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金属資源情報 平成 27 年 8 月 19 日 No.15-31
ニュース・フラッシュ
独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構 調査部
ニュース・フラッシュは、インターネットでも御覧になれます。記事検索も行えます。
http://mric.jogmec.go.jp/
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[中南米]
チリ:SERNAGEOMIN、地質情報の報告義務に関する手続 きを間もなく開始
チリ:Ministro Hales銅鉱山、請負労働者の抗議行動に より操業を停止
チリ:ENAMI、2015~2018年の戦略計画は民間との提携 と製錬所近代化が柱
チリ:Mantos Blancos銅鉱山とMantoverde銅鉱山、イ ギリスの投資基金に売却の可能性
チリ:Minera Escondida社、Escondida銅鉱山近傍の新 鉱床発見を発表
チリ:CODELCO、約25億US$の社債発行を延期
チリ:Collahuasi銅鉱山、操業継続に必要な環境影響評 価書を2016年に提出予定
チリ:Salvador銅鉱山とMinistro Hales銅鉱山におけ る請負労働者の抗議行動が終息
チリ:2015年6月の非鉄金属生産実績
チリ・アルゼンチン:Antofagasta Minerals社、Los Pelambres銅鉱山Cerro Amarilloずり堆積場閉鎖を表明
チリ・アルゼンチン:Barrick Gold社、Pascua Lama金 -銀プロジェクトの機材を売却
ブラジル:2015年7月の鉱業ロイヤルティ納付額は前年 同期比33.1 %減少
ブラジル:Onça Pumaニッケル鉱山に操業停止命令
アルゼンチン:Pirquitas銀―亜鉛鉱山の2015年第2 四半期生産状況
アルゼンチン:Cordoba州最高裁、州法9,526号の完全 な合憲性を宣言
アルゼンチン:Mendoza州反鉱業法(州法第7,722号)に 対する訴訟、州最高裁判決へ
ペルー:エネルギー鉱山省、休眠鉱区の解消に向けた法
案を準備
ペルー:国内鉱山各社は金価格1,000 US$/oz割れへの 対応可能
ペルー:Milpo社、Michiquillay銅プロジェクト参入の 意向を表明
ペルー:Tia Mariaプロジェクト影響下地域、反対運動 を再開
ペルー:2015年6月の鉱産物生産量
ペルー:La Oroya製錬所売却、応札なく不成立
ペルー:Doe Run Peru社のCobriza鉱山、8月17日に 操業停止の見通し
ペルー:La Oroyaの抗議デモで死者発生
ペルー:政府、Doe Run Peru社労働者らと基本合意、デ モは8日間中止へ
ペルー:政府、Madre de Dios州の違法鉱業を取締り
エクアドル:Loma Larga(旧Quimsacocha)金・銀プロジ ェクト、開発是非をめぐる住民投票へ
グアテマラ:加Tahoe Resources社、Escobal多金属鉱 山の2015年Q2生産量を発表
メキシコ:Fresnillo社、金属市況下落の影響により設 備投資を削減
メキシコ:2015年現時点でメキシコ鉱業に関連する買 収・合併総額は20億US$を超える
メキシコ:Peñoles社、2015年Q2の業績及び生産量を 発表
メキシコ:Zacatecas州、金生産量が大幅に増加
メキシコ:鉱業関係税制がメキシコ鉱業に懸念を与える
メキシコ:メキシコ鉱業会議所、探鉱減少が将来メキシ コ鉱業の縮小を誘発と警告
メキシコ:メキシコ鉱業会議所は2015年メキシコ鉱業 投資額を前年比10 %超と予測
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メキシコ:2015年6月における鉱業部門の景気発表
メキシコ:中国人民元切り下げがメキシコの鉄鋼輸入増 加を促進
メキシコ:Fresnillo社、金300 ㎏盗難されたとする報 道を否定
ドミニカ共和国:Pueblo Viejo金・銀鉱山、金・銀供給 先と大口契約締結
[北米]
米:Freeport-McMoRan、新規株式発行による最大10億 US$の資金調達計画を発表
米:Gold King鉱山の鉱廃水の流出事故でCO州が非常事 態宣言
加:Vale、NF州で2016年から坑内堀鉱山開発を開始
加:中国人民元切り下げ、カナダ経済に悪影響
加:Vale、ON州Copper Cliffの工場でNOxミストが放 出
加:ムーディーズ、Barrick Gold社を格下げ
[欧州・CIS]
英国:金属業界でM&Aが大幅に加速、2015年2Qで29 件、84億US$が成立
ロシア:連邦地質機構(Rosgeolfond)、9億2,600万ルー ブルで地質データバンク構築へ
ロシア:銅及びニッケルスクラップの輸出関税率引き下 げへ
ロシア、2015年上期の未加工ニッケル生産は減少
ロシア:2015年上期の銅輸出は前年同期比2.8倍増
ロシア:Norilsk Nickel社の2015年上期の銅・ニッケ ル生産実績
ロシア:Kola MMC社、ニッケル生産新技術導入へ
ロシア:産業貿易省、Tominsky採鉱選鉱コンビナート・
プロジェクトの重要性を確認
ロシア:VSMPO-AVISMA社に豪州産チタン精鉱が入荷
ロシア:VSMPO-AVISMA社、2015年はチタン製品減産の
見込み
カザフスタン:KAZ Minerals社の2015年上期実績
キルギス:Taldy-Bulak Levoberezhny金鉱床(チュイ州) が生産開始
キルギス:Bozymchak銅・金鉱床採鉱選鉱コンビナート が操業を開始
[アフリカ]
南ア:WPIC見通し、2016年から2017年にかけて白金生 産減少により白金需給はタイトへ
南ア:Anglo Gold Ashanti、金価格下落が続けばさらな る金鉱山を売却へ
[オセアニア]
豪:Mungana Goldmines社、King Vol亜鉛プロジェクト の採掘権を取得
豪:Fortescue Metals Group、鉱山インフラの一部売却 を検討
豪:BHP Billiton、Olympic Dam銅・ウラン鉱山の職員を 380名削減
豪:Oz Minerals社、鉱山操業の改善により2015年上期 は5,180万A$の純利益
豪:Rio Tinto、ジュニア企業に対して共同探査事業を 提案
豪:Rio Tinto、2015年度上期の純利益は82%減、コス ト削減目標引き上げ
豪:Rio Tinto、Silvergrass鉄鉱石鉱山の開発開始
[アジア]
インドネシア:エネルギー鉱物資源省及びインドネシア 銀行がデータ共有で合意
インドネシア:Antam社、2016年の製錬所建設JVにむ けて準備
カンボジア:政府の鉱業収入が急増
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チリ:SERNAGEOMIN、地質情報の報告義務に関する手続きを間もなく開始
メディア報道によると、2015年8月3日、SERNAGEOMIN(チリ地質鉱山局)のRodrigo Alvarez総 裁は、「探鉱を実施する者や企業からSERNAGEOMINへの基本的な地質情報の提供義務を規定した鉱 業法第 21 条に関する手続がまもなく開始される」と発表した。また、同総裁は「探鉱事業での失 敗が繰り返されないこと、そして多くの地質情報を保有できるという点で、チリ国内における探鉱 が促進されるだろう」との見解を述べた。同総裁の説明によれば、規定が守られているかどうか調
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べる監査はSERNAGEOMINによって実施されるとのこと。SERNAGEOMINは、鉱業法が制定された1983 年から形骸化されたままであった第21条の義務を強制するために、最高100 UTA(約52百万ペソ=
約80,000 US$)の罰金を科す権限を持つ。
