第1学年 英語科学習指導案
1 単元名Total English 1 Lesson 4 Nice to Meet You 2 単元について (1)内容の面から 本単元では、ジャックがタクに新しい友達のマヤを紹介する設定となっている。3人で浅草に遊び に行き、浅草寺や日本の代表的な食べ物の1 つであるせんべいをタクが紹介する。 中学校1年生にとって、外国人の友人を連れて観光地を案内するという場面に遭遇することは想像 しがたいものがある。しかし、小学校外国語活動でALT と一緒に英語を学習してきている生徒にとっ て、外国人と接する機会は珍しいものではないと考えられる。実際にその観光地に行って案内するこ とはできなくても、授業の中でALT に自分が興味のある日本の観光地や食材などを紹介させることで、 生徒たちにも自分の手の届く範囲の英語で語る経験をさせたい。 (2)言語材料の面から 本単元では、3人称のbe 動詞、疑問詞 what を扱う。 主語が3人称の時にbe 動詞は is となるということは英語学習がある程度進んだ人にとっては比較的 覚えやすいことではあるが、英語学習の入門期にある中学校1年生にとっては1人称、2人称に加え て3人称が登場するので決して易しい言語材料であるとは言えない。be 動詞は主語によって形が変わ るのですでに学習している1人称、2人称と比較しながら丁寧に導入を図り、定着を目指したい。 疑問詞what についてはすでに Lesson2 で一般動詞の疑問文の中で学習している。本単元において
はbe 動詞の疑問文として疑問詞 what を学習する。be 動詞の疑問文について学習を丁寧に行い、what の意味を再確認して定着を図りたい。 (3)言語活動の面から 3人称のbe 動詞を本単元で学習することで be 動詞の現在形の形が全て揃うことになる。1人称、 2人称、3人称それぞれの形を確認するとともに、「自分について」、「相手について」、「誰かについて」 紹介できるようにしたい。そのためにまず、インタビュー活動をし、相手について尋ねさせた後、イ ンタビューした友人についてレポーティング(報告活動)を行うことで3人称のbe 動詞の定着を図る。 疑問詞what については、一般動詞の疑問文として一度学習しているので what の意味を再確認し、 教室にあるものや写真を用いてwhat’s this?と口頭で聞かせ、一般動詞と be 動詞の疑問文の違いに気 づかせたい。一般動詞の疑問文との区別がはっきりとできるように、導入後は十分な口頭練習を取り 入れ、定着を目指したい。
3 教科の課題と授業の関連 教科の課題「一人ひとりを生かした分かりやすい授業とはどうあるべきか」 本校の英語科の24年度の研究主題は「コミュニケーション能力を育てる指導法の研究~言語活 動の充実を図る授業の工夫」である。昨年度から、新しい学習指導要領のもとで小学校高学年におい て英語活動が全面実施され、大きく英語教育が変わろうとしている。 小学校で簡単な挨拶や表現活動をALT と共に慣れ親しんだ生徒が入学して来ることになる。少なく とも今までのような英語学習が中学校で初めての教科という目新しさで学習を始めることはできない。 百数十語の英単語に触れ、日常会話表現を使った活動を行ってくるのだから、基本的な表現を身につ けてコミュニケーション活動ができる生徒もいるであろう。新学習指導要領の施行により「聞くこと」 「話すこと」に加え、「読むこと」「書くこと」の四領域をバランスよく指導することになり、英語で コミュニケーションを図ることの素地を養ってきた生徒たちに、基礎基本を定着させると共に、今回 の学習指導要領のキーワードである言語活動を授業の中で充実させ、コミュニケーション能力を育成 するという趣旨に基づいて指導法を研究しなければならない。 また、50分という限られた授業時間の中で、生徒一人ひとりに個別の指導を行う時間を持つこと は難しい。文法の解説や活動の手順の説明など一斉の指導がどうしても多くなりがちであり、英作文 などの個別で学習に取り組む時間においてもslow learner のケアで他の生徒のケアが不十分になって しまいがちである。ティームティーチングや学習形態を工夫し、どの生徒も満足して学習に取り組め るようにしていかなければならない。英語科としては一人ひとりに分かりやすい授業を展開し、生徒 が自信を持って英語学習に取り組み、積極的に発表できるようにすることが課題であると考えた。
