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クラウド完全移行までの 4 ステップ: 典型的な課題への対処法

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ホワイトペーパー

クラウド完全移行までの

4 ステップ:

(2)

本文書には Informatica Corporation (Informatica) の機密情報、専有情報および企業秘密情報 (以後、 「機密情報」とします) が含まれており、Informatica による事前の書面による承認を得ることなく、い かなる手段においても、本文書をコピー、配布、複製、複写することを禁止します。 本文書の情報が正確かつ完全であるようにあらゆる試みを行っていますが、誤植または技術的に不正 確な部分が存在する可能性があります。Informatica は、本文書に含まれる情報の使用から生じるい かなる損失に対しても一切の責任を負いません。本文書に含まれる情報は、予告なく変更されること があります。 こうした資料で検討している製品特性を Informatica ソフトウェア製品のリリースやアップグレード へ採用することは、リリースやアップグレードの時期と同様に、Informatica が独自に決定します。 以下の米国特許の 1 つまたは複数の特許によって保護されています: 6,032,158; 5,794,246; 6,014,670; 6,339,775; 6,044,374; 6,208,990; 6,208,990; 6,850,947; 6,895,471; または以下の 申請中の米国特許: 09/644,280; 10/966,046; 10/727,700 2015 年 7 月発行.

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White Paper

目次

概要. . . 2 クラウド導入の 4 つのステップ . . . 4 1. SaaS から開始 . . . 4 2. さまざまな SaaS アプリケーションと業務担当者 . . . 5 3. SaaS アプリケーション、レガシー オンプレミス システム、データの一貫性. . . 6 オンプレミス vs. クラウド . . . 6 クラウドでのデータ管理 . . . 8 4. クラウドでのビジネス アナリティクス . . . 9 クラウド統合とデータ管理 . . . 10 インフォマティカについて . . . 11

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2

概要

今日クラウドコンピューティングが多くの組織で重要な役割を担っていることは、誰に目にも明らかです。 企業の大半はクラウドに投資しており、IT 環境の半分以上をクラウドで実行したいと考えています1。多くの 組織でクラウドの導入はビジネスの特定の分野で始まりましたが、今やクラウドは企業の他の領域にまで広が っています。今こそ、業務データの管理にクラウドがどのような影響を及ぼすかについて考えるときです。 クラウド内のデータを既存のオンプレミス システムや新しいクラウドアプリケーションとどのように統合す るのか?また、こうしたデータにユーザーがどのようにアクセスし、使用するのか? 本ホワイトペーパーでは、ミッションクリティカルな業務データをクラウドに移行し、広範囲にわたる業 務担当者の権限を強化する際に、企業が直面する主な課題について考察します。また、ソフトウェアやサ ービスをクラウドに移行することでどのような効果があるのかについて説明するとともに、

Software-as-a-Service (SaaS) や Platform-as-a-Software-as-a-Service (PaaS)、クラウド アナリティクスを最大限に活用するためのベスト プラクティスを紹介します。

クラウドアプリケーション

: 革新的である一方、連携性は

顧客とのやり取りがオンライン環境へ移行するのに伴い、企業は顧客や市場について、かつてないほど多く のデータを手にし、これらのデータを保存、処理できるようになりました。多くの業界では、データ主導の ビジネスを効果的に拡張している企業が市場のリーダーとなり、場合によっては既存市場の破壊的な変革を 実現しています (Amazon、Salesforce.com、NetFlix、Uber など)。最新のクラウドベースのシステムは、こう したデジタル顧客基盤への移行をサポートできるように開発されています。従来のオンプレミス システム とは違い、クラウドではほとんどのデータ タイプを柔軟かつコスト効率良く拡張することができます。 これにより多くのビジネス チャンスが創出されますが、同時に課題も生じます。こうしたデータを処理で きるように構築した事業分野 (LOB) 向けのクラウドアプリケーションは急増し、その対象は営業プロセスの さまざまな部分を管理するアプリケーションから、マーケティング、人事、アナリティクス、ビジネスレポ ートの作成まで多岐にわたっています。それぞれのクラウドアプリケーションは、異なる方法や形式でデー タを処理し、必要に応じて変更や追加を実行します。このため、同じデータについて異なるスナップショッ トが作成されることも多くあります。例えば、Salesforce と Marketo で 1 件のセールスリードを表示する 場合に、各 SaaS アプリケーションが異なる項目でそのセールス リード オブジェクトを記述することがあ るため、データの重複や不一致が生じます。 表 1.SaaS、PaaS、クラウド アナリティクス ソリューションの例

