確認日 平成 年 月 日
① 災害前の準備
・災害に備えてのチェックリスト
・人工呼吸器の設定と回路図
・緊急支援手帳
②災害当日の行動
・災害が発生した時
③被災後3日から5日の対応
・被災後~救助されるまで
④参考資料
☆「災害に備えてのチェックリスト」(2~5ページ)を使って、事前の備え に関して、安全対策、必要物品、停電時の対応についてチェックしましょう。 ☆「人工呼吸器の設定と回路図」(6~7ページ)には、人工呼吸器の設定を記 録し、回路の接続写真を貼り付け、人工呼吸器のそばに置きましょう。 ☆「緊急支援手帳」(8~9ページ)には、必要事項を記入し、健康保険証やお 薬手帳等と一緒に保管し、非常時に持ち出せるようにしておきましょう。 作り方:8、9ページを両面印刷し、折り線のとおりやま折り、たに折りして 作成します。 ☆「地震が発生した時」(10ページ)の図をよく見て、災害発生時に落ち着い て行動できるようにしておきましょう。 ☆「被災後~救助されるまで」(11ページ)に書いている救助されるまでの間 の行動について、できることは練習し、周りの方と相談しておきましょう。 大規模な災害発生後、公的機関が機能するまでにかかる3日間をのりきれるよ うにしておきましょう。 このマニュアルは地震を想定して作成していますが、台風や水害などの災害が 予想される場合また発生時にも、このマニュアルを参考にし落ち着いて行動して ください。 ② 災害当日の行動 ③ 被災後3日から5日の対応 平成23年3月に起きた「東日本大震災」など、我が国は立て続けに地震に見舞 これまでの災害の教訓から、震災をのりきるために大切なのは、自分の身は自分 そこで下関市では、地震に対する準備の参考に「在宅神経難病患者・家族のため このマニュアルを参考にして、周りの方とも相談しながら、ご自身に合った対策 【マニュアルの使い方】 ① 災害前の準備 われています。大規模災害が起こった時、私たちはどのような行動をとればいいの か、日頃からどういう準備をしておけばいいのか、自分自身でも考え備えておく必 ④ 風水害発生時の活用 ます。 を考えていただければと思います。 要があります。 で守る「自助」が7割、地域や身近にいる人どうしが助け合う「共助」が2割、行 政による「公助」が1割と言われています。まずは、自分の身は自分で守ることを 考え準備することが必要です。 の防災対策マニュアル」を作成しました。このマニュアルは、「①災害前の準備」 「②災害当日の行動」「③被災後3日から5日までの対応」にわけて作成してい 1
場所 目的 項 目 チェック 昭和56年5月31日以前に建てられた家屋について、 耐震診断を受けていますか(P12参照) 家屋の壁、ガラスや塀などにひび割れはありません か 家屋の屋根、瓦が落ちたり崩れる心配はありません か 「雨どい」や「ます」はつまっていませんか シロアリ対策はしていますか 窓ガラス、戸棚のガラスにはフィルムが貼られていま すか 飛び散ったガラスを踏まないように、スリッパや靴が 近くにありますか 居室、寝室の家具は金具などで固定されていますか 人工呼吸器や吸引器は固定されていますか ベッド周辺に、重たい家具、家電製品はありません か ベッド周辺の重たい家具、家電製品は固定されてい ますか タンスや棚の上に重たい荷物は置いていませんか 天井やかもい、壁などに落下の恐れのある物はあり ませんか ベッド周辺に、飛び散りそうな物はありませんか ベッド周辺の高いところに物を置いていませんか 家 全 体 ・ 家 周 り 家屋の下敷き にならないよう に 割れたガラスで けがをしないよ うに 家 の 中 ・ 家 具 な ど 倒れてきた家具 等の下敷になら ないために 落ちてきた物で けがをしないよ うに
災害に備えてのチェックリスト
災害はある日突然やってきます。地震が起きた時には、倒れてくる家具や飛び散るガラ スをとっさに避けることは困難です。身を守ることはもちろん、避難経路を確保するために も、安全対策が必要です。 このチェックリストは関係するみなさんの防災意識をたかめていただくために作成しまし た。参考にし、いざという時のために事前の確認をしておきましょう。身を守るために
2 確認日 年 月 日目 的 項 目 チェック 災害発生時に避難する出口は何か所ありますか 居室、寝室は出口に近いところにありますか 出口の内側に通路の妨げになるものは置いていません か(靴、傘、傘立て、押し車など) 出口の外側に通路の妨げになるものは置いていません か(自転車、自動車、押し車、植木鉢など) 廊下など通路には転倒の恐れのある家具はありません か 廊下などの通路にある家具は固定されていますか 廊下などの通路に荷物を置いていませんか 避難所がどこか知っていますか 避難所までの避難ルートを確認できていますか 避難する際に支援してくれる援助者はいますか 保健所に在宅療養中であることの情報提供をしていま すか 出口から避難 できるために 通路を通りや すくするために すぐに避難所 に行くために 援助者の支援 を受けやすくす るために
安全に避難するために
