早稲田大学高等学院校外活動の実践記録
宮 田 恭 子
学校教育では、教科の指導以外に特別活動において望ましい集団活動や社会 性の育成が目指されている。山口・安井1は、「今日のこどもたちの社会性の実 態について、『人間関係をうまく築けない』、『集団になじめない』、『ルールや モラルに対する意識が低い』など、いくつもの課題が指摘されていることは周 知の通りである。」と記しており、近年の社会状況においては、学校が最も集団 活動の機能を果たしやすいところであるといっても過言ではなく、社会や集団 への適応にかかわる問題やその解決力の育成により力を入れる必要が生じてい る。
特別活動に関して赤坂・佐藤2は、「集団活動を展開するさ中において、個々 人が、社会集団の行動様式や価値を受け入れることにとどまらず、積極的に社 会集団に働きかけることによって希望と目標を自ら生み出し、それにより自己 有用感や所属感を獲得する過程を大事にする」ことに資するものであるとして いる。それは即ち、特別活動を充実させることが、人が積極的にさまざまな物 事に取り組むために必要な欲求を掻き立てることにもつながることを意味して いると捉えることができる。
特別活動にはホームルーム活動、生徒会活動、学校行事が含まれるが、本校 において特別活動として注目すべきは学校行事であると考える。その中でも集 団活動や社会性の育成に大いに関わりのある活動は「校外活動」ではないだろ うか。日常から離れ、異なる環境、特に通常の生活の中では感じることができ ない諸問題に向き合うことができる地域へ足を運ぶことは、単に集団活動を経
1 山口満・安井一郎、『改訂新版 特別活動と人間形成』、学文社、2010年、p219 2 赤坂雅裕・佐藤光友、『やさしく学ぶ特別活動』、ミネルヴァ書房、2018、p54
験するだけではなく、多様性が求められる今日において実践的に他の地域が抱 える問題に向き合うきっかけとなるものである。居住地ではない地域における 課題に対する改善案は、ともすれば上から目線の机上の空論となりがちである が、それをより実質的なものとする意味においても大変重要な活動であると考 える。
そこで本報では、2018年度2年生において実施した校外活動の概略と、能登 方面へ宿泊した6クラスの生徒に対して行ったアンケート調査結果の一部につ いて取り上げ、本校の特別活動としての校外活動のあり方に関しての一考察を 行うものである。
1.2018年度2年生校外活動の活動報告
2018年度に実施した2年生の校外活動においては、表1のようなスケジュー ルで事前学習から事後報告までの活動を行った。特にこれまでの活動と異なる 点として、能登方面へ宿泊した6クラスの生徒をクラスを解体した形で活動さ せたことと校外活動後にアンケート調査を実施したこと、さらに全12クラスか ら代表を選出の上、事後報告としてポスター発表を行ったことが挙げられる。
次に、表1のスケジュールをどのように進めていったのかについて報告する。
1-1 コースの決定 (2016年12月~ 2017年6月)
1-1-1 2018年度2学年の校外活動内容の概略決定まで
2016年12月に組主任会が開催され、2018年度2学年の校外活動については北 陸方面へ行くこと、移動手段は基本的には新幹線とすること、4つの宿舎に分 宿し、同じ宿に2泊すること、宿舎での夜の活動はクラスごとにプレゼンテー ションを行うことを確認した。これを踏まえて、2017年1月の組主任会にて、
宿舎を富山方面3クラス、福井方面3クラス、能登方面6クラス(宿舎は2つ 利用)で用いることを決定した。なお事前学習や事後学習をどのように行うか 等の細かな内容は後日話し合うこととした。
1-1-2 詳細な行程の決定まで
筆者のこれまでの経験から、2年次の校外活動においてクラスでプレゼン テーションを行う際には、プレゼンテーションのテーマをこの活動に関するも のとした場合、事前学習を含め、真剣に取り組ませることが難しいとの印象が あった。その理由として、クラス替えがない慣れきった環境にあること、事前 学習を行うための目的を明確にしづらいこと、クラス全体で同じ活動を行って いるため、そのことに関するプレゼンテーションを行ったとしても新たな発見 をすることは少ないことから、魅力的な発表会にはなり得ないことを挙げるこ とができる。また、クラスの生徒全員が同じ活動に興味を覚えるわけではない ことも実感していた。
2017年1月22日に学院長主催懇談会―校外活動その他―が開かれ、その場に おいて2年次の校外活動における問題点が提示された。また、事前学習として
「調査テーマ設定」「フィールドワークの問題設定」など、事後学習に「見て きたこと」「聴いてきたこと」をまとめる、問題設定する、議論する、提言を 考えるなどの取り組みを行うといった提言がなされた。
これらの経緯から、筆者は、3日間にわたって行われる校外活動のうち、2 日目の活動については、クラスを解体して生徒それぞれが興味のある活動に参 加することとし、1日目と2日目の夜に行う宿舎でのプレゼンテーションは、
2日目の活動に関する事前報告と事後報告という形にしてはどうかと考え(表 2)、能登方面へ宿泊する6クラスのうち、筆者を除く5名の組主任へこの提 案をするに至った。クラスを解体する活動は筆者が記憶する限り本校において 初めての活動であることから、どのような結果をもたらすかは未知であり、5 名の先生方には大きな負担をかけることになることは明白であったが、いずれ も快諾いただき、2018年度の活動の準備に入ることとなった。(注:富山宿泊 の3クラスおよび福井宿泊の3クラスは、この内容とは異なる活動を行った。
また、能登宿泊の6クラスは隣り合う宿舎に3クラスずつ分宿した。)
