2018 年 3 月 30 日 JICA スリランカ事務所
ボランティア赴任前留意事項
■青年海外協力隊(長期)
■青年海外協力隊(短期)
■シニア海外ボランティア(長期)
■シニア海外ボランティア(短期)
□ 日系社会青年ボランティア
□ 日系社会シニア・ボランティア
※本資料に記載の情報は、作成日現在のものであり、その後状況が変化している場合があります。 記載内容については正確を期していますが、万が一誤りがあった場合にはJICAは責任を負いか ねますのでご了承ください。 ※本資料はJICAボランティアを対象としたものであり、その他の方には該当しない情報も含ま れている可能性があることをご承知おきください。目次
1. 携行荷物について (1) 赴任時に必ず持参するもの 2. 別送荷物について (1)アナカン・郵送等の利用について (2)通関情報について 3. 通信状況について (1)パソコンの普及状況(現地で購入可能なPCの機種・価格、プロバイダ、E-mail の 利用状況など) (2)固定電話、携帯電話の普及状況 4. 現金の持ち込み等について (1)現金持込にかかる注意 (2)両替状況 (3)赴任時に用意することが望ましい金額について 5. 治安状況について 6. 交通事情について 7. 医療事情について 8. 蚊帳について *マラリア・デング熱汚染地域のみ (1) 蚊帳の要否、現地での購入可能か否か 9. 問合わせ先 10. 運転免許証について(シニア海外ボランティア/日系社会シニア・ボランティア) (1)運転免許証について(本邦、国際免許証携行の要否)(1) 赴任時に必ず持参するもの
・スーツ+ネクタイ等、公式の場で着用する衣服 ・医薬品(各自必要と思われるもの、常用薬) ・国際協力協会 新総合ハンドブック
・Health & Medical Record 、または、ワクチンレコード ・JICA ボランティア・ハンドブック ・パスポート、航空券、現金 ・スリランカに荷物を別送した人は梱包明細書 ・衣類等 *日本から送付した荷物の引き取りが終わるまで日数がかかるので、携行荷物には 到着当初 4 週間程度(タミル語で活動するボランティアは 6 週間程度)の間に必要 なものを持参する。 *品質等にこだわらなければ、生活に必要なほとんどの物は現地で購入可能です。 2.別送荷物について (1)アナカン・郵送等の利用について ・日本からは船便で 2~3 カ月程度、SAL 便で 3 週間程度、EMS は 3 日程度で荷物を郵送す ることが可能です。アナカンはスリランカ到着後の手続きに時間がかかり割高になること から、お勧めしません。 (2) 通関情報について ・ 任国赴任時前に JICA スリランカ事務所気付で送るか、任地赴任後に自宅へ送ることが出来 ます。 ・関税がかかる場合があります。 ・荷物の到着後、免税手続きや事務所への配送等に時間がかかることがあります。 ・関税がかかった場合は郵便局から連絡があり、連絡より 5 日を過ぎて引き取りのない場 合は、保管料がかかりますので留意ください。免税手続きに時間がかかる場合も同様です。 ・皆さんの任国到着前に荷物が到着すると、通関手続きができませんので、荷物は必ず皆 さんの任国到着日以降に到着するよう送付してください。なお、JICA 事務所 宛に荷物を 送った場合は、コロンボから任地までの荷物の移動は各自で行っていただきますのでご了 承ください。 ・スリランカ事務所では免税手続等を専門の代行業者を利用しており、業者へは荷物受取 人が手数料を支払う必要があります。 JICA 事務所気付の荷物宛名: Mr./Ms. ---(←自分の名前をアルファベットで表記) C/O JICA Sri Lanka Office, DHPL Building 10th Floor,
