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凝集素抗体動員素の産生とその作用(Ⅰ)

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(1)

(平目i曙町薩(鉾¥召皐言 ぎ葦 菱套 ≡}:8 言)

凝集素抗体動員素の産生ごその作用(1)

大阪学芸大学衛生学研究室(指導 榊原栄一) 松 マツ 山 ヤマ 和 カズ

(受付昭和33年8月6日)

著者らの研究室においては凝集素や沈降素抗体 の血流中移行に神経性調節1,の存在することと, これが作用を通して肝臓より一一種のホルモン様物 質2♪5)が産生きれ,血流巾に出現して抗体の急増 作用を司ることを立証している。すなわち前者は 侵入抗原の刺戟を頸動脈毬5・)が感受し,その刺戟 興奮は上行性線維を経て間1脳の自律神経中枢のb 交感帯(交感神経中枢4) 5))に伝達興奮を起す。そ の結果肝臓より凝集素急増物質の動員素が産生せ られ,抗体を血流中に動員急増するものである。 一方著者らは正一アスコルビン酸,塩化第一鉄, システインなどのような所謂生体内還元系に属す る物質によってあたかも動員素のような凝集素抗 体の急増作用を認めた6) 7〕。このことは産生され ている抗体の血流中移行に極めて複:雑な関係の存 在することが想定できるのである。そこで著者は まつ動員素の特性探究の手掛りをうる一門段とし て一抗原の感作により生じた動員素は他の異種抗 原を用いて免疫した動物の獲得抗俗を動員する性 質があるか:否か,すなわちその非特異性の存在を 明かにせんと試みた。今一つは動員素は正常ウサ ギにおいては抗原侵入後2∼3時間目血清に最も 多量に含有されていることが朗かであり,頸動脈 毬捌出ウサギではその時令に動員素の産生が確認 せられないところがら,頸動脈毬捌出ウサギにお いては,もしか遅発するものではないかという点 に疑問を抱いて実験した結果,前者では異種抗原 による動員素の産生と抗体の動員性における交叉 性を,後者では数時間の遅発現i象を認めることが できたのでここに発表する。 (1)ジフテリア毒素の製法 尾崎氏の改良P.LO培地8)を用い,これに型のご

とく,Corynebacterium diphtheriae P. W. No, 8

Toront Harvard株を接種,34nu35。Cで7臼問静置 培養しジフテリア菌純培養であることを確認した後, その濾液を粗毒素液とした。さらにこれをJacobs氏 の方法に応用して可及的精製純化した。このジフテリ ア毒素(以下D毒素と略称)はしf ・・57n一’78/ml, Kf= 8t, Mエエ).=2×10’4ml,体重20±1. OgのNA2♂マ ウスに対するLD50コ1.8×1⑪一’imlであった。 2509のモルモットに対してはM.L.D.=・3×10弓皿1 本実験には3009前後のモルモットに対し1×10”3ml を用いて後脚静脈に注干した。 (2)赤痢外毒素の製法 志賀1型菌より村田氏の方法10)でNeuroloxinを抽 出して用いた。この毒素のウサギに対する致死量は ・…一3ml/・・であっ・・ので・の一 P一一量・一回の酬 量として用いた。 〔8)破傷風毒素 ブイヨン培養濾液を細谷,窟田図法1りにより可及的 精製して用いた。マウスに対するM.L. D.は0.5× 10−3ml/kgであった。本実験においては0.2x10−L’m l を2∼2.5kgのウサギの一一回量として用いた。

案 験 成績

1.正常モルモットのD毒素侵襲による凝集素 動員物質の血中出現 (ユ)D毒素1×10−3ml/0.5nnlとし,そのO. 5mI を300g前後の正常モルモットの左後脚静脈内に 注射し,1,2,3,5,6時間毎に採血し,血溝を分離 非動化した後,この血清を1m1/kgの割合に腸チ フスワクチン(以下T.Vと略称)免疫を施した ウサギの耳静脈に注射して,ユ5,30,60,ユ20分

