決算業務
消費税申告書
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本書の表記
本書では説明する内容によって次のアイコン、記号を使用しています。
アイコン、記号 説明 操作するときに気をつけることを記載しています。 説明の補足事項を記載しています。 参照先を記載しています。『 』
システム名、処理名の名称を表記するときに用います。≪ ≫
画面やウィンドウ、ダイアログの名称を表記するときに用います。[ ]
画面名称、ボタン名称を表記するときに用います。「 」
画面内の項目名、参照先を表記するときに用います。 キーボードのキーを表記するときに用います。本書は、『ネット de 記帳』をご使用になる際に必要となる操作説明および注意事項などを明記して
います。
『ネット de 記帳』をご使用の前に、本書をご覧いただきますようお願いいたします。
また、本書は次のような分冊構成になっております。
必要となる環境設定、および共通操作については、
【概要・基本操作】を参照してください。
【事業者機能】
【商工会機能】
【消費税申告書】
Ⅰ.マスター関係登録編 Ⅱ.日常業務編 Ⅲ.決算業務編 Ⅳ.電子申告編【概要・基本操作】
【決算専用】
【所得税確定申告書】
【連合会機能】
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改訂履歴
タイトル 版数 内容 消費税申告書 第 2 版 『1.1 消費税申告書作成の流れ』で、「1.3.3 消費税申告書を印刷する」への参照を 修正しました。 消費税申告書 第 5 版 『1.3.1 消費税申告書を作成する』の②の画面を差替えました。 『1.3.1 消費税申告書を作成する』の②の表内の「仕入の税額計算区分」「税務署長 承認課税割合」「簡便法計算区分」「中間申告回数」の説明を修正しました。 『1.3.1 消費税申告書を作成する』の③の画面を差替えました。 『1.3.1 消費税申告書を作成する』の③の説明を修正しました。 補足「簡易課税で基準期間の課税売上高が 5 千万円を超えている場合」、「基準期間 の課税売上高のチェック」、「基準期間の課税売上高の自動計算」を追加しました。 『1.3.1 消費税申告書を作成する』の④に補足「簡易課税で基準期間の課税売上高 が 5 千万円を超えている場合」を追加しました。 『1.3.1 消費税申告書を作成する』の⑤に補足「起動時の再計算」を追加しました。 『1.3.1 消費税申告書を作成する』の⑤の補足「調整消費税の入力」の[その他] タブ画面を差替えました。 『1.3.1 消費税申告書を作成する』の■設定内容・[申告書・付表]ナビボタン(原 則課税)に、付表 1、付表 2-(2)を追加しました。 『1.3.1 消費税申告書を作成する』の■設定内容・[申告書・付表]ナビボタン(簡 易課税)に、付表 4、付表 5-(2)を追加しました。 『1.3.1 消費税申告書を作成する』の■設定内容・[申告書・付表]ナビボタン(中 間申告書)に補足「中間申告書(第 26 号様式)の「納付すべき地方消費税」欄に ついて」を追加しました。 『1.3.2 金額修正について』に「課税期間の終了が平成 26 年 4 月 1 日以後の申告 書は≪金額修正≫を使用できません。」の説明を追加しました。 『1.3.3 消費税申告書を印刷する』の②の印刷条件画面を差替えました。表内の「詳 細設定」の説明を修正しました。1
消費税申告書を作成する ... 1
1.1
消費税申告書作成の流れ ... 1
1.1.1
画面構成 ... 2
1.2
消費税基本情報を設定する ... 3
1.2.1
消費税基本情報の設定内容 ... 4
1.3
消費税申告書を作成する ... 8
1.3.1
消費税申告書を作成する ... 8
1.3.2
金額修正について ... 22
1.3.3
