7100 桜の花の分解
2020.04.11 松本市立会田中学校 津金一彦私の住んでいる
安曇野にもやっと
春がやってきまし
た。しかし、コロ
ナウィルスでほと
んど授業ができな
い状態です。
家の近くの桜を
分解しましたので
、写真を見てくだ
さい。
〈花弁〉と書い
て<はなびら>と
読みますので覚え
てください。
花弁(はなびら)を外した状態です。少しボケましたが、赤矢印の部分が<めしべ>です。
めしべは1本です。そのまわりにたくさんあるのが<おしべ>です。花弁を支えているのが
<がく>です。
中央にある雌しべだけ残してみました。雌しべの一番上が柱頭(ちゅうとう)です。ここ
におしべにある花粉がついて受粉がおきます。柱頭はベタベタしていて花粉がつきやすい
状態です。セロテープやガムテープの粘着面を想像してください。
サクラの花弁は5枚あります。植物によってこの数は異なります。サクラのように花弁が別
れているものを<離弁花(りべんか)>といいます。それに対して花弁がくっついているも
のを<合弁花(ごうべんか)>といいます。
<がく>の部分をさいてみました。めしべは下の方まで伸びて黄緑色の丸い部分があります
。めしべの中に花粉から伸びた<花粉管>がおりてきて、受精します。ここが胚珠です。こ
れがふくらんで、種子になります。
花弁の数の決まり方について 一つの花につく花弁の数は、モクレンやツバキのようにあまりきっちり決まっていないものから、菜の花のよう に4枚ときっちり決まったものまで、植物のグループによっていろいろです。そんな中で、桜はバラ科ですので、 基本数としては5枚に決まっています。バラ科のものとしては他に、ヤマブキ、モモ、ウメ、ノイバラ、ハマナス 、オランダイチゴなど、たくさんの身近な植物があります。これらはすべて、原種の場合は花弁が5枚です。 ですが園芸植物の場合は、桜に限らず、花弁が大きいか数が多いほど華やかになるため、自然とそういう系統が 選ばれがちです。桜も、野生種のエドヒガンザクラやオオシマザクラ、フジザクラなど原種の場合は、ほぼ確実に 5枚の花弁を付けますが、園芸系統のいわゆるサトザクラの八重咲きの系統の中には、百枚を超える花弁を付ける ものもあります。同じことは、先ほど紹介したヤマブキ、モモ、ウメ、バラなど全てにありますね。八重の山吹は 歌に詠まれているほどですし、桃も梅も八重が好まれます。バラも、切り花で流通しているのは、交配を繰り返し て八重咲きになったものばかりとなっています。あるいはそこまで変化せずに、5-7枚の間でいろいろな数の花 弁を付けるものもあります。ご質問のものは、そうしたもののことでしょうか。 https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=675&key=&target= 津金自宅 ツバキ 津金自宅 ツバキ