「
個 体
の
観察
」
を き
っ
か け
と
した
ワ
ー
ク
シ
ョ
ッ
プ
の デ
ザ
イ
ン
Wbrkshop
Design
on
the
Theme
of
“Observatbn
of
Vanilla
”古 郡 咲 紀
FURUGOORI
Saki
若 林 尚 樹
WAKABAYASHI
Naoki
東 京工
科
大 学デザ イン学部
Tokyo
University
of Technology1 .
は じめ に
多く の水 族
館
で は珍しい水 棲 生 物を展 示 す るだけでな く、
よ く知られ た 生物
や普段
よく見かけ る身
近 な生物
で あっ ても、
展 示施 設 や
展 示方 法
を工夫 す ること に よっ て、
来 館 者の興 味 や 新 た な魅 力
の発 見 など ができ る よ う な さ ま ざ ま な 取 り組みが さ れ て いる。
この よ う な取 り組 みの中で、
普 段 は 見 ることの でき な い設 備 や 施 設の裏 側 な ど を 見 学 した り飼 育スタッフ の仕 事の一
部 に 参 加 す る な どのイベ ン トが 開催
さ れて い る。
これら は 「体
験 プログラム」 とし て、
館内
を順 路
通り に観 覧
す る だ けでは経 験 する ことの でき ない人 気の イベ ン ト と し て開催
さ れて い る。
そ れ と と も に 水棲
生物
を題 材
とした工作
やお絵 描
き などをお こ な うイベ ントも、
ワー
ク ショ ップ形式 の参
加 型体 験イベ ン ト と して実 施 して い る水族 館
が多
くあ
る。 ワー
クショ ップ は参
加 者 が自
ら参
加・
体験
し、
グ ルー
プ の相 互 作 用の中で何 か を 学 び あっ た り創
り出
し たりす る、
双 方 向 的 な 学 びのス タイ ル の ひと つと し て 注 目 さ れて いる も ので あ る。
その ひとつ と して 工 作 や お絵 描
き な どの体 験
を 通して水棲 生 物
に 興味
を もっ ても らい、
工作
し た も の を 「お み や げ」 として持 ち帰っ ても ら うことの で き る こ の よ う な ワー
ク ショ ップ は、
参加者だ け な く、
その保 護者
にとっ ても人 気
の イベ ン ト とな
っ て いる。
本
研究
は、
す みだ 水 族館
の協 力の も と さまざ
ま な 視 点からこ のよ
うなワー
クショ ップ を実
施 し、
そ の プログ ラ ム の 内 容 や 実 施 方 法について検 討を行っ てき た。
その一
環と して今 回 はペ ンギ
ンを題 材
としたペー
パー
モデルを制 作
す るこ とを 課 題 と し た ワー
クショ ップを計
画実
施 し た。
今
回の ワー
クショ ッ プは、
観 察
を通して ペ ンギ
ン の特
徴 や生
態
に興味
をもち、
観察
で気
づいた点
を もとにペー
パー
モデ ル を 工作
す る こ と で自
ら の気
づき を表 現し てみる とい う課 題であ る。特
に今
回は一
般 的
なマゼラ ンペ ンギ
ンの模 様
を 観察
す る の で は な く、
す みだ水族館
で飼育
されて いる46
羽のペ ンギ
ン の中
で バニ ラ と い う個別
の ペ ンギ
ン(
個
体)
に着
目 す ること と し た。 こ の バニ ラ と い う個
体の持つ特 徴 的 な 模 様 や 生 態につ い て飼 育
スタ
ッ フか ら の解 説
や ア ドバイスを もとにバニ ラ を 観察
し、
そ れ をべ一
パー
モデ ルで表 現 してみ ることで、
よ り積 極
的 なバニ ラ に 対 する興 味 や そ れ を も と に し た 具 体 的 な 視 点の観 察 が 実 現で き る のでは ないか と 期 待 さ れ る。
2 ,
ケー
ス スタ
ディ概 要
今
回
の ワー
クショ プは46
羽の マゼラ ンペ ンギ
ン の中
か ら、