消費税申告書を印刷する ... 25
1
消費税申告書を作成する
消費税申告書を作成するための作業の流れと、作成方法について説明します。
1.1 消費税申告書作成の流れ
消費税申告書作成の流れは次のとおりです。
「1.2 消費税基本情報を設定する」参照 「1.3 消費税申告書を作成する」参照 「1.3.3 消費税申告書を印刷する」参照 「消費税申告書」・「付表」■
消費税申告書の印刷
消費税申告書を印刷します。 ≪消費税申告書≫■
消費税申告書の作成
ナビボタンにしたがい、各タブの必要箇所に 情報を入力します。 消費税申告書を作成する前に、事業者情報 や、申告情報、還付金融機関や、税理士の情 報などの基本情報を設定します。 ≪消費税基本情報≫■
消費税基本情報の設定
1 消費税申告書を作成する 1.1 消費税申告書作成の流れ
1.1.1 画面構成
主な画面構成は次のとおりです。
項目 説明・参照先 ア プ リ ケ ー シ ョ ン ツールバー 開いている画面に合わせて、作業に必要なボタンが表示されます。 利用頻度の高いボタン 「【概要・基本操作】 2.7 アプリケーションツールバー、ファンクション」参照 ナビボタン 処理の手順が表示されます。ナビボタンをクリックし、入力を進めます。 タブ タブをクリックし、入力エリアを切り替えます。 入力エリア 登録する内容を入力します。 アプリケーションツールバー タブ 入力エリア ナビボタン1.2 消費税基本情報を設定する
消費税申告書を作成する前に、事業者情報や、申告情報などの基本情報を設定します。
① 『決算業務』>『消費税申告書』>『消費税基本情報』をクリックします。
② ≪消費税基本情報≫が表示されます。各タブメニューをクリックし、
ガイドエリアを参考に設定を確認、修正します。
※[税理士情報取込]ボタンは、商工会職員(その職員が税理士でない)が
ログインした場合のみ表示されます。
設定内容 「1.2.1 消費税基本情報の設定内容」参照 タブメニュー 説明 基本情報 名称や屋号、代表者の情報などを設定します。 申告情報 納税地や付記事項などを設定します。 還付金融機関等 還付を受け取る金融機関の情報を設定します。 作成税理士情報 税理士の情報を設定します。③ 修正後、[更新]ボタンをクリックします。
④ [×]ボタンをクリックして終了します。
タブメニュー 入力エリア ガイドエリア1 消費税申告書を作成する 1.2 消費税基本情報を設定する
1.2.1 消費税基本情報の設定内容
■
基本情報
項目 内容 法人区分 法人区分が表示されます。 提出税務署 提出先の税務署を[税務署検索]ボタンから検索します。 利用頻度の高いボタン 「【概要・基本操作】 2.12.2 役所検索エクスプローラー」参照 名称 上段 名称又は屋号を全角 15 文字以内で入力します。 名称 下段 名称又は屋号が上段で収まらない場合、全角 15 文字以内で入力します。 フリガナ 名称又は屋号のフリガナを半角 40 文字以内で入力します。 ※名称上段および下段に入力すると自動入力されます。修正も可能です。 代表者氏名 代表者の氏名を全角 15 文字以内で入力します。 フリガナ 代表者の氏名のフリガナを半角 30 文字以内で入力します。 ※代表者氏名に入力すると自動入力されます。修正も可能です。 郵便番号 代表者の住所の郵便番号を上 3 桁+下 4 桁で入力します。 ※郵便番号入力後、[検索]ボタンをクリックすると、住所欄に該当住所が表示 されます。 代表者住所 代表者の住所を全角 40 文字以内で入力します。 電話番号 代表者の連絡先の電話番号を半角で入力します。 経理担当者氏名 経理担当者の氏名を全角 15 文字以内で入力します。■
申告情報
