメソッドの作成... 200 8.1.1.3 STOPコールバックメソッドの作成... 204 8.1.1.4 障害モニターの作成... 207 8.1.2 リソースの登録... 214 8.2 Sun Clusterシステムからのアンインストール... 218 8.3 Sun Clusterシステムにおけるデーモンの起動/停止... 221 索引... 223

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第1章 概要

本章は、クラスタシステムでのSystemwalker Operation Managerサーバの運 用について説明します。

(16)

1.1 サポートするクラスタシステム

Systemwalker Operation Managerがサポートするクラスタシステムのバージ ョンレベルは以下のとおりです。

SafeCLUSTER 2.0.1/2.0/1.1.1/1.1/1.03

PRIMECLUSTER 4.1 (Solaris版、Linux版、Linux for Itanium版) Sun Cluster 3.0

クラスタシステムにおけるSystemwalker Operation Managerの運用イメージ を下図に示します。 クラスタシステムにおけるノードや処理の呼び方はクラスタシステムごと に違いますが、本マニュアルでは、以下の用語を使用して説明しています。

運用系

業務を運用するノードです。

待機系

業務を引き継ぐために待機するノードです。

フェールオーバ

異常が発生したときに運用系から待機系へ業務を引き継ぐことです。

共有ディスク

運用系と待機系とで共有で使用するディスクです。

論理IPアドレス

クラスタシステムで使用する、運用系と待機系とで共通な仮想のIP アドレスです。

物理IPアドレス

各ノードに固有のIPアドレスです。 2

(17)

1.1 サポートするクラスタシステム

ただし、それぞれのクラスタシステム固有の用語を使用して説明した方がわ かりやすい場合や、画面を使用した説明は、クラスタシステム固有の用語を使 用しています。

クラスタシステムに登録できるデーモン

クラスタシステムにリソース登録できる、Systemwalker Operation Manager のデーモンは以下のとおりです。 ジョブスケジューラ(スケジュール分散機能を含みます) ジョブ実行制御

クラスタシステムで自動反映できる情報

クラスタシステムの、運用系および待機系で自動反映できる情報は以下のと おりです。 セキュリティ情報 カレンダ情報 - 日変わり時刻 - カレンダ休日情報(SYSTEM_CALENDARを除く) - SYSTEM_CALENDARのスケジュール情報、電源スケジュール情報、 終了監視情報 サービス・アプリケーション起動情報 - アプリケーション起動情報 カレンダ情報の、“SYSTEM_CALENDARのスケジュール情報、電源スケジュール 情報、終了監視情報”および、サービス・アプリケーション起動情報の、“ア プリケーション起動情報”は、自動反映を行わない設定も可能です。

フェールオーバの契機

フェールオーバは、クラスタシステムに登録されたリソースの異常を契機に 行われます。 3

(18)

1.2 サポートするクラスタシステムの形態

Systemwalker Operation Managerがサポートするクラスタシステムの形態は 以下のとおりです。

1:1運用待機 N:1運用待機 2ノード相互待機

カスケード(PRIMECLUSTER Solaris版のみ)

それぞれの形態およびSystemwalker Operation Managerの運用上の注意につ いて説明します。

1.2.1 1:1運用待機

1つのノードを別の1つのノードで待機する形態です。 1:1運用待機のノード構成を以下に示します。 ノードaは運用系で、ノードbは待機系です。ノードbは、ノードaの異常に備 えて待機しています。 1:1運用待機の特徴は以下のとおりです。 特徴 - 運用系のノードがダウンして、処理が待機系に引き継がれた後も、 処理性能は保証されます。 - 1 つ の ノ ー ド 上 で サ ブ シ ス テ ム が 10 個 ま で 運 用 で き ま す 。 (SafeCLUSTER、PRIMECLUSTER Solaris版、PRIMECLUSTER Linux版、 およびPRIMECLUSTER Linux for Itanium版のみ)

サブシステムと複数サブシステム運用

Systemwalker Operation Managerのジョブスケジューラとジョブ実行 制御は、まとめて複数動作させることができます。ジョブスケジューラ

(19)

1.2 サポートするクラスタシステムの形態 とジョブ実行制御をまとめて“サブシステム”と呼び、サブシステムを 複数動作させる運用を“複数サブシステム運用”と呼びます。

1.2.2 N:1運用待機

複数の運用系のノードを別の1つのノードで待機する形態です。 2:1運用待機のノード構成の例を以下に示します。 ノードaおよびノードcは運用系で、ノードbは待機系です。ノードbは、ノー ドaおよびノードcの異常に備えて待機しています。 N:1運用待機の特徴および注意事項は以下のとおりです。 特徴 - 待機系が1つであるため、待機コストが低減します。いずれかの ノードがダウンした場合でも、処理性能は保証されます。 注意事項 - 複数の運用系で異常が発生した場合、最初に異常が発生した運用 系の業務だけが待機系に引き継がれます。 5