(2015.8.4 サンティアゴ 山本邦仁)
チリ:Ministro Hales銅鉱山、請負労働者の抗議行動により操業を停止
メディア報道によると、2015年8月3日、CTC(銅労働者連合)に加盟する請負労働者は、CODELCO が操業する Ministro Hales 銅鉱山へのアクセス道路を封鎖し、同鉱山事務所ビルを占拠したほか 鉱石搬送ベルトコンベアを切断した。CODELCOは、労働者を危険から保護するために、労働者に作 業場からの退去を指示し、鉱山の操業を停止した。抗議行動が継続される中、占拠の影響のない酸 化鉱リーチングプラント等では、8 月5日に部分的に操業を再開したが、8月7日、それら区画に も請負労働者による占拠が及んだことから、操業を停止し労働者を避難させた。
抗議行動発生時点でCTCは、「Ministro Hales鉱山の占拠は、CODELCOが行なおうとしている見せ かけの交渉を拒否するためである。包括協約についての交渉が受け入れられない限り、抗議行動は拡 大するだろう」と声明を出し、CODELCOがCTCとAGEMA(鉱業関係請負会社協会)の交渉を受け入れ、
また、抗議デモを起こして解雇された労働者が再雇用されるまで、抗議行動を継続するとしている。
抗議行動が沈静化し、操業が再開されたとしても、一日あたり銅量 70 t の生産に寄与する鉱石 搬送ベルトコンベアの再稼働には時間を要するとみられている。Ministro Hales鉱山の2014年の 生産量はCODELCOの全生産量の7.7 %を占める14.1万tであった。
※抗議行動終了に関する8月14日付け記事:Salvador銅鉱山とMinistro Hales銅鉱山における請 負労働者の抗議行動が終息 もあわせてご参照ください。
(2015.8.10 サンティアゴ 山本邦仁)
チリ:ENAMI、2015~2018年の戦略計画は民間との提携と製錬所近代化が柱
メディア報道によると、ENAMI(チリ鉱業公社)は、2015~2018年の戦略として、民間との提携と 製錬所の近代化を柱とする方針であり、8月の役員会で承認する予定である。
民間との提携に関しては、尾鉱からの銅、銀、金以外の有用な金属資源の回収事業を検討してい る模様。その回収方法について調査する一方で、事業化に向けていくつかの民間企業と交渉を始め ており、民間企業とのジョイントベンチャーの可能性もあるとされる。
2015年3月にトロントで開催されたPDACにおいてENAMIは、保有鉱区における探鉱開発事業に 関して、民間からの提案の受け入れと契約交渉を通じてパートナーを求めていくとの方針を発表し ている。従来は、保有鉱区の売却あるいはオプション契約の相手方企業・組織を公募入札により選 定していた。ENAMIの保有する鉱区面積は、約30万haであり、これにはCODELCOが探鉱を実施し たものの、CODECLOの開発判断基準に満たないことから移管された鉱区が含まれる。
銅製錬所の近代化に関しては、Paipote製錬所の近代化に係る調査報告書が8月の役員会に提出 される予定である。
(2015.8.10 サンティアゴ 山本邦仁)
チリ:Mantos Blancos銅鉱山とMantoverde銅鉱山、イギリスの投資基金に売却の可能性
メディア報道によると、Anglo American が売却を検討している Mantos Blancos 銅鉱山と
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Mantoverde銅鉱山は、イギリスの投資基金が買い手となる可能性がある。売却額は500~1,000百
万US$と予想されている。
Mantos Blancos 銅鉱山、Mantoverde 銅鉱山の 2014 年の銅生産産量(金属量)はそれぞれ、52.4 万t、51.8万t、従業員数(下請け従業員を含む)は、2,000人、1,300人である。
El Soldado鉱山とChagres製錬所の売却も予定されており、これら資産の売却後、Anglo American は、Los Bronces銅鉱山およびCollahuasi銅鉱山の操業に集中することになる。
(2015.8.10 サンティアゴ 山本邦仁)
チリ:Minera Escondida社、Escondida銅鉱山近傍の新鉱床発見を発表
2014年8月12日に開催されたチリ探査大会において、Minera Escondida社は、Escondida銅鉱山 露天採掘ピットの東~南東に隣接するEscondida Este銅-モリブデンプロジェクトの探鉱成果として、
予察的な見積もりながら、鉱物資源量:90~190億t、銅品位:0.48 %を把握したと発表した。Minera Escondida社は、Escondida銅鉱山の操業JV会社(BHP Billiton:57.5 %、Rio Tinto:30 %、三菱 商事をはじめとする日本企業グループ:12.5 %)。
鉱床は地表下400~1,500メートルに賦存する斑岩型初生硫化銅―モリブデン鉱床で、二次富化帯 の発達は限定的。地表部は尾鉱ダムが配置されている区域にあたる。
鉱床発見のきっかけとなったボーリング調査結果としては、RD-4663 孔(2004 年実施):掘進深度 318-637.3メートル(コア長320メートル) 銅品位:0.8 %、RD-5378孔:掘進深度1,410-1,661メ ートル(コア長251メートル) 銅品位:0.64 %(孔底までの20メートルは1.6 %)、RD-8307孔:掘 進深度 382-1,571.3 メートル(コア長 1,190 メートル) 銅品位:0.8 %、RD-8996 孔:掘進深度 858-1,300メートル(コア長442メートル) 銅品位:1.04 %がある。
主要な鉱石鉱物は斑銅鉱―黄銅鉱であり、主に緑灰色セリサイトで特徴づけられる変質帯に産する。
鉱化作用の年代は33-35Maで、これは南北系のPanadero断層を挟んだ西側のEscondida鉱床の形成 年代(36-38Ma)と隔たりがあり、より若いものである。
Escondida鉱山周辺では1990年の操業開始以来、Escondida Norte鉱床(1995年発見。2005年生産 開始時点の可採鉱量:5.02億t、銅品位:1.44 %)、Pampa Escondida鉱床(2008年発見時のポテン シャル:10億t、銅品位:0.6~1.0 %。2014年6月末時点の鉱物資源量:74.4億t、銅品位:0.45 %)、
Pinta Verde鉱床(2011年発見発表時の鉱物資源量:1.8億t、銅品位:0.56 %。2014年6月末時点 の鉱物資源量:1.96億t、銅品位:0.565 %)などが発見されてきている。
Escondida鉱山の2014年の生産量は、銅:1,165.4千t、金:2.2 t、銀:132.8 t。2014年6月末 時点の鉱量は、可採鉱量:75.5億t、銅品位:0.624 %、鉱物資源量(概測+精測+予測):130.3億 t、銅品位:0.492 %である。
(2015.8.13 サンティアゴ 山本邦仁)
チリ:CODELCO、約25億US$の社債発行を延期
メディア報道によると、CODELCOが7月に予定していた約25億US$の社債発行は延期された模様。
延期の理由は、2006年にMinmetal社(中国)と締結した販売契約によって生じた税当局に対する数
億US$の負債とされている
(2015.8.14 サンティアゴ 山本邦仁)
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チリ:Collahuasi銅鉱山、操業継続に必要な環境影響評価書を2016年に提出予定
メディア報道によると、Collahuasi銅鉱山は、鉱山操業に係る環境認可の期限が2019年に切れるこ とから、新たな認可の取得に必要な環境影響評価書を 2016 年年央ごろに提出する予定である。Gomez 社長は、「現在の市場状況を考えると、生産を維持すること、将来の発展の機会を取り入れることが 重要である、と株主達は判断した」と述べている。同社長は、同鉱山の可採年数の延長と生産量増加 を図るための計画を有するとした。2015年の生産量に関しては、前年比10 %減となった2015年上半 期の生産量を、下半期の生産量増である程度補えるものの、2014年を若干下回るとの見通しを示した。