項目 内容 納税地 郵便番号 納税地の住所の郵便番号を上 3 桁+下 4 桁で入力します。 ※郵便番号入力後、[検索]ボタンをクリックすると、住所欄に該当住所が表示 されます。 納税地上段 納税地の住所を全角 20 文字以内で入力します。 納税地下段 納税地上段で収まらない場合、全角 20 文字以内で入力します。 フリガナ 納税地の住所のフリガナを半角 80 文字以内で入力します。 ※納税地上段および下段に入力すると自動入力されます。修正も可能です。 電話番号 納税地の電話番号を半角で入力します。 税務署 処理欄 所轄 半角 2 文字以内で入力します。 要否 半角 2 文字以内で入力します。 整理番号 半角 8 文字以内で入力します。 付記事項 割賦基準 の適用 特別な売上基準を適用しているかどうか、空欄・有・無 から選択しま す。 有 ・・・適用する場合に選択します。 無 ・・・適用しない場合に選択します。 空欄・・・申告書に何も印刷しないときに選択します。 延払基準等 の適用 工事進行基準 の適用 現金主義会計 の適用■
還付金融機関等
●
金融機関区分で「銀行等」を選択した場合
1 消費税申告書を作成する 1.2 消費税基本情報を設定する
●
金融機関区分で「郵便局・ゆうちょ銀行」を選択した場合
項目 内容 金融機関区分 銀行等・郵便局・ゆうちょ銀行から選択します。 金融機関名 金融機関の名称を全角 15 文字以内で入力し、(空白)・銀行・金庫・組合・ 農協・漁協 から選択します。 本支店名 金融機関の支店名を全角 15 文字以内で入力し、(空白)・本店・支店・本所・ 支所・出張所 から選択します。 預金種類 預金等の種類を(空白)・普通・当座・納税準備・通知・別段・貯蓄・その他 から選択します。 ※「その他」を選択した場合は、預金種類を全角 4 文字以内で入力してください。 口座番号 預金の口座番号を 10 桁以内で入力します。 郵便局名 郵便局名を全角 15 文字以内で入力します。 貯金記号番号 貯金の記号番号を半角 5 桁+8 桁以内で入力します。■
作成税理士情報
項目 内容 付記名称 作成税理士が社員税理士または補助税理士の場合に、税理士法人名あるいは 税理士事務所名を、全角 30 文字以内で入力します。 フリガナ 作成税理士が社員税理士または補助税理士の場合に、税理士法人名あるいは 税理士事務所名のフリガナを、半角 60 文字以内で入力します。 ※付記名称に入力すると自動入力されます。修正も可能です。 税理士名 税理士の氏名を、全角 15 文字以内で入力します。 フリガナ 税理士の氏名のフリガナを、半角 30 文字以内で入力します。 ※税理士名に入力すると自動入力されます。修正も可能です。 事務所郵便番号 税理士の事務所所在地の郵便番号を上 3 桁+下 4 桁で入力します。 ※郵便番号入力後、[検索]ボタンをクリックすると、住所欄に該当住所が表示され ます。 事務所所在地 税理士の事務所所在地の住所を全角 40 文字以内で入力します。 電話番号 税理士の電話番号を半角で入力します。 税理士法チェック 税理士法第 30 条の書面提出有の場合チェックをつけます。 税理士法第 33 条の 2 の書面提出有の場合チェックをつけます。事業者情報の取込
事業者情報に変更があった場合、≪消費税基本情報≫を起動すると、確認メッセージが 表示されます。[はい]ボタンをクリックすると、≪事業者情報取込≫が表示されます。 取り込みたい項目にチェックをつけて、[取込む]ボタンをクリックします。 ※商工会職員(その職員が税理士でない)の場合、[税理士情報の取込]ボタンが表示され、同様 に取込できます。1 消費税申告書を作成する 1.3 消費税申告書を作成する
1.3 消費税申告書を作成する
ナビボタンに従い、各タブの必要箇所に情報を入力し、消費税申告書や付表を
作成します。
1.3.1 消費税申告書を作成する
① 『決算業務』>『消費税申告書』>『消費税申告書』をクリックします。
② [消費税計算情報]ナビボタンの[消費税計算情報]タブが表示されます。
入力エリアの該当箇所を確認・修正します。
