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放 射 線 照 射 時 に 発 生 す る 溶 血 性 物 質 に 就 い て

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Academic year: 2022

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(1)616.. 155.. 17:. 616‑001.. 26/27. 放 射 線 照 射 時 に 発 生 す る溶 血 性 物 質 に就 い て 第. 二. 編. 溶 血 性 物 質 の 定 性 的 研 究 並 び に 生 物 作 用 に就 い て 岡山大学 医学部放射線医学教室(主 任:武 田俊光教授) 専攻生. 赤. 木. 瑩. 〔昭和35年7月11日. 子. 受稿〕. し溶 液 を 溜 置 し,更 に残 渣 を 「エー テ ル」 に溶 解 し, 緒. 論. これ に更 に 「ア セ トン」 を 加 え沈 澱物 を採 り急 速 に. 放射 線貧 血 は 「レ」 線 の仕 事 に従事 す る者 に と つ て も宿命 的 な存 在 と考 え られて い た が,余 り世 人の 関心 を惹 起 す る こと な く看 過 され て い たが,第 二次. 乾 燥 し,こ れ を 用 に臨 み 使 用す る事 に した. 2)試. 料作 製. 溶 血試 験 用 には上 記 の 物質 を 滅 菌 生 理 的 食 塩 水. 大戦 以来 核兵 器 の 発 明及 び 原子 核 エ ネル ギ ーの平 和. に溶 解 す.溶 解 の 方法 と して は3,000r,. 的利 用 に伴 い漸 くに して放 射 線 血 液 障 害 は世 人 の 関. 1,000r,. 心 を惹起 し,こ れ が原 因 に関 す る研 究 も多 く行 な わ. を抽 出用材 料 に使 用 し,最 終 抽 出物質 量 の如 何 に拘. れ て来 た.然 し未 だ放 射 線 生物 作 用 機 転 の本 態 に 関. わ らず凡 て の群 を40ccの. す る研究 は少 な く,唯 だLea1),. す る事 に した(こ れ は本 実験 に於 て は放 射線 照 射 に. Banon2)等. の酸化. 500rと. 2,000r,. 非 照 射 群 の 各家 兎 肝 乾燥 末10g. 滅 菌 生 理 的食 塩 水 に溶 解. 説 が見 られ るが,こ れ の み に て は その 血 液障 害 の 本. よ る生 物 的効 果 の 実験 な るた め同 一 重量 の家 兎 肝 に. 態 の解 明は 困難 で あ る.一 方放 射 線 血 液障 害 を 生 化. 照 射 し,そ こ に産 生 され た溶 血 性 物質 と非 照 射 の家. 学 的方面 の 実験 よ り追 及 す るに障 害 が 発 生 して くる. 兎 肝 との 間 に差 が存 在 す る もの と推 定 した ため で あ. と血 清鉄 の増 加,網 内系 組 織へ の 「ヘ モ ヂ デ リン」. る).. の沈着が 起 る こと,或 は血 球 の抵 抗 性 の低 下 等 放射. 上 記 の 如 き溶解 液を 原 液 と して3,000r,. 線 血液障 害 は溶 血 性 貧血 た る事 を推 定 させ る.又 放. 1,000r,. 500rと. 射 線照射 時 に溶 血 性燐 脂 質 の 発 生 す る事 を既 に教室. れ を使 用 した.. の 山本 は報告 して い るが,私 は第 一 編 で斯 る物 質 の. 3)溶. 各 組織 に与 え る影 響 に つい て報 告 し,本 編 に於 て は. 溶 血試 験 は 法 の如 く1%血. 斯 る抽 出物 質の 本 態 に つ き 「ペ ーパ ー ク ロマ トグ ラ. 2,000r,. 非 照射 群 の各 群 につ い て作製 し こ. 血試 験 球浮 游滅 菌 生理 的 食塩. 