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オフィスビル外観の印象に関する研究

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Academic year: 2021

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(1)

建設省建築研究所  小島 隆矢 竹中工務店  武藤 浩 実践女子大学  槇 究 その1 パネル自身の語彙による印象評価 その2 「汚れ感」に関する要因分析 1 背景 外壁の汚れへの関心が高まっている かなり汚れている     8% 非常に汚れている      1% やや汚れている     28%  汚れている    19% 建物の約半分が汚れている 都内200件(1987年以降に施工)を ランダムサンプリング(1998年6月調査) 外壁は汚れてゆく 外壁は汚れてゆく 外壁は汚れてゆく 外壁は汚れてゆく 美観を損なう好ましくないもの 汚れていない    44% 企業イメージの低下 メンテナンスコスト(外壁の洗浄)    低汚染型塗料などの開発も盛ん 建物を所有・管理する企業の関心 建物を所有・管理する企業の関心 建物を所有・管理する企業の関心 建物を所有・管理する企業の関心

(2)

現実の場面では 現実の場面では 現実の場面では 現実の場面では そのような見方はしていない そのような見方はしていないそのような見方はしていない そのような見方はしていない 外壁の性質を含む感性的評価  外壁素材の種類や  建物デザインも影響するはず 全体から受ける不快な印象  要因を総合的に扱う 従来の評価では 従来の評価では従来の評価では 従来の評価では 汚れている部分だけに着目 汚れている部分だけに着目 汚れている部分だけに着目 汚れている部分だけに着目 汚れの状態による感覚的評価  明度差、形状、割合など 材料サンプルの評価  要因が別々に扱われている  (影響力の検討が不十分) 着眼点 建物全体の印象に基づく評価基準「汚れ感」の提案 2 汚れ感(汚い感じがする) 汚れ感(汚い感じがする) 汚れ感(汚い感じがする) 汚れ感(汚い感じがする) 汚れの程度(汚れている) 汚れの程度(汚れている)汚れの程度(汚れている) 汚れの程度(汚れている) 両者を区別 3 目的 「汚れ感」「汚れの程度」の要因と影響を把握 本報 その1 パネル自身の語彙による印象評価 本報 その1 パネル自身の語彙による印象評価 本報 その1 パネル自身の語彙による印象評価 本報 その1 パネル自身の語彙による印象評価 「汚れ感」「汚れの程度」がビル外観の印象に与える影響を把握 「汚れ感」「汚れの程度」がビル外観の印象に与える影響を把握 「汚れ感」「汚れの程度」がビル外観の印象に与える影響を把握 「汚れ感」「汚れの程度」がビル外観の印象に与える影響を把握 次報 その2 「汚れ感」に関する要因分析 次報 その2 「汚れ感」に関する要因分析 次報 その2 「汚れ感」に関する要因分析 次報 その2 「汚れ感」に関する要因分析 「汚れ感」「汚れの程度」を決定する要因を分析 「汚れ感」「汚れの程度」を決定する要因を分析 「汚れ感」「汚れの程度」を決定する要因を分析 「汚れ感」「汚れの程度」を決定する要因を分析 汚れ感 汚れ感汚れ感 汚れ感 汚れの程度 汚れの程度汚れの程度 汚れの程度 外観の印象外観の印象外観の印象外観の印象 汚れの状態 汚れの状態 汚れの状態 汚れの状態 壁面素材 壁面素材 壁面素材 壁面素材 その2 要因の分析 その2 要因の分析 その2 要因の分析 その2 要因の分析 どんな場合に汚い感じがするか? どんな場合に汚い感じがするか? どんな場合に汚い感じがするか? どんな場合に汚い感じがするか? その1 影響の分析 その1 影響の分析 その1 影響の分析 その1 影響の分析 汚い感じはどんな印象につながるか? 汚い感じはどんな印象につながるか? 汚い感じはどんな印象につながるか? 汚い感じはどんな印象につながるか?