項目 内容 消費税区分 消費税区分(免税・原則課税・簡易課税)が表示されます。 ※免税が選択されている場合は『消費税基本情報』『消費税申告書』は起動でき ません。 税処理区分 税込処理・税抜処理 から選択します。 外税売上の税額計算区分 売上科目を外税入力した場合の消費税額の計算方法を選択します。 ・期間方式・・・入力された売上科目の金額を仮受消費税の金額から、その課 税期間における税込金額を求め課税標準額と消費税額を計 算します。 ・積上方式・・・入力された売上科目の金額と仮受消費税の金額を、各取引ご とに積み上げ計算を行い、課税標準額と消費税額を計算し ます。 ※積上方式は「課税標準額に対する消費税額の計算の特例の適用」を受ける場 合に選択します。 仕入の税額計算区分 仕入控除税額の計算区分を選択します。会計連動の場合は期間方式・ 積上方式1・積上方式2 から選択します。 ・期間方式 ・・・課税期間における仕入取引を税込ですべて集計し、控除対 象仕入税額を求めます。 ・積上方式 1・・・内税入力は「期間方式」で計算し、その税込金額×6.3÷108 (または×4÷105)で消費税を求めます。外税入力は取引 ごとに入力された仮払消費税を積み上げ、その金額×63 ÷80(または×4÷5)で消費税額を求めます。 ・積上方式 2・・・内税入力は 1 件 1 件入力されるごとに計算された仮払消費 税の総額×63÷80(または×4÷5)で消費税額を求めま す。外税入力は取引ごとに入力された仮払消費税額を積 み上げて、その総額×63÷80(または×4÷5)で消費税額 を求めます。 控除税額の計算区分 個別対応方式・一括比例配分方式 から選択します。 入力エリア ナビボタン タブ項目 内容 税務署長承認課税割合 (分子/分母) 分子、分母とも 12 桁以内で入力します。 控除税額の計算方法で「個別対応方式」を選択し、課税売上割合の代 わりに税務署長承認課税割合を使用する場合に、その計算データを登 録します。所轄税務署長に課税割合を認められた場合にのみ入力して ください。 簡便法計算区分 簡易課税の場合に簡便法の計算をする場合、チェックボックスにチェ ックをつけます。 ※個人の場合のみ表示されます。 以下に該当する場合、簡便法計算できません。 ・貸倒回収額がある場合 ・売上対価の返還等がある場合で、各種事業に係る消費税額からそれ ぞれの事業の売上対価の返還等に係る消費税額を控除して控除しき れない場合 確定申告回数 年 1 回・年 4 回(3 か月)・年 12 回(1 か月)から選択します。 中間申告回数 なし・年 1 回(6 か月)・年 3 回(3 か月)・年 11 回(1 か月)・任意(年 1 回)から選択します。[自動設定]ボタンをクリックすると、前期の 国税納付額に応じて「中間申告回数」の設定を自動でセットします。 ただし、任意(年 1 回)を選択した場合は[自動設定]ボタンは使用 できません。 ※確定申告回数が「年1回」時のみ設定できます。 ※任意(年 1 回)は任意での中間申告をする場合にチェックを付けます。中間 申告回数が「なし」の場合のみ選択できます。 ※中間申告回数の「なし」以外を選択した場合は、[申告書選択]ナビボタン で「中間申告書」が表示されます。 簡易課税計算結果出力区分 簡易課税で、2 種類の事業を営む事業者の場合で特例計算を適用する 場合に、付表 5、付表 5-(2)の 20~29 欄に計算結果を出力したい場 合はチェックボックスにチェックをつけます。 3 種類以上の事業を営む事業者の場合は、チェックボックスにチェッ クをつけなくても 20~29 欄のうち、該当する欄を使用し計算結果が 出力されます。
③ [過去情報設定]タブでは、過去 4 年の確定申告時の情報が表示されます。
過去情報は『決算更新』の実行により、今期を前期へ、前期を前々期へと自動的に繰り
越しされます。
