自我の強さの二つの測定法に関する研究
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(2) . 第 22 巻 第 1 号. 北海道教育大学紀要(第一部C). 昭和46年9月. 自我の強さの二つの測定法に関する研究 鈴. 木. 正. 義. 北海道教育大学函館分校教育心理学教室. Masay。shi sUZUKE An lnvest igat ion 。 fthe. Two Scales of Bgo Strength.. 1 .. 問. 題. 近年, 臨床的人格 診断の中心的作業の一つとして 自我機能の健全度すなわち自我の強さ の程度 ,. の 診 断 が な さ れ る べ き で あ る と 主 張 さ れ て い る が Barron の BS 尺度と K1 opfer の RPRS が, ,. その実際的測定 法の試案として提案さ れて以来, 自我機能の診断に ついての実証的研究が活発に行 な わ れ る よ うに な っ た。. Ba r r on(195 3a) は. 神経症患者に対する心理療法の効果を予測することを目的 として 心理療 , 法によって改善された患者群と改善されなかった患者群を設定し これら2群間に弁別力のあ た , っ M MPI の項目 6 Es 尺 度 (Ego St 8項目を選 h S l t B んで r e n c a e ) 作 を 成 した 後 そ の a r ron g , 。 , (195 3b) は多くの被験者群を用いて, この尺度の信頼性と妥当性を検討 したが その結果 この , , 尺度は, 心理療法の効果の最も重要な患者 内部の決定因子である人格統合能力つまり自我の強さの 一般因子を, 測定 していると考えた。 彼によれば, 神経症患者に対する心理療 法の効果の予測を本 来の目的としたこの尺度は, 「自我の強さ (ego strength) の 名 の も と に 通常 包 含 さ れ て い る 有 効 な人格機能の種々の側面を測定する」 尺度として解釈される。. K1 opfer(1951, 1954) は, ロ ー ル シ ャ ッ ハ o テストを用いて, 現在の適応水準のみならず , 心. 理治療過程において患者に利用される自我の強さを知ることによっ て, 患者の治癒可能性を予測 し ようと企てた. 彼は, 精神分析的自我心理学に根拠を置き, 自我機能を表わすと推定されるロール シ ャ ッ ハ 指 標 を 集 め, 予 後 評 定 を 目 的 と して, R PRS (Rorschach Prognos ic Rat ing Sca t l e) を ‐. 作成した。 彼によれば, RPRS が測定する対象は,( 1 )患者が現在利用 している自我の強さ, すなわ ち, 現在の適応能力,( 2 )患者が未だ利用 していない潜在的自我の強さ (unus ed ego strength). す. なわち, 潜在的適応能力の両方である。 これら両尺度は, その後それぞれ別個に, 予後評定法と してだけではなく, 自我の強さの測定 法 として, その信頼性と妥当性が検討されて きた. しかし最近になって, この両尺度がともに自我の 強 さ の 測 定 を 目 指 して い る こ と に 加 え て, 尺度 構 成 の 構 想 が 極 め て 相 似 して い る こ と か ら こ の 両 ,. 尺度間の関係を検討する研究が行なわれるようになった。 現在のところ, 両尺度の関係を取扱っ た. 研 究 と して は, Adams & Cooper (1962), Endi t & Endi t(1964), 小 川 (1965), 鈴 木 (19 cot cot. 68 ) の報告がある. これらの報告は, いずれも, 両尺度間の密接な関係を否定 し, これ ら両尺度は 同一の人格属性を測定 していないと結論している 本研究は, 正常群, 神経症群, 分裂病群という人格障害 (d i fpe l i s o rde ro ty r s ona ) の程度が明 - 83 -.
