「生きる力」を育む鑑賞指導 : 高校書道における導入法試論(その1)
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(2) . 北海道教育大学紀要 (教育科学編) 第4 9巻 第2号. 平 成 11年 2 月. Journal of Hokkaido University of Education (Bducation)Vol 2 ‐49 ,No.. February,1999. 「生きる力」 を育む鑑賞指導 --. 高校書道における導入法試論 --(その1) 矢. 1. 野. 敏. 文・今. 野. 康. 典. は じめに. 古 来、 「書 は心 の画 なり」 と い わ れている‐ ま た 「書 は 線の芸術 である」 と も い わ れて いる こ れらは , . ,. 書が, 形 (線) と人間性.精神性が調和し象徴的に表現されたものであることを言っている‐ 書の学習方法 として, 臨書が重視されてきたのは単純で簡素な黒と白 一回性 文字性等の制約の中で個性的な自己表現 , , を求められる書の特性によるものである. 臨書によって書美の原理や方法を習得し 創作における自 己表現 , の基礎をつくるという基礎形成論のみならず, 古典といわれる名跡に, 絶えず向き合うことによって古人の 深い精神の表れに触れて自己観照し, 新しい自己に出会おうと しているからである‐ 書道教育の場でも, 当然のごとく臨書が重視されてきた‐ 近年は 学ぶ側の主体性 個性をいかに育てて , , いくかが問われ, 次第に創作のあり方が研究の主題になってきている. しかし 臨書 創作のいずれも表現 , , 領域の指導であって, 表裏一体であるはずの鑑賞領域の指導は未だ十分とはいえない もちろん 表現とと ‐ , もに鑑賞は行われているが, それは表現力を高めるためであっ たり 表現したものを観るためのものである , 場合がほとんどである‐ 表現とともに行われる鑑賞が 実感を伴っ た鑑賞眼の基礎を培っていることは十分 , 認められるが, これからの課題は 「生きる力」 , 「主体的な学び」 , 「生涯学習」 に結びつく鑑賞指導のあり方 である.. 21世紀の教育について検討を進めている教育課程審議会が 「審議のまとめ」 を公表した 高等学校芸術科 . 書道における特徴は, 書道1, 江で従来の選択制限を緩和したことと 書道皿で表現領域の漢字の書 仮名 , , の書, 漢字仮名交じりの書とともに, 鑑賞が同次元の選択対象として取り上げられたことである 限られた ‐ 授業時間の中での厳選の結果ともいえるが, 鑑賞指導のあり方について検討を進める絶好の時期である 本 . 稿では高等学校芸術科書道にお ける鑑賞指導の困難点を確 認し 導入法について考察する , ‐ 2. 北海道内の高等学校書道教育研究の動向. 民間の書写書道教育研究団体である北海道書道教育連盟 (本部札幌) が主催する北海道書写書道教育研究 大会が, 毎年開催され平成9年で50回を数えた. この研究大会の大きな特徴は次の2点に集約できる 第1 . は, 小, 中, 高校が合 同で共通研究テーマを設定し そのテーマに基づいて校種別 に研究課題が設定され授 , 業公開と提言を中心に研究を推進 していることである. 第2は 北海道書道教育連盟と北海道内の各地域の , 研究組織が連携し広 範囲な地域での研究大会の開催である. 各地域での開催は 単に開催地の問題にとどま , らず, 各地域の蓄積された歴史に基づく独自性と その時々の書写書道教育の今日的な課題とが総合化され , , 広い視野での研究推進に大きな効果をもたらしている‐ したがって 北海道書写書道教育研究大会の高等学 , 校の研究内容を把握することによって, 北海道全体の研究動向をも端的に知り得ると考える . 91.
(3) . 矢 野. 敏 文・今 野. 康 典. 0回研究 ここでは, 高等学校の書道教育研究動向について, 昭和52年の第3 1回研究大会から平成9年の第5 大会までの20回を区切って概観する. 高等学校の研究課題, 公開授業, 提言のそれぞれについて内容を分類 し, なかでも鑑賞がどのような位置付けで指導されてきたかを分析した. ( 1 ) 高等学校研究課題について 高等学校の研究課題は, 授業の内容や提言を包括する性格上, それほど具体的, 個別的でないが, 主旨に よって分類を試みた‐ 例えば, 平成9年第5 0回大会の研究課題 「一人一 人の活動を支援し, 豊かな表現力を. 育成する書道学習の展開」 は, 授業内容と提言内容を参照し「生徒の主体性を育む学習過程」 に分類したご とく で ある.. 表1 高等学校研究課題分類表 研究課題の内容. 実. 施. 年. ①臨書学習の指導について. S53. S54. S56. S57. ②臨書学習から創作学習への発展. S58. HI. H2. H8. ③創作学習の指導について. S59. S62. H4. S60. S61. S63. H6. H9. ④生徒の主体性を育む学習過程 ⑤その他. S55. H3. H7. 回数. %. 5. 25 0 ‐. 4. 20 0 .. 3. 15 0 .. 7. 35 0 .. I. 0 5 .. H5. 表1で 「臨書学習の指導について」 が25%を占めているが, 平成7年を除く と昭和53年から昭和57年まで の比較的早い時期に集中している. 昭和53年に高等学校の学習指導要領が改定されているが, その後も暫く は臨書学習の指導が大きな研究テーマになっている. 昭和60年以降で注目されるのは, 研究の視点が臨書学 習の指導から創作学習の指導へ移行していくのではなく, むしろ 「生徒の主体性を育む学習過程」 に集中し ていることである. 平成元年の小, 中, 高等学校の学習指導要領が一斉に改定された際の一つの柱であった 「自己教育力の育成」 に, 書道が教科としてどのように関わることができるのかを 「学習過程の研究」 と し て課題設定されたのであろう. 研究課題には, 鑑賞がことばとして表に出てきていない. 2 ) 公開授業の題材について ( 授業は題材が明示されているので分類が容易である. 開催年によっては, 複数の授業が公開されたり, 授 業公開がない場合もあるが, 分類する と表ロのようになる. 臨書の授業題材の合計が36%に対して, 創作の 2%とかなり上回っている. 表工での結果と共通しているが, 臨書による授業が比較的早 授業題材の合計が5 い時期に多い. 創作の授業では, 対照的に平成元年以降ほぼ毎年のように, 「漢字仮名交じり文」 が取り上 げられている. 研究課題における 「生徒の主体性を育む学習過程」 の具体的な表れとして, 授業では多くが 「漢字仮名交じり文」 を題材に研究されているといえるのではないか. 鑑賞については, 創作の授業計画の 中で, 導入段階や作品完成後の発展段階で多く取り入れられている. しかし, 鑑賞を目標においた授業は実 施 さ れて いな い. 92.