3.通信状況について (1)パソコンの普及状況(現地で購入可能なPCの機種・価格、プロバイダ、E-mail の 利用状況など) ・コンピュータは当地で購入可能ですが、機種は限られていて日本よりも高価です。また、 現地で購入するパソコンは英語OSのみで、日本語ソフトの購入も不可能ですので、日本語 OSや日本語ソフトが必要な場合は、日本からコンピュータを持参してください。なお、各 種提出書類の作成を考慮し、任地に持参するコンピュータはマイクロソフトオフィスのイ ンストールされたものを推奨します。 ・インターネットについては、複数のインターネットプロバイダーがあり、月額契約料250 (E-mailのみ)から3,000ルピー程度で各種サービスが提供されています。通信速度は地域 や契約の種類によって異なります。一般的には通信速度は、動画ストリーミングが可能な くらいの速さです。 ・ボランティアの多くは各自で無線携帯モデムを契約しインターネットを利用しています。 ほとんどの場合 3G でインターネットに接続します。契約のその日から使用可能です。スマ ートフォンやタブレットを使用しているボランティアも多数います。 (2)固定電話、携帯電話の普及状況 ・スリランカでは GSM 方式の携帯電話が普及しており、非常時の連絡用に事務所からボラ ンティアに携帯電話を貸与しています。日本から SIM フリーの携帯電話や Wifi ルーターを 持参し、スリランカの携帯電話会社の SIM カードを差し込むことによっても使用可能です。 4.現金の持ち込み等について (1)現金持込にかかる注意 ・入国に際し,1万5千米ドル相当額以上の外貨を持ち込む場合には申告が義務づけられ ています。また,出国に際し,5千米ドル相当額以上の外貨を持ち出す場合にも申告が必 要です。現地通貨(スリランカ・ルピー)については,外国人は一切の持出し・持込みが 禁止されています。 ・日本からスリランカへ入国するにあたり,1万5千米ドル相当額以上の外貨等を持ち込 む場合には,あらかじめ日本の税関当局に対して「支払手段等の携帯輸出・輸入申告書」 を申告するとともに,スリランカ到着時に税関当局に対し適正に申告してください(空港 到着時,税関検査場手前に税関の「Number 01 Officer」のカウンターがあるので,一般の 税関検査場へ入る前に申告してください)。 ・外貨申告で不明な点がある場合には,スリランカもしくは日本の税関にお問い合わせく ださい。 (2)両替状況 ・外貨の両替は,空港,銀行,ホテル,街中の両替商で可能ですが,トラベラーズ・チェ ックはほとんど使用できません。また,許可された場所以外での外貨両替は違法行為とさ れています。宝石店等では米ドルで購入できる場合もありますが,これは厳密には法律違 反になりますので注意してください。 (3) 赴任時に用意することが望ましい金額について
持参してください。 5.治安状況について スリランカでは政府軍と反政府組織 LTTE との間で約 25 年続いた内戦が 2009 年 5 月に終 結しました。LTTE によるテロの脅威はほとんどなくなりましたが、宗教・民族間の対立が 残っている事、一般犯罪も多発していることから常に安全意識を高く持つことが必要です。 日常生活においても、安全に関する情報には常に留意する必要があります。スリランカ 事務所では携帯電話を全 JICA 関係者に貸与しており、事務所から SMS(ショートメッセー ジサービス)や E-mail で定期的に安全対策情報を提供しています。詳細については、赴任 後オリエンテーション時に説明します。 6.交通事情について ボランティアの皆さんが日常で利用する交通手段にはバス、タクシー、3 輪タクシー、 運転手付きレンタカー、自転車等があります。 現在、JICA スリランカ事務所ではボランティアの単車(バイク)の運転、乗車(二人乗 り)は禁止しており、事務所からの単車貸与は実施していません。 一方で、自転車利用の申請は任地赴任後より受け付けています。詳細は赴任後オリエン テーションにて説明します。 7.医療事情について スリランカの医療環境は地域や医療施設によって異なりますが、最大都市コロンボにあ る私立病院は比較的医療サービスが充実しており、開業時間内であれば、ほとんどの検査 や基本的な治療をうけることが可能です。コロンボ以外の地方には私立病院は少なく、公 立病院やメディカルセンターに頼らなければならない地域もあり、コロンボの医療機関レ ベルと比較すると大きく差があります。 