伊藤忠連合厚生年金基金
ねんきん
ガイドブック
●個人情報の取り扱いについて・・・・・・・・ 1
●私たちが加入する年金制度・・・・・・・・・ 2
●伊藤忠連合厚生年金基金から受けられる
年金・一時金・・・・・・・・・・・・・・・ 3
●基本年金・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
●年金を受けるための手続きの流れ・・・・・・ 7
●加算年金・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
●選択一時金・・・・・・・・・・・・・・・・10
●脱退一時金・・・・・・・・・・・・・・・・11
●遺族一時金・・・・・・・・・・・・・・・・12
●通算企業年金・他の制度・・・・・・・・・・13
●代行返上に伴う年金の支払い先について・・・15
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個人情報の取り扱いについて
個人情報取扱事業者の名称 伊藤忠連合厚生年金基金 個人データの利用目的 ・年金及び一時金給付管理 ・年金裁定請求書の送付 ・現況届及び支払通知書等の送付 ・基金だより等の送付 ・設立事業所との共同利用 設立事業所との共同利用につ いて 共同利用する個人データの項目 氏名、生年月日、資格取得年月日、平均標準報酬額その他給 付額計算の基礎となる項目及び給付額 共同利用する者の範囲 伊藤忠連合厚生年金基金規約に定める設立事業所 共同利用する者の利用目的 退職給付額及び要支給額の計算、年金相談、退職給付会計の 計算及び企業年金制度に係る財政計算 共同利用する個人データの管理責 任者 伊藤忠連合厚生年金基金、事業主 個人データの開示等の手続 申込先 〒103-0011 東京都中央区日本橋大伝馬町 14-1 伊藤忠連合厚生年金基金 宛て 提出時の記載事項 開示内容、住所、氏名、電話番号 本人確認のための添付書類 加入員証の写し、運転免許証の写し、パスポートの写し、健 康保険証の写し、会社の身分証明書の写し (代理人による場合) 本人の委任状(署名・捺印)、代理人の身分証明書(写し) 個人情報に関する苦情・相談窓 口 面談 伊藤忠連合厚生年金基金事務所 郵送 〒103-0011 東京都中央区日本橋大伝馬町 14-1 伊藤忠連合厚生年金基金 宛て 電話 03-3669-2346 FAX 03-3669-2348 受付時間 就業時間内(月~金 9:00~17:00、祝祭日は除く) 伊藤忠連合基金への年金額及び一時金額のご照会については下記の通りとさせていただきます。 (平成 20 年 10 月 1 日実施) 個人情報の保護に関する法律の施行に伴い、伊藤忠連合厚生年金基金(以下、伊藤忠連合基 金と呼びます)でも加入員(伊藤忠連合基金に加入する人)並びに年金受給権者の皆さんの 個人情報の取り扱いにつきまして、次のように定めています。 伊藤忠連合基金における個人情報の取り扱いについて 加入員ご本人様からのご照会 ●電話、FAX、郵送、伊藤忠連合基金事務所への来所のいずれの方法でも受け付けます。電話以外の場合は、所 定の用紙(伊藤忠連合基金までご連絡ください)にてご照会願います。 ●ご照会があったときは本人確認(添付書類要)を行いますが、電話でのご照会の場合は氏名・生年月日・加入員 番号か基礎年金番号(年金受給権者の場合は受給権者番号)にて確認させていただきます。 ●ご本人様より委任を受けた代理人がご照会する場合は、代理人の確認及び委任状の確認をさせていただきます。 ●回答は文書で行います。原則、ご本人様の住所へ送付させていただきますが、ご希望により会社を経由すること もできます。 会社のご担当者様からのご照会 ●FAX、郵送、伊藤忠連合基金事務所への来所のいずれかの方法で受け付けます。電話でのご照会は受け付けて いません。 ●ご照会は所定の用紙にて事業主名でお願いいたします。 ●回答は文書で行い、会社へ送付申し上げます。2
私たちが加入する年金制度
私たちが 20 歳になると加入するのが、日本に住むすべての人に共通の年金制度である国民年金です。 また、民間会社に入社すると(20 歳未満も含む)、会社員等のための年金制度である厚生年金保険に も加入します。原則として 25 年以上加入すると、65 歳(生年月日により経過措置あり)から老齢基 礎年金と老齢厚生年金を受けることができます。 伊藤忠グループで働く皆さんのより豊かな老後生活のために、1982 年 11 月に国の認可のもとで設 立された企業年金が、伊藤忠連合基金です。伊藤忠連合基金は、将来の経済的な「ゆとり」を実現す る役割を担っています。 国民年金や厚生年金保険からは、高齢になったとき、障害を負ったとき、遺族になったときに、一 定の要件を満たすことで次のような年金が支給されます。なお、国の年金については、最寄りの年金 事務所などへお問い合わせください。 公的年金(国民年金・厚生年金保険) 企業年金(伊藤忠連合基金) 参考・国の年金制度から受けられる給付3