3 確認日 年 月 日項目 品 目 置き場所 置き場所 緊急支援手帳(8、9ページ参照) 健康保険証 身体障害者手帳 特定疾患受給者証 介護保険証 お薬手帳 ラジオ 懐中電灯 乾電池 軍手 ビニール袋 ビニール手袋 ガムテープ(布製) メモ帳 筆記用具 アンビューバック 気管カニューレ 呼吸器回路 予備吸引器 予備吸引チューブ 外部バッテリー 外部バッテリーマニュアル ガーゼ アルコール綿 蒸留水 消毒液 滅菌手袋 紙おむつ 項 目 チェック 非常用持ち出し袋は準備していますか 非常用持ち出し袋は身近な所に置いていますか ※まとめられる物はひとまとめにし、防水素材のリュック等に入れてベッド周辺に置いておきま しょう。(食料品や衛生材料は3日分を目安に準備しましょう。) 品 目 非 常 用 持 出 用 品 食料品 飲料水 着替え タオル、バスタオル ティッシュ ウエットティッシュ 延長コード 文字盤 潤滑剤 スリッパ 靴 マスク 目薬 内服薬 衛 生 材 料 等 経管栄養セット 経管栄養剤 コップ(200ml) 注射器(10ml、50ml)
必要物品をすぐに持ち出すために
4 確認日 年 月 日項 目 チェック 人工呼吸器や吸引器のバッテリーは常に充電されていますか バッテリーの持続時間は確認していますか バッテリーの寿命は大丈夫ですか(定期的にチェックしていますか) 外部バッテリーは準備していますか 外部バッテリーの使用方法がわかっていますか アンビューバックはベッド周辺に置いていますか アンビューバックの作動点検はしていますか アンビューバックの使い方の練習をしていますか アンビューバックの使い方について支援者に伝えていますか 足踏み式または手動式の吸引器を準備していますか 足踏み式または手動式の吸引器の使用方法がわかっていますか ブレーカーの場所を知っていますか 人工呼吸器の設定と回路図の紙を目につくところに常備していますか エアマットのエア漏れ防止の方法を知っていますか 携帯用酸素ボンベの予備はありますか
停電がおきた時のために
5 確認日 年 月 日平成 年 月 日記入 平成 年 月 日記入 平成 年 月 日記入 種類・機種 換気モード 1回換気量 換気回数 吸気時間 感度 気道内圧下限アラーム 気道内圧上限アラーム PEEP圧 ピーク圧(参考値) 装着時間 24時間 ・ 夜間 24時間 ・ 夜間 24時間 ・ 夜間 バッテリー持続時間 (内部+外部) 酸素流量 ml/分 ml/分 ml/分 患者氏名( ) ◇気管切開による侵襲的陽圧呼吸療法(TPPV)などの詳細(設定) 在宅酸素療法
人工呼吸器と
回路の接続写真
メモ写真を貼りましょう
人工呼吸器の設定と回路図
6平成 年 月 日記入 平成 年 月 日記入 平成 年 月 日記入 種類・機種 換気モード IPAP EPAP 吸気時間 喚起回数 装着時間 24時間 ・ 夜間 24時間 ・ 夜間 24時間 ・ 夜間 バッテリー持続時間 (内部+外部) 酸素流量 ml/分 ml/分 ml/分 患者氏名( ) ◇鼻マスクによる非侵襲的陽圧呼吸療法(NPPV)などの詳細(設定) 在宅酸素療法
人工呼吸器と
回路の接続写真
写真を貼りましょう
メモ人工呼吸器の設定と回路図
7級 訪問看護ステーション かかりつけ医 急性期病院 介護支援専門員 相談支援専門員 訪問介護事業所 医療機器メーカー 消防署 電力会社 障害者手帳 常用の薬 合 併 症 ※お薬手帳参照 住 所 健康保険証 介護者氏名 ふりがな 男 ・ 女 ( 歳) 保険者 記号 番号 明・大・昭・平 年 月 日 歳 下関市 電話( ) 病 名 要介護度等 非該当・要支援・要介護( ) 障害程度区分 非該当・区分( ) 続 柄 家族等連絡先 氏 名 電話番号 ふりがな 男 ・ 女 患者氏名 生年月日 231-1446 下関保健所:担当保健師( ) その他特記事項 関係者連絡先 電話番号 名 称
わたしは日常的に医療を継続し
て受ける必要があります
災害時(緊急時)のお願い
緊急支援手帳
緊急時連絡リスト
8 (やま折り) ( やま折り ) ( たに 折り)ピーク圧 (参考値) バッテリー 持続時間 酸素流量 装着時間 PEEP圧 装着時間 換気モード 換気回数 換気回数 EPAP バッテリー 持続時間 吸気時間 換気モード 酸素流量 24時間 ・夜間 ・その他 IPAP 種類・機種 感度 気道内圧 上限アラーム 種類・機種 1回換気量 吸気時間 気道内圧 下限アラーム 吸引回数: □気管切開による侵襲的陽圧換気療法(TPPV) □在宅酸素療法 方法: 筆談 ・ 文字盤 ・ 意思伝達装置等 その他: 人工呼吸器の設定(記入日: 年 月 日) 人工呼吸器の設定(記入日: 年 月 日) 障害なし 気管カニューレ:サイズ( )㎜、製品名 呼 吸 吸 引 有 ・ 無 吸引チューブ:サイズ 24時間 ・夜間 ・その他 具体事項: 栄 養 経口 ・ 経管 人工呼吸器の場合 鼻マスクの場合 排便: 浣腸 ・ 下剤 移 動 自立 ・ 介助 自力歩行可 ・ 杖歩行 ・ 支えてもらい歩行 車いす ・ ストレッチャー 方法: 経鼻 ・ 胃ろう ・ IVH ・ その他( ) 排 泄 自立 ・ 介助 排尿: 留置カテーテル ・ 自己導尿 ・ その他( ) 医 療 処 置 な ど 障害あり 方 法 □鼻マスクによる非侵襲的陽圧換気療法(NPPV) ・ 項 目 状 態 コミュニケーション 会話 ・ その他 9 (たに折り)
患者さんの全身状態の確認(意識・呼吸・脈拍など) いつもと同じ 人工呼吸器はいつも通り動いていますか?