(3) . i i IC i l of Hokka ido Uni on IC) s t on(Sect Journa ver y of Educat. VO 1 ,I ,22 No. Sept , ,1971. 白に異なる3群, あるいは, 自我機能の健全度 が明白に異なる3群を設 定 し, こ れ ら 3 群 に お け る Es 得点と RPRS 得 点の変化 および これら3群 における両尺度の関係を 度の関係を検討 しようとするもの , , で あ る. 2 .. 方. 法. 1 ) 被 {. 験. 者. 0人, 女子 被験者群は, 正常 (N) 群50人 (男子2 5人), 神経 症 (P) 群30人 (男子2 5人, 女子2 10人), 分裂病 (S) 群44人 (男子23人, 女子21人) の3 群から成る. 平均年齢は, N群, P群, S 群 の 順 に, 20歳 1 ヵ月, 34歳 6 ヵ月, 2 7歳1ヵ月である. N群は大学生およ び普通に社会 生活を 営んでいる成人, P群は神経症 (不安神経症, 神経衰弱) と診断された外来および入院患者 (函館 市佐々木病院), S群は分裂病と診断された入院患者 (函館市佐々木病 院) である. 本研究では, 神経症の類型 は上述の2種に限定したが, 分裂病の病型については, 特に問題としなかっ た. ) 調 燃. 査. 期. 間. 昭和4 3年10月 から昭和4 5年10月まで.. 磁) 手 i). 続. 被験者全員に. l Barron の Es 尺 度68項 目 を 課 し 回 答 を 求 め た. Si verman (1963) は, ES ,. 尺度68項目が単独形式で実施された場合, MMP155 0項目の文脈において実施されたときとほ ぼ同 じ程度の信頼性を示すと報告 している (慢性分裂病群 においては r=0 , 心理的に健康と診断 .85. E 独形式で された肺結核入院患者群においては r=0 1 ) 。 したがって, 本研究では, s 尺度を単 .9 が て い る 実施 した。 ただ し, 項目の順序は MMPI に お け る 順 序 に した っ . i i ) 全 員 に ロ ー ル シ ャ ッ ・。テス トを原版を用いて個別的 に実施した。 実施方法, 分類体系, 形. 態水準評価法は. K1 opfer 法 に した が っ た. 次 に テ ス ト結 果 を, RPRS の計算法によって評 点 し,. 加重得点を求めた。 i i i ). Sum〕 について S 合計得点 〔 そ の 後, N 群, P 群, S群 の 3 群 に お け る Es 得点と RPR ‐. l 〕 の各 〕, 〔F. L. 〕 検 討 し, さ ら に, Es 得点と RPRS 下位項目 〔M〕 , , , 〔Co , 〔Sh , 〔FM〕, 〔m〕. 得点および合計得点 〔Sum〕 について, 両尺度間の関係を検討 した。 3 . 結 果 と 考 察. Sum〕 得点の平均値と標準偏差, および 第 1 表 は, N 群, P 群,S群 に お け る Es 得点と RPRS 〔. 3群の群間比較を示 している. 第2表は, 正常者, 神経症患者, 分裂病患者を被験者と した他の研 Sum〕 得点の平均値と標準偏差を示 している. 究 に お け る Es 得点および RPRS 〔 表 か ら明 ら か な よ う に, Es 得点は, N群で高くP群で低いが, S群 で は 再 び 高く な っ て い る。. 群間比較の結果, N群とP群の間, P群と S群の間に, それぞれ0 .1%水準およ び2%水準で有意 差が認められるが, N群とS群の間には有意差は認められない。 第2表に掲げた従来の Es 尺度に 関する研究結果を 検討 してみるとき, Es 得点は, 本研究の結果と同 じく, N群とS群において高 く, P 群 に お い て 低 い と い うこ と が 言 え る.. 正常, 神経症, 分裂病という段階は, 客観的に認められる人格障害の 重 さ の 順 序 を 示 す が, Barron お よ び K1opfer の考えによれ ば, この順序で自 我機能の損傷の程度 が大きくな ることにな. る. こ の 段 階 の 順 序 に した が っ て Es 得 点 が 低 下 しな い と い う こ と は, Es 尺度が客観的に認めら. れる自我機能の損傷をとらえていないことを意味する. 特に, Es 尺度が自我の強さの程度が極め て異なるN群とS群とを弁別で きないということは, この尺度が客観的に認められる人格障害また - 84 -.