1-2 能登方面の活動 (2017年6月~)
1-2-1 2日目のコース内容の決定と生徒への提示
これまでの校外活動の問題点であった「生徒が自主的に活動できていない」
ことを踏まえ、2日目の活動内容を生徒に考えさせることとした。幸いなこと に2018年度2学年に在籍する生徒の中には、本校中学部(以下、学院中学部と する)3年次に長崎・佐賀における校外学習活動において佐賀県内をめぐるコー ス(活動内容)を考え、実践してきた者がいることから、そこを足掛かりにこ の活動を前進させることにした。そこで、2017年6月下旬に、各クラスで2018 年度2年次校外活動の準備にかかわる生徒(以下、校外活動委員とする)を決 定した。決定方法は各クラスに委ね、必ずしも学院中学部出身者にこだわらな いこととした。
夏休み中に教員が下見に行くことを踏まえると、遅くとも8月上旬には大ま かな活動内容の決定を済ませておく必要があった。そこで、7月上旬の期末試 験最終日に校外活動委員を招集し、7月末までに2日目の行程と活動内容をク ラスあたり2案以上考えてくるように指示した。校外活動委員が考えた案を元 に、7月末および8月上旬の2回にわたって、どのような行程と活動内容が現 実的であるのか地図を見ながら議論した。(7月末に16の案が提示され、8月 上旬に10案に整理した。)
8月末に3名の教員が分担して各箇所の下見を行い、実際に生徒が参加して 活動するにふさわしい訪問箇所を選定し、9つの行程を設定した。この9つの 行程を校外活動委員に提示し、最終的に6行程を決定した(表3)。それぞれ のコースを担当する教員および校外活動委員を配当し(以下、校外活動委員を コースリーダーと記す)、コースリーダーには6クラスの生徒全員にコースご との活動内容を伝えるための準備をするように伝えた。
10月12日のHRの時間を用い、6クラスの生徒を講堂に集め、コースリーダー による各コースのプレゼンテーションを実施した。その内容を踏まえて、生徒 にはCourseN@vi(早稲田大学独自の学習管理システム)を通して参加希望 順位を1~6位まで示させ、期限までに対応しなかった者には、別途、用紙を
用い希望順位を報告させた。
9月に6つの行程を決定した当初は、生徒の希望が偏った場合はコース数を 減らすことも念頭に置いていたが、既にプレゼンテーション等で準備に携わっ ている生徒もいたことから簡単にコース数を減らすことは避ける方が望ましい と考え、各クラスの生徒がほぼ均等に6つのコースに分かれるように(クラス ごとに各コース5~8名)、筆者が中心となり調整した。
希望順位を確認した結果、偏りがあったため(表4)、希望を早く報告した 者を優先してコース分けを行った。最終的に決定したコースは、59.1%が第1 希望となり、約92%の者を第3希望までに収めることができた(表5)。10月 26日のHRで決定したコースを提示し、クラス及びコースが同じ者同士で2~
3名からなるグループを編成、同時にグループリーダーを決めさせた。コース決 定後、11月のHR時にコースごとに集まり、顔合わせ程度の短時間の会を開催し た。結果として、コースごとの集まりを実施できたのはこの1回のみであった。
1-2-2 事前学習
①事前学習の内容とスケジュール
2日目のコース別活動では、全員に事前学習を行わせることを前提とするた めに、『能登が抱える問題に向き合う』という6コース共通のテーマを提示した。
その上で、決定した6つのコースに特徴的な問題をそれぞれ取り上げ、コース およびグループ毎に活動するという方針を立てた。また2日目のコース別活動 では、各人が(少なくとも各グループで)現地の方と言葉を交わすことを前提 とすることとした。これらを踏まえて、能登にどのような問題があるのか、な ぜそのような問題が存在するのかなどについて考えてくる課題を提示し、グ ループではなく個々に提出してもらうことにした。
2018年1月上旬にコースリーダーおよびグループリーダーを招集し、提出さ れた課題をもとに、各コースのどのような箇所でどのような人に質問すれば課 題を解決できるか、種々の質問事項をグループ間でどのように分担するのかな どの話し合いが行われた。
質問事項は事前に訪問箇所へ送り、当日、訪問先の方が困ることのないよう に対応することとなったため、2018年2月までに質問事項が決定できるように 努力してもらった。また、質問事項を考える際には、石川県観光戦略推進部や 各訪問先へ連絡を取るなどの活動も含めた。
②事前学習への取り組みに関する反省点
このような学習活動を行う上では、積極的に関わるものが少なくならないよ うに配慮する必要があることから、多くの者をリーダーとすることとした。各 コースに2~3名のグループを形成し、それぞれにリーダーを置いた結果、各 コースに12 ~ 13グループが編成され、1コースあたり約40名の生徒がいる中 に14名前後のリーダー(コースリーダーおよびグループリーダー)が生じるこ ととなった。
後述するアンケートの結果を見ると、グループリーダーとなった者はグルー プリーダーとしての活動を十分に行った(表6)、地元の方に質問した(表7)
と答えており、全体の約1/3にあたる生徒が積極的に参加する結果となったこ とがわかった。
しかし、HRの時間などにコースごとに集まって話し合う時間を取ることは できなかったことを踏まえると、事前学習として与えた質問事項を考える課題 をグループリーダーのみが行い、その結果として「リーダーとしての活動を行っ た」「地元の方に質問した」という回答を得た可能性は否定できない。しかし、
同様にアンケート結果を見ると、事前学習を行ったと回答した者は全体の 67.4%に上っており(表8)、コースリーダーおよびグループリーダーが全体 の3割程度であることを踏まえると、リーダーが活動することによって、より 多くの生徒の活動を引き出した可能性も考えられた。