今期の確定申告の情報は、[入力完了]タブで「入力完了」にチェックをつけて[更新]
ボタンをクリックし、入力完了状態にすることで表示されます。
『消費税申告書』を初めて使用する場合は過去情報がないため入力が必要です。
1 消費税申告書を作成する 1.3 消費税申告書を作成する
●
課税売上高(課税売上割合の分子)年間(前々期・前期)
前々期および前期の消費税申告書(一般用)の⑮「課税資産の譲渡等の対価の額」また は、消費税申告書(簡易課税用)の⑮「この課税期間の課税売上高」の金額を入力しま す。●
非課税資産の輸出等の金額
「非課税資産の輸出等の金額」を入力します。「非課税資産の輸出等の金額」は「基準期 間の課税売上高」に含まないため、「課税売上高(課税売上割合の分子)年間」から「非 課税資産の輸出等の金額」を引いた金額を「基準期間の課税売上高」に入力します。●
基準期間の課税売上高(前々期)
この金額は今期の消費税申告書(一般用)の「基準期間の課税売上高」または、消費税 申告書(簡易課税用)の⑯「基準期間の課税売上高」に印刷されます。 前々期の「課税売上高(課税売上割合の分子)年間」-「非課税資産の輸出等の金額」 の金額を入力します。「課税売上高(課税売上割合の分子)年間」、または「非課税資産 の輸出等の金額」を入力すると「基準期間の課税売上高」を自動で計算します。●
基準期間の課税売上高(前期)
この金額は今期の申告書には反映されませんが、『決算更新』の実行により前々期へ移行 し、翌期の「基準期間の課税売上高」となります。 前期の「課税売上高(課税売上割合の分子)年間」-「非課税資産の輸出等の金額」の 金額を入力します。「課税売上高(課税売上割合の分子)年間」、または「非課税資産の 輸出等の金額」を入力すると「基準期間の課税売上高」を自動で計算します。簡易課税で基準期間の課税売上高が
5 千万円を超えている場合
前々期の「基準期間の課税売上高」が 5 千万円を超えている場合は簡易課税を選択でき ないため、次の≪警告≫メッセージが表示されます。 『マスター関係登録』>『事業者基本情報』で「消費税区分」を原則課税に変更してく ださい。基準期間の課税売上高のチェック
前々期・前期の課税期間が 1 年で「基準期間の課税売上高」が「課税売上高(課税売上 割合の分子)年間」から「非課税資産の輸出等の金額」を引いた金額と一致していない 場合は次の≪確認≫メッセージが表示されます。 「基準期間の課税売上高」を確認し、必要があれば修正してください。基準期間の課税売上高の自動計算
課税期間が 1 年未満の場合は自動計算されませんので、直接入力してください。④ [申告書選択]ナビボタンをクリックします。申告書を選択し、[選択]ボタンを
クリックします。
中間申告書を選択した場合「■設定内容[申告書・付表]ナビボタン(中間申告書)」参照簡易課税で基準期間の課税売上高が
5 千万円を超えている場合
[過去情報設定]の前々期の「基準期間の課税売上高」が 5 千万円を超えている場合 は簡易課税を選択できないため、次の≪エラー≫メッセージが表示され申告書が選択 できません。 『マスター関係登録』>『事業者基本情報』で「消費税区分」を原則課税に変更して ください。1 消費税申告書を作成する 1.3 消費税申告書を作成する
⑤ [申告書・付表]ナビボタンをクリックし、入力エリアの該当箇所を確認・修正
します。申告書および付表の金額を修正する場合は、[金額修正]ボタンをクリックし
≪金額修正≫より金額を修正します。
確認したタブは「チェック完了」のチェックボックスにチェックをつけます。
金額修正について「1.3.2 金額修正について」参照 各タブについて「■設定内容[申告書・付表]ナビボタン(原則課税)」参照起動時の再計算