「バニ ラ 」 とい う1
羽 の個 体に注目 し、
「観 察」 を テー
マ に 「パ ニラに 注目
してペ ンギ
ン型の ラ イ トを作
る」 と いう 課 題 設定
の体 験 プログラ ム で あ る。 す みだ水 族 館
と の共 同 開 発プログ ラム と して企画 実 施
した もので、
す
み だ水族 館
で飼 育
す るペ ンギン の中
で もっ と も小柄
なメ ス の バニ ラ に焦 点 を あて、
具体 的
な個 体
と して の特
徴 を 観察
し参 加 者 に はそれ を 記 録 する こ と で観 察 の 目 を 養い、
自 分 な り に 作 品 と して表 現 しても ら う プ ログ ラム と し た。
タ イ トル は 「き ら き らペ ンギンー
バニ ラ を 作 ろ う1−
」 であ る。1
回の定 員 が12
名の事 前 申 し 込 み 制で、
2013
年12
月21
日、
22
日、
23
日の3
回 実 施 し た。
参 加 者 は 小 学 校3
年 生 か ら6
年 生 まで の児 童で、
す み だ 水 族館
の 公 式web サ イ ト内
の ワー
クシ ョ ッ プの告
知ペー
ジで参
加者
を 募 り、
定員 に達し た段 階で募 集の締め 切 り を お こ なっ た。
参 加 者の多 く はペ ンギンに は 興 味 が あるが、
すみだ 水 族館
で展
示 さ れているペ ンギ
ンを 何 度 か 見に来 た り、
図鑑 な どで見 た り といっ た一
般 的 なペンギンに 関 する知 識 や 興 味 を 持つ児
童 であ り、
ペ ンギン の生 態 や 水 族 館での飼 育 につ いてな ど よ り 詳 細 の 情 報 につ い ては あ ま り詳 し く は 知 ら ないとい っ た レベ ルの参 加 者であった。
導 入
自己紹介 ペ ン ギン の解 説 観 察観
察
記録制 作
描 い て み る 組み 立て る振 り返 り
振 り返 り 感 想 と ア ン ケー
ト 図1 ワー
クショ ッフのタイ ム テー
ブルll
碁
國
區]國
;
・
・
.
Ilii
1
.
.
hx
國
匿 ヨ
E
虱
3 .
プ
ログ
ラ ム の概
要ワ
ー
クショ プ は 全体
で120
分
のプログラム とし て、
1
) 導
入 (聞 く )、2
) 観 察 (見る)、3
) 制 作 (作る)、
4
) 振 り返 り (語 る )、
とい う図1
のよ う な4
つ の 段 階で構 成 さ れてい る。
8
デザイン学 研究 特 集号 Speciel lssueofJapaneseSocietyfortheSciemceotDesign Vol.
21−
1 No.
81 2014NII-Electronic Library Service
J
) 導入 (30
分間)ファシ リ テ
ー
ター
(
学
生)
から の具体 的
な プログラム内容
の 説明 と、
飼 育スタッフ か ら の個 体
のペ ンギン を見る こ と(
観
察 )
でわか る特徴
や生態
につ い て の レ ク チ ャー
と質疑 応 答
2
)
観察(
20
分間)
水
槽 前
でペ ンギンを 見 な がら飼育
スタッ フから観 察
ノー
トの問
いか けに そっ た語
り か け や補
足の説
明 を受
け な がら観 察
を お こなう3
) 制作 (
50
分間 )
記入 し た
観 察
ノー
ト を参 考
に見つ け たペンギン の模 様
、
目、
くちばし、
手
足 な ど を 展開
図に描画
し、
それ を切
取 り、
ラ イ ト を取り付
け ながら組
み立て る(
図2
)
4
) 振
り返 り(
20
分間)
そ れ ぞ れ作品を 飼 育スタッフ に 見 せ て感 想 を もらい、
実 際に ライ トを 点 灯 さ せて記 念 撮 影 を すると と も に、
保 護 者 や 他の参 加者
に制 作
した自
分の作品
を見
せた り する ことで ワー
クショ ッ プ で の自
分の体 験
を振
り 返 る4
.