(3)

・評価項目を各パネルごとに作成

・評価項目を各パネルごとに作成

・評価項目を各パネルごとに作成

・評価項目を各パネルごとに作成

・パネル自身の語彙を用いる

・パネル自身の語彙を用いる

・パネル自身の語彙を用いる

・パネル自身の語彙を用いる

・一人一人の視点や表現を尊重したい

・一人一人の視点や表現を尊重したい

・一人一人の視点や表現を尊重したい

・一人一人の視点や表現を尊重したい

・その人にとって重要でないことまで

・その人にとって重要でないことまで

・その人にとって重要でないことまで

・その人にとって重要でないことまで

評価させたくない

評価させたくない

評価させたくない

評価させたくない

オフィスビル外観の全体的な印象を オフィスビル外観の全体的な印象を オフィスビル外観の全体的な印象を オフィスビル外観の全体的な印象を ありのままに把握するために・・・ ありのままに把握するために・・・ ありのままに把握するために・・・ ありのままに把握するために・・・

個別尺度法

個別尺度法

個別尺度法

個別尺度法

5 方法 調査方法

・評価対象

・評価対象

・評価対象

・評価対象

:一般的な

:一般的な

:一般的な

:一般的な5~

~10階建てオフィスビル

階建てオフィスビル

階建てオフィスビル67棟

階建てオフィスビル

・評価パネル

・評価パネル

・評価パネル

・評価パネル :

::

:11名

・提示方法

・提示方法

・提示方法

・提示方法

:全景写真をスライド映写にて提示

:全景写真をスライド映写にて提示

:全景写真をスライド映写にて提示

:全景写真をスライド映写にて提示

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・スライドを見ながら、印象表現語を

・スライドを見ながら、印象表現語を

・スライドを見ながら、印象表現語を

・スライドを見ながら、印象表現語を

各自、自由に書き出す。

各自、自由に書き出す。

各自、自由に書き出す。

各自、自由に書き出す。

・全写真の提示終了後、各自、印象語を整理。

・全写真の提示終了後、各自、印象語を整理。

・全写真の提示終了後、各自、印象語を整理。

・全写真の提示終了後、各自、印象語を整理。

10語程度にまとめ、個人別の評価項目とする。

語程度にまとめ、個人別の評価項目とする。

語程度にまとめ、個人別の評価項目とする。

語程度にまとめ、個人別の評価項目とする。

・再度、写真を提示し、

・再度、写真を提示し、

・再度、写真を提示し、

・再度、写真を提示し、

(4)

6 方法 分析方法:パーソナル・コンストラクト型数量化Ⅲ類 評 評 評 評 評価 評価 評価 評価価対価対価対価対対象対象対象対象 No NoNo No パネルパネルパネルパネル 評価語評価語評価語評価語 1 2111 222 3333 ••• 67676767 1 11 1 1111 堅実そう堅実そう堅実そう堅実そう 2 22 2 1111 面白い面白い面白い面白い 評定値評定値評定値評評定値評評評 値値値値 3 33 3 :::: :::: 0-0-0-0--1-1-1-1 : :: : 2 22 2 単調単調単調単調 2 22 2 暗い暗い暗い暗い : :: : :::: 3 33 3 こじんまりこじんまりこじんまりこじんまり 3 33 3 威圧的威圧的威圧的威圧的 : :: : :::: 個人別に 個人別に 個人別に 個人別に 異なる言葉 異なる言葉異なる言葉 異なる言葉 * ** *のべのべのべのべ103103103103語語語語 →該当するビル →該当するビル →該当するビル →該当するビル3333個以下を個以下を個以下を個以下を  除去して  除去して  除去して  除去して93939393語語語語 ((((パネル⊃項目パネル⊃項目パネル⊃項目パネル⊃項目))))×対象の×対象の×対象の×対象の 0-1 0-1 0-1 0-1型データ行列を型データ行列を型データ行列を型データ行列を 数量化三類 数量化三類数量化三類 数量化三類 x y z ちぐはぐ のびのびしている おもしろい 開放感 変化がある かわいらしい 斬新 一面的・看板的 きまっている 不気味 色づかいの悪い やわらかい 明るい 色づかいの良い バランスの悪い 面白い 落ち着いている リズミカル 安定 圧迫感のある 工夫がある 周囲に対して威圧的 周囲に対して威圧的 すっきりシャープ てかてかしている 高い 透明感がある 人工的 透明な スマートな 軽い 均整のとれた 平たい 工夫している 無機質 明るい やわらかい きどった ぬめっとした モダンな つるつる 単調 変化がない つまらない 機能的 美しくない こじんまりのない 謙虚な 格好が悪い かたくるしい 固い 安っぽい 無機質な 暗い シャープな バランスが悪い 平面的 壁の色が悪い 人間的でない 閉鎖的 イヤらしい ねむい ズーンと迫ってくる ズーンと迫ってくる やぼったい のっぺりしている のっぺりしている きゃしゃ  しょぼい 暗い  ブキミ悪い もうかってなさそう きゅうくつな たよりない でこぼこ かわいらしい 威圧的 ざらついた 堅実そう 生命感のある 自然な 壁の色がよい 無骨な 落ち着いた 7 結果① オフィスビル外観の印象評価語の布置