水 を作 製 し,こ れ を各 溶血 試 験 管 に1cc宛 分 注 し こ. フ」 に よ り追 及 す ると共 に各線 量 を 照射 せ る家 兎 よ. れ に各 群 の10, 100, 200, 400, 800, 1,000, 2,000,. りの抽 出該物 質 の 溶血 度,バ. 4,000,. フ ンウ ニの 卵割 に及 ほ. す影 響 につ き調 査 し之 を 報 告せ ん とす る もので あ る.. 8,000, 10,000, 20,000倍 の稀 釈 液1co宛 を. 注 入 し,後 よ く混 合 しこれ を38℃. 孵 卵 器 の 中 に2. 時 間入 れ 時 々振 盪 し,そ れ を取 り 出 しハ ン ドスペ ク 実 1)抽. 験. 方. ター にて 溶血 の 有 無 を調 べ た. 4)馬. 出法. 健 康家兎 にそれ ぞ れ3,000r, 500rを. 法. 2,000r,. 糞 ウニ の 卵割 に及 ぼす 影 響 に つい て. 1,000r,. 馬 糞 ウニ の卵 及 び受 精 卵 に与 え る影 響 を観 察 す る. 照 射 し そ れ等 各 照 射 群 と非 照射 群の5群. た め に次 の よ うな 方法 で 実 験 を実 施 した.材 料 には. に分 ち照射 群 は各 線 量 照射 後24時 間 目に 出血 死 せ し. 岡 山県 邑久 郡虫 明海岸 で採取 した 「 バ フ ンウニ」 を. め,そ の肝 臓 を 「ホモ ゲ ナ イザ ー 」 で 細 砕 し急 速 に. 使 用 した.次 い で 卵細 胞 に与 え る本物 質 の 作 用を 観. 80℃. 察 す る ため に未 受 精卵 を0.01〜0.02%の. 乾熱 滅 菌 器 中 に入 れ て乾 燥 し,こ れ を更 に細. 砕 し,乾 燥 末10gを10倍. 量の 「純 エ タノー ル」 中. 本 物質 で30. 分 間 処 理 し(処 理後 は 正常 海 水 にて2回 洗 滌 した). に入 れて よ く振 盪 し, 1週 間 後 に 該液 を 濾 過 し,該. 正 常 精 子 の助 精 に よ る受 精膜 形 成率 を 助 精後3分 に. 濾 液を更 に溜 去 し,残 渣 を 「石 油 エ ー テル 」で 溶 解. て 「ブ ア ン」氏 液で 固 定 し観 察 した.卵 割 率 は助 精 後.

(2) 1562. 赤. 木. 100分 に て 「ブ ア ン 」 氏 液 に て 固 定 し観 察 し た ,次 い で 受 精 卵 の 受 精 直 後 か ら 第1回. %の. 20分,. 40分,. 本 物 質 で10分. て2回. 80分,. 90分,. 間 宛 処 理 し(処. 洗 滌 した)次. 100分. に0.06. 理 後 は正 常 海 水 に. い で 受 精 後100分. 氏 液 で 固 定 し観 察 し た.次. 後 に 「ブ ア ン」. い で観 察 測 定 は500個. の. 細 胞 に つ い て 行 い 測 定 値 は 百 分 率 で 示 し に た. 5)家. 兎 肝,脾,骨. 髄 細 胞 の呼 吸 酵 素系 に与 え. る影 響 に つい て こ の 実 験 の た め に 前 記 各 線 量 照 射 家 兎 肝 よ り抽 出 し た 本 物 質 の 溶 解 液 の2倍, 稀 釈 の 各 液 で10mg/ccの 用 直 後1,. 3時. 10倍,. 100倍,. 1,000倍. 各 臓 器 に 作 用せ しめ作. 間 処 理 し た 時 に 示 す コ ハ ク酸 脱 水 素. 酵 素 の 活 性 に 与 え る 影 響 を 観 察 す る 事 に した.又 ハ ク 酸 脱 水 素 酵 素 活 性 の 測 定 は 小 田15)等. コ. によ り示. され た 方 法 に 従 つ た. 6)ペ. ー パ ー ク ロ マ 卜 グ ラ フ ィー に よ る試 料 の 定 性 に つい て. ペ ー パ ー ク ロ マ トグ ラ フ ィ ー に つ い て は 色 々の 溶 剤 で 展 開 さ れ て い る がHuennkeno は ブ タ ノ ー ル:水(8:1),エ n‑プ. & Aanahan3)等 タ ノ ー ル:水(8:1),. ロ パ ノ ー ル:水(8:1),. 