毎に採血し,T.Vに対する凝集反応を実施し

Kazuko MATSUYAMA. (Hygienic Laboratory of the Osaka University of the Liberal Arts and

Education):On the production of “promoting factor” of agglutinin antibody and its action. (1)

(2)

.表 1 ジフテyア毒素を応用した場合

\響

ヘへ

血清※ 検査時聞 第1回感作モ7レモツ油藩 の作用

T.V免疫ウサギ

嘱引・513・’圃・憂・i. 舞牙面感作モル宅ツb五浩 の作用

T.V免疫ウサギ

前1・5r」・・r6・’・2・ 第2’ 感作モルモット血清 の作用 T.V.免疫頸動脈毬別出ウ サギ E’ii’Ppm,130,[ior’Titll16201 前 1

/ttt..一,一nv,2go.}li,211i[illllelli2Sli200pm,200r5,E520i[/IEIilii60el[1,iiliio.517pt,oosrv,600iLitg,ggoo[aj/lilil,Iliiillil 32一,ei51,266001 ]”?.2’Ltol/一g?,fitL

画132・・}32・・i 64G・164・・i・6・・1・6・6132・・132・・1 32・・

2 3 5

132・・1 64・・64・・64・・:256・・1・6・・; 32・・脚「・28・・ト28・・i 32・2164・・164・・i ・・2S・・i 64・・

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前’L”’「g−32・・1 32・・;32・・1 32・・: 32・・1画・6・・{・唇・⑪圃緬 1 脚[32・・1 64・・1 64・・1 64・・1 ・…1岡64・・1 ・…1・… 2 3 ・函・}6塑28亜28・・]256・・1 32・・1・・璽・・1・画256・・}・6・・i1321可32・2図画 5 i 32・・1 64・・164・・1・28・・1・28・・[32・・i 64・・1・28・・1・28?中28・9−1

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前 1 廊t64・・]64e・:ユ28・・】・28・・1 32・・192・・] 64・・1・…i64・・1 64・・6 r・「64・・i 64・・64・・32・・塑/32・・i 32・・1 32・・迦!磐塑・塑…遡 2 ‘碗64・中28・・1・28・・;256・・132・・1 ・…隆…戸…;・醐32呵…6「δ…i128・⑳ 3 5 禰・】64・・t64・・聖132・?132・・164・・1 64・・i 64・・ 64・・1 ・…1 ・…圃64・・32・・32・・{32・・〔32・・i 64・・1 64・№堰D64・喋・2…i・2蚤9・1・28・9132G・164・・1・28・・;・28・中28・・日1 6 (1)※血清は毒素でモルモットを感作した後各時間毎モノレeッ}の採血血清のこと。 (2)表の成績は腸チフスワクチンによる心当反応。 た。 (2)また粥1回毒素注射したモルモットに再び 3日後同量のD毒素を注射し,1,2,3,5,6時間毎 に採』立し,T。V免疫獲得ウサギの耳静脈に注射し て15,30,6⑪,120分毎に心臓穿刺により採並しし, tr.Vを用いて凝集反応を実施した。 ㈲ 第2回目毒素注射モルモットの2時闇後の 」血清をT.V免疫ウサギの頸動脈毬捌出ウサギ群 に注射して同様に15,30,60, 120分置に採血して T.Vによる凝集反応を笑施するに,表1に示し たようにいつれの揚合にもモルモットのゴ庄島を T.V免疫ウサギに注射した丁合には15分より獲 得凝集素価の急増作用が認められた。 2.正常ウサギの赤痢外毒素侵襲による凝集素 動員物質の一二L中出現 赤痢外毒素をウサギに対する致死量の%量(1× 10−3ml/kgの害q台・)を正常ウサギ耳静脈内に注射 した内合と,48時聞経過してから再び同量の毒素 を注射し7: i;1:1含のウサギからそれぞれ2時聞目に 心臓穿刺により採』Iしし,」nL清を分離した後非動化 して,これを1.Oml/kgの割合にT.V活動免疫 ウサギに静注して15,30,60,120分セとに採」旨し てT,Vに対する凝集反応を実施した。その成績は 表’2のごとくであった。 3.正常ウサギの破傷風毒素侵襲による凝集素 動員物質の出現 破傷風毒素を正常ウサギに0.2×10”2ml/kgの 割合に注射した揚合と,このように処置したのち 一一 746t 」−a

