第3章
解決のための選択肢には 何があるの?
第1章 第1章
①
第1章
② 第2章 第3章 第3章
①
第3章
② まとめ
緩和(かんわ)策 と 適応(てきおう)策
温室効果ガスを
減らす
温暖化による 悪影響に
備える
緩和策 適応策
かんわ てきおう
〜①温室効果ガスを減らす緩和策〜
第3章
解決のための選択肢には何があるの?
第1章 第1章
①
第1章
② 第2章 第3章 第3章
①
第3章
② まとめ
世界の温室効果ガス排出量の見通し
2010
年
490
億トン
現状以上の温暖化 対策をとらなかった場合
約 1.5 倍
2050
年
気温上昇を低く 抑えるため、
厳しい温暖化対策 をとった場合
40%〜70%
程度削減
AR5よりIPCCIPCC AR5より
出典:IPCC AR5 WG3第6章Fig6.5、
WG3 政策決定者向け要約Table SPM.1 より作成
2100
年
ほぼゼロか
マイナス
温室効果ガスを ʻ減らすʼ 緩和策
交通・
物流
農業・
土地利用
家庭・
オフィス
産業 エネルギー
供給
地域づくり・
都市計画
イラスト出典:環境省
低炭素なエネルギーを 早く大幅に増やす。
ʻ減らすʼ 対策例<エネルギー>
エネルギー対策のカギは低炭素エネルギー
低炭素エネルギーの例
AR5よりIPCCIPCC AR5より
地中
バイオマス
太陽光 出典:独立行政法人産業技術総合研究所HP
https://unit.aist.go.jp/emtech‐ri/ci/e‐keyword/CCS/ccs.html
水力 地熱
風力 原子力
発電 再生可能エネルギー 火力発電+
CO2の隔離技術
0%
20%
40%
60%
80%
100%
2050年 2100年
一次エネルギー供給に占める低炭素エネルギーの割合
気温上昇を低く抑えるには、
低炭素エネルギーを早く大幅に増やす
2010年
15%
60%
程度
90%
程度 AR5より
AR5より
出典:IPCC AR5 WG3 政策決定者向け要約Fig.4、
WG3 Annex1 p.1294 より作成
ʻ減らすʼ 対策例<エネルギー>
ʻ減らすʼ CO
2隔離技術(CCS)
発電所など
地中に 貯める
海底に貯める
油田・ガス田
海底に 貯める
出典:独立行政法人産業技術総合研究所HPを基に作成 https://unit.aist.go.jp/emtech‐ri/ci/e‐keyword/CCS/ccs.html
海洋深層に 貯める
ʻ減らすʼ 対策例<農林業・土地利用>
①バイオエネルギーとして利用し、CCSと組み合わせ
②大規模植林を行うことでCO
2を吸収
食料安全 保障
水資源への 影響
生物多様性 への影響
気候への 影響
AR5より AR5より
一方、
バイオエネルギーの活用には 懸念される影響も・・・
温室効果ガスを ʻ減らすʼ 緩和策
イラスト出典:環境省
交通・
農業・
物流
土地利用
家庭・
オフィス
産業 エネルギー
供給
地域づくり・
都市計画
低炭素なエネルギーを 早く大幅に増やす。
低炭素化につながる選択。
省エネ行動。
ʻ減らすʼ 対策例<産業>
新しい技術や高効率な機器の導入
低炭素エネルギーへの燃料転換
原材料の使用量削減、利用効率の向上
廃棄物の削減
耐久性のある製品の使用
製品のリサイクル・リユース
生産者側
消費者側
AR5より AR5より
ʻ減らすʼ 対策例<生活関連>
AR5よりIPCCIPCC AR5より
建物の高断熱化(新築・既築)
省エネ家電の導入
省エネ行動
(空調の温度設定・電気機器の利用方法)
グリーンカーテン(屋上・壁面緑化)
太陽光発電
高効率給湯器 複層ガラス 高断熱化
ʻ減らすʼ 対策例<生活関連>
AR5より AR5より
低炭素な燃料の利用
燃費改善
歩いて暮らせるコンパクトなまちづくり
モーダルシフト(鉄道や船舶による輸送)
移動回数や移動距離の削減
〜②地球温暖化の影響に 備える適応策〜
第1章 第1章
①
第1章
② 第2章 第3章 第3章
①
第3章
② まとめ
第3章
解決のための選択肢には何があるの?