醋 酸:水(8:1:1)で Marinetti. n‑プ. 行 な いR.. 等 は 2‑Pentanone. acetic. 3‑Metfiyl‑2‑butaaone‑acetic. ロ パ ノ ー ル: Witter. G. V4). acid(30:2),. acid(30:3),. Methyl‑2‑Pentaaone‑acetic. 4‑. acid(30:2),. Dimethyl‑4‑hepta/ane‑acetic つ て い る が,私. F.. 2, 6‑. acid(30:7)等. は 入 手 容 易 な エ タ ノ ー ル:水. で行 で行 つ. た. 実 1.溶. 験. 結. 果. 血試 験 の 結 果. 法 の 如 く行 な つ た 溶 血 試 験 の 結 果 は 第1表 で あ り,大. 体. の如 く. 「レ」 線 量 に 比 例 し て い る 如 き 成 績 が. 得 ら れ た. 2.馬. 糞 ウ ニ卵 に与 え る影 響 に つい て. 卵 細 胞 に 与 え る本 物 質 の 作 用 に つ い て 見 る に 本 物 質 に て30分 間 処 理 し た 卵(正. 常 精 子 の 助 精 に よ る). は 受 精 膜 形 成 率 に 全 く変 化 を 受 け ず 無 処 理 群 と 差 を 認 め な い が 卵 割 率 は,そ. の 濃 度 の 上 昇 と平 行 して 低. 下 す る. 卵 割 率 の 低 下 は 卵 割 の 阻 害 で は な く130分 殆 ん ど 総 て の 処 理 群 で 卵 割 率 が98%に. 後には. 近 い 値 を 示 す.. こ の 事 は 卵 割 遅 延 を 来 し た 事 の 結 果 と 考 え る.. 子. 第1表. 卵割 ま で の各 時 期. に 於 け る 本物 質 に対 す る感受 性 を観 察 す るため に受 精 後6分,. 瑩. 溶 血 試 験 結 果.

(3) 放射線照射時 に発生す る溶血性物質 に就いて. 1563. 受 精 前 に30分 間 種 々 濃 度 の リ ゾ レ シ チ ン(0.002 〜0.01%)を 卵 に 作 用 せ し め 後 正 常Spemに て助精 し3分. 後(F.. M. F.. た 物 及 び100分. 3mm)受. 後 に2分. 精 膜 形 成 卵 の%を. 割 し た 卵 の%に. 求め. て 示 した物. 受精 卵 の各 時 期 に於 け る本 物 質 に対 す る感 受 性 の 成績 に つい て見 るに受 精直 後 に僅 か の感 受 性 を 示 し Metophaseか. ら後 のAnaphase. 最 も高 い感受 性 を示 す.然 示 すTelaphaeeに. Telophaseに. 於て. しそ の最 も高 い 感受 性 を. 於 て も僅 か に30%程 度 の卵 割 低. 下に過 ぎな い. ペ ーパ ー ク ロマ トグ ラ フ ィー の結 果 に つ い て み る. に,こ. れ に つ い て は 白 米 よ り抽 出 し たLysolecithin. も 同 様 に ペ ー パ ー ク ロ マ 卜グ ラ フ ィー で 展 開 す る と. 正常 卵及 び精 子 を 受精 せ しめ種 々 の時 間 で0.05% の リゾ レシチ ンを10分 間 作 用 せ しめ110分 後 に卵 割 した細 胞数 を%に て示 した物. Huennkenos 示 した.他. & Hanahanの. 如 くRf. 0.89近. くの 値 を. の 「レ」線 照 射 後 抽 出 せ る も の も 同 一 の 濾. 紙 で 展 開 す る と 同 一 のRfを. 示 す 事 よ りLyaoleci‑.