(4) . 「生きる力」 を育む鑑賞指導. 表韮 公開授業の題材分類表 公開授業の題材. ①臨書学習. ②創 作学習. 実. 施. 年. 椿. 書. H2. H4. 行. 書. S54. S57. 隷. 書. S60. S62. 漢. 字. S58. H2. H6. H9. HI. H2. H3. H4. H8. H9. S59. S63. S53. S55. 漢字仮名交じり文 刻. 字. ③授 業 な し. S57. S61. S56. H7. 回数. %. 2. 8 O .. 5. 20 0 ‐. 2. 8 O .. 4. 16 O .. 7. 28 0 ‐. 2. 8 0 .. 3. 12 O ‐. 回数. %. 3. 15 0 ‐. 4. 20 0 ‐. 3. 15 0 ‐. 4. 20 0 ‐. I. 5 0 .. 2. 10 O .. 3. 15 0 ‐. H5. 3 ( ) 提言の内容. 表皿. 提言内容分類表. 提言の内容. 実. 施. ①臨書学習の指導について. S54. S58. H7. ②臨書学習から創作学習への発展. S53. HI. H2. ③創作学習の指導について. S59. S62. H6. ④生徒の書道学習の意欲化, 主体化. S57. S60. S61. ⑤鑑賞. H8. ⑥評価法. S63. H5. ⑦その他. S55. S56. H3. 年. H4. H9. 93.
(5) . 矢. 野. 敏 文・今 野 康. 典. 提言の内容は, 研究課題や授業の題材に比べて多様である. 提言者の課題意識の多様性や研究期間のゆと り等が背景にあるものと推測される. 当然のこととはいえ, 提言を包括する研究課題との関連が密接である ことがわかる. 「鑑賞」 は表1の 「臨書学習 から創作学習への発展」 との関連で, 「評価法」 は 「生徒の主体 性を育む学習過程」 との関連から取り上げられている. 特に注目されるのは, 平成8年第49回研究大会に初 { 1 ) めて出てくる「鑑賞」についての提言である.野中健一は「豊かな感性を育むための鑑賞指導と評価の工夫」 で, 表現と鑑賞および評価の工夫を関連させた指導の重要性を指摘している. また, 全国的状況として, 鑑 賞指導はこれからの課題であるが, 評価法の研究は北海道が遅れていることを指摘している. きわめて妥当 な見解である.. 3 鑑賞教育の意義と方法 ) 現代教育の課題と鑑賞教育の意義 ( 1 2, において 「鑑賞」 がまだ高等学校で積極的に取り上げられていない現状を確認した. その理由として 次のようなことが考えられる. ①学習指導要領で, 表現と鑑賞の指導に当たっては, 相互の関連を図るように指摘されている. ②芸術教育としては, 表現領域の方が創造的で内容的にも上位にある との意識がある. ③限られた授業時間の中では, いきおい習熟に時間がかかる表現領域に重きを置いてしまう. ④表現領域は, 作品として形に残り評価が比較的容易であるが, 鑑賞は評価が困難な面がある‐ ⑤一般的な高校生の実態として, ことばによる発表や交流に積極的でない. ⑥指導者の側で, 鑑賞学習への認識が希薄であったり, 指導の方法論を持っていない‐ これらの理由を検討し, 克服すべき具体的な手立てを講じなければ, 鑑賞学習はいつまでも推進されない ことになる. ここでは⑥を中心に考察を進める. 鑑賞の対象となる名跡は膨大な量がある. 高等学校の教科書に掲載されている名跡は, 学年の発達や経験 に応じた基本をふまえたものであるが, 中国の殿時代の甲骨文から近現代まで永い歴史のなかで残された名 跡は非常に多く, 書風も多岐にわたり変化に富んでいる‐ 日本においても仮名という日本独自の美を中心に 多くの名跡が残っている‐ また, 戦後の現代書の隆盛には目を見張るものがあり, 創造性豊かな個性美が展 開されている. 書の作品は, 筆者の芸術観, 人生観, 歴史観等が反映された純粋な主張の表れとして多種多 様である. このように, 鑑賞の対象となる作品は, 永い歴史と個人や時代の美意識によって織り成された深 遠な内容を持っているのである. 一方, 鑑賞は, 個人の感性, 年齢, ものの見方の体験度, 好み等によって 同じ作品を見てもそれぞれ異なった感受がされる‐ 同一人が同じ作品を見ても, 時間の経過や, その時の精 神状態によって受けとめ方に変化がみられる. さらに, 過去の伝統的規範的な, いわばわかりやすい書に対 して, 個性的で主観的な現代書の鑑賞は一層見方の分かれるところである. したがって, 複雑多岐な作品の 鑑賞は, 個人が見たまま, 感じたまま受け止めるのが最もよい鑑賞態度である, と言う主張も純粋鑑賞とし て首肯できる‐ しかし, 学校教育の場における鑑賞学習は, 教育の今日的な課題と関連させ, 鑑賞の意義を 適切に押さえた後に生徒の実態に即した指導法を検討すべきである. 美学者井島勉は 「正しい鑑賞とは, 自 己を生命なき鏡にしてしまって, 単に対象の感性的映像を受容することに尽きるのではない. むしろ彼は溌 刺と自己を生き抜きつつ, 対象の美として表現された生命的自覚の中に生き込まなければならぬ. いきおい, 鑑賞にも, 個性や独創性や歴史性を欠くことができない. 一見 『受容的』 とも見える鑑賞ではあるが, その 1と述べ鑑賞にも制作的 表現的側面があること 2 底には, 常に自発的創造的契機を横たえているのである.」{ , を指摘し, 鑑賞に主体性や個性を育む積極的価値を見出している‐ 見る主体である生徒はまさしく多様であ 94.
(6) . 「生きる力」 を育む鑑賞指導. る. 筆を持って表現する ことが得意な生徒がいる一方, 見ることが好きで, ことばで発表をしたり文章で表 現する ことが得意な生徒もいる. 毛筆等による表現は, 自己の思いが即座に形になって表れる直接的な活動 であり, 同時に技術的な作業を伴うものである. そのために, 書が好きで, 豊かな感性と意欲を持っていて も, 技術が未成熟な生徒のほとんどは書道の授業 が苦痛になってしまう. 授業が表現領域に片寄ると, この ような生徒の感性, 意欲, 表現力を伸長させることが出来ないのではないか. 授業での実施時間数にかかわ らず, 表現と鑑賞を同等に扱う ことが, 多様な生徒の創造的な能力を育むという認識に立つ必要がある‐ 高 校時代の一時表現に集中する が, 将来的に筆を持つ機会がなく書道に縁がなくなってしまう よりも, 見るこ とに喜 びを感じ, ことばで交流できることの方が 「書を愛好する心情を育てる」 ことになろう. 「生涯学習」 に結 びつく 「交流」 を取り入れることが鑑賞指導の第一の要諦と考える. 次に, 作品の見方と して岡部蒼風は 「作品は作者の人間をまざま ざと示しているので, だからわれわれが 作品に対したとき真にくみとらねばならないのは, 作品を通して, 見るものの魂に呼びかけている作者の内 的生命の叫 び声, いや作者の生命そのものでなければならない. それが自分の内奥と共感するかしないかで 作品の価値を決定すればいいのである. ただし, 価値の決定に当たって, もう一つ大事なのは, その共鳴, }と 3 感動が, 今日のわれわれの現実生活の上にどれだけの積極的な意義をもつであろう かという点である」( 述べている. 