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平 成 24 年 度 決 算 報 告 去 る9 月 19 日 に 開 催 した 第 113 回 代 議 員 会 において 当 基 金 の 平 成 24 年 度 決 算 が 議 決 承 認 されましたので お 知 らせします 24 年 度 の 年 金 資 産 運 用 状 況 は 欧 州 の 財 政 再

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(1)

2013

年 NO.

5

(2)

掛金等収入(22億1,100万円) 加入員と事業主からの掛金 政府負担金(2億3,600万円) 年金の支払いにかかる費用のうち国 からの交付金 運用収益(36億1,500万円) 給付費(39億9,900万円) 年金の支払い 運用報酬等(8,200万円) 信託銀行に支払った運用手数料 移換金等(1億300万円) 基金から企業年金連合会へ移換 した中途脱退者の年金原資 業務委託費(2,800万円) 運用機関に委託している年金の 支払いなどの業務の委託手数料 その他(200万円) 42億1,400万円 60億6,200万円 0 100000 200000 300000 400000 500000 0 100000 200000 300000 400000 500000 600000 700000 800000 収 益 費 用 361500 23600 221100 200 2800 10300 8200 399900 0 500000 1000000 1500000 2000000 2500000 3000000 3500000 4000000 0 500000 1000000 1500000 2000000 2500000 3000000 3500000 資産勘定 311億9,900万円 負債勘定 311億9,900万円 年金資産(固定資産) 不足金 308億3,300万円 1,300万円 流動資産 3億5,300万円 流動負債・支払備金 9億1,500万円 責任準備金  最低責任準備金  責任準備金 (プラスアルファ部分)  最低責任準備金調整額 302億8,400万円 280億 9,700万円 11億 800万円 10億 7,900万円

決算

報告

平成

24

年度

 去る9月19日に開催した第113回代議員会において、当基金の平成24年度決算が議決・承認 されましたので、お知らせします。  24年度の年金資産運用状況は、欧州の財政再建に対する「不透明感」や、米国における景気 悪化懸念などが要因となり、前半は低迷を続けました。後半に入り、米国FRBの量的緩和策第 3弾(QE3)や、欧州ECBによるOMTなどの追加金融緩和策などにより徐々に持ち直し、11 月中旬からの「新政権」発足予測、そして、12月の「第2次安部政権誕生」、さらに、「アベノ ミクス効果」の期待感で一気に株価が上昇し、久しぶりの2桁のプラス計上となりました。  今年に入り順調に伸びていた国内株式も、5月22日の「QE3」縮小報道で一気に下落し、そ の後、株価は一進一退を続けています。10月の「消費税導入決定」や「QE3」の動向等、まだ まだ不確定要素を含んでいますが、当基金としましては、今年6月末からは運用利回り目標を 2.5%へ下げて、より安全性の高い運用を行っています。  なお、代議員会にて議決・承認されました内容につきましては、当基金のホームページにも 掲載しております。       

http://www.seidan-kikin.jp/

基金の主な収入源である掛金、主な支出である年金の支払い、年金資産の運用損益 などの1年間の収支を明らかにしています。 年度末において、実際に保有する年金資産と、将来の年金給付のために積み立てておく べき資産(給付債務)を比較し、基金財政が健全に推移しているかをチェックします。

年度末の年金資産は

308

3,265

万円

になりました

年 金 経 理

年金の支払いや、その財源となる年金資産に関する経理です。

1年間の収支状況

(損益計算書・経常収支)

財政バランス

(貸借対照表) (平成25年3月31日現在) (平成24年4月1日〜平成25年3月31日) 3 2

(3)

国内債券 39.9% 国内株式24.3% 外国債券8.9% 外国株式20.1% その他 6.8% 39.9 24.3 8.9 20.1 6.8 0 20 40 60 80 100 掛金収入(4,934万円) 事業主からの掛金 その他(13万円) 事務費(4,354万円) 事業運営に要した費用 代議員会費(39万円) 代議員会に要した費用 繰入金(702万円) 年金経理や福祉施設会計へ 繰入れた額 その他(93万円) 4,947万円 5,188万円

13

4934

93

702

39

4534

収 益 費 用 0 1000 2000 3000 4000 5000 0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 0 100 200 300 400 500 600 700 800 0 100 200 300 400 500 600 700 800