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データ主導の時代の競争力を最大限に活かすためには、データの一貫性が必要です。つまり、1 件の顧客、 タスク、従業員についてあらゆる情報を表示する単一の統合ビューが必要になります。このビューがなければ、 不正確かつ不完全で誤解につながるようなデータに基づいて、不適切な意思決定を下すおそれがあります。 クラウド導入への道は組織ごとに少しずつ異なりますが、その道筋や抱えている課題には共通点があります。 一般的なステップは、次のとおりです。 1. SaaS に投資 2. SaaS を複数のアプリケーションやユーザーへ拡張 3. SaaS アプリケーションやレガシー オンプレミスシステムで構成されるハイブリッド環境向けに一 貫したデータ基盤を構築 4. クラウド アナリティクスのインサイトにより業務上の価値を創出 次のセクションから、クラウド導入へのステップとステップごとの主な課題、またクラウドを使用して企業 の成功をサポートするソリューションについて説明します。 表 2.クラウド導入へのステップ

顧客データのクリーニング

– HealthDetail 社

「当社はさまざまなソースから多様なプロバイダー ファイルを入手しています。これらのファイルは Excel Word、PDF など、多種多様な形式です。Informatica Cloud Services では、これらの異なるソース ファイル 形式を CSV ファイルに変換して、その情報を Salesforce CRM に入力することができます。また、データをス トリッピングして整合性を確立できます。例えば “M.D” や “m.d.” は “MD” に統一し、“Christopher H”は“Christopher”とミドル ネームの“H” などのようにあらゆるデータを正確なプロバイダー情報へと変 えることができます」– HeathDetail 社、社長兼 CEO (最高経営責任者)、Darrell DeVeaux (ダレル・ドボー) 氏 詳細はこちら: HealthDetail 社の成功事例

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4

クラウド導入の

4 つのステップ

1. SaaS から開始

ほとんどの企業は、Salesforce や NetSuite、Workday などの SaaS アプリケーションによってクラウドコン

ピューティングを導入します。実際に、企業の 69% が 1 つまたは複数の SaaS アプリケーションを導入し ています2。しかし、クラウドコンピューティングは SaaS だけではありません。クラウドサービスには、 例えば次のようなものがあります。 • Infrastructure-as-a-Service (IaaS): 物理マシンや仮想マシン、仮想インフラストラクチャ リソースな どのコンピューティング インフラストラクチャを提供します。 • Platform-as-a-Service (PaaS): 通常、オペレーティング システム、プログラミング言語実行環境、デー タベースなどを含むコンピューティング プラットフォームを指します。

• Cloud integration Platform-as-a-service (iPaaS): Informatica Cloud などを指します。

• クラウド アナリティクスおよびクラウド データウェアハウジング アプリケーション: Amazon Redshift や Microsoft Azure などを指します。

• クラウド ビジネスインテリジェンス: Qlik、Birst、Tableau などを指します。

Amazon Web Services と Microsoft Azure は、IaaS と PaaS の代表的な例です。Ovum 社によると、IaaS を使

用する企業の割合は 2016 年までに 80% に達します3 Salesforce は、最も広く使用されているフロントオフィスの顧客データ向け SaaS アプリケーションです が、顧客データの真のマスターとなるためには、統合とデータ管理に対して他のシステムと併せた総体的な アプローチが必要です。Nobel Biocare 社は、こうした課題に直面した企業の 1 社です。 革新的なインプラントによる歯の修復を行う世界的なリーダー企業である Nobel Biocare 社は、CRM に Salesforce を使用していましたが、マスターデータはオンプレミスの SAP システムに保存していました。 しかし連携のない重複レコードによって売上予測の精度は低く、業務担当者は顧客とのやり取りの際に手間 と時間をかけて正しいレコードを検索する必要がありました。そこで同社は、営業チーム、マーケティング チーム、カスタマーサービス チームが Salesforce 経由で SAP ベースのマスターデータを参照できるように することで、正確な情報を提供したいと考えました。

Informatica Cloud Data Integration を導入したことで、同社の権限のあるシステムユーザーが歯科医院、クリニ

ック、研究所の 360 度ビューを表示できるようになりました。これらのデータには、顧客のプロファイル、 購入した製品とサービス、嗜好などの情報が含まれています。こうした統合ビューにより、同社はビジネスプ ロセスを整流化するとともに、一貫したカスタマーサービスを提供できるようになりました。

課題

: Salesforce をより効果的に活用するにはどうすればいいか?

