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問題1 次の情報表現に関する記述は,コンピュータの勉強を始めたばかりのB君と,かなり詳しく知っているM君の会話である

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(1)

文部科学省後援

平成27年度前期 情報検定

<実施 平成27年6月21日(日)>

1級

(説明時間 13:20~13:30)

(試験時間 13:30~14:30)

・試験問題は試験開始の合図があるまで開かないでください。

・解答用紙(マークシート)への必要事項の記入は,試験開始の合図と同時 に行いますので,それまで伏せておいてください。 ・試験開始の合図の後,次のページを開いてください。<受験上の注意>が 記載されています。必ず目を通してから解答を始めてください。 ・試験問題は,すべてマークシート方式です。正解と思われるものを1つ選 び,解答欄の をHBの黒鉛筆でぬりつぶしてください。2つ以上ぬりつ ぶすと,不正解になります。 ・辞書,参考書類の使用および筆記用具の貸し借りは一切禁止です。 ・電卓の使用が認められます。ただし,下記の機種については使用が認めら れません。 <使用を認めない電卓> 1.電池式(太陽電池を含む)以外..の電卓 2.文字表示領域が複数行ある電卓(計算状態表示の一行は含まない) 3.プログラムを組み込む機能がある電卓 4.電卓が主たる機能ではないもの *パ ソ コ ン( 電 子 メ ー ル 専 用 機 等 を 含 む ),携 帯 電 話( P H S ),電 子手帳,電子メモ,電子辞書,翻訳機能付き電卓,音声応答のある 電卓,電卓付腕時計等 5.その他試験監督者が不適切と認めるもの

一般財団法人 職業教育・キャリア教育財団

情 報 活 用 試 験

(2)

<受験上の注意>

1.この試験問題は18ページあります。ページ数を確認してください。 乱丁等がある場合は,手をあげて試験監督者に合図してください。 ※問題を読みやすくするために空白ページを設けている場合があります。 2.解答用紙(マークシート)に,受験者氏名・受験番号を記入し,受験番号下欄の数字 をぬりつぶしてください。正しく記入されていない場合は,採点されませんので十分注 意してください。 3.試験問題についての質問には,一切答えられません。自分で判断して解答してくださ い。 4.試験中の筆記用具の貸し借りは一切禁止します。筆記用具が破損等により使用不能と なった場合は,手をあげて試験監督者に合図してください。 5.試験を開始してから30分以内は途中退出できません。30分経過後退出する場合は,も う一度,受験番号・マーク・氏名が記載されているか確認して退出してください。なお, 試験終了5分前の合図以降は退出できません。試験問題は各自お持ち帰りください。 6.試験後にお知らせする合否結果(合否通知),および合格者に交付する「合格証・認定 証」はすべて,Webページ(PC,モバイル)での認証によるデジタル「合否通知」, デジタル「合格証・認定証」で行います。 ①団体宛には合否結果一覧ほか,試験結果資料一式を送付します。 ②合否等の結果についての電話・手紙等でのお問い合わせには,一切応じられませんの で,ご了承ください。

(3)

問題1 次の情報の整理・分析技法に関する記述を読み,各設問に答えよ。 <設問1> 次のパレート図に関する記述中の (1) に入れるべき適切な字句を解 答群から選べ。 パレート図とは,データをいくつかの項目に分類し,座標の横軸方向に値の大きい 項目順に棒グラフとして並べ,それに重ね合わせて累積値を折れ線グラフで表したも のである。項目ごとの重要度や全体に占める累計割合を見ることにより管理・分析を 行う。例えば,ある商品ごとの売上高の多い順に並べた棒グラフを描き,それらの累 積比率を折れ線グラフで表したパレート図が図1のようになる。 図1 パレート図を応用することにより,重要度の高い商品を見つけ出すことができる。 累積比率 70%までの商品をA群,71%~90%の商品をB群,残りをC群というグルー プに分け管理していく手法を (1) という。図1では重要度の高いA群のグルー プの管理対象となる商品は (2) 個となる。 また,最近はC群のグループに属する商品の注目度も上がっている。ネット販売な どでは実店舗と比較すると商品の販売にかかる費用が少ないため,個々の利益は少な くとも多種多様な商品を扱うことで大きな利益が得られるといい, (3) と呼ば れている。 (1) ,(3) の解答群 ア.ABC 分析 イ.エスクローサービス ウ.回帰分析 エ.限界値分析 オ.ドロップシッピング カ.ロングテール現象 (2)の解答群 ア.2 イ.3 ウ.4 エ.5 オ.すべての商品