教 材
のデザ
イン今
回は ペ ンギ
ン の バニ ラ〔
個 体)
に注 目し て 「模 様
を描
い て組
み立て る」 と い う課題 を 形 に す る た め に、
教 材はペ ンギン の形 状
をアウ トラ インの み で捉
え た図
3
のような展 開図
を 用 意 し た。 組み 立 て方は、
個 体
と し て の特
徴を観 察し て 具体 的 な 視 点 を持
っ て記録
する ことに重点
を お き、
参
加者
の自由
な 発見
を 表 現でき る 「絵
を描
く」 が簡
易に で き る仕組
み である。模様
を描
い た 展 開 図 を組み立て て、
立 体モ デ ル を作 成 する こ の 課 題 は、
ペ ンギン の種 類
と して の特徴
と個体
して の バニラ の特 徴 を、
正 面 図 と背面 図、
左 右の側 面 図 と 手足をそれぞれアウ トラ イ ン の み印刷
さ れ た展 開 図
に描
く。
それ ら を切 り取
っ て糊
しろを 貼 り 合わ せ、
内部
にLED
式ラ イ トを 取 り付 ける ことで図2
のよ う な 光る立体
モ デ ルを作
成 するもの である。
それ を 参 加 者 が 実 現 するため の教 材 とし て、
1
) 観 察ノー
ト、2
) 説 明 ボー
ド、
3
) 展 開 図、4
) 振 り 返 りのカー
ド、
の4
点 を 制 作 した。
観 察 ノー
ト は、
図4
の よ うに観 察で参 加 者が個 体を見る と きに注 目 し て ほ しい 点 やバ ニ ラを 見つ けて観 察 た めの 特 徴 を 穴 埋 め 式で問いか け、
子 ど もが飼 育ス タッ フ の 話を聞 き 書き 込む形 式で ある。
問いか けの内 容 はペ ンギ
ン の種 類 や 個 体の 生 態 につ い て質 問 して いる。
観 察 や 飼 育ス タッ フやフ ァ シ リ テー
ター
(学 生 )の話 を よ く 聞かな け れ ば 答え られ ないもの を 記 載 して、
進 行 に 意 識 を 引 きつ け る よう に し た。 ま た、
メ モ欄 や 空 白を多め に設けて い る。
問い か け以 外の内 容
を知っ た と き は自
発 的 に 記 録 ができ る よ う に し、
自分
の力
で見つ け た発 見 や 驚き を残 すこ とで、
体 験と して参加者の記憶
に 残 る よう に設 計 をし てい る。
9 I癩
麟
図2
き ら き らペ ンギンの制 作 例 箕 蕪憲 図3
ペー
パー
モ デルの展 開図 バニ ラ を観 察し て み よ う」
胴
図4
観 察 ノー
ト賠
从
.
A
種 類
バニ ラ は す みだ 水 族館で飼 育され て い る マゼ ラン ペ ンギン見 分 け 方
見つけるポイ ントは右 腕に付いた み どり色 と ピ ン ク 色の腕 輪特 徴
体の特 徴 は 背 中の 立 ち 上 がっ た毛と腹の 黄 免い模 様身 体
大 き さ は約 70 セ ン チ、
奎さ は約 3 キ ログラ ム環
境
よ く 居 る場所は 水 槽の角 と 岩 と 岩のすきま 図5 観 察ノー
トの問い かけ 項 目讌 黥
∵
:
:
∴
[
∵
そ して
、
実 際に模 様を描き 込 む部 分で は、
制 作 時に混 乱しな いよう に展開
図と同じ イ ラ ス ト の 正面と背
面、
左 右
の側
面と手 足 の イ ラ ス ト を縮小 し た も の を 下書き と し て 配 置 し て い る。
こ のよ う にペンギン の アウ トラ インが ガイ ドで記 載
さ れて い るこ とで、
模 様 や 特 徴 をスケッチする際に実 物の位置を 意 識し て簡 単 に 描 き 込 むことができると考
え られる。
こ れ ら は
、
観 察
し た こ と を ス ケッチ と穴
埋め の問い かけ やメ モ と し て自分 の力で記 録す る こ とで、
発 見や興 味が新た に 生 ま れる こ とが期 待
され る。 そ し て それ が飼育
ス タッ フ と話し、