Salesforce は非常に優れたツールですが、その価値はデータに左右されます。例えば特定の見込み客に関する 営業データを、複数のチーム間で異なる方法で管理しているような場合、営業の機会を正確に追跡するための 単一のインスタンスは存在しません。同様に、異なるオンプレミス システムやクラウドシステムに顧客データ が保存されている場合、1 つのレコードを更新しても、他のシステムには反映されません。さらに、階層構造 を持つグローバル企業の間で顧客ビューを統一する場合は、このような課題はさらに深刻なものになります。

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2. さまざまな SaaS アプリケーションと業務担当者

これまで、一般的に企業は SaaS アプリケーションやユーザーの数を増やしてきましたが、これによって統 合に関わる新たな課題が生じます。 今日の IT 環境では、あらゆるユーザーが業務アナリストであるといっても過言ではありません。実際に、 クラウド時代におけるビジネストレンドの最大のシフトは、ビジネスアプリケーションやデータ分析へアク セスして利用できる業務担当者が急増したことです。情報は企業にとって非常に重要であるため、一般的な 業務担当者でも顧客データや業務データをさまざまな方面から分析できる、使いやすいクラウドアプリケー ションが急増しました。この種のアプリケーションの代表的なものに Tableau があります。これは、数千人 もの非技術系の業務アナリストやマーケティング アナリストが使用しているデータ視覚化 (ビジネスインテ リジェンス) ツールです。 多くの場合、こうしたクラウドアプリケーションは、営業チームによる顧客トレンドの表示やクエリ、分析 を可能にして、今後のマーケティング キャンペーンを最適化したいと考えるマーケティング担当副社長な どの業務部門のマネージャーが購入しています。 一般社員がデータから迅速かつ簡単に有益なインサイトを得るためには、従来の業務アナリストや SaaS 管 理者が不可欠です。SaaS アプリケーション内にシンプルなプッシュボタン ツールを導入することで、SaaS 管理者は IT 部門の手を借りることなく、業務担当者が必要とする情報へ迅速にアクセスできるようにしてい ます。 企業内でのソフトウェアやデータ分析の普及が進んではいるものの、IT 部門もまた重要な役割を担っていま す。業務担当者にシンプルでセキュアなクラウド分析およびレポート作成ツールを提供することで、IT 部門は 高度な技術スキルを必要とする、生産的で革新的な、複雑で付加価値の高い IT プロジェクトに注力できます。

課題

: IT のスペシャリストだけではなく、誰にとっても使いやすいクラウドアプリケー

ションにするにはどうすればいいか?また、ビジネスにリスクをもたらすことなく、ユー

ザーが必要なものを手に入れるにはどうすればいいか?

データ中心のビジネスモデルが進化するのに伴い、リアルタイムの企業、顧客、営業データを使用するた め、クラウドアプリケーションに対する業務担当者のアクセスニーズが高まっています。データとバックエ ンドシステムのセキュリティを保ちながらこのようなアクセスを提供することは、企業の主な課題の 1 つと なっています。