(4)

<設問2> 次のヒストグラムに関する記述中の (1) に入れるべき適切な字句を 解答群から選べ。 「ヒストグラムとは」データが存在する範囲をいくつかの区間に分け,各区間に入 るデータの出現度数を縦軸に柱状に,横軸にデータ範囲を表した図である。できあがっ たヒストグラムから,分布の中心やバラツキ,形状,データと規格との関係などを分 析する。 図2 図3 規格が決まっている場合には,次のような点に着目し,現在の製品の製造工程が要 求する規格値を満足しているかどうかを知ることができる。 ・分布の中心は,規格値の真中にあるか。 ・分布のバラツキは大きすぎないか。また,必要以上に小さすぎないか。 ・規格からはみ出しているデータはないか。 ・分布は規格の幅の中にゆとりを持って入っているか。 これらから,図3は (4) といえる。 また,図2と図3を比較すると (5) といえる。 (4) の解答群 ア.今後不良品が出る可能性が高いので,安心できない イ.とても品質を満足できる状態ではなく,緊急に対策をしなければならない ウ.不良品が発生している状態であるので,改善が必要である エ.ゆとりを持った分布であるので,このまま維持できる (5) の解答群 ア.図2の分散が大きい イ.図3の分散が大きい ウ.分散は同じである 下限 上限

(5)

<設問3> 次の散布図に関する記述中の (1) に入れるべき適切な字句を解答群 から選べ。 縦軸と横軸に関連のある2つの特性をとり,測定値を点で書き込むもので,点の散 らばり具合によって,2つの特性の相関関係を見ることができる。散布図が図4のよ うなときは (6) ,図5のようなときは (7) といえる。 Y  Y  X X 図4 図5 (6) ,(7) の解答群 ア.正の相関がある イ.負の相関がある ウ.相関がない

(6)

問題2 次の補助記憶装置に関する記述を読み,各設問に答えよ。 複 数 の ハ ー ド デ ィ ス ク ( 以 下 , デ ィ ス ク と い う ) に デ ー タ を 分 散 し て 記 録 し , ア ク セ ス の 高 速 化 や 信 頼 性 の 向 上 を 高 め る た め に 行 う デ ィ ス ク の 構 成 手 法 を RAID という。一 般 に , RAID は デ ー タ の 分 割 単 位 や デ ー タ の 配 置 方 法 に よ り RAID0~ RAID6 の 7 段 階 に 分 類 さ れ る 。代 表 的 な 構 成 例 を 図 1 ~ 図 3 に 示 す 。 データ① データ② データ③ 書き込むデータ データ① データ② データ③ データ① データ② データ③ ディスク1 ディスク2 図 1 RAID の 構 成 例 1 データ① データ② データ③ ディスク1 ディスク2 書き込むデータ データ① データ④ データ② データ⑤ データ③ ディスク3 データ④ データ⑤ 図 2 RAID の 構 成 例 2

(7)

データ① データ② データ③ ディスク1 書き込むデータ データ② パリティ データ⑤ ディスク2 パリティ データ④ データ⑥ ディスク3 データ① データ③ データ④ データ⑤ データ⑥ パリティ パリティ 図 3 RAID の 構 成 例 3 <設問1> 次の RAID の分類名称と特徴を記述した表中の (1) に入れるべき適切 な字句を解答群から選べ。 表 代表的な RAID の構成と特徴 構成例 構成 特徴 図1 (1) (4) と呼ばれる。2台のディスクに同じデータを書き 込み,障害が起きたときに備えている。信頼性は向上する が,処理速度の向上は期待できない。 図2 (2) (5) と呼ばれる。複数のディスクに均等にデータを分 散させて記録する。各ディスクを並行動作させることで処 理速度を向上させる。 図3 (3) データからパリティを生成し,データとパリティ両方を複 数のディスクに分散して記録する。1台のディスクに障害 が発生しても,残りのディスクの記録内容からデータを復 旧させることができる。 (1) ~ (3) の解答群