(5)

-1.5 -1 -0.5 0 0.5 1 di m 2 -1.5 -1 -0.5 0 .5 1 1. dim1 dim 1111 di m 2222 -1.5 -1 -0.5 0 0.5 1 1.5 di m 2 -1.5 -1 -0.5 0 .5 1 1. 8 結果② オフィスビルの布置 di m 2222

汚れ感 2~3

(6)

-1.5 -1 -0.5 0 0.5 1 1.5 di m 2 -1.5 -1 -0.5 0 .5 1 1. dim1 8 結果② オフィスビルの布置 dim 1111 di m 2222

汚れ感 3~4

-1.5 -1 -0.5 0 0.5 1 1.5 di m 2 -1.5 -1 -0.5 0 .5 1 1. dim1 8 結果② オフィスビルの布置 dim 1111 di m 2222

汚れ感 4~5

(7)

-1.5 -1 -0.5 0 0.5 1 di m 2 -1.5 -1 -0.5 0 .5 1 1. dim1 dim 1111 di m 2222

汚れ感 5~6

-1.5 -1 -0.5 0 0.5 1 1.5 di m 2 -1.5 -1 -0.5 0 .5 1 1. 8 結果② オフィスビルの布置 di m 2222

汚れの程度 1~2

(8)

-1.5 -1 -0.5 0 0.5 1 1.5 di m 2 -1.5 -1 -0.5 0 .5 1 1. dim1 8 結果② オフィスビルの布置 dim 1111 di m 2222

汚れの程度 2~3

-1.5 -1 -0.5 0 0.5 1 1.5 di m 2 -1.5 -1 -0.5 0 .5 1 1. dim1 8 結果② オフィスビルの布置 dim 1111 di m 2222

汚れの程度 3~4

(9)

-1.5 -1 -0.5 0 0.5 1 di m 2 -1.5 -1 -0.5 0 .5 1 1. dim1 dim 1111 di m 2222

汚れの程度 4~5

-1.5 -1 -0.5 0 0.5 1 1.5 di m 2 -1.5 -1 -0.5 0 .5 1 1. 8 結果② オフィスビルの布置

汚れの程度

汚れの程度

汚れの程度

汚れの程度

 R=

 R=

 R=

 R=0.40

汚れ感

汚れ感

汚れ感

汚れ感

 R=

 R=

 R=

 R=0.69

di m 2222

(10)