(20)

1.2.3 2ノード相互待機

お互いの運用系のノードを待機する形態です。 2ノード相互待機のノード構成を以下に示します。 ノードaは運用系で、ノードbは待機系です。ノードbは、ノードaの異常に備 えて待機しています。 一方、ノードbは運用系で、ノードaは待機系です。ノードaは、ノードbの異 常に備えて待機しています。 2ノード相互待機の特徴および注意事項は以下のとおりです。 特徴 - 定常運用で、全ノードを運用系として活用します。 - 各ノード上でサブシステムを複数運用することができます。両ノ ード合わせてサブシステム番号1~9の、9個まで運用できます。 注意事項 - 2台の運用系で別々に処理していた業務を、フェールオーバ後は1 台のノードで処理することになるので、フェールオーバ後の処理 能力は減退します。 6

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1.2 サポートするクラスタシステムの形態

1.2.4 カスケード

1つの運用系のノードを、複数の待機系のノードで待機する形態です。 この形態は、PRIMECLUSTER Solaris版のみでサポートされます。 待機系が2つの場合の、カスケードのノード構成を以下に示します。 ノードaは運用系で、ノードbおよびノードcは待機系です。すべてのノード が正常なときは、ノードbはノードaの異常に備えて待機しています。ノードa に異常が発生したときに、ノードbは運用系となり、ノードcがノードbの異常 に備えて待機します。 カスケードの特徴は以下のとおりです。 特徴 - 運用系のノードがダウンして、処理が待機系に引き継がれた後も、 残りのノードで業務の冗長構成が取れるため、保守の間も可用性 を保つことができます。 7

(22)

1.3 ク ラ ス タ シ ス テ ム で の Systemwalker

Operation Managerの構成

Systemwalker Operation Managerは、クラスタシステムにおいて以下のよう な構成で運用することができます。

Systemwalker Operation Managerサーバ全体をクラスタ構成にする場合 - 1:1運用待機のクラスタ構成で運用する - N:1運用待機のクラスタ構成で運用する - 2ノード相互待機のクラスタ構成で運用する - カスケードのクラスタ構成で運用する(PRIMECLUSTER Solaris版 のみ) スケジュールサーバのみをクラスタ構成にする場合 - スケジュールサーバを1:1運用待機のクラスタ構成で運用する - スケジュールサーバをN:1運用待機のクラスタ構成で運用する - スケジュールサーバを2ノード相互待機のクラスタ構成で運用する - スケジュールサーバをカスケードのクラスタ構成で運用する (PRIMECLUSTER Solaris版のみ) 実行サーバのみをクラスタ構成にする、またはスケジュールサーバと実行サ ーバの両方をクラスタ構成にすることも可能です。

本節では、Systemwalker Operation Managerサーバ全体をクラスタ構成にす る場合およびスケジュールサーバのみをクラスタ構成にする場合について説 明します。

1.3.1 Systemwalker Operation Managerサーバ全体をクラスタ

構成にした場合

Systemwalker Operation Managerサーバ全体をクラスタ構成にした場合の、 それぞれのクラスタシステム構成の概要を以下に示します。

1:1運用待機

1:1運用待機は、複数サブシステム運用を実施していない場合と、複数サブ システム運用を実施している場合とで業務の引き継がれかたが違います。

複数サブシステム運用を実施していない場合

ノード1を運用系、ノード2を待機系として運用する例を下図に示します。 8

(23)

1.3 クラスタシステムでのSystemwalker Operation Managerの構成

ノード1に異常が発生した場合、業務はノード2に引き継がれます。

複数サブシステム運用を実施している場合

この運用形態は、SafeCLUSTER、PRIMECLUSTER Solaris版、PRIMECLUSTER Linux 版、およびPRIMECLUSTER Linux for Itanium版でサポートされます。

ノード1を運用系、ノード2を待機系として運用する例を下図に示します。下 図は、サブシステム0とサブシステム1で複数サブシステム運用を実施しており、 ノード1で異常が発生した場合の例です。ノード1に異常が発生すると、すべて のサブシステムの業務が待機系に引き継がれます。

(24)

仮に、ノード1のサブシステム1に異常が発生した場合、サブシステム1と同 時にサブシステム0の業務もノード2に引き継がれます。 1:1運用待機で複数サブシステム運用を実施していない場合、1:1運用待機で 複数サブシステム運用を実施している場合をそれぞれ以下のように呼びます。

1:1運用待機で、複数サブシステム運用を実施していない場合

1:1運用待機(サブシステムなし)

1:1運用待機で、複数サブシステム運用を実施している場合

1:1運用待機(サブシステムあり) “1:1運用待機”と呼ぶ場合は、1:1運用待機(サブシステムなし)および1:1 運用待機(サブシステムあり)の両方を含みます。