消費税基本情報や仕訳データが変更されたときに[申告書・付表]の起動時に次の≪再 計算確認≫メッセージが表示され、再計算を行うことができます。 [はい]ボタンを選択すると再計算を行います。 [いいえ]ボタンを選択すると再計算を行わず元の金額のまま表示します。 次の変更があった場合も、起動時に再計算のメッセージが表示されます。 ・[消費税計算情報]で区分等が変更された場合 ・[過去情報設定]で前期・前々期の「基準期間の課税売上高」、「資産の譲渡等の対価 の額(課税売上割合分母)」が変更された場合 タブ再計算する
消費税基本情報や仕訳データが変更された場合は、再計算処理を行い申告書の再作成を 行います。[再計算]ボタンをクリックし、処理を進めます。 金額修正を行った場合は申告情報の上書きのみできます。 申告情報連動選択 『消費税基本情報登録』の内容を申告書へ連動するかどうかを選択します。 連動する場合はチェックを付けて[OK]ボタンをクリックします。 連動する必要がない場合はチェックを外して[OK]ボタンをクリックします。課税期間を変更する場合
課税期間を変更する場合は、[課税期間変更]ボタンをクリックし、≪課税期間変更≫ で入力します。 金額修正を行った場合は課税期間の変更はできません。≪金額修正≫で金額修正解除を 行ってください。1 消費税申告書を作成する 1.3 消費税申告書を作成する
調整消費税の入力
調整消費税を入力したい場合は、[調整消費税等入力]ボタンをクリックし、≪調整消 費税等入力≫で入力します。 金額修正を行った場合は調整消費税等の金額は変更できません。≪金額修正≫で金額修 正解除を行ってください。 ※[その他]タブは原則課税の場合のみ、表示されます。⑥ [入力完了]ナビボタンをクリックします。
すべてのチェックが完了していることを確認し、「入力完了」にチェックをつけて
[更新]ボタンをクリックします。
[更新]ボタンをクリックすると、申告書の入力を完了状態にします。
入力完了について
すべての入力が完了したら「入力完了」のチェックボックスにチェックをつけます。 電子申告データを作成するには「入力完了」にチェックがついている必要があります。⑦ ≪終了確認≫で、「国税電子申告のエラーチェックを行う」にチェックをつけて、
[はい]ボタンをクリックします。
各 タ ブ で 「 チ ェ ッ ク 完 了」にチェックがついて いると「完了」と表示 [消費税、地方消費税]タブ [その他]タブ⑧ ≪国税電子申告エラーチェック≫が表示されます。[チェック開始]ボタンを
クリックします。
電子申告エラーチェックについて
終了時以外に電子申告のエラーチェックを行いたい場合は、[電子申告チェック]ボタ ンをクリックします。⑨ ≪確認≫が表示されます。[OK]ボタンをクリックします。
国税電子申告エラーチェックでのエラーについて
エラーについては、「■国税電子申告エラーチェックでのエラーについて」を参照して ください。 エラー内容 表示エリア1 消費税申告書を作成する 1.3 消費税申告書を作成する
次回起動時
入力完了後に起動すると次のメッセージが表示されます。 ・[はい]ボタンをクリックした場合 参照のみ行えます。 ・[いいえ]ボタンをクリックした場合 次の≪確認≫が表示され、[はい]ボタンをクリックすると、入力完了が解除され データの入力ができます。 ※入力完了したログイン担当者の氏名が表示されます。 「参照」と表示 されます。■
国税電子申告エラーチェックでのエラーについて
エラー内容と対応方法は次のとおりです。
