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香港出張報告 C-ASTEC 後藤 期間 : 2011 年 3 月 7 日 ( 月 ) より 3 月 11 日 ( 金 ) 出張目的 : 香港エアショーを訪問し情報収集をおこなった また この期間中に名古屋地域の航空宇宙産業および JA2012 の紹介を行なった 日程 : 3 月 7 日 : 名古屋

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(1)

香港出張報告 

            C-ASTEC 後藤 期間: 2011年3月7日(月)より3月11日(金)

出張目的: 香港エアショーを訪問し情報収集をおこなった。また、この期間中に名古屋地域の航空宇宙 産業およびJA2012の紹介を行なった。

日程: 3月7日: 名古屋発香港へ

3月8日: 香港エアショー(Asian Aerospace 2011)を訪問。ブース訪問およびCongress参加 3月9日: 香港エアショーを訪問 3月10日: 香港エアショーを訪問 3月11日: 香港発名古屋へ    (1) Asian Aerospace 2011(香港エアショー)は今回3回目の開催。出展社270、訪問者は32カ国 より。前回は28ヶ国・地域より356企業・団体が出品、約12,000人が来場した。 最大の展示社はCOMACで、中国の力のアピールとなった。航空会社に対する新型飛行機 の売り込み、そのまわりのMRO関係の会社が展示、既に納入やパートナーに選択された 装備品・コンポーネントの会社もその存在をアピールしていた。いわゆる中小の部品メーカー はあまり参加していなかった。 飛行機の展示は17機のビジネスジェットの地上展示に特化。

Bombardier Learjet 60XR, Challenger CL300, Challenger Cl850, Global Express XRS Gulfstream G150, G450, G550

Airbus A180 Elite Boeing BBJ

Cessna Citation Sovereign & Citation X, 560X (Jetstream International) Dassault Falcon 2000XL & 7X

Embraer Legacy 650 Hawker Beechcraft 4000 & 900XP など 日本はJapan Pavilionがジェトロにより用意され、下記の会社・グループがが出展してビジネ ス獲得を目指し努力していた。 由良産商 旭金属工業 長野航空宇宙プロジェクト 金子製作所 アマテラス 横浜エンジニアリングサービス

Aircraft Market and Technical Research Association (宮城、秋田) 三菱MRJ

(2) 会議(Congress)でのスピーカーの発言要点

2つのプレゼンがあり、初めの題名は"Repeating the Benefits of the Aerospace Growth Curve in China"。

スピーカーはMr. Tony Tyler, CEO, Cathay Pacific Airways(キャセイパシフィック航空)、 Mr. O'toole, Head of Strategy, Flight Global、その他中国より4名ほど。

以下抜粋します。 アジア・パシフィックの航空会社の純利益は2010年に77億ドルにのぼり、全世界の半分以上 でこの地域に中心が移っている。今年の予想はポジティブでこの地域の旅客は増える。 飛行機用の燃料の価格は今まで一番高いときに一バレル180ドル(車用は150ドルで現在 は120ドルレベル) 世界の旅客数は2040年には8億人になる市場。そのうち3億5千万人がアジアとの予想で その意味でこの地域は非常にビジネスのチャンスがある。中国はその人口の多さが良い面 に働く。

(2)

中国の旅客の伸びは、2億6700万人が、2015年には5億人、2030年には15億人の予想。    中国の飛行機の数は現在の1600機から2015年には2600機で将来は4,000機(2050年?) 航空貨物の伸びもこの地域は期待できる。2040年にはアメリカが880万トンで香港が540万 トン。香港空港は2030年には貨物のキャパが増えているだろう。 キャセイパシフィック航空は2006年にAir China(中国国際航空)とのパートナーシップを 結び香港ドラゴン航空がキャセイの100%子会社となった。またチャイナエアーに20%資本 参加した。これで中国進出への足掛かりをつかんだ。中国のカーゴ面も合弁で行ない、 新しい時代の到来。この珠江デルタ地帯は更に伸びていく。 ***** 将来はナローボディ機の40%は中国となるだろう。 ***** 2007年に中国はworldclass manufacturerになるとの方向づけを行い、その通りに動いて いる。中国はやがて4,000機の飛行機を持つだろう。年30%の成長。国をあげての試み で関連分野全てに力を注いでいく。 ARJ21に続きC919、またその他へと開発は続き、また国際協力も進んでいる。 C919のエンジンは天津に工場。ボーイングとのパートナーシップにより、更に多くのサプライ ヤーが増え、新規のサプライヤーもある。総契約額は859万元。