また、6コース共通のテーマとして提示した『能登が抱える問題に向き合う』
という課題については、提示した時期が2017年12月であり、実際に活動する 2018年5月までこのテーマを記憶し、意識しながら活動できた生徒は少なかっ たように感じられる。能登地域において何が問題となっているのかを共有し認
識する時間や、ディスカッションなどを通して知識を深める時間が必要であっ たのではないかと考えられる。
1-2-3 校外活動後の調査
能登方面での活動は2日目にクラスを解体した初めての試みを行ったため、
このような活動を生徒がどのように受け止めているのかを検証するために、6 クラスの生徒に対してアンケート調査(全数調査)を行った。
調査方法は質問紙形式とし、HRを通じて実施、回収し、HRに出席してい た生徒全員から回答を得た。この調査に関する結果の一部を後述する。
1-2-4 事後報告会の実施
2018年6月に、2018年度1年生を対象に、コースの立案から携わった校外活 動委員(コースリーダー)による報告会を行った(表1参照)。次年度の校外 活動は3方面に分かれた新たな展開となることが決まっていたため、この報告 会は情報を提供することで2019年度の校外活動がさらに有意義なものとなるこ とを目的とした。つまり、2018年度と必ずしも同じ活動を行ってもらうことを 前提にはしなかった。
報告会を実施するにあたり、校外活動委員だった生徒には事前に何度か練習 をするなどの負担を強いたが、それは少しでも2018年度の活動を理解してもら えるようにとの思いからの準備であった。
1-3 事後報告
1-3-1 ポスター作成者の決定
12クラスの組主任と相談の結果、学芸発表会にてポスターによる報告会を行 うこと、事後報告は能登方面6クラスだけではなく、12クラス共通で行うことと した。そこで、6月末までに各クラスからポスターを作成する生徒を選出・招集 し、11月10日の学芸発表会にてポスターセッション形式で事後報告会を行うこ と、そのためのポスター原稿を作成することを伝達した。
1-3-2 ポスター作成と展示
9月末を目途にポスターを作成し、出来上がり次第、本校72号館2階のラウ ンジに展示した。この対応は、2018年度1年生が次年度に行う校外活動に向け ての準備に活用してもらうことを目的とした。10月に行われる学院祭期間を除 き、入試が始まるまでの間、ラウンジにて展示を継続した。
1-3-3 学芸発表会におけるポスターセッション
11月10日に、ラウンジから場所を変え、72-2号館1階の多目的室を用いてポ スターセッションを実施した。当日は、石川県観光戦略推進部の方や添乗頂い た日本旅行社員の方にもお声がけし、ポスターを見ていただいた上で生徒への コメントをお願いした。
後に行った生徒へのアンケートによると、来場者には受験を控えた親子連れ が多く、どのような活動なのかを訊ねられることもあったようである。ポスター 作成にあたった生徒に限った話にはなるが、このような事後報告を行ったこと で、時間をおいて振り返る機会となったとのコメントも得られている。
事前学習もそうであるが、多くの生徒の活動とするためにはさらなる工夫が 必要であることは明白であるが、少なくとも事後報告を行うことによって活動 内容を振り返るという機会を与えることになると考えられる。学芸発表会とい う場がふさわしいか、報告方法はポスターがよいのかなど検討事項は多数ある が、事後報告を行う意味は大きいと言えるだろう。
2.能登方面で行った活動の検証 ~アンケート調査をもとに~
1-2-3で触れたように、能登方面へ行った6クラスの生徒を対象にした アンケート調査を行った。この結果をもとに、活動内容に関する検証を行った。
2-1 調査内容および検証方法
アンケートの内容は参考資料の通りである。回収した回答は、
Excelアンケー
ト太閤ver.5(株式会社エスミ)を用いて解析した。なお、不明や非該当に 属する回答は解析から除いた。
本報で扱ったデータはすべて質的データのため、単純集計だけではなくクロ ス集計を行った後、カイ二乗検定によって検討し、有意な差が認められた場合 は残差分析を行った。ただし、クロス集計表で期待度数が5未満のセルがすべ てのセルに対して20%以上ある場合はカイ二乗検定の正確性が疑われるためさ らなる検定(Fisherの正確確率検定)が必要となるが、本報で用いたソフト にはその機能がなく、また検定内容が複雑であるため、本報では該当する結果 にはその旨を記し、有意水準は記さないこととした。
2-2 結果
2-2-1 有意な関連が見いだされた項目
ここでは、有意な関連が見いだされた項目および、カイ二乗検定で有意な差 が見られたが、期待度数が5未満のセルが多いために検定が不十分だった項目 のうち、特徴的な結果が得られたものについて結果を示す。
①グループリーダーは十分に活動したのか(表6)
「グループリーダー」と「グループリーダーとして活動したか」の2項 目についてクロス集計したところ、グループリーダーだった者のうち 36.1%は十分に活動できていなかったが、グループリーダーはそうでな かった者と比べると十分に活動した者が有意に多いという結果を得た
(p<0.01)。
ここで用いている「グループリーダー」という項目はアンケート項目に はなく、筆者がグループリーダーだった者へラベリングを行って集計結果 に反映させたものであるため、13.9%はリーダーとしての自覚がなかった ことが明確となった。
②グループリーダーは地元の方に質問することができたのか(表7)