N:1運用待機

ノード1およびノード3を運用系、ノード2を待機系として運用する例を下図 に示します。下図は、ノード1で異常が発生した場合の例です。ノード3に異常 が発生した場合も、同様にノード2に業務が引き継がれます。 ノード1またはノード3に異常が発生した場合、業務はノード2に引き継がれ ます。複数のノードで異常が発生した場合、異常の発生が早いノードの業務が 待機系に引き継がれ、後から異常が発生したノードの業務は引き継がれません。

2ノード相互待機

ノード1およびノード2でそれぞれ業務を実行しながら、お互いのノードを待 機する例を下図に示します。下図は、ノード1で異常が発生した場合の例です。 ノード2で異常が発生した場合は、ノード1に業務が引き継がれます。 10

(25)

1.3 クラスタシステムでのSystemwalker Operation Managerの構成

カスケード

この運用形態は、PRIMECLUSTER Solaris版のみでサポートされます。 ノード1で業務を実行しながら、ノード2およびノード3で待機する例を下図 に示します。 11

(26)

ノード1に異常が発生した場合、ノード2に業務が引き継がれます。さらにノ ード2に異常が発生した場合は、ノード3に業務が引き継がれます。

1.3.2 スケジュールサーバのみをクラスタ構成にした場合

ここでは、スケジュールサーバのみをクラスタシステム構成にし、実行サー バを別のノードに設定した場合の、それぞれのクラスタシステム構成の概要を 説明します。

1:1運用待機

1:1運用待機は、複数サブシステム運用を実施していない場合と、複数サブ システム運用を実施している場合とで業務の引き継がれかたが違います。

複数サブシステム運用を実施していない場合

ノード1を運用系、ノード2を待機系として運用する例を下図に示します。 ノード1に異常が発生した場合、業務はノード2に引き継がれます。実行サー バで動作しているネットワークジョブは、自動的にノード2に引き継がれます。

複数サブシステム運用を実施している場合

この運用形態は、SafeCLUSTER、PRIMECLUSTER Solaris版、PRIMECLUSTER Linux 版、およびPRIMECLUSTER Linux for Itanium版でサポートされます。

ノード1を運用系、ノード2を待機系として運用する例を下図に示します。下 図は、サブシステム0とサブシステム1で複数サブシステム運用を実施しており、

(27)

1.3 クラスタシステムでのSystemwalker Operation Managerの構成 ノード1で異常が発生した場合の例です。ノード1に異常が発生すると、すべて のサブシステムの業務が待機系に引き継がれます。 仮に、ノード1のサブシステム1に異常が発生した場合、サブシステム1と同 時にサブシステム0の業務もノード2に引き継がれます。実行サーバで動作して いるネットワークジョブは、自動的にノード2に引き継がれます。 1:1運用待機で複数サブシステム運用を実施していない場合、1:1運用待機で 複数サブシステム運用を実施している場合をそれぞれ以下のように呼びます。

1:1運用待機で、複数サブシステム運用を実施していない場合

1:1運用待機(サブシステムなし)

1:1運用待機で、複数サブシステム運用を実施している場合

1:1運用待機(サブシステムあり) “1:1運用待機”と呼ぶ場合は、1:1運用待機(サブシステムなし)および1:1 運用待機(サブシステムあり)の両方を含みます。 13

(28)

N:1運用待機

ノード1およびノード3を運用系として、ノード2を待機系として運用する例 を下図に示します。下図は、ノード1で異常が発生した場合の例です。 ノード1またはノード3に異常が発生した場合、業務はノード2に引き継がれ ます。ノード1またはノード3の実行サーバで動作しているネットワークジョブ も、ノード2に自動的に引き継がれます。 複数のノードで異常が発生した場合、異常の発生が早いノードの業務が待機 系に引き継がれ、後から異常が発生したノードの業務は引き継がれません。 14

(29)

1.3 クラスタシステムでのSystemwalker Operation Managerの構成

2ノード相互待機

ノード1およびノード2でそれぞれ業務を実行しながら、実行サーバを別のノ ードに配置し、お互いのノードを待機する例を下図に示します。 下図は、ノード1で異常が発生した場合の例です。ノード1で異常が発生した 場合、ノード2に業務が引き継がれます。ノード1の実行サーバで動作している ネットワークジョブもノード2に自動的に引き継がれます。 ノード2で異常が 発生した場合は、ノード1に業務が引き継がれます。ノード2の実行サーバで動 作しているネットワークジョブもノード1に引き継がれます。 15

(30)

カスケード

この運用形態は、PRIMECLUSTER Solaris版のみでサポートされます。 ノード1で業務を実行しながら、実行サーバを別のノードに配置し、ノード2 およびノード3で待機する例を下図に示します。 ノード1に異常が発生した場合、業務はノード2に引き継がれます。ノード1 の実行サーバで動作しているネットワークジョブも、ノード2に自動的に引き 継がれます。さらにノード2に異常が発生した場合は、業務はノード3に引き継 がれます。ネットワークジョブもノード3に自動的に引き継がれます。 16