水 族 館のペ ンギン に対し て知 識を得た い と考
え る きっ か け や、
プ ログラム 後 に 見 返 すことで体 験に対し て の達 成 感 を得
られるよ うな 水 族 館 や 自 身 との コ ミュ ニ ケー
ショ ン ツー
ル と な る よ う に 設 計 し た。
説明ボ
ー
ド は飼 育スタッフ や ファシ リ テー
ター
(
学生)
が解 説 を するた めの補
助 として制 作
した。
参
加者
が口頭での解 説
を 理 解しや すい よう に、
今
回観 察
す る個 体
につい て とペ ンギ
ンの 生 態につ い て パ ネ ル化し た も の で あ る。
内容
は観 察カー
ド と 連 携 してお り、
観 察 カー
ドの内 容
を 埋め る際
に、
聞き取 れな かっ た 場 合や観 察 後に模 様や特 徴を確
か め る参 考
と しても利 用す る こと ができる。
展 開図 は持 ち 歩く こ と を考 慮し て
、
完 成 品を15cm
程と 基準 に してA4
サ イ ズにお さ まる デザイン に し た。
色 塗り の し や す さのた め、
ペ ンギン の アウ トラインと 最 低 限のガイ ド線の み と した。
これ に よっ て観 察ノー
トの スケッチ 欄 と 同 じイラ ス トを ガイ ドライン に使い、
観 察 し た 時 に 描いたスケッチを も とにペ ンギ
ン を 描 くこと ができる の で はないか と考え ら れ る。
大 き さ につ い ては、
塗 る 範 囲 が 多 す ぎることで子 ど も が作 業
に厭
きて し ま うこ とが ないよ う にA4
サイズの展 開 図と し、
作 業 範囲全 体 を 把 握 し や す くなっている。
用 紙 は ライ トを 内 蔵 し、
光 らせ る こ と を考 慮して半 透 明である程 度の強 度 も あ る ダ ブル トレー
ス を採
用し た。 振 り 返 り の カー
ド は、
図8
の よ う に名 前と日 付と ともにワー
ク ショッ プ の感
想 を書
き 込 む 表 面と、
「ペ ンギ
ンカー
ド 」 とい う説 明 ボー
ドで 記 載して い たペ ンギン の簡 単 な 解 説のある裏 面 で できて いる。 全て の プログ ラ ム を終え た参 加 者 に、
ス タッフ が 「帰 っ た ら こ れ を書い て完 成品を飾っ てね」 な ど と声を掛け な が ら振 り返 りのカー
ドを 渡 す。
帰
宅し、
感想
を家族
と話
しな がら自由
にカー
ドに書
き込 ん で も ら う こ と で、
振り返 りの た め の きっ か け づ く り や、
思い出を作 品や観 察ノー
ト と供に形に し て残
してお ける デザイ ン となっ て いる。5 .
実施 結 果
の検 討
今 回の ワ
ー
ク ショ ップ は、
各
回 参加 し た小 学 校6
年 生か ら3
年
生の児
童12
名
を学
生スタッ フ1
名
で3
名
の割合
で 担当
を 受10
テ.
ザ イ ン 学 研 究 特 集 号 SpeclaE )ssueofJapaneseSocietyfortheScienceofDesig∩
Vol.
21.
1 No.
81 20141
ぎ み た
の・
名 前ニバニ ラ(メ ス) 種 類:
マ ゼ ラ ンペ ン ギ ン 癆 長:紛70 セ ンチ 体 鹽:
約 3キ ロ 図6 説 明 パ ネル 1 {.
r
鱗
.
∴
爺ビ
》
・
擁
臨
図7
説 明パネ ル2
つ
」
.
.
.
層
,
ご
二
’
7鳥
鶲 t.
/tttt .
.
鄭
鷲
.
t.
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.
.
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_〆
縄
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.