(4) . 第 22 巻 第 1 号. 北海道教育大学紀要(第一部C). 昭和46年9月. 第1表 各群の得点の平均と群間比較 テス ト得 点. N 群. P 群. 群. S 群. 間. N一P. t. 比. 較. NーS. p. t. PーS. p. t. p. MMP I. 平 均. 41,14 6,15. 34 .20 7 .65. 38,84 7 .60. 4 ,3924. <0 ,001. 1 .6084. <0 .2. -2 ,5355. <0 .02. RPRS. ぎ苔. 6,37 2 ,65. 2 ,73 3 .34. 0 ,64 3 ,15. 5,3529. <0 .001. 9 .4868. <0,001. 2,7143. <: 0.01. Es 得. 点. Sum〕 〔. S. D. 第2表 他の研究における 鱗 得点と RPRS 〔 Sum〕 の平均 被. 験. 者. 男子正常者 女子正常者 正常者(男・女) 正常者(男・女) 神 経 症. 人 数 226 315 20 105. 者. 20. 精神 分裂 病 者 精神 分裂病 者 精神 分裂病 者. 25. 正常者(男・女). 36 20. Es. RPRS. 44 .33 40 .21. 105. 精神 分裂 病 者 精神 分裂病 者. 20. 6 ,21 6 ,36. 47 .85 39 ,18 31 ,75. 6 .07. 39 ,56 38 .20. 8 ,78. 7 ,86. 33 ,55. 30. 正常者(男・女) 神 経 症 者. 8 ,84 6 .49. 2 ,34 -1 ,14 -0 .61. 20 28. SD. 1.99. 2 ,54. 3 .00. 研. 究. 者. Hathaway & Br iggs(1957) Ha thaway & Br iggs(1957). 小川 (1 9 ) 65 鈴木 ( 196 8) 小川 ( 196 ) 5. Got t e sman (1959) Si l rman (1963) ve. 小川 (1 965 ) 鈴木 (1 965 ) 鈴木 (19 68 ) 小川 (19 ) 65 小川 ( 1965 ) 鈴木 (1965 ). は自我機能の損傷の程度とは異なる別の人格側面をとらえていると考えられる。. こ の よ う な Es 得 点 の 変 化 の しか た に つ い て の 解 釈 に は, K1opfer (1954) の 「自 我 の 強 さ が 減. 少していく過程を示す図式」 に示された考え方が参考になる。 彼は, 自我機能の健全度すなわち自 ivenes 我の強さの減少していく過程を, 自我防衛性(ego defens s) と 現 実 検 証 の 損 傷 (impa ・ rment. ity t ing) と い う 二 つの 観 点 か ら説 明 して い る to real t es 。 自 我 防 衛 性 は, 現 象 的 に は,. 個 人 に主. 観的に感じられる障害のかたちをとるとされる. すなわち, 何 らかの脅かしを人格に受けてい ると 認知する個人は, 種々の防衛行動をとり, それは個人に主観的に は人格が適切に機能 していないと して感じられる。 これに対 して現実検証の損傷は, 客観的に認められる現実把握能力の障害である. とされる. すなわち, 第三者の立場からとらえられた自我 機能の損傷であり, 特に現実把握の的確 性, 現実への働きかけの適切性な どの障害に よって明らかにされ る。 正常の段階では, 防衛行動が. とられる必要 が少なく, したがって主観的に感じられる障害の程度も低く, また現実検証の損傷も ほとん ど存在しない. 神経症の段階では, 現実を正確に把握する能力が低下する。 そ してこの段階. では, 人格への脅かしが危機的に感じとられ, 人格の安定を保持 しようとする意識 的努力が著 しく なされて, 主観的障害が強く感 じられる。 精神病の段階において, 自我機能全体が崩壊し始め, 現 実検証の損傷 が著 しくなって現実との接触が失われてくると, もはや意識的に防衛行動をとる必要 も余裕もなくなり, したが って, 主観的な障害は再び減少してくるとされる. 自我心理学の立場に立つ. K1opfer の 上 述 の 考 え は BS ,. 得点の変化の しかたの解釈に対 して示唆. 的である. N群とS群が, 質問紙法の 尺度において同じく高得点を示 し, P群のみが 低得点を 示 したことは, この尺度が, 客観的な人格障害や自我機能の損傷の程度をとらえている のではなく Es. - 85 -.
(5) . Vo l .22 No .l. ion(Sect i i lof Hokka ido Uni t on IC) ver s journa y of Bducat. Sept , ,1971. て, 患者 が自分の人格の障害についてもつ認知, あるいは, 主観的に感じられる自我機能の損傷を とらえていると考えることによって, 説明可能であると思われる. 分裂病の段階では, 患者は, 自 分の精神生活の不健康について病識をもたないため, Es 尺度項目に対 して, 自分の精神的 健 康 に ついて肯定 的に回答するものと考えられる。. S 〔Sum〕 は, N 群, P 群. S 群 の 順 に 低 く な っ て い る. RPRS 第 1 表 か ら明 らか な よ う に, RPR ‐. 〔Sum〕 に関する群間比較の結果, N群と P群の間, N群とS群の間において0 .1 %水準で有意差 R P RS に関する研究 が認められた が認められ, P群とS群との間には1%水準で有意差 。 従来の 結果を検討 してみるとき, RPRS 〔Sum〕 は, 本研究の結果と ,同じく, N群, P群, S群の順に低 くなると言える。. RPRS は, K1opfer が, 自我機能を表わすと推定されるロールシャッハ指標を集め, 患者の予. l i ty r ea 後評定を目的として作成 した尺度である. 