(31)

1.4 クラスタシステムで引き継がれる業務

1.4 クラスタシステムで引き継がれる業務

クラスタシステムで、フェールオーバが発生したときに引き継がれ る Systemwalker Operation Managerの業務は以下のとおりです。

スケジュール情報 フェールオーバ発生時に、ジョブスケジューラのスケジュール情報が 自動的に待機系に引き継がれます。 実行中のジョブネットおよびジョブ - スケジュールサーバと実行サーバがともに、同じクラスタシステ ム上で運用されている場合、異常終了したジョブネットやジョブ をフェールオーバ完了後に再起動することができます。 フェールオーバ後にジョブネットやジョブを自動的に再起動 させるためには、設定が必要です。設定の詳細は、“2.10 ジョブ を再起動させる設定”を参照してください。 - スケジュールサーバがクラスタシステム構成で、別の実行サーバ でネットワークジョブを運用している場合は、フェールオーバ発 生後も、ジョブネットやジョブを継続して実行することができま す。 フェールオーバ後にジョブネットやジョブを自動的に継続実 行するには、設定が必要です。詳細は、“2.3 クラスタシステム からネットワークジョブを投入する場合の設定”を参照してくだ さい。 17

(32)

1.5 クラスタシステム運用上の留意事項

クラスタシステムでSystemwalker Operation Managerを運用する上での留意 事項を説明します。

投入できないジョブ

クラスタシステムで運用できないジョブネットまたはジョブは以下のとお りです。 運用系から待機系に投入されるネットワークジョブ 運用系から待機系にネットワークジョブを投入することはできませ ん。 複数サブシステム運用時の下位バージョンへのネットワークジョブ 1:1運用待機(サブシステムあり)、または2ノード相互待機の場合は、 以下のバージョンに対して、ネットワークジョブを投入することはでき ません。 - Windows版 SystemWalker/OperationMGR V5.0L30以前のバージョ ン - Solaris版/HP版/AIX版 SystemWalker/OperationMGR 5.1以前のバ ージョン - Linux版 SystemWalker/OperationMGR 5.2のバージョン

投入できる範囲の詳細は、“Systemwalker Operation Manager 解説 書”を参照してください。

登録するジョブネットの実行属性

バッチ業務が動作するために必要なユーザ資源(シェルスクリプト、実行フ ァイル、データなど)を共有ディスクに登録する場合は、ジョブネットの実行 属性を「ジョブ実行制御属性」として登録してください。「旧バージョン互換 (旧・標準)属性」を利用する場合は、ユーザ資源を共有ディスクに配置しない ようにしてください。 「旧バージョン互換(旧・標準)属性」のジョブネットを登録すると、ジョブ 実行中にノード異常が発生した場合に、バッチ業務が共有ディスク上の資源に アクセスしたままになり、共有ディスクを切り離すことができず、待機系への 切り替えが失敗する場合があります。

Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバとSystemwalker

Operation Managerのサーバが共存し、どちらもクラスタ運用して

いる場合の注意

イベント監視機能およびアクション管理機能は、Systemwalker Centric Managerのグループとしてフェールオーバします。以下の機能を使用する場合 は、Systemwalker Centric ManagerとSystemwalker Operation Managerが同一 ノ ー ド で 動 作 す る 必 要 が あ る た め 、 Systemwalker Centric Manager と

(33)

1.5 クラスタシステム運用上の留意事項

19 Systemwalker Operation Managerを同じクラスタアプリケーションに登録して ください。

Systemwalker Operation Managerクライアントからイベント監視機能、 およびアクション管理機能を使用する場合

Systemwalker Centric Managerと連携することにより、ジョブネットの 異常終了を監視してジョブネットの再起動/確認により自動的に対処済 にさせる場合

Systemwalker Centric Managerと連携することにより、Systemwalker Centric Managerの監視画面のイベント一覧から、異常終了したジョブ ネットの[ジョブネットの監視]ウィンドウを直接表示させる場合 クラスタアプリケーションは、クラスタシステムにより用語が異なります。 以下のように読み替えてください。 SafeCLUSTER :クラスタサービス PRIMECLUSTER :クラスタアプリケーション Sun Cluster :リソースグループ

クラスタシステムを信頼ホストとして定義する場合の注意

クラスタシステムを信頼ホストとして定義する場合は、[運用情報の定義]ウ ィンドウ-[クラスタ設定]シートで指定した、論理IPアドレスを定義してくだ さい。

(34)
(35)

第2章 導入

本章では、Systemwalker Operation Managerをクラスタシステム上に導入す る場合の導入手順と環境設定について説明します。 本章で説明するコマンドは、システム管理者(スーパ・ユーザ)の権限で実行 してください。 soperationmgrコマンド、poperationmgrコマンドを、共有ディスクにカレン トディレクトリを移動した状態で実行しないでください。導入が正常に行われ ない場合があります。 ファイル名:clsu0200.doc | 最終更新日時05/07/12 11:15

