’目的語+不定詞’について
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(2) . 北海道教育大学紀要 (第一部A). 第 20 巻 第 2 号. ‘. 昭和45年1月. 目的 語十不 定詞’ につ いて 葛. 西. 清. 蔵. 北海道教育大学函館分校英語学研究室. ive t izo KAHAE Ob ject十in賃ni Se. l, 一 般 に ‘目的語十不定詞’(こういう言い方の正否はともかく, 不定詞 がはっ きり, 副詞 r 的 な 働 き を し て い る も の や, She has none to love he . の様に形容詞的な働きをし ているもの. を除く) として扱われ ているものはとかく問 題の多い個所であ り, 従来から様々な説明がなされ て来ている, 女の型というものは結局はその中で大きな働きを する動詞の分類ということに 通ず るが, その当の動詞が ‘目的語十不定 詞’ の場合について も, 必ずしも同じ働きをしてい る わけ i l low の 間 l l ow you to go , で は prom se と a ではな い. 例えば l promise you to go , と 1a l l に大きな違いがあ る, (promise では to you to go と い う Nexus 関 係 は 成 立 し な い が, a ow N t 語 の方では成り立つ,) 叉 l want you to go, だ け に つ い て も you o go が exus 目 的 , you o go が直接目的語であるとか, 或いは叉 you が目的語で to go が補語である か間接目的語, t ) と か, そ の 説 明 は 多 様 で あ る, 1. 近来, 変形生成文法によっ て, 表層で区別されない多くの例が深層に於いてはっ きり区別され た構造 が与えられることになっ た, その意味では, 資料の分類に関して云え ば, ますます意味と 関連した 働きに則したより妥当な分類が出来るよ うになっ たと云える. 考え方は時 代と共に変 っ 事である筈である. っ ても, 文法は諾々の言語事実に統 一的な説明を与えようと するのがその仕 ’ ‘ こ こ で再 び 目的語十不定詞 がどう扱われているか, 叉出来ればどう扱われる べきかを考えな お し て み た い.. ’ として扱われるものの中でも性質が 一 様 で な い が ‘ 2 . 前項でのべた様 に 目的語十不定詞 こ このことはどういう意味をもつのであろうか, 例えば五文 型でS+Vをとりあげてみ ると れに ”i l ik Ti 分類され る もの の中 に は, Troy was, Here comes our bus. There is a man, me es e an a rrow,. P な ど あ る が, 総 て に つ い て 同 様 と 見 倣 さ れ る の は あ く ま で S十V (正 確 に は S+ 或. いは N+V とす べきものだと思うが) にあ てはめた時だけであ る. 即ちこの分類は条件 づきのも のであっ て, 各女のもつす べての性質にわたっ たものではない. 他の科学に於けると同じ様に文 法に於いてもまず資料としての言語事実をその注目する性質に従っ て分類するこ とが 重要なこと の 一つであるが, その分類の規 準はかたく守 る べきで不用意に敷街すべきものではない, 実りな い議論の多くはその基準の 暖昧さと敷街からおこる様に 思われる. 必ずしも同質とは 思えない数 限りない言語事実をいくつかに 分類するにはそこに 何らかの 一般化, 平均化はさけ られない. つ ま り S+V に入れる限り上掲の各女の固 有の性質は無視されてしまっ ているわけである. もし仮 りに各女の固有の性質を重視するのであれば, それに注 目して更に細 分しなければいけない. こ -102-.
(3) . 葛. 西. 宿. 蔵. うすればはじめて内 部矛盾はおこらなくなるであろう, しかし文法の目的である統一的な説明に は無矛盾性, 完全性と共に簡潔性が大きく要求される, 多くの場合, この簡潔性は無矛 盾性 完 , 全性と相対するがその交叉点はあくまで統一的な説明という最終的な目的を中心として 求められ なければいけない, その過程である程度の-般化は性質上さけ られないが, この場合資料として の各言語事実の最も本質的な点に注目して分類にあたることが重要である 魚と鯨を ‘水中を泳 . ぐ’ という点で注目して同じ範時に入れることは差支えないが,所詮それだけのことである 大切 , なことはその基準が 本質的なものかどうか, 叉それを敷桁していないかどうかということである , 然らば各言語事実の最も本質的なものは何であろうか, これは極めて難しい問題であり 従来 , からいろいろな接近法が考えられた. 言語事実を つくる要素はいわゆる意味, 形態, 機能をもっ ているわけでそのどれに注目するかがまず問題になる, 心理的, 主観的な色彩の強い意味は科学 的対象になり得ないとして省くことも出来ようし, 形態から入ることも, 叉それが不充分なら機 能を加味することも出来よう, 叉機能に限っ て, それが文中で占める位置で分るとし てそこから 入ることも出来よう, が結局 はこれら一体となっ ている所に言語事実としての特長があ るのであ うて, 上の様ないくつかの面をもっということは, そのどれかだけで完全に説明出来 るというこ とを意味しない, これは多くの過去の文法家の試みから分るところである. 要は, 様々な考えら れる面から当の与えられた言語事実を調べ,そのもつ性質を明らかにすることである. ちょうど化 学で成分の不明な溶液を様々な装置, 試薬によっ てその成分を明らかにしていく様に, まず考え られる様々な方法で個々の与えられた言語事実の性質を明ら かにすることである. これは多少に 拘らず, 叉意識するしないに拘らず, 物事の性質を知ろうとす るとき用いられる方法であろう , 例えば品詞の分類について, 伝統文法では, まず形態によっ て分類がなされ, 更に (重複する点 2 ) 夫々後で詳しく触れるこ もあるが) 機能によって細分類されていることなどもそれにあたる, れ に な る が onions が ‘目的語 十 不 定 詞’ に 関 し て, that c l ause で か け るも の と,. 不定詞を. in (to) ing に か け る も の と に 分 け る と か Jesper l low you to go sen が l a .., , , には括 弧づ き l h l h で l a ow er one undred pounds a year l ・ (to) . を 付 け, We forced him to obey , には i R b obeidence を して二者の区別を示し s e 付 o n a um d たり, が好んで 使 う pseu o‐cleft sentence ,. にあ て は め る 方 法 や, Chomsky が 語 の 違 い を 明 らか に す る た め に 様 々 な 文 に か え て み た り す る のも, 結局は個々の言語事実の性質を探り出そうとしているのに他ならない, 多様な面から調べ ればそれだけ性質ははっ きりして来よう. 二項対立による示差的特徴を探り, 音素を区別するな ど一般に区別, 差はつまるところ方法的 にはこの一結果であるに過ぎない, その結果に立っ ては じめて統一的な説明という最終的な目的に向える筈である. 暖昧な基準と敷街による軽卒な判断 ほど危険な結論に導くものはあるまい, ‘ ’ 3 . 既にふれた様に 目的語十不定詞 の内部でも必ずしも そ の性質が同一であるわけではな いが, 文法家たちがこの形をとりあげ, 性質を見極 め分類したが, 幾人かの例につい て見てみた い, (しかしこれは結局目的語, 不定詞を決定する動詞 の性質をきめることに等しいことは先に ものべた通りである) , ) di t A oi 4 ive or Noun referring to the ob t 3 ject . の例 .1 ま ず n ons に よ る と pre ca e djec h l i d T d h l d i t d h i t l e r s m ( し て e s o a e c o s e e e c e と , ,appo n e ) m genera. を あ げ, 不 定 詞 を 取 る も の に つ い て は, lfound him to be a good schol l ar ar) They . (=that he was a good scho knew h l im to be a l l oya s al oya )と い う 様 な a dependent statement .(=that he i. にかきか igand は えれ る も の と, 叉一方では l took hin l to be br に て が つ い こ れ 来 ず 出 , , こ の不定 詞 は -103-.