2

700

215

98

317

受入金(700万円) 業務会計からの受入金 その他(2万円) 死亡弔慰金(215万円) 結婚祝金(98万円) 広報費(317万円) 630万円 702万円 費 用 収 益

継続基準

 毎年度の決算では、受給権保護の観点から年金資産の積立水準を「継続基準」と「非継続基準」の2つの 基準でチェックしています。24年度の検証結果は次のとおりです。 純資産額+許容繰越不足金 335億円 =1.10倍     責任準備金 303億円

業務経理・業務会計

基金の運営に関する経理で、業務運営に必要な経費を処理する会計です。

業務経理・福祉施設会計

慶弔金の給付や基金広報など、福祉施設事業に関する経費を 処理する会計です。

当基金の現状についてお知らせします

(平成25年3月31日現在) (平成24年4月1日〜平成25年3月31日) (平成24年4月1日〜平成25年3月31日)

非継続基準

純資産額 303億円 =0.71倍 最低積立基準額 423億円 資 産 額 収 益 額 修正総合利回り 308億3,300万円 36億1,500万円 13.04% 男 女 合 計 5,168人 1,541人 6,709人 企業数 設立事業所数 115社 122事業所 受給者数 支給総額 基本年金 6,508人 39億9,900万円

〜資産の構成割合〜

年金資産の積立状況 年金資産の運用状況 加入員数 設立事業所数 年金の支給状況

基金の継続を前提とした検証

最低基準は1.0倍

基金の解散を仮定した場合の検証最低基準は0.92倍

3 2

(4)

5 4

(5)

5 4

(6)

見直しの背景

見直しの背景

厚生年金基金はどうなるの?

厚生年金基金はどうなるの?

厚生年金基金制度

が見直されました

(厚生年金保険法等の一部改正)

厚生年金基金は財政健全基金を除き、解散の方向

 厚生年金基金制度の改革を主な内容とする「公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年 金保険法等の一部を改正する法律」が平成25年6月19日に国会で成立し、同26日に公布されました。  今回の法律では、厚生年金基金制度について、他の企業年金制度への移行を促進しつつ、特例的な解 散制度の導入を行うこととしています。  施行期日は、公布日(平成25年6月26日)から1年を超えない範囲で政令で定める日となっています が、国会審議では、平成26年4月1日施行とする旨が言及されています。  厚生年金基金は、公的年金の保険料の一部を基金独自の上乗せ部分の資産と併せて管理・運用すると ともに、代行部分の給付を行います。昭和41年から施行されたこの制度は平成9年には最大基金数 1,888基金を記録し、企業年金の中核的役割を担うようになりました。  その後、バブル経済が崩壊するとともに、運用が悪化していき、平成14年4月施行の「確定給付企業 年金法」で代行部分の国への返上(代行返上)が認められるようになり、代行制度のない企業年金制度 (確定拠出年金制度・確定給付年金制度)への移行が進みました。  しかし、多くの総合型厚生年金基金においては運用利回りを5.5%のまま据え置いた為、代行返上や解 散の際に国に返還しなければならない代行資産が無い、いわゆる「代行割れ」基金が増加しました。  平成23年度決算で代行割れ総額は約6,000億円に上り、放置すれば年金制度に多大なダメージを与え る事態になりました。さらに、平成24年にAIJ問題が発覚し、財政状況の厳しい基金が運用リスクの 高い商品に投資し、その結果、運用に失敗し、資産をさらに減らして代行割れが深刻化するという実態 が改めて浮き彫りになりました。  こうした状況を受け、国(厚労省)としては、厚生年金制度を維持するためにも、厚生年金基金制度 の見直しを早急にしなければならない様に至ったのです。 今後も厚生年金基金を存続させる為の条件としては、以下の①または②が必要です。     ① 最低責任準備金(代行部分債務)の1.5倍以上の純資産保有     ② 最低積立基準額(非継続基準の要積立額)以上の純資産保有 今後の対応としては、代行割れのリスクの度合いに応じて、以下のような対応になります。  今回の法改正により、代行割れ基金が解散する際の条件を見直し、母体企業の負担軽減を図り、解散 手続きがしやすくなりました。これらの措置は法律の施行日から5年間の時限措置となっており、この 5年間で代行割れ・代行割れ予備軍の厚生年金基金の解散を促し、5年後には約1割の財政健全基金が 存続するか他制度へ移行し、残りの基金は「代行返上」または「解散」して代行割れを未然に防ぎ、厚 生年金制度本体に影響が出ないような制度的措置がとられます。  基金の解散については、基金の申請による「自主解散」が基本となっていますが、代行割れが進んで いるにもかかわらず、解散の方針を議決できないでいる基金に対して、厚生労働大臣が第三者委員会の 意見を聴いて解散を促す「清算型解散」のしくみも導入されます。  当基金では、今年3月より「基金制度検討委員会」を設立して、「厚生年金基金制度の見直し」に関 して検討を行っています。今後明らかになってくる政省令の内容を十分確認した上で、これからの基金 制度運営に関する具体的な方針を今後も検討して参りたいと存じます。  また、理事会・代議員会等で検討・議論した内容につきましては、適宜情報提供させていただく予定 ですので、引き続きご協力賜わりますようお願い申し上げます。 ・施行日以降は厚生年金基金の新設は認めない。 ・施行日から5年間の時限措置として特例解散制度を見直し、分割納付における事業所間の連帯 責任を外すなど、基金の解散時に国に納付する最低責任準備金の納付期限・納付方法の特例を 設ける。 ・施行日から5年後以降は、代行資産保全の観点から設定した基準を満たさない基金について は、厚生労働大臣が第三者委員会の意見を聴いて、解散命令を発動できる。上乗せ給付の受給権保全を支援するため、厚生年金基金から他の企業年金等への積立金の移行 について特例を設ける。