(36)

2.1 導入手順

本節では、Systemwalker Operation Managerをクラスタシステムに導入する 手順を説明します。

新規に導入する場合

クラスタシステムへ移行する場合

クラスタシステムのSystemwalker Operation Managerをバージョンアッ プする場合

新規に導入する場合

クラスタシステムにSystemwalker Operation Managerを新規に導入する場合 の手順は以下のとおりです。

1. クラスタシステムの形態を検討し、クラスタシステムを構成する各ノー ドにクラスタシステムおよびSystemwalker Operation Managerをインス トールする。 → “2.2 インストール”参照 2. スケジュールサーバのみクラスタシステム構成とし、実行サーバでネッ トワークジョブを実行するような形態の場合は、クラスタシステムを構 成するすべてのノード、およびネットワークジョブを実行するノードで、 jmmodeコマンドを利用して実行継続モードを設定する。さらに、ジョブ 実行制御に論理IPアドレスを設定する。 → “2.3 クラスタシステムからネットワークジョブを投入する場合 の設定”参照 スケジュールサーバと実行サーバを同じクラスタシステム構成にす る場合はこの定義は必要ありません。 3. スケジュール分散機能を使用する場合は、スケジュール分散機能の設定 をする。 → “2.4 スケジュール分散機能を使用する場合の設定”参照 スケジュール分散機能を使用しない場合は、この定義は必要ありませ ん。

4. クラスタシステムでSystemwalker Operation Managerを運用するために 必要なIPアドレスを設定する。

→ “2.5 IPアドレスの設定”参照

5. Systemwalker Operation Managerで利用する資源をクラスタシステムの 共有ディスクへ移動する。

→ “2.6 資源の共有ディスクへの移動”参照

6. 運用系と待機系とで情報を自動反映するための設定をする。 → “2.7 自動反映の設定”参照

7. クラスタシステムへSystemwalker Operation Managerを登録する。 → “2.8 クラスタシステムへの登録”参照

8. ノードごとに管理される情報を、クラスタシステムを構成するノード間 で統一する。

→ “2.9 各ノードで管理される情報の統一”参照

9. Systemwalker Operation Managerサーバ全体をクラスタ構成とする場合

(37)

2.1 導入手順 で、フェールオーバ時にジョブを再起動したい場合は、ジョブを再起動 させるための設定をする。 → “2.10 ジョブを再起動させる設定”参照 スケジュールサーバをクラスタシステム構成にし、実行サーバは別の ノードで運用する場合はこの定義は必要ありません。

クラスタシステムに移行する場合

通常のシステム上で運用しているSystemwalker Operation Managerをクラス タシステムに移行する場合は、以下の手順に従ってください。

1. 資源をバックアップする

運用中の通常のシステムで、mpbko バックアップコマンドにより資源 をバックアップします。

mpbko バックアップコマンドの詳細は、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。 2. クラスタシステムを構築する クラスタシステムのドキュメントを参照して、クラスタシステムを構 築します。 3. 資源のリストア バックアップしておいた資源を、クラスタシステムにリストアします。 クラスタシステムへのリストア方法については、“3.4 クラスタシステ ム運用時のバックアップ/リストア”を参照してください。 4. 資源の共有ディスクへの移動 “2.6 資源の共有ディスクへの移動”を参考にして、必要な資源を共 有ディスクへ移動してください。

クラスタシステムのSystemwalker Operation Managerをバージョ

ンアップする場合

クラスタシステム上で運用しているSystemwalker Operation Managerをバー ジョンアップする場合は、以下の手順に従ってください。

1. Systemwalker Operation Managerを、クラスタシステムに適用した状態 から解除する。

→ “2.11 クラスタシステムからのアンインストール”参照 2. クラスタシステムを構成するすべての運用系、待機系のノードで、

Systemwalker Operation Managerをアップグレードインストールする。 → “Systemwalker Operation Manager バージョンアップガイド” 参照

3. 再度、Systemwalker Operation Managerをクラスタシステムに適用する。 → “2.2.3 デーモンの自動起動・停止設定の解除”以降の手順を実 施

(38)

アップグレードインストールの場合、以下の設定はアップグレード前 から引き継がれるため、再度設定する必要はありません。 - サブシステム環境 - 実行継続モード - IPアドレスの設定 “ プ ロ セ ス 監 視 対 象 ” は 、 引 き 継 が れ ま せ ん 。“ Systemwalker Operation Manager バージョンアップガイド”を参照して移行するか、 再設定してください。 10.1以前のバージョンで、“ノード名の定義”がされている場合は、 “ノード名の定義”が引き継がれます。論理IPアドレスで運用したい場 合は、“2.3.2 ジョブ実行制御への論理IPアドレスの設定”を参照して、 論理IPアドレスを設定してください。 24