(4) . ‘目的語十不定詞’ について. ie? No one heard nd l 1 o saw hi l に 思 わ れ る と し て い る. 叉知覚動詞につい ては, WI adverbia l h i s arm, の 例 を あ げ こ の不定詞は le snake craw on hin ・ con・e in, The prisoner felt tl ‘ ’ c l lg’;et ia l ‘a‐dying adverb , と 考 え る方 が 最 もよ いと し てい .i ,e . in (theactof) dyi , etc il d b る. 即 ち onions に於 い て は大きく a dependent statement で か き か え れ る も の と, a ver a ‘a 分けられる, (見方をかえる i f ) ( 「..ing,in (theacto ,.,ng) に解することが出来るものとに. とこれは,‘~が~すること’ が動詞の目的語 (Nexus 目的語の最も典型的なもの) となるもの と, 不定詞が補定的な役しか果さないものとの区別と見てもよかろう) , 4 ) t l i S りあげて見ると次 A A t 関係ある女を取 a x c n の n n a について j r s e e s e n y y 32 更に p . の 様 で あ る.. n02 1 ter (103)) l ask him not to forget to past thel et , SV0 (S2 ・ 102 (I P (S2 I)) l made him want to go to France , SVor t ted) him to 賃re (1) l ordered (permi . SV〇〇r l made her c ry・SVor(. 対し て は,. D. と な っ て い る. な お こ の 文 の 受 動 態 She was made to cry. に. her cry を Nexus と s made,is not 魂8 whati , but s毎.., Zo がツ, と し て い る.. 見る見方によれ ば当然である, 叉 o He pron・ised her to go .SVO0 (S l) 0 Sず(=○)1) He a l l owed her to go svoo (S21) or SVO0 ( k l t S V0 1 She wants someone o ove. (ぴ )2( ) C ing f ing S 1 SV0 c l want him to s ) ( . SV0 (S I) と さ れ て い る と こ ろ か ら 2 .l want to s , も分る様に ‘目 的 語 十 不 定 詞’ に つ い て, Nexus 関係が成立するものについては SVO を与え, l ow, その中でも不定詞が結果を示 すような ものである場 合には or な る 記 号 を 与 え る, 然 し al Nexus 関係 l l promise に つ い て は 目 的 語 が い わ ゆ る 間 接 目 的 語 (○) に あ た り, (a ow の と き は. ‘ が成立するので多少 pronlise とは違うが) 不定詞は直接目的語(0)であるとしている, 即ち 目 的語十不定 詞’ は ○, on, 00 という三分類になる, ) に 於 い て も こj破こふ れ 三 分 l i jespersen は A Modem Bng sh Grammar 3 , V5 ,3 然 し 当 の し て い る が 3,2 に あ げ た の と は 同 じ で は な い. こ れ に よ る と, 1 S ) cf a ) l hear him sing. SV0 ( ( 2 , l hear him slnglng, l l of tl e. le appl le fal l l 1). cf. This caused t Thi s caused the apple to fa . SVor(S2 i d low l ler a l ・undred poun s a year, ( ) l allow her to sing.SV0 o (1), cf ,l al b idence in (to) obe f d h i f W r c e l t SV0 o m f d i , l o obey p,c. e c ( ) We orce h n .. 即 ち こ こ で は SV0 pl なる分類が加わっ ている, この種の分類は彼自 身にも判然としたもので l low ing a ) の よ う で も あ り, と きには l a ,( はな く 1 let her sing, は と き に は l make hers ,. l low はある場合には, ( SI i ) から た り, a ing ( her to s b ) , つ ま り SV0 o の よ う で も あ る と 云 っ l i l ject が続くこともある とする. 叉先にふれた prom se, a ow に つ な る は っ き り し た Nexus ob い て も, l promise her to go. l allow her to go . をあげ, 表面的には おなじだが, 前者は 0 0 i , だ か ら違 う と SV0io ( So l ) であり, 後者は SVOI0 (S21), よ り 正 し く は SV0 o (S2 =oi) 1 云 っ て い る こ と も つ け 加 え て お こ う, or i 結局彼にとっ ては大きく i) Nexus 関係が成りたつもの ○ , その中でも結 果を示すもの , ) low と promi se に は Nexus 関 係 の 上 で 区 別 は あ 間接目的語, 直接目的語となる もの 0:○ (al i 1 としてあ げられるものであるがこれも Nexus 関係は成立する. i ) OP るが) であり, それに i 04- -1.