(2015.8.14 サンティアゴ 山本邦仁)
チリ:Salvador銅鉱山とMinistro Hales銅鉱山における請負労働者の抗議行動が終息
メディア報道によると、2015年8月13日、Salvador銅鉱山とMinistro Hales銅鉱山の施設を占拠し ていた請負労働者が退去を開始し、それぞれ22日間あるいは11日間続いた抗議行動が終息した。請負 労働者の退去は、8月12日、CODELCO、AGEMA(鉱業関係請負会社協会)、CTC(銅労働者連合)の間で協議開 始に関する覚書が取り交わされたことを受けたもの。ただし、警察軍の発砲による死亡事故が発生した
Salvador鉱山の一部区域は、現場保全の必要性と主張する請負労働者による占拠が継続されている。
覚書において、CODELCOとAGEMA側はCTCに対しSalvador鉱山の占拠と他の鉱山でのストを実施 しないことを協議開始の条件として課し、他方CTC側は請負会社に対し、解雇を実施しないことを 同じく条件として課している。また、CTC によれば、CODELCO はストに参加した請負労働者が解雇 されないことを保証しているとされる。
さらに覚書では、2週間以内に紛争の解決が図られなければならないとしている。情報筋によれ ば、協議の主なテーマは、住宅資金融資、健康保険、労働者の子女の教育費援助、生産ボーナス、
ストライキ中の賃金支給になるとみられている。
CTCは、2週間以内に合意に至らない場合、再びストを開始することを示唆している。
両鉱山における抗議行動に起因する操業停止によりこれまでに CODELCO が被った損失額は約 20
百万US$、損失銅生産量は約8千tと見積もられている。
(2015.8.14 サンティアゴ 山本邦仁)
チリ:2015年6月の非鉄金属生産実績
COCHILCO(チリ銅委員会)の月報電子版によると、チリの2015 年6月非鉄金属生産実績(速報)は
下表のとおり。
銅の生産量は、前年同月比3.6 %増の50.96万tであり、2015年5月生産量:50.66万tと比較 すると0.59 %増となった。2015年上半期の生産量は前年同期比2.6 %増の292万tである。
鉱山事業所別の 2015 年上半期銅生産量では、Escondida 鉱山が前年同期比 15.4 %増の 691,100 t、
Candelaria鉱山が同24.0 %増の80,600 tであった。CODELCOの生産量は同3.8 %増の910,000 t。一方、
Collahuasi鉱山は同10.0 %減の216,600 t、Los Pelambres鉱山は同13.8 %減の175,300 tとなった。
モリブデンの生産量は、前年同月比23.7 %増の4,773 tであり、2015年上半期生産量は、前年 同期比0.4 %増の23,834 tとなった。
鉱山事業所別の2015年上半期モリブデン生産量では、Los Pelambres鉱山が前年同期比44.2 % 増の4,692 tであった。Chuquicamata-Radomiro Tomic鉱山事業所の生産量が21.9 %減の6,819 t となった影響からCODELCOの生産量は14.3 %減の13,600 tであった。
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チリの非鉄金属生産実績
2015年6月 生産量
2015年1~6月 生産量 (参考)
2014年6月 生産量 (参考)
前年同月比
銅(千t) 509.6 2,921.1 492.1 3.6 %増
モリブデン(t) 4,773.1 23,833.7 3,860.0 23.7 %増
金(t) 3.37 20.14 3.56 5.3 %減
銀(t) 136.2 741.8 130.4 4.4 %増
(2015.8.14 サンティアゴ 山本邦仁)
チリ・アルゼンチン:Antofagasta Minerals社、Los Pelambres銅鉱山Cerro Amarilloずり堆積 場閉鎖を表明
メディア報道によると、Los Pelambres銅鉱山を操業するAntofagasta Minerals SA社(AMSA)は、
2015 年 7 月 31 日に開催されたアルゼンチン連邦裁判所での公聴会において、同鉱山の Cerro
Amarilloずり堆積場閉鎖や水質調査実施を表明した。
公聴会は、Glencoreの差し止め請求を認める形で裁判所が要請した保全措置の実施に関して開催 されたもので、会議には当事者であるAMSA、Glencoreのほか、San Juan州当局が出席した。San Juan 州は追加事項として、1)400本以上の鉱業用トラックタイヤの撤去、2)実施前後及び実施中におけ る、表水および地下水の水質モニタリングと州鉱業監督局や San Juan 国立大学工学部付属水理研 究所による監査受入れ、3)コンサルタント会社による作業進捗の監督、を要求していた。
San Juan州当局は、ずり堆積場閉鎖工事に関する許認可手続が迅速に図られるように協力するこ
とを表明した。
AMSAは、8月21日までに作業計画を提出するとしている。
(2015.8.14 サンティアゴ 山本邦仁)
チリ・アルゼンチン:Barrick Gold社、Pascua Lama金-銀プロジェクトの機材を売却
メディア報道によると、Barrick Gold 社は、Pascua Lama 金-銀プロジェクトの中断を受けて同 プロジェクトのために調達したトラック、機械類などを売却する方針。売却総額は2.55億US$にな ると予想されている。
Barrick Gold社は、チリ、アルゼンチンそれぞれの環境認可取得や両国の鉱業統合条約税制ガイ
ドラインに関する合意を受けて、2009年10月に開発工事に着手したが、2013年5月、チリ側の建 設作業を一時中断した。作業の一時中断は、氷河の融解と水質汚染を問題視するチリ側先住民グル ープからの工事差し止め請求をめぐる訴訟問題が理由であり、2012年7月、上訴裁判所は先住民グ ループの訴えを認める判決を下していた。その後、2013年9月、最高裁判所は適切な水管理システ ムが導入されるまで環境認可を一時保留するとの判決を下した。
チリ側の環境認可問題に加え、金属価格下落の影響から、2013年10月にアルゼンチン側の建設 作業を含めたプロジェクト全体の一時中断が発表され、2014年6月には、プロジェクトを維持メン テナンス段階に置くことが発表された。2015年のプロジェクト関連予算は、1.4~1.5億US$の維持 メンテナンス費用を含む1.7~1.9億US$とされ、2015年6 月、水管理システム導入事業のほか、
チリ環境監督庁から要請された水理管理や湿地帯保護に係る対策事業についての環境認可の手続 きの開始が予定されていると報じられた。
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(2015.8.10 サンティアゴ 山本邦仁)
ブラジル:2015年7月の鉱業ロイヤルティ納付額は前年同期比33.1 %減少
メディア報道によると、2015年7月の鉱業ロイヤルティ(CFEM)納付額は、100百万レアル(約28.9
百万US$)であった。これは前年同期比33.1 %の減少で、前月と比較すると7.99 %の減少。過去
12ヶ月間の納付額は14.4億レアルとなった。2014年の納付額は17.1億レアル。
(2015.8.5 サンティアゴ 山本邦仁)
ブラジル:Onça Pumaニッケル鉱山に操業停止命令
メディア報道によると、2015年8月14日、ブラジル連邦裁判所は、Valeが操業するOnça Puma ニッケル鉱山(Pará州)に操業停止を命令した。鉱山周辺の2つの先住民コミュニティに対する補償 プログラムの一環として、各1百万レアル(約30万US$)の支払いを命じられたValeが、これに応 じなかったため。Valeはこの命令を不服として上訴した。