戦後, それまでの古い習慣や因習を否定し, 新しい精神, 根源的な熱い創造の精神に立っ たい わゆる前衛的書家といわれる岡部の説を取り上げたのは, 後段の 「現実生活の上に どれだけの積極的意義を もつか」 に着目したからである. 強く自己主張し, 前衛的な書を追求した岡部にして, 好き嫌いだけの軽薄 や独善を戒め社会性, 普遍性, 連帯性の必要を示唆しているからである. 自分の内奥との共感は, 他者との 繋がりによって一層客観化され現実の生活感に生きてくるのである‐ 臨書における事前鑑賞では, あまりに 目的意識が強す ぎると, 「九成宮醍泉銘」 が謹厳で 「建中帖」 が重厚のような教科書の古典解説があ たかも 正答であるかのように受け取られてしまう‐ また, 創作作品の鑑賞にありがちな, 指導者の見解や主張を強 く押し出しすぎることは厳 に慎まなければならない. 感性を生かし, 個性や主体性の育成をめざす書道教育 が画一化, 均質化を求める愚を犯すことになるからである. 自己や他者の作品から美を発見し, 評価し交流 することが, 生徒にとっての現実生活の意義, すなわち生活感として働いてくる‐ いわゆる 「生きる力」 を 育む鑑賞指導の第二の要諦は, 生活感を伴っ た 「自己の存在の確認」 であると考える‐ 最後に, 柳宗悦は, 見ることが 「もの」 に係わり, 知ることが 「こと」 に係わるという前提で 「絵は 『も の』 であって, 絵の美しさは 『もの』 を離れてはない‐ だから美しさを見るのは 『ものそのもの』 に触れね 4 } と述べている また 「 ばな らな い」( 『こと』 を詳しく知ることは 『もの』 を理解するよい補助であろう‐ ‐ だが, 『もの』 への直観がなくして 『こと』 への知識だけでは, 美しさの核心に触れることが出来ない. 『こ 5 }と述べ 先ず無心に受け容れることを説いて と』 から進んで 『もの』 に到ろう とするのは無理である.」〔 , いる‐ 審らかにせず, 批判をせず, 受け容れて, そのものから美やよさを発見しよう と訴えている‐ 表現が 強烈な自己主張であるのに対して, 鑑賞は創造性を含んだ暖かな受容でありたい‐ あるがままを受け容れる, 自然を受け容れる, いわ ば 「共生」 を鑑賞指導の第三の要諦と考える. 2 ( ) 鑑賞における書の精神性について 視覚的な作品の感想を, ことばに置き換えて伝達するのは簡単なことではない. 美術教育における鑑賞指 6 ) 形 色彩 構成 ボリューム等の比較的共通化が容易な手がかりの 導の困難性を堀典子が指摘している.( , , , ある美術作品よりも, 身近な文字を書きながら時間性, 空間性という抽象概念が融合している書の作品の方 が, ことばによる読み解きが困難であるように思われる‐ 書でよくいわれるところの精神性を鑑賞指導では どのよう に 扱え ばよ い の であろう か‐ 書の 見 え ざる 背 景 につ い て触 れておく 必要 がある. 95.
(7) . 矢. 野. 敏 文・今 野 康. 典. 同じ書の作品でも, 中国と日本では内から支えて生み出す意識や性格に差異がみられる 水尾比呂志は . , 中国斉時代の謝赫の 「画品」 に論じられている 「六法」(気韻生動 骨法用筆 応物象形 随類賦彩 経営 , , , , 位置, 伝移模写) を引用し, 見えざる生命感として最も重視される 「気韻生動」 について論じている 「中 . 国絵画は, 従って 『美』 という 概念を抽象的に持っていなかっ たと言って正しい. 『美』 はいつも 具体的な 手段方法だっ たのである‐ 表現すべきは, 画家の個性そのものではなく 個性の持つところの人格的 精神 , , 的な高さ深さでなければならず, そのような人格的精神的高さ深さにこそ 『気韻生動』 が肱胎すると 信 じ , } と 実利 的 な中 国の芸術 観 につ い て述 べ ている こ れ は 書 論 に も 共 通 して い る よ う ら れた の であ っ た.」” . ,. に考えられる‐ 斉時代の王僧慶は 「書の妙道は, 神彩を上と為し, 形質之に次ぐ. 之を兼ぬる者は 方に古 , 8 ) と述べて形態よりも精神の輝きの方を上位に扱い尊重している また 唐時代の太宗は 人を紹ぐ可し.」{ . , 9 } と述べ て 形態 「今, 吾れ古人の書を臨する に, 殊に其の形勢を学ばず‐ 惟だ其の骨力を求むる に在り 」( . , よりも内的な力を追求しようとしている. これは 芸術風土の豊かな北宋の時代になっても変わらない 蘇 , . G ) と述べて やはり 東披は 「書は必ず神.気.骨.肉.血有り. 五者一を開けば 成書と為さざるなり.」o , , , 精神や気力を上位に置いている. いわば中国の伝統的な芸術観は 書画に共通し 時代を貫いて不変のよう , , である.. 日本は, 書画 において中国の多大な影響を受けているが, しかし, 美に対する意識は大きく異なっている‐ 前出の水尾比呂志は 「気韻生動は, 自然と対置させられた人間の人格的な意志力 に多く関係する理念である のに対して, 『あわれ』 や 『幽玄』 は, 自然に没入した人間の純粋な感傷を根源とする 感受力 に訴える理 , P と述べて 自然に深く感応した優美や好情の理念が日本独特の美意識であること 念と言うことができる」Q , を説いている. 湿潤温暖な気候と豊かな自然に恵まれた日本では 時代の暗好や禅思想の影響等によって変 , 転はあるものの, 自然とともに美の意識が育まれてきた姿は変わらない. 書における仮名の流動美は最もそ の典型的な表れである. ただ, 戦後の書道は伝統のなかでの変革や全く新しい方向の探求がみられた. 欧米 の抽象絵画との交流から大きな影響を受けた. 森田子龍は 「大きい目でみれば, 西洋の絵画は 対象を描く , ことから, 多くの人びとのさま ざまな努力 によっ て, 今 自己を描く方向へと歩んできており その先端が , , , われわれの書と鋭く感応したのである. 彼らのその気持ちは理解できる けれ ども 彼らの作品を点検すると , , さきにもふれたように, なおそれ以前の二元的相対的な生き方が強く尾をひいてきている. この先の紙一重 を破る一歩こそが難関である」伽 と, その間の新らたな理論や表現への影響と 影響を受けたが故に書 の独 , 自性にも思い至る事情を述べている‐ このよう に, その時代を生きる人間の美意識や精神性の具体的な表れが作品であるとすると 鑑賞が進展 , する中で無視することはできない. 高等学校の鑑賞学習においても 感性の豊かな生徒は美意識までも感受 , するであろうし, 発表や対話による交流から思いも寄らな深い進展が予想される. したがって ただ単に断 , 片的な発表活動ではなく, 交流や議論までも期待する鑑賞学習には, 対話促進のためのゆるやかな共通基盤 が必 要 にな っ てく る.. ( 3 ) 九分類法による初期鑑賞 以下の①初期鑑賞カー ドと②鑑賞のための九分類表, を組み合わせて授業を展開すると発表や交流が活発 になり鑑賞が深まるとの仮説に基づいて進める. それぞれの目的, 効用, 留意点については, 後の授業実践 (次稿その2) で詳しく述べる. ①初期鑑賞カー ドの内容 --一 作品図版. 作品に対する第一印象初期感想. 図版と鑑賞のための九分類表 とを対照した分類記号の記入. ②鑑賞のための九分類表--一 次頁 96.