厚生年金基金制度の見直し

代行部分に対する純資産額の積立状況 対 応 積立比率が1.5※以上 【健全な基金】 存続または他制度(確定拠出年金制度・確定給付 年金制度)への移行 積立比率が1.0以上1.5※未満【代行割れ予備軍】 他制度への移行または解散を促す 積立比率が1.0未満 【代行割れ】 法施行日から5年以内の早期解散を促す ※積立比率1.5または最低積立基準額のいずれかを満たす基準 約1割※1 約4割※1 3割弱※2 約5割※1 代行部分に対する積立状況 1.0 1.5 施行日 5年後 (特例解散の申請期限) 代行割れ基金の早期解散促進 代行割れを未然に防ぐための制度的措置 (※1) (※2) 平成24年3月末時点の562基 金(代行返上中の基金を除く) に占める割合 平成25年3月末時点の552基 金(代行返上中の基金を除く) に占める割合【見込み値】 〈代行割れしていない基金〉 代行返上による他制度への移行 (または通常解散) 〈代行割れ基金〉 特例解散による早期解散  ・自主解散を基本  ・厚生労働大臣が解散を促す  ・「清算型解散」制度も導入 〈健全な基金〉 代行返上による他制度への移行 または存続 【存続のための基準】 ・最低責任準備金×1.5   または ・最低積立基準額 〈代行割れ予備軍〉 厚生労働大臣が第三者委員会の意見を 聴いて代行返上または解散を命令

見直しの背景

見直しの背景

厚生年金基金はどうなるの?

厚生年金基金はどうなるの?

厚生年金基金制度

が見直されました

(厚生年金保険法等の一部改正)