「グループリーダー」と「地元の方に質問したか」の2項目をクロス集 計した結果、全く質問しなかった者の割合は、グループリーダーで有意に 少なく(p<0.05)、逆にリーダーではなかった者は有意に高くなっていた
(p<0.05)。
③参加コースの違いは、現地で質問する人数に差を生じさせたのか(表9)
「参加したコース」と「地元の方に質問したか」の2項目に関するクロ ス集計では、全く質問しなかった者の割合が、コース④で有意に高く
(p<0.01)、コース②では有意に低かった。また、事前に準備した質問を 行えた者の割合では、コース⑥で有意に低くなっていた(p<0.05)。
④事前学習を行った者は地元の方に質問することができたのか(表10)
「事前学習を行ったか」と「地元の方に質問したか」の2項目について クロス集計を行ったところ、事前に準備したものとそれ以外にも質問を 行った者の割合は、事前学習を十分に行った者で有意に高く(p<0.01)、
あまり行わなかったり全く行わなかった者で有意に低くなっていた
(p<0.01)。また、事前に準備した質問を行った者の割合は、事前学習を いくらかは行った者で有意に高く、あまり行わなかったり全く行わなかっ た者で有意に低くなっていた(p<0.05)。
その場で考えて質問した者の割合は、事前学習をあまり行わなかった者 で 有 意 に 高 く(p<0.01)、 十 分 に 行 っ た 者 で 有 意 に 低 く な っ て い た
(p<0.05)。さらに全く質問しなかった者の割合は、事前学習を全く行わ なかった者で有意に高く(p<0.01)、いくらかは行った者で有意に低くなっ ていた(p<0.01)。
⑤現地で新しい知識を得た者は、どのような校外活動の形態がよいと思って いるのか(表11)
「現地で新しい知識を得られたか」と「校外活動の形態」とのクロス集
計表には、期待度数が5未満のセルがすべてのセルに対して20%以上あっ たため、求めたカイ2乗検定結果は表記しなかった。表11から、何らかの 方法で新しい知識を得た者は244名中225名であり、92%に及ぶことがわ かった。また正確な検定結果ではないが、3日間とも観光地を巡るような 活動を望む者は新しい発見をしようと思っていない者に多い傾向があるよ うである。
⑥体験活動の満足度と校外活動に望む形態に関連はあるのか(表12)
「現地での体験活動の評価」と「校外活動の形態」とのクロス集計表にも、
期待度数が5未満のセルがすべてのセルに対して20%以上あったため、求 めたカイ2乗検定結果は表記しなかった。正確な検定結果ではないが、3 日間とも観光地を巡るような活動を望む者が少ない傾向にあったのは、現 地の体験活動にもっと積極的にかかわればよかったと思っている者で、逆 に多い傾向にあったのが最初から興味がなく不満がない者であった。また、
もっと積極的にかかわれば良かったと思う者に、訪問先での学習活動を1 日ではなく2日と望む傾向が見受けられた。
⑦クラスを解体した活動を含め、校外活動のあり方をどのように考えるか(表 13)
「校外活動の形態」と「コース別活動をどう思うか」の項目に関してク ロス集計を行ったが、この場合も期待度数が5未満のセルがすべてのセル に対して20%以上あったため、求めたカイ2乗検定結果は表記しなかった。
現地での学習活動をクラスを解体して継続する意義があると感じた者の割 合は、3日間とも観光地を巡る方が良いとする者で低い傾向にあった。ま た、学習活動をそれほど伴わないクラス毎の活動がよいとする者の割合は、
3日間とも観光地を巡る活動を望む者で高く、訪問先での学習活動を1日 含む活動に肯定的な者で低い傾向にあった。
2-2-2 有意な差を見出すことができなかった項目
ここでは、有意な関連は見いだされなかったが、特徴的な結果が得られた項 目について結果を示す。
①参加したコースの違いは、事前学習への取り組みに差を生じさせたのか(表 14)
「参加したコース」と「事前学習を行ったか」についてクロス集計したが、
有意差は見られなかったことから、参加したコースが事前学習活動に影響 を与えていないことがわかった。
②事前学習への取り組み方は、現地で行った体験活動への評価に影響を与え たのか(表15)
「事前学習を行ったか」と「現地での体験活動の評価」をクロス集計し たところ、有意な差はなかったが、現地での活動に満足している生徒が半 数以上を占めているものの、積極的に関わったが物足りなく感じている者 も一定数おり、その割合は、事前学習を十分に行った場合に多い傾向が見 られた。
③事前学習を始めた時期は、地元の方へ質問する機会に影響を及ぼしたのか
(表16)
「準備を始めた時期」と「地元の方に質問したか」とのクロス集計の結果、
いずれの項目でも有意な差は認められなかったが、その場で考えて質問す る者の割合は、校外活動の直前になって事前学習を始めた者に多い傾向が 見受けられた。
④希望したコースではなかった場合に、事前学習が疎かになっていたのか(表 17)
「決定したコースは第何希望だったか」と「事前学習を行ったか」につ
いてクロス集計を行ったところ、有意差は見られなかったことから、希望 順位によって学習意欲が左右されることはなかったことがわかった。
2-3 考察
2019年5月に総務省が示した報道資料によると、東京都以外の道府県では子 どもの数は減っており、東京都、神奈川県、大阪府、愛知県の4都県で30.6%