(8) . 「生きる力」 を育む鑑賞指導. ここでは, 高校2年生 (書道江・北海道旭川西高等学校) に1 0点の作品について九分類表によって鑑賞 を 試 みて も ら っ た.. 鑑賞のための九分類表. 2及 びB …… よい 3及 びC … …特 によ い -- 1 及 びA … …ふ つう ※縦軸 -- 1から3 に行くに従い, 発想やアイディアが豊かで創造的, 個性的な作品.. ※評価. ※横軸. --. どちらかというと, 現代的で西洋的な発想を感じさせ創作的傾向の作品. AからCに行くに従い, 文字形態や全そ紳蓉成が整って, 伝統的, 典型的な作品‐. どちらかというと, 伝統的で東洋的な雰囲気を感じさせ, 古典的傾向の作品‐ ※縦軸、 横軸の調和 - - IA か ら2B, 3 Cに行くに従い, 縦横の要素が調和し完成度が高い.. 3. ↑. 3. 3▼. 3. A. 発想 や アイ ディ ア が 豊 か. 3. 3. B. 発想や アイ ディ ア が 豊 か. 3. C. 発想 や ア イ ディ ア が 豊 か. で変化に富んだ創造的な. で変化に富んだ創造的な. で変化に富んだ創造的な. 表現 に な っ ている. 表現 に な っ ている. 表 現 にな っ て いる. 形態, 構成, 筆勢等の書 C 美の原理を取り入れて工. 大小, 遅速, 曲直等の多 様な要素が変化統一 し,. 夫 さ れている. よく 調和 して いる. A やや一人善がりで客観性 B に 欠 けて いる 面 がある. 発 想 や 2. ア. イ デ イ. 2. ア. 創 造. 性. 2. A. B. 2. C. 創意工夫され, 個性的な 2 創意工夫され, 個性的な 2 創意工夫され, 個性的な 面がみられて魅力がある 面がみられて魅力がある 面がみられて魅力がある. A 形態, 構成, 用筆等がや B や未熟な面がある. 個. 形態, 構成, 筆勢等の書 C 美の原理を 取り入れて工. 大小, 遅速, 曲直等の多 様な要素が変化統一し,. 夫さ れて いる. よく 調和 してい る. 性 的. I. A. 1 創造性, 独自性に物足り なさ がある. A. I. 段. 階. I. I. C. 1 創造性, 独自性にやや物 1 創造性, 独自性にやや物 足りなさがある 足りなさがある. 形態, 構成, 用筆等が未 B 熟で調和していない. A. B. 形態, 構成, 筆勢等の書 C 美の原理を取り入れて工. 大小, 遅速, 曲直等の多 様な要素が変化統一 し,. 夫 さ れている. よく 調和 して いる. B. C. →. 一-- 形態の整斉・均衡, 用筆等が典型的, 伝統的・古典的雰囲気 一-- 97.
(9) . 矢. 野 敏. 文・今 野. 康 典. 第一印象・初期感想と九分類表による分類記号 (AからVまで21名). 九成宮醸泉銘 A. 形 が定ま っ ている. しんに ゅ う の最 後の部 分 な ど力 を入 れて書 い て いる 所 がは っ きり して いる‐ 横 線 は. 細い. 角 ばっておらずなめらかな字形であると思う. (IB) C. はね, と め, は らい が しっ かり している. 整 っ て いて, 楕 書 に近 い感 じがする. (IB) 文 字 が一 つ一 つ と てもき れい に整 っ ている 感 じがする. 特 に “は らい” き れい だと思 っ た‐ (I C). D. 今 の 時代 の 文 字の よう だ. 一筆 一 筆, と く に は らい が非 常 にてい ねい で美 しい. 字 の バ ラ ンス も と ても. B. 整 っ てい る‐ (IC) E. 文 字の 線に強 弱 があり, はらう ところ が特 に長く な っ て いる. 文 字 一 つ 一つ の特 徴 はあま り な い と思 い ま す が, さ ん ずい の部 分 は ÷ つ の点 が三角 形 にな っ てい て, はらい の 部 分は特 に長く な っ て いる と 思 い ま した. (IC). F. そ れ ぞれの 字 がき れい な 形 でま とまっ て いて しっ かり して いる‐ でも力 強さ が感 じら れな い. き れいす ぎる. (IC). G. 一つ 一つ の画 が, 大きく の びの びと して いる. は らい が強く の び ている‐ (IA). H. 今の 文 字 に似 て いる. 縦, 横 の 線 がま っ す ぐの び てい て, は らいの 線 に は はり がある. (2 B) 文 字一 つ 一 つ が整 っ て い て, 横 も 縦 もま っ す ぐと いう 感 じがす る. 強く 書 いて いる よう に見 える‐ 点 と. 工. か全部同じ形をしている. (IB) J. 字 の形 がきち っ と して い て, 丁 寧 に書 い てある. でも, き れい にま とま りす ぎて 強い 印象 は受 けな い.. (IB) K 整っていてきれいな字体である. 現在のものと違う文字もあるが, ほとんどの字がわかりやすい‐ (IC). L. 線にあまり特徴がみられない. 字の形がととのっている. (IB). M. 黒 い 所 と白 い所 の バ ラ ンス が均 一‐ き れい な 字. とめる 所 はとめ, は ねる 所 は は ねて いて めり は り があ る. 見や す い. (IC). N. とにかく字形がしっかりしていて, 見やすい. 縦横がそろっていて, 見ていてとても気持ちよく感じら れる. (IC). 0. 線 の ひとつ ひとつ に注意 が払 わ れてい て, と て も整 っ た 感 じがする. 一 字一 字 がす ごく き れい だな あ と. P. 思う. 全体的にとても美しい. (IC) 形式 ばっ ている. はらいがちから強い‐ 微妙に線の変化がある‐ 人間の性格で表現する と正直者. (IB). Q. き れいな 字 だ. 若干, た て に長 い. バ ラ ンス も と れて いる. はね, とめ, はらい も しっ かり とさ れて い る. (IC). R. 全体 に角々 している‐ さ んず い の点 が三角 形. (IC). 硬そうな文字. きれいで整った書体‐ (IB) T 一文字一文字の形が整っていて読みやすい‐ 入筆終筆の形がきれい‐ (IC) U 今まで授業でやってきた古典とちがって, す ごく丁寧に一つ一つの線を書いている. 右はらいに特徴が. S. ある. (「飲」 や 「深」)(IA) V. 線 が水平, 垂 直 にな っ ている. 止 め, は ね, はらい もち ゃ んと して いる‐ 形 が整 っ て いる. 正 方 形や 長. 方形の中にはまりそう. (IB). 98.