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6

3. SaaS アプリケーション、レガシー オンプレミス システム、データの

一貫性

企業がデータをフル活用できない難しさの原因の 1 つ、それはデータとビジネスアプリ ケーションが別の場所 (オンプレミスとクラウド) にあることです。

オンプレミス

vs. クラウド

2015 年のクラウドと SaaS の予算を増やすとしている IT リーダーは 42% に上るものの4 少なくとも当面の間はオンプレミス ソフトウェアが引き続き利用されるでしょう。また、 SAP や Oracle などの非常に重要なアプリケーションは、今後もオンプレミスでの使用が 続くでしょう5これらのアプリケーションは、業務のプロセスに深く組み込まれており、 一般的にデータはオンサイトに独自の形式で保存されています。 企業がクラウドアプリケーションの利点を理解し、アプリケーション環境をシフトしつ つあることは明らかです。企業は PaaS やアナリティクスなどのさまざまなクラウドベー スのサービスを活用しており、現在のクラウドは単なる SaaS を超えるものとなっていま す。Salesforce や Workday、Tableau など、クラウドは企業が CRM、HR、アナリティク ス、データ管理、さらには ERP で達成してきた成果を拡大しています。スペースやコス ト、処理速度などの理由から、アプリケーションで使用するデータはクラウドに保存さ れるようになりつつあります。こうしたデータには、顧客のソーシャルメディアでのや り取り、自社独自の営業パイプラインや顧客データ、サプライチェーン パートナーの在 庫データなどがあります。

「サービスとしてのソフ

トウェア

(SaaS) の高い需

要は継続しており、

SaaS

2014 年の CRM ソフト

ウェアの総収益の約

47%

を占めています。

これ

は、あらゆる規模の組織

が、レガシーシステムの

刷新や新しいアプリケー

ションの導入、代替の補

完機能の提供に代わる、

導入しやすく早期の投資

回収が見込めるソリュー

ションを求めているため

です」

6 Gartner 社 Market Snapshot「Customer Relationship Management, Worldwide, 2014」、Joanne M. Correia 氏、Yanna Dharmasthira 氏 (2015 年 5 月 14 日)

課題

: クラウドアプリケーションがレガシーシステムでシームレスに動作

するためにはどうしたらいいか?どうすれば導入を簡約化できるか?

企業にとって課題となるのは、クラウドとクラウドの統合だけではなく、オンプレミス のレガシーシステムと統合して、ハイブリッド環境を構築することです。どのクラウド アプリケーションも既存のシステムと簡単に相互運用できることを謳い文句にしていま すが、実際のところ統合は簡単なことではありません。 表 3.クラウドおよびハイブリッド環境のためのクラウド統合 クラウドからクラウド SaaS クラウド サービス API SaaS クラウド サービス API クラウドからグラウンド SaaS クラウド サービス API オンプレミス ア プリケーション

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ハイブリッド環境は、オンプレミスとクラウドコンピューティングを融合させた環境です。アプリケーシ ョンとデータのやり取りは、場所を問わず効果的に行える必要があります。さらに、複数のプラットフォ ームで情報の正確性と完全性を保つため、1 つのアプリケーションにおけるデータの変更を、他のアプリケ ーションで使用するデータにも反映する必要があります。クラウド、オンプレミス、ハイブリッド環境の 全てを通じて、クラウド統合とデータ管理へのビジネスニーズが存在することは明らかです。 経済的な観点からすると、このような統合は高い設備投資が不要でデータ ストレージも従量課金で済む、 クラウドで実現することが理に適っています。膨大な量の新規データをオンサイトに持ち込むことはほと んどの企業にとって必要がないだけでなく、膨大なコストからも現実的ではありません。中には、企業方 針や規制要件に従い、クラウド統合およびデータ管理ソリューションを使用してデータをオンプレミスに 統合することを選択する企業もあります。クラウド統合ソリューションは、このようなハイブリッド環境 へのニーズにも対応できる柔軟なアプローチを提供できることが重要です。

クラウドデータ統合でひとつの顧客ビューを作成

– Toshiba America Business Solutions

(TABS) 社

TABS 社は、アフターサービスとリース情報をバックエンドシステムに統合して、営業チームに顧客状況の 単一の 360 度ビューを提供する必要がありました。同社の営業チームは、Informatica Cloud を使用するこ とで、サービスとリース情報の最新のビューを入手できるようになりました。 「統合された 1 つの顧客ビューを確立したことで、営業チームはより対応力の高いサービスを提供してい ます。以前は、商談管理などの一部の営業プロセスに 1 週間以上かかっていましたが、今では共有環境で 迅速に全てを入手できます」— Toshiba America Business Solutions 社、戦略的ビジネス計画プロジェクトマ ネージャー、Alfredo Ng-Palacol (アルフレッド・ヌグ・パラコル) 氏