(3)

表2 赤痢1型外毒素を応用した場合

ウ番 サ ギ号

6 一一一

12.1

目[∫ 7

2Q

第1回感作ウナギ血清の作用

第2回感作ウナギ血清の作用

前〔・5−3⑪引・・引・2・t

前{・5引・・引・・■・2・’

12’i16:ptooJ.一gz’o]1’ptl−r’?pt’i一’2g’il ipttil’gll[3’il12[’rTl+g’i5!1.J3−r2gTL−m,20−ro Eg,E666,一FE{,,,56,“ITSEE,li6一]th,E6−Tts,stl’15s5, 32・・「・28・・ド・2… 3200 1 3200 g2/gLo.一L−3F/ggoll−32.{Lo.L:gL’gg’一1 il,g66,lliiR,,if,’rM5,66一’r6,lfo5,,,’T’li2,gsU, 32・・ 32・・1 32・・} 6400 3200 3200 1 6400i 6400 8 128001 25600

削6鯛64・・164・・}…叶64・・!

?oL.6“,oovl s4L,oU i2sooi−i&sg,L,s一,oo

表の成績は腸チフスワチンによる凝集反応

表3 破傷風毒素を応用した場合

「薄歯「鶏.「冨亜感作ウサギ血清の作用_第・画轡!遊細細亙ニ

ギ号1鯛前}・5引・・引・・引・2・・前}・5■・・■・・11・2・・

1・黒頭曖曖聯轟器磁器}離織

阿悟匿「灘墨逓i鎚匿ll劃認認鶏

后1逆」遡吐討論∵劉§・・?.L塑⊥璽・L塑い劉..塑一

1・例32・・い4・・i・…い28・・164・・[32・・〔64・・i・28・・1・28・・「・28・・ ロ コ の ヒ 表の丁壮は腸チフスワクチンによる凝集反応 48時闇経過してから再び同量の毒素を注射した 観合,それぞれ2時丁目に心臓穿刺により揉治 し,皿L清を分離した後,非動化して,これを1.O ml/kgの割合にT.V活動免疫ウサギに静注して 15,30,60,120分毎に採血してT.Vに対する凝集 反応を実施した。その成績は表3のごとくであっ た。 4. 頸動脈毬劉出ウサギの赤痢外毒素,破傷風

表 4

毒素侵襲による凝集素動員物質の出現 赤痢外毒素並に破傷風丁丁の前条記載量をT.V で免疫した後頸動脈毬を別出したウサギに静注 し,各2時間後の.[紅清を分離非動化した後1,0 ml/kgの割合にTV活動免疫ウサギに静注して, 15ノ,30t,60i,120分ごとに採血して, T.Vに対す るこれら血清の凝集反応を実施した。その成績は 表4のごとく凝集価の上昇は認められなかった。 頸捌ウサギにおける赤痢,破奪取毒素の場合

ウ番1血条】

サ ギ号 清件

12

(ユ3)

i4 i

ILrr.!ndis,(

司32・・

赤痢外毒素第1回注射例

前1・51.1.七生60’12・「

破傷風毒素第1回注斜子

3200 ] 3200 1 3200 ET・1一,,,,1i一{E,66一,一[kE6,6T,[一6i,601−52a6’1一一st,oaTiE6一, 正{64・・64・・{64・・{64・・164・・132・・i

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i 30r 1 60r 1 i20r

前L型

gtto−o.一lh32eo−1一’”5EJ,6”一IL5E,550 rr’1一’3”2roil’一’”llE,5Eoo’ 3200 [ 3200 1 3200 3200 1 3200 ii 3200 1 3200 5’205一’ P−3”t/6Jo”’ 沿鼈黷R−i66”P一一g,一’661”g25tt 一 747 一

(4)

