• 検索結果がありません。

視察の目的昨今 行政や議会で ICT 化が進んでおり 横浜市会でもタブレット端末導入の検討が始まっています また 新市庁舎建設にあたって 新しい市会棟のあり方についての検討も行われています そこで 議場に大型スクリーンを設置し 今年 9 月から本会議での運用を始めた秦野市議会を訪れ 同市議会における

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "視察の目的昨今 行政や議会で ICT 化が進んでおり 横浜市会でもタブレット端末導入の検討が始まっています また 新市庁舎建設にあたって 新しい市会棟のあり方についての検討も行われています そこで 議場に大型スクリーンを設置し 今年 9 月から本会議での運用を始めた秦野市議会を訪れ 同市議会における"

Copied!
38
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

2016年11月21日(午前 10 時~11 時 30 分)

参加者

日本共産党横浜市会議員団 議 員:あらき 由美子、古谷 やすひこ、かわじ 民夫、みわ 智恵美、北谷 まり 事務局:青木 道子、柏木 耕史

日本共産党横浜市会議員団

横浜市中区港町1-1横浜市役所内 電話 045-671-3032

秦野市議会視察報告書

議会ICT化推進の取り組み

(2)

1

視察の目的

昨今、行政や議会でICT化が進んでおり、横浜市会でもタブレット端末導入の検 討が始まっています。また、新市庁舎建設にあたって、新しい市会棟のあり方につい ての検討も行われています。 そこで、議場に大型スクリーンを設置し、今年9月から本会議での運用を始めた秦 野市議会を訪れ、同市議会におけるICT化推進の取り組みについて、視察しました。

※ICT:information and communication technology、情報通信技術。日本では、情報処理や通信に 関する技術を総合的に指す用語として IT が普及したが、国際的には ICT が広く使われており、行政では ICT を使うことが多くなっています。 (本報告書は、視察時の音声録音・資料をもとに作成しました。)

「秦野市議会におけるICT化推進の取り組み」

説明者 秦野市議会局参事(兼)次長 柏木 秀治 氏 議事担当 関野 氏 庶務担当 川崎 氏 ※(スライド 番号)は、資料「秦野市議会におけるICT化推進の取組みについて」のスライド番号 を示します。 1.秦野市の概要(スライド2) 議員定数は、現在 24 名。昨年の改選時に、定数を 26 人から 24 人に減。 現在の議員任期は、平成 27 年9月 11 日から 31 年9月 10 日まで。 議員の平均年齢は、62.9 歳。 2.議会改革の取り組み(スライド3) 平成 21 年に、議会活性化特別委員会を設置し、基本条例案の作成、議員定数条例の 改正、議会報告の開催などを提言。 平成 23 年7月に、基本条例を制定・施行。 平成 24 年に、議員定数条例の改正および議会報告会の開催を実施。 平成 28 年6月に、タブレット端末の導入、同年7月に議場にスクリーンを設置。 3.議会を取り巻く環境の変化(スライド4) 議会改革は、全国の地方議会で取り組まれています。 地方分権改革による地方公共団体の権限拡大、人口減少、財政悪化、マニフェスト の登場など、議会を取り巻く環境が変化しています。その変化に対応するため、秦野

(3)

2 市議会では議会基本条例を制定して、議会の基本理念、議員の活動原則等を定め、議 会と市民および市長等との関係を明らかにしています。 4.議会が考える「あるべき議会の姿」(スライド5、6) 議会基本条例第3条では議会の活動原則を、第4条では市民と議会の関係議員を定 めています。 5.ICTの導入目的ICT(スライド7) 議会基本条例第3条および4条に定めている原則を整理すると、情報共有の迅速化、 議会運営の効率化、情報発信力の向上・迅速化、議会活動の明瞭化、政策立案能力・ 発信能力の強化、議会事務の効率化・省力化となります。 これらを満たすことができる手段として、秦野市議会ではタブレット端末等の導入 を行うこととなりました。 6.タブレット端末の導入(スライド8) タブレット端末は、インターネット、カメラ、スケジュール管理、メールなど、さ まざまな能力を有しており、また、アプリケーションソフトによって必要な機能を付 加していくことも可能です。 7.タブレット端末とシステムの導入(スライド9~14) 平成 27 年9月 18 日に、議長選挙の所信表明において、市民に親しまれる議会改革 を訴えて、川口議員が議長に当選。その具体的方法として、ICT、タブレット端末 の活用を代表者会議において提案しました。 平成 28 年度当初予算にタブレット端末および会議システムに対して、108 万 5,000 円、スクリーンおよびプロジェクターに対して 167 万 4,000 円計上することを決定し ました。 平成 28 年度には、ICT専門部会を設 置し、タブレット端末の仕様基準につい て検討を行い始めました。 タブレット端末が導入されるまでの間 に3回のICT専門部会が開催されまし た。 今年5月 23 日の第3回ICT専門部 会において、使用基準案を提示し、IC T専門部会の案として川口議長へ提出す ることを決定しました。 6月2日に開催の代表者会議において スクリーンをみながら説明を受ける市議団