Valeは、「操業ライセンスはSEMA(Pará州環境局)から正式に認可を受けたものであり、ライセ ンス認可条件を遵守して操業してきている。先住民に対してはFUNAI(国立先住民保護財団)の承 認を受けたプログラムに則り必要な措置を講じてきている。また、2006年の裁判所命令に従って、
保健、教育、生産力向上、行政といった分野の先住民支援プログラムに参加してきており、2015 年には11百万レアルを拠出する予定である」と語っている。
Onça Pumaニッケル鉱山の2014年のニッケル生産量は21.4千t。
(2015.8.18 サンティアゴ 山本邦仁)
アルゼンチン:Pirquitas銀―亜鉛鉱山の2015年第2四半期生産状況
2015年 8 月6 日付け Silver Standard社(カナダ)の2015 年第 2四半期報告によると、同期の Pirquitas銀-亜鉛鉱山(Jujuy州)の生産量は、銀:2.4百万oz、亜鉛:1,225 tであった。同社は、
2015年の銀の年間生産目標を9.5~10.5百万ozに修正し、当初の9.0~10.0百万ozから増やした。
亜鉛の年間生産目標は、4,536~5,443 tで変更なし。
Pirquitas銀-亜鉛鉱山の2014年の生産量は、銀:8.7百万oz、亜鉛:13,608 tであった。亜鉛 の2015年生産目標の減少は、品位の低下によるもの。
(2015.8.10 サンティアゴ 山本邦仁)
アルゼンチン:Cordoba州最高裁、州法9,526号の完全な合憲性を宣言
メディア報道によると、Cordoba 州最高裁判所は州法 9,526 号の完全な合憲性を宣言し、
Cemincor(Cordoba州鉱業業者会議所)、原子力委員会および核事業専門職協会が共同して提出した
違憲宣言要請を却下した。
金属鉱石の処理にシアン、水銀、硫酸等の使用を禁じるMendoza州法7,722号(2007年施行)をモ デルとして、2008年9月に州議会により可決された同法は、州内での露天採掘やシアン化物、水銀 など毒性物資あるいは危険な物質を使用した鉱物資源開発を全面的に禁止している。州最高裁は判 決にあたり、環境保全を優先することは州民全体の利益につながるものであり、法律が設けた制限 措置は妥当との判断を示した。
(2015.8.14 サンティアゴ 山本邦仁)
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アルゼンチン:Mendoza州反鉱業法(州法第7,722号)に対する訴訟、州最高裁判決へ
メディア報道によると、Mendoza州法第7,722号が違憲であるとして鉱業業者団体が起こした計 11件の訴訟は、それぞれ反論提出を終え、州最高裁判所の判決が待たれる段階に至った。
州法第7,722号は金属鉱石の処理におけるシアン、水銀、硫酸等の使用を禁止するほか、探査及
び開発の各段階において州議会による承認を義務付けている。州法施行後に最初に認可を求めたの
はSan Jorge銅プロジェクトだったが、州議会はプロジェクトを否決している。なお、同プロジェ
クト開発計画(プレFS)では、鉱石(酸化鉱)を隣接するSan Juan州へ輸送したうえでヒープリーチ ングを行うことを想定している。
州最高裁は、(1)法律の合憲性を認める、(2)法律の違憲性を宣言する、又は(3)法律の一部条項 につき違憲判断をする、のいずれかの判断を下すことになる。
(2015.8.14 サンティアゴ 山本邦仁)
ペルー:エネルギー鉱山省、休眠鉱区の解消に向けた法案を準備
2015年8月3日付け地元紙によると、エネルギー鉱山省のShinno鉱山次官は、同省が休眠鉱区の取消や 削減に向けた法案を準備していることを明らかにした。次官は、休眠鉱区解消の目的は、投機的な鉱区売買 を防ぎ、鉱業活動を実施する意思がある鉱区と投機的な鉱区とを区別することにあると説明した。さらに、
本法案は実質的に完成しており、今後1~2週間以内に国会に提出される見通しである旨明らかにした。
(2015.8.7 リマ 迫田昌敏)
ペルー:国内鉱山各社は金価格1,000 US$/oz割れへの対応可能
2015年8月3日付け地元紙によると、ペルー鉱業石油エネルギー協会(SNMPE)のMorales会長は、金 属価格が下落するなか、特に金価格は1 ozあたり1,000 US$を割り込む可能性があることに関して、
ペルーの産金鉱山企業の大部分は1 ozあたりの操業コストが700~800 US$であり、1,000 US$以下へ の下落には対応可能であるとコメントした。さらに、ペルーの強みは電力コストが安価なことである とし、電力コストは操業コストの中で25 %を占める一方、人件費は40 %に達すること等を説明した。
また、為替レートがドル高傾向となっていることも輸出にはプラス材料であるとコメントした。
(2015.8.7 リマ 迫田昌敏)
ペルー:Milpo社、Michiquillay銅プロジェクト参入の意向を表明
2015年8月4日付け地元紙によると、Ortizエネルギー鉱山大臣は、Milpo社(本社:ペルー)が、
投資促進庁(Proinversion)に対して、Michiquillay銅プロジェクト(Cajamarca州)への参入を表明 したことを明らかにした。Michiquillay銅プロジェクトは、2007年にProinversionが実施した民 営化入札においてAnglo Americanによって落札されたが、同社が2014年末に事業整理により撤退 したことから、本プロジェクトは現在再び政府の管理下に置かれている。今回 Michiquillay プロ ジェクトは自立型民間主導方式(Iniciativa Privada Autosostenible、IPA)による民営化が実施さ れており、Milpo社はこのメカニズムに応じた提案書をProinversionに提出した。自立型民間主導 方式は通常の入札よりもよりも手続きが速く、一般的にプロジェクト実施の意図を表明した企業が 優先される仕組みとなっている。なおMilpo社は、2007年のMichiquillayプロジェクト入札に応 札価格385百万US$で参加したものの、Anglo American社(403百万US$)に敗れた経緯がある。
Michiquillayプロジェクトの埋蔵量は544百万t(銅品位0.69 %、金品位0.5 g/t、銀品位4 g/t)で、今
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後の必要投資額は約7億US$、年間生産量は銅22万tと見込まれている。また、先月Votorantim社(本社:
ブラジル)は、Milpo社株を公開買付し、出資比率を50.1 %から60.1 %へ上げ、コントロールを強化した。
(2015.8.7 リマ 迫田昌敏)
ペルー:Tia Mariaプロジェクト影響下地域、反対運動を再開
2015 年 8 月 5 日付け地元紙によると、Tia Maria プロジェクト(Arequipa 州)影響下地域の Cocachacra、Dean Valdivia、Punta de Bombonなどの町では、8月4日からプロジェクト反対運動 が再開された。現在のところ反対運動はデモ行進に留まっているものの、非常事態宣言解除以降初 めての反対運動となった。これに関してArequipa州のOsorio知事は、中央政府は一刻も早く対話 を再開すべきだとの考えを表明した。
(2015.8.7 リマ 迫田昌敏)
ペルー:2015年6月の鉱産物生産量
エネルギー鉱山省によると、ペルーの2015年6月の鉱産物生産量は、前年同月比で銅15.4 %、
モリブデン43.7 %、亜鉛14.1 %、鉛11.9 %、金7.0 %増加した一方、錫は17.9 %、鉄鉱石は 6.4 %減少した。1~6月では、前年比で、モリブデン27.4 %増、鉛17.6 %増、亜鉛13.3 %増、
銅8.0 %増、金7.8 %増、銀3.6 %増など、主要金属はほぼ増産傾向を示している。
鉱種 単位
6月 1~6月
2014年 2015年 増減 2014年 2015年 増減