を占め、大都市に集中していることがわかる。大都市に生まれた者は大都市で 生活を続ける傾向が強いことから、少子高齢化も相まって過疎化が大いに危惧 される地域を今後の日本を支える立場にある高校生が訪ねることで、日常とは 異なる生活の現状を見て感じることは大きな意味を有する。2009年3月に告示 された高等学校学習指導要領においては、特別活動の目標の中に新たに「人間 関係」という言葉が用いられた。よりよい人間関係を築くという言葉の意味は 多様に受け取ることができるが、他の地域の現状を知り、その地域で生活する 方々との交流を通して経験できる人間関係の構築もあるだろう。本校の校外活 動の位置づけをどのようにするのかは議論の必要があるが、特別活動の一環と してよりよい「人間関係」の在り方を考える活動の一つとすることは可能であ ると考える。
本報におけるアンケート結果から、参加したコースによっては、地元の方に 質問しづらいものとなっていたことが判明した(表9)。他の調査結果を踏ま えると、参加したコースが必ずしも希望通りのものではなかったり(表5)、
事前準備を怠っていたことが原因ではない(表14)。現地の方に全く質問しな かったことが有意に関連付けられたコース④は、輪島塗の体験、能登キリコ祭 りで用いられる太鼓の実演および体験と、体験活動が多いものであった。特に 太鼓の実演および体験は地元の高校生がかかわって行われた活動であったのだ が、話す機会が得られなかったという結果から、必ずしも同年代の高校生との かかわりが会話を促すわけではないことが判明した。しかし、地元の高校生が 実演して下さる話は事前に決まっていたわけではなかったため(当日、知るこ ととなった)、準備していた事態と異なったことが影響した可能性も否定でき
ない。
このことを裏付けるように、コース別に事前学習の有無を検証した結果、コー スによって学習意欲に差がみられていないこと(表14)、事前学習を十分に行っ た者は地元の方に積極的に質問した姿勢がみられていることから(表10)、現地 での活動内容として地元の方と積極的に話をしながら知識を深める活動を行う ためには、行程を決定する際に現地での活動内容を詳細に詰めておくことと、そ れを踏まえた事前学習の時間を十分に提供する必要があることがうかがえる。
2018年度2年生の校外活動においては、学校として事前学習の時間をほとん ど提供できなかった。つまり、この調査における「事前学習」とは生徒の自主 活動であり、これを6割を超える生徒がわずかであったとしても自主的に行っ たことも事実なのである(表8)。今後の校外活動をより充実したものとする ためには、事前学習を含めた準備を行うための時間を、例えば授業やHRの時 間に生徒に対して提供することは必須である。特に、事前準備を始める時期に 関しては、有意差はないが、準備を始める時期が遅くなるにつれ、その場で考 えたことを質問する割合が増える傾向にあったことから(表16)、積極的に現 地の方と交流することを目的とするのであれば、校外活動の目的を明確にして、
早めに学習活動が始められるような態勢を作る方がよいだろう。
さらに、人数としては少数ではあるが、そもそも現地で新しい知識を得よう と思っていない場合や現地での体験活動に興味がなかった場合は、単なる観光 旅行を希望していること(表11、表12)、また単なる観光旅行を希望する者は クラスを解体しない活動を希望していること(表13)も明確になった。一方で、
体験活動にほぼ満足しているが、もう少し積極的に関わればよかったと感じて いる者は、観光は1日でよいと考えていること(表12)、また、有意差はないが、
準備を行ったにもかかわらず満足できなかったと回答する生徒も一定数いるこ とも注目に値する(表15)。大半の者は、2018年度の能登方面での活動のよう に2日間が観光であることを否定してはいないが、満足のいく活動とするため に現地の特徴をより多く感じられるだけの時間を確保する意味も十分にあるこ とがうかがえる。上記の事前学習との兼ね合いとなるが、現地の魅力を事前に
どれだけ感じられるか、校外活動にどのような意味があるのかなど、本校にお ける特別活動としての校外活動の位置づけと、訪問する箇所で何を学ぶかを明 確にする必要性を強く感じる結果が得られた。
能登方面は東京近辺とはさまざまな意味で環境が大きく異なる地であり、学 ぶべき項目も多く存在する。しかし訪問できる箇所間が離れており、移動に時 間がかかることを踏まえると、限られた時間で学習できる内容には限りがある。
また2018年度の校外活動では6つのコースを提示したが、240名余りの生徒が 興味を持って活動することが見込まれる訪問地を等しく提供することは難し く、興味を示しづらい訪問地ばかりが組み合わさったコースがあったことも事 実である。しかし、アンケート調査結果からは、有意な差はなかったが、コー スによって事前学習を疎かにしていたり(表14)、希望したコースでなかった からといって事前学習を疎かにする結果とはなってはいなかった(表17)。こ れらのことから、どのような訪問地であったとしても、生徒は目的をもって行 動することができることが示されたと考えることができ、本校の校外活動を特 別活動の一つとして積極的に取り入れるならば、より綿密に事前学習や事後学 習を含めた計画を練ることが求められる。
文部科学省が平成21年3月に告示した高等学校学習指導要領の特別活動で は、全体の目標だけではなく、内容ごとの目標が示された。平成30年3月に告 示された高等学校学習指導要領においてもこの姿勢は継承されているが、新た に「内容の取扱い」について言及されている。学校行事に関する記述を見ると、
体験活動を充実させるとともに、体験活動を通して気づいたことなどを振り返 る事後活動を充実することが求められている。本報では事後活動に関する記述 は含まれないが、2018年度2年生の校外活動後に学年全体で事後報告としてポ スターセッションを開催したことは大きな意味を持つと考えている。また、こ こではアンケート調査のうち質的データのみを扱ったが、今後、アンケート内 の自由記述にあった生徒個々人の声やポスターセッションにかかわった生徒の 意見にも目を向けてさらなる解析を進め、本校の校外活動としてどのような活 動が望ましいのかについて検証を行っていく予定である。
