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断熱養生工 法を 用いた 2 主版 桁P R C構 造 コンクリート橋 の施工

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Academic year: 2022

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(1)V‑610. 土木学会第57回年次学術講演会(平成14年9月). 断熱養生工 法を 用いた 2 主版 桁P R C構 造 コンクリート橋 の施工 日本道路公団 中部支社. 樋口 敦見*2. 日本道路公団 中部支社 正会員. 柳野 和也*2. オリエンタル・コーアツ・日本鋼弦共同企業体. 正会員 ○鄭. 慶玉*1. オリエンタル・コーアツ・日本鋼弦共同企業体. 村岡 昌樹*1. オリエンタル・コーアツ・日本鋼弦共同企業体. 前田 正海*1. 1. は じ め に 現在,第二東名高速道路刈谷高架橋において 2 主版桁構造コンクリート橋を施工中である。本橋の主桁ウェブ 厚は他形式のPC桁と比べて数倍厚く,床版との部材厚さの比が3〜5にも及ぶ.したがって,主桁ウェブ部の 水和発熱による温度分布はマスコンクリートとしての特性を示すとともに薄い床版との温度上昇特性の違いによ る局部応力の発生が想定される.この点に着目し温度応力解析を行った。その結果、床版部の保温を行うことが この局部応力の低減に有効であるという結果が得られた。現場において、床版部の保温養生を行うために、断熱 養生工法を採用した。 本報告では、現場での断熱養生工を行った状況と実橋の温度計測結果について述べたものである。 2. 断 熱 養 生工 法 1 ) 断熱養生工法とは、橋体を断熱性の高いシートや断熱された型枠を用いてコンクリート自体の水和熱を有効に 利用して、コンクリートを促進養生する工法である。本現場では、断熱養生工法として断熱養生シート 1)を使用 した。この養生シートは断熱性の高いポリエチレン気泡シートの上下に高強度撥水性ポリエチレンシートを設け て縫製したものである。このシートは、また、高い断熱性、軽量、および防水性能がある。 3. 現場に お け る 断 熱 養 生工法の 施 工 断熱養生工法を現場で採用した。また、本 現場は高架部であるため、風通しがよく表面 の乾燥が促進される。表面が急激に乾燥する 場合、橋体表面に初期の乾燥ひび割れを誘発 する恐れがある。よって、この初期乾燥を防. 散水ホース. 止するため、保温養生と併行して常時散水養 常時散水養生概要. 生と遮光ネットも採用することにした。図― 1に常時散水養生の手法と断熱養生工法の実 施概要図を示す。写真―1には現場での作業 状況を示す。 現場では、移動支保工,移動型枠,固定支 保工によって施工を行っているが、温度応力. :断熱養生マット. の影響が最も顕著なものが固定支保工である. :普通養生マット. ため、固定支保工で本養生手法を積極的に採. :発泡スチロール(断熱材). 用するようにした。移動型枠では鋼製の型枠. 断熱養生概要. を採用しているため、鋼製型枠の床版部の底. 図―1 養生概要. 版には発泡スチロールを添付した。普通養生 キーワード 温度応力,現場計測,断熱養生 *. 1 :. 〒448‑0007 愛知県刈谷市東堺町入が原 87. *. 2 :. 〒471‑0831 愛知県豊田市司町 4 丁目 16 番地 TEL:0565‑35‑7708 FAX:0565‑35‑7792. オリエンタル・コーアツ・日本鋼弦共同企業体 TEL:0566‑26‑1255 FAX:0566‑26‑1258. ‑1219‑.

(2) V‑610. 土木学会第57回年次学術講演会(平成14年9月). 橋面状況. 床版部発泡スチロールの添付 写真―1. 作業状況. マットで橋面全体を覆い、床版部上に断熱養生シートを敷設した。主桁部は特に保温を行わない。保温養生は緊 張までの 3 日間十分に行うようにした。また、床版部温度の急激な温度低下を防ぐため、周辺外気温と等しくな るのを確認して、断熱シートを取り去るように配 慮した。. 断面図. 平面図 支承 熱電対. 4. 断 熱 養 生工 法 の効 果 現場では、打設毎に温度計測を行った。断熱養 生工法を行った場合(主に固定支保工)と行わな. ③. ①. い場合(主に移動支保工)の温度履歴の比較を行. ②. 支承. 熱電対. った。熱伝対の取り付け位置を図―2に示す。そ 図―2 熱伝対取り付け位置. の測定結果を図―3に示す。主桁の温度は当然、 同じ温度履歴を示すが、床版部分の温度は明らかに異なっている。. 10 0 90. 保温効果により床版部の温度も、断熱養生を行うことのなかった径. る。断熱養生を行うことのなかった径間では主桁の温度下降勾配よ. 温. まで上昇した。特筆すべきは、最高温度後の床版部の温度履歴であ. 度 (℃ ). 80. 間では最高温度は 65℃であったが、断熱養生を施した径間では 73℃. りも急な温度勾配で下降するのに対して、断熱養生を施した径間で. 70 60 50 40 30 20. は主桁とほぼ同じ温度下降勾配でなだらかに低下するのが確認でき. 10. た。. 0. 0. :. 張出 し 床版 部. ③. :. 中央 床 版部. ①. :. 主桁 部. ②. 10. 20. 30. 40. 時. 5. 考 察. 50. 60. 70 75. 間 ( hr ). 断熱養生無し. 断熱養生は確実に保温効果もあり、急な温度低下も防ぐことがで きることが結果として得られた。また、必要部位での局部的な保温. 10 0 90. にも有効であると判断できる。橋体温度計測結果からさらに冬期の. 易であり、また、地球温暖化の原因である二酸化炭素の放出も伴わ ない。現在も、温度計測は引き続き行っている。発表当日は、現場 温度計測結果と温度応力解析から得られる温度履歴の比較検討結果. 70 60 50 40 30 20. :. 張出 し 床版 部. ③. 10. : :. 中央 床 版部 主桁 部. ① ②. 0. を発表する予定である。. 0. 10. 20. 30. 時. 参考文献 1)呉承寧:地球にやさしいコンクリートの断熱養生工法、ORIKEN 技法. 温. 法は、従来の保温養生として採用していた方法と比較して非常に簡. 度 (℃ ). 80. 寒中コンクリート対策としてもこの断熱養生を採用した。本断熱工. 40. 50. 間 ( hr ). 断熱養生有り 図―3 養生別温度履歴. 第 13 号,2001. ‑1220‑. 60. 70 75.

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参照

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