彼は, 自我を組成する機能として, 現実検証 ( tes t ing),. 情緒的統合. l f-rea ion), 現 実 事 態 の 統 御 l i iona lintegrat ion), 自 己 実 現 (se zat (emot. i ion) を あ げ, こ れ らの 機 能 を総 合 的 に と らえ る た め, 〔M〕, 〔FM〕, freality s tuat (mastery o. 〕, 〔F.L.〕 の 下 位 項 目 を設 定 して, RPRS を作成 した. 〕 〔m〕, 〔Sh , , , 〔 Col 65 ) ), 鈴 0) による学生相談治癒群と学生相談未治癒・中断群, 斎藤 (1962 196 多田 ( , 小川 (19. 1965) による正常群, 神経症群, 分裂病群な ど, 人格障害の程度の異なる被験者群における 木 ( RPRS 〔Sum〕 に関する研究結果は, いずれも, 人格障害の程度 が重くなるにつれて, 得点が次第 に低下 し, 平均得点の群間の差が統計的に有意であるこ とを示している. 鈴 木 (1965) が 指 摘 して い る よ う に, RPRS 作成の理論的根拠には, 従来のロールシャッハ反応. の研究によって, ある程度実証されている比較的確実な資料のほかに, 洞察的で示唆に富んでいる ものの, うがち過ぎて首肯し難く, 必ずしも実証され ていない仮説も用い られている, したがって,. f RPRS が 自我機能の健全度を測定 しているとする K1 r の主張は, 今後の理論的, 実験的検討 e op. をさらに必要とす る。 しかし少なくとも 本研究の結果は, この尺度が 客観的な人格障害の程度の測 定 に 有 効 で あ る こ と を 示 して い る。. 第3表は, Es 尺度の各項目に対する反応 の群間比較を示 している. 5%水準で有意差の認めら れる項目数は, N群とP群の間で23項目, N群とS群の間で16項目, P群 とS群の間で15項目あ る。 Es 尺度の全体得点からみる とき, N群とS群とはともに高得点を示 したが, 両群間には, か なりの数の有意差 のある項目が認められるわけである。 両群が高い Es 得 点 を とるこ とは, S 群 の 被験者 が, 病識の欠如のため, 自分の人格障害についての認知が不十分で, 正常者と同じように,. 自分の精神的健康について肯定的反応をするからであると考えられる. しかしこの項目分析の結果 は, S群の被験者が, Es 項目に対して, N 群の被験者 とは異なる反応を示すことを意味する. つ まり, 両群の被験者が ともに高し・ Es 得点をとるとしても, 両群の被験者の Es 尺度に対する反応 傾向は, やや異なるものであることがわかる. さ らに, 両群間で有意差のある16項目の中には, N 、 7 群に対 してP群が有意差を示さない項目が7項目 (項目番号17 , 46 ,5 , 60 , 68) あり, , 29 , 38 分裂病患者 が, 神経症患者 と異なる点におい て, 正常者に対 して差を示 していることも興味深い.. このことは, 分裂病患者は, 神経症患者と異なる主観的障害を感じていることを示すの か も 知 れ ず, 今後の検討を要する. S はともにその作成者によっ て自我の強さの測定を意 本研究の以上の結果から, Es 尺 度 と RPR ‐ ・るものの, この両尺度 が対照的な特徴を有 していることが理解される. 図 していると主張され てし 両尺度の測定対象に関する Ba r r on と K1opfer の 主 張 を 認 め る場 合, Es 尺度は主観的な自我機. 能 の 損 傷 を と ら え て い る の に 対 し て, RPRS は客観的な自我機能の損傷をとらえているという差異 - 86 一.
(6) . 第 22 巻 第 1 号 項 目 番 号 . ー. 北海道教育大学紀要(第一部C) 第3表 各項目に対する反応の群間比較. 回 答 TF. n 4 TF. N 群 491. P 群. S 群. 228. 41 3. 9 41. 9 21. 8 36. 8 42. 5 25. 6 38. TF ▲ ” ’. 9 39. n 1 8. 14 30. TF. 2 ”. 14 16. 即 4 2. 4 46. 5 25. 1 43. T F. 37 篇. 15 14. 29 15. T n x U F. 3 47. 14 節. 8 36. T F. 3 ”. n 19. 5 39. 10. T F. 19 23. 15 15. 24 20. n. T F. 1 40. 8 20. 9 30. 12. T F. 7 43. 8 22. 8 36. 13. T F. 12. 16 12. 26 ”. 14. T F. 器 21. 17. 篇. 21 23. 15. T F. 1 47. 7 23. 3 41. 節. T F. 博 28. ”篇. 13. 17. T F. 24 23. 13. 9 32. 18. T F. 20 23. 焔u. 27 ”. 博. T F. 3 0 始. 16 14. 27 ”. 如. T F. ” 3. 20 m. 24 20. 21. T F. 27 20. 節 1 0. 26 18. Q U. に U. T F. TF ハ h U ヮ f. ^ 》. 昭和4 6年9月. 縄. 節. 臓. Nー P. Z2. 群. P. 間. 比. N-S. ズ2. p. 較. <0 ,005. 圃. 鰯. <: 0 ,1. <0 .001. 欄. 蜘 蜘. <0 ,05. <0 ,001. 卿. <0 ,001. 縄. 鰯. <: 0 ,05. 棚. <0 .1. P一S. ズ2. <: 0 ,1. <0 .001. 蜘 圃. p. <0 .01 <0 ,01. 醐 伽 鵬 伽 皿 伽臓. <Qn r= oU. 鰯 伽 醐. 紅. ′. 蜘. <Q( に=リV. - 87 一. <。 当 05. 蜘. <Qハ .= ←V. 獅 ① 園 伽 馴 伽.
