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John Keats ( ) 貸し馬車屋の長男非国教徒の学校でギリシャ神話の本に熱中するラテン語の詩の翻訳を試みると同時に詩を書き始める 1810 年 学校を終え 薬屋の徒弟になる 1816 年 薬屋の免許状を取得するが薬屋を開業するつもりはなかった The Examiner の編集

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(1)

John Keats (1795-1821)

貸し馬車屋の長男

非国教徒の学校でギリシャ神話の本に熱中する

ラテン語の詩の翻訳を試みると同時に詩を書き始め る

1810年、学校を終え、薬屋の徒弟になる

1816年、薬屋の免許状を取得するが薬屋を開業する つもりはなかった

The Examiner

の編集者Leigh Huntに才能を見いだされ る

Huntを通じてShelleyらと知り合いになる

1817年から1818年にかけてブリテン各地を旅行(ワ イト島、オックスフォード、スコットランド、湖水 地方)

友人、弟や妹などに宛てて数多くの手紙を書く 詩、愛、文学についての省察に富んでいる

(2)

John Keats (1795-1821)

(3)

1818年、Endymionを刊行、保守的な雑誌で酷評を受ける

弟の一人がアメリカに渡り、別の弟が結核で死去、みずから にも結核の症状が出る

Fanny Brawneへの報われない愛に苦しむ

1818年から1819年にかけて多くの傑作を書く

Hyperion (いったん執筆を放棄し、のちにThe Fall of Hyperion として改作)

The Eve of St Agnes

‘Ode on a Grecian Urn’

‘Ode to Psyche’

‘Ode to a Nightingale’

‘Ode on Melancholy’

‘Ode to Autumn’

1820年、詩集Lamia, Isabella, The Eve of St Agnes, and other Poemsが出版される

病状の悪化、イタリアへ移住

1821年、結核のためローマで死去 Shelleyは死を悼みAdonaisを執筆

(4)

Keats’s Grave in Rome

(5)

主要著作

Endymion: A Poetic Romance

(1818)

月の女神に恋をした羊飼いEndymionの遍歴を描く 理想的な美と現実的な美との相克

Hyperion

(1820)

The Fall of Hyperion

(1856)

MiltonのParadise Lostに匹敵する叙事詩として構想され

どちらも途中で執筆が中止された

オリュンポス神族に征服された巨人族の運命を描く Hyperionに巨人族の復活の希望が託される

Lamia, Isabella, The Eve of St Agnes, and other Poems

(1820)

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ロマン主義時代の小説

小説の出版数の急激な増加

本の値段は高価→貸本屋(circulating library)が繁盛 する

多数の女性小説家が出現

Clare Reeve (1729-1807)

Charlotte Smith (1749-1806) Frances Burney (1752- 1840) Elizabeth Inchbald (1753-1821) Mary Robinson (1758-1800)

Helen Maria Williams (1762-1827) Ann Radcliffe (1764-1823)

Maria Edgeworth (1767-1849)

Laetitia Elizabeth Landon (1802-38)

(7)

人気があったジャンル

①感傷的な小説(sentimental novel)

18世紀半ばから人気を保っていたジャンル 反Bildungsroman的

→人間が成長する過程で生来備わっている自然な感情が 抑圧されると考える

1790年代になると小説の中でsensibilityの危険性が特に女 性登場人物に対して説かれるようになる

ゴシック小説のAnn Radcliffe, The Mysteries of Udolpho (1794)には、主人公が父親から感傷におぼれることの危 険性を警告される場面がある

(8)

②ゴシック小説(gothic novel)

城や修道院などの中世的な世界を舞台に超自然的なでき ごとを語り、登場人物を通して読者に恐怖や憎悪などの 激しい感情を経験させる

しばしば男性による女性の監禁や殺害が起こる

孤独な人間の病的な内面と社会から隔絶された舞台設定 が対応している

ヴィクトリア朝時代の小説にもしばしばゴシック的な悪 党が登場

Mr Rochester、Heathcliffなど

Jane Austenは感傷的な小説とゴシック小説を批判する立 場から小説を書いた

(9)