民航産業(civil aviation industry)の新5年計画ではtotal capacityの力をつける方向付け。 中小企業、大学、教育、R&D力強化、また製造機首をgeneral aviationやヘリコプターなど も含まれる。農業用にも対応。またこれらを達成するために世界のパートナーを求めて いく。国内の会社が海外の会社との関係をより持つ事を政府は促進する。 海外よりの投資は歓迎する。民間航空機分野はまだ始まったところだが、将来産業を 引っ張っていく。 ******* 民間航空機分野の過去5年間の様子および今後の5年計画の説明があった。 中国に関しては、旅客や貨物の伸びは2005年より年10%以上の成長となり、2010年には 1,000機の所有。 一方事故が非常に少ない。 空港は175の空港がある。更に作る予定。西への発展も計画されている。北京には第2の 空港を作る計画がある。一方、課題としてはインフラストラクチャーの改善で、空港のキャパ 上げる必要がある。エアトラフィックマネージメントも改善しなくてはならない。 2010年には615万回のフライトを記録。10%の伸び。飛行時間28万時間。 ビジネスジェットも増える。空港も作る。 開発する飛行機は環境対応をしている。採用エンジンは新世代エンジン。 C919は23のシステムサブコントラクターが選定されている。17の国際的なサプライヤーが 関連し、14は中国と外国との合弁で航空機搭載システム関連。 6社より100機の注文が有る。珠海のエアショーでモックアップサンプルを紹介した。 ARJ21は90席のターボプファンで、ARJ21-700をフライトテスト中で認定へ。240機注文。 中国としてはエアショーにおいては、国際的な有名なサプライヤーと協力関係を結びたい。 AVIC IとIIが2008年に統合。2010年7月8日のランキングでは、世界500社のうち330番目。 2010年は4千億人民元。10年後には1兆人民元の売上目標。 R&Dの資金は1/3が民航関連会社より募り、2/3はサプライヤーや政府より。 航空関係への投資はリターンが良い結果が出ている。

(3)

Composite Components).はA380やB787のサプライヤー。世界のサプライチェーンに参加 Win-winの関係を築きたい。

香港株式市場にはAVIC China, AVIC Int'lとAVIC Shenzhenが進出している。 **********

次の講演は"Engineering a Regional MRO Powerhouse in China"で、下記に列記します。 CAAC、Ameco Beijing, ST AerospaceとHAECOによるプレゼンがあった。

2010年末の中国の飛行機の数は1,639機で、そのうちgeneral purpose(一般用)は 1,010機。 8万人の人がMROに従事している。航空関連の1/6の人々。 民航と貨物市場の伸びは年率15%で、そのうち3倍になる。 事故率は1万時間に対し0.031と低い。 389のメンテナンスの会社が中国にあるが、世界と比べると少ないし、レベルも高くない。 CCAR Part 145 “Approval of Civil Aircraft Maintenance Organization”

68 General purpose 83 空港に付属 148 独立した会社 が参加し、134は機体のメンテナンス、他ではエンジン関連のトレーニング。 外国の企業は中国に340あり、MROにおいて上記の規則を良く知る必要がある。 中国を入れると700のMROの会社がある。エンジンは7%。 2009年の事故件数は6、2010年は13.(追記:2010年8月に着陸失敗で大きな事故、 2102日間の安全記録に終止符。) 安全が最重要な事で、その意味ではMROのレベルを常に上げていかなくてはならない。 関連技術レベルを向上しなくてはならない。1~2のMROの世界的な競争力のある会社 を持ちたいが、1、2年では出来ない。全てCare freeでやり、責任システムを確立する。 責任は直接的にその人に行くシステムを作る。 その意味で、色んな分野に投資していかなくてはならない。各社の評価をしていかなくては ならない。 海外のMROの会社が中国の仕事に参加し我々の質を向上させて欲しい。海外は機体、 エンジン、熱交換器などがサービスの70%。機体のメンテは50%だが、コンピューター システムも含む。 海外企業には税の面でも恩典がある。中国企業が30%の時に、20%。 今後早急に海外とのコンタクトを増やしていく。 輸送機は2020年に3,200機、2,030年には5,000機の予想。この数に今のままでは対応 出来ない。個々に適したサービスが出来ない。 ともあれ、中国内で、修理、MROが出来るようにしていきたい。海外の会社が中国で修理 ともあれ、中国で修理しなければいけない時に対応できない事が障害になってはいけない。 飛行機の10から15%は時が経っているが、時間が経つと新しい飛行機もいれ、古い飛行 機の割合が20%に上がっていく。 学校の教育だけでは不十分でハイレベルに達するには時間が要る。もっと海外を習う 必要がある。 メンテはともあれサービスプロバイダーにも飛行部門にも重要。 ********** Ameco Beijingのプレゼン