銅 t 126,275 145,735 15.41 % 686,202 740,854 7.96 %
金 g 10,727,691 11,475,289 6.97 % 65,187,663 70,246,627 7.76 %
亜鉛 t 102,355 116,732 14.05 % 604,039 684,580 13.33 %
銀 kg 324,983 347,711 6.99 % 1,809,947 1,874,815 3.58 %
鉛 t 22,457 25,130 11.90 % 129,053 151,820 17.64 %
鉄鉱石 t 781,588 731,410 -6.42 % 4,179,631 4,206,706 0.65 %
錫 t 2,044 1,679 -17.87 % 11,148 9,530 -14.51 %
モリブデン t 1,174 1,686 43.66 % 7,929 10,104 27.42 % タングステン t 5 10 100.00 % 26 71 173.08 %
(2015.8.14 リマ 迫田昌敏)
ペルー:La Oroya製錬所売却、応札なく不成立
2015年8月7日付け地元紙によると、8月6日、Doe Run Peru社の資産(La Oroya製錬所及びCobriza 鉱山)の第1回入札が実施されたが、応札企業が無く不成立となった。Doe Run Peru社資産の入札 プロセスを管理するProfit Cosultant社は、応札が無かった要因として、7月にエネルギー鉱山省 が承認した環境対策修正書(IGAC)に定められた環境規則が厳格であり、IGACの履行に必要となる投 資額を考慮すると、La Oroya製錬所の再稼働は不経済であるとの判断が行われたためだとの声明を 発表した。労働組合の Castillo 代表は、応札を検討していた企業は、大気汚染物質の排出基準が 厳しい点を問題視したとの考えを示した。さらに、落札が行われない場合、8月27日以降にDoe Run Peru社は清算され、La Oroya製錬所とCobriza鉱山の従業員2,600名が解雇されるとし、このよ うな事態を回避するため、エネルギー鉱山省及び環境省は環境基準をはじめとした応札の阻害要因
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について対処するべきだとの考えを示した。
(2015.8.14 リマ 迫田昌敏)
ペルー:Doe Run Peru社のCobriza鉱山、8月17日に操業停止の見通し
2015年8月11日付け地元紙によると、Cobriza鉱山(Huancavelica州)労働組合のYangali代表に よれば、Doe Run Peru社資産の入札プロセスを管理するProfit Cosultant社は、同社の資産入札の 不成立を受けてCobriza鉱山(Huancavelica州)の操業を8月17日にも前倒しで停止する見通しであ る。今後、新たな企業による落札が行われない場合、Doe Run Peru社は月末までに清算され、La Oroya 製錬所とCobriza鉱山の従業員2,600名が解雇される見通しであることを受け、La Oroyaでは、町 全体で8月11日から一斉ストが開始された。またCobriza鉱山では8月12日からストライキが予定 されている。La Oroya町の住民らは、Profit社に代わりDoe Run Peru社資産を管理する新たな企業 のほか、二酸化硫黄の排出許容量基準の緩和を要求している。二酸化硫黄の排出許容量は 20 μg/立 方メートルだが、製錬所に限っては 80 μg/立方メートルまで許容されている。一方で、La Oroya 製錬所入札に関心を持つ複数の企業は 250μg/立方メートルを要求しているとされる。
(2015.8.14 リマ 迫田昌敏)
ペルー:La Oroyaの抗議デモで死者発生
2015年8月12日付け地元紙各紙によると、La Oroya町(Junin州)では、Doe Run Peru社資産(La
Oroya製錬所とCobriza鉱山)の入札不成立による解雇を危惧した労働者ら数百人が11日未明から
抗議デモを開始、幹線道路の封鎖などを実施した。その後、デモを阻止しようとした警官隊との衝 突が起こり、死者1 名、負傷者約 60 名が発生する事態となった。死亡したのはデモ隊ではなく現 地を訪問していた一般市民だった。
(2015.8.14 リマ 迫田昌敏)
ペルー:政府、Doe Run Peru社労働者らと基本合意、デモは8日間中止へ
2015年8月13日付け地元紙各紙によると、Ortizエネルギー鉱山大臣は、8月12日、約6時間に わたる協議を経てDoe Run社労働者らとの基本合意に至ったことを発表した。合意事項は、デモ抗議 と道路封鎖の停止、La Oroya 製錬所と Cobriza鉱山を取り巻く問題解決を目的とする専門委員会の 設置、ペルー政府によるLa Oroya製錬所とCobriza鉱山の労働者らの権利保障、Doe Run Peru社資 産の清算を回避するためあらゆる手段を尽くすことなどとなっている。専門委員会は、エネルギー鉱 山省、Doe Run Peru社労働者のほか、環境省、労働省、Junin州政府、内閣の持続的対話局(ONDS)、
Yauli郡政府、La Oroya 町役場の代表者らによって構成され、8月13日午後にもエネルギー鉱山省
で協議が開始される予定となっている。労働者らが二酸化硫黄の排出許容量の緩和を要求しているこ とに関しては、エネルギー鉱山大臣、環境大臣ともに規制緩和は行わない方針を示している。
(2015.8.14 リマ 迫田昌敏)
ペルー:政府、Madre de Dios州の違法鉱業を取締り
2015年8月13日付け地元紙各紙によると、8月11日、Madre de Dios州の熱帯雨林地域La Pampa で軍隊や警官隊1,300 名による違法鉱業取締りが実施された。取締り活動では40以上のキャンプ 地への取締りが行われ、41名が逮捕されたほか、発電機やポンプ、車両をはじめ、金の採掘に利用
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される様々な機材が破壊された。また、キャンプ地で労働を強いられていた未成年の人身売買被害 者などが救出された。なお、政府はMadre de Dios州における違法鉱業取締りを7月半ばに実施し たばかりだったが、1か月を経ないうちにキャンプ地や採掘活動が再開されていた。高い利益率が 見込める違法鉱業は、当局による取り締まり後も短期間で活動を再開し、ここ数年にわたり双方の いたちごっこが続いている。
(2015.8.14 リマ 迫田昌敏)
エクアドル:Loma Larga(旧Quimsacocha)金・銀プロジェクト、開発是非をめぐる住民投票へ
2015年7月27~29日付け地元報道によると、エクアドル政府によって指定された五大戦略的鉱
業プロジェクトの一つであるLoma Larga金・銀プロジェクト(Azuay県)は、その開発の是非を、住 民投票で決することになるかもしれない。同プロジェクトをめぐっては、これまで、地域住民が、
水源・環境破壊になるとして強く抗議し、環境NGO・自然保護団体を巻き込み、開発側と摩擦を繰 り返してきた。しかし、エクアドルでは、NGOの政治活動は禁止されており、鉱業開発の反対運動 に関与することができなくなっている。このため、住民側として、憲法と鉱業法に認められた地元 住民による投票により開発を中止させる策に出たものと考えられる。
住民投票は、まず、選挙管理委員会から住民投票実施の承認を取り、署名活動を行って50 %の 有効署名を集めた後、住民に求める質問内容を憲法裁判所に承認してもらう手順を踏む。現時点で は、開発反対住民側は、まだ、選挙管理委員会の承認を得るための賛同者を得る段階であるが、認 められた場合、「水源であるQuimsacocha高原での鉱物採掘活動に賛同しますか?」という内容の 質問で憲法裁判所の承認を取り付ける計画である。一方、開発賛成側も同じ段階にあり、認められ た場合、「以前Quimsacochaと呼ばれたLoma Larga プロジェクトの影響下にある地域において、