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伊藤忠連合厚生年金基金から受けられる
年金・一時金
伊藤忠連合基金の給付について、もう少し詳しく説明いたします。 伊藤忠連合基金から受けられる給付は、基本と加算の2種類にわかれています。 基本は、老齢厚生年金の一部を伊藤忠連合基金が、国に代わって支給する代行部分(現在この部分 を国に返上する作業を実施中。)と、薄皮部分(基金が代行部分に加えて独自に上乗せしている給付) で構成されており、加入した期間などに応じて基本年金として受取ることができます。尚、薄皮部分 に必要な掛金は全額会社が負担しており、加入者のご負担が増えることはありません。 加算は、伊藤忠連合基金独自の給付で、加入した期間や脱退(会社を退職)した年齢などに応じて、 加算年金や一時金(脱退一時金、選択一時金、遺族一時金)でうけとることができます。加算に必要 な掛金は薄皮部分と同じく、全額会社が負担しています。 つまり、伊藤忠連合基金の加入員は、伊藤忠連合基金に加入することで、負担が増えることなく、 国の年金制度だけに加入するよりも多くの年金を受取ることができます。 老齢厚生年金の代行部分に関しましては、2012 年 1 月以降分からは国より支給されます。 2011 年 12 月以前分につきましては、代行返上完了までの間(約 1 年間)は、これまで通り、当基金 から年金を支給する形になりますが、最終的には国から支給されます。 伊藤忠連合基金から受けられるのは基本と加算の 2 種類 基本年金の資格期 間を満たす 脱退一時金の資格 期間を満たす 遺族一時金を遺族 に支給 加算年金の資格期 間を満たす 受 給 時 や受 給 開始 後 15 年以内に選択一時 金も希望できる ▲ 加入 ▲ 加入 1 ヶ月 ▲ 加入 2 年 ▲ 加入 20 年4 加算年金 伊藤忠連合基金に 20 年以上加入した人が、次のいずれかに該当したとき受けられます(15 年保証付)。 ●退職後に 60 歳になったとき ●60 歳以上で退職したとき ●在職中に 70 歳になったとき 選択一時金 加算年金を受けられる(受けている)人が、次のいずれかに該当したとき受けられます。 ●退職時に加算年金の代わりに一時金を選択したとき ●退職後に加算年金を受けはじめる前に一時金を選択したとき ●加算年金を受けはじめてから 15 年以内に一時金を選択したとき 脱退一時金 伊藤忠連合基金に 2 年以上 20 年未満加入した人が、脱退(会社を退職)したとき受けられます。 脱退一時金ではなく、希望すれば企業年金連合会からの通算企業年金や他の制度としても受けられま す。 遺族一時金 伊藤忠連合基金に加入している(加入していた)人が、次のいずれかに該当したとき遺族が受けられ ます。 ●伊藤忠連合基金に 2 年以上加入した人が在職中に死亡したとき ●退職後に加算年金を受けはじめる前に死亡したとき ●加算年金を受けはじめてから 15 年以内に死亡したとき 基本年金(薄皮部分+代行部分) 伊藤忠連合基金に 1 ヵ月以上加入した人が、次のいずれかに該当したとき受けられます。 ●60 歳(または生年月日による支給開始年齢になったとき、60 歳以上で加入した人は 65 歳になっ たときまたは退職したとき ●国の老齢厚生年金が受けられるようになったとき 伊藤忠連合基金から受けられる年金や一時金には、次のようなものがあります。
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基本年金