詳細はこちら: TABS 社の成功事例

リアルタイムのクラウドアプリケーション統合

– Blue Cross/Blue Shield (BCBS) 社

米国の患者保護並びに医療費負担適正化法 (Affordable Care Act) は、医療提供者に大きな機会を提供し、 数百万人にものぼる保険の未加入者を新しい保険プランに加入させることで、大きな市場シェアを獲得し ました。こうした新たな市場を迅速に活用し、競合他社に差をつけるため、同社は既存の Salesforce 環境 にインフォマティカのクラウドアプリケーション統合ソリューションを追加しました。これにより、コー ルセンターのディレクターはプロセスの自動化とコールスクリプト作成によって担当者の生産性を劇的に 向上させ、契約数を増やして運用コストを削減できました。

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クラウドでのデータ管理

クラウドでデータを統合することによって、ここまでに説明したコスト面や実行可能性などの利点以外に も、クラウドのマスターデータ管理 (MDM) 機能など、さまざまなメリットを得られます。 企業は、MDM を使用して、異種データ、重複データ、不一致データから、クラウドやオンプレミスのア プリケーションやビジネスプロセスで使用できる真の単一ソースを作成しています。ほとんどの企業では、 データの品質はプラットフォームによって大幅に異なっています。例えば、CRM システムでは「James S, fleet

mgr Bracknell」となっているのに対し、財務システムでは「James R. Smith, Vice President Fleet Management, Bracknell office」となっていることもあります。クラウドで MDM を運用することによって、最も完全な真 のデータインスタンスを作成できるだけでなく、このバージョンを全てのアプリケーションで使用できま す。さらに、MDM により、データ間の関係を特定し、トランザクションやソーシャル インタラクションな どの情報を統合して、各インスタンスの全体像を構築できます。 データの単一ビューを作成することで、顧客とのやり取りがスムーズになり、組織全体のデータユーザーに 十分な情報を提供することができます。業務担当者は、十分な情報に基づいて賢明な意思決定を下すことが 可能になります。

クラウド内のデータをマスター化

– Travel Corp 社

The Travel Corporation 社 (60 か国で事業を展開する旅行およびレジャーグループ) は、Informatica Cloud Data Integration と Informatica Cloud Customer 360 for Salesforce (Cloud MDM) を使用することにより、50 種類のク ラウドシステムとオンプレミス システムを合理化するとともに、異なるレガシー システムや複数の Salesforce インスタンスの顧客データをクレンジングすることで、1 つのマスター Salesforce インスタンスが管理する 単一の信頼できる CRM 環境を構築しました。また、多くの手動プロセスを自動化し、顧客レコードの重複 排除を実行することで、レポート作成と管理に必要な時間と労力を削減しました。それまでは、8 名の開発 者からなる専任チームが CRM システムのメンテナンスを行っており、サービスの提供に数週間や数か月を 要していました。さまざまな環境や背景の顧客に的を絞ったサービスを提供できるようになったことで、同社 のブランド エンゲージメントと業績が向上しました。 詳細はこちら: Travel Corp 社の成功事例

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4. クラウドでのビジネス アナリティクス

ビジネス アナリティクスは新しいアイデアではありませんが、クラウド内の複数のソースやアプリケーシ ョンのデータのホスト、品質改善、分析、レポート作成を行う際に真価を発揮します。クラウド アナリテ ィクスは、データの急増に伴って不可欠なものとなりつつあり、クラウドアプリケーション、モバイル、ソー シャルメディア、モノのインターネット (IoT) からの新しい情報によって推進されています。毎年急増する 膨大な量の情報や多様な形式により、多くの組織では、このようなデータ量に対応するために、既存のオン プレミス ソリューションをコスト効率良く拡張できなくなっています。

課題

: クラウドアプリケーションがレガシーシステムでシームレスに動作するためには

どうしたらいいか?どうすれば導入を簡約化できるか?