厚生年金基金は財政健全基金を除き、解散の方向

 厚生年金基金制度の改革を主な内容とする「公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年 金保険法等の一部を改正する法律」が平成25年6月19日に国会で成立し、同26日に公布されました。  今回の法律では、厚生年金基金制度について、他の企業年金制度への移行を促進しつつ、特例的な解 散制度の導入を行うこととしています。  施行期日は、公布日(平成25年6月26日)から1年を超えない範囲で政令で定める日となっています が、国会審議では、平成26年4月1日施行とする旨が言及されています。  厚生年金基金は、公的年金の保険料の一部を基金独自の上乗せ部分の資産と併せて管理・運用すると ともに、代行部分の給付を行います。昭和41年から施行されたこの制度は平成9年には最大基金数 1,888基金を記録し、企業年金の中核的役割を担うようになりました。  その後、バブル経済が崩壊するとともに、運用が悪化していき、平成14年4月施行の「確定給付企業 年金法」で代行部分の国への返上(代行返上)が認められるようになり、代行制度のない企業年金制度 (確定拠出年金制度・確定給付年金制度)への移行が進みました。  しかし、多くの総合型厚生年金基金においては運用利回りを5.5%のまま据え置いた為、代行返上や解 散の際に国に返還しなければならない代行資産が無い、いわゆる「代行割れ」基金が増加しました。  平成23年度決算で代行割れ総額は約6,000億円に上り、放置すれば年金制度に多大なダメージを与え る事態になりました。さらに、平成24年にAIJ問題が発覚し、財政状況の厳しい基金が運用リスクの 高い商品に投資し、その結果、運用に失敗し、資産をさらに減らして代行割れが深刻化するという実態 が改めて浮き彫りになりました。  こうした状況を受け、国(厚労省)としては、厚生年金制度を維持するためにも、厚生年金基金制度 の見直しを早急にしなければならない様に至ったのです。 今後も厚生年金基金を存続させる為の条件としては、以下の①または②が必要です。     ① 最低責任準備金(代行部分債務)の1.5倍以上の純資産保有     ② 最低積立基準額(非継続基準の要積立額)以上の純資産保有 今後の対応としては、代行割れのリスクの度合いに応じて、以下のような対応になります。  今回の法改正により、代行割れ基金が解散する際の条件を見直し、母体企業の負担軽減を図り、解散 手続きがしやすくなりました。これらの措置は法律の施行日から5年間の時限措置となっており、この 5年間で代行割れ・代行割れ予備軍の厚生年金基金の解散を促し、5年後には約1割の財政健全基金が 存続するか他制度へ移行し、残りの基金は「代行返上」または「解散」して代行割れを未然に防ぎ、厚 生年金制度本体に影響が出ないような制度的措置がとられます。  基金の解散については、基金の申請による「自主解散」が基本となっていますが、代行割れが進んで いるにもかかわらず、解散の方針を議決できないでいる基金に対して、厚生労働大臣が第三者委員会の 意見を聴いて解散を促す「清算型解散」のしくみも導入されます。  当基金では、今年3月より「基金制度検討委員会」を設立して、「厚生年金基金制度の見直し」に関 して検討を行っています。今後明らかになってくる政省令の内容を十分確認した上で、これからの基金 制度運営に関する具体的な方針を今後も検討して参りたいと存じます。  また、理事会・代議員会等で検討・議論した内容につきましては、適宜情報提供させていただく予定 ですので、引き続きご協力賜わりますようお願い申し上げます。 ・施行日以降は厚生年金基金の新設は認めない。 ・施行日から5年間の時限措置として特例解散制度を見直し、分割納付における事業所間の連帯 責任を外すなど、基金の解散時に国に納付する最低責任準備金の納付期限・納付方法の特例を 設ける。 ・施行日から5年後以降は、代行資産保全の観点から設定した基準を満たさない基金について は、厚生労働大臣が第三者委員会の意見を聴いて、解散命令を発動できる。上乗せ給付の受給権保全を支援するため、厚生年金基金から他の企業年金等への積立金の移行 について特例を設ける。

厚生年金基金制度の見直し

代行部分に対する純資産額の積立状況 対 応 積立比率が1.5※以上 【健全な基金】 存続または他制度(確定拠出年金制度・確定給付 年金制度)への移行 積立比率が1.0以上1.5※未満【代行割れ予備軍】 他制度への移行または解散を促す 積立比率が1.0未満 【代行割れ】 法施行日から5年以内の早期解散を促す ※積立比率1.5または最低積立基準額のいずれかを満たす基準 約1割※1 約4割※1 3割弱※2 約5割※1 代行部分に対する積立状況 1.0 1.5 施行日 5年後 (特例解散の申請期限) 代行割れ基金の早期解散促進 代行割れを未然に防ぐための制度的措置 (※1) (※2) 平成24年3月末時点の562基 金(代行返上中の基金を除く) に占める割合 平成25年3月末時点の552基 金(代行返上中の基金を除く) に占める割合【見込み値】 〈代行割れしていない基金〉 代行返上による他制度への移行 (または通常解散) 〈代行割れ基金〉 特例解散による早期解散  ・自主解散を基本  ・厚生労働大臣が解散を促す  ・「清算型解散」制度も導入 〈健全な基金〉 代行返上による他制度への移行 または存続 【存続のための基準】 ・最低責任準備金×1.5   または ・最低積立基準額 〈代行割れ予備軍〉 厚生労働大臣が第三者委員会の意見を 聴いて代行返上または解散を命令 7 6

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見直しの背景

見直しの背景

厚生年金基金はどうなるの?

厚生年金基金はどうなるの?