(39)

2.2 インストール

2.2 インストール

クラスタシステムを構築し、構築したクラスタシステムへSystemwalker Operation Manager を導入する手順を説明します。

クラスタシステムの構築

Systemwalker Operation Managerのインストール デーモンの自動起動・停止設定の解除 クラスタ情報の登録

2.2.1 クラスタシステムの構築

クラスタシステムは、以下の手順で構築します。

1)システム構成の検討

“1:1運用待機”、“N:1運用待機”、“2ノード相互待機”および“カスケード” の 特 徴 お よ び 注 意 事 項 を 考 慮 し 、 ど の 形 態 を 採 用 す る か 、 Systemwalker Operation Managerサーバをどのようにクラスタ構成にするかあらかじめ検討 します。

2)リソースの準備

Systemwalker Operation Managerをクラスタシステムに導入するために必要 な、以下のリソースを準備します。 共有ディスク 論理IPアドレス Sun Cluster 3.0では、共有ディスクは、“グローバルファイルシステム”で す。Sun Cluster 3.0の場合は、“共有ディスク”は、“グローバルファイルシ ステム”と読み替えてください。

共有ディスクの見積り

クラスタシステムのノードで共通に使用する、共有ディスクの容量を見積も ります。共有ディスクには、Systemwalker Operation Managerの以下のディレ クトリを配置するため、以下のディレクトリの容量を見積もります。 カレンダ制御情報用のディレクトリ ジョブスケジューラのデータベースディレクトリ ジョブ実行制御のスプールディレクトリ スケジュール分散のデータベースディレクトリ ジョブスケジューラ、ジョブ実行制御およびスケジュール分散のディレクト リ容量は、通常のシステムで必要なディレクトリ容量と同じです。見積もり方 法の詳細は、“Systemwalker Operation Manager 解説書”を参照してください。

カレンダ制御情報のディレクトリ容量は、以下の値を見積もってください。 カレンダ制御情報用の共有ディスクの容量(bytes)=50(bytes)×登録カレ ンダ数×使用するサブシステムの数

(40)

論理IPアドレスの準備

クラスタシステムで使用する、運用系と待機系とで共通な仮想のIPアドレス である、論理IPアドレスを準備します。 論理IPアドレスは、1:1運用待機およびカスケードの場合は1個、N:1運用待 機の場合はN個、2ノード相互待機の場合は2個、ノード固有の物理IPアドレス とは別に、準備します。論理IPアドレスには、すべてのネットワークで使用さ れていないアドレスを準備してください。

3)クラスタシステムのインストール

クラスタシステムをインストールし、クラスタシステムを構築します。クラ スタシステムの構築方法の詳細については、クラスタシステムのマニュアルを 参照してください。

2.2.2 Systemwalker Operation Managerのインストール

運用系および待機系にSystemwalker Operation Managerをインストールしま す。各ノードへのインストールについては、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”を参照してください。

共有ディスクにはSystemwalker Operation Managerをインストールし ないでください。

Systemwalker Operation Manager利用者を限定して、“swadminグループに含 まれるユーザだけがデマンドジョブの起動、ジョブ実行制御属性の起動および ジョブスケジューラのコマンド機能が利用できるように制限する”場合は、 Systemwalker Operation Managerのインストール後に、運用系および待機系で セキュリティの定義を実施します。詳細は、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”を参照してください。

セキュリティの定義は、クラスタシステムにSystemwalker Operation Managerを登録した後に変更できません。

クラスタシステムにSystemwalker Operation Managerを登録する前に 設定してください。

イ ン ス ト ー ルさ れ た サ ン プル を 利 用 し て、 ク ラ ス タ シス テ ム に Systemwalker Operation Managerを登録するための状態遷移プロシジャ

(41)

2.2 インストール を作成しておくと、クラスタシステムにおけるSystemwalker Operation Managerの登録がスムーズに行えます。 状態遷移プロシジャの作成方法は、各クラスタシステム固有の手順の “状態遷移プロシジャの作成”を参照してください。 状態遷移プロシジャは、クラスタシステムにより用語が異なります。 以下のように読み替えてください。 SafeCLUSTER :状態遷移プロシジャ PRIMECLUSTER :状態遷移プロシジャ Sun Cluster :アプリケーション