(4)

3 使用基準案の了承が得られたので、全議員にタブレット端末を配付しました。同時に、 執行部でもタブレット端末の配付を行いました。また、6月定例会の議案資料等を会 議システムに登録して、タブレット端末からでも議案資料を閲覧できるようにしまし た。 第4回ICT専門部会および代表者会議において、大型スクリーンに投影する資料 について協議を行い、一般質問および代表質問の際は議員の氏名、一般質問および代 表質問以外は当日の日程等を投影することを、ICT専門部会から議長へ報告し、代 表者会議で承認されました。 8.タブレット端末等導入先進地への調査(スライド 15) タブレット端末等の導入目的、導入のタイミング、タブレット端末、通信方法、デ ータ共有システム、導入方法、費用の財源の7点について、タブレット端末を導入し ている7市町の議会を対象に、調査を行いました。 (1)導入目的(スライド 16) 秦野市議会での導入目的である効率化などと合致している面もありましたが、秦野 市では副次効果として考えているペーパーレス化による経費削減、環境負荷の軽減を 主目的に挙げている議会もありました。 (2)導入タイミング(スライド 16) 導入タイミングは、議会と執行部との同時導入と、議会のみの導入にほぼ分かれて いました。議会のみの導入という自治体でも、執行部が導入を検討しているというと ころもあり、導入効果を考えると同時導入が望ましいという結果でした。 (3)端末OS(スライド 17) iOSが最も多く、その理由は、操作が簡単、ウイルス対策が容易という点でした。 Windows が次点で、ワードなどの資料作成ソフトなどをパソコンと同じように使用 でき、性能自体も高性能の端末もあることが理由となっていました。 (4)通信方法(スライド 17) 7市町が Cellular モデルを導入していました。Cellular モデルは、携帯電話のネ ットワークを利用して通信するもので、携帯電話が通話できる環境であれば使用でき るモデルです。 一方、2市が導入している Wi-Fi モデルは、無線 LAN を利用して通信するもので、 無線 LAN 環境がある場所でしか使用できないため、使用できる場所が限られます。 (5)データ共有システム(スライド 18)

Side Books と more NOTE は、アプリケーションソフトの導入と業者とのサーバー契 約で利用できますが、その他の会議システムを導入しているところでは、議場のシス テムと同時に導入している独自システムによって運用されている議会が多く、導入費 が莫大となることが考えられました。

(5)

4 (6)導入方法(スライド 18) リースと購入が、ほぼ同じ割合でした。 購入による導入をしている4市中3市では、Windows タブレットを導入しているこ とから、2、3年という短期間で端末を交換することを想定しておらず、長期的な使 用を見込んでいることがわかりました。 (7)費用の財源(スライド 19) いずれの自治体も、公費、または公費を含むかたちでの財源となっています。私費 が含まれている自治体では、タブレット端末の操作に慣れることを目的に、自由に使 用できることから、私費が含まれています。 9.タブレット端末等およびシステムの導入 (1)タブレット端末のOS(スライド 20) タブレット端末のOSには、アップル社の iOS、グーグル社の Android、マイクロ ソフト社製の Windows の3種類があります。3種のOSにはそれぞれ長所短所があり ます。 評価項目、アップデートは、OSの陳腐化の速さについて評価をしています。陳腐 化が早いと、最新のOSに更新できず、新しく出てくるウイルスへの守りが弱くなり ます。 ソフトの安全性は、ウイル スが仕込まれている可能性が あるソフトが出回りやすいか どうかを評価しています。 iOSのソフトは、アップル 社が運営しているアップルス トアの厳しい審査を合格した ソフトのみが一般的に公開さ れます。このことから、一般 的に iOSにはウイルス対策 が不要といわれるまでの根拠 のひとつとなっています。 秦野市議会では表のような評価を行い、iOSが最もウイルス対策が容易であること から、アップル社製の iOSを選定しました。 (2)通信方法(スライド 21) 通信方法について、長所短所をあげて、検討を行いました。 秦野市の場合、タブレット端末の活用について、資料共有以外に行政視察や会派視 察の際にも使用することを考えていました。

(6)