私立病院では診察、検査、処方を受ける際は全て前払い制となっており、料金を払わな ければ治療を受けることができません。万が一、入院となった場合は 3-5 万ルピー(日本 円で約 20,000 円~35,000 円)を前金で支払う必要があります。入院費は下痢等で 3 日間 入院した場合は約 5 万ルピー(日本円で約 35,000 円)、デング熱の場合は平均 1 週間から 10 日間の入院となり、入院総額は約 30 万~50 万ルピー(日本円で約 20 万円~35 万円) になります。 医療費は現金以外にクレジットカードで支払い可能です。口座開設時に発行されるデビ ットカードも利用可能ですが、一日の利用限度額があり高額な入院費支払いには利用でき ない場合もありますのでご注意ください。 スリランカでは熱帯地方特有の蚊を媒介とするデング熱が 6-8 月、12-2 月の2シーズン に流行する傾向がありますが、年間を通して発症者が報告され、死亡例もありますので、 徹底した防蚊対策が必要になります。スリランカ国内では野犬が多く、動物咬傷による狂 犬病の死者も毎年報告されています。 生活習慣病等で薬を処方されている場合は英文の薬剤情報を持参してください。国内の 医薬品流通状況は決して安定していませんので、いつでも同じ薬剤の在庫があるとは限り
ませんので、余分に持参してください。 日本のように市販薬はありません。胃薬、目薬、軟膏など日頃よく使い慣れた薬は持参 しておくといいです。 8.蚊帳について ※マラリア・デング熱汚染地域のみ (1)蚊帳の要否、現地での購入可能か否か スリランカは 2016 年にWHOよりマラリアフリー宣言がありましたので、国内での抗 マラリア予防薬の内服は不要です。他方、前述の通りデング熱に対する防蚊対策は必須で す。スリランカの住居や宿泊施設には網戸がありませんので蚊帳は必需品です。現地のス ーパーマーケット等で購入可能です。 9.問合わせ先 任国での活動に関する質問は、以下の事務所代表アドレス宛にメールでお問い合せくだ さい。 ※長期ボランティアの方からのお問い合わせは派遣前訓練が開始してから行ってくださ い。 ※活動に関わる内容以外の質問はお控えください。 JICA スリランカ事務所代表アドレス:[email protected] 10.運転免許証について(シニア海外ボランティア/日系社会シニア・ボランティア) (1)運転免許証について(本邦、国際免許証携行の要否) スリランカ及び日本は共に 1949 年にジュネーブにおいて締結された「道路交通に関する 条約(通称ジュネーブ条約)」に加盟していますが,スリランカにおいては日本で発行され た国際運転免許証を所持しているだけでは運転は出来ません。JICA 事務所として、SV 本人 による車両の運転を推奨していません。 当地の運転マナーの劣悪さです。右折レーンから右折中の車両の前に、直進レーンから 二重、三重でねじ込むように割り込んで右折してきたり、見通しの悪いカーブで大型バス が猛スピードで追い越しをかけるのは日常的です。実際、交通事故は多発しています。以 前、日本人関係者が乗車した車両が、無理な追い越しをかけてきた車両と正面衝突して、 運転手が亡くなる事故が起こっています。この事故では、日本人が乗車した車両には何の 落ち度もありませんでした。万が一の事故を起こした際は、トラブル解決をご自身で行っ ていただくことになります。バス、電車、三輪タクシー等、利用可能な交通機関は多岐に わたり、車両がなければ生活できない国ではありません。それでも車両を購入したい場合、 運転手を雇用することが望ましいです。運転手の雇用は一ヶ月あたり 2 万円~4 万円ほどが相場 です。また、車両を購入される場合は任意保険の加入を必須としています。車両評価額、年 式等にも依りますが、任意保険は年間数万円~10 万円超と高額です。日本と違い、明らか に相手側に非があっても相手側が修理代金を払うことはありません。理不尽ですが、停車 中に追突されて破損しても、自分で支払うことになります。任意保険は人身事故の補償の ために加入が義務とされています。