責任ある探査活動の結果得られた鉱業ロイヤルティの60 %を得ることに賛成しますか?」の質問 を準備している(中規模鉱業(後述)では、ロイヤルティの60 %が地元に還元され、地域の社会プロ ジェクトに投資されることになっている)。
同プロジェクトは、2000年に Iamgold社(本社:カナダ)が権益を取得した後、2003 年以降、40 百万US$を投じた探鉱により、金の埋蔵量330万oz(約103 t)を確認し、2007年からプレFSを実 施したが、2011年9月、地元Azuay県知事が水資源確保の観点から環境ライセンスとプレFSの見 直しを要求、さらに同年 10 月には同県農民組織同盟が開発の是非を問う住民投票を実施したとこ ろ、98.3 %が反対票を投じる結果となった。2012 年 11 月、同社が 47 %の株式を保有する INV Metals社(本社:カナダ)に権益が譲渡され、INV Metals社は、坑内掘、1日当たり粗鉱処理量1,000 t、年産金量8万oz(約2.5 t)、当初のマインライフ13.25年のプレFSを取りまとめた。このプレ FSによれば、NI 43-101に基づくLoma Larga鉱床の概測資源量は、Au 2.04百万oz(約64 t)、粗 鉱量10.17百万t、平均品位Au 6.24 g/t、Ag 35.2 g/t、Cu 0.36 %とされている。1日当たり粗 鉱処理量を 1,000 t にしたのは、エクアドル鉱業法における規模カテゴリを中規模鉱業(坑内掘で 301~1,000 t/日)とするためと見られている。中規模カテゴリの場合、生産契約に関する政府との 合意は必要とされず、超過利益税も適用されないことになっている。
(2015.8.7 リマ 迫田昌敏)
グアテマラ:加Tahoe Resources社、Escobal多金属鉱山の2015年Q2生産量を発表
2015年8月13日付け業界紙等によると、加Tahoe Resources社(本社:バンクーバー)は、グア
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テマラに保有するEscobal多金属鉱山の2015年Q2における銀生産量が銀品位422 g/tで140 tで あったと発表した。
同社によると、粗鉱処理量を従来の 3,500 t/日から 4,500 t/日へと拡張する計画については、
現在4,288 t/日にまで上がってきており、第4尾鉱フィルターの設置も完了し本年Q3までには稼
働開始する予定であるため、当初計画どおり4,500 t/日への拡張は達成可能な見通しである。なお、
2014年度決算に対する鉱業ロイヤルティの支払額は、720万US$と確定した。
(2015.8.17 メキシコ 縄田俊之)
メキシコ:Fresnillo社、金属市況下落の影響により設備投資を削減
2015年8月4日付け業界紙等によると、Peñoles社の貴金属部門の子会社であるFresnillo社は、
昨今の金属市況下落を考慮し設備投資を削減する旨を明らかにした。
同社によると、最近の金及び銀市況が近年まれに見る大幅な下落を示していることから、鉱山操業 における維持及び拡張に係る設備投資等を当初予算の700百万US$から570百万US$へ削減する。具 体的には、Zacatecas州に保有するFresnillo銀鉱山における投資額155百万US$となる黄鉄鉱プラ ント建設プロジェクトの一部設備投資を来年まで延期、Durango州に保有するCiénega金・銀鉱山に おける粗鉱処理量を5千t/日から6千t/日へと拡張する計画を延期するほか、投資額515百万US$と
なるChihuahua州に保有するSan Julián銀・金プロジェクトに関しては、豪雨の影響と下請け業者
における作業員の離職により、結果として操業開始を本年Q4から2016年上半期へと延期する。また、
Fresnillo銀鉱山に関しては、粗鉱処理用を8千t/日から10千t/日へと拡張させる計画を9千t/
日へと拡張規模を縮小することにより、投資額を100百万US$から30百万US$へと削減する。
一方、同社としては、新たな探鉱・開発は進めており、具体的には 2014 年における年間銀生産
量1,400 tを将来的に3,110 tへと大幅に拡大することを目指し、現在5か所の地域でボーリング
を行っており、更に4か所の地域に関し探鉱許可の申請を行っている。
(2015.8.10 メキシコ 縄田俊之)
メキシコ:2015年現時点でメキシコ鉱業に関連する買収・合併総額は20億US$を超える
2015年8月5日付け業界紙等によると、鉱業各社が昨今の金属市況低迷等への対抗策として規模 の経済を通じた間接コスト削減を目指し積極的に買収・合併を行った結果、2015年におけるメキシ コ鉱業に関連(メキシコ国外企業であってもメキシコ国内に鉱山や鉱業プロジェクトを保有)する 買収・合併総額が現時点で20億US$を超えた。
買収・合併金額が25百万US$未満を対象外としても、25 百万~15億US$の範囲内の買収・合併 が本年に入り少なくとも6案件進められている。これら6案件の概要は、以下のとおり。
◯加Alamos Gold社と加AuRico Gold社の合併
メキシコ鉱業関連の合併案件としてはこれまで本年最大の買収・合併額となる1,500百万US$で、
本年7月に合併完了。本合併により、Sonora州にMulatos金鉱山及びEl Chenate金鉱山、カナ
ダに Young-Davidson 金鉱山を保有する中堅金生産会社となるほか、間接コストの削減とともに
メキシコに保有する2鉱山のシナジー効果によるコスト削減を目指す。
◯米Coeur Mining社による米Paramount Gold & Silver社の買収
メキシコ鉱業関連の買収案件としてはこれまで本年2番目の買収・合併額となる146百万US$で、
本年4月に合併完了。Coeur Mining社は、Chihuahua州で操業中のPalmarejo金・銀鉱山に隣接
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するParamount Gold & Silver社が保有していた San Miguel金・銀プロジェクトを開発し、両 鉱山の粗鉱をPalmarejo金・銀鉱山で一括処理することで処理コストの低減を目指す。
◯加First Majestic Silver社による加SilverCrest Mines社の買収
メキシコで最大の銀生産会社の一つとなる First Majestic Silver 社は、総額 118 百万 US$で SilverCrest Mines社を友好的に買収する。本買収により、同社はSilverCrest Mines社がSonora 州に保有するSanta Elena銀鉱山をメキシコにおける同社6番目の銀鉱山として傘下に収め、他 の鉱山とのシナジー効果による操業コストの低減を目指す。
◯加Timmins Gold社による加Newstrike Capital社の買収
Timmins Gold社は、総額113百万US$となるNewstrike Capital社の買収を本年5月に完了。
同社は、Newstrike Capital社がGuerrero州に保有していたAna Paula金・銀プロジェクトを保 有することにより、同プロジェクトの経済性を改善し金生産量3.6 t/年の確保を目指す。
◯Southern Copper社によるEl Pilar銅プロジェクトの買収
Grupo México社の子会社Southern Copper社は、加Mercator Minerals社の子会社Stingray Copper 社がSonora州に保有していたEl Pilar銅プロジェクトに関し、100百万US$で本年7月に買収 完了。同プロジェクトは、初期開発投資 300百万 US$、鉱山寿命 13年、銅カソード年間生産量
35千t、2018年商業生産開始を見込むほか、同プロジェクトの南45キロメートルに位置する同
社保有のBuenavista銅鉱山とのシナジー効果を目指す。
