ケーブル間の無摩擦接触を考慮した幾何学的非線形解析
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(2) I‑004. 土木学会西部支部研究発表会 (2013.3). 解析例 2:このモデルでは接触点における接触力の符 号が反転すれば、接触を解除する処理も行っている。図 -3 のようにケーブルA、Bの両端の節点に矢印方向に1. A. A. ステップあたり 0.3(m)の強制変位を与え、15 ステップ. C. まで解析を行った。さらに、ケーブルC、Dと接触した. B. B. 後にケーブルBに鉛直上向きに1ステップあたり. D. 0.3(m)の強制変位を与え、10 ステップまで解析を行った。 【2-1】 :ケーブルAがケーブルC、Dをすり抜け、接触 が発生。無摩擦接触点を生成。 【2-2】 :引き続き強制変位 を与える。続いて、ケーブルBに強制変位を与える。 【2-3】. 図-1 強制変位前 図-3 強制変位前 【1-1】 【2-1】. ケーブルBがケーブルC、Dをすり抜け、接触が発生。 無摩擦接触点を生成。 【2-4】引き続き強制変位を与える。 続いて、ケーブルBに強制変位を与える。 【2-5】ケーブ 【2-2】. ルBとケーブルDの接触点反力の符号が反転し、接触を 解除。無摩擦接触点を消去。 【2-7】引き続き強制変位を. 【1-2】. 与える。結び目のないネット状の構造であるため、 【2-5】 のように接触をする方向で解除される接触点と解除され 【2-3】. ない接触点がある。 解析例 3:図-5 は、接触解除の設定を外した(接触力の 向きは反転しても接触が解除されない)モデルである。図. 【1-3】 【2-4】. -5 の要素両端の節点(青くマークした節点)をピン固定、 その他の節点(赤くマークした節点)を無摩擦接触点とし ている。図-5 の固定点のうち、丸印でマークした点に対. 【2-5】. して鉛直上向きの強制変位を与えた。また、その他の固 定点に対して鉛直下向きの強制変位を与えた。1ステッ. 【1-4】. プあたり 0.2(m)の強制変位を与え、16 ステップまで解 【2-6】. 析を行った。図-2 にそのときの変形の推移を示す。強制 変位に伴って、無摩擦接触点が中心によっていく様子が 得られた。 4.まとめ. 図-2 変形の推移. 双曲線近似の剛性を用いることにより、ケ. 図-4 変形の推移. 【3-2】. ーブルの特徴である非抗圧縮性を考慮した アルゴリズムの開発を行うことが出来た。 無摩多節点接触要素を用いることで、ケー ブル間の無摩擦接触のシミュレーションを 精度よく行うことが出来たといえる。. 図-5 強制変位前 【3-1】. 【3-3】. 参考文献 後藤茂夫:柔ケーブル材の接線剛性方程式に いて,土木学会論文報告集,No.270,1978. 図-6 変形の推移. ‑8‑.
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