(10) . 「生きる力」 を育む鑑賞指導. 光明皇后 「楽毅論」 A. 字が小さいが細かい所まで正確に書かれている. ある一定の配列で並んでいる. わかりやすい行書では あるが, 字を省略している所はなく, 「初め太く, 真ん中細く, 最後太く」 みたいな感 じで書かれてい るような気がする. (2B). B. 線の 太い と ころ と細 い とこ ろ があ っ て, 強弱 がある. 線 がつ な が っ てい て, 流 れ があ る. (IB). C. 強 弱 がある も の が多く, とく に横 線 が強→ 弱 → 強 の 形 にな っ て いる も の が多 い‐ (2 B). D. 強 弱 が上 手く 表現さ れて いる. そ の強弱 により 文 字の バ ラ ンス がよく な っ て いる. (2 C). E. 文字 の 線に 強弱 があり, はらう と ころ が特 に長く な っ ている. 文 字一つ 一 つ の特 徴 はあま り な い と 思い ま す が, さ ん ずい の部 分 は一つ の 点 が三角 形 にな っ て いて, はらい の部 分 は特 に長く な っ ている と思 い ま した. (2 C). F. 字 は小 さ い の にそ れ ぞれ 一 字一 字 がと て も力 強く て 勢 い があ る‐ (2C). G. 一 画 一 画 に流 れがあ っ て, は ねの 部 分 もの びの びと は ねて いる. (IC). H. 字全体が少し横長になっている‐ つき方やはらい方がする どい感じがする. かすれの線がきれいにでて いる‐ (2B). 工 J. 文字は小さいけど線が力強く見えて, はねとかが特にそう見える. (IB) 線の強弱がはっきりしていて, 見た目に面白い. 字が般若心経に似ている‐ (2B). K 線の強弱が特徴的である. 連綿がつかわれている‐ (2C) L 字の太さが極端に細い所と, 極端に太い所がある. 点とか線とかが, はなさないで, つながってかかれ て いる‐ (2 A). M N. 太い所は太く, 細い所は本当に細い. 書くのはとても難しそうだ. (2C) これだけ間隔がせまいと, いちれんの動作で全ての字を書いているような気がする‐ 一つ一つの字が丁 寧 い だ. (IB). 0. 線に切れがあると思う. 力強さや勢いも伝わってくる. 文字が大きく伸び伸びとしている. この古典は 美しさではなく, 内側からの力強さだと思う. (2B). P. 線一 本一 本に気 合 い が感 じら れる‐ なめ ら か‐ (I A). Q R. 何か目を引くようなものがない気がする‐ はらい, はねなども普通にされている‐ (2B) 角 ばっ て はいる け どな め らか. (IB). S. 文字に緊張感がある. (2B). T. 線 に流 れ があ り力 強い. 全体 が角 ばっ て いて, かた い感 じがする‐ (2C). U. 強弱 があ り, 極 端 に細 い 所 がいく つ もある. 入 筆 は大 きく 太 い け どだん だん細 く な っ て い る‐ (2 B). V. 線の 太い所 と細 い 所 がある‐ 点 がつ な げたよう にな っ て いる 所 がある‐ 字 の バ ラ ンス がそろ っ ている‐ はね が横 にの び て いる. (2B). 三輪田米山 「雲眠」 A. r雲」 は本当に雲を連想して書いている様な雲を思わせる作品だと思った. 最初は一つのかたまりであ っ た雲が風に吹かれて, どんどんうすくなっていく感じがした‐ 「眠」 は大きな雲の下で風に吹かれな がら気持ちよく 「眠る」 という感じだ. 私も 「潮」 という語を以前書いた時に, 筆を2本も3本も使っ て書 い た ら思 い が けな いく らい す ばら しい作 品 にな っ た こ と を覚 え て いる. (3C). B C. 線が太く力強さがある‐ 入筆と終筆が特徴的. 勢いがある. (2B) 筆 の先 をと と の えな い でい っ 気 に かい て いる 感 じがする. ”雲“ という字では文字の流れがよくでてい ると思う. (3A) 99.
(11) . 矢 野. 敏. 文・今 野 康. 典. D. 力 強く かつ 流 れという も の を感 じる. 文字 を崩 して いる が二 文 字 の バ ラ ンス がい い. (2B). E. 線に勢いがあり, 更に力強いと思う. 作品全体から力強さが感じられる. (2C). F. 力 強く て勢 い がある け ど, と て もま とま っ ている. (3B). G 力強いし全部の線がとても太いので大きくみえる. (3C) 筆をやすめずに, 素早く書いている. 筆を直さずに書いているので全体に, やわらかみがある. 「眠」 という字の8画が長くはねているので, 違う字に見える (3B). H. 工 すごくいきおいがあると思った‐ 特に下の 「眠」 という字は縦の線より横の線がはやく書かれているよ うに見える. (2B) 字の 書き 方 が荒々 しく 気 持ち がよ い. そ れでい て 字 がま とま っ ている. (2C). J. K 力強さを感じるが, 乱暴ではないと思う‐ (2A) L 字がかすれている所があり, 力強さを感じた. (3A) M. 雲 と いう 字 が雲 と いう 感 じを かも しだ して いる. “粘り“ みたいな所が私は好きだ. (3C). N. 激しくて 「眠」 という字が本当に 「眠」 という字なのかわからなくなりそうだ. 両方ともかすれぐあい や, 字 の大き さ が同 じでつ り 合 っ て いる‐ (3 A). どっ しりした感じで迷いがなく, 文字が主張しているなあという感じを受ける. (2C) かすれてかくことによっ て, 「雲」 や 「眠」 の本来の意味を表している‐ (3B). 0 P. Q 何か力強さを感じる. “かすれ” にも何か特徴があるような. ちょっとつぶれ気味. (3B) お も しろ み がな い‐ 筆 を直 さ ず にそ のまま 書い てい る. (2 B). R. S 力強さと雄大さが見える. (2A) T 線が太くてちから強いが, 線が丸みをおびているのでやわらかい感じもする‐ 「雲」 いう字のかすれ具 合 が 「雲」 の イメ ー ジに合 っ て いる‐. U I文字めはなめらかで一気に書いたという感じがするけど, 2文字めに入るところから力強くなってい る. 最後の点が一番力強さを感じる. (3B) 一 字一 筆‐ か す れ があ る‐ 字 が横 にの びて いる気 がする. (3C). V. 乙瑛碑 一画ずつ離して書いている作品だ. 全体的に横長に大きい作品で字がやわらかいる激しいというよりは. A. と て もお ちつ い てい て, 一 字一 字 に一 定 の力 強く お さ え てや さ しく 上 向 き に放す と いう 筆 づ かい のきま り があ る. 直 線 は決 してま っ す ぐには書 か れて いなく て, 内側 へ も っ てい こう とする 筆 づ かい が特徴 だ と思 っ た. (2B). C. 線の太さが一定で横長の長方形. 左右対称. 破牒がある‐ (2C) 横長ではらいに特徴がある. 横線が平行に近いかんじがする. 縦線も垂直. (3B). D. 文字と文字の空白や一本一本の線の空白が等しい. 直線がの びの びと書かれている. 右はらいが力強. B. く ダイ ナミ ッ ク だ. (2B). 文字の線に強弱がなく, 線との間が等間隔であると思う. 文字の線に強弱はないが, はらいの部分だけ が, 太く書かれている. 横長の文字だと思う. (2B) F 字に力強さや勢いが感じられず, 線の強弱も無くて, 文字がのっぺりとしている‐ (IB). E. G 一本一本の線に特長があり, 字全体を見ると横長になっている. (2B) H. 横 長 の 字 にな っ て いる‐ 横 の 線 がほと ん ど平 行 で, 間 隔も ほ ぼ等 しい‐ は ねる べき とこ ろ が はね ら れて い な い. 今の 字と は少 し違う‐ (IC). 工 100. 線と線が平行, 垂直で同じ間隔に見える. 文字も横につぶれていて長方形っ ぽい, (3B).