(4) 1564. 赤. 木. thinを 主 と して 含 有 す る事 が 明 らかで あ る.. 瑩. 子. に 溶血 が 起 る と し,線 量 が 大 な る につれ て溶血現象 は 早 く,か つ高 度 に起 る.又 各 線 量 に於て2倍 から. 総 括. 的 考 察. 100倍 稀 釈 の 間 で 明 らか に濃 度 効 果 が認 め られ100倍. 造 血 臓 器 が直 接 照 射 され な くて も放 射 線 貧 血 は発. 稀 釈 赤 血 球 生食 塩 浮 游 液 中 の酸 素 を除 去 した場合に. 生す る.こ の 事 に 関 し教室 の 山本 は幾 多 の 実 験 を行. は 溶血 現 象 は起 り難 い. in vitroに 於 け る 「レ」線. な つ て お り,山 本6)はin. 溶 血 現 象 は 間接 作 用 に よ り起 る もの と推 定 している.. vitroの 実験 に於 て血 球. 浮 游 液 を作 り これ に 「レ」線 を照 射 し他 の 健 康家 兎. 然 しこの 場 合の 照 射 量 は余 りに も大 量 に して実際の. に 注射 す る と血球 の減 少 す る事 を 明 らか に し,こ れ. 治療 の 場 合 と少 し趣 を異 に して 我 々の考 えてい る点. よ り 「レ」 線 照射 を受 け た 血球 浮 游 液 中 に何 等 かの. と は異 な る如 く考 え る.. 催 貧 血 性及 び 白血球 減少 性 物 質 の産 生 を考 えた,こ. 「リゾ レ シチ ン」 の 生 理 作 用 に つい て見 るに岩. れ と同 様 な事 は小 田 切,松 田5)が 報 告 して い る.そ. 田10)に よ る と0.02〜0.19の. こで 山本6)は これ の産 生 は血 球 膜 に存 す るか 血球 内. 鳩 に筋 肉内注 射 す る とその 局 部 は浮 腫を生 じ後に激. 結 晶を水 に溶解 して. 容 に 出来 る かを追 及す るた め に 「レ」線 照 射 後1時. しい糜爛 を生 ず.又 注射 後3〜4時. 間37℃. の孵 卵 器 内 に保 存 した後 に 蒸 溜水 によ り溶. 下 痢 を起 し続 い て 緑 色 の糞 を 排泄 す る.こ の緑色の. 血 せ しめ,そ の 上 清 と沈 澱 物 とに分 けた る もの を各. 糞 は遊 離 脂肪 酸 を 注射 した 時 に現 われ る現 象である. 々健 康 家兎 に注 射せ るに上 清 の部 分 に か な り顕著 な. が,溶 血 作 用 によ つ て血 球 が盛 ん に破 壊 され るため. 間 に して激 しい. る作 用 が認 め られ る点 よ り 「レ」 線 照射 を受 け た動. の結 果 と推 定 して い る. 0.1gを. 物 の 血 球 内 には か な りな 有 毒 物質 が 産生 され ると 同. る時 は注 射 局 所 に浮 腫 を生 じ3〜12時 間 にて大部分. 二 十 日鼠 に注射す. 時 に 貧血 発 生 経 過 か ら考 え て か な りの細 胞 破 壊性 に. は斃 死す る. 1/1㎜ の濃 度 に稀 釈 した水 溶液 中に金. 働 ら く物質 で あ る事 を推 定 して お り,そ の他 山本6). 魚 を 放 て ば 「サ ポ ニ ン」 類 に特 有 の現象 即 ち全身よ. は 更 に 生体 内 に発 生 し得 る溶血 性 物 質 と して 不飽 和. り 白色の 粘 液 を分 泌 しつ つ半 時 間 か1時 間位の間に. 脂肪 酸 及 び 「リゾ レ シチ ン」 が あ り,こ れ 等 に つい. 斃 死 す る.又 体 重1,500gの. て も追 及 しこれ等 の 内の 「レゾ レシチ ン」 につ いて. 液)を 注 射 す る と6〜7時. 非 照 射 と3,000r照. とい い,又 体 重323gの. 射 群 に 分 ち追 及 して い るが,. 各臓 器 につ い て溶 血 度 を 肝,脾,骨. 髄,血 液 の各 々. 家 兎 に1cc(9.5%溶 間軽 度 の嗜眠 状態が続 く. 鳩 に1cc(3%溶. 液)を 経. 口的 に与 え た処 が 最 初 の 便 に血 液 を混 じ後に緑便に. よ りの抽 出物 につ き調 べ て お り,肝 臓 に強 い事 を 認. 変 る.下 痢 は起 さず 翌 日の 体 重291gと. め て い る.然 して 私 は 本 実験 に於 て 「レ」線 量 との. 口的 に も幾 許 か の害 を示 す とい う.. な り,経. 関 係 につ い て 追及 し別 表 の如 き結 果 を得 た が,こ れ. 先ず 卵 細 胞 に対 す る影 響 につ いて観 察 された結果. よ り見 る と線量 に よ る溶血 値 の相違 が存 在 す る事 を. は受 精 膜 形成 率 に変 化 を与 え な い事 は 「レ」線照射. 知っ た.即 ち線 量 によ り漸 次 溶血 値 の 高 くな る事 を. 時 に発 生 す る不 飽 和 脂肪 酸 と比 較 してそれ が受精膜. 知つ た.な. 形成 を遅 延 せ しめ る事11)と 対 比 して興味 ある事実. お これ に 関連 す る実 験 と し山本,本 倉7). 