5.動員物質の産生に及ぼす頸動脈毬の意義 前条に記載したごとく正常ウサギの頸動脈毬を 叩出したウサギに抗原を静注した群籍の2時間目 の血清にはT.Vに対する凝集素抗体の動員作用 は認められなかった。この現象は動員物質の産生 が全く起らないのか,あるいは時聞的に遅発する ものであるのかいつれかである。この点を究明せ んがため次の実験を行つアこ。すなわち,正常ウサ ギの頸動脈毬を捌出し,これにT.Vを0.5m正/kg の割合に静注し,注射後4,6,8,エ0,12時聞に採 血して」血清を:分離i非働化し,各時間毎の」血清をT .Vの活動免疫ウサギlc 1.0 rll/k9つっ注射して, その前後(前後エ5t,30「,60’,120’)の凝集反応を 実施した。その成績は表5並に図1に示した通り である。

表5 頸劉ウサギに抗原注射」血清の効果

時間血清 4 \ウサギ 1

\季号、6、7、8

前132・・132・・164・・ 6 ’ 19 1 20 i 21 8 22 1x*( 13 23 X. 9 10

X

10 11

X

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X

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lsr. ) 16001, 3200i 3200i 3200) 32001 3200i. 3200] 3200i 3200i 64001 64001 3200i 3200] 3200

30r 60r

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1 3200i 3200i 64001 64001 64001 32001 12sool 12sool 12sool 12sool 12sool 2s600i 6400i 12soo

132・・!32・・i64・・{64・・132・・{32・・1・28・・1 ・28・・1 ・28・・125卿28・・1 256・・164・・1・28・・

一.

Y一r・堕し鯉劃.塑gL銘・・1幽・rr・・L鯉1遡.一魍一・空・・1剛卸l

l」一“WVU[ S“UVVI JL“UVVI 一L“UVvl FL“uvv[ “uwvi u一=vvl I 表中※印は前条実験に使用した免疫ウサギを7日間の後再び使用したウサギを示した。 12goo一 6卿\ .n’一.一’『’一一哨’需胸一=7 ノ! .,・・〆 一t一”一t−’ ”’一t”’一

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twv rイノ一一 40鋤 ζβノ…一一一一・・一 6時面 1600. goo ・ 40v・ teo 一 1ダ 30ノ 60 /£c , 図 1 備考:正常ウサギの頸動脈毬刎出後T.V注射による時閥毎血清の・凝集素抗体動員物質の 出現状況………T.V注射後ABCDの各時聞心臓穿刺により採血してその血清を T.マ免疫ウキギに!.Occ/kgの割合に静注して凝集素価を測定した。 総括並に考察 以上の実験成績により正常モルモットにジフテ リア毒素,正常ウサギに赤痢1型菌外毒素あるいは 破傷風毒素を静注すれば早期に凝集素抗体の動員 素三瀬且流中に証明されアこ。すなわちこれらモルモ ットやウサギの2時聞済血清をT.V活動免疫ウ サギに1.Oml/kgの割合に静注すれば直ちに血流 功凝集素抗体は増加し,1時聞乃至2時間にして 4倍乃至8倍の値を示した。また各毒素を注射し たモルモットやウサギに3日後再び同量の毒素を それぞれ注射した場合の2時聞ド師1浩は前者に比 してさらに一一・層著明な急増脅1用を発揮した。この 現象は吉田21によるウサギのT.V感作過程の実験 成績によく一致して興味深い。ところが氏はT.V 一 74・8 一

(5)

注射後のウサギ血清中にT,V活動免疫ウサギの 凝集素抗体の急増を証明したのである。前記の実 験において最初の抗原はT.v以外のジフテリア 毒素,赤痢外毒素及び破傷風毒素のようなT.V以 外の抗原をもつて,しかもT.V活動免疫ウサギの 凝集素抗体を末棺血中に動員することを確認した ものである。この現象は極めて重要な興味あるこ とであると思う。すなわち ’‘鼈鼈鼈鼈?is S, T 一一一一一一一一一一一一一?