◯加Agnico Eagle Mines社によるSoltoro社の買収
Agnico Eagle Mines社は、メキシコで活動中のジュニア企業であるSoltoro社の総額25百万US$に よる買収を本年6月に合意。本買収により、Barqueño金プロジェクト(同社がJalisco州に保有) の近隣に位置するEl Rayoプロジェクト及びLa Tottuga プロジェクトを含むSoltoro社が保有 していた5件のプロジェクトを保有することとなる。
(2015.8.10 メキシコ 縄田俊之)
メキシコ:Peñoles社、2015年Q2の業績及び生産量を発表
2015年8月5日付け業界紙等によると、Peñoles社は、2015年Q2の業績及び生産量を下表のと おり発表した。
2015年Q2 2014年Q2 前年同期比(%) 総売上高(百万ペソ) 16,022.3 15,391.8 +4.1 営業利益(百万ペソ) 3,769.3 4,041.8 -6.7
EBITDA(百万ペソ) 3,766.5 3,677.1 +2.4
当期利益(百万ペソ) 552.6 387.9 +42.5 金(㎏) 5,952 5,062 +17.6 銀(㎏) 411,786 414,583 -0.7 鉛(t) 17,814 18,352 -2.9 亜鉛(t) 65,622 66,956 -2.0 銅(t) 2,577 3,002 -14.2 陰極銅(t) 7,205 7,014 +2.7
(2015.8.10 メキシコ 縄田俊之)
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メキシコ:Zacatecas州、金生産量が大幅に増加
2015年8月5日付け業界紙等によると、メキシコ国立統計地理情報院(INEGI)は、先に発表した 2015年5月のメキシコ主要非鉄金属生産量(速報値)のほかに州別金属生産量も発表したが、その中
でZacatecas州における金生産量が大幅な増加であったことが分かった。
INEGI の発表によると、本年 5 月の州別金属生産量において金生産量トップは Zacatecas 州の
4,151 ㎏で、対前年同月比 59.1 %増加と最も高い増加率を示した。一方、前年同月において金生
産量トップであったSonora 州は2,366 ㎏で、対前年同月比-20.4 %と大幅に減少した。その他金 属に関しては、銀は生産量トップ4州が軒並み対前年同月比-10 %以上と大幅に減少したほか、亜 鉛も生産量トップ3州が揃って対前年同月比マイナスとなった。また、銅は、生産量トップのSonora 州が対前年同月比11.7 %増加した一方、生産量第2位のZacatecas州は対前年同月比-26.2 %と 大幅に減少した。
(2015.8.10 メキシコ 縄田俊之)
メキシコ:鉱業関係税制がメキシコ鉱業に懸念を与える
2015年8月6日付け業界紙等によると、2014年1月に施行された鉱業特別税、貴金属鉱業特別 税等鉱業関係税制がメキシコ鉱業に深刻な影響を与えていると報じた。
メキシコ鉱業は2012年まで10年以上に及ぶ成長を維持していたが、2013年において世界経済が 不況に突入するとともに国際金属市況が下落・低迷した影響により、メキシコ鉱業も生産量、生産 額ともに減少する等メキシコ鉱業全体が下降した。
一方、メキシコには採鉱可能な鉱量ポテンシャル、高品質な鉱業労働者、歴史的な経験・知見、
世界的に見て低率な鉱業関係税制等を背景に、国内外からの実効的な鉱業投資誘致を展開していた。
しかしながら、メキシコ議会において鉱業利益の地元社会への還元のための資金確保の必要性を鑑 み、2013年秋に税制改革の一環として、鉱業特別税及び貴金属鉱業特別税の創設、鉱業における操 業経費の一括償却の廃止等を議会で可決、承認し、翌年1月から施行した。この結果、投資家や鉱 業企業による鉱業投資の意欲が減退し、新規鉱業プロジェクトに対する投資や既存施設の拡張に伴 う設備投資等が著しく減少した。このため、鉱業各社とも短中期的に戦略の見直しを行い、新規プ ロジェクトの中止又は延期を検討するものと見込まれる。
(2015.8.10 メキシコ 縄田俊之)
メキシコ:メキシコ鉱業会議所、探鉱減少が将来メキシコ鉱業の縮小を誘発と警告
2015年8月7日付け業界紙等によると、メキシコ鉱業会議所(CAMIMEX)は、2014年におけるメキ シコの非鉄金属に対する探鉱投資額が前年と比べ 26 %減少、一昨年と比べ 48 %も減少し、総額
856 百万 US$に留まった旨を発表するとともに、探鉱の減少が将来メキシコ鉱業の縮小を誘発する
旨を警告した。
CAMIMEXによると、探鉱は鉱業成長の起点であり基盤であるにもかかわらず、探鉱投資の減少は
将来の生産へと結びつく新規プロジェクトの不足に繋がる可能性を示唆する。経済省の報告では 803件のプロジェクトのうち129件が延期されており、この中には加McEwen Mining社がSinaloa 州に保有するEl Gallo金・銀プロジェクト、加Primero Mining社がGuanajuato州に保有するCerro del Gallo金・銀プロジェクト、米Coeur Mining社がDurango州に保有するLa Preciosa金・銀プ ロジェクト、加Silver Standard Resources社がDurango州に保有するPitarilla銀プロジェクト
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等が含まれている。また、2014年1月に施行された鉱業特別税及び貴金属鉱業特別税や税制改革の 一環として適用された探鉱経費の一括償却から 10 年分割償却が、探鉱へ投資する鉱業企業の意欲 を減退させるとともに、昨今の経済情勢や金属市況の影響による金融マーケットやファイナンスへ のアクセスの困難さが鉱業企業による探鉱投資に制限をかけている。
(2015.8.17 メキシコ 縄田俊之)
メキシコ:メキシコ鉱業会議所は2015年メキシコ鉱業投資額を前年比10 %超と予測
2015年8月9日付け業界紙等によると、メキシコ鉱業会議所(CAMIMEX)は、2015年におけるメキ シコ鉱業投資額が前年と比べ10.3 %増加の5,457.7百万US$が見込まれる旨を明らかにした。
CAMIMEX によると、探鉱投資額が 21.4 %減少する一方、新規プロジェクト投資が前年と比べ
11.4 %増加の1,516百万US$、環境投資が前年と比べ168 %増加の236.1百万US$となるほか、既 存鉱山の拡張、維持管理及び機器・設備の購入により、メキシコ鉱業投資額全体としては前年と比 べ10.3 %増加し5,457.7百万US$に達すると見込まれる。
新規プロジェクト投資のうち主な案件としては、Peñoles 社の貴金属部門の子会社である Fresnillo社がChihuahua州に保有するSan Julián銀・金プロジェクトとして投資額516百万US$、
加Gogold Resources社(本社:ハリファックス)がSonora州に保有するSanta Gertrudis金プロジ ェクトとして投資額32百万US$、米Coeur Mining社(本社:シカゴ)がChihuahuaに保有するSan Miguel 金プロジェクトとして投資額 10 百万 US のほか、英 Arian Silver 社(本社:ロンドン)が Zacatecas州に保有するSan José多金属プロジェクトや、Grupo México社の子会社Southern Copper 社がSonora州に保有するBuenavista銅鉱山の拡張計画が挙げられる。
一方、CAMIMEXは、連邦政府に対し、鉱業の成長を促進させるための国家政策の策定を要請する とともに、探鉱費の年一括償却のオプションを再検討する旨を申し入れた。
なお、2014年におけるメキシコ国内の部門別外貨獲得額に関して、鉱業部門は自動車部門、電子 部門及び石油部門に注ぐ第4位で17,053百万US$であった。
(2015.8.17 メキシコ 縄田俊之)
メキシコ:2015年6月における鉱業部門の景気発表