伊藤忠連合基金に 1 ヵ月以上加入した人が、生年月日に応じた支給開始年齢になったときに受けられ ます。60 歳以上で加入した人の支給開始年齢は、65 歳または退職時です。また、伊藤忠連合基金に 10 年以上加入した人が、受け取り先を伊藤忠連合基金にしたときも受けられます。なお、伊藤忠連合 基金に加入した期間が 1 ヵ月未満であった人は、加入しなかったものとして扱われます。 従来、基本年金は 60 歳から受けられましたが、国の年金を代行している伊藤忠連合基金も国の制度 改正に伴って、下図のように支給開始年齢が段階的に遅くなることになりました。 (注)上の支給開始年齢にかかわらず、繰下げ受給によって、最高 70 歳まで遅らせて増額された年金 を受けることができます。 伊藤忠連合基金に加入した人は、基本年金(代行部分+薄皮部分)を生年月日に応じた支給年齢(年 金を受けられる年齢⇒下図をご覧ください)から生涯にわたって受取ることができます。基本年金 は年金としてのみ受けられ、一時金で受け取ることはできません。なお、基本年金は希望により、 最高 70 歳まで遅らせて増額された年金を受けることができます。なお、代行部分のみや、薄皮部 分のみのように一方だけを繰下げることはできません。 基本年金を受けられる要件 基本年金の支給開始年齢6 基金の年金を受けるためには、まず国の年金の請求をしていただく必要がございます。国へ請求後、 数ヶ月後には年金証書が発行されますので、その写しと住民票(3ヶ月以内有効)退職年金裁定請求 書の一式を基金へご提出ください。 なお、ご請求のご案内(請求書等)の送付につきましては、加入中の方は事業所の担当者様宛てに、 退職された方にはご自宅宛てに老齢厚生年金の受給権発生月前にご送付させていただいております。 ■退職後に失業保険を受けた場合 会社を退職した後に失業保険を受けた場合、年金を受けられる要件が整っていても、失業保険を受 けている間は年金の支給が停止されます。失業保険を受け終わった翌月になれば、年金を受けること ができるため、支給開始年齢になったときに伊藤忠連合基金と国へ「退職年金裁定請求書」「国民年金・ 厚生年金保険老齢給付裁定請求書」を提出しておくことをおすすめします。また、失業保険の支給が 終わった場合には、「支給終了」の判が押された「雇用保険受給資格者証」の全てのページ(写し)を 伊藤忠連合基金までご提出ください。 ただし、伊藤忠連合基金では、失業保険の支給終了の情報を確認した後に年金を支給することが義 務づけられています。この失業保険の支給終了の情報が国から伊藤忠連合基金に届くまでに 2~3 ヵ月 かかるため、実際に年金が受けられるようになるのはその後になります。失業保険を受け終わった翌 月から年金の支給が開始されるまでの期間分の年金は、年金の支給が開始されるときにさかのぼって まとめて支払われます。 なお、伊藤忠連合基金の加算年金については、失業保険を受けていても支給されます。 ■退職後に再就職した場合 会社を退職した後に他の会社に再就職した場合、年金を受ける要件が整っていても、受けられる年 金の額と給与や賞与の額よって、年金の一部または全額が支給停止される場合があります。 基本年金を受ける手続き
失業保険とは
正確には「雇用保険の基本手当」といい、定年や倒産、自己都合等により離職した人に支給され るものです。失業保険を受けようとする人は、ハローワーク(公共職業安定所)で求職の申し込 みをする必要があります。転居等をした場合は、
伊藤忠連合基金へ必ず届け出てください
会社を中途退職した人には、伊藤忠連合基金から「退職年金裁定請求書」をご本人あてに伊藤忠連 合基金に登録されている住所へ送付しています。そのため、転居等があった場合、伊藤忠連合基金 への届出がないとお届けすることができません。転居等をした場合は、伊藤忠連合基金へご連絡く ださい。住所変更届をお送りします。8
国の年金については、 最寄りの年金事務所な どにお問い合わせくだ さい。
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加算年金
伊藤忠連合基金に 20 年以上加入した人が、以下のいずれかに該当するときに受けられます。 なお、加算年金は、希望により一時金として受けることもできます。 伊藤忠連合基金から受けられる年金額は、加入した期間やその間の給与等によって異なりますので、 年金を受けられる年齢が近づいたら、会社の事務担当者または伊藤忠連合基金へ直接お問い合わせく ださい。伊藤忠連合基金に電話でお問い合わせをいただく場合は、本人確認のために氏名と生年月日、 加入員番号を必ずお聞きしてご質問にお答えします。なお、年金額については、文書でお答えします。 加算年金を受けるためには、次の書類の提出が必要になります。まだ基本年金を受けていない人は、 「退職年金裁定請求書」(年金を受けるために必要な書類と「選択一時金・加算年金選択届」(選択一 時金と加算年金のどちらで受けるか選択する書類)を必要な添付書類とともに伊藤忠連合基金へ提出 してください。 すでに基本年金を受けている人は、「選択一時金・加算年金選択届」のみを伊藤忠連合基金へ提出し てください。 