ア.RAID0 イ.RAID1 ウ.RAID2 エ.RAID3 オ.RAID4 カ.RAID5

(4) ,(5) の解答群

ア.アーカイブ イ.ストライピング ウ.バックアップ エ.ミラーリング

(8)

<設問2> 次の RAID の稼働率に関する記述中の (1) に入れるべき適切な字句を 解答群から選べ。 図4は,図1の方式を用いたシステム構成図である。ディスク1およびディスク2は, 単体での稼働率が 0.8 であり,ディスクコントローラの稼働率は 0.9 とする。 ディスクコントローラと,2台のディスクのうち少なくとも1台が稼働していれば, このシステムは稼働するので,システム全体の稼働率は (6) となる。 ディスク1 ディスク2 ディスクコントローラ 図4 図1の方式を用いたシステム構成図 (6) の解答群 ア.0.648 イ.0.72 ウ.0.864 エ.0.96

(9)

問題3 次のIPアドレスに関する設問に答えよ。

<設問1> 次の IP アドレスに関する記述中の (1) に入れるべき適切な字句を解 答群から選べ。

通常,ネットワークに機器を接続する場合,NIC(Network Interface Card)を使用 する。NIC には (1) が割り振られており,原則として,重複するものは世界中に 存在しない。

TCP/IP ネットワークに接続するには,IP アドレスを使用する。IP アドレスは,同 一ネットワーク内で重複しないように割り振るので,ネットワークが異なれば,同じ アドレスが存在することもある。 (1) は OSI 参照モデルの第 2 層,IP アドレスは第 3 層に対応したプロトコル で使用する。IP アドレスで通信経路の判断を行う装置は (2) である。 IP アドレスの第4版である IPv4 は,32 ビットを用い,ネットワーク部とホスト部 で構成する。 ネットワーク部 ホスト部 図1 IP アドレスの構成 ホスト部が全て 0 になるビットパターンは (3) となり,全て 1 になるビット パターンは (4) として用いるため,ネットワークに接続する機器の IP アドレス として使用しない。 また,サーバでは,IP アドレスと一緒にポート番号を使って,サーバ内のどのプロ グラムで処理するかを指定する。 ポート番号は 0~65535 の整数値で,例えば, (5) は 80 番,POP3 は 110 番と 決まっている。 (1) ,(3) ,(4) の解答群 ア.MAC アドレス イ.ゲートウェイアドレス ウ.ネットワークアドレス エ.プライベートアドレス オ.ブロードキャストアドレス カ.ルータアドレス (2) の解答群 ア.スプリッタ イ.ブリッジ ウ.リピータ エ.ルータ (5) の解答群 ア.HTTP イ.IMAP ウ.SMTP エ.TELNET

(10)

<設問2> 次の IP アドレスのクラスとサブネットマスクに関する記述中の (1) に 入れるべき適切な字句を解答群から選べ。 IPv4 は,クラス方式とクラスレス方式により,ネットワーク部とホスト部のビット 数を決定している。 クラス方式で IP アドレスを割り振る場合,各クラスのネットワーク部とホスト部で 使用するビット数は,次の表のようになる。 表 クラス方式のビット数 クラス名 ネットワーク部 ホスト部 クラスA 8 24 クラスB 16 16 クラスC 24 8 クラスレス方式の場合,CIDR 表現で「192.168.10.3/25」のように,ネットワーク 部のビット数をスラッシュ("/")で区切って記述する。この場合,ネットワーク部が 25 ビットなので,ホスト部は 7 ビットとなる。 同一ネットワーク内で相互に通信を行うには,ネットワーク部の値が同じでなけれ ばならない。ネットワーク部の値は,サブネットマスクとビットごとの論理積で取り 出すことができる。サブネットマスクは,ネットワーク部のビット数により決定する。 例 え ば , ク ラ ス C の サ ブ ネ ッ ト マ ス ク は (6) と な る 。 ま た , CIDR 表 現 で 「192168.10.3/25」となっている場合のサブネットマスクは (7) である。 (6) ,(7) の解答群 ア.255.0.0.0 イ.255.255.0.0 ウ.255.255.255.0 エ.255.255.255.128 オ.255.255.255.240 カ.255.255.255.255 <設問3> 次のネットワーク内に設置できる機器の台数に関する記述中の (1) に 入れるべき適切な字句を解答群から選べ。 同一ネットワークで相互に通信を行える機器の台数はホスト部のビット数で決まる。 クラスCの場合,同一ネットワーク内に設置できる台数は (8) 台となる。 (8) の解答群 ア.30 イ.254 ウ.65534 エ.16777214