3.引用文献
1 山口満・安井一郎、『改訂新版 特別活動と人間形成』、学文社、2010年、
p219
2 赤坂雅裕・佐藤光友、『やさしく学ぶ特別活動』、ミネルヴァ書房、
2018、p54
4.参考文献
・赤坂雅裕・佐藤光友、『やさしく学ぶ特別活動』、ミネルヴァ書房、2018年
・山口満・安井一郎、『改訂新版 特別活動と人間形成』、学文社、2010年
・文部科学省、『高等学校学習指導要領』、2009年
・文部科学省、『高等学校学習指導要領』、2018年
・山口満、『高等学校 新学習指導要領の展開 特別活動編』、明治図書、
2009年
・総務省、『統計トピックスNo.120 我が国のこどもの数』
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/pdf/topics120.pdf
(2019年10月29日閲覧)
表1 2018年度2年生校外活動スケジュール 活動内容(概要)
2016年 12月 第1回組主任会 2017年 1月 第2回組主任会
5月中旬 2017年度1年生校外活動
6月下旬 校外活動委員選出(12クラス共通)
7月
能登方面 のみの活動
校外活動委員招集
8月上旬 2日目の行程および活動内容の検討
8月末 下見
9月中旬 2日目の行程を決定(6コース)
10月中旬 2日目の行程を生徒へプレゼンテーション
10月下旬 決定した2日目のコースを生徒へ通知
コース内でグループを形成、グループリーダー選出
11月上旬 コースごとに集まって顔合わせ、課題の提示
12月末 能登が抱える課題を各自調査し、報告
2018年 1月 グループリーダー招集、現地での質問事項を調整
2月 金沢市内自由活動時のグループ形成
5月中旬 2018年度2年生校外活動 5月下旬 能登方面
のみの活動
活動に関するアンケート調査実施
6月中旬 2018年度1年生へ向けた報告会の実施
6月下旬 事後報告用ポスター作成者の決定(12クラス共通)
7月 ポスター作成者招集 9月末~ ポスター完成後、順次展示
11月 学芸発表会にてポスター展示およびポスターセッション ポスター作成者に対してアンケート調査実施
~1月 ポスター展示
表2.2018年度2年次校外活動として考えた活動案
1日目 日中 クラスまたは宿舎別活動
夜(宿舎) クラス別にプレゼンテーション(例:2日目の活動予定について)
2日目 日中 クラスを解体した活動
夜(宿舎) クラス別にプレゼンテーション(例:本日の活動報告)
3日目 日中 クラスまたは宿舎別活動
表3 各行程の内容
コース① 北前船がもたらしたもの
福浦港見学→北前船資料館見学→道の駅すず塩田村(1時間体験)
コース② 能登の旅~海の幸(FruitsoftheSea)を添えて~
輪島朝市見学→道の駅すず塩田村(2時間体験)
コース③ 輪島朝市と漆塗り体験
輪島朝市見学→輪島塗会館見学→輪島工房長屋(沈金体験)
コース④ 輪島塗りとキリコ体験
輪島塗会館見学→輪島工房長屋(沈金体験)→輪島キリコ会館(太鼓体験)
コース⑤ 能登からのSOS
のと鉄道で穴水駅へ→真脇遺跡→能登島(ドラゴンボート体験)
コース⑥ 塩と海洋深層水
能登海洋深層水施設見学→道の駅すず塩田村(1時間体験)→新海塩産業
表4 コース希望調査 -第一希望者の人数-
全体 コース① コース② コース③ コース④ コース⑤ コース⑥ 未回答
229 9 87 79 14 12 22 6
注:全体の数値は1年次の人数である。また、コースリーダーを除く人数を記した。
表5 参加したコースは何番目に希望したものだったか
全体 第1希望 第2希望 第3希望 第4希望 第5希望 第6希望
237 140 34 45 10 7 1
100.0 59.1 14.3 19.0 4.2 3.0 0.4 注:上段には実数、下段には割合を記した。
全体の数値は2年次の人数で、表4の未回答を除く223人に校外活動委員14人を 第1希望に加えた。
表6 グループリーダーは十分に活動したのか
Q.4グループリーダーとして活動したか
合計 十分に活動
した
役割を果た さなかった
リーダー以上 に活躍した
活動はしな かった
全体 234 50 20 18 146
100.0 21.4 8.5 7.7 62.4 グループ
リーダー だった
はい 72 46 16 0 10
100.0 63.9** 22.2** 0.0** 13.9**
いいえ 162 4 4 18 136
100.0 2.5** 2.5** 11.1** 84.0**
注:上段には実数、下段には割合を記した。(*:p<0.05、**:p<0.01)
表7 グループリーダーは地元の方に質問することができたのか Q.10現地で地元の方に質問したか
合計 事前に準備
したものと それ以外に も 質 問 を 行った
事前に準備 した質問を 行った
その場で考 えて質問し た
全く質問し なかった。
全体 235 61 81 41 52
100.0 26.0 34.5 17.4 22.1 グループ
リーダー だった
はい 73 24 31 8 10
100.0 32.9 42.5 11.0 13.7*
いいえ 162 37 50 33 42
100.0 22.8 30.9 20.4 25.9*
注:上段には実数、下段には割合を記した。(*:p<0.05、**:p<0.01)
表8 事前学習を行ったか
全体 十分に行った いくらかは行った あまり行わなかった 全く行わなかった
236 33 126 60 17