(5) . 葛. 西. 清. 蔵. いずれにしても分類 の基準が判 然としない . 3 6 ) は Verb .4 既にふれた様に女の型は結局そ の中の動詞の性 質に還元さ れ る が, Ho r nby Patterns と し て ‘目的語十不定詞’ に関しては 次の様にわけてある. 即ち VP3 (Pro) nounxtoMin負nitive,. l do not want anyone to know ,. こ の型 に 含 ま れ る 動 詞 と し て は. lp l l ike ow, l , he ,a ,ask ,. hear mean prefer cause warn order advise le d , , , , , , , a , persuade , force, expect , encourage,. をあげ,. VP4 (pro) noun et ,(to bex) con・plement , c Most people supposed hin ・ to be innocent . こ の 種 の も の と し て は prove think consider 6nd bel ieve request guess declare see , , , , , , , , , ,. ’ deny l な 場 合 に は a dependent clause , know,judge 等 を あ げ て お り こ の 型 の も の は informa を用 い る と し てい る, 更 に 続 け て , VP5B (pro) nounxin負ni ive t They made me doi t lp et , を あ げ,同 種 の も の と し て は, l , he , が 示 さ れ て い る,こ れ は ,bade. 見る様 に形の上の分類であっ て 意味の上からは大した重要性をもたないと言えるが 結局 VP , 4 , , については, 目的語のある状態についての判断を表わす動詞 VP3 B については いわゆる使役動 , 詞 が 入 る と 考 え てよ い, (む ろ ん こ の 分 類 に つ い て は l saw thethiefrunnin awa g y, の VPA , (pro) noun ×present participle, l found him working at hi sdesk , の VP6B (pro) noun×. iciple present part baum. 3 .5. 等も考え合わせておくべきものであろう 叉この動詞の分類の結果が Rosen- , の動詞分類の結果となり類似した面をもっ ているこ とは実に興 味のあることである)* . H. しか し ornby の 様 に 形 の 上 か ら の み な らず, 多 少 と も 意 味 を 加 味 す る と き ‘目的語十 ’ 不定詞 の見方には大体一致点が見 られるのであっ て 次にあげるのもその典型的なものの一 つ , である. (「英語語法事典」) l a. They f t the house shake e , b 1l i k h t e e boys to be quiet , , low he c ing r to s . l al ,. (間 目, 直 目). d l l l to obey . We force hi ,. (目 的, 副 詞 句). (目 的, 目 的 補 語) (主 十 述 = 目 的 語). がそれであるが, かなり内容的には既に見たもの のまとめに近い , 3 ) 」) なども基本的 には非常 に似たものと云え る. 即ち ,6 叉次にあげる様な分類(「英文法辞典8 r t force them to stay v a, V e can’ .. May l request you to leave this room this instant?. は目的語十副詞的修飾語であるとし, 叉 ike the boys to be quiet b , 1l . ‘目 的 語 11 lkl late you to t ikethat a ike 十 不 定 詞’ が 夫 々, l , に つ い て は, , hate の 目. 的語になっ ているとする, 最後に上記二者の中間にあた るものとして , i ftthel c t a ch . She saw him l . をあげている, これは典型的 に目的語, 目的補語に属する わけで, 表現こそ違え基本的には同様と考えてよいであろう , 3 ,7 興味あることは, 極めて心理的な色彩の強い中島氏の場合にも凡そ同類 の分類が見られる ことである, (伝統的なも のはいろんな基準を含めているからある程度は当然かも知れないが) . 9 ) の中では, まず 「英文法 の体系」 05- -1.
(6) . ‘目的語十不定詞’ につい て. ive ive×predi cat osub ject ,. と し て,. ・ to be innocent Most people supposed hi l l ,. ly He want i r ne to be ea , 等 を あ げ 同 類 と し て, l en, を あ げ て い る. ike him coming here. l foundthe box sto l don’tl ive oob cat je ct×object predi .. の 例 と し て は,. ・. Watch the boy jump ,. l he . を 同 類 と し て あ げ て お り, こ れ ら は ard him come in, を あ げ, lsaw himrunningo什. hi k. id ). , (t n , cons er ,×pred 型の上からは sub,×predicative だ が, 思 考 内 容 を 目 的 と す る sub i う とは違うとす る. 即 ち l heard him come in, と 1 heard that he came n, で は 違 う と い ば ‘~が~すること’ が主たる目的語の 働きをするもの わけである, (3 .1 でした言い方 をすれ , ‘主要 語と修飾語’ との区別と と ‘ ~ が’ が 主 た る 目 的 と な り ‘~ す る’ が補足的なもの即ち ,. 云える) , 更に叉 l ement olcomp 。 V. t j ectxadverbi , , × ob. な る 項 目 を も う け,. im to ebey, l force l l. l se ow,ask を あ げ,同 類 の 動 詞 に,al , , order ,command , advi h d i h t l d い l b に s e T h e r o e u n つ a owe i e p l 特 に l h て , げ い る あ e を b r m s y cause,ena e , , ,p o , ep l l d i h h t が o b a w i l er o e pun s e , di t て ive て は, her が subject ,to be.,, が pre ca ve で あ っ , lt ld him to take the book o ,. の目的 であるとの べている. 接近法が必ずしも同 一と云えない乍ら結果が似ていることが興味探. し・.. 3.8 a.. o )で は 一 層 は っ き り す る. 即 ち こ の こ と は 氏 の 毛 利 氏 と の 共 著, 「高 等 英 文 法」l They n1ade her go.. (同 類 に. in, l sa・ ) l v him coming They e l capta edted hin ,. では 目的 語 の 次 は 賓 語. ive ) と よ ば れ る も の. cat (predi , b ,. ike the boys to be quiet 1 l .. ive) to be quiet は 準 主 語 に 対 す る よ く 引用 さ れ る こ の文 で は the boys が 準 主 語 (subject. 賓 語 で, the boys to be quiet , で 目 的 に な る と す る も の, 次 に c. ー l as l n to come, くed hi. t l tl ri こ れ に つ い て は him が間接目的語であ り, to come が 直 接 目 的 語 で あ る と し, e , pe m , b,×adv,comp low を 含 め て い る, こ れ は 3 , と し た も の の 一 部 で あ り, 次の al .7 で o j. fr ce l l They compe ed hin ・to do so , , の 中 で to do so を副詞的 修飾語とする項目 (o d ×c o m 前 項 の v a 即 ち p ive) と 周 一 の 項 目 に 入 れ られ て あ っ た わ け で あ る, .を l on, dr . l , ca d ,. 二分したもの であるに すぎない, 然しこれら内部でいくつかの問 題がないわけ ではない. 例え lp l l 「英文法の体系」 p, 175) obj , に 含 め, 又 一 方 で ば, a ,×adv,con ow については, 一 方では ( l ow her to be Punished, で は subjective× predicative で her to be は (p, 178) They al. l . 118) 目 的 語 の 方 を ow の 目 的 で あ る と し た り, 叉 一 方 で は (「高 等 英 文 法」 p shed puni , が al. k については 一方では(「英 s 間接目的語, 不定詞の方を直接目的 語であるとしたりしている. 叉 a 「高等英文法」p j ,118) 目的語が 文法の体 系」 p , に入れられ, 一方では ( .comp .×adv .175)ob 間接, 不定詞の方 が直接目的語であるとしている, 然しこの種の問題のあるものは英 文法の組織 そのもの, 分類の細分化の程度にも依るものであるか らその積りで 扱わなけれ ばならない, 或い は場 合によっては各動詞のもつ意味の多様性によることもあろうから 単純に 扱ってはならない. 06- -1.