厚生年金基金制度

が見直されました

(厚生年金保険法等の一部改正)

厚生年金基金は財政健全基金を除き、解散の方向

 厚生年金基金制度の改革を主な内容とする「公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年 金保険法等の一部を改正する法律」が平成25年6月19日に国会で成立し、同26日に公布されました。  今回の法律では、厚生年金基金制度について、他の企業年金制度への移行を促進しつつ、特例的な解 散制度の導入を行うこととしています。  施行期日は、公布日(平成25年6月26日)から1年を超えない範囲で政令で定める日となっています が、国会審議では、平成26年4月1日施行とする旨が言及されています。  厚生年金基金は、公的年金の保険料の一部を基金独自の上乗せ部分の資産と併せて管理・運用すると ともに、代行部分の給付を行います。昭和41年から施行されたこの制度は平成9年には最大基金数 1,888基金を記録し、企業年金の中核的役割を担うようになりました。  その後、バブル経済が崩壊するとともに、運用が悪化していき、平成14年4月施行の「確定給付企業 年金法」で代行部分の国への返上(代行返上)が認められるようになり、代行制度のない企業年金制度 (確定拠出年金制度・確定給付年金制度)への移行が進みました。  しかし、多くの総合型厚生年金基金においては運用利回りを5.5%のまま据え置いた為、代行返上や解 散の際に国に返還しなければならない代行資産が無い、いわゆる「代行割れ」基金が増加しました。  平成23年度決算で代行割れ総額は約6,000億円に上り、放置すれば年金制度に多大なダメージを与え る事態になりました。さらに、平成24年にAIJ問題が発覚し、財政状況の厳しい基金が運用リスクの 高い商品に投資し、その結果、運用に失敗し、資産をさらに減らして代行割れが深刻化するという実態 が改めて浮き彫りになりました。  こうした状況を受け、国(厚労省)としては、厚生年金制度を維持するためにも、厚生年金基金制度 の見直しを早急にしなければならない様に至ったのです。 今後も厚生年金基金を存続させる為の条件としては、以下の①または②が必要です。     ① 最低責任準備金(代行部分債務)の1.5倍以上の純資産保有     ② 最低積立基準額(非継続基準の要積立額)以上の純資産保有 今後の対応としては、代行割れのリスクの度合いに応じて、以下のような対応になります。  今回の法改正により、代行割れ基金が解散する際の条件を見直し、母体企業の負担軽減を図り、解散 手続きがしやすくなりました。これらの措置は法律の施行日から5年間の時限措置となっており、この 5年間で代行割れ・代行割れ予備軍の厚生年金基金の解散を促し、5年後には約1割の財政健全基金が 存続するか他制度へ移行し、残りの基金は「代行返上」または「解散」して代行割れを未然に防ぎ、厚 生年金制度本体に影響が出ないような制度的措置がとられます。  基金の解散については、基金の申請による「自主解散」が基本となっていますが、代行割れが進んで いるにもかかわらず、解散の方針を議決できないでいる基金に対して、厚生労働大臣が第三者委員会の 意見を聴いて解散を促す「清算型解散」のしくみも導入されます。  当基金では、今年3月より「基金制度検討委員会」を設立して、「厚生年金基金制度の見直し」に関 して検討を行っています。今後明らかになってくる政省令の内容を十分確認した上で、これからの基金 制度運営に関する具体的な方針を今後も検討して参りたいと存じます。  また、理事会・代議員会等で検討・議論した内容につきましては、適宜情報提供させていただく予定 ですので、引き続きご協力賜わりますようお願い申し上げます。 ・施行日以降は厚生年金基金の新設は認めない。 ・施行日から5年間の時限措置として特例解散制度を見直し、分割納付における事業所間の連帯 責任を外すなど、基金の解散時に国に納付する最低責任準備金の納付期限・納付方法の特例を 設ける。 ・施行日から5年後以降は、代行資産保全の観点から設定した基準を満たさない基金について は、厚生労働大臣が第三者委員会の意見を聴いて、解散命令を発動できる。上乗せ給付の受給権保全を支援するため、厚生年金基金から他の企業年金等への積立金の移行 について特例を設ける。