(11)

<設問4> CIDR 表現で「192.168.30.100/25」となっている IP アドレスと同一のネッ トワークになる IP アドレスを解答群から選べ。 (9) の解答群 ア.192.168.30.125/25 イ.192.168.30.200/25 ウ.192.168.31.100/25 エ.192.168.31.125/25

(12)

問題4 次の情報ネットワーク社会への対応に関する記述に該当する適切な字句を解答 群から選べ。 (1) Web サーバの一部をレンタルするサービスである。通信事業者やインターネット 事業者が自社の設備を使用して提供するサービスで,通常は1台のサーバを複数の 顧客で共用し,顧客ごとに利用できるサーバの容量には上限が設定されていること が多い。 (2) 部品や資材の調達から製品の生産,流通,販売までの企業間を含めたモノの流れ を適切に計画・管理し,納期短縮,在庫コストや流通コストの削減など実現しよう とする管理手法である。 (3) インターネットなどのネットワークを介してソフトウェアを利用する, ソフト ウェア提供サービスで,様々なソフトウェアの機能の中から,ユーザが必要とする ものだけを利用できる仕組みである。 (4) 住民票や戸籍謄本,パスポートの申請など電子申請ができ,公共事業の電子入札 や資材の電子調達もできる。 (5) 企業内の情報システムの運用管理などを外部の専門業者に委託することで,人件 費や設備投資などのコスト削減が期待できる。 (6) 商品にバーコードなどを付け,買物客がレジで精算するときに価格計算,レシー トの発行と共に商品販売時点での売上データの収集を行うシステムである。在庫や 受発注の管理,売れ筋商品の傾向分析などを行う機能もある。 (7) 有料道路の料金所などに設置されたアンテナと自動車に搭載した端末で通信を行 い,料金所に設置されている専用ゲートを通過することで,自動車を止めずに料金 の精算などを行うシステムである。 (8) 社内などの限られた範囲でネットワークを構築する際に,インターネットの標準 的な技術を利用して構築したもの。インターネットで利用されているプロトコルを 社内システムに利用することで,インターネット用のハードウェアやソフトウェア がそのまま利用できる。

(13)

(1) ~ (4) の解答群 ア.EOS イ.G to C ウ.SaaS エ.SCM オ.SFA カ.ホスティングサービス (5) ~ (8) の解答群 ア.ETC システム イ.POS システム ウ.アウトソーシング エ.イーサネット オ.イントラネット カ.ハウジングサービス

(14)

問題5 次の暗号化技術に関する各設問に答えよ。 <設問1> 次の PKI に関する記述中の (1) に入れるべき適切な字句を解答群か ら選べ。 PKI(公開鍵暗号基盤)とは,単独の規格や仕様ではなく,公開鍵暗号を効果的に運 用するための規格や仕様の総称である。 PKI では,利用者の正当性を保証する電子証明書があり,電子証明書を発行する機 関が (1) である。 (1) は電子証明書をリポジトリと呼ばれるデータベース に保存し,利用者に提供している。 PKI を利用してネットワーク上でデータの送受信を行う場合,公開鍵暗号方式が利 用される。送信者は受信者の電子証明書を (1) より入手する。この電子証明書の 中にある (2) でデータを暗号化して送信する。受信者は (3) で,受信した 暗号データを復号する。 また,PKI を利用した仕組みには,Web サーバとブラウザの間で暗号化したデータ を送受信する (4) や,暗号化した電子メールを送受信する (5) などがある。 (1) ~ (3) の解答群 ア.基地局 イ.認証局 ウ.受信者の公開鍵 エ.受信者の秘密鍵 オ.送信者の公開鍵 カ.送信者の秘密鍵 (4) ,(5) の解答群