(7) . 葛. 西. 清. 蔵. 既にふれた様にこの種の分類には必ずある程度の一般化, 平均化が行なわれるものであっ て分 類が大雑把であれば, それだけ無理が起 る, 程度問題である限り 3 6 の例の様にまずはっ きり異 . る と 思 うも の を 二 分 し, 次 に そ の ど ち ら と も つ か な い も の を 一 つ の 範 噂 に す る こ と に な る . おそ. らく正確には, a, b , c,. l pron ised hi ly, ・ 1 n to con le ear l told hi ly, 1 n to come ear. He has sent me to br ing you l lome . d l taught h i t i ・ n o sw m,(swin l i ning) . . e, . enabled hi l l . to swi l . l ,. f 1 got hi . n to do the Work. . l l ・ to go g. l su什ered hi . l i k h h 1 e t e boys to be qu iet 1 ) , (「英 文 法 シ リ ー ズ」)1 ,. な ど ‘目的語十不定詞’ についても微妙な程度の違いがあるわけである. , 問題はあくまでどの程. 度のどの差に注目して分類するかにある. 3 ,9 以 上 見 て 来 た と こ ろ か ら す る と, 基 本 的 な 考 へ, ア プ ロ ー チ は 違 え, 次 の 様 に 云 え る と 思 われ る. ‘ 目 的 語 十 不定 詞’. l l の 中 で も promi se ow ,a. は よ く 同 類 と さ れ る が, Nexus 関 係 か ら 見 て. も 一応 この型の中では他とは区別すべきものであろう. 更 に Nexus 関係 の な り たつ も の で も ike the boys to be quiet 1l ivexsub icat ive ect . の 様 に subj .pred , と な り こ れ が (つ ま り 「こ. と」 が) 目的語の働きをするもの (典型的な Nexus 目的語) がまず一つの範時をなす 次に動 , 詞の直接的な対象はむしろ目的語の方にあって不定詞はそれに 従属的についているものが更 に一 つの範時をなすが, これは叉目的語 の独立性の程度に従って, l saw him・run. の よ う な い わ ゆ る obj j im to go l . comp , と い う 不 定 詞 の 働 き の 重 い も の, 工force l ,×ob , のよ うに不定詞が. adv , comp , とされ結果の副 詞として扱われて いるものに二分出来る, 結局次の様に表わせ ると 思う (これはおそらく不定詞のかわりに分詞等 であっ てもあてはまるだろう) , 1. Nexu s 関 係 の 成 り た た な い もの- l promise you to go, n, Nexus. 関係の成りた つもの. ci i t p! se u e q e斗亘薄墨「 l署ぎ滋養雪熱塩塁 r ・ . g. l ・se は特殊な例だが 他のものについては pron , , 上から順に不定 詞の重みに徴妙な変化がある のが分るであろう, なお付言すべきは, これはあくまで便宣的なものであって, 絶対的な規準に よ る も ので は ない こ と で あ る, 例 え ば, Nexus 関係から promise を切り離したが もしこれを ,. l l 間接, 直接目的語を取るものとしてまとめると ask i t ow, pern l ,a ,,, も 入 り 込 む こ と に な る, 従 って こ れ を 入 れ る と Nexus 関 係 の も の と の 区 別 が 極 め て 暖 味 な も の に な っ て 来 る い ず れ に , し て も ‘目的語十不定詞’ の分類は動詞の分類. に還元出来る. 動詞 は多く働き方が 一様でないか らまたがるものがあることは仕方がないし, 全く同義の語がない限り最も厳密に分類記述するに は各個の動詞ごとに区別するよりない, それでは簡潔さが欠けるため本来ある程度の平均化, 分. 類の不明瞭さはさけられない, 4 ,. 前項 に於 い て は ‘目的語十不定詞’ がどう扱われて来たかについて 諸家の説を一 瞥してみ. た. 本項では, 変形生成文法 の方ではどの様にとらえられているかを見てみたい 然しその内部 , -107-.