(12) . 「生きる力」 を育む鑑賞指導. j. 他の 古 典 と比べ る と字 が平べ っ た い‐ 左 右 の バ ラ ンス がよ い. (3B). K 力のこもっ た文字である. 右はらいが特徴的である. (3B) L. 字の 形 が長 方 形 にな っ ている. 線の は じめ とお わり が丸 み をお びて いる. は ねる 所 がと ても 太い‐. (2B) M 授業で何度も見た. 左右のバランスがとれている‐ 右側の字はすべてうねりがある. 白い所と黒い所 の バ ラ ンス がと れて いる. (2 B) N. みや す い. 左 右 対 称 のよう な感 じがす る‐ 線の 太い とこ ろ が は っ き り して いる‐ 書 き ず らそう だ. (I C). 0. の びの び してい て, す ごく き も ち がい い‐ だい たい, 平行 で等 間 隔 に書 か れて いる け ど, 線の微 妙 な強. P. 弱がある. きちんと整っ た美しさがある. (分類なし) 長方形, はたく, しなりがあっ て, 線がひちきれそう. (弓のように)(2B). Q. 点 画 がは っ き り している. 払 い に特 徴 がある. 線 が平 行 にな っ ている. (2B). R. 線がまっす ぐで, 平行, 垂直‐ 縦線が字の内の方にへこんでいる. 「興」 の一番長い線の最後な どがふ く らんで いる‐ (3C). S. 太さが均等になっ ている ため, 無感情に見える. (3B). T. 横 長 で 線の 太さ に変化 がなく, の っ ぺ り と した感 じに見 える が, 一 文字 に 一ヵ 所 ぐらい ずっ, 強い 線 が 入 っ て い てお も しろ い‐ (2B). U V. 横 長 で入 筆 が丸 い‐ 左 は らい, 右 はら い に特 徴 がある. (3 C) r波 たく」 がある. 線 が平 行, 垂 直‐ 入り がかわ っ て いる. 左 は らい が上 にあ が っ て い る‐ (2 C). 枯樹賦 A. 全体的に字は細くて右上がりである. なめらかで統一性がある作品だと思う‐ 字が省略されている部分 も見られるが, 整っている. 止める部分は見た感じあまりなく止めるというよりは次の文字, 次の文字 へ と 休 むこ と なく 書 い て いる よう な感 じである. (IB). B. 線 が細く てや わ らかい 感 じがする‐ 流 れがある‐ (IB). C 流れと強弱がとてもきれいだと思う‐ 右上がりぎみ‐ (2B) D. 力 強さ はあ ま り 感 じら れな い がス ピ ー ド感 がある‐ 線 が細 く て 美 しい. 特 に はらい がき れい だ. (IC). E. 文字の線が細く, 一つ一つの文字がの びのびと書かれてあると思う. 全体に弱々しく 思えた. (I B). F. 字 が細 い け れ ども, 勢 い がとて も あ っ て, しっ そう 感 が でて いる. 一 字一 字 と て も き れい にま とま っ てい る. (2B). G. 一 本一 本 の 線 は細 い け ど, すべ て に流 れがある. 字 によ っ て は線の 強弱 をつ けてい る. (I B). H. 墨 を た っ ぷ り つ けて細 く 書 い て いる 感 じがする. 全 体的 に丸 み をお び て いる の で, や わ らかい感 じがす る. (2B). 1. 線が細くて弱々しく感じる. でもはらいとかは太くて他の部分と差があるように見える. (I A). J. 細 い 線です らす ら書 い てあ る の で 美 しく 見 える‐ でも, 縦 の列 がな な め に な っ たり して いる の で, な ん. だか間が抜けた感じに思う. (IB) K 細く細やかな字で, 流れるような感じである. はらいの部分には力強さも感じられる‐ (2C) L 線が極端に細い. 筆をはなさないで, 続けて書いている. (2C) M. 細く 小 さ い‐ す らす ら書 い たの か なあ と思う. 同 じ 勺可’ でも け っ こう 違 っ て いる. まるく な っ て いる 所 が多 い‐ (2 C) 101.
(13) . 矢 野 敏. 文・今 野. 康 典. N. 字 がつ な が っ て いる. 線 がす ごく 細 い. はらい はね な どがは っ きり して いる (IB) , .. 0. 全体の流れがとてもきれいだなあ と思う. 線は細く ても 弱くはなく 行書の美しさが表面に出てきて , , いる 古 典 だと 思う.(分類なし). P. 線 がつ な が っ てい たり, 交錯 する こ と で ス ピー ド感 がある (IC) , .. Q. 線が細い. 躍動感やリ ズムがありそう‐ (2C). R. な め らかで や わ ら かい感 じ. (2C). S. 流れるような文字で, 神秘的な感じがする‐ (3C). T やわらかくさらさらと書いたよう に感じる. (IC) U. あま り力 強さ が感 じず, と て もせ んさ い な感 じがする 一 つ 一つ の 字をゆ っ く り 書 い た感 じがする ‐ . (IB). V. 線 が細く て切 れている 所 もある. つ づ けて かい ている 所 もある 字 がく ず れて いる の が あ る (I B) . .. 慈雲 「閑吟」 A. B C D. この作品はすごく自由で字の形にとらわれず力強い作品であると思う 手先を使って書いているという . よりは体全体を動かして書いている といった感じですごく力 強い (3C) . 勢いがあって力強さが感じられる. (3C) とても力がこもっている感じがする. とくに点とかすれの部分 (2A) ‐ す ごい 勢 い で書 か れている と 思う. かすれている所がとく に力強さを感じる (3B) ‐. E. 文字に勢いがあり, 素早く書いたような感 じがします. とても字に勢いがあると思う 更に力強さがあ . ると思う. (3B). F. 字の 形 がか わ っ て いる け れ ど き れい で ま とま っ ていて そう か い感 がある (3B) , , . ,. びみょうなかすれ具合や線の太さから力強く ゆう だいなかんじがした (2C) , . H 右から読むようになっ ていて, 古い感じがする. 「閑」 という字の形が大きく くずれている 墨がま . , G. わ り に飛 びち っ ている の で 勢 いよく 書 い て いる よう に思 えるる (3C) ,. 1 J. 勢いがあって力強い. 文字がよくわからない. (3B) 荒々しさと力強さが全面にあふれている‐ 閑は閑に見えないのに 吟は吟に見える せっ かくだから吟 , . も 吟 に見 え な き や いい の に‐ (2C). K 見ただけでは何という文字かわからないが, 力強さが伝わってくる. まわりに墨がはねていることによっ て, 力 強さ がよ り 強調 さ れて いる‐ (3A). L. もとの字体がわからないくらい短縮されて書いてある. 字がかすれている (3B) ‐. M. 一 目 みて 「読 め ない」 と 思 っ た. 吟 が冷 に みえ た シ ン プルな感 じが した でも力 強 い 所 がす ごい と 思 . . っ た. (2C). N 何をかいているのかわからない. あまりにも 「閑吟」 という字が変わりすぎて‐ でも力強さだけはすご く感じる. (3A) 0. すごく単純な二文字を書いているけれど, その分, 周りの白がきれいに見える 思い切った運筆の仕方 . もよくわかる. (分類なし). P. ごう かい. 点 や 線に命 がこも っ て い そう (3B) .. Q 正直言って 「閑吟」 とは読めなかった. 荒々しさが感じられる. 気持ちがこもっ ていそう. (3A) R 「閑」 の門の部分がわかりずらい, 「吟」 の口の部分が2つの点になっている (3B) . S 狂気的な力強さを感じる. (3A) T もとの字が何なのかわからなかった. 力強く躍動感がある. (3C) 102.