授業においてはsmall talk や greeting activity を授業の最初に毎回行うことで学習の雰囲気作りを 大切にしている。本単元でも、それらのdaily activities を大切にしていく。3人称の be 動詞では1人 称、2人称とともにbe 動詞の形が変化することを写真や絵とともに提示し、視覚的にも人称の感覚を とらえられるよう工夫し、口頭練習を多く行うことで定着を図る。また、疑問詞what では黒板に絵を 描かせ、”What’s this?”と生徒に発話させる。英語が苦手でも絵が得意な生徒や英語が得意だが絵は苦 手な生徒などがいるが、それも個性であるという認識を持たせ、それぞれが工夫しながら楽しい雰囲 気で授業を進めていきたい。 4.生徒の実態 ①学級の実態 学級全体で明るく活発な雰囲気である。インタビュー活動なども意欲的に活動できる生徒が多い。 一方、学習能力が低く配慮が必要な生徒もいる。ただ、普段の授業から相談や教え合いの時間、話し 合いの時間を持ってきたので、そういった生徒に対して配慮できる生徒も増えてきた。こういった姿 勢を大切にしていきたい。 ②単元に関わる生徒の実態 本授業にあたって生徒にアンケートを実施した。結果は以下の通りである。 1.英語は好きですか。 2.英語の授業に意欲的に取り組んでいますか。 ハイ イイエ 29人 6人 ハイ イイエ 31人 4人
生徒の大半は英語が好きであり、授業にも意欲的に取り組んでいるということがわかった。アンケ ートで「英語が嫌いで、授業にも意欲的に取り組んでいない。」と答えた生徒が3名いた。3人とも英 語に苦手意識を持っており、授業で行う活動やノートづくりへの取り組みも時間がかかる生徒である。 日頃の授業から机間指導で配慮をし、少しでも苦手意識を無くし、授業への参加を促していきたい。 3.英語でどんな力をつけたいですか。 4.英語の授業で好きな活動は何ですか。(( )内は人数) 4組の生徒のほとんどが書く力を付けたいと思っている。小学校では話す・聞く活動を中心に英語 を学習してきているので、中学校では書く力を付けたいと考えている生徒が多いと考えられる。しか し、授業中の活動で生徒が意欲的に取り組んでいるのはクリスクロスやビンゴ(インタビュービンゴ も含む)などの話すことが中心の活動である。普段Warm-up などでこれらの活動を行っており、比較 的に楽しい活動であるから生徒はよく取り組んでいる活動と答えたのであろうが、やはり生徒のニー ズにこたえるためには興味関心を惹く書く活動を考えていかなければならない。本単元では3人称単 数のbe 動詞を扱うので友人を紹介したり、自分の家族について紹介したりするなど、生徒が興味を持 てるような活動を多く行い生徒の英語力向上を目指したい。 また、本単元に入る前に生徒が1人称、2人称のbe 動詞についてどの程度定着しているかレディネ ステストを行った。結果は以下の通りである。 Q1:次のそれぞれの英文が成り立つように( )の中から適する英語を選びなさい。 ① You (are/ am./ play) soccer 正解34名 不正解1名(are)
② I (am/ are) Tom. 正解34名 不正解1名(無解答)
③ You (am/ are) from Japan. 正解34名 不正解1名(無解答) Q2:次の英文を疑問文にしなさい。 You are a rock fan.
正解25名 不正解10名(無回答5 ?忘れ2 Do you~3) Q1 では、①は be 動詞と一般動詞を適切に判別できるか、また②,③では1人称、2人称を適切に 判別できるかを見るために出題した。適語選択の形式で出題したため、ほとんどの生徒は正解であっ た。不正解の生徒には個別で指導を行い、定着を図った。Q2 では本時の指導が be 動詞の疑問文であ るので、be 動詞の疑問文を正しく作れるかを測るために出題した。大半の生徒は be 動詞を主語の前に 置くことで疑問文ができることを理解している。?忘れに関してはレディネステストのフィードバッ クにおいて疑問文では?を付けることを忘れないようにアナウンスした。be 動詞をそのまま残し、文 の先頭にDo を置いてしまったことについても同じように全体で確認をした。無回答の生徒については 時間が足りなかったのか、それともわからなかったのかを個別に聞き、指導を行った。 レディネステストでは、大半の生徒がbe 動詞については文の構造についての理解が定着しているの で、本単元では文構造は基本的に同じだという程度にbe 動詞については触れ、人称の考え方について 話す力 19名 聞く力 9名 書く力 30名 読む力 14名 音読(1)リスニング(5)インタビュー活動(2) ビンゴ(19)クリスクロス/ラインゲーム(26) フォニックス(1)英作文(2) 文法問題(4)