100.0 14.0 53.4 25.4 7.2
注:上段には実数、下段には割合を記した。
表9 参加コースと、現地で質問した人数に関係はあるのか Q.10現地で地元の方に質問したか 合計 事前に準備し
たものとそれ 以外にも質問 を行った
事前に準備し た質問を行っ た
その場で考え て質問した
全く質問しな かった。
全体 235 61 81 41 52
100.0 26.0 34.5 17.4 22.1 Q.3
参加した コースは どれか
コース① 37 9 16 5 7
100.0 24.3 43.2 13.5 18.9
コース② 39 10 15 10 4
100.0 25.6 38.5 25.6 10.3*
コース③ 42 13 13 11 5
100.0 31.0 31.0 26.2 11.9
コース④ 40 9 11 3 17
100.0 22.5 27.5 7.5 42.5**
コース⑤ 37 6 18 4 9
100.0 16.2 48.6 10.8 24.3
コース⑥ 39 13 8 8 10
100.0 33.3 20.5* 20.5 25.6 注:上段には実数、下段には割合を記した。(*:p<0.05、**:p<0.01)
表10 事前学習をした者は地元の方に質問をしたのか Q.10現地で地元の方に質問したか 合計 事前に準備し
たものとそれ 以外にも質問 を行った
事前に準備し た質問を行っ た
その場で考え て質問した
全く質問しな かった。
全体 235 61 81 41 52
100.0 26.0 34.5 17.4 22.1 Q.5
事前学習 を行った か
十 分 に 行った
33 18 10 1 4
100.0 54.5** 30.3 3.0* 12.1 いくらか
は行った
126 33 57 17 19
100.0 26.2 45.2** 13.5 15.1**
あまり行わ なかった
59 9 13 19 18
100.0 15.3* 22.0* 32.2** 30.5 全く行わ
なかった
17 1 1 4 11
100.0 5.9* 5.9* 23.5 64.7**
注:上段には実数、下段には割合を記した。(*:p<0.05、**:p<0.01)
表11 新しい知識を得た者は、どのような校外活動の形態がよいと思っている のか
Q.13校外活動の形態はどれが望ましいか
合計 3日間とも
観 光 地 を 巡る
2日間は観 光 地 を 巡 り、1日は 訪 問 先 で 学 習 活 動 を行う
1日は観光 地 を 巡り、
2日間は訪 問先で学習 活動を行う
3日間とも 訪 問 先 で 学 習 活 動 を行う
全体 235 82 109 33 11
100.0 34.9 46.4 14.0 4.7 Q.12
現地で新し い知識を得 ることがで きたか
現地の人の 話から発見 があった
161 51 78 24 8
100.0 31.7 48.4 14.9 5.0 調 べ 学 習
で 発 見 が あった
41 12 22 7 0
100.0 29.3 53.7 17.1 0.0 プレゼンで
発見があっ た
23 9 10 3 1
100.0 39.1 43.5 13.0 4.3 新しい発見
は で き な かった
7 3 3 1 0
100.0 42.9 42.9 14.3 0.0 新しい発見
をしようと思 わなかった
10 8 1 0 1
100.0 80.0 10.0 0.0 10.0
その他 2 0 1 0 1
100.0 0.0 50.0 0.0 50.0 注:上段には実数、下段には割合を記した。(*:p<0.05、**:p<0.01)
表12 体験活動に満足している者は、どのような校外活動の形態がよいと思っ ているのか
Q.13校外活動の形態はどれが望ましいか
合計 3日間とも
観 光 地 を 巡る
2日間は観 光 地 を 巡 り、1日は 訪 問 先 で 学 習 活 動 を行う
1日は観光 地 を 巡り、
2日間は訪 問先で学習 活動を行う
3日間とも 訪 問 先 で 学 習 活 動 を行う
全体 235 82 109 33 11
100.0 34.9 46.4 14.0 4.7 Q.11
現地で体験 した活動を どう評価す るか
十分に体験 した の で、
大いに満足 している
65 18 35 8 4
100.0 27.7 53.8 12.3 6.2 ほぼ満足だ
が、積極的 にかかわれ ばよかった
74 18 37 16 3
100.0 24.3 50.0 21.6 4.1 積 極 的 に
関 わ っ た が、物足り なく感じた
63 27 27 7 2
100.0 42.9 42.9 11.1 3.2 積極的に関
わらなかっ たので物足 りなかった
9 3 6 0 0
100.0 33.3 66.7 0.0 0.0 最初から興
味がなかっ たので、不 満はない
20 15 3 0 2
100.0 75.0 15.0 0.0 10.0
その他 4 1 1 2 0
100.0 25.0 25.0 50.0 0.0 注:上段には実数、下段には割合を記した。(*:p<0.05、**:p<0.01)
表13 校外活動のあり方をどのように考えるか
Q.1 クラス別活動をどう思うか 合計 クラスを解体
して継続する 意義を感じた
意 義 は あ る が、クラス解 体は必要ない
クラスごとの 活動がよい
全体 230 105 91 34
100.0 45.7 39.6 14.8 Q.11
校 外 活 動 の 形 態 はど れ が望ましいか
3日間とも観光地を 巡る
80 25 34 21
100.0 31.3 42.5 26.3 2日間は観光地を巡
り、1日は訪問先で 学習活動を行う
106 56 42 8