ア.CHAP イ.DES ウ.RSA エ.SET オ.S/MIME カ.SSL

<設問2> 次のインターネット VPN に関する記述中の (1) に入れるべき適切な 字句を解答群から選べ。

インターネット VPN(Virtual Private Network)は,インターネットの中に構築され る,専用回線のように利用できる仮想的なプライベートネットワークである。インター ネット VPN で通信内容を暗号化し機密性の高い通信を可能にしている技術が (6) であり,遠隔地の LAN 同士の接続や,外出先や自宅のパソコンと会社の LAN をつなぐリモートアクセスで利用される。 (6) は,トランスポート・モードと トンネル・モードがある。トンネル・モードでは,パケットを (7) してやりと りする。 (7) とは,ある通信プロトコルを他の通信プロトコルのパケットで構 築することである。 (6) ,(7) の解答群 ア.IPsec イ.PGP ウ.TLS エ.カプセル化 オ.ハッシュ値 カ.メッセージダイジェスト

(15)

問題6 次の表計算ソフトの仕様を読み,各設問に答えよ。 この問題で使用する表計算ソフトの仕様は下記のとおりである。 COUNTA 関数 範囲の中に値や数式が入力されているセルの個数を返す。 書式:COUNTA(範囲) COUNTIF 関数 範囲に含まれるセルのうち,条件に一致するセルの個数を返す。 書式:COUNTIF(範囲, 条件) IF 関数 条件が真のときに真の場合,偽のときに偽の場合の計算結果や値を返す。 書式:IF(条件式,真の場合,偽の場合) INDEX 関数 範囲の中から,1 から始まる整数値で行と列の位置を指定したセルの値を返す。 書式:INDEX(範囲,行位置,列位置) MATCH 関数 1 行または 1 列の範囲から,検査値が存在するセルの相対的な位置を 1 から始まる 整数値で返す。なお,検査値が範囲に存在しない場合はエラーとなる。種類は,1 (検査値以上のデータを探す),0(検査値と等しいデータを探す),-1(検査値以下 のデータを探す)の 3 つから指定する。 書式:MATCH(検査値,範囲,種類) OR 関数 論理式の評価が 1 つでも真であれば真,すべて偽であれば偽を返す。 書式:OR(論理式 1,論理式 2,…) REPT 関数 指定された文字列を回数分繰り返した文字列を返す。 書式:REPT(文字列,回数) VLOOKUP 関数 検査値を左端に含む行を範囲の中から検索し,指定した列位置の値を返す。検索の 型に 0 を指定すると検査値と完全に一致する値を検索し,1 を指定すると検索値と 一致する値がない場合に,検査値未満で一番大きい値を検索する。なお,該当する 行が検索できなかった場合は,エラーになる。 書式:VLOOKUP(検査値,範囲,列位置,検索の型)

(16)

アンパサンド (&) 演算子 2つ以上の文字列を連結して 1 つの文字列にする。 式 =に続いて計算式や関数などを入力する。 セル番地の絶対参照 セル番地に$を付けることで,絶対番地(絶対参照)を表す。 別シートの参照 ワークシート名に「!」を付けてセル位置を指定することにより別シートを参照で きる。 例:シート名「集計」のセル A1 を参照する場合は,集計!A1 と記述する。 J大学のX先生は,資格対策の講座を担当している。X先生は,単元ごとに 10 問以 内で構成した小テストを行っており,受講生はマークシートに解答をマークする。X 先生は OMR でマークシートを読み取り,CSV 形式で出力されるデータを表計算ソフト に取り込み,採点を行っている。 なお,受講生は,全部で 25 名である。 [データワークシートについて] OMR で読み込んだデータは,表1のように「データ」ワークシートに取り込む。 表1 「データ」ワークシート A B C D E F G H I J K 1 受講生番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 2 10018 ウ ウ イ オ オ エ ウ イ イ ア 3 10003 ア ウ ア オ オ ア ア イ イ ア 4 10024 ア ア イ オ オ イ ウ イ イ ア 5 10016 エ エ イ オ オ エ イ イ イ ア 6 10021 ア ウ イ オ オ エ エ イ イ ア … … … … ・解答を"ア","イ","ウ",…,のカタカナで選択する選択形式の問題になっており, OMR で読み込んだデータは,そのままの形を反映させて,カタカナで生成する。 ・小テストの問番号は, 1 行目に英字の 1~10 の値が入力されている。 ・OMR で入力した順番にデータが展開される。 ・受講生番号に誤りは無いものとする。 ・欠席した受講生のデータは含まれない。 ・必ず 1 人以上受験している。