企業にとって課題となるのは、クラウドとクラウドの統合だけではなく、オンプレミスのレガシーシステム と統合して、ハイブリッド環境を構築することです。どのクラウドアプリケーションも既存のシステムと簡 単に相互運用できることを謳い文句にしていますが、実際のところ統合は簡単なことではありません。

クラウド

アナリティクスによる卓越した顧客ターゲティング – UBM Tech 社

グローバルな巨大メディア企業である UBM Tech 社は、ユーザー ターゲティングの向上により、マーケティ ングを強化したいと考えていました。同社は、Informatica Cloud ソリューション ポートフォリオと Amazon Redshift を使用することで、顧客の総体的なビューを作成し、コンテンツ消費のライフサイクルについて重要 なインサイトを得ることができました。また、このデータを活用してインタラクティブな視覚化を実現した だけでなく、Tableau を使用したダッシュボードの作成や、R を使用した予測モデリングとシミュレーション を実行しました。このプロセスにより、同社のクライアントからの引き合いは 4 倍になり、イベント マーケ ティングの開封率が 27% 向上しました。

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10

クラウド統合とデータ管理

求められる条件

本ホワイトペーパーでは、クラウドデータとアプリケーションの統合およびデータ管理ツールがさまざまな クラウドアプリケーションやオンプレミス アプリケーションからアクセスできる本当に意味で統一された ビューを提供することで、SaaS アプリケーションに不可欠な基盤を構築することについて説明してきまし た。SaaS、PaaS、クラウド アナリティクス アプリケーションを最大限に活用するために必要な機能を確実 に提供するクラウド統合ソリューションを選択するためには、次の 4 つの要素を考慮すると良いでしょう。

• シンプル: Salesforce や NetSuite などの SaaS アプリケーションを使用する理由、それは運用が簡

単だからです。クラウド統合およびデータ管理ソリューションも同じです。 • 効率的: 一般的なタスクを可能な限り効率化できるテンプレートが付属したソリューションを探し てください。 • 柔軟性: クラウドアプリケーションとオンプレミス アプリケーションの全てに接続できるクラウド 統合ソリューションが必要です。また、既存のアプリケーションと統合するためのコネクタが予め 組み込まれていることを確認してください。さらに、ハイブリッド統合にも対応している必要があ ります。 • セキュリティ: データはあらゆるビジネスに不可欠であり、セキュリティの維持は最重要課題です。 ソリューションは、最も厳しい業界規制に対しても、セキュリティ要件を最優先としたものである 必要があります。 これらの要件を把握することで、迅速な市場投入、従量課金制、非技術系の業務担当者にとっての使いや すさ、エンタープライズ クラスのパフォーマンスといった、クラウドの真の利点を活用できます。クラウ

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1 IDG Enterprise の 2014 Cloud Computing Survey2 ページ 2 IDG Enterprise Cloud Computing Study (2014 年)

http://www.idgenterprise.com/report/idg-enterprise-cloud-computing-study-20144 ページ

3 Ovum 社「The Role of Cloud in IT Modernisation」(2014 年 11 月) 4 Computerworld (2015 年) Forecast 2015

http://www.computerworld.com/article/2840907/forecast-2015-it-spending-on-an-upswing.html

6 ページ

5 PC Week 誌「SAP gives on-premises software customers assurances, even as it pushes the cloud」

(2014 年 10 月 14 日)

6 Gartner 社 Market Snapshot「Customer Relationship Management, Worldwide, 2014」、2014 年、

Joanne M. Correia 氏、Yanna Dharmasthira 氏 (2015 年 5 月 14 日)6 ページ

インフォマティカについて

インフォマティカは、データ統合 ソフトウェアにおける世界 No.1 独立系プロバイダーの 1 社です。 世界中の組織が、情報資産の価値 を最大限に引き出し、業務上の必 須事項を推進するとともに、オン プレミス、クラウド、ソーシャル ネットワークに保有するデバイス データやモバイルデータ、ソーシ ャルデータ、ビッグデータといっ た情報資産から最大限の価値を引 き出し、活用するため、インフォ マティカに信頼を寄せています。 Informatica Cloud の詳細について は、www.informatica.com/cloud をご覧いただくか、 +1 650-385-5000 (米国内は 1-800-653-3871) まで お電話でお問い合わせください。

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162-0845 東京都新宿区市谷本村町 1-1 住友市ヶ谷ビル 13 階 電話: 03-5229-7211 (代表) FAX: 03-5229-7623 www.informatica.com/jp linkedin.com/company/informatica twitter.com/InformaticaCorp

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参照

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