(7) . i i l of Hokka i do Uni i t t Journa r on(Sec on IC) s ve y of Educat. Vo l .22 No .I 22. T F. 23 23. 8 22. 賜 3 2. 濁. T F. 32 17. れ 9. 32 12. 24. T F. 2 48. 篇 17. 7 37. 25. T F. 4 0 節. 博 11. 26. T F. 12 26. “ 1. 34 10 9 32. 27. T F. 7 33. 15 14. 15 29. 郡. T F. 29 20. 246. 27 ”. 29. T F. 30 18. 14 16. 16 26. 30. T F. 16 26. 12 焔. 16 27. 31. T F. 33 13. 16 13. 24 20. 鑓. T F. 紅 1 8. 24 5. 30 14. 淵. T F. 8 40. 9 れ. 9 34. 34. T F. 17 28. ” 12. n紅. 臨. TF. 14 綿. 13. ”. 賜 3 2. 矯. T F. 23 26. 24 5. 23 始. 37. T F. 13 34. 21 8. 25 鵜. 濡. T F. 且灘. 9 21. 20 24. 約. T F. 22 27. 如. T F. 21 29. 虹. TF. 12 縮. 螺. TF. 8 38. TF. 20 30. TF. 27 21. 43. 44. 虚 際 巨 巨 声 8 22. 博 25. 鰯. <0 ,05. 鰯. <0 ,05. 蝿. <: 0 .001. 臓 繊. <0 ,005. <0 .1. 鰍. 戦 . <0 .1. 醐. 剛. <: 0 ,01. 醐. <0 .1. く. <: 0 .025. 鰯. 鎚. <: 0 .1. <0 ,1. 曜 …. 園 伽. 醐. 馴 伽. 鰯. <Q^ にUU <Q^ 1=ーU. 縄 ①. 鯛 醐 伽 <Q. 05. 蜘 伽. 14 30. 節 縄. 鰯 伽 繊 ①. 2 42 14 30 28 16. - 88 一.
(8) . 噌. 第 22 巻 第 1 号. 北海道教育大学紀要(第一部C) 22 8. 25 博. 鎚 15. 篇 15. 17 26. 47. T F. れ 2 7. ”篇. “”. 48. TF. 16 32. 14 14. 焔 駈. 49. T F. 雅博. 節 2 0. 12 31. TF. 3 ”. 13 ”. 13 31. 51. T F. 24 駈. n 1 7. ” 27. 籾. T F. 縮m. 24 6. 35 9. 溺. TF. 16 34. 24 5. 幻 凝. 54. T F. 4 34. 12 16. 9 30. 駈. T F. 3 47. 13. ”. 翰 34. 56. T F. 28 刀. 18 u. 綿 14. 57. T F. 6 43. 6 24. 13 31. 弼. TF. 溺 1 6. 熔 n. 24 20. 灘. T F. 15 26. 12 8. 賜 12. 鑓. TF. 25 5. 40 4. 砥. TF. 幻 13. 255. 30 14. 鑓. TF. 19. 韻. 熔 且. 14. TF. 13 37. 20 m. 14 30. TF. 29 21. 19 10. 23 始. TF. 17 濁. 218. 19 20. T F. 14 締. 17 13. u 33. 45. T F. 46. T F. 50. 63. 64. 65. 66. 溺節. 鑓. 蜘. <: 0 ,1. ド 馳. 釧. <0 ,01 <0 ,1. 鰯 臓. 蜘. くめ.02. <0 ,005. <0 .001. <0 ,005. 蜘 醐. <0 ,001. 蜘. 醐 鯛 鰯. <0 .005. <: 0 ,005 <0 ,001. 昭和46年9月. 5 .4951. <0 ,02. <: 0 .1. <0 ,1. 蝋 伽 耀 窺. 随 伽. 伽 伽. 馴 伽. 咽. <Qn 1 U←. 蜘 鋤 伽. <Q^ rU h. - 89 一. &7224. リ. <Qn に UU. 綱 伽 鰯 伽.