等 の 実 験 よ りこの 分 画 の物 質 は骨 髄 組 織 培 養 に於 て. で あ るが,こ れ に反 して 卵割 に与 え る影響は大 き く. 強 く血 球産 生 を阻 害 して い る事 を 報 告 して い る.又. 濃 度の 上昇 に比 例 して その 卵割 率 は著 し く阻害 され. B. Lindemann8)は. 照 射 赤 血球 の 電 子 顕微 鏡 的観 察. る.然 し これ 等 の 阻 害は 時 間 的経 過 につれて その卵. よ り して赤 血 球 の滲 透 圧 に よ る溶 血 は,血 球 膜 の変. 割 率 は 上昇 し,あ くまで 遅 延効 果 に外 な らず,不 飽. 性 に よ り膜 の 透 過性 が 変 るた め と 考 え て お り,又. 和 脂 肪 酸 で示 され た 結 果11)と 一 致す る.こ れ に対. 「レ」線 に よ る溶血 過 程 は3つ の 要 因 に よ る もの で. し感 受 性 テ ス トに於 ては 分 裂 中期 よ り後の後 賜 末. あ り,そ の1つ は溶 血 と細 胞膜 との 間 の反 応 速 度 に. 期 に於 て感 受 性 が 高 くこれ 等 の現 象 に対 して は目下. よ る もの で あ り,第2は. 追 及 して い るが, Haliaw. もの で あ り,第3は. 塩 類 の 透 過 性 の速 さに よ る. 細 胞 内容 物 の血 球 浮 游 液 中へ の. formation に何等 かの作. 用 を 与 え る もの と考 え る.こ の 事実 はWilber12)等. 融 出す る速 さに よ り起 ると し て い る と し,そ の 他. によ り 「レ」 線 照 射 ウニ卵 の 抽 出液 がHallow. Piasmaが. mationを. 存 在す る時 は赤 血 球 膜 の 「レ」 線照 射 に. よ る変 性 に よ り起 る溶血 は 間 接 的 な影 響 と考 え る と い っ て い る.又 湊9)は 人間 の 赤塩 球 生 食塩 浮 游 液に つ い て1×104r〜5×105r照. 射 の 場 合 に或 る時 間 後. for. 逆 戻 り させ る事 が 述 べ られて いるが その. 要 因 とな る もの か も しれ な い. 次 に呼 吸 酵 素 活性 に及 ぼ す影 響 に関す る実験結果 で は 「レ」 線 非照 射 対 照 群 と照 射 群 の間 に照射量の.

(5) 放射線照射時 に発生 する溶血性物質 に就いて. 1565. 増加 によつ て呼 吸酵 素 活性 阻 害 の 度合 が 低 下す る 傾. か も しれ な い が,主 た る もの は 放射 線 照 射 に よ り起. 向を示 すが,必 ず しも一定 の関 係 を 示 さ な い.唯 だ. る生化 学 的 変 化 に よ り溶 血 毒 が発 生 す る もの と考 え. 程 度の増加 によ り何 れの 実 験群 に於 て も呼 吸 酵 素 活. る.. 性 の低 下 が 示 され るの はMitochondriaに. 2.放. 局在す る. 射 線 照 射 に よ り生体 内 に起 る生 化学 的変 化. 酵 素が その二 重膜 構 造 を維 持 して い る間 の み電 子 伝. よ り生 ず る燐 脂 質 中 の強 力 な る溶 血 性 物質 はLyso. 達が行 なわ れ る 事13)と,そ. lecithinと 考 え る.. 重膜構造 がLipoproteinの. のMitochondriaの. 二. 3.照. 一 定配 列 によ り成 立 して. は造 血 臓 器 に形 態 的 な変 化 を起 さ しめ る もの で あ る.. い る事14)か らそれ 等 の 構 造 が 「リゾ レ シチ ン」 分. 4.斯. 画の如 き脂質 に溶解 す る作 用の あ る物 質 で,二 重膜. 5.上. て呼 吸酵 素 活性 の 阻害 結 果 と して 現 われ る もの と考. の 分 画 に 出現 す る他 の. Lipoproteinも 関 係 して い るもの と考 え られ る. 稿 を 終 るに 当 り恩 師 武 田俊 光 教授,癌 研 山本 教授,. 以 上の事 か ら私 は次 の如 く考 え る. 結. 内海 助 教授 の 御 指導 御 鞭 撻を 頂 い た事 に 対 し深 甚 の 論. 謝 意 を表 し ます.. 射 線貧 血 は物 理 的 現 象 に よ り一 部分 は 起 る. 文 1). Lea,. D.. Cells 2) 3). E.:. Action. of. Radiation. Barron,. S. G:. J.. Gen.. Hueunkena, 206,. R. F.. D.. phyeiol. J.. Witter,. G, V. and. 田:未. Marinetti,:. 9). 1949. J.. Biol.. Archives. Biophysic,. 小 田 切,松. 6). 山 本:細. 胞 化 学 シ ン ポ ジ ウ ム,. 7). 山 本,本. 倉:. No.. 32,. Hanahan,:. 5). B.. Riintgenstrahl.. 443.. Biochemistry. 8). Living. sd.. E.. F. M.. ta,. on. 