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HOKUGA: トレルチの「脱歴史化」モチーフの射程 : 塩濱健児氏の博士論文に寄せて

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全文

(1)

タイトル

トレルチの「脱歴史化」モチーフの射程 : 塩濱健児

氏の博士論文に寄せて

著者

小柳, 敦史; KOYANAGI, Atsushi

引用

年報新人文学(15): 136-157

発行日

2018-12-25

(2)

  

1.はじめに

北海学園大学大学院文学研究科英米文化専攻 において、ドイツの 神学者 であり 哲学者 でもあったエルンスト に、 た。 論文 は、 「「 歴史 歴史 によって 克服 する」 ――エルンスト トレルチの《 歴史主義 》についての 考察 ――」 (1) る。 て、 に、 て、 い。 て、 が、 り、 た、 め、 も、 わっていない。そこで、 新人文学 』の 紙面 り、 研究 ノート」として 塩濱氏 論文 との 対話 いたい。

の「

」モ

  

︱塩濱健児氏

博士論文

小柳

 

敦史

(3)

稿 は、 ら、 く。 お、 が、 は、 と、 い、 ば、 い。 た、 対話 という 文章 性質 み、 以下 では 敬称 省略 する。

  

2.

研究課題

について

る。 に、 て、 る。 は、 る。 2) り、 い。 た、 は、 が、 る「 チ・ き、 た。 れ、 る。 て、 されているのが 現状 である。 塩濱 博士論文 一見 したところテーマを っているように えるかもしれないが、 く、

(4)

り、 る。 り、 を、 る。 は、 ば、 い。 20年 3) 稿 は、 ん、 も、 ―。 て、 は、 し、 も、 く、 か。 は、 き、 う。 て、 チ・ う。 り、 は、 くする 仲間 いであった。 も、 は、 材料 がかりにする 必要 がある。そこで、 塩濱 本論文 第二 課題 として「 歴史 歴史 によって 克服 する」 Geschichte durch Geschichte überwinden と《 」( 1) る。 は、

(5)

る。 て、 る。 は、 り、 で、 る。 お、 Geschichte durch Geschichte überwinden い。 は「 り、 た。 て、 い。 し、 り、 る。 た、 と、 い。 る「 が、 り、 調 と、 く、 支持 したい。 に、 は、 る。 し、 が「 は、 」( 4) う。 に、 う「 と、 る「 た。 は「 の「 く、 の「

(6)

ら、 」( 5) が、 は、 冒頭 第一 課題 宣言 されていたように、 テクスト 内在的 思想研究 であり、 もっぱら「 歴史哲学的方法 る。 い。 は、 いつでも 思想研究 中心 である。だからこそ、 塩濱 堂々 と、 「トレルチ 自身 思考 スタイルとは なるが、 か。 は、 調 が、 で、 議論 整合性 明確性 われている 箇所 があり、 序章 においてすでに、その 一端 れている。

  

3.

歴史化

」の

再帰性

について

、「 る《 と「 て、 る《 と、 る。 ず、 西 る《 で、 て《 る。 て、 は、 れ、 4) て、 は「 」( Historisierung け、 う。 は「 る「 」( historisieren )、 て「 ent-” た「

(7)

Enthistorisierung/enthistorisiert す。 の「 が、 は、 もなっていることである。 塩濱 のように べる。 は、 に「 ある。つまり、 われわれの 思考 精神 はある 対象 歴史化 する 一方 で、 その 作用 によってみずからが 史化 」されるという 自己回帰的 性質 をもつのである( 25) て、 の「 は「 う、 る《 されてくる。 ら、 び《 り、 る。 で、 い。 は、 る。 は、 historisieren る。 し、 は、 に「 か。 に、 Historisierung り、 使 れ、 る。 は、 い、 か。

(8)

て、 い。 が、 も「 は、 いは 中動態的 なあり として える 適切 なのではないだろうか (5) る。 は、 を「 き、 」( 25) す。 く、 る。 に、 り、 た。 し、 6) て、 は、もっと 慎重 考察 されるべきだったのではないか。

  

4.

歴史学的方法

における「

人格性

」の

意義

く、   「 は、 の「 て、 に、 る「 」、「 」、「 る。 は、 り、 に、 る、 ついての 分析 紹介 したい。

(9)

が、 教義学的方法 であることにすでに 表現 されていることだが、 ここでいう 歴史学的方法 とは 教義学的方法 る。 が、 ば、 り、 に「 」、「 」、「 る。 は、 り、 い。 は、 ら、 て「 」( Persönlichkeit und Subjektivität は「 」( die religiöse Persönlichkeit る。 が「 る「 して 信仰 排除 するものではなく、 むしろプロテスタントの 信仰 淵源 する「 人格性 主観性 」の 公理 によっ て、 」( 32) り、 と「 」( は、 形成 参与 する 意志 責任 という 意味 められていると えるので、 Subjektivität 訳語 としては 主体性 が、 稿 で、 を「 る。 で「 と「 調 たことは 慧眼 であると える。 そ、 が、 が「 や、 た。 」、 」、「 き、

(10)

り、 ば、 は、 る。 と、 が、 り、 る「 ては、 もっと しい 研究成果 にも るべきではなかったか。 えば、 ヒュービンガーやフォークトの 論考 (7) る「 り、 と、 てしかるべき 先行研究 であると われる。 が、 る。 ば、 た「 と「 か、 る。 論文 である 「キリスト 絶対性 宗教史 (8) ではこの つの 概念 明確 区別 されている。 理解 では、 り、 る。 ば、 が、 て「 か、 う。 は、 す。 が、 に、 め、 9) ち、 は、 て「 っており、 ここにも 再帰性 められる。 歴史主義 再帰性 注目 する 塩濱 が、 歴史 きる 主体 を「

(11)

格性 」と なすことで じる 再帰的 構造 について、さらに 詳細 研究 めることを 期待 したい。

  

5.

歴史

歴史

によって

克服

する」の

解釈

って

は、 が「 る。   「 は、 い。 」、「 」、「 た、 で、 「「 と「 る。 調 は、 議論 において 重要 箇所 なので 引用 しておきたい。   「 普遍史 現在的文化総合 循環 し、 えず 歴史 たにしていく。つまり、 こうして 歴史 たな「 歴史 」によって 更新 され、 克服 されていく。これは 永遠 課題 であり、 歴史 じられない り、 最終的 真理 にはたどりつけない。 55) は、 り、 る。 て、 と、 も、 る。 は、

参照

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