(8) . ‘目的語十不定詞’ について. でもアプローチの仕方は かなり違うのであっ て, 人に依っ て理論の展開の仕方は決 して同一では ない, 関係する部分について見ていきたい.. 1 2 ) 中 では 次 の様 になっ て い ive Eng l ish Handbook i l nan et al 4.1 ま ず Eschl . . の Generat る, 例 えば, k d hil l l to s l want hi ・ to go l l . か ら 生 成 さ れ, こ れ は They as e , と 工 want thi , は Hegoes. ident l to be pres l l be quiet, も同様である と す る. なお They elected hi , も Heis president. T hey elected hin l pre- sの 二 丈 か ら 生成されその後 to be が消去され て l ey elected thi と Ti l i ider him foo d sh lgry. They cons l l al ident l ,も s , が 最 終 的 に 出 来 と し て い る, (They ma e hi 1 t . go, から 同様だと い う) l wantto go. もま 工 want hinl to go , の 場 合 と 同 じ く I Wanti. .. ider の k l t s l want me to go . を 経 て 出 来 る こ と に な っ て い る. want は と も か く as, eec,con 場合は 3, で も 見 た よ う な 動 詞 の 性 質 上 V 十Comp ,十 NP の構造を与える べきものと考えられ, l l K i l Eschl nan et a i , で が る は erne ru e からこの様な構造が生れないからなのである, ) に よ る と, 3 ion.1 izat i The Grammar of Engl sh Nominal L 4 .2 続 い て ees の im, を 経 l force to go h l force hil l ・ to go , 等 の 例 は lforce十 C 十him, と He goes, か ら ,十NP. の 構 造 を て 生 成 され る こ と に な っ てし、る. こ れ は こ の 型 と し て は 最 も 一 般 的 な V 十Comp. 与えられているもので ある, 叉関連して, ead for十C.十him, と He goes lp l , か ら生成 され る こ ead for him to go , に つ い て は, l pl l ead for もforce も働きの上か らは同様のものであるか ら当然だとも云える,然 と に な っ て お り,p f d し Lees も指摘する様に l pleadto go . は 駄 目 で あ り, He was orce , は い い か, lforcetogo to go by me ,. n do IO 1 は よ く て も He is pleaded for to go by me. は い け な い と す る, 叉 WI. ead for to go? は な い と 云 う. 重 要 な こ と は, lforce to go? はあり 得 るが, Whom do l pl l l l で あ り,l pl ead for him to go一′± l pleadfor e l l force him to go, は l force hin , と para l l であり l pl i ead for十for him to go t e , に 分 析 さ れ る と 云 っ て る こ と で あ る, こ れ , と paral lp l ・ to go ead for hil ,十NP, の 構 造 を与えな は 極 めて 注 目 に 値 す る こ と で あ っ て, pl . に V十Con NP t とい う別 の構造 だ と lel である 即ち V (こ こ で は V十pr, ) 十 がら plead forit . に paral , 云 っ て る こ とで あ る. こ れ に つ い て は 叉 後 で 触 れ る, 4.3. Thomas. の. 4 ), 直 接, f Engl i sh ionaI Gran Transformat l l nar and the Teacher o , で は1. id t 不定詞を含む型にふれてはいないが, この種の女は We elected john pres en ,. では. Non l十. I I I十S に な る 様 に Non十be十pred , を 直接 目的語 の次には めこんで 目 的 補 語 と pas十Voc十NO ident で, 基本的には l s十Pres ected十john十john十i し て 続 け る と 考 え ら れ て い る. 即 ち We十e l lp iman et a Eschl ,十NP とい う 方 だ と 考 え て い い よ う に 思 , 的 な 考 え 方 で あ る よ り も V 十Con う, 1 ) で はこの 種の女 に 二つの 異っ た 5 ish TransformationaI Grammar レー Rosenbaum の Engl. 構造を与えている, その一 つは,. v『ャsも ごズ 1 。 . . . . . 08- -1.
(9) . 葛. 西. 満. 蔵. l ieve myself to bel suaded か ら l be lonest , が 生 成 さ れ る と す る も の で あ り, も う 一 つ は, l per l t i ・e vet to examine Da sy . に 対 し て, VP. 唯/↑\. 亡 燕盆も き ニ; … 鮒 .. l ievei l honest) 型 と persuade t( の構 造 を 与 え てい る, ‘目的 語 十 不 定 詞’ に つ い て は 結 局 be the vet ( isy) 型 の 二 つ で あ る. 云 い 方 か を え れ ば ‘ ~ が ~ す る こ と’ が the vet examine Da. 目的になる型と目的語があくまで 主たる対象で不定詞の方は従属的な働きのものとの区別と云っ ても よ い か も 知 れ ない. 1 6 ) に於い ても 全く か io l i l truct s l l こ の 考 え 方 は The Grammar of Eng s I Complem ent Cons , わ っ て お ら ず, PS Rul e l VP. 副. 一 V (NP) (PP. PS Rul e 2 NP 一 DET. VP. N. (S). という規則を与えその展開の例に. PDP // \\‘ADP). / V. . 。・. P. 言\s. i ion 後者 の 型 に は Noun en ・p ・entat 等の構造を与えている. そ し て 彼 は 前 者 の 型 に は Verb con l l t sentence ion な る 名 を 与 え 動 詞 を 大 き く 二 つ に 分 類 し た. 彼 特 有 の pseudo-c ef ementat comp l ing sed Jo ln to br に あ ては め る こ と に 依 っ て, 各 動 詞 の性 質 を 調 べ て二 分 類 し た 彼 も l promi iar) the money, の promi se に つ い て は どち らに も 入 れ る こ と が 出 来 ず 多 く の 点 で 特 異 (pecul * で あ る と言 っ てい る , こ と も 付 言 し て お く, 7 ) の 中 で, ionaI Approach to Syn tax1 lat 4.5 と こ ろで Chomsky は A Transforn. V→ 琉. 厳 nv , 一 Np ,vt → v. C o詩. ′ 、 ′ ′ r d e 1 r 1 e 1fV r ,V , ,v i濯 g 轟 ′ V ・ !盗塁:} r→{二言こま; M とい う rul e を与え各分類の語葉, 文例として, istant to be qua ieve vt ider bel b i , know, (we know the ass i6ed Vr ー ra, cons ) , , , p , recogn ze l d d d k l i h t t h t V t h i i Vr w k t w r e c e e c e r e s ) e e c o o s e e e n I 1 u a ( e ( e n c c e eep l, mP p, . , , , p , l i 負 f the garage ) VTc ) nVt p , , , ,prefer ,imagie ,catch , nd , (Wre found him p ay ng the 孔ute ′ d h i f d b i i i V W t i d d W r e r ( ) Te, o c , pe sua e e Persuaded Tg, eg n, avo m, ( e avo e us mee ng , ′ ex ect Want ( We Wanted h ′ him to play the 孔ute,) Vt im to play the 孔ute pf ) VTg p , , , , , ied to meet him, Ttry, refuse, (We t rx r ) V′ - ,take ,try, を あ げ てい る が, 不 思議に思われる. l の は, We wanted him to p ay the nute, に 対 し て は. lp,一it We- past十 Want-con , he- C -. l e e ay the aut ay十the十6ut p . か ら 生 成 さ れ た と 言 い, We Wanted to P1 , に つ い て は, We- i l l 日 t t t t-C t t -C と し omp,一 , we -p ay十 le十 u e ersuade Pas 十 wan , である , wan の 場 合 に も p -109-.