21世紀末に最大で4.8℃上昇
出典:IPCC AR5 WG1 政策決定者向け要約 図 SPM.7
再現値
世界の平均気温の変化の予測
(1986年〜2005年を基準とした21世紀末の変化)
予測値
(℃)
現状以上の温暖化対策を とらなかった場合、
2.6〜4.8℃上昇
厳しい温暖化対策をとった場合、
0.3〜1.7℃上昇
(年)
AR5より AR5より
VTR
地球温暖化への
適応策
地球温暖化影響に ʻ備えるʼ 適応策<健康>
極端な気温
地球温暖化が進むと
出典:環境省(2014)熱中症環境保健マニュアル
(1)暑さを避ける
(行動、住まい、衣服の工夫)
(2)こまめに水分を補給する
(3)急に暑くなる日に注意する
(4)暑さに備えた体を作る
(5)個人の条件を考慮する
(6)集団活動の場では お互いに配慮する
熱中症対策を知る
暑い日が増える!
備え る
農作物への対策を取り入れる
暑さに強い品種を植える
影響をやわらげる栽培方法を取り入れる
着色が良好に
ʻ備えるʼ 適応策<農作物>
出典:環境省他「適応への挑戦2012」
地球温暖化が進むと
着色不良
備え る
極端な気温・
平均気温の上昇
暑い日が増える!
ʻ備えるʼ 適応策<家庭・職場>
地球温暖化が進むと
降水・極端な降水
自分の地域の洪水ハザード マップなどを確認しておく
安全な場所を確認
出典:江東区「江東区洪水ハザードマップ」
などが発生!
備え る
破壊的な台風、
発達した低気圧
ʻ備えるʼ 適応策<防災計画>
出典:Thames Estuary 2100 (TE2100)
海面上昇
地球温暖化が進むと
今よりも海面が高くなる!
備え る
変化に適応できる防災計画を作る
テムズ堤防
将来の海面上昇量を考慮して 防災計画を作る
まとめ
第1章 第1章
①
第1章
② 第2章 第3章 第3章
①
第3章
② まとめ
今日のまとめ
1.現状以上の温暖化対策がなければ、現在と比べて 21世紀末には平均気温が最大4.8℃上昇。
3.地球温暖化対策には、緩和策と適応策がある。
4.(緩和策)気温上昇を低く抑えるには、大幅に早期に低 炭素エネルギーに切り替えることと私たちの行動を変える こと、社会の低炭素化につながる選択をすることが重要。
5.(適応策)将来の温暖化影響に今から備えることも必要。
2.ここ数年と同じ量のCO
2排出が続くと、産業革命前から
2℃上昇をもたらす総排出量にあと約30年で達する見
込み。
結論は、まず実践です
温室効果ガスを減らす緩和策と、温 暖化に備える適応策
私たちが一人一人でも
できることがたくさんあります
できることから 先ず実践を
ご清聴、ありがとうございました
WG1 江守正多
(国立環境研究所 地球環境研究センター 気候変動リスク評価研究室長)
WG2 肱岡靖明
(国立環境研究所 社会環境システム研究センター 環境都市システム研究室長)
WG3 甲斐沼美紀子
(国立環境研究所 社会環境システム研究センター フェロー、
公益財団法人地球環境戦略研究機関 研究顧問)
企画・製作 :
著 作 : IPCCリポート コミュニケーター・プロジェクト 環境省
監 修 :