メキシコ国立統計地理情報院(INEGI)は、2015年8月11日付けHPにて、2015年6月におけるメ キシコ鉱業部門(石油・天然ガスを含む)の景気(鉱工業指数(前年同期比実質変化率))が前年同月と
比較して6.2 %後退した一方、石油・天然ガスを除くと3.8 %拡大したと発表した。
また、2015年1~6月におけるメキシコ鉱業部門(石油・天然ガスを含む)の景気は前年同期と比
較して6.6 %後退したほか、石油・天然ガスを除くと1.1 %後退した。
なお、鉱工業全体の景気としては、6月は前年同月と比較して1.4 %拡大し、1~6月における景 気は前年同期と比較して1.0 %拡大した。
(2015.8.17 メキシコ 縄田俊之)
メキシコ:中国人民元切り下げがメキシコの鉄鋼輸入増加を促進
2015 年 8 月 12 日付け業界紙等によると、Grupo Financiero Monex 社のアナリスト Fernando
Bolaños氏は、昨今の相次ぐ中国人民元の切り下げがメキシコの中国製鉄鋼の輸入増加を促進する
こととなり、結果としてメキシコ国内の鉄鋼企業に対し大いなるプレッシャーを与える可能性が高
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まった旨を報告した。
同氏によると、人民元安により価格優位に立った中国製鉄鋼の輸入が増加し、地元鉄鋼企業の競 争力を弱める危険性が高まっている。事実、本年 1~5 月における中国製鉄鋼の輸入量は、前年同 期と比べ85 %増の352千tに達した。
メキシコ最大の製鉄プラントを有するAltos Hornos de México(AHMSA)社は、人民元切り下げに より最も影響を受けている企業の1 社であり、中国製鉄鋼の輸入増加により本年Q2における営業 利益は、前年同期の69百万US$の純益から一転して19.1百万US$の損失へと転落した。
一方、Ildefonso Guajardo経済大臣は、本年に入り中国製鉄鋼の輸入量急増に関連し、国内鉄鋼 製品の競争力を確保するためセーフガードを適用するか否かについて分析を行う旨を表明した。
(2015.8.17 メキシコ 縄田俊之)
メキシコ:Fresnillo社、金300 ㎏盗難されたとする報道を否定
2015年8月12日付け業界紙等によると、Peñoles社の貴金属部門の子会社であるFresnillo社 は、同社がメキシコ北部に保有する鉱山から金300 ㎏が盗難にあったとの報道を否定するとともに、
実際には金及び銀4.5 ㎏、金額にして165千US$の盗難であった旨を明らかにした。
同社によると、Sonora州に保有するLa Herradura鉱山において金及び銀4.5 ㎏の盗難に遭った が、従業員等に対する被害は無く、現在捜査当局による捜査に協力中である。
なお、メキシコでは、本年4月に加McEwen Mining社がSinaloa州に保有するEl Gallo1金鉱山 において、金7千ozを含有する金精鉱900 ㎏(金額にして8.4百万US$相当)が武装した強盗団に 強奪された事件が発生した。
(2015.8.17 メキシコ 縄田俊之)
ドミニカ共和国:Pueblo Viejo金・銀鉱山、金・銀供給先と大口契約締結
2015年 8 月6 日付け業界紙等によると、加Barrick Gold 社(本社:トロント)は、加 Goldcorp 社(本社:バンクーバー)とともに権益比率60:40でドミニカ共和国に保有するPueblo Viejo金・
銀鉱山において生産される金及び銀の大口供給先として米 Royal Gold 社(本社:デンバー)と契約 を締結した旨発表した。
Barrick Gold 社によると、Royal Gold社に対し金及び銀を供給する代価として前払金610百万 US$を受領するとともに、金及び銀の供給量に応じ継続的に現金を受領する契約内容となっている。
Barrick Gold社としては、当該契約の締結により将来に亘り一定量の供給先を確保できたとともに、
同鉱山に対する投資における資金調達の一つとなった。
(2015.8.10 メキシコ 縄田俊之)
米:Freeport-McMoRan、新規株式発行による最大10億US$の資金調達計画を発表
2015年8月10日、米Freeport-McMoRanは、普通株式の新規発行に関する目論見書を米証券取引 委員会(Securities and Exchange Commission)に提出したことを明らかにした。総額最大10億US$に なる見込みで、株式の発行は引受会社である J.P. Morgan Securities LLC を通じて行い、調達し た資金はリボルビングクレジットの返済や運転資金、設備投資等に投じる予定としている。
(2015.8.10 バンクーバー 山路法宏)
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米:Gold King鉱山の鉱廃水の流出事故でCO州が非常事態宣言
2015年8月5日に発生したCO州のGold King鉱山からの鉱廃水が近隣のAnimas川に流出した事 故に関し、CO州は8月10日に非常事態を宣言した。当該事故は、同鉱山で調査を行っていた連邦 環境保護庁(EPA)の職員の手違いによって 3 百万ガロン以上の汚染水が流出したもので、近隣の Cement Creekを通じてAnimas川を汚染した。事故対応のために、EPAは210名以上の職員及びコ ントラクターを派遣しており、米沿岸警備隊(U.S. Coast Guard)からの 14 名の応援者の派遣や、
20以上の連邦、州、地方の機関の支援を受けながら、環境影響の評価等を行っている。
(2015.8.17 バンクーバー 山路法宏)
加:Vale、NF州で2016年から坑内堀鉱山開発を開始
2015年8月10日付地元報道によれば、Valeは、NF州Voisey’s Bay鉱山において、坑内掘鉱山 の建設を来年から開始することがNF州により明らかとなった。
Voisey’s Bay鉱山のマインライフを少なくとも15年延長させるほか、Long Harbouニッケル処 理プラントの維持や雇用の増加が期待され、2020年以降、年間4万tのニッケル鉱石を生産すると 予測されている。
2013年にNF州とVale社の間で締結された契約の一部として、坑内掘鉱山の建設が同意されてい た。
(2015.8.10 バンクーバー 昆野充登)
加:中国人民元切り下げ、カナダ経済に悪影響
2015年8月11日付地元報道によれば、人民元の通貨切り下げ(約2 %)により、カナダ及び米国 の株式市場では株価が急落し、カナダドルは米ドルに対し76.08セント安となった。通貨切り下げ により、カナダから中国に向けた輸出が減少すると見られるほか、これにより石油価格と物価の下 落も懸念されている。
BC州では、すでに金属部門と原料炭部門で中国の需要後退による影響が出ている。Gold Corp社 は金価格の下落により生産コストをカバーできず、資産売却・減配措置を余儀なくされており、ま た、バンクーバー港からの積荷が減少したため、地域経済にも悪影響を与えている。
カナダ最大の輸出市場である米国の経済は上向いているが、オンタリオの自動車製造業を中心と した製造業全般は、カナダドル高が続いていたこと及び人件費の低い海外に工場を所有しているこ とから、カナダドル安となっても直ちに上向かない状況にあると指摘されている。
(2015.8.11 バンクーバー 昆野充登)
加:Vale、ON州Copper Cliffの工場でNOxミストが放出
2015年8月12日、ValeはON州Copper Cliffニッケル精錬所の工場において、硝酸酸化物(NOx) ミストの放出があったと発表した。同社は緊急措置を行うと共に Level3 の緊急事態を宣言し、近 隣の住民に知らせるために緊急警報を鳴らした。風及び天候によりNOxは消散したため、約2時間 半後には緊急事態警報が解除された。本事故に伴う被害者は報告されておらず、また、ニッケル精 錬所は定期メンテナンスのために操業休止中であったため、生産への影響もない見込み。
(2015.8.12 バンクーバー 山路法宏)