献. (1947).. Chem. 4). Vol.. 68,. of No.. Vol.. Medicinae. 9.. Okayama.. auf. d.. 写 真1.. L,白 試+L, 試,実. 化 学 研 究 所 彙 報,第9輯.. 妹 尾,山. 本,内. 12). Wilber,. K.. l3). Green,. 14). Green,. 海 外:岡. Vol.. 山 医 学 会 雑 誌,投. M.:. Exptl.. Cell.. Res. D.. E..生. 化 学,. D.. E..細. 胞 化 学 シ ン ポ ジ ウ ム,. 29,. 65,. 小 田 琢 三.細. 胞 化 学. シ. 稿 中.. 13,. 903,. 1957.. ン ポ ジ ウ ム,. 8,. 8,. 真. 説. 明. 米 よ り抽 出 し た リ ゾ レ シ チ ン. Lと. 実 験 的 に 発 生 せ し め た 物 質.. 験 的 に 発 生 せ し め た 試 料.. 2000r,. 145,. 157,. 1958.. 1の 溶 媒 で 展 開 し た も の で 何 れ も 同 一 のRfを. よ り抽 出 し た リ ゾ レ シ チ ン,「 レ」 線 照 射 を せ ず に 抽 出 し た 燐 脂 質 分 画,「L」 1000r,. 16.. 1958.. Qehiete. これ 等 の 物 質 を エ タ ノ ー ル:水=8 真2.米. Rontgenpraxi.. 本 医 学 校 放 射 線 学 会 雑 誌,. 岩 田:理. l5) Fortachritte. 湊:日. 11). Vol.. 1.. Lindemann:. mit. 1957.. 発 表.. Acta. Vereinigt. 75.. 10). 1.. 写. 写. 記物 質 は 「 バ フ ン ウニ」 の 卵割 に対 し遅 延. 的 な作 用 を有 す る もの で あ る.. えられ る.然 しこれは 単 に 「リゾ レ シチ ン」 の み の. 1.放. る物 質 は 呼 吸系 酵 素 コハ ク酸 脱 水素酵 素 に. は余 り影 響 を与 え て い な い如 く考 え る.. 構造 の崩壊 が もた らされ る可 能 性 が考 え られ,従 つ. 作 用とは考 え られ ず,そ. 射 に よ り生 体 内 に産 生 され たLysolecithin. 示 す.. 線(500r,. 3000r). 照 射 後 抽 出 し た 燐 脂 質 分 画 を エ タ ノ ー ル:水=8. 1の 溶 媒 に て 展 用 し た も の,何. 略 一 定 し 「レ」 線 量 に 比 例 し て ス ポ ッ トが 濃 い の が 示 さ れ て い る.. れ もRfが.

(6) 1566. 赤. Studies. on the Hemolytic Part 2.. 木. 瑩. Substance. Qualitative. 子. Produced at X-Ray Irradiation. Analysis. and Biological Action. of the Hemolytic Substance By EIKO AKAGI Departmentof RadiationMedicineOkayamaUniversityMedicalSchool (Director: Prof. ToshimitsuTakeda) The lytic. cause. toxin. of irradiation. produced. toxicity. in direct. strong. substance. lysolecithin.. is. in hematopoietic. on sea-urchin induce. any. egg brings striking. seems to lie in biological. irradiation.. in vivo shows changes. anemia. by X-Ray. This organs, about. change. It has been confirmed proportion. substance and. proved. to. in egg division.. respiratory. enzyme. since. dose of X-rays, give. it has also been clarified. a delay. in the. is. to the. phenomena that rise that. However system.. as the. to. marked. the. same. the. well as in hemo. phospholipid actual. fraction hemolytic. morphological substance. same snbstance. acting does not.

(7) 放 射 線 照射 時 に発 生 す る溶 血 性物 質 に就 い て. 赤. 木 論. 文. 附. 図. 写 真1. 写. 真2. 1567.

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