Jane Austen (1775-1817)

Hampshire州のSteventonで生まれる 牧師の娘

文学が唯一の娯楽であった家庭で育つ 1801年、Bathに引っ越す

1806年、Southamptonへ移り住む

1809年、Hampshire州Chawtonへ転居する

1817年、Winchesterで死去、Winchester Cathedralに

埋葬される

(10)

著作(創作順)

Sense and Sensibility (1811) (執筆1795-97)

Elinor and Marianne Dashwood

Northanger Abbey (1818) (執筆1798)

Catherine Morland

Pride and Prejudice (1813) (執筆1796-97)

Fitzwilliam Darcy and Elizabeth Bennett

Mansfield Par k (1814) (執筆1811)

Fanny Price

Emma (1816) (執筆1814-15)

Emma Woodhouse

Persuasion (1818)

Anne Elliott

(11)

WordsworthはAustenの作品を「人生の見事な模 写」(an admirable copy of life)とみなしながらも興 味を示すことはなかった(Edith Coleridge, ed.

Memoirs and Letters of Sara Coleridge , Vol. I)

Charlotte BrontëはAustenについて、 ‘the

Passions are perfectly unknown to her; she rejects even a speaking acquaintance with that stormy

Sisterhood’ と述べ、Austenの小説では感情が描 かれていないことに不満を述べている(Letter to W.S. Williams, 12 April 1850)

Fanny [Frances] Burneyによる上流階級を描いた

喜劇的な家庭小説( Evelina: or, A Young Lady‘s

Entrance into the World など)を継承している

(12)

みずからが熟知している狭い世界の中で人間 の本質を描こうとした

ほとんどの登場人物が田舎の裕福な中産階級

(gentry)に属する

→土地、財産、階級ですべてが決まる社会 同時代の革命、戦争、反動的な政策、女性の 権利拡張運動からの影響は見られない

'3 or 4 families in a country village is the very

thing to work on' (Letter to Anna Austen, 9

September 1814)

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シンデレラ物語(ペロー童話やグリム童話)の パターンを踏襲する

→つねに美徳は勝利を収める

階級、財産、知力、美に対する良識、愛、善 の優越性を描く

良識、愛、善には結果的に階級、財産、知

力、美がともなうというプロット構成をとる

主人公の結婚は個人と社会の調和を象徴する

→Neo-ClassicismとRomanticismが釣り合って

いる状態

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Pride and Prejudice (1813)

Austenは1796年から97年にかけて First Impressions

という題で書いた物語を改訂し、題を変えて出版 した

初めお互いを誤解していたElizabeth Bennettと

Fizwilliam Darcyがお互いを理解しあい、結婚する までを描く

Jane BennettとCharles Bingleyの結婚、William

CollinsとCharlotte Lucasの結婚との対比によって ElizabethとDarcyの結婚の意味合いを際立たせる構 成をとる

アイロニーを駆使した語りを特徴とする

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Emma (1816)

‘a heroine whom no-one but myself will much like’

(James Edward Austen-Leigh, A Memoir of Jane

Austen )とAusten自身が述べている主人公Emma

Woodhouseがself-delusionから抜け出しself- recognitionに達するまでを描く

self-recognitionを達成した褒美はGeorge Knightley

との結婚

(16)

Walter Scott (1771-1832)

Edinburghで弁護士の家に生まれた

1795年、Margaret Charlotte Carpenterと結婚

1805年、古来の伝説に基づいた詩The Lay of the Last

Minstrelを発表、人気作家となる

1810年、16世紀を舞台にした物語詩The Lady of the Lake 刊行する

1811年、仕事上での借金がかさみほとんど破産状態に陥る Byronの人気を見て詩を書くことをやめ、小説執筆を始め

1814年のWaverley以降ほぼ年1作のペースで小説を発表する

Abbotsfordで豪勢な生活を送る

晩年は借金に追われ続けながらも大量の仕事をこなし続け

1832年、イタリアで療養中体調が悪化、Abbotsfordに戻り そこで死去する

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Royal Bank of Scotland Ten Pound Note