-1.5 -1 -0.5 0 0.5 1 1.5 di m 2 もうかってなさそう たよりない 安っぽい しょぼい やぼったい 暗い きゅうくつな つまらない -1.5 -1 -0.5 0 .5 1 1. dim1 しょぼい 暗い やぼったい  しょぼい 暗い やぼったい  しょぼい 暗い やぼったい  しょぼい 暗い やぼったい  きゅうくつ もうかってなさそう きゅうくつ もうかってなさそう きゅうくつ もうかってなさそう きゅうくつ もうかってなさそう 安っぽい 安っぽい 安っぽい 安っぽい たよりないたよりないたよりないたよりない 9 結果③ 汚れ感評定値が大きいビルの印象評価語 dim 1111 di m 2222 10 結論 汚れ感の与えるマイナスイメージ  「汚い」「汚れている」等の印象語は使われていない   「汚い」「汚れている」等の印象語は使われていない   「汚い」「汚れている」等の印象語は使われていない   「汚い」「汚れている」等の印象語は使われていない  汚れ感の大きいビルは景気の悪そうな印象を与える 汚れ感の大きいビルは景気の悪そうな印象を与える 汚れ感の大きいビルは景気の悪そうな印象を与える 汚れ感の大きいビルは景気の悪そうな印象を与える  しょぼい・きゅうくつな・もうかってなさそう・暗い・たよりない・・・   しょぼい・きゅうくつな・もうかってなさそう・暗い・たよりない・・・   しょぼい・きゅうくつな・もうかってなさそう・暗い・たよりない・・・   しょぼい・きゅうくつな・もうかってなさそう・暗い・たよりない・・・  オフィスビル外観を見て、 オフィスビル外観を見て、オフィスビル外観を見て、 オフィスビル外観を見て、 「汚れ感」が意識されることは少ない 「汚れ感」が意識されることは少ない「汚れ感」が意識されることは少ない 「汚れ感」が意識されることは少ない 「 「「 「汚れ感」が意識されるのではなく汚れ感」が意識されるのではなく汚れ感」が意識されるのではなく汚れ感」が意識されるのではなく 別の言葉で表現される 別の言葉で表現される 別の言葉で表現される 別の言葉で表現される マイナスイメージを与えている マイナスイメージを与えている マイナスイメージを与えている マイナスイメージを与えている

(11)

建設省建築研究所  小島 隆矢 竹中工務店  武藤 浩 実践女子大学  槇 究 その1 パネル自身の語彙による印象評価 その2 「汚れ感」に関する要因分析 1 現象① 汚れていても、汚いと感じられにくい建物とは 一般に、汚れている建物は汚いと感じられるが… 汚れていないのに、汚いと感じられやすい建物(左)や 汚れているのに、汚いと感じられにくい建物(右)もある 汚れていても、汚いと感じられにくい 汚れていても、汚いと感じられにくい汚れていても、汚いと感じられにくい 汚れていても、汚いと感じられにくい

(12)

汚れの状態や外壁素材の性質の、 汚れの状態や外壁素材の性質の、 汚れの状態や外壁素材の性質の、 汚れの状態や外壁素材の性質の、 汚れ感への影響度を把握する → ねらい② 汚れ感への影響度を把握する → ねらい②汚れ感への影響度を把握する → ねらい② 汚れ感への影響度を把握する → ねらい② 汚れの状態や外壁素材の性質の、 汚れの状態や外壁素材の性質の、汚れの状態や外壁素材の性質の、 汚れの状態や外壁素材の性質の、 汚れ感への影響度を把握する → ねらい② 汚れ感への影響度を把握する → ねらい② 汚れ感への影響度を把握する → ねらい② 汚れ感への影響度を把握する → ねらい② 2 現象② 汚れ感に影響する要因は何か 部分的に濃い汚れがある建物(左)と、 全体的に薄く汚れている建物(右)では、どちらが汚いと感じられる? 同じ汚れなら、レンガタイルの建物の方が汚いと感じられない? 汚れ感と汚れの程度の官能評価実験 汚れ感と汚れの程度の官能評価実験汚れ感と汚れの程度の官能評価実験 汚れ感と汚れの程度の官能評価実験 データ分析に多変量解析手法を利用 データ分析に多変量解析手法を利用 データ分析に多変量解析手法を利用 データ分析に多変量解析手法を利用 (回帰分析など) (回帰分析など) (回帰分析など) (回帰分析など) 汚れ感と汚れの程度の官能評価実験 汚れ感と汚れの程度の官能評価実験 汚れ感と汚れの程度の官能評価実験 汚れ感と汚れの程度の官能評価実験 データ分析に多変量解析手法を利用 データ分析に多変量解析手法を利用 データ分析に多変量解析手法を利用 データ分析に多変量解析手法を利用 (回帰分析など) (回帰分析など)(回帰分析など) (回帰分析など) 3 方針 官能評価実験および多変量解析手法による分析 ねらい ねらい ねらい ねらい 汚れていても、 汚いと感じられにくい 建物の特徴を把握する 汚れの状態や外壁素材の 性質の、汚れ感への 影響度を把握する 実施内容 実施内容 実施内容 実施内容 ①汚れの程度と   汚れ感の違いの確認 ②汚れ感に影響する特徴の抽出 ③特徴の絞り込みと影響度の   数値化(汚れ感の評価式)