Tale///

/f ’T!ormai 5eTUM 抗原注射2時間後血清 て.》

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‘TV冶重晩遊うサギ 凝集素増加率

∠;1激

〉 4 一一 9X

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> ± 図 2 註 T.Vは腸チフスワクチン D。Tはジフテリア毒素 痢毒素 丁。Tは破傷風毒素を指す S.Tは赤 抗原注射2時聞後血清 A一一…認動賭

×

β一一一う勃舅素一 抗休 抗原抗体反応(急増) A ’一…一→細乙_一 C4 一一 9X ,4Aノノ ノ ノ 8一・一一一一一.→SB……一一(4−8〆BB少 図 3 註抗休A’とは抗原Aで感作した活動免疫ウサギの特異抗体 を指す。抗体Btとは抗原Bで感作した特異抗体を指す。 ※ 動員素とは抗原注射後2時間巨の末携血流中に含有される もので抗原の異ることにより動員素が異ると仮定してA.B なる名称を附した。 ある種の抗原の侵襲に対して生体内に産生される 凝集素抗体の動員素は全く抗原の異なる免疫抗体 を動員急増することは本動員素の非特異性を示す ものである。 つぎにこのように抗原侵襲直後産生される動員 素も,頸動脈毬捌出ウサギの観合には前記抗原を 静注するも2時間目血清中には認められなかっ た。ところが抗原侵襲6時三二に漸く認められ, 8∼10時閥の血清において正常ウサギにおける2 ∼3時間酌笠清とほぼ同程度の動員効果を認める ことができた。頸動脈毬を劉出したウサギは正常 ウサギに比し,5時間前後遅延したことになる。 この現象は抗原侵襲の感知臓器としての頸動脈毬 の意義の重要性を示すもので生休の適応反応機序 の上から極めて:重要な現象と考えられる。 結 論 以上の実験成績から次のごとく結論する。 .1. ジフテリア毒素(1×亙0 m 3m−1/1モルモット)を 250g前後のモルモットに静・注したる後,2時 間1緬t清並びに第1回感作後3日目同量の毒素 を注射した後,2時闇後llil.清をT.V活動免疫ウ サギに1ml/kgの割合に静注すればT.Vの凝集 素抗体を急増し,1∼2時間後には注射前の4 ∼8倍値を示した。 2.赤痢外毒素並に破傷風毒素を正常ウサギに静 注し,2時闇後の血清は前項同様T.V活動免 疫ウサギの凝集素抗体を4∼8倍に急増動員し た。 3・1.2項にみるごとくT.V活動免疫ウサギの凝 集素抗体の動員素の産生に異種抗原差は認めら れなかった。 4. モルモット血清中に含まれる動員素もT.V 活動免疫ウサギの凝集素抗体の動員作用を呈し た。

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?49一

(6)

5.頸動脈毬別出ウサギの抗原侵襲2時問目血清 中には動員素は全く認められなかった。 6.正常ウサギに比し頸動脈毬捌出ウサギの抗原 侵襲による凝集素抗体の産生能(血流移行)は 5∼7時間遅延された。 これらの現象から頸動脈毬は生体の適応反応に とって極めて:重要な役割を演ずるものであると考 えられる。 掴筆に当り恩師榊原栄一先生の御指遵御校閲を深謝 いたします。なお教室同人上林助手,前田,寛紀君 の御支援を深謝する。 女 献 1)榊原栄繭:第4回細菌毒素シンポジアム発表・ (1957, 8) 2)吉田貞一:日本細菌学雑誌,13,7(1958) 3)蓋谷 茂:日:本細菌学雑誌,12,769(1957) 4)黒津敏行:脳研究,苫,39(1949) 5)榊原栄一,神田隆吉;第31回日本細菌学会総会 発表 (1958, 4) 6)蓬 隆夫:日本細菌学雑誌,10,1035(1955) 7)高田 親:日本細菌学雑誌投稿中 8)尾崎彌之助:大阪女医学雑誌1,4(1951)

9) Jac6bs, M.B. et al.:J. Pharmacol., 40, 488

(1952)

10)村田良介:日本細菌学雑誌,5,279(1950) 11)伝研編:細菌学実習提要,丸善書店(1953)

参照

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