(4)

過去10年中国のGDPは10%以上の伸びで、今後も9-10%の成長が続いていくだろう。 旅客、貨物も回復している。貨物市場もまた伸びていく。 CAGR(年平均成長率)は2010年から2020年が3,3%を上回る世界で一番の伸びを予想。 2010年から2015年の間は7.9%、2015年から2020年は7.1%を予想。 利益面では2010年に65億ドルの利益を生み出した。 MROへの投資は伸びている。   2010年 世界全体で 423億ドル、一方中国は24億ドル   2015年    ”     501億ドル、   ”   41億ドルの予想   2020年    ”     653億ドル、   ”    64億ドルの予想 MROのサプライヤーの国際化が進んでいる。中国では400ほどのMROプロバイダーがいて 8万人が従事している。AMECOはパイオニアーで2010年には年間売り上げの50%が海外 の顧客。     AMECO以外のMROの会社例

CAMD, SSAMC, TSAES, MTU Zhuhai, CSA Shengyang, STAECO (737, A310, CRJ…) Shanghai Boeing (777, 767…), PW Shanghai (CFM56, VG2500…), STARCO, TAECO ( Airbus, Boeing MD… ), GAMECO (Boing NB/WD, A320, A330, MD, EMB…)

MROはアウトソーシングの傾向。色んな分野での競争が増している。 中国のMROサプライヤーの課題   価格競争(低賃金国へのシフト)、規制緩和(MROの会社に対する優遇税制が不十分)、   コア技術、ブルーカラー労働者、アウトソースの障害、賃金の上昇、競争相手による市   場の獲得 パートナーシップにおいては、独占的な長期の契約がいるが、リスクもある。 年3%の上昇についても、一方で人民元の対ドル上昇がある。2005年にレート8.19が、 2010年に6.73、2014年には5.88の予想。 労働賃金については、年収が2004年の39,961人民元から2008年には76,769人民元へと 上昇。この間年平均成長率は17.3%。 ともあれ課題としては、人民元の上昇、OEMの浸透、労賃、新技術、スタッフの能力があげ られる。 AMECOとしては、能力アップ、コア技術の維持、多様な分野への対応に努力し、その ブランドイメージを維持し高め、また国際協力を進めていく。新しいビジネスモデルへも チャレンジしていく。 *********** STAerospaceのプレゼン 中国にはエンジンのメンテでの成長の機会がある。コンポーネントとエンジンメンテナンス。 中国に関しては、15年前にスタートした。世界レベルと飛躍的な進歩を目指した。投資家は チャンスを捉え、IP(知財)に関するビジネスモデルを持つ必要がある。技術会社にとって IPは重要。 我々の考えは、適応ビジネスモデルを開拓し、人々および新しい能力に投資をし、関係を 築いていきたい。問題解決を行なうだけでなく、長期的にやっていく人を求めている。 中国は次の20年で民間航空機は3倍になる。 中国の市場価値は4,800億ドル。新規飛行機需要の予想は、4,330機が2010年から2029年 の間に必要となる。 アジア・パシフィック市場でのMROマーケットにおける中国のシェアは、2000年の10.3%から 2008年には21.5%と上昇した。 MROサプライヤーは3つのカテゴリーがある。航空会社の合弁(AMECO、GAMECO…)、 OEM & 合弁、と独立系。