の指導を丁寧に行い、定着を図れるようにしたい。 5 単元の目標 各活動や課題に意欲的に取り組むことができる。【コミュニケーションへの関心・意欲・態度】 教科書の本文を聞いたり読んだりして,内容を正しく 理解することができる。【理解の能力】 人を紹介したり,あいさつをしたり,出身地を尋ねたりする表現を用いて会話をすることができ る。【表現の能力】 be 動詞(is)の用法や,疑問詞 what を用いた文の文構造を理解する。 【言語や文化についての知識・理解】 6 観点別評価規準 コミュニケーションに対する 関心・意欲・態度 表現の能力 理解の能力 言語や文化についての 知識・理解 ①相手の話に関心をも って聞く。 ② 間 違 う こ と を 恐れ ず 積極的に話そうとする。 ③ 教 科 書 の 本 文 を熱 心 に音読しようとする。 ④間違うことを恐れず, 意 欲 的 に 単 語 や 英文 を 書こうとする。 ⑤Review にある書くこ と の 課 題 に 熱 心 に取 り 組む。 ⑥これまでに学んだ表 現などを積極的に使い, 相手との会話を続けよ うとする。
①be 動詞(is)や What’s this/that? を用いて,発 音 や 抑 揚 に も 気 を つ け て,正しく話すことがで きる。 ②This is ~. を使って 人を紹介することができ る。 ③Is ~ ? や What’s this/that? を用いて相手 に尋ねたり,適切に応答 することができる。 ④強勢,イントネーショ ン,区切りなどを意識し て正しく音読することが できる。 ⑤動詞(is)の文を,大 文字と小文字の別,ピリ オドとカンマ,綴り,語 順などに留意して正確に 筆記できる。 ⑥Review①の課題で, 語順,大文字小文字の 別,句読点などに留意し て,正しく書くことがで ①相手の話す英語を正し く 聞 き 取 る こ と が で き る。 ② 教 科 書 の 本 文 の 内 容 を,正しく聞き取ること ができる。 ③Listening 問題で正答 することができる。 ④相手の問いかけに対し て適切に応答できる。 ⑤Is that a balloon? / He’s cool! / What’s that? などが話されている状況 や話者の気持ちなどを理 解して,本文の内容を正 確に読み取ることができ る。
⑥Are you? / Me, too. / You’re welcome. などの 発話の状況を読み取る ことができる。 ①強勢や抑揚,区切りな ど正しく発音すること に関わる知識を身に付 けている。 ②人を紹介したり,初対 面 の と き の 挨 拶 など の 定 型 表 現 に つ い て知 っ ている。 ③be 動詞(is)の用法 や,疑問詞what を用い た文の文構造について の知識がある。
きる。 7 単元の指導計画と観点別評価規準 *本時4/8 過程 時間 学習活動と内容 評価規準【観点】 (評価方法) 導入 1 be 動詞(1人称、2人称) の復習 1人称、2人称の文構造を理解している。【知識理解】 (観察・発言・ワークシート) 4 A 1 3人称単数のbe 動詞(平叙 文)の導入 3人称単数のbe 動詞の平叙文の文構造を理解できる 【知識理解】(観察・発言・ワークシート) 3人称単数のbe 動詞の文を聞いたり、読んだりしてわか る。【理解】(観察) 言語活動に意欲的に取り組むことができる。 【関心意欲態度】(観察) 自分の好きなキャラクターや動物を3人称単数のbe 動詞 を用いて表現できる。【表現】(発言・ワークシート) 1 4A の本文理解及び音読 本文の内容を読み取ることができる。 【理解】(T-F/Q&A/観察) 3人称単数のbe 動詞を本文の中で理解できる。 【理解】(観察・ノート) 4 B 1 本時 3人称単数のbe 動詞(疑問 文・否定文)の導入 3人称単数のbe 動詞の疑問文、否定文の文構造を理解で きる。【知識理解】(観察・発言・ワークシート) 3人称単数のbe 動詞の文を聞いたり、読んだりしてわか る。【理解】(観察) 言語活動に意欲的に取り組むことができる。 【関心意欲態度】(観察) 3人称単数のbe 動詞を用いて相手にインタビューしたこ とをワークシートにまとめ、発表できる。 【表現】(発言・ワークシート) 1 4B の本文理解及び音読 本文の内容を読み取ることができる。 【理解】(T-F/Q&A/観察) 3人称単数のbe 動詞を本文の中で理解できる。 【理解】(観察・ノート) 4 C 1 疑問詞what(be 動詞の疑問 文)の導入 疑問詞what(be 動詞の疑問文)の文構造を理解できる。 【理解】(観察・発言・ワークシート) 疑問詞what(be 動詞の疑問文)の文を聞いたり、読んだ りしてわかる。【理解】(観察) 言語活動に意欲的に取り組むことができる。 【関心意欲態度】(観察) 疑問詞what(be 動詞の疑問文)を用いて自分が書いた絵