(14) . 「生きる力」 を育む鑑賞指導. U 一気 にす ばやく書き, 力強いという感じがする‐ (3B) V. の び の び した か ん じがす る. 線 が 太い. 強 い. 早く 書 い ている と 思う. (2 C). 始平公造像記 A. 作 品 全 体 に は一 定の 形 がある. 点 を た だ の点 で 終 わ らせ ず に, ま る で型 に はめ 込 ん だよう な 形 である‐. 力強く, 全ての力を入れる部分は三角形の形を描くような仕上がりである. 激しくはないがどう どうと した力 強 い 作 品である. (3B) B. 線 が角 ばっ て い て鋭 い. 直 線 的. (2B). C. 角 ばっ た 字 で線 が太い. 力 強く 感 じる‐ (2C). D. 文 字の 形 が整 っ て いる‐ 点 が三角 な ど角 ばっ て いる 所 が多 く ゴツ ゴツ 感 がある. は らい が特 に力 強 さ を 感 じる‐ (I C). E. 線 が太く, は らい や 点 が三角 形 にな っ て いる と 思う. 一つ 一 つ の 文字 がかく かく していると思いま した. (3 C). F. 字 が ガチ ガチ して いる. と て も 一 字一 字 が太く て力 強 い. (IB). G. 点や は ね, は らいす べ て が特 長 的 で, ごつ ごつ と かく ばっ た か ん じがする. (3B). H. 点 や角 が三角 にな っ て いる‐ 筆 で 書 いたよう な 感 じが しな い. か たい 感 じがする. (2C). 工. 太く て力 強い‐ 線の お わり や は じめ がと ん が っ て い たり して, 文字 も かく かく している よう に見 える‐ 点 と か三角 形にな っ て いる. (3 C). J. 線 が ガコ ガコ して い て 面 白 い‐ 字 の バ ラ ンス も面 白い‐ 力 強い感 じがする‐ (3C). K. 全体的に角ばっ た感じである‐ 文字からは力強さが感じられる‐ (2B) 全体的にとても太く, 線のはじめとおわりが, けずれたようになっている‐ (2A). L. M これも去年書いたことがある‐ はじめは三角形だらけの文字だと思っ た. 力強くてきぱき書いたのかな あ と 思 っ た. (3 C) N. なく な っ て見 え なく な っ て いる と ころ が, 古く か ら伝 え ら れて きて いる と いう の をいっ そう 感 じさせる. 点, はね, はら い がお も しろ い 形 を している‐ (3 B). 0. 入筆, 終筆に角があり, とても力強い線だと思う‐ 直線的で, 全体にも力があふれている感じがする. (分類なし). P 角ばっている‐ 数学的に考えると台形や三角形, 長方形などの図形が組み合わさってできている文字の よう であ る‐ (2B) Q. 点画 も は っ き り して いる. は らい, はねな ども しっ かり とさ れている. (IC). R. 全 て が角 々 しい てる. 三角 にな っ て いる と ころ が多 い‐ (3B). S. 文字に絵のような印象をう ける. (2B). T. 角 ばっ てい て, かた い 感 じがする‐ 男 の ひと が書 い た の か なあ とお も わ せる よう な か たさ. (2B). U. 全部 の 線 にす ごい 迫力 があ っ て力 強 い. 角 ばっ て い てする どい感 じがする‐ (2 C). V. 四角 の 中 におさ ま っ てい る‐ 字 がかく ばっ て いる. 線 が太 い‐ 右 は らい が大き い‐ (2 B). 高野切第三種 A 小筆で書いた作品でやさしい感じで細く, 次の字へ次の字へとつなげて書いているなめらかな感じであ る. 昔 の字 で ある か ら わ か らな い 所 もある け ど, 途 中で止 め ず に 一 つ 一つ てい ねい に仕上 が っ て いる.. (IB) B. 曲 線的 で, 線 が細く, や わ らかい 感 じがする‐ 流 れ がある. (2 B). C. 文字の流れがよくでていると思う. (IC) 103.
(15) . 矢. 野 敏. 文・今 野 康. 典. E. 線がなめらかで, 文字の連続性がある‐ ス ピード感がある. (2B) かなは一文字一文字のびの びしていると思う. (2B). F. 字がながれるように書かれていてきれい. (2C). G. 漢字よりもかなの方が流れをだしやすい感じで自然だし, やわらかさがある. ほとんど字に強弱がない‐ 今の字に似ているのがたくさんあるが, そうでないものもある. 漢字のよう. D. H. な 字 が 含ま れて いる. (IB). 工 弱々しくてすらすら書かれているように思う. (IA) J 漢字と平仮名だとやはり印象も違う. 同じ 「よ」 でもいろいろあるし, きれいな感じがする. (2C) K ながれるようで柔らかな感じである‐ 強弱がはっきりしている. (2C) L M. 線がとても細くて, 全体的にやわらかい印象を受けた. (3C) わた しは ”かな“ が苦手だけど見るのは好きだ‐ の びやかで次の字に無理なくつながっているのがすご い と思う. 一 本の 線 みた い だ. (IC). N. 手紙 を書く 時の 文み たい だ. う ま い 具合 に仮名 どう しがつ な が っ て いる の がよ い とこ ろ だと思う‐ (2C). 0 墨の濃淡, 全体の流れ, 線の強弱とどれをとっても美しさを感じる古典. 流れの中にも伸びやかさ, し なや かさ があ っ て, き れい だと 思う.(分類なし). P. 平仮名ばかりなので変な表現だけど子供っ ぽさがある. (IC). Q. 連綿がしっ かりとでている. 仮名の古典としては標準的だと思う. (2B). R. なめ らかでや わ ら かい感 じ‐ 字 と 字 がつ な が っ て いな い部 分もある. (2B). S 流れていくよう. しなやかで優しい感じがする. (2C) T. さ らさ らと流 れがつ づ いて い て, 一 文字 じゃ なく て 全体の バ ラ ンス がい い. や わら かい. (2C). U 5, 6文字をすらすらと書いたような気がする. とてもやわらかいかんじ‐ (2C) V つ づけて書いている. 字の大きさが違う. 直線上に字がある. (IB). 目叙帖 A 普通の大筆で書くのとは又違った, あまり力を入れずになめらかに一文字一文字から目を離せないといっ た感じがする. バラ ンスや字形を考えながら書くのでとてもむずかしそう. 微妙に細い字がなかなか上 手く い か ない. (2B) B. 流 れがあ っ て勢 い がある. 文 字 の大 きさ, 太さ が一 定 でな い. (2 B). C 流れと強弱の他に, する どさや, 速さが感じられる‐ (3C) D だいたんに書かれている と思う. ス ピー ド感の中に少し力強さを感じる. (3C) E. 文字がのびのびと書かれ, 作品全体で見てものびのびしていると思う. 文字を素早く連続して書くこと により作 品全 体 がの び の びし ている と 思いました‐ (3C). F. と ても 勢 い が激 しい ん だけ ど, 流 れる よう に書 か れて い て, 強弱 もあ っ て, 力 強く 書 か れて いる.. (2B) G. 字 をつ な げす ぎてい て, な にを かい て いる の かあま り わか らない け ど, 流 れ がある の は わかる. (3 A). H. ほとんど何という字かわからない‐ 字の細さやかすれから素早くかいたように思える‐ 字の大きさがば らばら‐ (3B). 1. 細いんだけど線が速くていきおいがある‐ 横の線が特に長くていきおいがある. (2C) ここまでの中国の古典は字の形がはっきりしていたのに, 一転して草書体, 字に速さを感じる. (2B). J 104.