(18)

主要著作

The Lay of the Last Minstrel (1805)

スコットランド南部に伝わる伝説にもとづく物語詩

The Lady of the Lake (1810)

16世紀のスコットランドを舞台にした物語詩

Waverley (1814)

1745年に起きたジャコバイトの反乱を背景に反乱に加 わったイングランド人士官Edward Waverleyの運命を描 く

Rob Roy (1817)

18世紀初頭のスコットランドが舞台

伝説の人物Rob Royが政治と恋愛が絡むいとこ同士の 争いに巻き込まれる

(19)

The Heart of Midlothian (1818)

タイトルはEdinburghの監獄を意味する

1730年代に設定されたJeannie DeanとEffie Deanの姉妹を中心と する物語

子殺しの疑いで死刑を宣告されたEffieを救うためJeannieはス コットランドからロンドンまで徒歩で旅をし、王妃に妹への恩 赦を求める

Effieは解放され、子供の父親であったGeorge Stauntonと結婚、

死んだと思っていた子供は誘拐されて生きていることがわかる 息子を探しに来たStauntonをその息子が知らずに殺してしまう

Ivanhoe (1819)

12世紀のイングランドが舞台

Richard Iとその弟Johnの権力闘争、サクソン人とノルマン人の対 立を背景にIvanhoeの愛と冒険に満ちた人生を描く

サクソン人の味方としてRobin Hoodも活躍する 中世趣味の流行をもたらした

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regional novelというジャンルを確立

Maria Edgeworthからの影響がある

historical novelというジャンルを創始

歴史の再構成→歴史のフィクション化

ノスタルジックな過去の理想化に耽溺することは ない

中世趣味(medievalism)の流行の創始者

登場人物の騎士道精神はヴィクトリア朝時代の男 性にとって行動規範となる

世界的な影響力をもった作家

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ロマン主義の幕切れからVictoria朝の幕開けまで

ロマン派第二世代の早逝(Byron、Shelley、Keatsはみな1820年代前半に死去)

1820年代後半から1830年代にいたる時代は文学の停滞期→Victoria朝への過渡期

政策の変化(反動から寛容へ)

1828年、審査法(Test Act)および地方自治体法(Corporation Act)の廃止→非国教徒に対す 差別の撤廃

1829年、カトリック解放令(Catholic Emancipation Act)→カトリック教徒に公職への道が開か れる

1832年、選挙法改正法(Reform Act)→新興都市に議席があたえられた 1833年、工場法(Factory Act)→労働時間が規定される

同年奴隷制が廃止される

1834年、改正救貧法(Poor Law Amendment Act)→中央政府が救貧行政を管理する

1835年、都市自治体法(Municipal Corporation Act)→市議会の設置、地方自治制度の始まり

王室の不人気

George III (1738-1820) 1811年精神に異常をきたす George IV (1762-1830) 怠惰な浪費家

William IV (1765-1837) 人気のない王室内で唯一人気があった Victoria (1819-1901) 17歳で即位、期待を一身に集める

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Queen Victoria (1819-1901)

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Florence Nightingale (1820-1910)

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Charlotte Bronte (1816-55) Emily Bronte (1818-48)

アイルランド人の牧師の娘

一時期学校に通うが、生涯のほとんどをHowarthの 自宅で過ごす

子どもの頃から空想物語を書いていた

同じ1847年にそれぞれ偽名(Currer BellとEllis

Bell)で小説 Jane Eyre と Wuthering Heights を発表し

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Jane Eyre (1847)

孤児だった女性が試練を乗り越えて最終的な勝利 を手にする物語(シンデレラ・ストーリー)