エラー内容 原因 対応方法 電子申告で有効な桁数 (○○桁)を超えてい るため、切り捨てられ ます。 ※エラー内容表示エリア に赤字で表示されます。 電子申告データの仕様にお ける抽出可能な桁数(=文 字数)を超えて内容が入力 されているため。 入力内容を変更しないで電子申告データを作 成すると、「項目内容(変更後)」の内容で抽 出されます。必要に応じて、抽出可能な桁数 を考慮して入力内容を変更してください。 電子申告で範囲外の値 を使用しています。 (元号) ※エラー内容表示エリア に赤字で表示されます。 電子申告データの仕様にお ける抽出可能な元号以外が 入力されているため。 入力した元号を「項目内容(変更後)」に表示 された範囲内の元号に修正する必要がありま す。修正しないで電子申告データを作成しよ うとすると、エラーになり、電子申告データ を作成できません。 ※「項目内容(変更前)」、「項目内容(変更後)」に 表示される番号は次のとおり各元号を表します。 1:明治 2:大正 3:昭和 4:平成 電子申告で範囲外の値 を使用しています。 ※エラー内容表示エリア に赤字で表示されます。 電子申告データの仕様にお ける抽出可能な値の範囲外 の内容が入力されているた め。 入力内容を「項目内容(変更後)」に表示され た値の範囲内の内容に修正する必要がありま す。修正しないで電子申告データを作成しよ うとすると、エラーになり、電子申告データ を作成できません。 使用不可文字を使用し ているため、変換され ます。 電子申告データの仕様にお いて使用不可とされる半角 カタカナ文字や半角スペー ス、特殊文字が入力されて いるため。 入力内容を変更しないで電子申告データを作 成すると、「項目内容(変更後)」の内容で抽 出されます。必要に応じて、入力内容を変更 してください。※電子申告データの仕様において抽出可能な桁数(=文字数)を超えて入力している
場合、電子申告データの作成では超えた部分の文字は切り捨てられます。
※電子申告データの仕様において使用不可文字を入力している場合、電子申告データ
の作成では使用可能な文字に変換されます。
1 消費税申告書を作成する 1.3 消費税申告書を作成する
■
設定内容
●
[申告書・付表]ナビボタン(原則課税)
タブ 説明 [申告書(一般)] 消費税及び地方消費税の申告書 (一般用)に反映します。 [付表 1] 付表 1 旧・新税率別、消費税額 計算表兼地方消費税の課税標準 となる消費税額計算表〔経過措 置対象課税資産の譲渡等を含む 課税期間用〕に反映します。 [付表 2] 付表 2 課税売上割合・控除対象 仕入税額等の計算表に反映しま す。 [付表 2-(2)] 付表 2-(2) 課税売上割合・控 除対象仕入税額等の計算表〔経 過措置対象課税資産の譲渡等を 含む課税期間用〕に反映します。タブ 説明 [還付申告明細 1/2] 消費税の還付申告に関する明細 書(個人事業者用/法人用)に 反映します。 [還付申告明細 2/2] 消費税の還付申告に関する明細 書(個人事業者用/法人用)に 反映します。
●
[申告書・付表]ナビボタン(簡易課税)
タブ 説明 [申告書(簡易)] 消費税及び地方消費税の申告書 (簡易課税用)に反映します。 [付表 4] 付表 4 旧・新税率別、消費税額 計算表兼地方消費税の課税標準 となる消費税額計算表〔経過措 置対象課税資産の譲渡等を含む 課税期間用〕に反映します。1 消費税申告書を作成する 1.3 消費税申告書を作成する タブ 説明 [付表 5] 付表 5 控除対象仕入税額の計 算表に反映します。 [付表 5-(2)1/2] 付表 5-(2) 控除対象仕入税額 等の計算表〔経過措置対象課税 資 産 の 譲 渡 等 を 含 む 課 税 期 間 用〕に反映します。 [付表 5-(2)2/2] 付表 5-(2) 控除対象仕入税額 等の計算表〔経過措置対象課税 資 産 の 譲 渡 等 を 含 む 課 税 期 間 用〕に反映します。
●
[申告書・付表]ナビボタン(中間申告書)
タブ 説明 [申告書(第 26 号様式)] 第 26 号様式の消費税及び地方 消費税の中間申告書に反映しま す。中間申告書(第
26 号様式)の「納付すべき地方消費税」欄について
現在、中間申告書の「納付すべき地方消費税」欄には、「納付すべき消費税額(国税分)」 に 100 分の 25 を乗じた金額を自動計算しております。 消費税率 8%が発生する場合にどのように計算する必要があるか、国税庁の発表があり 次第順次対応いたします。1 消費税申告書を作成する 1.3 消費税申告書を作成する