5 を構築するための工事に相当の金額がかかることが考えられました。本庁舎は築 45 年を経過しており、工事を行っても、場合によっては建て替えが行われる可能性があ ります。また、庁舎内でも自由に Wi-Fi を使用するには、Wi-Fi ルーターが必要とな り、通信契約が必要となります。 これらのことから、Cellular モデルを選定いたしました。 (3)契約通信回線(スライド 22) Cellular モデルのタブレット端末導入が決まったので、その通信回線業者の選定を 行いました。 通信回線業者には、MNO、移動体通信事業者と、MVNO、仮想移動体通信事業 者に分けることができます。MN Oは、わかりやすくいうと自前で 通信施設を有している会社で、具 体的には、NTT ドコモ、KDDI、ソ フトバンクなどがあります。一方、 MVNOは、自前の通信施設を持 っておらず、MNOが持っている 施設を借りて通信回線を提供して いる会社です。 長所短所については、表のとお りです。 費用で考えれば、MVNOの方 がMNOより安いですが、共有データの確認やインターネットでの調べごとの際に、 安定した通信が行えることを最重要ポイントと考え、時おり行われるMNOのキャン ペーンなどを活用したかたちで契約することでコスト削減を行った上で、MNOの提 供する通信回線を選択することといたしました。 (4)タブレット端末の機種選定(スライド 23) iOS、Cellular モデル、MNOの3点を満たすタブレット端末として、3機種が 候補にあがりました。秦野市議会での議員平均年齢が 62.9 歳であることから、画面が 大きく、端末自体の重量が軽い iPad Air2を選定しました。 秦野市では、資料やインターネットの閲覧は目的のひとつですが、タブレット端末 による資料作成は画面が小さく、文書作成のキーボードなどとの接続が必要であるこ とから、難しいと考えています。 また、iPad Air2は、MNO3社とも実質無料キャンペーンを行っていることもあ ったので、費用も抑えることができると考えられた点も、iPad Air2を選定するにあ たっての大きなポイントとなっています。

(7)

6 (5)データ共有方法(スライド 24) 主に考えられる手法が表に 示す3点です。それぞれの長 所短所を検討した結果、クラ ウドによる手法でのデータ共 有を行うこととしました。 (6)データ共有システムの 選定(スライド 25) 先進地で導入されている Side Books、More NOTE にA WPを加えて、検討を行いま した。 その結果、秦野市が必要と している性能を満たしており、イニシャルコスト、ランニングコストともに優れてい る More NOTE の導入を決定しました。 また、導入にあたっては、先進地の調査でもあったように、タブレット端末の導入 効果を高めるため、執行部も同時に導入しました。秦野市執行部においてもタブレッ ト端末の導入を検討している状況だったので、効率化効果を最大限まで高めるため、 執行部と調整しながら同時に導入することとなりました。また、契約も、スケールメ リットを出すことによって、単価を下げられると考えられたので、契約を1本にまと め、秦野市でのタブレット端末導入のきっかけを作った議会側ですべての契約事務を 行いました。 (7)費用の財源(スライド 26) 秦野市では、議員の平均年齢が 62.9 歳と比較的高齢であり、タブレット端末やパソ コンなどに今まで触れてきたことのない議員がいます。 そこで、政務活動や私的な利用があまり考えられないこと、タブレット端末および 会議システムは開かれた議会として議場に設置するスクリーンおよびプロジェクター と連動させることによる視覚効果を発揮させることを第一目標としていることから、 当分の間は習熟期間として全額公費で支出することとなりました。 10.勉強会・研修会の実施(スライド 27、28) 議員によっては、タブレット端末に触れたことがなく、導入するか否か判断できな いことがありましたので、タブレット端末の操作勉強会を開催しました。ほとんどの 議員が参加し、2人に1台の割合で実際にタブレット端末に触って、28 年度予算作成 にあたっての参考にしました。 タブレット端末の配付およびスクリーンの設置が完了し、一体的な運用を開始する 9月定例会に向けて、実際の議場でタブレット端末およびスクリーンを使用した研修

(8)

7 を行いました。研修は、more NOTE の販売会社である富士ソフトに委託して実施しま した。 11.今後の課題・展望 秦野市議会では委員会中心主義ということで、常任委員会のインターネット配信で、 本会議と同様に、市民が委員会中継を視聴できる環境をつくる必要があります。 また、質疑の様子をわかりやすくするために、理事者と議員が対面式で活発的な質 疑が行えるような環境構築等が求められます。 どのような導入をするか、必要性があるか等について、検討を行っています。

質疑応答

質問 タブレット端末に書き込みはできるか 逗子市議会に見に行った時に、書き込みができるかどうかが大きな議題になってい ましたが、書き込みはできますか。 回答 検討した3つのデータ共有システムとも書き込みはできます。 共有画面で「見てくださいね」という際に書き込みは有効だと思いますが、何かメ モを取る際には、別途メモ用紙を用意して書き込んだほうがスムーズにできるようで す。逗子市や寒川町を視察した際に、どういうふうに運用をされているかを拝見しま したが、逗子市でも紙にメモを取っていました。 書き込みについては、あまり重きを置いていなかったということがあります。 質問 資料のペーパーレス化は 資料のペーパーレスにはあまり踏み込んでいないのですか。 回答 副次効果としてペーパーレスも必要とは考えていますが、インターネットの政策情 報収集や一般の市民の方に見ていただく際に情報を共有することが第一目的で、ペー パーレスはあくまでも副次的効果と考えています。 質問 予めデータを議会局に提出するのか 横浜市議会では、スクリーンを使うためには委員会の2日程前に、その資料を議会 局にデータで送らなくてなりません。議会局職員が、順番も含めて何回も確認に来ま す。秦野市ではどういうふうになっているのですか。 回答 秦野市でもデータを1日前に提出してもらい、クラウドに移行して共有システムに 載せています。