厚生年金基金制度の見直し

代行部分に対する純資産額の積立状況 対 応 積立比率が1.5※以上 【健全な基金】 存続または他制度(確定拠出年金制度・確定給付 年金制度)への移行 積立比率が1.0以上1.5※未満【代行割れ予備軍】 他制度への移行または解散を促す 積立比率が1.0未満 【代行割れ】 法施行日から5年以内の早期解散を促す ※積立比率1.5または最低積立基準額のいずれかを満たす基準 約1割※1 約4割※1 3割弱※2 約5割※1 代行部分に対する積立状況 1.0 1.5 施行日 5年後 (特例解散の申請期限) 代行割れ基金の早期解散促進 代行割れを未然に防ぐための制度的措置 (※1) (※2) 平成24年3月末時点の562基 金(代行返上中の基金を除く) に占める割合 平成25年3月末時点の552基 金(代行返上中の基金を除く) に占める割合【見込み値】 〈代行割れしていない基金〉 代行返上による他制度への移行 (または通常解散) 〈代行割れ基金〉 特例解散による早期解散  ・自主解散を基本  ・厚生労働大臣が解散を促す  ・「清算型解散」制度も導入 〈健全な基金〉 代行返上による他制度への移行 または存続 【存続のための基準】 ・最低責任準備金×1.5   または ・最低積立基準額 〈代行割れ予備軍〉 厚生労働大臣が第三者委員会の意見を 聴いて代行返上または解散を命令 7 6

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発行 西日本段ボール厚生年金基金 〒540-0003 大阪市中央区森ノ宮中央1丁目16番16号 大阪紙器会館4階 TEL(06)6946-1551 http://www.seidan-kikin.jp/ ♪受給者および待期者の皆様へのお願い♪ *氏名や住所が変わったときは、当基金までお知らせください。

知ってトクする温泉入浴の

「お 作 法 」

の巻

〒 778-0165 徳島県三好市池田町松尾松本 367-2 0883 (75) 2311 日帰り入浴(露天風呂):1,500 円  宿泊:15,270 円∼ 7:30 18:00    年中無休 電車:JR 土讃線阿波池田駅下車    出合方面かずら橋行きバスで約 50 分 車 :関西方面から 徳島自動車道    井川池田 IC ∼国道 32 号線で約 50 分 和の宿 ホテル祖谷温泉 泉質 : アルカリ性単純 硫黄温泉 色 : 無色透明 温度 : 約 39 度(加温・加水なし) 効能 : 神経痛、リウマチ、外傷、 婦人病、疲労回復など 備考 : 自家源泉かけ流し ¥  温泉のつかり方は人によってさまざまで、とくに「こうすべし」といったルールは ありませんが、ちょっとした方法で健康効果はぐんと高まります。  今回は、体への負担を軽減し、効能・効果を高める入浴法として「カエル博士の ケロケロ流温泉作法」の一部を紹介します。 日本三大秘境・祖谷渓谷の秘湯  山々が連なる祖谷渓に抱かれるように建つ一軒の温泉宿。露天風呂 へはゴトゴトとケーブルカーで降りて行くというユニークな温泉です。  川にせり出すように造られた露天風呂は、毎分 1500ℓの湯が湧きだ す四国では珍しい源泉かけ流しの温泉。白い湯の花が浮かぶ湯は、ヌ ルヌルとした感触で、つかると体に無数の泡がつきます。湯の温度は ぬるめなので長湯してものぼせず、日本三大秘境といわれる景観を楽 しみながらゆっくりと温まることができます。  とくにおすすめなのは紅葉の時期で、赤く染まった山々の景観を堪 能しつつ湯につかれば、このうえない贅沢な時間になること間違いな しです。

和の宿 ホテル祖谷温泉

 山々が連なる祖谷渓に抱かれるように建つ一軒の温泉宿。露天風呂 へはゴトゴトとケーブルカーで降りて行くというユニークな温泉です。  川にせり出すように造られた露天風呂は、毎分 1500ℓの湯が湧きだ す四国では珍しい源泉かけ流しの温泉。白い湯の花が浮かぶ湯は、ヌ ルヌルとした感触で、つかると体に無数の泡がつきます。湯の温度は ぬるめなので長湯してものぼせず、日本三大秘境といわれる景観を楽 しみながらゆっくりと温まることができます。  とくにおすすめなのは紅葉の時期で、赤く染まった山々の景観を堪 能しつつ湯につかれば、このうえない贅沢な時間になること間違いな しです。 日本三大秘境・祖谷渓谷の秘湯

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