(10) . ‘目的語十不定詞’ について. 等と同じく V 十Cmlp,十NP の 構 造 を 与 え て い る こ と で あ る. 4 ,. 1 )は, 8 l s ert ) 以 上 の 他 に こ の 点 に 関 し て 散 見 さ れ る い く つ か の 考 え 方 を 示 せ ば, 例 え ば Ro l We persuaded lo ln to go,. lm, か ら 生 成 さ れ る と し て い る し, 1 l ・p l 1de Co )ersu2 ・n past go に つ い て, こ れ は JO , Jo . Wel T 9 ) は 前 場 と 別 の 個 所 で, Lees. 1 h C tt e my ee n omP eme n . 慌 精 二 都;豊富 瀧 , l led to retreat t ・e enel l ly, 一 Napol eon compel ・ led t i 一 Napoleon compel le enemy to retreat ,. 0 )の 云 うと こ ろ に よ ると, と し てい る. 叉 大 江 氏2 X 十Vt c十Comp十NP< NP′十Tn十 MV > 十Y. → x十vt c十 箸. e Np-NP′ によっ て 署 十Np十Y w庇r. ・n came, を挿 入女として 文と し Joi. im, を母体 脳 賦t ed c皿pJo. lexpected Jo i lntocome . が 生 成 さ れ る と す る, 叉 l want. i ing ・ , か ら生 成 さ れ る と し て い る. 即 ち . と You come you to come . に つ い て は l want somet expect , want. に別の構造を与えている.. 4.7 以 上 見 て 来 た と こ ろ か らも 分 る 様 に ‘目的語十不 定詞’に与えられている構造は大きく三 l in ・an et a つ に 分 け て 扱 わ れ て い る, ま ず Eschl , の 様 に 母 体 交 にV十Comp十NP と い う 構 造 を. 与える規則をもたないものである, 従っ て彼にとっ ては他の人なら動詞の性質上V十 Comp十 NP d ident im (to be) pres s l と し て し か 扱 わ れ な い 例 They electedi , と , ま で They electe thi ’ ‘ ident He was pres , か ら 生 成 す る こ と に な っ た り し て い る, 然 し, ~ が ~ す る こ と が む し ろ s 目的語としての役割を果している 様な l want hinl to go , と He goes , が l want thi . から. 生れるとするのは動 詞の性質上問題はない, (now the 次 に は Ci l omsky の 様 に ‘目的語十不定詞’ に相当する自らあげる様々な例 (Wei d l istant to be qua i賃ed l l to piaV the ass .V e persuaded him to play the 賃ute,Vye wante hil. lute lp十 NP, と い う 構 造 し l . が あ り, そ の 動 詞 が 同 一 で あ る と 言 え な い に 拘 ら ず 同 一 の V十Con i h i t i B e s c n a n 反 て お l 対 な り, む し ろ’ V十NP と て a と に か 与 え て い な い も の で あ る, 従 っ , っ lay t im to l i ) e eHut l l ) ま で V+ い う構造をまず与えるべきだと思われる様な例 (We wanted i .. Comp十NP を 与 え られ て い る の は 問 題 と し て 残 ろ う. こ れ は あ と で ふ れ る, i Lees も 基 本 的 に は Ci eadfor くy と 同 様 で あ ろ う が力ま loms , force , pl , 同 等 で あ る と 言 い なが lel l im to go, は l p im, と paral 1 im to go, は l force i t ead fori ead for i ・ ・ l ら l force i , ,I P NP V NP C V l l l 型 十 十 即 十 m 型を認 て が o れ ち の他に めざる p と para e で言 っ る こ と 注 目 さ る. を 得 な い 様 に な っ て い る こ と で あ る.. ニ つめは上 記の二つの区別の両方の構造を動詞によっ て使い っ{す て い る も の で あ る, VP. VP. 1蹴n がこれにあたる,. /↑\. VB. NP. Rosen-. と S. / \ VB. i釧t im である, 前者が vぼb 伽 p at. NP. /\ N. S. ion で あ る. 少 し 無 理 で は あ る が 便 宣 上 前 者 を V十Comp十NP ementat 後者 が Noun compl. 者を V 十NP 型 と よ べ な い こ と も な い, 大 江 氏 の も そ う い う 点 で は こ こ に 入 れ て も よ い, 0- -11. 後.
(11) . 葛. (なお生成の過程で. 西. 清. 蔵. l imal Escl l sky 1ol i le to go l l l et a l . CI , か ら l want f. からも We wanted. lut l e us to p ay thef , が 中 間 的 に 出 て 来 る こ と に な っ て い る が, 上 に 述 べ た 様 に そ の 性 質 は 全 く. 別のものである) , う‘目的語十不定詞’ が扱われているか概観した, 前項に於いては変形生成文法の方からど 5 , ところで諾々の言語事実に出来るだけ統一的な簡潔な説明を与えようという 文法の目的にてらし そみたとき果して どう扱うのが, その目的により叶っ たものとなり得るのであろうか. ‐ ky が従来の文法が文の内部にひそむ構造ないしは疑問文, 感嘆文間に見られる共通性 Choms を明 らかにし得ないとして, 表層構造に対して深層構造を考え出しその明確化を計っ たことは知 1 ) の 中 で 次 の 様 に の べ て い る. ructure2 る と こ ろ で あ る. 一 例 と し て Syntactic St ibrary, tudying in the l (103) i . John knew the boy s i i ibrary tudying in the l ound the boy s , John f , の 二 丈 につ い て ibrary ( 104 ) i . the boy studying in the l. ) was known (by John ,. ii ibrary was found (by John, tudying in the l ) . the boy s d i h t l i b h d t i b f i i i h b e ) は 出 来 る が, rary ( y Jo n, . t e oy was oun s u y ng n ibrary (by lohn, ) は出来ないか ら ( 1 03)i は ( 10 5) the boy was known studying in the l. ibrary-the boy tudying in the l John-knew-s . の変 形 で は な く NP-Verb-NP に分析され ibrary を 目的 とす る NP-Verb i は the boy studying inthel る とす る, こ れ に 対 し て (103) i ibrary と い う 複 合 動 詞 を も つ John-found studying tydying in the l -NP に も, found s in the l ibrary-the boy 即ち Aux-V-NP-Con lp にも分析出 来るとしている, これらは 一連 の変 形 に よ っ て, 結 局 は know と 6nd の動詞の性格の違いを 明らかにすることに他ならない, 2 2 ) に 於 い て み られ る が こ の こ とは Aspects ofthe Theory of Syntax. ine John ist to exan ・ (i) l persuaded a special , i) l expected a specialist to examine John, の 二 丈 に つ い て, (i. 結局前者は. Noun Phrase- Verb- Noun Phrase-Sentence Noun-Phrase- Verb-Sentence と し て persuade ,. と. expect の二語の違いを 明確にしそれに. 依っ て与えられるべき構造が違うことを明らかにしたものに他ならない, 5.2 こ れ らの 観 点 か ら ‘目的語十不定詞’ の構文を見た場合, 既に見た様な変形生成文法に 依る方法は果して満足出来るものであろうか, Chon ・ sky は前項で見た様に l persuaded John t o leave. l expected John to l eave ,● の 二 丈 に つ い てヲ 々. NP-V- NP-S. NP‐VーS の構造を与え, 自ら ‘表層構造では同じだが, 二つの女にひそんでいる意味解 釈をきめる深層構造に於いては非常に違う’ と 言 っ て る 様 に persuade,expect は 当 然 異 っ た 構 ) 造 を 与 え られ る べ きも の で あ る. (Rosenbaum では既に見た様にこれが正確に実現されている. 然るに彼は先に見た様に. ic Structure Syntact. では 6nd の文について. を与え, 叉 Aspects , に 於 い て は persuade の 文 に は V + の文には VーNP を与えていながらも. rb一NP - Con lp know の 文 に は Ve NP -S, expect. Verb- NP 叉 は V ーNP. Vr ) rsuade (We persuaded him to play the 日ut e pe′ force, pe , .. ′ expect want (We wanted him to p l VTf ) ay the Hute , , 11- -1.