(9)

8 並び順を当日になって変えたいということもあるので、議事課は大変ですが、しょ うがないですね。みなさん、質問の構成で、一晩寝たら変わっちゃうということがあ りますので。基本的には、データは早めに出してもらいますが、写真を変えたいとか 削除したいという要望には対応していくようにしています。 質問 操作をするのは誰か 議場で、議員がこの資料を使う時に、その操作は本人がやるのですか。質問時にス ライドを使う時は、議員が「じゃあ、映してください」と議会局に頼むのですか。 自分でできない人は議会局にお願いするんですか。 最初の準備やスタートは議会局がやるのですか。 回答 基本的には、タブレット端末が置いてあるところに議員が行って表示するというこ とを9月議会では行いましたが、なかなか共有場面に行きつくことができず、議事が 滞ることがありました。その点は改善点として課題になっています。 議員が自分でタブレット端末を動かします。登壇する場合は、自分でタブレット端 末を持っていき、自席で行う二次質問の場合には自席でタブレット端末を操作します。 自分でできない人の場合は、事務局が行います。その場合は、資料が数枚です。 スライドの枚数が多くなると、議員自身が質問しながら操作しないと、そのたびに 質問が途切れることになるので、多くの議員は自分で操作しました。写真やデータが ありすぎると、自分でやらないと時間もかかるし、作業の間に数秒時間が過ぎてしま います。 質問 百聞は一見に如かずだが 言葉で説明するより、百聞は一見に如かずだから、映像で見たほうがわかりやすい と思いますが、その点はどうですか。 回答 ちょっと特徴的な例を紹介すると、ある議員が、水無川の左側が桜で右側が緑葉樹 という現状の写真を見せて、次に右側にも桜を植えた場合の写真を見せ、右側にも桜 を植えたらどうかという質問をしました。非常にイメージしやすいスライドでした。 質問 誰がスライドを作るのか スライドは議員が作るんですよね。それだけの技術を持っている議員じゃないとで きないということですね。 議員自身が作ったワードなどの文書や写真などを、あらかじめ決められた期日まで に事務局に持って行き、こういう順番で出したいからお願いしますと依頼。それを事 務局がクラウドに載せられるようにする。質問の際には、議員がしゃべりながら自分 でタブレット端末を操作するという流れですね。

(10)

9 回答 そのとおりです。 質問 スライドのペーパーは配付されるのか スライドを印刷して配付するのですか。 回答 スライドのペーパーはありません。 基本的には、データはクラウドの中に入れておいて、作ったものを議員がタブレッ ト上で見ることができるので、これでいいか悪いかを確認します。事務局に来なくて も、自宅でも確認ができるようになっています。 質問 画面の主導権は誰が握るのか 画面の切り替えは誰が行うのですか。 回答 データをおいてあるところまで全員の議員が行けば、同期をかけた瞬間にその表示 がされるようになっています。同じ土俵のところに行っていないと全く違う場面にな ってしまいます。そこまでの行き方については、研修や事前の個別の相談などで、ど うやって操作するかをあらかじめレクチャーして、みんなが同じ画面を見られるよう にしています。ある程度のところまでいかないと自動的には同期しないことになって います。 質問 ちょっと前が見たいという時には 同期して同じ画面が出て、質問者が動かしたら、みんなの画面が動くわけですよね。 ちょっと前の方が見たいよということは、勝手にできないということですか。 回答 議員の判断で、前のスライドをもう一回表示したいということであれば、戻ること はできます。 質問者以外が別の場面を見ることもできます。同期画面では、操作するタブレット の画面には顔のマーク、操作しないタブレットの画面には耳のマークが出ています。 耳のマークを触れると同期が解除され、自分だけのタブレットの操作ができます。操 作する側のタブレットを動かしても、耳のマークを触って同期を解除していると、同 期はされません。同期を解除すれば、別のフォルダーにいって他のところをみること ができます。 質問 始まるまでは同期を拘束するようなシステムにならないのか 同期に行くまでが大変だという話がありましたが、初めはとにかく同期そのものを 拘束しておいて、ここから始まるよというふうになれば、みんな同じところから出発

(11)

