Japan Advanced Institute of Science and Technology
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https://dspace.jaist.ac.jp/ Title NEDO成果報告書データベースの利用状況分析 Author(s) 関根, 重幸; 徳永, 修; 谷口, 公一郎 Citation 年次学術大会講演要旨集, 16: 45-48 Issue Date 2001-10-19Type Conference Paper Text version publisher
URL http://hdl.handle.net/10119/6620
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1C01
NEDO
成果報告書データベースの 利用状況分析
0 関根室 幸 ,徳永 修 ,谷口公一郎 ( 新エネルギー・ 産業技術総合開発機構 ) 卜 はじめに NEDO が実施した委託研究開発・ 調査業務では、 その成果物として 成果報告書、 調査 報 吉書 等 ( 以下、 報告書 ) が作成される。 NEDO 情報センタ一では、 それらを図書・ 資料室 ( 池袋サンシャインビル 30 階 ) において 配架 ・外部向けに 公開している。 200] 年 ] 月 までに 8600 冊以上の報告書が 蓄積されており、 外部からだけでも 年間 2500 人の方が訪 問、 閲覧されている。 さらに利用者の 便宜を図るため、 報告書を電子データ 化し、 1999 年 5 月より NEDO ホ ームページからのダウンロードサービスを 開始した。 また、 複数年次に渡るプロジェク ト では、 報告書が ] 年ごとに作製されるので、 報告書をプロジェクトごとに 積分けし、 キーワードやタイト ル などから検索できるようにした。 これを「 NEDO 技術情報データベ 一ス 」 (2000 年 ]0 月公開 ) と呼ぶ。 ここで は 、 ダウンロードサービスの 利用状況をまと め、 NEDO 利用者の関心について 分析を試みる。 2. 成果報告書ダウンロード 実績 ダウンロード 可能な報告書の 数は、 公開時(]999
年 5 月 ) の約 5000 冊から、 順次登録 を進め、 200] 年 9 月末現在、 約 7000 冊となった。 ほとんどの電子データは 製本された 報告書からスキャナ 一でイメージファイルとして 取り込んだものであ る。 従って 、 ] 冊 あ たりのファイルサイズは、 テキストベースのものに 比べて大きく、 報告書にもよるが l0MB から、 200MB であ る。 また、 報告書の目次を 見て、 必要なぺ ー ジだけをダウンロー ドすることも 可能であ る。 部室ごとに区分した 報告書の登録 数 、 ダウンロード 数(2000
年 1 月から 200] 年 1 月の ]3 ケ月間ののべ 数 ) 、 平均利用率 ( ダウンロード 数 / 登録 数 ) を 表 ] に示す。 表 1 より、 地熱開発利用センターからの 登録 数 が多く、 それに、 新エネルギー 導入促 進部、 太陽技術開発室、 環境技術開発室と 続いていることがわかる。 不明に分類された報告書のほとんどは
作成年次が古く、 詳細な書誌情報の 残されていないものであ った。 ダウンロード 総数は約 28000 冊であ った。 表の数値は 、 ] 附会ぺ ー ジをまとめてダウン ロードした件数と、 ぺ ー ジを指定して 部分的にダウンロードされた 件数の合計であ る。 ダウンロード 冊数の多かった 部室は 、 新ェネ、 ルギー導入促進部で、 延べ 数 5000 冊を超えた。
これに続く3000 冊台の部室は、 企画部、 環境技術開発室、
燃料貯蔵 技術開発室 と 太陽技術開発室であ った。冊数の多かった
部室で目に付く 傾向を見ると、 新エネルギー 導入促進部では、 風力発 電 に関する資料のダウンロードが 多く、 以下、 企画部では 新 エネルギ一に 関するデータ環
に発
境
閑室
発 の 料 開ら燃
で燃池
山立 エ 、市毛 イ枝枝
サ蔵陽
リ好天
は料、
成果報告書の 移管 数と ダウンロード 件数 ダウンロードイ 半数 報告書 数 ( の べ 1)) 術 開発室ではニューサンシャイ ン計画の成果のうち 風力発電に 総務部
関する報告書に 対する関心が 高企画部
いことがわかった。 N 三 DO 情報センター 一方、 地図が多く含まれてい 技術開発推進部 る地熱開発利用センタ 一の報告新エネルギー
導入促進部国際協力センター の 報告書を要望する 方には、 CCTC2 NEDO 情報センターまで 直接提供 している。 こうした理由から、 太陽技術開発室 地熱開発利用センタ 一のダウン 燃料貯蔵 技術開発室 ︶ ワ Ⅰ 0o388730 乙 ハイムⅠ 1210 a 4 - へ U 3 l @ 5 Ⅱ りクり 6 5 (b) 8 。 3949 1 Ⅰ「 D 2 5336 248 241 347 3111 3226
(b)/(a)
2. 1 6. 1 3. 8 0. 7 10.3 31 2. 1 l. 6 6. Ⅰ 10.7 コード件数が、 報告書の利用率 HAB 技術開発室 り 172 1845 10.7 を正当に評価しているとほ言え地熱開発利用センター
1542 770 @ ・ b " ない。 他にも、 種々の理由から、 石炭資源開発部 376 341 0.9ゥ
ダ ンロードを利用せず、 直接応用技術開発室 290 969 3.3 閲覧されているケースが有ると産業技術研究開発部
722@ 1911 2. 6考えられる。
基盤技術研究開発部 191 912 2 4.8 図書,資料室の外部閲覧者数医療福祉機器開発室
246 566 2.3 は 年間の延べ数で 2000 人を越え 環境技術開発室 485 3328 6.9 ており、 また、 コピ一枚数は 2000 支部 8 43 5.4 年度には 6 万枚を越えた。 この 不明 476 878 Ⅰ. 8数字は、 直接来訪される 利用者合計
6913 28225 4. 1 の多さを表していると 考えてい 2000 年Ⅰ 月 ∼ 2001 年 1 月の合計 る 。 ゎ CCTC, クリーンコールテクノロジーセンター3)HAB,
水素・アルコール・バイオマス 3. 利用者の内訳 表 2 技術情報データベース 登録ユーザー 数 登録されている 利用者は約 総数 13495 ]3500 名であ る。 メールアドレス ドメイン 別 c0 , Jp 7394 の ドメイン別に 見ると、 表 2 に ne , J ・ p@ 1759 示したように、 企業(co.jp)
の ac , jp@ 1279 方が約半数を 占めている。 とく or ・ Jp 820 に 、 電気機器関連会社からの 登 go.Jp 780 録 が目立つ。 ac ドメインでは corn 7 Ⅰ 3 一 46 一位 が東大で