(12) . ‘目的語十不定詞’ について. lp十NP を与えたりしていることは何とし ても得心の出来ぬとこ ろ の二女に対して共通の V 十Con A t. 1965,) こ れ らは は A T である, (なお発行年は Syntactic .1962a , Ap ,1957 . specs . n rans ’ ‘ ‘ っ きり性質を異にするので明確に区別されるべきであろう, 即ち 目的語十不定詞 が ~が~ す る こ と’ が 目 的 と な る も の (expect 等, NP- V-S) 型 と, あ く ま で 目 的 語 が 対 象 で あ っ て 不 nsky が 1oi 定 詞 が 従 属 的 で あ る (persuade, NP-V -NP-S) 型 で あ る, Aspects, の 中 で CI ‘1955 1962a に お け る わ た く し の 文 法 素 描 も こ れ を 見 落 と し て い る , ,. 22) と 言 っ て る の も (p . 尤もであ る, Lees の云い方をすれば l plead for you to go. の 様 に lplead forit, に parallel l l な も の, と 言 っ て も よ か ろ う, e なも の と, lforce you to go, の 様 に l force you, に paral l 等 h , fee 然 し こ れ だ け で は ま だ 充 分 で は な い, expect ,,, , persuade の 区 分 は 良 い と し て ear ’ ‘ t e e ct の x n wa が な る 様 な べ が 目 的 と す る こ と p の 例 は ど う す き で あ ろ う か. こ れ らは ~ ~ ,. 様とは明らかに性格を異にする, (これは伝統的な区別のところでも触れた) , 不定詞のもつ重さ か らも expect, want よ り は persuade ,force に 類 似 し た も の と 見 れ る か も 知 れ な い, 然し なが ら l hear him sing. と 1 persuade hi l n to g o , とをとりあげるとここに も叉はっ きり差が認 ing は同時であるに対して, 後者に於いては一般に ‘結果 め られ る, 前者 に 於 い て は hear と s の不定詞’ と言われる様に go は あ く ま で persuade (の 結 果 な の で あ る. to 付不定詞の起源的 な意見を最もとどめているものとも言える,) 不定詞の目的に対する密接の度合は hear などよ り は る か に う す い, Lees が l force. l l で あ る と言 う のも こ l を l force you e you to go.・ , と para. の故である. 従っ てこれらの間に見られる意味の違いを忠実に区別された構造を与え る と す れ NP を与え, 別の文が不定詞変 形をして NP となる ば, want ,expect の 場 合 に は 母 体女に V 十 即 ち l want you to go l lt it , か ら生 成 さ れ る と 見 る べ き で あ ろ う, , と ・You go , は l wa VP /\ \ / NP Rosenbau, で あ る, n で 云 え ば vB /\ / \ N S V 十Comp十 NP を 与 え 別 の 文 か ら不 定 詞 l 叉 force, persuade と hear , fee ,..,. は 大 き く は. 変形されたものを Comp として挿入して出来ると考えてよい, 然し既に見た様に force,persuade l 等 は 何 ら か の 形 で 区 別 さ れ る べ き で あ り, 結 局, 性 質 上 V 十Comp十NP を与え と hear ,fee .,, られ る の は hear,feel,force, で あ り, force, persuade には V 十NP (十S) と し S の不定詞変形 を つ け 加 え て 生 成 さ れ た と す べ き も の で あ ろ う, こ れ こ そ ま さ に RosenbaLm が Verb comple‐ VP /↑\ / -・ \. ion と し て me l ltat VB. N. を 考 え て い る も の に 他 な ら な い. Thomas が こ れ ら 一連 の 女. S. l iman et al に V 十NP (十S) を 与 え て い る が, 広 い 意 味 で は い い が, 大 雑 把 で あ ろ う し, Esch , lto come, の様にす べて V十 NP しか与えないのは不充分であろう, 叉大江氏が lexpected Johl に. ne V十Co・ np十NP を 与 え て い る の も 不 都 合 で あ り l want you to col , と同 様 l want. something (V十 NP) を ま ず 与 え る べ き も の で あ ろ う.. も云う pr s e はどう見ても他と区別される性質をも omi o , を単に間接目的語, 直接目的語とするのであれ ば, 諸家の言う っ て い る. l proinise you to g i l l t 様に a ow, perm と同類に出来ないわけではない. 然し, これをかんたんに 認めてしまうと上 最後に先にもふれた様に. Rosenbaum. -112-.