10 できるんじゃないかと思うのですが、なぜそれぞれの操作で同期まで持っていくとい うふうにしたのですか。始まるまでは同期を拘束するようなシステムにならないので しょうか。 回答 一括して最初から管理して同期化するということはできません。ログインして、暗 証番号を入れると、一番上の階層に、議会共通、執行部、テストフォルダーというフ ォルダーがあって、だれかが違うフォルダーを操作していても、ここまでは引っ張ら れません。例えばテストフォルダーを押すと、そこでようやく引っ張られて同期化で きるようになります。なので、一番目の階層のどこかまでの作業は、議員自身に行っ てもらう必要があるということで、説明して、研修を行っています。 質問 研修は必要か 研修を行わなければならないんですか。勉強会や研修会というのは大変ですか。 回答 研修を行わなければわからない議員がいるということです。 9月議会では、スライドを使う議員に個別レクチャーを前日に行い、一人ずつリハ ーサルをやりました。 今は、会派ごとの個別研修をやって、概ね終わりかと考えています。 定例会などでの引用方法ががらりと変わった際には、また全体研修が必要かと思い ますが、ちょっとまだタブレットを触りたくないなという議員や、まだ紙がないと不 安という議員を対象に、個別に研修や相談に応じたりしています。 質問 議事録は 議事録はどうなるんですか。会議録には写真やデータは普通ないですよね。 インターネット中継の時は、本人とスクリーン画面を切り替えて映していると思い ますが、文字になった時には、スライドは引用のようなかたちでも出ないわけですか。 回答 議事録には、スライドは載りません。 議員にお願いしているのは、「これ見てください」だけだと画面を見ないとわからな いので、「この写真はこういうものです」と言葉で補足するようお願いしています。 会議録にそういう引用を載せられないのか、法的にどうなのかが、今、研究課題に なっています。いずれはそういう方向になってもおかしくはないと思います。 質問 実際に何人の議員が使ったのか 9月議会は、何人の議員が使いましたか。 回答 一般質問を行った 15 名のうち 10 名の方が使いました。12 月定例会にもやりたいと

(12)

11 いう人や、新たに挑戦してみたいという議員もいます。 質問 タブレット端末は 1 人1台か、保管はどうしているのか タブレット端末は、2人に1つですか。また、保管はどうしているのですか。議員 に渡しているのですか。貸与のようなかたちですか。 回答 1人1台です。議員は日常的に持っています。手帳と一緒です。貸与です。 人によっては、本会議では使わないけれど、カメラ機能は使って、視察時に写真を 撮って、メールで事務局に送ってくる議員もいます。人それぞれ、使い方はいろいろ です。 事務局体制が相当整わないと難しく、事務局の手間は相当あります。議員 24 人 24 通りで、相当優れている方もいて、こっちが教えを乞うような人もいますが、そうで ない方が圧倒的に多いです。温度差があるので、議会局の庶務と議事担当が協力して やらないと対応しきれません。 質問 使用制限は それぞれの端末は各議員が自由に、手帳と同じように活用できるということですが、 活用制限についてはどうですか。普通の iPad と同じように、さまざまなことができる のですか。 回答 使用基準を専門部会で制定しており、その中で、こういう使い方をしてください、 こういう使い方はやめてくださいということを決めています。(「秦野市議会タブレッ ト端末機及び文書共有システム使用基準」参照) 例えば、第6条ではこういうことに気を付けてくださいという順守事項を、第7条 ではこういう使い方はやめてくださいという禁止事項を決めています。タブレットで ゲームもできますが、それは当然やめてくださいという話になります。 最初は、麻薬や暴力、ギャンブルなどのサイトにフィルターをかけて見えないサイ トを作ったらどうかというのも話し合いましたが、一般質問の際に、たとえば子ども が麻薬に手を出してしまった事件などを調べる際に、フィルターにひっかかって調べ られなくなってしまうことも当然考えられたので、フィルターなどの機能的な制限は やめにしました。 全議員の同意のもとで基準を作って、あとは議員の良心のもとで使うというかたち で、実際の運用を行っています。 質問 市民の反応は 市民の反応がけっこういいという話があったが、実際9月議会の傍聴者の反応はど うでしたか。

(13)