1.3.2 金額修正について
課税期間の終了が平成 26 年 4 月 1 日以後の申告書は≪金額修正≫を使用できません。
消費税申告書の金額を修正する場合は、仕訳を修正して再計算処理を行ってください。
≪金額修正≫で直接修正することもできますが、修正する際には十分に注意し、申告内容に
間違いがないかを十分に確認してください。
≪金額修正≫では申告書と付表の金額を直接修正できます。金額が修正されると自動的に再
計算されます。金額の修正後は[更新]ボタンをクリックし、修正内容を反映させます。
金額修正を解除する場合は[金額修正解除]ボタンをクリックします。修正された金額がす
べて元に戻ります。
[更新]ボタンをクリックし、金額修正解除を反映させます。
≪金額修正≫は課税期間が平成 24 年 4 月 1 日以降開始の申告書で使用できます。
■
金額修正画面の例(原則課税)
●
項目の背景色について
金額を直接修正した項目は、背景色が橙色(強制入力の色)で表示されます。 再計算の結果で値が変更された項目は、背景色が紫色(自動計算結果の色)で表示され ます。■
[申告書・付表]タブの表示
金額修正を行っている場合は、[申告書・付表]タブに「金額修正」と表示されます。
■
更新時のメッセージと対処方法
更新時に次のチェックを行っています。メッセージが表示されたら申告内容を十分に
確認してください。
●
納付税額と還付税額が両方とも入力されている場合
申告書の⑪納付税額と⑧控除不足還付税額または⑫中間納付還付税額に金額が入力され ている場合、㉒納付譲渡割額と⑲還付額または㉓中間納付還付譲渡割額に金額が入力さ れている場合はエラーメッセージが表示されます。 どちらかの入力しかできないので申告書を修正してください。●
集計金額が修正されている場合
申告書および付表の集計金額が修正されている場合はメッセージが表示されます。 申告内容に間違いがないかを十分に確認してください。 申告書 チェック対象項目 申告書(一般用) 申告書(簡易課税用) ⑦控除税額小計 ○26消費税及び地方消費税の合計 付表 2 ④課税資産の譲渡の対価の額 ⑦資産の譲渡等の対価の額 ⑫課税仕入等の税額の合計額 ⑳控除対象仕入税額 ○21控除過大調整税額 付表 5 ④控除対象仕入税額計算の基礎となる消費税額 ⑥事業区分別の合計額●
地方税額が国税額を超えている場合
納付は○22納付譲渡割額>⑪納付税額、還付は⑲還付額+○23中間納付還付譲渡割額>⑧控 除不足還付税額+⑫中間納付還付税額 の場合はメッセージが表示されます。 申告内容に間違いがないかを十分に確認してください。1 消費税申告書を作成する 1.3 消費税申告書を作成する
簡易課税の場合
1 種類の事業の専業者の場合、付表 5 の 7~17 に金額を入力することにより、2 種類以 上の事業を営む事業者として申告書が作成されます。 ただし、元々2 種類以上の事業を営む事業者の場合、付表 5 の 7~17 の金額をすべて削 除しても、1 種類の事業の専業者として申告書は作成されません。 1 種類の事業の事業者のみなし仕入率は設定されないので控除対象仕入税額が計算され ないためです。1.3.3 消費税申告書を印刷する
消費税申告書を印刷します。
① [入力完了]ナビボタンの[印刷]ボタンをクリックします。
※簡易課税の画面を例にしています。
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印刷できる帳票
付表1・付表2・付表2-(2)
付表4・付表5・付表5-(2)
消費税申告書(一般用)・
消費税申告書(簡易課税用)
その他
還付申告明細(原則課税の場合)
1 消費税申告書を作成する 1.3 消費税申告書を作成する