(13) . 葛. 西. 清. 蔵. 述のものとの区別が判然としなくなるし Nexus 関係が成立しないことで明確に区別されるので 何らかのかたちで違っ た構造を与えないといけない とすれば矢 張り Eschl in l ・ an et a , の Vt3十 , N十m十 N十m か Rosenbaum の VNN を与え前の N (十m) に は ou を後の N (十n ) には l y 1 go , か ら変 形 され た to go . が挿入されるとすべきであろう, 6 , 結論, 変形生成文法の大きな特長の一つは表 層的に暖昧な女も深層でははっ きり異っ た構 造 を 与 え られ 区 別 さ れ る こ と で あ っ た. Chomsky が expect と persuade を 区 別 し ‘表 層 構 造 では同じだが, 二つの文の意味解釈をきめた深層構造に於いては非常に適う’ と言 い, 4, 4 であ 3 ) が VT43concive persuade tel げた様に動詞を細分しながら (叉 Lees2 l V id , , .,,, Ta cons er ,. l ieve know VTc cal ike l el k ‘ , make, VTb bel , , , ect , ma e 等に細分し) それらの語を含む 目的 語 十不 定 詞’ の 型 に は, V十Con lp十NP し か 与 え て い な い の は 規 則 は 単 純 な 方 が よ い と し て も,. 自ら定めた目的 にてらして見て充分とは思われないことを指摘した, 結局この文法の本来の目的に沿うためには最低次の様な構造の区別はすべきものであろう,. 1, ‘目的語十不定詞’ が ‘~が~すること’. を 意 味 し こ れ が 目 的 と な っ て い る も の, l want you to go , ← l want something, You go.. ike 即ち母体女に V十 NP を 与 え る も の, (expect late ,1 ,l , want. 2 , 不定詞の働きが従属的であるもの, 母体女には V十Comp,十 NP を 与 え ても よ い が よ り 正 確には二分して, i, l see (hea i r)1 1 l n come lp , ← l see (hear) Con , him, He comes , の 様 に V 十 Conlp.. l 十NP と 見 れ るも の, (fee , hear , perce・ve i i im.(十Hegoe ) の様に結果を示す不定詞が補足的丙 s , l force him to go , ← l force h , 付 加 され た と 考 え られ る 方 が よ り 妥 当 と 思 わ れ る も の (con l ・pe suade , ,fore ,per ,tempt ,,. N 上 記 3 の 二 つ と は e が u s 関 係 成 立 し x な い と こ か ら どう し て も 区 別 さ れ る pron l l se が . あ る, 然 し こ れ に 異 っ た 構 造 を 与 え る と す れ ば, V+N十 N し か な い ,. こう見ると結局伝統的な分類と類似したも のになるのに驚くが, これはむしろ従来の分類 法の 方が様々な面からの見方に基づく極 めて 妥当性をもっ たものであっ たといい証明として見るべき S) として句構造にくみこむとすればそれは本来の目的にてら ものであろう. これを一様に (十 ・ して問題が残 励ましないであろうか, なお付言すべ きは多様性をもつものに 何らかの区別, 分類を与えようとするときには必らずそ こに一般化, 平均化はさけられないということにであり, 叉分類そのも のが目的なのではなく 全 体の統一的な説明こそ, その目的であるということである. 文法全体から見てはじめてその正当 さが問われるものであるということである, 以上 ‘目的語十不定詞’ の扱われ方について述べて来たが, これは ‘目的詞十分詞’ などと密 接な関係を有するわけであり, 最終的にはこれらす べて関連させて考える べきものである これ , らに つ い て は 稿 を あ らた め て 扱 う こ と に し た い. 1) 石橋編 「英語語法事典」 大修館 ( 19 65 )p ,435 2 ) 大塚編 「新英文法辞典」 三省堂 (S 7)pp 6 1 ‐66 ,3 .65 i 3 ) on ons り僻c煽 動増臨み Sy”ね# 1953 松沢書店 ( )p ,A” Ad , .42 4) JesPer jo (S sen . A 伽かおG s努 吻匁 .Sen ,37) p ,54一. 街加川 鋤埋′ / 5 1 ) Aa d ““ ? s αr z G焔’ en and Unwin (1961) pp , V, George AI ,279 ,285 6) Hornby dgZ O PQ“〃“ α 7獲 りsαge 加 島増廃虚 研究社 ( S 3 3 2 1 . A G”≧ ) - p . . 一1 13一.
(14) . ‘目的語十不定詞’ について. fCのz * Rosenbaum TZ c帥欄.The M,1 sか” , T, γo/ E“毎塀zPグ鰭鱒鰭e Cの“排卵伽2 e Gmm鯛” . Z 1 2 0- (1968) p . i t 7) op .434 .c , p i 8) op t . p .137 ,c. 9 ,1481 ) 中島女雄 「英女法の体系」 研究社 (S .36)p 18- )p 10) 中島・毛利 「高等英文法」 山口書店 (S ,1 .96-, P ,39 6 8 11) 「不定詞」『英文法シリーズ』 研究社 p,. ′. W d th (1968) p ! ● l sん 嵐α“あ のた iman eta ,32一 zg/ e * z r破りe β’ 12) Bschl , o swor , ,qe 淘笈 Mouton,(1968) PP,74, 75 ・ f 勧懲臨ん Nom厳戒加ま 13) Lees 2 ””γo ’ , T彰 Gγの’ i t んe re僻んgro ,123 f βク増脳ん, Holt ’ ?”γ ” ’〆 f ,(1965) P “煽す解放Z G加川’ 14) Thomas , R nehar , Tγのぞけ 解, 1 8 7- 6 8 d l l 1 9 i )P ぞ . fo sル rγ伽s γ ナ加”○“〆 Gγの“?”〃, B1as e ,( 15) Rosenbaum, E”gZ i t 16) op . p .1- ,c *i id. p b .68 l l i ce‐Ha , (1964) I Approach to Syntax’ Tんe sか“仰 げe of 勧 懲臨ん iona format , Prent 17) ‘A Trans pp ,227 , 228 )p 18) Rober t s zs労 z解洋 ,324 ,41 , 黒田訳, 開女社 (S . βテ増 焔/ ) i I Grammar e s Fr rk’ 大塚編 「英語学読本」 研究社 (S format i ,42 amewo s and Fr 19) Lee ona s‘Trans p ,140. 20) 大江・「英語の構造」 真砂書房 (S .152 ,43)p 0)pp 21) Sy蒲餌Z f溜 飲‘ cs γ e .69 ,68 .4 . 勇訳, 研究社 (S 24 M,1 T h ) s 云 e r 豹 鴬 A 7 z α z f e o γ .23 22) Chomsky g o e c s f y , , T.(1965) PI ツ o , . . s力 i t Z3) op .c , p ,23. 一114-.
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