(17)

[正解ワークシートについて] 小テストの正解は,表2のように「正解」ワークシートに入力する。 表2 「正解」ワークシート A B C D E F G H I J K 1 問 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 2 正解 ア イ オ オ エ エ イ イ ア ・問番号を 1 行目に入力する。 ・何らかの事情で,採点の対象としない問題は,問番号の正解を空欄にする。 ・3 行目以降は何も入力されていない。 [採点ワークシートについて] 「データ」ワークシートと「正解」ワークシートから,表3の「採点」ワークシー トを作成する。 表3 「採点」ワークシート A B C D E F G H I J K L M N 1 受講生番号 氏名 位置 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 点数 2 10001 井本 有海 6 ○ ○ ○ × ○ ○ ○ ○ ○ 8 3 10002 沖 優 21 ○ × ○ × ○ ○ ○ ○ ○ 7 4 10003 河村 由宇 2 ○ × ○ ○ × × ○ ○ ○ 6 5 10004 吉川 剛基 未 6 10005 吉沢 ひかり 5 × ○ ○ ○ ○ × ○ ○ ○ 7 7 10006 今 詩織 14 × × ○ ○ × × ○ ○ ○ 5 8 10007 山口 えみ 8 × ○ ○ × ○ × ○ ○ ○ 6 9 10008 篠崎 未來 10 ○ × ○ ○ ○ × × ○ ○ 6 10 10009 秋山 愛 11 × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 7 11 10010 小原 雅之 12 ○ ○ ○ ○ ○ × ○ × ○ 7 12 10011 小沼 貴美子 13 ○ × ○ ○ ○ × ○ × ○ 6 13 10012 松沢 崇史 15 ○ ○ ○ × ○ × ○ ○ ○ 7 14 10013 松田 勝久 7 × × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7 … … … … 25 10024 片平 仁 3 ○ ○ ○ ○ × × ○ ○ ○ 7 26 10025 麻生 雅功 9 ○ × × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7 27 平均 0.5 0.67 0.83 0.71 0.75 0.54 0.96 0.83 0.96 6.75 ・1 行目,および,セル A 列と B 列の受講生番号と氏名は,あらかじめ入力しておく。 ・C 列の"位置"は,A 列の受講生番号に対するデータが,「データ」ワークシートの何 行目に格納されているかを表す整数値である。該当する受講生番号が無ければ"未" と表示する。 ・セル D2~M26 は,受講生の解答が正解と一致していれば"○",不一致であれば"×" を表示し,採点の対象としない問題は空欄にする。 ・N 列の点数は,"○"の個数である。 ・セル D27~M27 は,問番号ごとに"○"の割合を計算したものである。 ・セル N27 は,個人の点数の平均を計算したものである。

(18)