(5)

MROの売上の60%は6社の中国の国内MRO会社の売上。

CAACは37,189のアビオニクスの修理に海外及び国内のMRO会社を承認。多くは海外。 コンポーネントのMROは4億ドルレベルが、5カ年計画で7億ドルに持っていく。年率12%の 成長。国内での修理能力を大きく伸ばさなくてはならない。また統合的に対応できないと いけない。

中国でのエンジンのMROは、AMECO, MTU Zhuhai, PW Shanghai, Sichuan Services Aero Engine Maintenance Company Ltd.などあるが、数は少ない。

エンジンのMROは12億ドルが今後5年で17億6千ドルの売上上昇予想。年8%の伸び。 ナローボディー機が中心。次のステップとしては、ワイドボディー機のエンジン、ハイテク 修理、飛行中サービスなど。 世界のMROは2010年で、258億ドルの市場で、アジアが59億ドルで世界の22.9%。中国 は16億ドルでアジアの27.1%。 パーツ修理市場については、多くの専門的な修理タイプがある。高い参入レベル。タイプ は少ない。   OEMの修理、OEMのライセンス修理、一般的修理、社内で育成のDERにての修理    (Designated enginnering representatives)

パーツ修理市場の要素・課題

  High margin, Repair and asset management, Develop partnership to access IP - greater enforcement of IP by authority, Stronger focus on repair and technology, Customer regulations and tax strategy.

ARJ21とC919のOEMパートナーシップの紹介。 今後での活動におけるポイント

  Global network of customers capabilities and capacity   Independent focus on efficiency and service delay   Partnership with airlines and OEM

  Effective communication with government and authorities

ST Aerospaceの中国における拠点 - 上海(機体関係)、西安(エンジン)、杭州にある。 MROサービスプロバイダーとしての課題は、

  Custom regulations and tax structure Tight supply of skilled labor

IP protection

OEM's controlling aftermarket at point of sales Lean implementation ********** HAECOのプレゼン アジア・パシフィックの注文状況   A380 77機 (世界では240機)   B787 245機 (世界では847機)   A350 148機 (世界では583機)   合計: 470機 (世界で1,670機) 民間航空機の成長率は年3.2%で、2020年までに27,000機と増える。内ワイドボディー機が 20.3%を占める。 年のいった飛行機の割合は51%から21%に下がる。 マンアワー割合が減る。ナローボディー機は10%、ワイドボディー機は20%。 新型機(B787, A350)のMROが増える。新型機の特徴としては、複合材と新低燃費エンジン の搭載。 IT integrationのインパクトもある。

(6)

地上での整備時間を短くする。その為、飛行中にリアルタイムに情報を取りOEMに送る システムが重要。(On board health management system) 不具合はEFB (Electronic flight bag)を通じhealth management systemに送る。地上に降りたとき直ぐ修理し対応できる様に するのがチャレンジ(課題)。飛行機とOEM間のデータの統合が大事で、不具合と調整情報 をOEMに素早くフィードバックする。これらの情報により、不具合の傾向も把握できる。それ をメンテのやり方や、修理などに反映させていく事ができる。 2009年のビジネス航空のMRO市場は62億ドルで、エンジンは27%の17億ドル、コンポー ネントが28.6%で18億ドル、また機体は22.2%です(これは将来下がります) ラインメンテ ナンスは将来増える。エアフレームメンテはheavyメンテからlineメンテに。 HAECOは5,000人の従業員がいるが、これでは足りない。 メンテのモデルが変わっていく。時間をベースから固定料金への契約となり、最終的には サービスのタイプによる契約に変わっていくだろう。 複合材の割合が増えてくる。   787 50% (一方アルミは20%)   777 12% (一方アルミは50% ) 金属関係の修理は新機種にもある。機体構造、フロアビーム,,,,, チタンの修理まで。 複合材となると投資がいる。オートクレーブは高いし、複合材も各社違う。スクラップも金が かかっている。 ともあれ、新しい投資が次の物に要る。   複合材やアビオニクスの修理   MRO/OEMとの関係において、機体やエンジン/部品のOEMがよりアフターマーケット     (補修品市場)で影響力をもってくる。(今は第三者で、独立したところがOEM IP     (CMM - Capability Maturity Model)を、エアライナーのエージェントを通じて、使って     いるが) 複合材はより修理が難しくなってきている。 MROとOEMの関係についてはアライアンスを増やす方向付けをしている。 新機種は新しいサービスを要求している。 OEMがアフターマーケットへ参入の例として、 ボーイングの787のGoldCareがある。 (参照: http://www.boeing.com/commercial/goldcare/index.html ) HAECOのアモイのトレーニングスクールは年に1,000人が卒業。こちらの方が安い。 (参照: http://www.haeco.com/our_services/index.html ) **********    (3) KLMとのミーティング