(9) . i i f Educat i ido Uni on IC) l of Hokka ty o on(Sect ver s Journa. VOI ,I .22 No T F. 67. TF 68. 5 45. 5 25. 6 38. 28 20. 11 19. 12 31. 8 .5236. <: 0 ,1. 3 ,4667. Sept . ,1971. くく○ .○05. l ) を意味する. e s 表中のTは 「はい」(True) , Fは 「いいえ」(Fa. があると考えられる. 両尺度 が自我機能の健全度を測定 している という主張に対 しで慎重な立場を と る と き, Es 尺度は患者の人格 の障害についての認知を知るのに有 効であり, RPRS は患者の人 格の障害の客観的な程度を知るのに有効であると言えよう。 Sum〕 得点との相関を示 している。 相関係数 第 4表 は Es 得点と RPRS 下位項目得点および 〔 ,. は偏差積法を用 い て計算されたが, 級間の数が10以下の場合は修正が行なわれた。 P 群と S 群 の 〔m〕 においては, 大部分の被験者 の評点が0点に集中したため, 相関係数は求め られなかった. N群, P群, S群の各群におい て, 5% 水準で Es 得点と有意な相 関を示 した RPRS 得点は皆無 0 で あ っ た. RPRS 下位項目のうち, N群の 〔m〕 得点とS群の 〔M〕 得点は, Es 得点に対して1 .7012). .8756, t =1 % の有意水準でとりあげ得る程度の相関を示 したに過ぎない (t =1 第4表 Es 得点と RPRS得点との相関 RPRS. 項. 目. 〔M〕 〔FM〕 〔m〕 〕 〔Sh . ] 〔Co 〕 , 〕 〔F. L. 〔Sum〕. N r * 0 .0309 * 3 1 5 7 0 , * 2 6 1 3 0 . * -0 4 4 0 0 . * 2 0 0 9 7 . * 1 8 7 5 0 , * 0 ,1841. 群 P. <0 .1. P r * 0 .2076 * -0 .0626 0 ,0471 - -0 .0594 -0 .2118 - -0 .0361. 群 P. S. 群. r * 0 ,2539 > に -0 .0586. P <: 0 ,1. 0 ,2015 0 .0337 * 0 .1127 0 ,1517. * 修正相関係数. 1962) と鈴木 Es 尺 度 と RPRS 下 位 項 目 と の 関 係 に つい て は, こ れ ま で Adams & Cooper ( r の用いた精神 疾患群 (1) は, 精神分裂性 pe (1968) の 研 究 が あ る だ け で あ る. Adams & Coo. l io c ogi ions t ) 7 人, 精 神 身 体 的 自 律 神 経 お よ び 内 臓 障 害 (psychophys c reac zophreni 反 応 (schi ion) 8 人, 転 換 反応 (con- i sorders) 1 人, 不 安 反 応 (anxiety react autonomic and visceral d inad‐ ive react i on) 1 人, 無 力 性 格 ( iv s ion) 4 人 e-compul version react . , 強迫反応 (obsess l i ty)3 人, 受 動 的--攻 撃 的 性 格 ( passiveaggressive personality) 4 人, 循環性 equate pe rsona. 性格 (cyclothymic personality) 1 人, 合 計29人 か らな っ てい る。 ま た 精 神 疾 患 群 (口) は, 操う つ性反応 (manic‐depressive reaction) 1 人, 精 神 分 裂 性 反 応 8 人, 精 神 身 体 的 自 律 神 経 お よ び. t i o c de- 内臓障害2人, 不安反応7人, 転換反応2人, 精神神経症的抑うつ反応 (psychoneur. 鑑別不能な精神神経症的反応 (psychoneurotic reaction, unclassiaed) id person‐ i ty) 2 人, 偏蓉V性性 格 (Parano 1人, 無力性格4人, 分裂性性格 (schizoid personal. i eact on)2 人, pressive r. i 五ed) 1人, 鑑別不能な神経精神疾患 (NP i l s s s unc a l i t , a y) 1人, 鑑別不能な精神病 (psychos. l i6ed) 5 人, 合 計36人 か らな っ て い る. (1), (n) 群 に お け る Es 得 点 と RPRS 下 位 項 s as unc. 目得点との間には, ほとん ど相関はなく, わずか二つの有意な相関が得られたに過ぎない. しかも l 〕 においては 0 両群間の相関係数の変動は大きく, (T) 群の 〔Co .54 で1%水準で有意である . - 90 一.