100.0 52.8 39.6 7.5 1日は 観 光 地を 巡
り、2日間は訪問先 で学習活動を行う
32 18 11 3
100.0 56.3 34.4 9.4 3日間とも訪問先で
学習活動を行う
10 6 2 2
100.0 60.0 20.0 20.0 注:上段には実数、下段には割合を記した。(*:p<0.05、**:p<0.01)
表14 参加したコースによって事前学習の有無に差が生じたのか Q.5事前学習を行ったか
合計 十分に行っ
た
いくらかは 行った
あまり行わ なかった
全く行わな かった。
全体 236 33 126 60 17
100.0 14.0 53.4 25.4 7.2 Q.3
参 加 し た コースはど れか
コース① 37 5 20 8 4
100.0 13.5 54.1 21.6 10.8
コース② 39 4 22 9 4
100.0 10.3 56.4 23.1 10.3
コース③ 42 7 24 10 1
100.0 16.7 57.1 23.8 2.4
コース④ 40 4 23 9 4
100.0 10.0 57.5 22.5 10.0
コース⑤ 37 7 19 8 3
100.0 18.9 51.4 21.6 8.1
コース⑥ 39 6 17 16 1
100.0 15.0 42.5 40.0 2.5 注:上段には実数、下段には割合を記した。(*:p<0.05、**:p<0.01)
表15 事前学習の有無と、現地での体験活動の評価に関連はあるのか Q.11 現地で体験した活動をどう評価するか 合計 十 分 に
体 験 し たので、
大 い に 満足して いる
ほ ぼ 満 足だが、
積 極 的 に か か わ れ ば よ か っ た
積 極 的 に 関 わ っ た が、 物 足りなく 感じた
積 極 的 に 関 わ らなかっ た の で 物足りな かった
最初から 興 味 が な か っ た の で、
不 満 は ない
その他
全体 236 65 74 64 9 20 4
100.0 27.5 31.4 27.1 3.8 8.5 1.7 Q.5
事 前 学 習 の 有 無
十 分 に 行った
33 11 9 11 0 2 0
100.0 33.3 27.3 33.3 0.0 6.1 0.0 いくらか
は 行 っ た
126 31 43 36 5 9 2
100.0 24.6 34.1 28.6 4.0 7.1 1.6 あまり行
わなかっ た
60 16 20 15 4 4 1
100.0 26.7 33.3 25.0 6.7 6.7 1.7 全く行わ
なかった
17 7 2 2 0 5 1
100.0 41.2 11.8 11.8 0.0 29.4 5.9 注:上段には実数、下段には割合を記した。(*:p<0.05、**:p<0.01)
表16 事前学習を始めた時期によって、地元の方へ質問する姿勢に違いが見ら れるのか
Q.10現地で地元の方に質問したか 合計 事前に準備し
たものとそれ 以外にも質問 を行った
事前に準備 した質問を 行った
その場で考 えて質問し た
全く質問し なかった。
全体 235 61 81 41 52
100.0 26.0 34.5 17.4 22.1 Q.6
事前学習を 始めた時期
コース別説 明会後
6 4 1 0 1
100.0 66.7 16.7 0.0 16.7 2 学 期 期
末試験後
15 8 5 0 2
100.0 53.3 33.3 0.0 13.3 グループリー
ダー招集後
34 16 11 1 6
100.0 47.1 32.4 2.9 17.6 中 学 入 試
以降
5 2 3 0 0
100.0 40.0 60.0 0.0 0.0 学 年 末 試
験後
2 1 1 0 0
100.0 50.0 50.0 0.0 0.0 新 学 期 に
入った後
15 4 8 1 2
100.0 26.7 53.3 6.7 13.3
GW以降 22 3 14 4 1
100.0 13.6 63.6 18.2 4.5 校外活動直
前のHR後
21 5 8 4 4
100.0 23.8 38.1 19.0 19.0 校外活動直
前の週末
25 5 8 6 6
100.0 20.0 32.0 24.0 24.0 校外活動1
日目
2 1 1 0 0
100.0 50.0 50.0 0.0 0.0 校外活動2
日目のみ
2 1 1 0 0
100.0 50.0 50.0 0.0 0.0
その他 11 1 7 2 1
100.0 9.1 63.6 18.2 9.1 注:上段には実数、下段には割合を記した。(*:p<0.05、**:p<0.01)
全体の人数には、事前学習を行わなかった者も含まれている。
表17 コースの希望順位は、事前学習の取り組みに影響を与えたのか Q.5事前学習を行ったか
合計 十分に行っ
た
いくらかは 行った
あまり行わ なかった
全く行わな かった。
全体 236 33 126 60 17
100.0 14.0 53.4 25.4 7.2 参 加 し た
コースは第 何希望だっ たか
第1希望 139 22 77 33 7
100.0 15.8 55.4 23.7 5.0
第2希望 34 2 15 13 4
100.0 5.9 44.1 38.2 11.8
第3希望 45 8 26 8 3
100.0 17.8 57.8 17.8 6.7
第4希望 9 1 1 6 1
100.0 11.1 11.1 66.7 11.1
第5希望 7 0 6 0 1
100.0 0.0 85.7 0.0 14.3
第6希望 1 0 1 0 0
100.0 0.0 100.0 0.0 0.0 注:上段には実数、下段には割合を記した。(*:p<0.05、**:p<0.01)
【参考資料】