物語はキリスト教的な外見の背後に異教的な精神 を潜ませている

ゴシック的な要素(Rochesterのいかつい外見、屋 根裏部屋に閉じこめられているクレオールの妻、

二重結婚、予期せぬ遺産の相続、テレパシー現

象、燃え上がる館)の横溢

(26)

Wuthering Heights (1847)

複雑な語りの構造

語り手Lockwoodのロマンティックな視点とLockwoodの物 語内に登場するもう一人の語り手Nelly Deanによる反ロマ ンティックな視点の対立

Catherine EarnshawとHeathcliffの関係の特異性

気質的な類似性によって惹かれあう

通常の恋愛関係とは異質→完全なる一体化を希求 現世では成就しない関係

(27)

Charles Dickens (1812-70)

1812年、海軍経理部の事務員John Dickensの長男として生 まれる

派手好きな父親のせいで一家は困窮

12歳になる前からDickensは靴墨工場に働き家計を支えた 1824年、父親は負債を払えずMarshalsea監獄へ収監される まもなく父親は遺産相続によって負債を払い出獄

Dickensは学校に通えるようになり、卒業後は弁護士事務所 の事務員を経てジャーナリズムの世界に入る

1836年、ロンドン市民の多様な生活を活写したSketches by

Bozを発表

同年、友人である雑誌編集者George Hogarthの娘Catherine と結婚

1836年から37年にかけて月刊分冊という形でThe Pickwick

Papersを発表、文名を確立する

以降大部の小説を分冊という形で出版しつづける

(28)

Charles Dickens (1812-70)

(29)

主要著作

Oliver Twist

(1837-9)

救貧法によってさらにつらい生活を強いられる子どもたち 急速に拡大する都市の多様性と無秩序を描く

Nicholas Nickleby

(1838-9)

The Old Curiosity Shop

(1840-1)

Little Nellの死が多くの読者の涙を誘った sentimentalismの極致

‘One must have a heart of stone to read the death of Little Nell without laughing’ (Oscar Wilde)

A Christmas Carol

(1843)

伝統的な家族観を称揚する物語

富と貧困の対立のsentimentalな解決策

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Dombey and Son (1846-7) 父と子

David Copperfield (1849-50) 自伝的な小説 Bleak House (1852-3) 不毛な裁判

Hard Times (1854)

イングランド中部の架空の産業都市の非人間的な生活

Little Dorrit (1855-7)

社会的、心理的な監獄に囚われた人々の物語

A Tale of Two Cities (1859)

フランス革命に巻き込まれる二人の青年

Great Expectations (1860-1)

Philip Pirripの野心とその挫折の物語

Our Mutual Friend (1864-5) ゴミと金

The Mystery of Edwin Drood (1870) 未完

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George Eliot (1819-80)

本名Mary Ann (Marian) Evans

Warwrickshireの地所管理人の娘

幼年時代から福音主義の強い影響を受けて育つも のの21歳で福音主義の信仰を捨てる

しかしながらキリスト教的な愛と共感と義務の精 神を生涯持ちつづけた

1851年、ロンドンで Westminster Review (J. S. Mill

が創刊した雑誌)の編集に加わる

(32)

出版業者のJohn Chapmanと親しくなる

その後、科学万能主義者Herbert Spencerとの恋愛 を経て、実証主義哲学者G. H. Lewisと不倫関係を 結ぶ

Lewisとの関係は彼が死ぬまで続いた

Eliotの小説は女王も愛読していたが、Eliotの不倫 関係ゆえに女王から晩餐に招待されることはな かった

1880年、Lewisの死後John Walter Crossと結婚する

が、同年死去した

(33)

George Eliot (1819-80)

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主要著作

Scenes of Clerical Life (1857) Adam Bede (1859)

The Mill on the Floss (1860) Silas Marner (1861)

Romola (1862-3)