12 回答 40 名ぐらいの方が傍聴に来て、画面が大きくてわかりやすいということで、実際に 見て驚かれていました。 インターネットでも中継したのですが、それを見た市民からも、いままでは言葉だ けでよくわからなかったんだけどよくわかったという反応が、その本会議中にありま した。 質問 一般質問以外は 一般質問の場合は今までの話でわかりましたが、議案関連の質問などの時にはどう なっていますか。傍聴席にいると、議会用語が難しくてよくわからないので、議題名 などをスクリーンに出したりしないのですか。議事日程のどこが今やられているのか がわかるようになっているのですか。 横浜市では、傍聴者にはペーパーで議事内容を渡しています。しかし、項目ごとに まとめて採決したりしているので、余計に何をやっているのかがわからないですよね。 小中学生も議場見学に来たりするので、傍聴者が、今、何をやっているかがわかるよ うにするためにも、スクリーンで表示できればいいと思いますが。 また、本会議場以外で行う予算や決算特別委員会などでの導入は考えていませんか。 回答 事前に準備が必要なので、基本的には補足説明を出すのはなかなか難しいです。事 前に議員が、「これを使いたいから拡大してやりたいよ」ということであれば、用意し て表示することは可能だとは思います。 実際に表示をしているのは、こ ういうかたちです(写真右)。 一般質問または代表質問のこま かい質問項目をいっぺんに載せよ うとすると文字が小さくなって、 全く見えなくなってしまいます。 苦肉の策で、9月議会では、議員 の質問の場合は、顔写真と名前を 出しました。文字の表記の仕方が 今後改善できるようであれば、質 問項目もうまく表示できるように はなるのかと思います。 秦野市も、傍聴者には紙の一覧表を渡しています。最初、スクリーンに項目がすべ て載るように出してみたのですが、やっぱり文字が小さくなってわからないので、題 目だけを見せようということになりました。これだけでも、突然入って来た人が、今 何をやっているかがわかりやすくなったということで、工夫はしています。こういっ

(14)

13 たことについても回を重ねるごとに改善されるかと思います。 本会議場以外での活用は、まだ考えていません。取りあえずは本会議場でこういう ものを使うということで始めました。 ただ、議員みんながタブレット端末を持っているので、委員会などにもタブレット 端末を持ち込んで、いろんな過去の議事録などの資料を見ることができるようにはな っているので、いままでとは違った対応の仕方が多少はできるのではないかと思いま す。検索機能もあるので、それをやれば早くできるのかなと思います。執行部も議員 もタブレット端末に慣れて、違った活用の仕方を見出していく必要があるかと思いま す。 質問 費用は スクリーンは設置、タブレットも無料。初年度経費が一番高いと思いますが、毎年、 運営費としてかかるのはどれくらいですか。 回答 スクリーンとプロジェクターは購入です。 毎年かかる経費としては、タブレットとクラウドのシステム代で、120、30 万円く らいです。 質問 事務局体制は ICT関係の部署の職員がいないと、相当大変だなと思いますが、実務的な問題と してどうですか。 回答 1人か2人担当職員がいないと対応ができません。 実際に6月にタブレットを導入して、9月から使用するという時に、全くわからな いという議員がいる中で、ギリギリまで議員と調整をしながらやっていました。それ がいままでとは違う仕事になり、それに対しての時間をつくらなくてはいけないとい うことで、職員にとっては大変でした。 定例会の時だけの仕事にはならないと思うので、次に向かってどういう改善をして いくかということを検討していかなくてはなりません。ICT化専属の職員がいた方 が流しやすいのかなと思います。 質問 配付された資料をすべて入れるのか 配付された資料はすべてタブレット端末に入れるのですか。入れるものと入れない ものをどのように選定しているのですか。 だんだん慣れてくれば、議案書もこの中に入れるということもありますか。 回答 基本的に議員に渡しているもので、計画書類などは議員の方に入れています。

(15)

14 情報提供として、例えば記者発表は共通フォルダーにというように、1番目に議会、 2番目に共通、3番目に執行部の情報が入れてあります。執行部の情報は、議員は見 られず、議員が見れるのは1番と2番が共通です。共通は執行部も見られて、その中 に記者会見や連絡、政策会議の紹介、各種計画などをすべて載せています。 計画書はホームページと同じものを載せています。 議員連絡会の記録などは公開していないので、ホームページでは見られませんが、 タブレット端末では見られます。 秦野市の予算書は見開きで、A3サイズです。タブレットはA4サイズで、A3を 入れても見づらくなるので、将来的に進んだとしても予算書の形式が変わらない限り は、予算書は紙しかないというのはあります。 質問:議員との連絡にも使っているのか ファックスで連絡も行っているという話でしたが、タブレット端末のフォルダーや メールを使って連絡を取るという使い方はしているのですか。 回答 情報提供の方法としては、順次メールにするように議員にお願いはしていますが、 なかなか難しい議員もいるので、個別研修等を行っています。職員等の慶弔連絡も基 本はメールでやっていますが、メールができない議員には特別対応としてファックス で連絡をしています。 11 月 16 日に行ったICT部会では、計画書は、今まで全議員に配付しましたが、 もういいでしょうということで、会派に1冊ずつ配付することにまとまりました。そ ういう点で副次的効果のペーパーレスというのも進んでいます。 質問 フォルダーを自分で作ることはできるのか フォルダーを自分で作ることはできるのですか。たとえば、いろんな新聞記事など をフォルダーに入れておいて、議場で見ながら、資料として使いたいというような場 合には、フォルダーを作ることはできるんですか。 クラウドの中に入れて、共通で見られるようにしてほしいという場合は、議会局に お願いして載せてもらうことになりますか。 回答 クラウドは共有して見るということになるので、クラウド内では、自分用のフォル ダーを作ることはできませんが、タブレット端末に入っているハードディスクに入れ るということはできます。 共有して見たいということであれば、クラウドに載せればできますが、自分だけ見 たいということであれば、クラウド上に載せるのではなくて、タブレット端末の自分 のフォルダーの中に入れて見てもらうことになります。議場でみんなに見てもらいた いということであれば、クラウドの中に入れないと見れません。