<設問1> 次の「採点」ワークシートの位置の表示に関する記述中の (1) に入 れるべき適切な字句を解答群から選べ。 セル C2 に,「データ」ワークシートの何行目に A 列の受講生番号と同じ値があるか を表示するため,次の式を入力し,セル C3~C26 に複写する。 ただし,受講生は 25 人なので,「データ」ワークシートの 26 行目までを調べる範囲 とする。 =IF( (1) =0, "未", (2) ) (1) の解答群 ア.COUNTIF(データ!A$2:A$26, A2) イ.COUNTIF(データ!$A$2:$A$26, $A$2) ウ.VLOOKUP(A2, データ!A2:A26, 1, 0) エ.VLOOKUP($A$2, データ!$A2:$A26, 1, 0) (2) の解答群 ア.MATCH(A2, データ!A2:A26, 0) イ.MATCH(A2, データ!A$2:A$26, 0) ウ.MATCH(A$2, データ!$A2:$A26, 0) エ.MATCH($A$2, データ!$A$2:$A$26, 0) <設問2> 次の「採点」ワークシートの正解判定表示に関する記述中の (1) に 入れるべき適切な字句を解答群から選べ。 セル D2~M26 は,「データ」ワークシートの解答が正解と一致していれば"○",不一 致であれば"×"を表示する。しかし,採点の対象としない問題もあることから,次の 式をセル D2 に入力し,セル E2~M2,および,セル D3~M26 に複写する。 この式では,採点の対象であれば,INDEX 関数を利用してデータワークシートの解 答を調べる。INDEX 関数の行位置は C 列の値を使用し,列位置は1行目の値を使用す る。 =IF( OR( (3) ), "", IF( INDEX( (4) , $C2, (5) )=正解!B$2, "○", "×") ) (3) の解答群 ア.C$2="未", 正解!B$2="" イ.C$2="未", 正解!$B2="" ウ.$C2="未", 正解!B$2="" エ.$C2="未", 正解!$B2=""

(19)

(4) の解答群 ア.データ!B$2:K$26 イ.データ!B$2:$K26 ウ.データ!$B2:$K26 エ.データ!$B$2:$K$26 (5) の解答群 ア.D1 イ.D$1 ウ.$D1 エ.$D$1 <設問3> 次の「採点」ワークシートの個人ごとの点数に関する記述中の (1) に 入るべき適切な字句を解答群から選べ。 セル N2 に個人ごとの点数を表示するため,次の式を入力し,セル N3~N26 に複写す る。 ただし,受験していない場合は空欄にする。 = (6) (6) の解答群 ア.IF(C2="", "未" ,COUNTIF(D2:M2, "○")) イ.IF(C2="未", "" ,COUNTIF(D2:M2, "○"))

ウ.IF(COUNTIF(データ!A2:A26, A2)=0, "" ,COUNTIF(D2:M2, "○"))

エ.IF(VLOOKUP(A2, データ!A2:A26, C2, 1)=0, "" ,COUNTIF(D2:M2, "○"))

<設問4> 次の「採点」ワークシートの問番号の平均点に関する記述中の (1) に 入れるべき適切な字句を解答群から選べ。 セル D27 に"○"の数の割合を表示するため次の式を入力し,セル E27~M27 に複写す る。ただし,受験していない受講生は集計に含めず,採点の対象となっていない問は 空欄にする。 =IF(COUNTIF(D2:D26,"")=25, "", (7) ) (7) の解答群

ア.COUNTA(D2:D26) / ( COUNTIF(D2:D26,"○") + COUNTIF(D2:D26,"×") )

イ.(COUNTIF(D2:D26,"○") + COUNTIF(D2:D26,"×") )/ ( COUNTIF(D2:D26,"○") ウ.COUNTIF(D2:D26,"○") / COUNTIF(D2:D26,"×")

(20)

<設問5> 次のヒストグラムの作成に関する記述中の (1) に入れるべき適切な 字句を解答群から選べ。 小テストの得点分布を調べるため,表4のような簡易的なヒストグラムを「ヒスト グラム」ワークシートに作成する。 表4 「ヒストグラム」ワークシート A B 1 点数 ヒストグラム 2 10 3 9 * 4 8 ** 5 7 ************* 6 6 ****** 7 5 ** 8 4 9 3 10 2 11 1 12 0 「採点」ワークシートの N 列の点数で人数を集計し,1 人につき"*"を 1 つ表示する。 セル B2 に次の式を入力し,セル B3~B12 に複写した。 = (8) (8) の解答群

ア.REPT("*", COUNTIF(採点!N$2:N$26, A2) ) イ.REPT("*", COUNTIF(採点!$N2:$N26, $A2) ) ウ.REPT("*", 採点!N2)

(21)
(22)
(23)
(24)

参照

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