Mr. Ronald Oostveen, Marketing Manager

KLM Royal Dutch Airlines, P.O.Box 7700, SPL/TQ, 1117 ZL Schiphol, The Netherlands Phone: +31 20 6494648, Mobile + 31 6 51535862, Fax + 31 20 6488044

Email: [email protected] http://klm-engineering-maintenance.com Mr. Bruno Lesgourgues, Marketing Manager Engine

AIR FRANCE - BL.ML, BP 7 F-93352 Aeroport Le Bourget Cedex

Phone + 31 (0)1 49 34 81 17, Mobile +31 (0)6 80 02 89 80, Fax +33 (0)1 49 34 89 31 Email [email protected] http://www.afiklmem.com

KLMは旅客サービス以外に, エアフランスとKLMによるMRO会社のAFI KLM E&MにてMRO にも力を入れている。

従業員14,200人、150の世界の顧客をサービス、約900機をサポートしている。60万点の部品 在庫。年250回以上のCチェック(解体チェック)。

(7)

       A1世界ネットワーク図

関連する会社

Aerotechnic Industries, A320 family airframe services Turbine Support International, Engines teadown services Max AeroSpace & Aviation Ltd., Components services

MMG Aero Maintenance Group, Components serives, Aerostructure services CRMA, Engines parts repairs, Components services

Ames, Aerostructure services

KLM UK Engineering, Engines parts repairs, Components services EOCOR, APU services, Pneumatic component services

Spairliners, A380 components services

MROの50%は他のエアライナーの仕事。日本でも787でエアライナーにアプローチする。 一方エンジンコンポーネントでも開拓したい。 ルフトハンザ・テクニクは競合するが、機体が中心でエンジンが無い。 OEMより部品を買う時は、新機種については高いが、古い機種はサプライヤーが増えている ので安くなる。KLMはOEMよりしか買わない。 名古屋地域の航空宇宙産業を紹介した。KLMとして日本の中小企業に興味があるので、 機会があればC-ASTECにコンタクトしたいとのコメント。 MROの仕事は何にしても量が欲しい。    (4) ショーにおける新聞よりの抜粋情報 (Flight Global社)

ビジネスジェットの分野でTAECO (Taikoo Aircraft Engineering Company)がエアバス認定の Completions Center for Airbus Corporate Aircraftとなった。

エアバスの予想:

アジアの大都市往復はRPK(有償旅客人キロ)が年50億を超える。よってA380の需要が 増えると予想。また、今は9都市だが、2029年には17となる。

(8)