Felix Holt, The Radical (1866) Middlemarch (1871-2)

Daniel Deronda (1874-6)

(35)

Middlemarch: A Study of Provincial Life

物語は1832年に設定され、イングランド中部の架 空の町Middlemarchを舞台にしている

Dorothea BrookeとTertius Lydgateという二人の主 人公の理想追求とその挫折を中心に多様な人物を 登場させてひとつの共同体が変容していく様子を リアリスティックに描き出す

急速に複雑化する社会と個人の関係を詳細に描い ている

語り手はあらゆる登場人物から距離を置いた視点

をとる

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Late Victorian Literature

19世紀末におけるイギリス社会状況

①文化の二極分化(大衆文化とエリート文化)

中産階級の拡大、書籍価格の低下、義務教育の導入→文化の大 衆化が進行

大衆文化に対する反発が生じる→文化的なエリートだけを対象 にした前衛的かつ難解な文学作品が書かれるようになる

②世紀末という意識の広がり

経済的な停滞→将来に対する悲観的な見方が蔓延 earnestに生きることへの疑問が生じる

Oscar Wilde, The Importance of Being Ernest (1895)

③Darwinisimの影響によるキリスト教信仰の動揺

④共同体意識の希薄化と都市における個人の匿名性の拡大

⑤大英帝国の衰退

The Boer War (1899-1902)での苦戦

(37)

審美主義(Aestheticism)(耽美主義とも呼ばれ る)の出現

拡大する中産階級とその価値観(物質主義、功利主 義、拝金主義)に対する知的エリート層の反発

Matthew Arnold,

Culture and Anarchy

(1869)

中産階級的な価値観を批判→文化と教養を擁護

John Ruskin

物質主義批判→美のもつ道徳的・精神的価値を称揚

Pre-Rapaelites

精神性をともなわない技術を批判→Raphael以前の芸術を称 揚、中世への憧憬→現実から遊離した世界を絵画と詩で描く

Charles Algernon Swinburne

「芸術のための芸術」(芸術至上主義)を体現

Walter Pater

‘the desire for beauty, the love of art for art's sake’を称揚する

(38)

審美主義はTheophile Gautier (1811-72)が ‘l’art pour

l’art’ (the Preface to

Mademoiselle de Maupin

, 1835)とい う言葉で表現した芸術の様態

芸術は道徳的、政治的、教育的な目的に従属せず、た だそれ自体の美のためにのみ存在する

芸術は美的な基準によってのみ価値を判断される

審美主義者(Aesthetes)は美を真実や道徳から切り離す

→芸術は役立つものではないという主張を展開

Aubrey Beardsleyの挿絵とOscar Wildeの人生が象徴する 文学思潮

John Keats (‘Beauty is truth, truth beauty’)やAlfred

Tennysonも美を賞賛したが、彼らにとって美は真実や 道徳に従属するものだった

(39)

The Dancer’s Reward (A Illustration for

Salomé ) by Aubrey Beardsley)

(40)

Decadence

19世紀末にフランスを中心としてヨーロッパの思想・

芸術界において見られた精神的な傾向

Baudelaire、Huysmans、Rimbaudらのフランス人作家が 代表的なdecadents

審美主義の末期に現れたその極端な様態

世紀末的な厭世感と倦怠感の影響下で自然な道徳に反 する人工的な倒錯を追求する

イギリスではOscar Wilde、Arthur Symons、Ernest

Dowson、Lionel Johnsonらがdecadenceの文学者とみな される

雑誌

Yellow Book

(1894-97)はdecadenceの時代を代表す る雑誌←フランス小説が黄色い紙に印刷されていたこ とに由来する

(41)

The Yellow Book

(42)

Walter Pater (1839-94)

ロンドンのStepney生まれる

医者だった父親は1842年に死去 Oxford大学Queen's Collegeで学ぶ

1864年、Oxford大学Brasenose Collegeのfellowになる 1865年、初めてイタリアを旅行する

1869年、未婚の姉妹とともにOxfordで暮らしはじめる ラファエロ前派(Pre-Raphaelites)の画家たち(Edwadrd Burne-JonesやDante Gabriel Rossetti)と交流