伊藤忠連合基金に 20 年以上加入した人は、伊藤忠連合基金が独自に設計した上乗せ年金である加 算年金を受けることができます。なお、加算年金のための掛金は、全額会社が負担しています。 加算年金を受けられる要件 ●退職後に 60 歳になったとき ●60 歳以上で退職したとき ●在職中に 70 歳になったとき 受けられる年金額は 加算年金を受ける手続き 加算年金は 15 年保証付き加算年金は生涯にわたって受けられますが、15 年受けられる保証期間 が付いています。そのため、加算年金を受けはじめてから 15 年以内に死亡された場合、残りの期 間分を遺族一時金としてご遺族に支給します。10
選択一時金
加算年金を受けられる(受けている)人が、以下のいずれかに該当するときに受けられます。 選択一時金を受けるためには、「一時金裁定請求書」(一時金を受けるために必要な書類)を「選択 一時金・加算年金選択届」(選択一時金と加算年金のどちらで受けるか選択する書類)などの必要な添 付書類とともに伊藤忠連合基金へ提出してください。なお、「一時金裁定請求書」と同じ書類に綴られ ている「退職所得の受給に関する申告書」も忘れずに記入してください。これらの書類は、上の「選 択一時金を受けられる要件」のうち、①の人は会社の事務担当者を通じて受け取り、②③の人は伊藤 忠連合基金にご連絡いただければお送りします。 伊藤忠連合基金に 20 年以上加入した人は基本年金と加算年金が受けられますが、このうち加算年金 のみを年金ではなく一時金として受けることができます。これを選択一時金といいます。 選択一時金を受けられる要件 ① 退職時に加算年金の代わりに一 時金を選択したとき ② 退職後に加算年金を受けはじめ る前に一時金を選択したとき ③ 加算年金を受けはじめてから 15 年以内に一時金を選択したとき 選択一時金を受ける手続き 添付書類 1.厚生年金基金加入員証 2.選択一時金・加算年金選択届(様式第 19 号) 3.退職所得の源泉徴収票(以前に会社から退職手当の支給を受けているとき)11
脱退一時金
伊藤忠連合基金に 2 年以上 20 年未満加入した人が、伊藤忠連合基金を脱退したときに受けられます。 会社を退職すると退職の際に会社の事務担当者を通じてご本人に「一時金裁定請求書」(一時金を受 けるために必要な書類)が送付されます。なお、裁定請求とは本人が一時金を受けるために請求する ことをいいます。脱退一時金を受けるためには、「一時金裁定請求書」を「中途脱退者選択書」(脱退 一時金をどのように受けるか選択する書類)などの必要な添付書類とともに伊藤忠連合基金へ提出し てください。脱退一時金は「一時金裁定請求書」を提出してから 1 ヵ月~2 ヶ月程度で受けられます。 なお、「退職所得の受給に関する申告書」については、退職金が支給されなくても必ず提出してくだ さい。 伊藤忠連合基金に 2 年以上(20 年未満)加入した人は、将来の基本年金のほかに、伊藤忠連合基 金を脱退(会社を退職)するときに脱退一時金を受けることができます。なお、脱退一時金は企業 年金連合会や他の年金制度等へ移すことで、将来、年金として受けることもできます。 脱退一時金を受けられる要件 脱退一時金を受ける手続き 添付書類 1.厚生年金基金加入員証 2.中途脱退者選択書(60 歳未満の人) 3.退職所得の源泉徴収票 (以前に会社から退職手当の支給を受けているとき) ▲「一時金裁定請求書」 ▲「退職所得の受給に関する申告書」 ▲「中途脱退者 選択書」12
遺族一時金
伊藤忠連合基金に加入している(加入していた)人が、次のいずれかに該当したときに遺族が受け られます。 ※加算年金に 15 年の保証が付いているためです。 遺族一時金を受けられるのは、故人の死亡時に生計を同じくしていた(同居または別居していて仕 送りを受けていた場合など)以下の人で、受けられる順位も次のとおりです。 1.配偶者 2.子 3.父母 4.孫 5.祖父母 6.兄弟姉妹 ※遺族一時金を請求できるのは 1 人のみです。 遺族一時金は、請求する人が加入員本人ではないため、他の給付と受ける手続きが違います。ご遺 族が遺族一時金を受けるためには、「遺族一時金裁定請求書」を必要な添付書類とともに伊藤忠連合基 金へ提出してください。 伊藤忠連合基金に 2 年以上加入した人や加算年金を受けられる人が死亡したとき、その遺族が加算を 遺族一時金として受けることができます。なお、基本のうち伊藤忠連合基金が国に代わって支給して いる部分は、国の遺族厚生年金に含まれて支給されます。 遺族一時金を受けられる要件 ・伊藤忠連合基金に 2 年以上加 入した人が在職中に死亡したと き ・退職後に加算年金を受けはじめ る前に死亡したとき ・加算年金を受けはじめてから 15 年以内に死亡したとき※ 遺族の範囲と受けられる順位 遺族一時金を受ける手続き 添付書類 1.厚生年金基金加入員証 2.世帯全員分の住民票と本人の除票が済んだ住民票・原本(請求者と死亡した人との身分関 係を明らかにすることができ、また死亡した人の死亡日が確認できる市区町村長の証明書) ※生計の同一を住民票で証明できない場合は、仕送りの記載された通帳の写しや事業主や民 生委員などによる「生計同一証明」欄への署名・押印などが必要です。13