(16) . 「生きる力」 を育む鑑賞指導 K. 筆 運 びが流 れる よう である. さ ら っ と 書 い ている の で はなく 力 がこも っ て いる よう に感 じる (3B) , ‐. L. 字体がとても省略されていて何て書いてあるのかよくわからない. 線がほそくてなめらかに書かれてい る. (3A). M. 大 き い 字 で ダイ ナミ ッ ク だ. 勢 い の ある 字 だ. 書 い た 人も 勢 い の ある 人な の か 読 め な い け ど伝 わる っ . て感 じがする. (3C). N. 字 が連 続 して いる の はわ かる が, 字 が読 め ない. 何 を 表 して いる の かも わ か らな い き れい につ な が っ . て いる と思 う. (3C). 0. 勢 い があ っ て力 強い の に, 全 体 の流 れも見 え てく る. 潤 渇 の バ ラ ンス も と れて いる な あと思う ‐. (分類なし) P. 一つ 一 つ の文 字 が主 役 っ ぽい. 自 分 (文 字) を ア ピ ー ル している よう な感 じ (3C) ‐. 読むのに苦労しそうだ‐ 流麗な形‐ (2C) R 力強く, 激しいがなめらか. (3B) Q. S T. 文字の流れが強調されている. (3A) 元の文字が何なのか, どこまでが一文字かぜんぜんわからないが 筆の動きが速くて 独特である , . , (3C). U すばやく, すみがなくなるま でスラスラ書いたかんじ. 少しだけ力強い感じがする (3B) ‐ V. 字 がく ず れて いる. 字 が大 きい. 線 がバ ラ バ ラ つ な がり 字 ス ピ ー ドがある (2C) . ‐ ‐. 手島右卿 「崩壊」 A. この字だけ見たら何て書いてあるかわからないけど すごく解放的な仕上がりである 力強く半紙いっ , ‐ ぱい に書 い て いる とい う よ り は連 想 して 描 い て いる とい う 感 じがする 激 しさ が伝わっ てきてよかっ た ‐ ‐. 私はこういう独特な作品 が大好きだ. (3C) B. 勢 い がある‐ かなり 文 字 を崩 してい る‐ 流 れ があ る 墨 がう す い (3 C) . .. C 崩壊の意味どおり, 激しく物がこわれていくさまがそうぞうできそうなかんじになる (3B) ‐ D うすずみによる にじみをうまく使っていると思う‐ 文字はなんだかわからないが形はありバランスもい い‐ (3 C). E. 墨をいつもよりうすめて使って書かれた作品だと思う 墨をうすめて書いて 作品の文字の状態が表現 . , さ れて いる と思 いま した‐ (2 C). F. 字 がに じんで いる ん だ け ど, そ れ が字 にい いも の を もた ら して い て勢 い があ っ て力 強 い (3B) ‐ こ の 字 によ っ て 書 い た 人の 「崩 壊」 と いう 思 い がよく 表 れている と思 う 正 反対 の 字た い をつ か て , っ .. G. 書 い て いる の で と て も個 性 的 だと 思う‐ (3 C). H. 普通の墨よりうすい感じがする. ほとんど何という字かわからないが 作品名によくあっている はげ , ‐ しく 書い た感 じがする‐ (3 C). 1. すごく勢いがある. 書いてある文字と書き方が合っ ている と思っ たろ (3C) J 薄墨でぼやっ とした感じの中に力強さが見うけられる. でも崩と壊の字体が一致しない (2C) . K 題のよう に 「崩壊」 という感じが出ていると思う ありっ たけの力をこめて書いたように思われる . . (3A) L すみをいつもよりうすくして書かれている とても線が太く力強い印象をうけた (3A) . . M. ま ず題 か らす ごい. 字も す ごい 崩 はまる く 壊 に至 っ て は わか らな い でもす ごい と いう 気 がする . , . . (3 A). N 見たままで崩壊しているのがわかる‐ 線や点がほとんどなくこわれている すみのうすさがまたそれを . 105.
(17) . 矢. 野. 敏 文・今. 野 康. 典. 感 じさ せる. (3C). 0 一文字めの潤いと二文字めのかすれがすごくいいと思う‐ 墨の散り方も, 自然でいい し, 「崩」 の どっ しり感と 「壊」 のたよりなさの調和 がとれていると思う. (分類なし) 苦悩に満ちた作品のような感じ. はっきりいって何を書いているのかわからないから, まさしく 「字」. P. の崩 壊.. Q かすれなどの特徴がよく出ている. 作者の沸き上がる気持ち が出ている. (3B) R 文字通り, 激しく, 力強く, 大きい. (3A) S まさに崩壊という, 破壊的な印象をうけた. (3A) T 躍動感があり力強い. (3A) U 右の方の 「崩」 という字はすみをたくさんつけて, ふわっ と したあと強いかんじがするようでま ざって いるかんじで, 「壊」 は最後の方, 力強いけど死にそう なかんじもする. (3C) 字 がく ず れて いる‐ す み がう す い. 線 が 太い. 左 の ほう がす ごく かす れてい る. の び の び して いる.. V. (3C). (付記) 鑑賞図版の掲載, 授業実践の考察は次稿 (その2) で行う. この稿は理論を矢野が, 授業実践を 今野が担当した共同研究である‐ なお, 北海道書写書道教育研究大会紀要の資糸細ヒに羽毛園雄氏, 高橋義昭氏の協力 を得た. 厚く感謝申し上げる. て王. 5 1 ‐ 9回北海道書写書道教育研究大会紀要』 1997年, PP50 ( 1 ) 北海道書写書道教育連盟 『第4 216 2 ( ) 井島勉 『書の美学と書教育』1956年, 墨美社, PP215 ‐ 4 6年, 毎日新聞社, 所収 岡部蒼風 「現代日本の警江」 3 ( ) 西川寧編 『書道』197 , P23 4 ( ) 柳宗悦 柳宗悦選集第8巻. 6 ) 同 上. 2 2年, P3 『物と美』 春秋社, 197 P33. なお, 本文の漢字の旧字体は新字体に, 旧かなづかいは現代かなづかいにそれぞれ改めて表記した‐. 5 9 9 9 4年, 所収 堀典子 「鑑賞の指導と実際」P2 6 ( ) 花篤責, 竹内博, 東山明編 『美術教育の理念と創造』 懲明書房,1 1 3年, 美術出版, P5 96 7 ( ) 水尾比呂志 『東洋の美学』1 42 987年, 山口明観訳, 王僧慶 「筆意賛」 8 ( ) 『精牽図説書法論』1 西東書房, 1 , P2 98 9年, 近藤墨水訳, 太宗 「太宗論書」 9 ( ) 『糖牽図説書法論』2 西東書房, 1 , P131. 1 8 7年, 森素香訳, 蘇東波 「蘇東破題践」 9 Q O ) 『精牽図説書法論』3 西東書房,1 , P3 8 8 63年, PP75 水尾比呂志 『東洋の美学』 美術出版, 19 ‐ 5年, P88 8 森田子龍編 「書と墨象」 至文堂, 197 回 『近代の美術』 N02. 回. (本学助教授・旭川校, 旭川西高等学校教諭). 106.
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