(16)

15 クラウド入れるには、議会事務局の方にそのデータを提出することになります。そ の際に、例えば今、新聞記事を資料にという話でしたが、資料だとかまわないと思い ますが、こういうところにアップするということになると、著作権の問題などもあり ます。地方公共団体が出している資料であれば問題はないと思いますが、新聞記事や 書籍、ホームページになると著作権の問題になってしまいます。議員自身でアップし て自分で見られるようにするという体裁はとっていません。少なくとも、公開するも のに関しては、事務局を一旦通るかたちにしています。 左:議員の議席にある ルーターとタブレット端末 下:プロジェクターの脇で質問する議員。

(17)

16

ICT化推進に取り組む秦野市議会を視察して

市民にとって質問内容を分かりやすくするための大きな一歩 荒木 由美子 9月の一般質問から、議場に大型スクリーンを掲げ、写真や表などを映してより質 問が分かりやすくなるよう取り組みを始めたということで、秦野市議会に伺い、それ らを取り入れた経緯や、かかった費用等についてお聞きしました。 大型スクリーンを使うことにより、説明することが簡単になり、傍聴していた市民 からも分かりやすくなったという感想が届いたということで、その効果が大きいこと がよくわかりました。 議場で操作をするのは議員本人であること、できない場合は議会事務局に頼んでも よい、操作方法について事前に議員のための研修会を開くなど、できることから初め て、結果的に 15 人の一般質問者のうち 10 人がスクリーンを使ったというのは、まさ にこの方法を取り入れたことでの大きな一歩であったと思いました。 横浜市議会では、予算決算特別委員会での局別審査のみスライドが使えますが、本 会議場ではまだそのシステムはありません。しかし、現状でもスクリーンを設置し、 議員本人が操作することは可能です。そのための予算と議員全員にパソコン等を持た せて、その使用方法などを決めれば、今からでもできることです。 横浜市議会基本条例の理念として掲げている「市会に開かれた議会」であることを 実践するためにも、より市民に分かりやすい方法を探求することは必要です。 その点からも、秦野市議会での一般質問から大型スクリーンを使って、質問者の名 前や、質問の大項目などを映し出すことで、より分かりやすくなるよう工夫している ことは、私たちも学ぶべきことだと思いました。 まずは、議場に大型スクリーンを設置し、特別委員会と同様に写真等を映し出せる ようにし、その次には、ペーパーレス化に向け、iPad などを使っていくように、段階 を踏んで、その実現に向けて取り組みたいと痛切に思いました。 傍聴者や市民にとって分かりやすい議場のあり方を目指して 古谷やすひこ 一般の市民が議会をみるという時、本会議場の傍聴席で傍聴したり、インターネッ トでの中継で見ることがありますが、その際に「いったい、いま何の議論を行ってい るのか」が分かりづらいことが多いです。また、質問をする際に、言葉だけでなく、 絵や写真・グラフなどで視覚的に表現することで、より分かりやすい質問となると思 われます。しかし、今の横浜市会では、ようやく特別委員会で資料のスクリーン表示 が始まったところです。 そんな中、県内で初めてタブレットと連動して大型スクリーンの議場への導入が行 われた秦野市議会へ行って、実際にその運用方法などを見てきました。

(18)