(10) . 第 22 巻 第 1 号. 北海道教育大学紀要(第一部C). 昭和4 6年9月. が, (口) 群 の (Co l ) に お い て は-0 , .01で 有 意 で は な く, (口) 群 の 〔FM〕 に お い て は 0 .40 で. 2%水準で有意 であるが, (1) 群の 〔FM〕 においては計算可能な評 点は得られていない この 。 ような結果から, 彼らは, 何らかの結論を導 き出すことは不可能であるとしている 。 鈴木は, 大学生105人 (内女子51人) を被験者として, BS 得点と RPRS 下位項目得点との相関 関係を検討してい る。 その結果, 男子群と男女合同群における Es 得点と 〔F.L〕 得点の間にの , み, 1%水準で有意 な相関が認 められる。 上 述 の よ う に, Adams & Cooper は. , 多種の神経症患者およびその他の精神疾患者 で同一実験群 を構成 し, 両尺度間の関係を検討 している. しかし, 精神疾患の種類ごとに 両尺度の関係の程度 , が 異なるというこ とも考えられる。 例えば これらの尺度の作成過程 から推定 して 神経症あるい , , は特定の神経症類型における両尺度の関係は, 他の精 神疾患における両尺度の関係よりも 相関が , 高いことが仮定できな いことはない。 本研究では, 各群の被験者を人格障害という点からできるだ け等質にするため, 分裂病の病型は問題にしなかったが神経症の類型は2種に限定 して N群 P , , 群, S群を設け, 検討をすすめた。 しかし結果は, いずれの群においても BS 得点と RPRS 下位 , 項目得点の間に有意な相関を認めることが できなかった さらに 鈴木が大 学生男子群お よび男女 。 , 合同群で得た Es 得点と RPRS 〔F.L。 〕 得点との有意 な相関は, 本研究のN群において得られな か っ た. こ れ ら の こ とか ら, Es 尺度と RPRS 下位項目との間の関 係について 明確な結論 を出す , こ と は, や は り 困 難 で あ る。. Es 尺 度 と RPRS 〔Sum〕 と の 関 係に つい て は Adams & Cooper(1962) End i t & Endicott cot , ,. 64 ( 19 65) ) 19 , 小川 ( , 鈴木 (1968) の 研 究 が あ る。 Adams & Cooper の研究においては, 先述 の精神疾患群 (口) において, 0 .13 の相関係数が得られており, これは統計的に有意 で は な い。 Endicott & End i cott は, 心理療法可能な精神疾患者 を被験者として 心理療法を実施した群 (N , 1) と, 心理療法待機群 (N=4 =2 0) とにおいて, 前者では0 2 , 後者では0 .2 .12の相関係数を得て いるが, いずれも有意ではない. 小川は, 正常群 (N=20 ) では0 1 8 4 神経症群 (N=2 0) では . , 0 9 8 2 分裂病群 ( N=2 0) では0 8の相関係数を得てい るが, いずれも有意ではなく 順位相関 . , .23 , を用いたところ, それぞれ0 08 14 ,0 ,0 .3 .4 .194で, 神経症群に5%水準で有意な 相関関 係を見出 ‐ 1) 男女合同群 している。 鈴木は, 大学生を被験者と して用い, 男子群 (N=54 ) , 女子群 (N =5 , (N =105) に お い て, そ れ ぞ れ0 .1586, 0 .1239, 0 .1334の相 関 係 数 を 得 て い る が, こ れ らは い ず. れも有意な相関 係数ではない。. 上述の諸研究と本研究の結果を合わせ考えるとき, Es 尺度と RPRS 〔Sum〕 と の 間 に は 有 意 , な相関を見出すことが困難であると言える。 本研究の結果は, 正常群のみな らず 比較的等質な被 , 験者か らなる神経症群, 分裂病群においても, これら両尺度は 同 一の人格属性を測定 していない , と結論することができる。 これら両尺度は, 自我の強さを測定することによって, 心理療法の効果を予測 することを目的と して作成されたものであり, 臨床実践において, それぞれ どちらか一方の尺度のみが用い られてい る場 合 が 多い。 しか し, Es 尺度と RPRS との間に有意 な相関がないということは 一方の尺度の , 得点によって心理療法が有効と判定され る患者が, 他方の尺度によ っ て無効と判定され ることが 起 こ り 得 る こ と を 示 し て い る。 4 .. 要. 約. 本研究 は, 正常 (N) 群 (N=50) ) ) とい , 神経症 (P) 群 (N=30 , 分裂病 (S) 群 (N=44 う人格障害の程度が 異なる3群を設定し, これら3群における Es 得点と RPRS 得点の変化 お ,.