中国の都市で50億以上のRPKは、2029年には倍となる。

A380は今43機が28のルートと20の目的地をもち、就航している。現在はフラッグシップ的に 使われているが、将来は、長距離運航とは別に、中国内の人口の密な地域への旅客運搬 に使われるだろう。中国はこれまで一機しかChina Southern Airlinesが注文しているが、受 注残が5機ある。3月に初飛行。最終組立とシステムチェックをトウルーズで行なった後に ハンブルグにてペイントとキャビンを据付。納期は2011年の後半予定。 エアバスのアジア・パシフィックの予想: 今後20年で世界最大の市場となる。 この地域では、8,560機の新規飛行機を購入する。約1兆2,000億ドル。これは世界の新規 需要の約33%。8,560機の内訳は、   5,200機は単通路機   2,580機は双通路機    780機は超大型機(A380の様な) 20年後にアジア・パシフィックの航空会社は世界の旅客の1/3を運び、貨物の2/3はこの 地域を通過する。ここに大型機の需要が高まる一因がある。 欧州の機体メーカー (airframer)のアジア・パシフィックの予想: 旅客の伸びは年5.8% (世界全体では4.8%) 貨物の伸びは年7% (世界全体では5.9%) アジアのRPKは、 2029年には世界総計の33%へと現在の27%から伸びる。 エアバスの北米のシェア(RPK)は現在の28%が2029年には20%に落ちる。また欧州のシェア は28%から25%へと落ちる。 中国のC919 (A320とB737の競合)、ボンバルディアCシリーズおよびイルクートMS-21は エアバス、ボーイングを食う。エンブラエルはまだ、A320/B737カテゴリーの飛行機について 発表していない。 LCC(ローコストキャリアー)については、2001年の2-3%のシェアが2009年には14%のシェア に上昇。アジアにおいては年率38%と大きな伸び。LCCの世界でのシェアは20%とみている。 アモイのTAECO (香港のMRO HAECOの子会社)はエアバスとCorporate Jetの客室 を担当する契約を結んだ。

Crane AerospaceはHoneywellよりC-919のブレーキコントロールシステムに参加を認定さ れた。システムの統合業務。

エンブラエルのハルビン組立工場(49%はAVICが参加)は最後のERJ-145を製造した後、 今年の第二4半期移行の活動について、中国政府の出方を見ている。E190の製造を提案 している。これまでSuper mid-size Legacy 600を3機製造している。4機目はリネージュ 1000を今年予定。Airframersについては、ガルフストリームが中国で先行している。 ボンバルディアのBusiness aviation sectorの予想:

中国は2019年までに700機を所有するだろう。 Firestone Management Groupの予想:

2010年に中国では116機のビジネスジェットが登録されている。86機は10年以上前に製造 された飛行機。116機は香港・マカオも含む。内訳は、   ガルフストリーム      43機   セスナ             24機   ボンバルディア   21機   Hawaker Beachcraft   18機 Dassault Falcon 6機   エアバス           3機   ボーイング         1機

Dassault Falconは2010年に3機納入。また北京にSales & Marketingオフィスを作った。 既にある香港とクアラルンプールの追加。2011年には7機は納入予定。

(9)

今まで政府の規制とインフラが遅れているのが、ビジネスジェットの阻害要因。よって今後 インフラとサービスを2020年に向けて改善していく。

AMECO Beijingは60%がAir China出資で、40%はルフトハンザ。

ST Aerospaceの子会社 STARCO (Shanghai Technologies Aerospace)はエアバスA380 のような大型機用のハンガーを上海空港に作る予定。2機のナローボディー機と3機の ワイドボディー機を収納できる。

ボーイングの予想:

中国は新規民航機を次の20年間に4,330機必要とする。アメリカに次ぐ第二の保有国となる。 中国におけるメンテの大手:

HAECO (Hong Kong Aircraft Engineering) ST Aerospace, シンガポール、中国で合弁

Aircraft Maintenance and Engineering (AMECO) Beijing, 60%がAir China, 40%がルフトハ   ンザ)

Boeing Shanghai Aviation Services、Shanghai Airport AuthorityとShanghai Airlineとを   いれた合弁

GAMECO (Guangzhou Aircraft Maintenance Engineering), 中国および香港の会社の合弁 C919の記事:

ARJ21と同様特許の問題から西側が最新の物を出さないと技術的には遅れた飛行機とな る懸念がある。

ショーにおける受注:

HNAグループは38機のボーイング機を注文した。

  30 B787-9, 6 B777 freighter, 2 B787-8 VIP configuration

  中国で4番目の航空会社であり、一番のプライベートジェト所有社。Hainan航空も所有。   ビジネスジェットにおいても覚書を結んだ。     ガルフストリーム G450を5機とG550を1機 Air Chinaの注文   5機のB747-8の旅客機バージョン(新型Genx-2Bエンジン搭載) キャセイパシフィックの予想: 中国の旅客数は、   2010年  2億6700万人   2015年  5億人   2030年 15億人 空港の数は、今の175から2015年には220となる。 飛行機の数は、   2010年  1,600機   2015年  2,600機   2020年  4,000機 2013年に香港国際空港にキャセイのカーゴターミナルを作る。合弁の貨物航空会社をAir Chinaと上海に作る。 ボーイングの予想: B737の後継について未だ検討中。新型機か、現行機のリエンジニアリング版か(エアバス はA320の新エンジンバージョンを2016年に予定。CFMのLeap XかP&WのPW1100Gエンジン を搭載) アジア・パシフィック地域 今後20年で世界の1/3の飛行機を購入し、総計1万機以上となる。これは、この地域の旅客 数の増加率年6.8%(世界では5.8%)をベースにしている。中国は更に大きな年率7.6%の伸び。 世界の貨物は2030年までに3倍となる。年率5.9%の成長。    (5) HEICOとのミーティング