通算企業年金・他の制度
伊藤忠連合基金に加入している会社を退職した後、再就職先の会社に企業年金があれば、脱退一時 金を移せる場合があります。詳細については、再就職先の会社の事務担当者にご相談ください。 ■確定給付企業年金(加算部分のみ移換することができます) 再就職先の会社が確定給付企業年金を実施している場合、その確定給付企業年金に受け入れの規定 があれば、脱退一時金を移すことができます。 ■企業型確定拠出年金(加算部分のみ移換することができます) 再就職先の会社が企業型確定拠出年金を実施している場合、脱退一時金を移すことができます。移 した後は、自己責任で運用商品の選択等を行います。 ■個人型確定拠出年金(国民年金基金連合会)(加算部分のみ移換することができます) 再就職しない場合や再就職先に企業年金制度がない場合、国民年金基金連合会が実施する個人型確 定拠出年金に移すことができます。移した後は、自己責任で運用商品の選択等を行います。 ■企業年金連合会(過去分返上までの期間は、加算部分及び薄皮部分を移換することができますが、 過去分返上後は加算部分のみ移換することができます)。 脱退一時金は、企業年金連合会に移すこともできます。企業年金連合会に移された脱退一時金は、 将来、通算企業年金として支給されます。 伊藤忠連合基金に 2 年以上(20 年未満)加入した 60 歳未満の人が、伊藤忠連合基金を脱退(会社を 退職)するときに受けられる脱退一時金は、「中途脱退者選択書」に記載されているように、希望に より他の年金制度等に移して、将来、年金で受けることができます。 脱退一時金を移すことができる年金制度 等 国民年金基金連合会ホームページ URL http://www.npfa.or.jp/ 申出期限は、伊藤忠連合基金を脱退後 1 年以内、または再就職後 3 ヵ月以内 脱退一時金を他の年金制度等に移す場合、伊藤忠連合基金を脱退後 1 年以内または再就職後 3 ヵ月 以内のどちらか早い方が申出期限となります。 なお、期限までに申出がない場合、脱退一時金し か選択できなくなります。14 通算企業年金とは 企業年金連合会に移された脱退一時金を将来の年金とするもので、基本年金とともに支給され ます。移された脱退一時金からは事務費(上限 36,100 円)が引かれます。支給開始年齢は基本 年金と同様、生年月日によって引き上げられます。なお、通算企業年金はあくまで年金として受 けることが前提ですので、途中、一時金にすることはできませんが、支給開始年齢到達時に年金 として受け取るか、一時金として受け取るかの選択肢がございます。ただし、その場合であって も、一時金化するには相当の理由が必要ですので、慎重なご選択をお願いします。
企業年金連合会から通算企業年金を受ける人には、
「年金の引き継ぎのお知らせ」が届きます
通算企業年金をご選択された方へは、退職後に年金を支給 する義務が企業年金連合会に移った旨の案内として 「年金の引き継ぎのお知らせ(年金支給義務承継通知書)」 が企業年金連合会から送られます。このお知らせには、 加入していた基金の名前や将来の年金見込額などが記載さ れていますので、大切に保管してください。老齢厚生年金 の支給開始年齢(年金を受けられる年齢)になったら、 年金事務所とは別に企業年金連合会へも年金の請求手続き を行ってください。 〔請求先〕 〒105-8772 東京都港区芝公園 2-4-1 芝パークビル B 館 10 階 企業年金連合会 年金サービスセンター年金相談室宛 TEL0570-02-2666 ※IP 電話・PHS からは 03-5777-2666 におかけください。 企業年金連合会ホームページ URL http://www.pfa.or.jp/15 将来分返上後及び過去分返上後の年金支払先についてまとめましたのでご参照願います。 加入期間や年齢、加算部分の受け取り方法により、年金の支払い先が下記の通りとなります。