サブシステム環境の作成

1:1運用待機(サブシステムあり)、2ノード相互待機の場合は、前提として複 数サブシステムが動作できるように、サブシステム環境を事前に作成する必要 があります。1:1運用待機(サブシステムあり)の場合は、運用系と待機系とで 同じサブシステム環境を作成する必要があります。 以下の環境を作成します。 1. サブシステム環境の作成 運用系および待機系の各ノードでcreatesubsystem.shコマンドを実 行します。詳細は、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”の “サブシステム環境の作成”を参照してください。 2. サブシステム用のポート番号の設定 運用系および待機系の各ノードでジョブスケジューラが使用するサ ブシステム用のポート番号を設定します。詳細は、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”の“サブシステム用のポート番号の設 定”を参照してください。 3. ネットワークジョブ用のポート番号の設定 ネットワークジョブの実行サーバが複数サブシステム構成の場合の み設定が必要です。 クラスタシステムを構成する各ノードおよびネットワークジョブの 実行サーバでネットワークジョブ用のポート番号を設定します。詳細は、 “Systemwalker Operation Manager 導入手引書”の“サブシステム用 のポート番号の設定”を参照してください。

4. Systemwalker Operation Managerを再起動します。

2.2.3 デーモンの自動起動・停止設定の解除

Systemwalker Operation Managerをインストールした後、デーモンを自動起 動、自動停止しないように設定を解除します。

(42)

デーモンの停止

運用系、待機系の各ノードで、Systemwalker Operation Managerの各デーモ ンを停止します。停止コマンドの例を以下に示します。

# /opt/systemwalker/bin/poperationmgr -s

Systemwalker Centric Managerとの混在環境の場合は必ず、poperationmgr コマンドに-sオプションを指定してください。

デーモンの自動起動・停止設定の解除

運用系、待機系の各ノードで、以下に示したSystemwalker Operation Manager の各デーモンについて、自動起動する設定を解除します。 - ジョブスケジューラ - ジョブ実行制御

デーモンの自動起動の設定解除

デーモンを自動起動する設定を解除するには、以下の手順でデーモン一括起 動カスタマイズ用ファイルを編集します。 1. vi等のエディタで以下のデーモン一括起動カスタマイズ用ファイルを 開きます。 /etc/opt/FJSVftlo/daemon/custom/rc3.ini 2. 以下の行を[変更前]から[変更後]になるように編集します。 @ 機能名: ジョブ実行制御 [変更前] DAEMON04(Lo)="/etc/opt/FJSVMJS/etc/rc3.d/S99MJS" [変更後] #DAEMON04(Lo)="/etc/opt/FJSVMJS/etc/rc3.d/S99MJS" @ 機能名: ジョブスケジューラ [変更前] DAEMON05(Lo)="/opt/FJSVJOBSC/etc/rc3.d/start_jobs" [変更後] #DAEMON05(Lo)="/opt/FJSVJOBSC/etc/rc3.d/start_jobs" 28

(43)

2.2 インストール

デーモンの自動停止の設定解除

デーモンを自動停止する設定を解除するには、以下の手順でデーモン一括停 止用ファイルを編集します。 1. vi等のエディタで以下のデーモン一括停止用ファイルを開きます。 /etc/opt/FJSVftlo/daemon/ini/rc0.ini 2. 以下の行を[変更前]から[変更後]になるように編集します。 [変更前] DAEMON02(Lo)="/opt/FJSVJOBSC/etc/rc0.d/end_jobs" DAEMON03(Lo)="/etc/opt/FJSVMJS/etc/rc0.d/K00MJS" [変更後] #DAEMON02(Lo)="/opt/FJSVJOBSC/etc/rc0.d/end_jobs" #DAEMON03(Lo)="/etc/opt/FJSVMJS/etc/rc0.d/K00MJS"

プロセス監視対象の変更

運用系、待機系の各ノードで、プロセス監視機能で監視対象とするプロセス から、ジョブスケジューラおよびジョブ実行制御をはずします。 1. vi等のエディタで以下の監視対象プロセスの定義ファイルを開きます。 /etc/opt/FJSVftlo/pmon/mppmon.usr 2. 以下の行を[変更前]から[変更後]になるように編集します。 [変更前] start_jobs=1 S99MJS=1 [変更後] start_jobs=0 S99MJS=0 プ ロ セ ス 監 視 対 象 を 変 更 す る 手 順 の 詳 細 は 、“ Systemwalker Operation Manager 導入手引書”の“プロセス監視対象を変更する”を参照してください。 29

(44)

2.2.4 クラスタ情報の登録

クラスタシステムを構成する運用系、待機系のすべてのノードで、クラスタ 環境を構築したことを登録するコマンドを実行します。

コマンドの実行例を以下に示します。 /opt/systemwalker/bin/mpsetcluster -c

mpsetcluster コ マ ン ド の 詳 細 に つ い て は 、“ Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

(45)

2.3 クラスタシステムからネットワークジョブを投入する場合の設定

2.3 クラスタシステムからネットワークジョ

ブを投入する場合の設定

スケジュールサーバがクラスタシステム上で運用されており、実行サーバに ネットワークジョブを投入する運用の場合、スケジュールサーバのフェールオ ーバ発生後もジョブやジョブネットを継続して実行できます。継続して実行さ せるためには、以下の定義が必要です。 jmmodeコマンドによる実行継続モードの指定 ジョブ実行制御への論理IPアドレスの設定