1885年、ロンドンのKensingtonに引っ越す

Arthur SymonsやOscar Wildeらが自宅を訪れることも あった

1893年、Oxfordでふたたび暮らし始める

(43)

Walter Pater (1839-94)

(44)

主要著作

Studies in the History of the Renaissance (1873)

Marius the Epicurean (1885)

紀元2世紀Marcus Aurelius時代のローマを舞台に、若い ローマ人青年Mariusの精神的な遍歴を描く哲学小説 Epicureanisim→Stoicism→Christianity

最後にMariusが受けいれるキリスト教は非正統的→最後 まで快楽主義的な傾向を保つ

Imaginary Portraits (1887)

歴史的空想小説

The Child in the House (1894)

幼年期の思い出にもとづいた小説

(45)

Studies in the History of the Renaissance

14世紀から16世紀にかけてのイタリアの画家や文人

(Pico della Mirandola、Botticelli、Leonardo、della Robbiaなど)を論じたエッセイ集

芸術と人生の真実をとらえるためには感覚を洗練する 必要があると説く

有名な結論部において一瞬の強烈な美の経験の追求を 人生の目的と主張

第二版で結論を削除←青年への悪影響を恐れた

Oscar WildeやW. B. Yeatsらは大きな感化を受ける

内面的な経験のはかない一瞬をとらえることの重要性 を協調した→Modernism作家たちのstream of

consciousnessやepiphanyといった手法に影響をあたえ た

(46)

Oscar Wilde (1854-1900)

父親はDublinの著名な外科医、母親は詩人でアイルラ ンドの民話や伝説を主題にした詩を書いていた

Trinity CollegeとOxford大学Magdalen Collegeで学ぶ Paterからの影響を強く受けていた

スポーツ嫌い、青磁器と孔雀の羽の収集が趣味だった 1882年、アメリカを講演旅行する( ‘I have nothing to declare but my genius’ )

1884年、結婚

1895年、ロンドンで劇作家として成功を収める

1897年、同性愛の罪で投獄される、獄中で破産宣告を 受ける

監獄から出て、フランスへ渡る

フランスではSebastian Melmothと名乗っていた 1900年、パリで死去

(47)

Oscar Wilde and Alfred Douglas

(48)

主要著作

The Happy Prince and Other Tales

(1888)

The Picture of Dorian Gray

(1891)

放蕩の限りを尽くしても若さと美しさを失うことのない Dorian Grayの代わりに肖像画が醜く老いてゆく

最後にDorianはみずからの肖像画をナイフで刺すが、死ん だのは彼自身だった

Intentions

(1891)

‘The Decay of Lying’ や ‘The Critic as Artist’などの対話形 式のエッセイを含む

The Soul of Man under Socialism

(1891)

Salomé

(1894)

フランス語で書かれた戯曲

Lord Alfred Douglasによる英訳がBeardsleyの挿絵を付けてイ ギリスで出版された

(49)

The Importance of Being Earnest (1895)

主人公が偽名として使っていたErnestという名前 が最後には本当の名前だと判明→Ernestという名 前に執着していた女性と結婚する

The Ballad of Reading Gaol (1898)

投獄経験にもとづく詩

De Profundis (1905)

Lord Alfred Douglas (‘Bosie’) 宛の手紙という形式 Alfred Douglasに対する非難の言葉であふれている 1905年に短縮版が出版される

1949年にほぼ完全な形で出版

(50)

The tomb of Oscar Wilde in Père Lachaise

Cemetery

(51)

Oscar Wildeの墓碑銘

And alien tears will fill for him Pity's long-broken urn,

For his mourners will be outcast men, And outcasts always mourn.

( The Ballad of Reading Gaol )

参照

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