(11) . 甲 Vo l ,l .22 No. i i t i i i do Un t lof Hokka on IC) on(Sec ver s journa y of Educat. Sept . ,1971. よび, これらの群 における両尺度の関係について検討を行なっ た. その結果は次の通りである. 1 ) Es 得点に関 しては, N群はP群より有意に高く, S群はP群より有意に高いが, N群とS ( 群の間には, 有意差は認められなかった. すなわち Es 得点は, N群とS群において高く, P群に お い て 低 か っ た. こ れ に 対 して, RPRS 〔Sum〕 得 点 は, N 群, P 群, S 群 の 順 に 低 く な り, 各 群. 間には有意差が認め られた。 これらの結果から, Es 尺度が自我機能の主観的障害または人格の障 害 に つ い て の 患者 の認 知 を と らえ てい る の に 対 して, RPRS は自我機能の客観的障害または客観的 な人格の障害を とらえている と解釈された. 2 ) Es 尺度の各項 目に対する反応についての群間比較の結果, 各群間に有意差を示す項目が認 { め られ た 上 述 の よ うに, N 群 と S 群 の BS 得点はともに高く, 両群間に有意差は認められず, こ .. のことは, 分裂病患者が, 病識欠如 のため, 自分の精神的健康 について肯定的反応をすることか ら 生起すると考え られた。 しかし, 両群間にかなりの数の有意差のある 項目が認められ, このこと は, 両群の被験者の Es 尺度に対 する反応傾向が 異なることを示すものであるとされた. 圏 N 群 P 群, S群 のす べ て の 群 に お い て, Es 得 点と各 RPRS 下位項目得点との間に, 有意. , な 相 関 は 認 め られ な か っ た. ま た 同 じよ う に, す べ て の 群 に お い て, Es 得 点 と RPRS 合計得 点. 〔Sum〕 との間に, 有意な相関は認められなかった. したがって両尺度は, 正常群, 神経症群, 分 裂病 群のいずれ の群においても, 同一の人格属性を測定 していないと結論 した. 文. 献. i t s for psychotherapy ognos r ength and pr s ofegos & Cooper ,j . Adams , G. D. Three measure , , 日, B. 4 - - 4 9 l 1 4 9 0 i n , cl , , 8 . Psycho. ,1962 l ‐一241 t Psycho fr l rapy e sponseto the tcorr at es o . e es . consul , 17 , 235 . J , 1953a Barr , on , F. Somet l, h h t d i t r a h h c o e l i t o s h c sr e s o n s et p y py p t An ego- r ngt s cae w c pre . J . consul . Psycho e F s Barron , 「一333 1953b . , 327 , 17 i ing t reat ent i ed pat s us i nentint rea ed and unt t di t c on ofimproVe N t Bndi . Predi cot ,J , & Bn co亡 , . A. h . l P 4 - 【 3 4 4 3 8 1 6 8 2 l } 9 2 i s t s o i u c R c o n s tng cae . tc a . . y , , , . schaCh Prognos the Ror l l . t ion ofthe ego - t e s t val rength sca M 【 .dat t ruc . Psycho . . J .consu , 1959 , ore cons Got l エ ー an t es , 1.1. 4 6 ‐ 一 3 4 3 2 23 . , in 1 . l i dt e s t w M 1P.sca i & Br . Psycho ・ . J -c ’ Ha ggs thaway , P. F・ Some norma ve aa on ne , s. R. ‐一368 1957 , , 364 , 13 i ing Sca l j t e c Rat chach Prognos s ik , B.J .J .pro . B sham,UV . K1 , G. Ror er . , & Baker opf , Wi . , , K r ner ‐ 一 4 8 Tech , 425 2. . , 15 ,1951 Z 2 Hol c左αc庵 s 8鰯s 彰 劫e 尺oγ 1 t th, M, D. K1 , R. R. D例BOP“ , & opf er , 啄. G. , K opfer , Ainswor , B. k C 4 ld Boo o l ・ Z e cん”勾“8 ,195. ・ 1,VVor . vo. 1巻, 965 h) の測定に関する研究, 東京教育大学教育学部紀要, 1 亡 eng r , 第1 小川捷之 自我の強さ (Bgo sヒ. 107--122 .. 斎藤久美子 ロールシャッハ・テストと一質問紙法 (自己評価法) による適応の研究, ロールシャッハ研究. - - -86 V, 1962 , 66 . l form. j idua t l v ein an indi i l rength sca . id . consul t lverman Si y ofthe Barron egost . The va ,] - - -533 l Psycho . , 532 . , 27 ,1963. 鈴木正義 クロッパーの自我の強さの測定法についての一検討, 北海道教育大学函館人文学会 人 文 諭 究,. 1965 , , 第26号, 53一73. 鈴木正義 自我の強さの二つの測度の関係についての検討--バロソの Es尺 度と ク ロ ッ パ ーの RPRS--, 968 北海道教育大学紀要, 1 . , 第19巻第1号, 42一55 . 多田治夫 学生相談におけるロールシャッハ予後評定尺度の妥当性, ロールシ プッ ハ 研 究 皿, 1960, 90・98 後記 日頃の精神医学の御指導に加え, 本研究の実施にあたって種々便宜をはからって下さった函館市佐々 木病院精神科成田医学博士に謝意を表します.. - 92 -.
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