2.3.1 jmmodeコマンドによる実行継続モードの指定

スケジュールサーバおよび実行サーバのすべてでjmmodeコマンドを実行し、 実行継続モードを指定します。 定義の概要を、下図に示します。

コマンドは、Systemwalker Operation Managerの各デーモンが停止している 状態で実行してください。コマンドを実行した後、実行継続モードを有効にす るにはデーモンの再起動が必要です。

jmmodeコマンドの詳細は、“Systemwalker Operation Manager リファレンス マニュアル”を参照してください。

1:1運用待機(サブシステムなし)、N:1運用待機、カスケードの例

すべてのノードで、以下の手順を実行します。

1. Systemwalker Operation Managerのデーモンを停止します。 # /opt/systemwalker/bin/poperationmgr

2. continue -func JOBオプションを指定してjmmodeコマンドを実行します。 # jmmode continue -func JOB

(46)

3. checkオプションを指定してjmmodeコマンドを実行し、“JOB”が“on” になっていることを確認します # jmmode check [表示例] SYS 0 JOB on WRT off

1:1運用待機(サブシステムあり)の例

すべてのノードで、以下の手順を実行します。以下はサブシステム0、1を運 用している場合の例です。

1. Systemwalker Operation Managerのデーモンを停止します。 # /opt/systemwalker/bin/poperationmgr

2. continue -func JOBオプションを指定してjmmodeコマンドを実行します。 # jmmode continue -func JOB -sys 0

# jmmode continue -func JOB -sys 1

3. checkオプションを指定してjmmodeコマンドを実行し、“JOB”が“on” になっていることを確認します # jmmode check [表示例] SYS 0 JOB on WRT off SYS 1 JOB on WRT off

2ノード相互待機の例

すべてのノードで、以下の手順を実行します。

1. Systemwalker Operation Managerのデーモンを停止します。 # /opt/systemwalker/bin/poperationmgr

2. continue -func JOBオプションを指定してjmmodeコマンドを実行します。 # jmmode continue -func JOB -sys 1

# jmmode continue -func JOB -sys 2

(47)

2.3 クラスタシステムからネットワークジョブを投入する場合の設定 3. checkオプションを指定してjmmodeコマンドを実行し、“JOB”が“on” になっていることを確認します # jmmode check [表示例] SYS 0 JOB off WRT off SYS 1 JOB on WRT off SYS 2 JOB on WRT off 備考.サブシステム0は、実行継続モードを指定していないため、 “JOB off”となっています。

2.3.2 ジョブ実行制御への論理IPアドレスの設定

クラスタシステム構成のスケジュールサーバからネットワークジョブを投 入する場合は、論理IPアドレスの定義をします。 定義の概要を、下図に示します。 1:1運用待機、2ノード相互待機、およびカスケードの場合は、クラスタシス テムを構成する運用系、待機系で定義します。N:1運用待機の場合は、運用系 で定義します。 1. 各ノードで、soperationmgrコマンドを実行し、Systemwalker Operation Manager基盤のデーモンを起動します。 # /opt/systemwalker/bin/soperationmgr 33

(48)

2. 環境設定クライアントから、運用系に物理IPアドレスを指定して接続し ます。[Systemwalker Operation Manager 環境設定]ウィンドウで[運用 情報の定義]ウィンドウ-[クラスタ設定]シートの、[スケジュールサー バ設定]で、[論理IPアドレスを登録する]チェックボックスをチェック し、論理IPアドレスを設定します。[実行サーバ設定]は必要ありません。 3. 1:1運用待機(サブシステムなし)、2ノード相互待機、およびカスケード の場合は、環境設定クライアントから、待機系に物理IPアドレスを指定 して接続し、2.と同様に設定します。 1:1運用待機(サブシステムあり)の場合は、すべてのサブシステムで2、3の 手順を実施します。 論理IPアドレスの定義の代わりに、[実行サーバ設定]で、運用系および待機 系のノード名を定義して運用することができます。ただし、ノード名の定義は、 10.1以前のバージョンとの互換のための機能であり、11.0以降のバージョンで は、論理IPアドレスを定義してください。ノード名の定義は、N:1運用待機は サポートしていません。 34

(49)

2.3 クラスタシステムからネットワークジョブを投入する場合の設定

ノード名の定義

クラスタシステム構成のスケジュールサーバからネットワークジョ ブを受け取る実行サーバ側で定義します。[運用情報の定義]ウィンドウ -[クラスタ設定]シートの、[実行サーバ設定]で、運用系および待機系 のノード名を定義します。[スケジュールサーバ設定]は必要ありません。 [運用情報の定義]の定義方法の詳細については、“Systemwalker Operation Manager 導 入 手 引 書 ”、 [ 運 用 情 報 の 定 義 ] ウ ィ ン ド ウ に つ い て は 、 “Systemwalker Operation Manager オンラインヘルプ”を参照してください。

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