(13)

一般的な67のオフィスビル 被験者35名 全景 部分 清潔 な感じ 汚い 感じ 非 常 に ▼ 7 か な り ▼ 6   や や ▼ 5 非 常 に ▼ 1 か な り ▼ 2   や や ▼ 3         4 汚れ感(汚い感じがするか) 汚れ感(汚い感じがするか) 汚れ感(汚い感じがするか) 汚れ感(汚い感じがするか) 汚れの程度(汚れているか)汚れの程度(汚れているか)汚れの程度(汚れているか)汚れの程度(汚れているか) 汚れていない 汚れている 1 2 3 4 5 評価平均値を 評価平均値を 評価平均値を 評価平均値を 分析に使用 分析に使用 分析に使用 分析に使用 汚れの程度と汚れ感の違いの確認 結果① 5 2 4 6 1 3 5 「汚れ度」の評定平均値 「汚れ感」 の評定平均値 相関係数=0.74 汚れている建物が、必ずしも 汚れている建物が、必ずしも汚れている建物が、必ずしも 汚れている建物が、必ずしも 汚れている建物が、必ずしも 汚れている建物が、必ずしも 汚れている建物が、必ずしも 汚れている建物が、必ずしも 汚れている範囲が一部 汚れていても 汚れていても 汚れていても 汚れていても 汚いと感じられ 汚いと感じられ 汚いと感じられ 汚いと感じられ にくい建物 にくい建物 にくい建物 にくい建物 目地が目立つ

(14)

汚れ感に影響する特徴の抽出 結果② 6 評価者5名への ヒアリングで補足 要因を2つに分類、 カテゴリーを設定 カテゴリー 明度差 2程度/1程度/0.5程度/それ以下 規則性 規則的/やや規則的/ばらばら 範囲 全体/部分 形状 直線状/紡錘状/雨だれ/雲状・斑状/しみ・くすみ 仕上げ材料 ガラス/タイル/石/金属パネル/塗材・素地 明度 9程度/8程度/7程度/それ以下 色相 無彩色/暖色系/寒色系 模様 ある/ない 目地 目立つ/目立たない 凹凸 激しい/少ない/フラット 要因 汚 れ の 状 態 外 壁 素 材 の 性 質 各刺激について 各刺激について各刺激について 各刺激について 該当する 該当する該当する 該当する カテゴリーを判定 カテゴリーを判定カテゴリーを判定 カテゴリーを判定 汚れの状態だけでほぼ説明できる 汚れの状態だけでほぼ説明できる汚れの状態だけでほぼ説明できる 汚れの状態だけでほぼ説明できる =仕上げ材料の種類によらない =仕上げ材料の種類によらない =仕上げ材料の種類によらない =仕上げ材料の種類によらない 汚れの状態だけでほぼ説明できる 汚れの状態だけでほぼ説明できる 汚れの状態だけでほぼ説明できる 汚れの状態だけでほぼ説明できる =仕上げ材料の種類によらない =仕上げ材料の種類によらない =仕上げ材料の種類によらない =仕上げ材料の種類によらない 特徴の絞り込みと影響度の数値化(汚れの程度) 結果③ 7 回帰分析(目的変数=汚れの程度、説明変数=10要因) カテゴリー 明度差 2程度>1程度>0.5程度>それ以下 規則性 ばらばら>やや規則的>規則的 範囲 全体>部分 形状 直線状/紡錘状/雨だれ/雲状・斑状/しみ・くすみ 仕上げ材料 ガラス/タイル/石/金属パネル/塗材・素地 明度 9程度/8程度/7程度/それ以下 色相 無彩色/暖色系/寒色系 模様 ある/ない 目地 目立つ/目立たない 凹凸 激しい/少ない/フラット 要因 汚 れ の 状 態 外 壁 素 材 の 性 質 寄与率R** =0.63 残差平方和 =12.70 残差標準偏差=0.50 明度差が大きい 明度差が大きい 明度差が大きい 明度差が大きい ほど、汚れている ほど、汚れている ほど、汚れている ほど、汚れている と評価されている と評価されている と評価されている と評価されている