について相手に尋ねることができる。 【表現】(発言・ワークシート) 1 4C の本文理解及び音読 本文の内容を読み取ることができる。 【理解】(T-F/Q&A/観察) 疑問詞what(be 動詞の疑問文)を本文の中で理解できる。 【理解】(観察・ノート) まとめ 1 ワークシートを用いて3人 称単数のbe 動詞及び疑問詞 what の確認 3人称単数のbe 動詞、疑問詞 what についてきちんと確 認して理解しようとしている。 【知識理解】【関心意欲態度】(観察・ワークシート) 8 本時の指導 (1)本時の目標 3人称単数の be 動詞の疑問文、否定文の文構造について理解できる。 3人称単数の be 動詞の疑問文、否定文を用いて、相手に尋ねたり、答えたりすることができる。 (2) 本時の観点別評価項目 3人称単数の be 動詞の疑問文、否定文の文構造について理解できる。【知識理解】 3人称単数の be 動詞の疑問文、否定文を用いてインタビューしたり、質問に答えたりすること ができる。 (3)本時の展開 過程 時配 (分) 学習活動と内容 形態 教師の指導・支援(○) 評価項目(◎)評価方法(【 】) Warm-up 3 7 1.あいさつ活動 A. 教師と B. 友人同士で 2.small talk 最初の1分間各自で練習 その後ペアで一言会話の暗唱テスト を行う。 個別 ペア ○生徒と一緒にあいさつ活動に参加 し、元気よくあいさつできるように促 す。 ○不安な生徒に対しては声かけをす る。 ○ペアのいない生徒には教師が相手を する 導入 15 3.導入 生徒の持ち物や教室にあるものを用いて質 問をする。 T: Hi, S1. Is this your ○○? S1: Yes, it is. This is my ○○. T: Hi, S2. Is this your ○○?(同じものを用いる) 一通り質問した後、質問の内容、教師が用いた 一斉 グループ 一斉 一斉 ○必要な情報をしっかりと聞き取れる ように促す。 ○内容についての質問に答えられるよ うキューを与えながら質問する。
英語について周りの生徒と相談させる。 4. 新出文法事項の確認 Power Point を用いて新出文法事項につい て確認をする。 ワークシートを用いて問題を解きながら再 確認をする。(資料1) 5. 新出文法事項の練習 Power Point に表示される文を見て、教師 の後に繰り返し言う。 一斉 個別 ○教師の話をしっかりと聞けるように 促す ◎3人称単数のbe 動詞の文構造を理解 できたか。【観察・机間指導】(理解) A すらすら問題を解くことができる B ヒントを参考にしながら問題を解 くことができる。 C ヒントを参考にしても問題を解く ことができない C の生徒に対してはわからないところ を確認し、支援を行う。 ○大きな声で練習できるよう促す 活動 15 6 活動 「迷子になったペットを飼い主の元へ連れ て行こう」 ①白紙の紙(B5 の半分)を生徒に配布し、 自分が飼ってみたいペットの絵を描く。 英語もしく日本語で動物の種類も書いてお く。 ②いったん集めてシャッフルする。 ③ランダムに紙を配る。
④相手に紙を見せながらIs this your pet? を用いて質問し、飼い主を探す。
⑤飼い主が見つかったらワークシートにペットの 種類、飼い主の名前をサインしてもらう。 対話例;
S1: Excuse me. Is this your pet?
S2: Yes, it is. This is my pet. Thank you! S3: No, it isn’t. This isn’t my pet. Sorry.
一斉 個別 ペア ◎3人称単数のbe 動詞の疑問文、否定 文を用いてインタビューしたり、質問 に答えたりすることができたか。 【観察・ワークシート】(表現) A ワークシートを見ずにインタビュ ーできる。 B ワークシートを見ながらインタビ ューできる。 C 支援がなければインタビューでき ない C の生徒に対しては質問の仕方など支 援する 発表 5 7.発表 見つけた飼い主と一緒にインタビューを再 現する ペア ○発表しやすい雰囲気を作る
まとめ 3 8.まとめ 3人称単数の be 動詞についてワークシートを見 ながら確認する 一斉 ○ワークシートを用いてきちんと確認 できるよう声掛けをする 終末 2 9.次回の連絡 10.あいさつ ○大きな声であいさつをする (4)板書計画 Lesson 4-B
Is this your pen?
⇒ Yes, it is. No, it isn’t. This isn’t(=is not) my pen.