−
20「3年 月 日〔 }開デ
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豊
ハ
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’
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思い出 を 靨 こ う1●
に
ピ
ン
γ
o贋
■
摩
バ
ニ
夢
巴
図8
ペ ンギンカー
ド φ・
三熱 鰓 叟 鱒 鰓触
け 持っ た。
この担 当 は プログ ラ ムの参 加 か ら 観 察、
制 作、
終 わ り まで 常 に傍でサ ポー
トを するため、
参 加 者に年 齢 や 技 術 力に 差 が あ る 今 回 の よ う なワー
ク ショ ップでもスムー
ズ に 進行
する こと ができ た。
補 助 やア ドバイ ス は主に個 体の 見つ け方や観 察 ノー
トの記 録、
組み立て の技 術 面 に対 して であるが、
ほ かにも 参 加 者の緊 張 を ほ ぐ す た め に 会 話 を し た り参
加 しや すい環 境
に す る た め に 準 備 を おこなっ ている。
NII-Electronic Library Service
図9 観 察の よ う す鞠
図11
組 み 立てのよ う すそ の た め
、
学生 ス タッ フ は参
加 者に対し て指 導 的な立 場と し て接
す る の で はなく、
友
人と し て発見
や 関 心 を 共 有できる存 在 に な り課題 の達 成に導く こ と を大きな 方 針と し ていた。
観 察 や制作
の際
に は、
サンプルや 説 明 ボー
ド を 使い、
完 成 した 形 を 示 し色の塗り方の提 案などを参 加 者と一
緒におこない、
参 加 者の感性
が 発揮
で きる雰 囲
気作
り を 心 が けて いた。
そ して、
通 常で はなかなか話
せないペ ンギン担 当
の飼 育
スタッフか ら 実 際 に 解 説や観 察の 誘導、
で き た作品 に コ メ ン ト を も ら う こ と で、
参 加 す る ことで の特
別 感 を得
られるよ う なプログラ ム と して計 画し た。
1
) 導 入 (聞 く) は じ めに作 品のサン プ ルや あら か じめ参 加 者の席に用 意し観 察ノー
トを 見 せ な が ら 概 要、
目標、
制 作 物 など の ワー
クショッ プの説 明 を おこなっ た。
その後で、
実 際の ペ ンギ
ン の飼 育 担 当 の スタッフか ら、
解 説 ボー
ドを 使 用 して イ ラス トを 示しなが ら 今 回 観 察 する個 体の ペ ンギンにつ い て紹 介を お こなっ た。
観 察 ノー
トを 使 う 予 行 練 習として、
紹 介は観察
ノー
トの穴 埋め内容
丶6
』
勉
図10 ペ ンギン の模 様 を 描 く 図12 完成 し たモ デルの例 に沿 っ ておこなっ た、
ペンギン の種 類 や 個 体の見 分 け 方、
特 徴、
生 態 な ど 個 体 に 注 目 す る た めのポ イン トを 示 すことで 導 入 となるよ う に し た。
3
日 間 実 施 し たワー
クショ ップで の解 説の場 面で は、
1
日 目 は 飼 育ス タッ フが話 し、
参 加 者は聞 くこ と を中 心と し た授 業の よ う な 形 式で解 説 を 進 め た。
す る と、
聞い て い る参 加 者 はメ モ を 取 るこ と に集 中 す る、
他のもの に意 識を移して し ま う な ど の 様 子 が 見られ た。
そのた め2
日 目から は 基 本 的 な 解 説を し た後 は飼 育ス タッ フ とファ シ リ テー
ター
(
学生〉
が会 話形 式 の掛
け合
い で解
説を行っ た。
参
加者
に もクイズ形 式
で参
加 して も らい コミュ ニ ケー
ショ ンを は か りな がら進
め る こ と で、
解 説
を聞く 姿 勢や、
観 察に 対 す る興 味や モ チベー
シ ョ ンを高
め る点か ら 観察
の導
入と し て効
果的
で あっ た と考
え ら れ る。2
)
観察 (
見る)
飼育ス タッフ が 水