(10)

HEICO AEROSPACE CORPORATION 3000 Taft Street, Hollywood, FL 33021-4441

Direct 954.744.7512, Mobile 954.554.6219, Fax 954.987.7585 Email [email protected] ファンボローエアショー時にプレゼンとビジネスマッチングを行なった会社。その時のプレゼン をMr. DePaoliが作成していた。 日本の中小企業の会社が入り込むにはどうしたら良いかについての話合いをした。先回の マッチングの時の各社の資料は、通常は購買部門に送られそこが検討する。問題は、自社 が50%の部品を作り、その他はアウトソースするHEICOは色々な部品について知っているの 通常の部品であれば既にサプライヤーが決まっていて注目に値しないかもしれない。 価格はどの引き合いにも最も重要な事であるが、特別な製造が難しい部品などが日本の 企業にとっては良いのではないかとの事。プレゼンのみではなかなかアピールしにくいので、 マッチングの機会があれば、それを口実にアメリカへ乗り込みそのフォローをするのが良いの ではないかとのコメント。 日本の会社とは数社関係があるが、一方、中国の部品は未だ使う考えはないとの事。    (5) カナダのオンタリオ州クラスター オンタリオ州の航空宇宙産業:   350社以上で、23,000人の従業員。売上は65億ドル。アメリカおよび世界を相手に輸出   指向。   主要な会社は、

    Bombardier Aerospace, Pratt & Whitney Canada, Bell Helicopter Textron Canada, Turbomeca Canada, GE, Goodrich, Thales Canada, Messier-Dowtyなど

コンタクト:

Ontario Investment and Trade Center, 35th Floor, Eaton Centre, P.O.Box 1, 250 Yonge Street, Toronto, Ontario M5B 2L7, Canada

Tel 416-313-3469, Fax 416-360-1817 Email [email protected]

http://www.investinontario.com    (6) 所感 今回のショーも昨年の珠海のエアショーともども、中国の勢いを感じさせるショーとなった。 中国COMACの新型機と中国のエアラインを中心に、エアバス、ボーイングが参加し、これか ら伸びていく中国市場に狙いを定めていた。貨物の伸びも期待できるので、貨物バージョン のアピールも行なっていた。 旅客および貨物の量が増える事で、MROの機会も更に生まれる。中国は未だそれに対応 する力が足りなく、海外の会社による協力を求めている。中国内においては、インフラの整備 や、全体のレベル上げ、それに必要な教育など幅広い対応策を考えている。 日本の中小企業がどこで商売を取っていくかについては、このショーに参加しているTier1 メーカーなどへのアプローチや、HEICOなどの部品サプライヤーや、ショー前のコンタクトや スポットでの対応があるが、一方でKLMに見られる様にエアラインへのサービスを増やそう としているケースがあり、その様な動きの中に参加の可能性もあると見えた。 一方中国AVICも部品供給への参加を探る動きを見せていて事態は動いている。同時に 技術の向上を狙っている。 (7) 写真Link先(2.2Mb) <-内容は、 会場入り口と受付、ジャパンブース各社、ボーイング、エアバス、COMAC、AVIC INT'L SUKHOI, Cfm, Goodrich, MEGGITT, HAECO, Lufthansa Technik, Ameco Bijing, KLM, Fawker, Dassault Falcon, Cessna, Gulfstream, Embraer, ビジネスジェットブース、エンブラ エル LEGACY 650, エンブラエルGlobal XRS, ボンバルディア Challenger 850, Learjet 60 XR, Beechcraft, Dassault Falcon, Fawkerなど。

参照

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