(15)

汚れの程度だけでは説明できない 汚れの程度だけでは説明できない汚れの程度だけでは説明できない 汚れの程度だけでは説明できない =外壁素材の性質も影響 =外壁素材の性質も影響 =外壁素材の性質も影響 =外壁素材の性質も影響 汚れの程度だけでは説明できない 汚れの程度だけでは説明できない 汚れの程度だけでは説明できない 汚れの程度だけでは説明できない =外壁素材の性質も影響 =外壁素材の性質も影響=外壁素材の性質も影響 =外壁素材の性質も影響 カテゴリー 明度差 2程度/1程度/0.5程度/それ以下 規則性 規則的/やや規則的/ばらばら 範囲 全体>部分 形状 雨だれ/雲状・斑状/しみ・くすみ>直線状>紡錘状 仕上げ材料 塗材・素地>金属パネル>タイル/石>ガラス 明度 9程度/8程度/7程度/それ以下 色相 無彩色/暖色系/寒色系 模様 ない>ある 目地 目立たない>目立つ 凹凸 激しい/少ない/フラット 外 壁 素 材 の 性 質 汚 れ の 状 態 汚れの程度 要因 寄与率R** =0.73 残差平方和 =6.96 残差標準偏差=0.39 回帰分析(目的変数=汚れ感、説明変数=汚れの程度+10要因) 汚れの程度で 汚れの程度で汚れの程度で 汚れの程度で 説明できない 説明できない説明できない 説明できない 部分を明らかに 部分を明らかに部分を明らかに 部分を明らかに 汚れ感のモデル 汚れ感 汚れの程度 汚れの状態に関する要因 外壁素材の性質に関する要因 明度差  規則性  範囲  形状  仕上げ材料  模様  目地  明度  色相  凹凸 34.86 6.85 7.35 7.81 10.72 5.45 6.26 12.01 79.06 数字は、分散比の値 回帰分析の結果を模式化、汚れの程度や各要因との関係 結果⑤ 9

(16)

評価式の精度(汚れ感) 検証 10 汚れ感の予測値=4.45 (実測値=4.91) 1 2 3 4 5 6 7 1 2 3 4 5 6 7 評価式による予測値 評価実験に よ る 実 測値 精度もまずまず 精度もまずまず精度もまずまず 精度もまずまず 検証用サンプルの例 説明変数名 残差平方和 変化量 分散比 偏回帰係数 定数項 8.29 1.34 9.05 1.22 汚れ度 18.66 11.70 79.06 0.58 仕上げ材料 10.42 3.47 7.81 ガラス タイル* 石* 金属パネル 塗材・素地 範囲 8.54 1.59 10.72 全体 部分 目地 8.73 1.78 12.01 目立つ 目立たない 形状 8.57 1.61 5.45 直線状 紡錘状 雨だれ* 雲状・斑状* しみ・くすみ* 模様 7.88 0.93 6.26 ある なし 明度 6.27 -0.69 1.60 凹凸 6.82 -0.14 0.46 色相 6.83 -0.12 0.41 明度差 6.83 -0.13 0.28 規則性 6.93 -0.03 0.10 0.33 0 -0.27 0.24 0 0 -0.41 0 0.43 0 0.28 0.44 1.00 まとめ 建物全体の印象に基づく評価基準「汚れ感」を構築 11 ね ら い ね ら い ね ら い ね ら い ①汚れていても、汚いと感じられにくい建物の特徴 ②汚れの状態や外壁素材の性質の、汚れ感への影響度 ①汚れの程度と汚れ感は一致しない   「汚れていても、汚いと感じられにくい建物がある」 ②汚れの程度は、汚れの状態(明度差、規則性、範囲)   でほぼ説明できる(仕上げ材料の種類によらない) ③汚れ感は、汚れの程度だけでは説明できない   外壁素材の性質(仕上げ材料、模様、目地)も影響 結   果 結   果 結   果 結   果 回帰分析などの 多変量解析手法 オフィスビル外観写真 を用いた官能評価実験

参照

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