槽
前で個 体のペ ンギン の 見つ け方を 示 し な がら、
実際
に参
加者
自 身 が観 察 対象
の バニ ラを 探 し観 察 を おこ灘
∵
:
∵
1
∴
L
[
なった
。
学 生スタッ フは、
観 察カー
ドに沿っ て観 察の ポ イント を提 示 し な が ら一
緒 に観 察 を 行っ た。
参 加 者 は 飼 育 ス タッ フの 話 し を 聞いて、
多 くのペ ンギンの中 か ら 今回
観 察 す る個 体の バ ニラを 見つけ、
観 察ノー
トのペンギ
ン のイラ ス トに 模 様 を 描 き 込 む など。
観 察ノー
トに 発 見 したことを 記 録 しな が ら、
飼 育ス タッフ の バニ ラ の普 段の様 子 や 環 境の紹 介 を 聞 く。
そ のた め、
単 に 眺 め る だ けでな く、
他のペンギンと 比 較 するな ど分 析 的 な 視 点 から愛 着 を 持っ た 観 察 する こと ができ た様子 であっ た。
3
) 制 作 (作る)今 回
はLED
ライ トを内蔵
し、
光 ら せる こと を考 慮
して半
透 明である程 度
の強 度
も あるダ ブル トレー
スを使
用した工作
で あ った。 し か し、
紙
の腰が強い た め ハ サ ミ に よ る切り取り に す こし力
が必
要であった こ とや、
接 着
の際
に十
分に接 着
をしない と跳 ね 返っ てし ま う な ど子ど もの手で は 工作を して い く 上での 問 題点
が あっ た。
そのた め、
技
術力
や 全 体 を塗
りつぶ す な ど 個々 のこだわ りで時 間 内で早 くできてしまった参 加 者と時 間 内 で完 成
させる事
がで き なかっ た参 加者
が見られた。2
日 目はその対 策と して、
フ ァシ リテー
ター
(学 生)
が時 間 進 行 を よ り しっ か り と 管 理 した。
模 様 描 きの途 中であっ ても、
時 間 が き た ら 次の切 り 抜 きの ス テップ に 進 む よ う に 促 す な ど、
切 り取 り作 業 が遅れている場 合は スタッフが 手 伝うことで、
全 体 的 な 制 作の進 行の足 並 み が 大 き く乱 れ ないよ う に工夫 を おこ なっ た。
そ の反 面、
ア ドバイスや 観 察ノー
トを 参 考 に して子ど もと接 す ることが 多 かっ た た め、
受 け 取 る情 報 が 多 過ぎ
、
観 察 したペ ンギ
ン の模 様 などを 本 物 同 様 に 描 き たい子が増 え、
羽 根 の部 分 を一
色で塗 りつぶすこと に 時 間 を 掛 けるな ど 表 現 方 法 に影 響
が見
られ た。
こ れ ら の 反
省
を もと に、
3
日 目 で は 予定 時 間の少し前 から次 の作 業
に 進 む よ う に促
す と と も に、
組
み立てが終
わってか らで も着 彩 や 模 様 描 き ができる こと を個 別に説明 し、
制 作の途 中で も 次の ステップ に 心 配 な く進 め る よ う な 語 りか け や 説 明 を 丁 寧 に おこな う よ う に 配 慮 した。
ま た、
そ れ ぞ れの学 生ス タッフが 個 別 に 時 間 配 分 や タ イ ミング、
完 成 が 予 想でき る よ う に 語 りか ける ことで、
模様
を さ ま ざ ま に工夫 し ドッ トやス トライ プ な ど 光る こ と を考えた 創 意 ある表現
が多
く 見 られるよう になっ た。
そ の こ とも あ り、
全体
し て の進 行
を 予定通
り進 める こと ができ るよう にな り、
参 加 者 も 制 作 をテ ンポ よ く おこな えるよう に なっ た と考
えられる。4
) 振
り返 り(
語
る)
完
成し た 子 ども か ら飼育
スタッフ に作 品 を 見 せて コ メ ントを して もら える よう にす
るため の時 間
を設
け、
個
々の表現
やペ ンギ
ンにつ いて飼 育スタッ フ か ら一
人
一
人 個 別
に話
しをし ても12
デ ザ イン学 研 究待集号Special
lssue
et
Japane$e
Society
forthe
Science
of
Design
VQI