17 一言で言って、費用面でも、導入方法でも、無理なくできるやり方で、かつ導入効 果が高いと感じました。費用は、タブレット端末の使用料などと 150 型スクリーン・ プロジェクターのみ。方法も、タブレット端末を使って議員が質問内容や資料を公に 提示し、それをスクリーンで映し出すのみです。 横浜市会でも、タブレット導入についてさまざま議論をして、12 月議会から議運の 理事のみにタブレット端末を支給して試行が始まりますが、その視点は、情報伝達や ペーパーレス化を目指した資料提供の観点です。この議論が始まると、どこまでの資 料をペーパーレス化するか、紙の資料を全部なくすのかなど、なかなか難しい議論に なります。 しかし、そういう議論は一旦置いておいて、今回、秦野市議会で行っているような 開かれた議会を目指すために、議員が提示する資料を傍聴者も見ることができるよう にしたり、傍聴者にとってより分かりやすい議会運営にするという観点は、横浜でも 改善が必要な観点だと思いました。 さらには、この問題だけでなく、もっともっと横浜市会を市民にとって開かれた議 会にするために、改革が必要です。そのための努力がひとり一人の議員にも問われて いると思います。 秦野市議会を視察して かわじ 民夫 本会議や特別委員会の発言で、地域の支持者や運動団体の人たちに傍聴に来てもら えると嬉しくなる。しかし、「審議の内容がわからなかった」との声は珍しくない。応 援団に限らず、審議内容を一般市民や議場議員に、正しく分かりやすく伝えることは、 議員や議会の務めであり責任だ。横浜市会でも、予算・決算特別委員会の局別審査で はプロジェクターが使えるようになった。図表やグラフ、写真を使った説明は非常に 分かりやすくなり、私も活用している。 秦野市議会では、本会議場に大型スクリーンが設置され、傍聴席からもよく見える 配置になっていた。各議員席にもタブレット端末が設置され、大型スクリーンと連動 して放映されるとのこと。これなら、登壇議員の発言内容は、正しくいっそう分かり やすく伝えられるものだ。議席に設置された端末は各議員に貸与され、議員各自の情 報収集・データ編集や活用も許可されている。議席では、端末を操作して、データを 戻してみることも可能(配布資料の自由閲覧に相当)。「スクリーンもタブレットも好 評です」「ペーパーレスの副次的効果もあります」と議会局職員は話していた。大いに 学ぶべきだ。 秦野市議会では市民に開かれた議会を目指し、築 40 年の市庁舎の議場に機器を設置 したもの。横浜市でも、さらに市民に審議内容が分かりやすく、開かれた議会運営に していきたいものだ。

(19)

18 市民目線で、議会の前進を みわ智恵美 議場にある大型スクリーン。議会からの市民へのアピール力の効果が抜群だと感じ たのは、傍聴席からしっかりとスクリーンが見えること。このスクリーンに投影され ている映像が、ネットでも見えるということ。 ただ、手元で自分が操作するのは、分かりやすいが、慣れないと難しいかなと思っ た。 そして、一般質問が誰でもできる状況が何よりすばらしいと思った。 議場の調査でわかったのが、特別傍聴席の存在。子どもを連れての議会傍聴は、横 浜市会ではまだできないのが残念なところなので、ぜひとも横浜市会にも特別傍聴席 の創設をと、思った。議場の議員の顔も市長の顔もよく見えるので、良かった。 スクリーンの設置についても、議員に渡されるタブレット端末についても、議会事 務局がよく調査をしており、納得がいった。また、安価で設置が可能ということが分 かり、驚いた。 ぜひ、横浜市会でも、質問の分かりやすさと議会が市民にとって面白くなるために も、導入が必要だと思った。 秦野市の取り組みを視察して 北谷 まり 秦野市議会では議会改革の中で、2016 年から全議員にタブレット端末を配付し、本 会議場に大型スクリーンを設置したとのことで、視察に行ってきました。 秦野駅から市役所までの間には、市立小学校の隣に市立幼稚園があり、幼稚園と小 学校が一緒にあるのは、良い環境だなと思いました。東京でも、区立幼稚園と区立小 学校が隣合わせという環境があるので、横浜でも同様の環境がほしいと、これまで思 ってきておりました。 本会議場で席に座り、スクリーンを見ながら職員から説明を聞きましたが、手元の 印刷物だけで説明を聞くより、スクリーンを見ながらの方が立体的に話を聞くことが できると思いました。 市議会が市民に重要な存在でありながら、市民が身近に感じられないのは、「わかり にくい」ことが一因だと思います。市民・傍聴者にとっては、大型スクリーンがある だけでも、「わかりやすい」議会になると感じました。

(20)
(21)
(22)
(23)
(24)
(25)
(26)
(27)
(28)
(29)
(30)
(31)
(32)
(33)
(34)
(35)
(36)
(37)
(38)

参照

関連したドキュメント

えて リア 会を設 したのです そして、 リア で 会を開 して、そこに 者を 込 ような仕 けをしました そして 会を必 開 して、オブザーバーにも必 の けをし ます

界のキャップ&トレード制度の最新動 向や国際炭素市場の今後の展望につい て、加盟メンバーや国内外の専門家と 議論しました。また、2011

父親が入会されることも多くなっています。月に 1 回の頻度で、交流会を SEED テラスに

私たちは、行政や企業だけではできない新しい価値観にもとづいた行動や新しい社会的取り

なお、具体的な事項などにつきましては、技術検討会において引き続き検討してまいりま

○菊地会長 では、そのほか 、委員の皆様から 御意見等ありまし たらお願いいたし

あった︒しかし︑それは︑すでに職業 9

〇齋藤会長代理 ありがとうございました。.